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男「俺は死んでるのか!?」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:37:21.39 ID:iZxsnoaz0
拡散の尖兵「グォァァァァ!!」 

腹の出た怪物に追い詰められて、俺は死んだ。死んだはずだった。

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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 20:56:21.33 ID:iZxsnoaz0
気がついたら、大きな神殿のような場所にいた。おれの国の神殿よりも数倍大きいかもしれない。

心折れた戦士「よぉ…、あんたもデーモンにやられたのか?」

青白く光る、使い込まれた武具をまとった男が声をかけてきた。

男「デーモン?あの腹の出た怪物のことか?」

心「怪物?ああ、とにかくデーモンにやられたんだな…。」

男「あの怪物の名前か?」

心「あんたをやったやつの他にもいるさ…。どのみち俺らはここからでられない。」

どうも要領を得ない…。おれはここがどこなのか聞くことにした。

心「おれもよくはしらんよ…。ボーレタリアのどこかってことだけさ。」

ボーレタリア…。少し前から濃霧におおわれている小国だ。

まさか天国だったとは。ん?なんだあの石が埋め込まれた壁は。

男「あれはなんだ?」

心「ああ、あれは要石さ。要人はデーモンの巣窟に俺たちを向かわせようと考えてんのさ。」

男「つまり、あれを使えば外に出られるのだな。よし、行くぞ。」

心「デーモンに殺されにいくようなもん…っておい!?なんで俺の腕を掴んでんだ!」

男「お前に案内してもらおうと思ってな。」 キリッ

心「あつかましいにもほどがあるだろ!」

なにかいってるが聞こえない、聞こえない。にしてもこれどう使うんだ?

男「取り外して使うのかそれとも…、うぉっ!?」 ピカッ!

突然石が輝きだし、俺と心はその光に吸い込まれていった。
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:11:15.38 ID:iZxsnoaz0
―ボーレタリア王城―

気がつくと俺たちは大きな石造りの橋の上にいた。視界には大きな城が写っていた。

男「あれがボーレタリア城か?噂に聞いていたとおりすごいな。」

心「あああなんでだどうしてこうなった。」

とりあえず、先に行くことにした。

男「俺はとりあえず城の中を見物してくる。お前もあとから追いついて来い。」

そういって俺は走り出した。実はけっこうドキドキ。

心「あああっておい!そっちには…いや、関係ねぇ。どうせすぐ戻ることになるんだしな。」

走りながらふと、誰かの気配を背後に感じた。

男「なんだ、もう追いつ…うわぁぁぁぁっ!!?」 ドテッ バッターン ゴロゴロ

血走った目をした男にいきなり斬りかかられた。どうにかかわしたが転んでしまった…。

奴隷兵1「ア〜」
 
奴隷兵2「アァ〜」

奴隷兵3「アア〜」

…………かこまれちゃった。




4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 21:25:52.42 ID:84HbryOlo
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5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:30:42.76 ID:iZxsnoaz0
奴隷兵達は鎧を身に着けていない。一撃浴びせれば倒せそうだ。俺は手にしていたロングソードを掴むと、一気に踏みこんで突き出した。

男「ハァッ!!」 ビュンッ ザシュッ!

奴1「グゥオオォォ…。」 ドサッ

続けて二体目にも攻撃したが盾で受けられてしまった。そして前後からの同時攻撃を俺は何とか転がってかわす。

男「ハー、ハー、クソッ、貴様らぁ!」  ビュンッ! スカッ!

起き上がりざまにあわてて放った一撃は敵にかすりもせず、その瞬間を待っていたかのように奴隷達は飛び掛ってきた。

男「クソッ…ここまでなのか?ようやく騎士になったというのにっ!」

???「オァァァァ!!」 ビュンッ ザシュッ ズバッ

奴隷兵達「アアッ〜…。」   ドサッ

奴隷兵たちは傷口から血を流して絶命した。そしてそこにあの心折れた戦士が立っていた。

心「ああっ!くそっ!俺はなにやってんだ!」

どうやらこいつが俺を救ってくれたらしい。
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 21:48:36.37 ID:iZxsnoaz0
男「ありがとう、そういえばまだ名前を聞いてなかったな。」

心「ああ、俺はコルカス。傭兵だよ。」

男「俺はレイヴだ。ここよりずっと南の地の騎士なんだ。」

コルカス「騎士様か…、にしちゃお粗末な戦いぶりだな。」

男「今まで決闘しか戦いの経験が無いものでな。しかし、見事だったぞコルカス。」

コルカス「ま、職業柄これくらいはな。」

ふぅむ、どうやらこのコルカス、小物に見えてなかなかやるようだ。俺は彼に協力を仰ぐことにした。

レイヴ「どうだろうコルカス、その力を大義のためにつかわないか?」

コルカス「なにが言いたいんだ。」

さっしのわるいやつだ…。

レイヴ「私とともにこの城を探ってほしい。」

途端、コルカスの表情が曇った。

コルカス「ハッ、馬鹿いうなよ。行くんならあんた一人で行きな。俺は戻るぜ。」 ダッ

走って行ってしまった。仕方ない、俺は騎士なのだ。一人だとしても進むのが騎士だ。
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