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唯「ホワイト・グリント」 -
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1 :
◆crj5rcA1jk
:2011/01/16(日) 01:45:58.53 ID:RNSTSb5p0
移転先はここでよかったのかな?
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1275409117/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/
満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/
旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/
にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/16(日) 03:31:05.09 ID:Yjnt65RAO
乙
まあ、あまり緊張するなよ。普段どうりにやればそれでいいぜ
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/16(日) 16:11:41.08 ID:AL67sfLDO
和「板の移転を確認。いい加減もう慣れたでしょう?」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/18(火) 19:57:12.74 ID:rUCYEQyAO
興<遅かったじゃないか…
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/22(土) 03:20:49.71 ID:KlLs6xU7o
新しく建てたんだね…
移転のスレに依頼したらスレごとこっちに飛ばせたのに…
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/27(木) 15:34:19.32 ID:BsxEg0jSO
今さらだが、
新しいスレ板にようこそ!!!!!
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/01/28(金) 00:50:21.44 ID:HAhAru3DO
わーーーーーい!
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/28(金) 17:41:03.43 ID:Fr8DCeWAO
歓迎しよう
盛大にな
9 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/01/28(金) 22:27:27.99 ID:XJRNeXqAO
スレを移してもらうこともできたんですね……
早漏野郎で申し訳ありません
明日か明後日の夜中あたりに投下させていただく予定です。
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/29(土) 22:32:49.84 ID:8U5jmMPmo
期待して待ってるんだよ!!
11 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:29:39.33 ID:OJPF4z380
お待たせしました。
投下します…の前に
アリャ太 不明ネクスト+ノーカウント撃破時
ttp://uproda.2ch-library.com/338425Ve3/lib338425.jpg
レイテルパラッシュ
ttp://uproda.2ch-library.com/3384278tN/lib338427.jpg
ノーカウント
ttp://uproda.2ch-library.com/338426JIq/lib338426.jpg
ビッグバレル
ttp://uproda.2ch-library.com/338428AGG/lib338428.jpg
鎧土竜
ttp://uproda.2ch-library.com/338429mDa/lib338429.jpg
12 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:31:03.40 ID:OJPF4z380
「レイテルパラッシュ、ウィン・D・ファンションだ」
無線を通じてナイフのような鋭い声が聞こえる。
レイテルパラッシュのリンクス、ウィン・D・ファンションだ。
「あっ……よろしくお願いします!!」
「えと、ウィン・D・ファンションさん?」
「ウィンディーで構わん、そっちの方が呼ばれ慣れている」
「は、はい!!」
「ウィンディー?その子を、唯をよろしく頼むわね」
唯とウィンディーの会話に和が割り込む。
「っ!?」
「噂には聞いていたが、本当にあなたが……」
和の声を聞き、少し動揺した様子でウィンディーが言う。
13 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:31:52.67 ID:OJPF4z380
和の声を聞き、少し動揺した様子でウィンディーが言う。
「和ちゃーん、知り合い?」
二人の会話を聞いて疑問に思った唯が和に問いかける。
「少しね、まあ気が向いたときにでも話すわ」
「さて、気を引き締めなさいね二人とも」
「2機とはいえ、1機はイレギュラーよ」
いつものごとく唯を軽くあしらい、オペレーションに戻った和が唯とウィンディーに言った。
「わかっているさ、準備はいいか唯?」
「いつでも大丈夫ですよ!ウィンディーさん!」
「いくぞ!!」
14 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:33:42.75 ID:OJPF4z380
ウィンディーの掛け声とともに、漆黒のネクストと真鍮色のネクストがブーストを噴かす。
二体がしばらく疾走していると、前方から機影が2つ見えてきた。
ジャンクションの上を走る深い青色の逆関節型ネクストがノーカウント
兵装を見るに、ECMで撹乱しつつ狙撃する、といった戦闘スタイルだろう。
一方でジャンクション下の砂漠と化した地面を疾走している淡い緑色の四脚型ネクスト
こちらがデータにはない、『イレギュラー』だ。
