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球磨川『僕が変態な訳ないだろ!!』上条「俺も、俺も!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/08(月) 18:03:18.47 ID:JyfzK+wAO
【第十八学区・箱庭学園】




「戦わないよ、僕は戦わない」

まったく馬鹿馬鹿しいよ。なんで勝てないのに僕が戦わなくちゃいけないんだ?

「……えっ?」

おいおい、めだかちゃん。まさか、過負荷相手に正々堂々戦う事を期待していたのかい。片腹痛いね。

「いやいやいやいや、聞いてました? 球磨川先輩!! あなた達が戦わなきゃーー」

だから不知火ちゃんもどうして驚くのさ?

『んっ、こほんっ。ようやく本調子かなっ。やっぱ格好はつけなきゃね』

括弧つけずにいなかったら、誰が誰だかわかりやしない。

『なんだか、勘違いしてるようだけど僕の目的はあくまで生徒会長だよ?

最弱な僕が相手するわけないじゃないか。それとも、あれかい。まさか、勘違いしてない?

まるで僕が君達を相手に改心するとか、

みんな分かり合えるとか、さ!

恥っずかしいー、自意識過剰ー!!

そんなお話が綺麗に終わる訳無いだろ!!

そんな甘えは、

僕が、

球磨川禊が許さないっ!!』

めだかちゃんは唇を噛みしめ、悔しそうに、未練がましそうに呟く。

「貴様は何故、そこでそんなセリフをっ!!」

『そんな当たり前のことを聞くなよ。

あくまで僕は生徒会長になりたかっただけで……君達とわかりあいたいやら、めだかちゃんとちゃんと戦って負けたいなんて思うわけないじゃないかっ!!

僕は単純に権力が欲しかっただけだ、僕を甘く見るな!!

僕は権力者になって箱庭学園のみんなで不純に異性と交遊したいだけさっ!!』

「~~~~っ!!」

うおっ、めだかちゃんがガチで切れてる。こわっ。あれ、なんで飛沫ちゃんも蛾々丸ちゃんも残念そうな目を……

えっ、なんで全員で?

おい、誰か助けろくだーー
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/08(月) 18:30:57.51 ID:JyfzK+wAO
『おいおい、流石にこれは長者原くんでも庇えられないんじゃない』

「そうですね、黒神さまは対戦相手であるかも知れない相手に競技前に私の目の前で妨害行為を働いた、会長戦は黒神さまの反則負けといたします。

よって二勝二敗一分けとなり第九十九代目、生徒会は新生徒会側の勝ちとさせていただきます」

『やったね、みんな。喜ぼうよ!! 僕たちの勝利だ。

そして旧生徒会のみんな。君達との戦いも勝者として健闘を讃えるよ!!』

空気は重い。

『あれ? めだかちゃん、表情が暗いね。大丈夫、流石に僕たちも抹殺とか言いながらも人を殺したりするわけじゃないよ。

みんな、平等に僕と同じように堕落してもらうだけさ。

みんなが不幸にマイナスになればみんなマイナスに幸せだろ?』

「いいかぁ、球磨川!! めだかちゃんは正しすぎる程、正しいんだ!! めだかちゃんがマイナスになるなんてーー」

善吉ちゃんが吠える。いいね、負け犬の遠吠えなんて最高だ。だから僕はそんな善吉ちゃん【マイナス】に教えてあげる。







『あぁ、大丈夫。女なんて等しく雌豚で男なんて等しく種馬なんだからーー』










【セブンミスト・ファミレス】

「よぉ、禊」

ツンツン頭の彼が僕の向かいの席に座る。

『やぁ、当麻ちゃん。久しぶりっ』

がしっと握手するもお互い顔は笑っていない。

「いいか、禊。先に言っておくがハーレムこそ至高なんだ。

女を物としか思わず、変わりがいくらでもいる。しかし、女は男の変わりなとなく、屈服し尽くす。

そして自分のものでかしづかせ、複数人を相手にする。選ばれた雄にこそ価値があり、雌はただ雄に支配されればいい。

それが本来の生物のあり方じゃねぇのか?

そんな世界こそ最高だろ」

『待ってよ、当麻ちゃん。確かにそういう考え方は否定しないよ。

だけどそれなら僕は完堕ち、悪堕ちのビッチにこそ価値はあると思うね。

奴らは男を股間の逸物でしか判断できない。だけどもそれは生えてるか生えてないかで結局はどっちでもいいカスなんだよ。

だからこそ、普段正義やら愛とか言っている奴らの心が、一片にまとめて消えるときにこそ

僕は心を奪われる』

お互いに笑う。

「よぉ、変態」

『やぁ、変態』

これはそんな僕らのお話ーー
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/08(月) 18:53:30.08 ID:JyfzK+wAO
「おい待てよ、僕を呼びつけておいてそれは無いだろう」