コアはアリャ太と同じくアリーヤが使用されているが、特に目を引くのが右背の兵装、コジマキャノンだ。
――――コジマキャノン――――
その名の通り、コジマ粒子をチャージ、電磁誘導で加速させ発射するものであり
ソルディオスキャノンにもこの技術が使用されている
破壊力は絶大で、フルチャージであれば軽量型のネクストなら消し飛ぶだろう
またチャージ中は淡い緑色に発光し、KPが消費され、自機のPAが減衰する。
「敵ネクストを確認、排除を開始する」
敵機を視認したウィンディーが激しくブーストを噴かす。
15 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:34:44.50 ID:OJPF4z380
「見えたわね?唯」
「敵ネクストを排除するわよ」
「1機はノーカウント、もう1機が不明ネクストよ」
「何をしてくるかわからないわ、くれぐれも気をつけて!」
和が改めてミッションの確認をし、唯に注意を促す。
「はい!」
アリャ太も加速しレイテルパラッシュに並ぶ。
敵機もこちらの動きに反応し、四脚の不明ネクストはジャンクションの下に潜り込む。
ノーカウントは逆関節のジャンプ力を生かし飛び上がった。
「なるほど、四脚が頭か」
ウィンディーが納得したような口調で呟く。
2機の挙動を見ただけで、その関係と力量を見抜いたようだ。
「私がやろう、逆関節は任せる」
16 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:36:21.63 ID:OJPF4z380
そう言うと、レイテルパラッシュはジャンクションを支える無数の柱を縫うように動き回る四脚の不明ネクストへと向かった。
四脚のネクストもその動きを察してか、レイテルパラッシュへと狙いを定める。
滑るような動きで距離を測りつつ、静かに左背のスナイパーキャノンを構える。
両者の距離が1000mまで縮まった瞬間、――ダンっ――
スナイパーキャノンから大口径の弾丸が放たれた。
――――――
「っ!ウィンディーさん」
「あの子なら大丈夫!自分の目の前のことに集中なさい!」
銃声を聞きウィンディーの身を案じる唯に和が一喝する。
「うん!」
意識をノーカウントに向けたまま返事をする。
ノーカウントは依然として、空中を浮かびながらレーザーライフルとスナイパーライフルを交互に放ってくる。
しかし、狙い自体は正確とは言えず、アリャ太のPAを掠りはするものの決定的なダメージは与えられていない。
その一方で、自らはアリャ太の攻撃により確実にダメージが蓄積している。
17 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:37:18.88 ID:OJPF4z380
「くそっ!くそっ!」
無線から聞こえるのはノーカウントのリンクス、パッチ・ザ・グッドラックの声だ。
アリャ太を前にして焦っていることが、声色からも容易に窺える。
それもその筈、本来ならば自分などがどうこう出来る相手ではないことを知っているのである。
しかし、その口元はグニャリと歪んでいた。
「おい!もういいだろ!さっさと出てこいよ!!」
突然パッチが声を荒げる。
「そうですね、では私も楽しませていただくとしましょう」
ネットリと纏わりつくような声が無線から発せられる。
次の瞬間、黒と茶色の逆関節型ネクストがOBでこちらへと迫ってきた。
「あ、新手!?聞いてないよ!!」
「敵ネクスト、3機目ですって!?」
「聞いてないわよ!!」
唯と和が動揺を隠しきれない様子で言う。
18 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:38:30.57 ID:OJPF4z380
「いい加減な情報を!!」
「なんのためのBRFよ!バカバカしい!!」
和の憤りの籠った声が無線を震わせる。
「ミサイルカーニバルです、派手にいきましょう」
恍惚とした口調で言うと、逆関節の不明ネクストは右背のミサイルポッドを起動
淡い緑色の軌跡を残すミサイルを放った。
「コジマミサイル!?」
テレジアとの戦いで、その威力を見せ付けられた唯がいち早く反応し、OBを起動
それと同時にフレアをバラ撒き、逆関節の不明ネクストの懐へと飛び込んだ。
――――――
四脚の不明ネクストが放った弾丸はレイテルパラッシュを捉える事はなく、柱の一本を粉々にするだけに終わった。
「甘いな」
予見していたかのように寸前で左にQBを噴かしたウィンディーは弾丸を回避
右手に握られたレールガンを四脚のネクストへ向け、電磁加速された弾丸を放つ。
PA貫通力の高いレールガンの一撃は容易く四脚のネクストの右肩を貫いた。
19 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/01/31(月) 01:39:37.10 ID:OJPF4z380
「ーーっ!!」
ダメージのフィードバックによる激痛に四脚のネクストのリンクスは声も上げずに耐える。
「どうした?イレギュラーといっても、所詮はそんなところか?」
ウィンディーが敵のリンクスに向け、挑発的な言葉を浴びせる。
その言葉に対しても、一切の言葉を発しない敵リンクスはぎこちない動きになりつつも機体を滑らせる。
「大したものだな」
そう言うと追撃を仕掛けるべく、ウィンディーがレーザーブレードを起動しようとした。
「ウィンディー!新手よ!!」
「和!?新手だと!?」
和から通信が入り、レーザーブレードを下ろす。
「バラバラで戦うのは危険な相手だわ!唯と合流して!!」
「そのようだな、了解した」
状況を把握したウィンディーはレイテルパラッシュを唯の方向へ向き直らせた。
そして、態勢を立て直しつつある四脚のネクストを尻目に唯の元へ向かう。
20 :
◆crj5rcA1jk
:2011/01/31(月) 01:42:18.40 ID:OJPF4z380
と今日はここまでです。
不明ネクスト+ノーカウント撃破は思いのほか長くなりそうですね……
次回も来週以降となる予定です。
ありがとうございました!!
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/31(月) 07:34:19.73 ID:YUVJqe/AO
乙ダルヴァ
面白い面白いよ
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/31(月) 08:04:47.49 ID:lHoQosdSO
乙!
見てるよ
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/31(月) 17:14:52.05 ID:FyaJB+2AO
乙
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/01/31(月) 17:19:28.92 ID:iowsvSLKo
ういうい
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/04(金) 15:54:11.18 ID:faE47PMSO
まだ…まだですか…?
26 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/02/08(火) 21:32:57.60 ID:ZB66cNvAO
明日の夜中くらいに投下出来そうです。
もう少々お待ち下さい。
十六茶買わないと……
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/09(水) 20:28:19.16 ID:J95Vv9TSO
行けるな?
>>1
。
28 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/10(木) 03:03:03.19 ID:sccjAZhu0
お待たせしました。
あっ、十六茶のおまけは澪にしました。
では投下します。
「…………」
安全装置が働き激痛から解放された四脚の不明ネクストのリンクス、ブッパ・ズ・ガンがコジマキャノンを起動。
右背を不気味に発光させながら、レイテルパラッシュを追う。
――――――
「なるほど、簡単には当たってくれませんか」
逆関節の不明ネクストのリンクス、PQが感心したように言う。
唯はフレアで撹乱すると同時に、コジマミサイルを潜り抜け逆関節の不明ネクストへと急接近した。
PQの愛機である鎧土竜が装備しているコジマミサイルはテレジアが使用していたものとは異なり、
垂直に発射されるタイプであり、その長所としては発射方式の恩恵を受け、
迎撃される可能性が通常タイプのものよりも格段に低くなることで、他のミサイルとの併用により撹乱効果も得られる。
しかし、垂直発射故に近距離の目標に対しては、旋回が追い付かずに外れてしまうという弱点も生じる。
唯の特攻はその特性を瞬時に見抜いてのものであった。
「次はこっちの番!」
そう言うと唯は両手の火器を鎧土竜に向け乱射する。
それよりもほんの数瞬遅れて、鎧土竜は大きく飛び上がった。
銃口より吐き出された無数の弾丸は虚しく空間を抉る。
29 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/10(木) 03:06:19.57 ID:sccjAZhu0
「こっちも忘れてもらっては困るな」
鋭い声と共に放たれた光弾が鎧土竜の装甲を焼く。
レイテルパラッシュのパルスキャノンだ。
「これは……、いけませんね」
PQの口調は相変わらずだったが、ほんのわずかに焦りの色が混じっている。
「…………」
右肩から先を失った四脚の不明ネクスト、ビッグバレルが凄まじい機動力で鎧土竜と合流する。
相手もこちら側の戦力を十分に理解したうえでの行動だろう。
「パッチ、あなたは自分に出来ることだけをして下さい」
「分かっている、やることはやるさ」
PQの呼びかけに答えつつ、乱戦を見下ろす形でノーカウントが接近する。
「約束は守れよ、ブッパ・ズ・ガン、面倒はごめんだ」
空中に浮かんだままパッチがブッパへと話しかける。
「…………」
ブッパからは長い沈黙のみが返されるが、その沈黙の終わりと共に再び乱戦が再開される。
ビッグバレルが残っている左腕を上げハンドミサイルを放つ、それと同時に鎧土竜もコジマミサイルとミサイルを放った。
まさにカーニバルと呼ぶにふさわしいミサイル弾幕がアリャ太とレイテルパラッシュに襲いかかる。
それに対して唯は再びフレアをバラ撒き、レイテルパラッシュの進路を確保する。
フレアに誘導されたミサイルが次々と地面に着弾する中、淡い緑色の爆発が起きる。
コジマミサイルが着弾したのである。それによって引き起こされたコジマ汚染により、敵味方関係無くPAが減衰する。
30 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/10(木) 03:08:48.38 ID:sccjAZhu0
「そこだっ!」
PAの減衰をものともせずウィンディーはレーザーブレードを起動。
ビッグバレルへと袈裟斬り気味に斬りかかる。
「…………」
しかし相手も簡単には斬られてはくれず、上半身を捻りながら左へQBすることで逃れる。
そのブレード使用後のわずかな隙を狙って、鎧土竜がレーザーライフルをレイテルパラッシュに向ける。
レーザーライフルから光条が放たれる直前、アリャ太が右背のグレネードキャノンを起動
榴弾を鎧土竜へ放つ、それを敏感に察知したPQは即座に鎧土竜を後ろへQBさせる。
その結果、榴弾は空を切りジャンクションの柱へ命中、爆風に撒かれた鎧土竜は態勢を崩し、レイテルパラッシュはその銃口から逃れた。
「すまんな、助かった」
「いえいえ!」
唯とウィンディーがわずかに会話を交わす。
しかし、その間にも戦闘は続いている。
両者に大口径の弾丸と青色の光条が伸びる。
その攻撃を二人は右と左にそれぞれQBすることで回避する。
二機を分断させたところでビッグバレルが細かなブースト捌きでアリャ太に接近、その右背は今にも爆発しそうに煌めいている。
31 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/10(木) 03:10:45.29 ID:sccjAZhu0
「くっ!?」
異変を察知した唯はQBした直後のアリャ太の上体を無理矢理反らす。
その直後、ビッグバレルの右背が光を解放、電磁誘導されたコジマ粒子がアリャ太を喰らうべく襲いかかる。
「うっ!!」
唯の咄嗟の判断により直撃は避けることができたものの、左背の近距離レーダーが根元から抉られてしまった。
唯はダメージのフィードバックに思わず呻いてしまう。
それを見たウィンディーはすぐさま、レイテルパラッシュをアリャ太とビッグバレルの間に割り込ませる。
「なるほど、できるな……」
ウィンディーは納得したような口調で呟き、レイテルパラッシュの左背の兵装を起動する。
起動前は大きな剣を思わせるフォルムだったが、起動することで前方へ倒れこみ固定され銃口が露わになる。
ハイレーザーを2発同時に発射する双発式のハイレーザーキャノン「HLC09-ACRUX」である。
その火力はEN武器の中でもトップクラスであるが、リロード時間が長いため一度発射すると次の発射まで時間がかかる。
ハイレーザーキャノンを起動している間も、鎧土竜とビッグバレルの攻撃は止むことはないが、唯をカバーしつつレールガンで応戦する。
32 :
◆crj5rcA1jk
:2011/02/10(木) 03:12:31.04 ID:sccjAZhu0
短いですが今回は以上です。
次の投下はまた来週くらいになるかと思います。
どうかお付き合い下さい。
ありがとうございました!!