眼鏡をかけたイケメンの彼はゲームを片手から外さす僕たちの席につく。彼の名は桂木桂馬、とある校の一年生。通称オタメガ。

『やぁ、桂馬ちゃん』

「二次元こそ至高にして最高の産物だ。二次元は裏切らない、そして汚れない。彼女らは自分が好きなように設定でき、かつ自分が好きなように答えてくれる。

リアル女なんて右手や左手を使わない為の道具でしかない。

あくまで二次元のおまけということを忘れるな!!」

「相変わらず変態だな」

『そうだね、へんっ、たいっ、だぁー!!』

「まったくどの口でいうんだ。それより、禊、おめでとう」

「あ、そうだったな。やったな禊!」

二人が祝福がてら太い本とラベルの無いビデオを渡してくる。

『まったく。誰が喜ぶんだよ。知り合いのビデオと知り合いのコスプレエッチが乗った本なんて』

「ふん、ゲームか迷ったが僕の嫁を君達に汚されたくない」

「おう、中身は強姦したじゃんじゃんうるせぇ警備員だ」

僕はため息をつきながら学生鞄にしまい込む。

『まったく犯罪予備軍共め。そんなことより始めようか。僕が箱庭学園の制圧に時間かかったから遅れて申し訳ないけどね』

「別に気にすんな。あの学園が異常だからな。

『俺らの』」

「そうだな、箱庭学園は本来なら無理ゲーだったしな。

『僕たちによる』」

『ありがとう二人とも。

「僕たちの為の学園都市計画をーー」』










turetitle

球磨川『やぁ、変態』上条「よぅ、変態」桂馬「変態どもめェ~~」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/08(月) 19:09:49.71 ID:JyfzK+wAO
SS三回目です。 一応、クロスSS。

こんな感じで変態どもが学園都市を制圧【変態を量産】していくお話になります。



軽い設定。

【球磨川禊

属性・NTR、完堕ち、悪堕ち

箱庭学園三年生

能力『脚本作り』

箱庭学園第九十九代目、生徒会長

最近の悩みは善吉ちゃんの雑魚臭が凄すぎて生きるのに邪魔い……

あとあんまり人は殺さない】



【上条当麻

属性・ハーレム、強姦、薬漬け

とある高校一年生。

能力『幻想殺し』

最近の悩みはハーレム要因が中々見つからないこと】


【桂木桂馬

属性・二次元・コスプレ

とある高校一年生。上条とはクラス別。

能力『不明』

実家が学園都市内にある喫茶店。最近の悩みは球磨川に母親が寝取られないか】
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 20:17:22.92 ID:761Jb/gV0
期待
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/08/08(月) 20:23:27.44 ID:XrEUzr/20
コレは期待
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/08(月) 20:25:37.77 ID:uQdCVwI10
期待
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/08/08(月) 20:41:49.84 ID:Y7BY3ibAO
おのれ変態め!!




期待
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 22:39:53.43 ID:B4PAeXdF0
期待

浜面一方は変態化するのか寝取られ要員か
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 00:29:19.15 ID:o1zu5LtWo
桂木桂馬はいらないと思う・・・


そこを読み飛ばしながらの期待
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 00:50:11.57 ID:BaEm2F+DO
下条ssとクマー主役のssの人か


クマーのほうは見るの忘れてたから、これから見てくる
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 10:30:30.19 ID:I+b2edLl0
おい上条がゲスすぎるでゲス
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 17:42:56.62 ID:tGI52wNAO
こんにちは。>>1です。今日も三~四レス程投下します。



桂馬「僕が必要無いわけ無いだろ!! 例えかみみぞ本編前だとしても、これ以上かみみぞのキャラクターが登場しなくても。絶対に僕は必要なんだ!! 嘘じゃないぞ!! いいか、僕は必要なんだ!! 絶対だからな!!」

球磨川『……』ポンッ

上条「……」ヤサシイマナザシ


けど本編では桂馬くんの立ち位置は必要不可欠にしていくつもりです。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 18:11:31.92 ID:tGI52wNAO
僕は生徒会執行部執務室生徒会長席で碇ゲンドウばりの雰囲気を出して告げる。

『……裸エプロンかな』

「…………」

めだかちゃんの奴、ガン無視してくれてやがるぜ。

せっかく不知火ちゃんの代わりに副会長に抜擢したのにな。

制服スカート膝上四十センチなんて誰も守らないしさ。

『ま、僕はこうやって授業をサボりながら情事に更ける生徒を眺めるだけで満足なのさ』

窓から見える光景は酒池肉林の酒池が抜けた景観を満足に眺める。

「貴様は本当に……っ!!」

今にも掴みかかりそうなめだかちゃんを僕はどうどうと宥める。

『めだかちゃん、君の考えを僕は否定しないよ。たださ、君がこの光景を一方的に否定するなよ』

「こんな堕落が! 人として! 幸せなわけないだろう!!」

『堕落だろうが惰性だろうが『幸せ』だろ? 差別するなよ。それともあれかい? めだかちゃんはみんなが常に幸せにし続ければならないとか思っているのかい。それは凄いね、刹那的でなく永続的な幸せなんてある訳が無いのに』

「ち、違う……私はみんなの為を思いっ!!」

『みんなの為を思い君の理想を押し付ける? とんだお笑い種だね。幸せを壊してまで。あー、あれだね。めだかちゃんってば、自分の考えている幸せ以外は幸せじゃないって言うのだろう?