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/10(木) 08:15:01.34 ID:Zx/C4ZkSO
お疲れ様。今はゆっくり休んで。
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/10(木) 15:41:13.83 ID:3U9N3EjAO
この感覚…!
>>1
乙!!
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/16(水) 16:02:58.63 ID:mHy4J2+co
ういうい
36 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/02/19(土) 22:55:46.15 ID:zN1pDHLAO
来週の月曜日か火曜日に投下させていただきます。
※このスレでのQBとは「クイックブースト」のことです。
女子中学生をたぶらかす白い淫獣とは一切関係ありません。
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/21(月) 16:58:12.66 ID:bLi0K6zSO
おkwwww
AC起動して待ってます。
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 00:34:36.95 ID:NB2UPzLAO
遅かったじゃないか
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/22(火) 16:19:52.00 ID:dQUgA23Lo
いよいよ今日かwktk
40 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:37:00.41 ID:3Wg6g7LG0
お待たせしました。
投下させていただきます!
「ば、化け物どもが……」
四機の戦いを見下ろしているパッチが震えた声で呟く。
先程から自らもアリャ太とレイテルパラッシュに火器を向け、放っているのだが
放たれた弾丸はことごとく回避され、お返しとばかりに自機の装甲が抉られ、焼かれていく。
ECM発生器もとうに撃ち尽くしており、自分一人蚊帳の外という状況である。
「ひぃっ!!」
突然パッチが情けない声を上げる。
その原因は眼下で行われている戦いでレイテルパラッシュが放ったハイレーザーだ。
放たれた螺旋状に渦巻く巨大な光条は真っ直ぐに伸び、遠く離れたビルを焼いた。
鎧土竜とビッグバレルに命中こそしなかったものの、両者の攻撃の手を止めるには十分だった。
「おい?いけるな!?」
ウィンディーの鋭い声が響く。
「も、もう大丈夫です」
ダメージから回復した唯がその声に答える。
その言葉を合図にレイテルパラッシュが前方にQB、鎧土竜から離れたビッグバレルへ肉薄する。
41 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:39:23.46 ID:3Wg6g7LG0
「そうはいきませんよ……」
PQがジメジメとした口調で呟き鎧土竜を跳躍させる。
「させないよ!」
レイテルパラッシュに気をとられていたPQは自らに迫っていた漆黒の機体に接近を許す。
慌てて鎧土竜をアリャ太へと向き直らせようとするが、その時にはアサルトライフルとマシンガンの掃射がPAを削っていた。
「ちっ……」
PQの機体、鎧土竜はミサイルを絡めた遠距離戦を想定している。
一方でアリャ太、レイテルパラッシュは近距離高速戦を想定した機体である。
近づかせなければいい、そう思っていたPQだが当てが外れたようだ。
アリャ太とレイテルパラッシュのブースト捌きは異常なまでに鋭く。
振り払っても振り払ってもしつこく喰らいついてくる。
「甘く見ていたのでしょうか……」
PQはアリャ太に応戦しながらビッグバレルと合流する。
応戦中放たれたスナイパーライフルとレーザーライフルはアリャ太のPAを掠めるだけであった。
近距離適性の低い武器だった、という理由だけではない。
こちらがトリガーを絞った瞬間には既に回避されているのだ。
42 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:41:11.37 ID:3Wg6g7LG0
「ブッパ!」
「………」
PQがブッパに呼び掛ける。
ブッパはそれに対し、沈黙と行動で返した。
ビッグバレルの右背が再び煌めき始める。
それと同時に鎧土竜は跳躍、空中からスナイパーライフルとコジマミサイルを放つ。
「ウィンディーさん!」
「わかっている!」
コジマミサイルに反応し、唯とウィンディーの両者は散開する。
問題のコジマミサイルはレイテルパラッシュをロックしていたようだ。
既にフレアをパージしていたアリャ太は左腕をコジマミサイルに向けマシンガンを撃つ。
しかし、マシンガンの弾幕を阻むようにビッグバレルが割って入る。
「コジマキャノン!?」
先程の攻撃によりビッグバレルの動向に敏感になっていた唯は慌てて距離をとる。
それを待ち侘びていたかのようにビッグバレルが左背のスナイパーキャノンを構える。
しかし、スナイパーキャノンから弾丸は放たれることはなく、代わりに金属がひしゃげる音がした。
43 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:42:44.58 ID:3Wg6g7LG0
「忘れてもらっては困る、お前には聞こえていなかったか?」
アリャ太を挟んだビッグバレルの向かいには、コジマミサイルの猛追から逃れたレイテルパラッシュがレールガンを構えていた。
ビッグバレルのスナイパーキャノンは彼女が放った電磁加速弾により無用の長物とされたのである。
「その言葉、そっくりあなたにお返ししましょう!」
鎧土竜が空中よりレイテルパラッシュに襲いかかる。
しかし、鎧土竜の両手の火器から放たれた攻撃は虚しく地面に突き刺さった。
PQが攻撃した瞬間、レイテルパラッシュはそこにはおらず、ビッグバレルへと向かっていた。
「先にそちらを叩くおつもりですか……!」
PQが口を醜く歪ませる。
鎧土竜のブーストを噴かし三機の元へと向かう。
その間も垂直ミサイルとレーザーライフルでレイテルパラッシュを狙うが、やはり致命傷には遠く及ばない。
ミサイルはアリャ太に迎撃され、レーザーは僅かに装甲を焦がすだけに終わる。
「そろそろいいでしょう!!」
PQが絶叫し鎧土竜をレイテルパラッシュの前に棒立ちさせる。
44 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:45:06.75 ID:3Wg6g7LG0
「何の真似だ?」
ウィンディーは怪訝に思いながらもハイレーザーを起動、鎧土竜に向ける。
ビッグバレルは攻撃の手を休め、地面を滑りつつアリャ太の攻撃をかわす。
その右背は暴力的な光を放ち続けている。
「まさか……!?」
唯がPQの意図に気付くが、その時にはウィンディーがハイレーザーを放った後であった。
放たれた光条は鎧土竜に直撃、その装甲をドロドロに溶かす。
しかし、鎧土竜を形作るフレームはアルドラ製とインテリオル製だ。
実弾には弱いがEN兵器に対する防御力はピカイチである。
その恩恵を受けている鎧土竜は近距離での直撃にも関わらず辛うじて原型を留めていた。
「くくくく……ブッパ!!!!」
PQが地の底から湧き出た様な狂った声を上げる。
原型を留めているとはいえ、リンクスに及ばすダメージは相当なもののはずだ。
それでも意識を保ち、戦意を喪失していないところをみるとPQの精神力は凄まじいものであった。
45 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:48:43.14 ID:3Wg6g7LG0
「…………!」
PQの声に反応したブッパがビッグバレルをレイテルパラッシュへと滑り込ませる。
狙いは………
「コジマキャノンだと!?」
ビッグバレルの狙いを汲み取ったウィンディーは回避を試みる……が
QBは空噴かしに終わった。
「ENが底を突いたか……」
高機動を続け、消耗の激しいハイレーザーキャノンを使用した代償だ。
コンデンサは悲鳴を上げ、ENの回復には少々の時間を要する。
しかし、その僅かな時間も戦闘では命取りとなる。
ビッグバレルの右背が輝きを増す。
「ここまで、か…」
死を悟ったウィンディーには全てがスローモーションに見えていた。
ビッグバレルの右背から放たれた高濃度のコジマ粒子が迫りくる。
淡い緑色の光が大気を汚染しながらレイテルパラッシュ目掛けて襲い来る。
死が迫ってくる、そう思ったウィンディーだったが、凄まじい炸裂音と振動により現実へと引き戻された。
46 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/02/23(水) 01:51:36.61 ID:3Wg6g7LG0
「な、なんだ!?」
ウィンディーが驚愕の声を上げる。
それもそのはず、死んだと思った自分は生きており、自機のPAが減衰しきっていたのだ。
ウィンディーが意識をアリャ太へと向ける。
「なるほど……やってくれたな!」
そこにはレイテルパラッシュへとグレネードキャノンを構えるアリャ太の姿があった。
コジマキャノンが放たれた瞬間、PQの策略に気付いた唯はノーロックでレイテルパラッシュに榴弾を撃ち込んだのである。
距離はそれほど離れていなかったとはいえ、通常はロック不可能な味方機を撃つなど常軌を逸した技量、判断力であった。
その結果、レイテルパラッシュは榴弾の直撃を受け、死から逃れることが出来たのだ。
「二度も救われたな……」
ウィンディーが感嘆の気持ちの混じった声で言う。
「いえいえ、困った時はお互い様ですよ!」
「ふっ…そうだな、背中は預けるぞ!!」
「はい!!」
47 :
◆crj5rcA1jk
[saga]:2011/02/23(水) 01:53:14.86 ID:3Wg6g7LG0
今回は以上です。
AC5が楽しみすぎて生きるのがつらい……
ありがとうございました!!
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/23(水) 02:38:29.11 ID:WkEmc9gto
乙樽
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/24(木) 00:25:24.25 ID:ff6V4XiAO
乙
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/02/24(木) 07:58:54.11 ID:eHIkQyASO
お疲れ様
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/03(木) 19:10:04.20 ID:IMIBD9QAO
まだか
52 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/03/04(金) 22:26:07.74 ID:k/dSWlOAO
いつもお待たせしてスミマセン。
次の投下ですが、日曜か月曜の夜ごろになります。
この投下分で不明ネクスト+ノーカウント撃破編は最後になると思います。
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/04(金) 23:05:51.72 ID:1yLpS9yAO
遅かったな
……言葉は不要か
54 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:23:46.82 ID:nHN7AQeU0
お待たせしました。
この投下分で最後になるといったものの、あともう一回必要になりそうです。
それでは投下させていただきます。
「くっ……小賢しい…!!」
毒づきながらPQが鎧土竜を跳躍させ、PAが回復しきっていないレイテルパラッシュへ躍りかかる。
それに続くようにブッパもビッグバレルを滑らせ、二機で挟撃するべく接近する。
「ウィンディーさんに集中しすぎだね!」
唯が再び榴弾を放つ、狙いは鎧土竜とビッグバレルのどちらでもなく、レイテルパラッシュから注意を逸らすことである。
それと同時にグレネードキャノンをパージ、榴弾はジャンクションに命中、炎の花を咲かせた。
爆発に煽られた二機がバランスを崩す。
それはほんの一瞬であったが、グレネードキャノンという重りから解放されたアリャ太にとっては十分であった。
唯は素早く鎧土竜に狙いをつけ、前方へ神速の二段QB(ダブルアクセル)、その距離を縮める。
55 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:26:55.84 ID:nHN7AQeU0
――――二段QB――――
QBの出力を最大限発揮することにより、初めて可能となる高推進力を誇る機動方法。
消費ENも通常のQBと変わらないため、使いこなせれば大きなアドバンテージとなる。
その発動には高い集中力、技術は勿論のこと、AMS適性も起因する。
しかし例外として、AMS適性が極めて劣等なかつての砂漠の狼、アマジーグもこの機動を得意としている。
「っ……!!」
PQは戦慄した。
アリャ太の恐るべき機動を目の当たりにしたから、というわけではない。
真にPQを恐怖させたのはアリャ太の右手に握られているアサルトライフル『AR-O700』である。
オ―メルサイエンス社製アサルトライフル『AR-O700』の形状と性能は旧レイレナード製の傑作アサルトライフル『04-MARVE』の流れを汲んでいる。
銃身は『04-MARVE』よりも鋭く、刺突または斬撃用としての使用が想定されているかのようだ。
その切っ先をアリャ太は鎧土竜に向けて、右腕を引いている。
そして、鎧土竜がQBするよりも数瞬早くアリャ太が右腕を突き出した。
56 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:28:14.22 ID:nHN7AQeU0
「ぐっ!があぁぁっ……!!」
PQの激しい呻き声が木霊する。
アリャ太の放った刺突は鎧土竜の左肩を抉った。
そのため、激痛とフィードバックによる左腕の喪失感がPQを襲う。
「まだまだです…おちませんよ、私の鎧土竜は」
呻き声を噛み殺しながらPQが言う。
PQが鎧土竜の右腕に握られているレーザーライフルを構える。
――左腕の感覚がない――――激痛で頭がくらくらする――
――しかし、その程度のことで負けるわけには……死ぬわけにはいかない――
――人類のために宇宙を解放するのだ――
57 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:30:12.25 ID:nHN7AQeU0
レーザーライフルを目の前のアリャ太へ向けて放つ。
だが、グレネードキャノンをパージしたことでさらにスピードの上がった奴に当たるハズもない。
凄まじい推進力のQBにより、PAに掠ることすら許されず、無数の光条は彼方へと消えた。
――ブッパは…?くっ!奴が……!!――
PQの意識の先にはレイテルパラッシュの猛攻に応戦するビッグバレルの姿が見える。
素早く意識をアリャ太へと戻す、先程よりも距離が縮まっている。
まずい、そう思った時ある変化に気付いた。
――アサルトライフルをパージしている!?――
アリャ太はアサルトライフルを手放しており、代わりに小型レーザーブレードの発信器が装備されていた。
アリャ太が右腕を構え、振り下ろす。
刹那、鎧土竜の右腕の肘から先が宙を舞った。
――また感覚がなくなった――
58 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:34:18.01 ID:nHN7AQeU0
「……最後に生き残るのは、私…です」
残っている武装、垂直ミサイルとコジマミサイルを起動、その瞬間に跳躍。
両腕を失ったため、空中での機体制御にもたつく。
それを唯が見落とすわけもなく、頭上の鎧土竜に向けマシンガンを連射する。
ただ乱射したわけではない、ミサイル射出の瞬間を狙った射撃だ。
唯の狙い通りに、掃射を受けたミサイルは次々と誘爆していく。
――今度は背中が熱い――
至近距離での爆発を受けた鎧土竜は地面に叩き付けられた。
PAは完全に消失、両背のミサイルポッドも爆発の影響で使い物にならない。
――まだまだ――
「まだまだ……かはっ!」
PQが吐血しながら声を振り絞る。
肘から先を失った鎧土竜の右腕をアリャ太に伸ばす。
「……もう苦しまないで」
唯が悲しげな声で呟きつつ、地面を這いつくばる鎧土竜に向けアリャ太の右腕を突き出す。
次の瞬間にレーザーブレードを起動、光の刃が鎧土竜のコアを深々と貫いた。
「まだまだ…で……」
PQの断末魔は途中で遮られ、その夢と共に命を散らした。
59 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/08(火) 02:37:06.31 ID:nHN7AQeU0
今回の投下は以上になります。
次回こそは不明ネクスト+ノーカウント撃破編最後になると思います。……多分
次の投下はまた来週くらいのこの時間帯になるかと……
ありがとうございました!!
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/08(火) 12:11:22.11 ID:LgC3zcvSO
PQ…
乙樽場
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/08(火) 14:29:05.35 ID:vY7nvyuAO
乙乙
また来週
楽しみにしとるよ
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/10(木) 02:11:25.71 ID:0MN/yudAO
乙
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/14(月) 01:17:07.84 ID:d180P/fAO
ひどい地震だったな
リアル生存報告頼む
64 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/03/14(月) 10:51:23.78 ID:NHYWWmpAO
ご心配おかけしました。
>>1
は関西に住んでいますのでピンピンしております。
被災地の皆さん、本当に辛いのはこれからだと思いますが、どうか頑張って下さい。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州・沖縄)
[sage]:2011/03/17(木) 15:48:11.71 ID:ZklHgchAO
無事でなにより
66 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/03/18(金) 20:25:21.09 ID:Gn6tcimAO
次の投下ですが、来週の火曜日か水曜日あたりになりそうです。
もうしばらくお待ち下さい。
スミマセン。
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/18(金) 21:19:00.44 ID:N/iNQ0WSO
待ちましょう
何よりその為のフラジールです
68 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:48:24.02 ID:8TGjxonj0
お待たせしました。
投下させていただきます。
「…………!!」
鎧土竜が撃破されたのをきっかけに、ビッグバレルの動きに変化が見られた。
それまでは淀みの無かった機動に若干の不純物が混ざり始めたのである。
それはほんの小さなもので、機体の上半身を捌くだけで回避出来ていた攻撃をQBを用いて機体ごと回避したり
武装の切り替えでわずかにもたついたり、相手が普通のリンクスであれば気付かれもしないようなことであった。
そう、『普通のリンクス』であれば。
「仲間がやられたとなれば流石に動揺するか」
ビッグバレルの挙動を見たウィンディーは即座にブッパの心境を読み取る。
ノーカウントとビッグバレルと交戦する直前にビッグバレルとノーカウントの力関係を見抜いたことと言い。
彼女の洞察力は並々ならぬものであった。
「ウィンディーさん!」
PQとの戦いを終えた唯から通信が入る。
「畳み掛けるなら今だな」
「はい!」
69 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:50:16.07 ID:8TGjxonj0
再びアリャ太とレイテルパラッシュの共闘となり、レイテルパラッシュを急加速させ、それと同時にレールガンを放つ。
電磁加速弾はPAを貫通し、ビッグバレルのコアに到達する。
しかし、基本的にコアは他の部位よりも堅牢な造りなため致命傷には一歩及ばない。
続けざまに武装をレールガンからパルスキャノンへ切り替え、光弾を連射する。
ビッグバレルは襲い来る光弾を回避しようと試みるが、間に合わず被弾、装甲の所々が溶解する。
平時のブッパであれば余裕を持って回避できていたであろう攻撃だ。
反撃に半分ほどチャージの完了したコジマキャノンを放とうと構えるが、間髪いれずにアリャ太が右腕を煌めかせ射線に割り込む。
慌てて後方にQBするビッグバレルだが、レーザーブレードがPAを掠め減衰させられた。
ブッパは距離を取ろうとOBを起動、莫大な推進力を得るハズだった。
「…………!?」
ブッパの思惑は外れ、OBは空噴かしに終わる。
OBの使用には一定以上のKPが必要であるが、ビッグバレルの場合はコジマキャノンのチャージにKPを割き。
尚且つ、アリャ太のブレードによりKPが削られていたのだ。
70 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:52:58.14 ID:8TGjxonj0
「してやられた気分はどうだ?」
ウィンディーが朗々たる声で言う。
次の瞬間にはレイテルパラッシュがハイレーザーキャノンを起動していた。
目まぐるしくブッパの思考が回転する。
――理想が―― ――夢が―― ――未来が――
自分はここで死ぬ、自らの手で悲願を成し遂げることはもはや叶わない。
ならば………託そう、旅団長に………。
「これで終わりだ!」
ウィンディーの掛け声と共に巨大な閃光が渦を巻き、ビッグバレルのコアを喰らう。
高出力のレーザーにより、コアの大部分が蒸発、リンクスが生きているわけがなかった。
「終わり…ましたね」
「いや、まだだ」
一息ついたのも束の間、二人の前に青色の逆関節ネクスト、ノーカウントが降り立った。
71 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:54:15.19 ID:8TGjxonj0
「さて、覚悟はいいな?」
レイテルパラッシュがノーカウントへ肉薄したその時。
「待ってくれ!降参だ」
パッチの情けない声が木霊した。
「どういうこと……?」
思わず唯がネクスト越しにウィンディーの方へ目をやる。
「俺は、指示された通りにやっただけだ」
「あいつがいなけりゃ、戦う意味もない」
そう続け、パッチはノーカウントの全武装をパージした。
砂漠に転がる銃器は人類の罪を象徴しているようにも見えた。
「それに、あんた達はまだ生きてる、ノーカウントだ、ノーカウント」
「な、分かるだろ?同じリンクスじゃないか」
パッチの口調はしまいに媚びるような口調となる。
流石の唯もその転身の早さに唖然としている。
72 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:55:08.68 ID:8TGjxonj0
「あの…どうするんですか?」
恐る恐る唯がウィンディーに尋ねる。
「阿呆だな」
ウィンディーが冷たく言い放つ。
その言葉を聞いたパッチ、唯が思わず萎縮する。
「まあいい、消えろ」
「興味もない」
そう言ってウィンディーはレールガンをノーカウントに突き付けた。
「ひぃっ!!」
悲鳴を上げたと思った瞬間にはノーカウントがOBを起動、音速で飛び立ち作戦領域内から離脱した。
「お疲れ様、唯」
和から通信が入る。
「ウィンディーもお疲れ様、さあ、もうすぐ輸送機が到着するわ」
「そうだな……(イレギュラーとは、さて、誰の鈴がついていたものか)」
ネクスト五機が入り乱れての戦いは終わったが、仮初の平和に落とされた影は少しづつ広がり始めていた。
73 :
◆crj5rcA1jk
[sage saga]:2011/03/24(木) 01:57:06.64 ID:8TGjxonj0
今回の投下は以上です。
存外、不明ネクスト+ノーカウント撃破編が長くなったことに驚きを隠しきれません。
ありがとうございました!!
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2011/03/24(木) 21:35:36.75 ID:i6t2B2rAO
やべぇなおい面白いわー
見てるわー超面白いわー
続き楽しみにしてるわー
マジ頑張って欲しいわー
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/03/29(火) 17:57:16.91 ID:NexahF9SO
乙乙
76 :
◆crj5rcA1jk
[sage]:2011/04/07(木) 01:43:51.92 ID:F6Q8w5wAO
しばらく顔を出さずにスミマセン
次回投下は月曜か火曜あたりにさせていただきたいと思います。
もう少々お待ち下さい。
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2011/04/07(木) 10:21:42.59 ID:45rSZHAAO
おk待とう
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/04/13(水) 22:12:10.26 ID:FAKw7xGSO
か
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西・北陸)
[sage]:2011/04/15(金) 08:25:32.03 ID:M2Sc+OcAO
ま
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2011/04/16(土) 08:33:40.09 ID:ALDc8Y+AO
め
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/04/29(金) 03:45:11.95 ID:ikrbbejSO
む
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/05/26(木) 01:16:27.12 ID:PAPpWIeDO
おいまだか
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/05/27(金) 22:27:29.37 ID:Ib/y81ZAO
レイヴン!助けてくれ!更新が無いんだ!
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[age]:2011/05/29(日) 17:33:04.25 ID:TOHfyXVAO
騙して悪いが、これも仕事なんでな。
運が無かったと思うんだな。
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(西日本)
[sage]:2011/05/30(月) 01:48:01.64 ID:IvOhGw7Uo
今アリャ太の機体構成どうなってるんだ?
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/05/30(月) 17:54:23.16 ID:NPsQX9ZAO
>>85
随分と知りたそうだねぇ?…過去ログがあるとも知らずに…!
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(茨城県)
[sage]:2011/06/02(木) 22:19:13.46 ID:crzL5c6U0
レイブン!応答してください!レイブン!・・・
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)
[sage]:2011/06/04(土) 10:16:29.02 ID:WZ4g66cAO
レイヴン
レイヴ
ヴ
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