わかった、僕も鬼じゃ無い。今からみんなの幸せを壊して君の考えている幸せで洗脳してきなよ!!

僕は応援するよ!!

例え誰も幸せにならなくてもめだかちゃん一人で自慰に耽って幸せになればいいと思うよ!!』

「やめろ!! それ以上言うなぁっ!!」

『だってそうなんだろう? 君は今から幸せを壊しに行く。

病室でふしだらに愛する善吉ちゃんを。

プールで不潔に乱れ交わる喜界島さんを。

道場で不条理に相手を屈服させようとしてる高貴ちゃんを。

ゴーストバベルで不倫理に愛し合う姉と兄を。

君はそこに何の感情も無く、お互いを雄と雌でしか無く、愛やら恋慕やらそう言う全ての感情を否定する為に行くんだろ。


僕は止めない。頑張れ、めだかちゃん。それでこそ学園都市の『レベル5』らしい君の役割だよ。

暴力で何でも解決できるという考えは実に君らしいねっ!!』
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 19:27:30.64 ID:tGI52wNAO
「ふむふむ、なる程フラグの進行度は三十パーセントって所か」

ファミレスにて桂馬ちゃんが的確にして疑う余地の無い現在状況を教えてくれる。

『んーと、次は優しく接すればいいんだよね』

「そうだな。もう少し乏して優しくしてやれ。そうすれば振り子で一気に傾く」

『なる程ねー。どうしてレベル五って全員面倒くさいのかな』

「それに関しては同感だ。僕も女子中学生などお断りしているんだかな……」

二人でため息をつく。

『えっと、なんだっけ……みさきちちゃんだっけ?』

「いや、名前を言ってはいけないあの人扱いしてくれ。真面目に言うが僕は二次元至上主義だ。ゆくゆくは『落とし神』の二つ名を冠する予定のただのゲーマーなのにさ」

『でもそんな君だからこそ僕や当麻ちゃんには必要だった。君がいなかったら攫って調教するだけの実に面白みの無い毎日だったよ。君が変態だったからこそ、こうやって学園都市を変革できる力を持てるようになった』

「そうか。お前らに比べたら僕の力なんて微々たるものだけどな」

『そんなことないよ。何より君の「力」と君の「知識」は僕たちの計画には必要不可欠だ。何せ、あの雲川さん以上のブレインだからね』

「ふん……あの女はマシだな」

『あれ、意外と気に入ってるんだね』

「僕は頭のいい女は嫌いじゃない。あの女はゲーム並みに……実に『攻略』しがいがある。そういう意味では箱庭学園の生徒会長も悪くなかったが、あの化け物は手に負えない。理屈が通じるのが人間ならば理屈が通じないのは人間じゃない。故に無理を言わずとも道理を螺子込む貴様が最適なのさ」

コーヒーを飲み不味そうな顔をする。やめてよ、僕達は一応常連だしさ。

『まぁ、どっちにしろ。今、当麻ちゃんが面白い事件追ってるしね』

「あぁ、レベル六シフトか。一方通行が絶対能力者になる為の実験か」

『でも問題はそこじゃない。要は簡単な話ーー』

『「ダッチワイフが二万体手に入る」』

僕と桂馬ちゃんはニヤリと笑う。実に悪い笑みだなぁ。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 20:37:18.24 ID:tGI52wNAO
『…………何があってそうなったのかわからないけど…

立てないようなら手を貸すよ、めだかちゃん』

ファミレスで桂馬ちゃんと別れ普通に人気が無い誰も通らないような裏路地を通ると服は破かれ、股からは白い液体が流れ落ち顔には紅葉のような張り手後を残しためだかちゃんが嗚咽を零し、そこにいた。

この時点で僕は彼女に対して物凄く言葉に表せないような魅力を感じたが感情を押し[ピーーー]。

「だ、大丈夫だ。一人でたて……」

ふらりと倒れ込みそうな彼女を支え携帯でタクシーを呼ぶ。








『よかったね。体に一切の異常がなくて。あ、それとも初めての相手の子供は残して起きたかった? めだかちゃんってそういう綺麗事好きそうだよね。なんだっけ、スイーツだっけ?』

病院の待合室の席に座る彼女を僕は見堕ろしながら呟く。

「……ふぇ」

『でもね、めだかちゃん。世の中には綺麗事だけじゃ無いってわかっただろう?

結局はめだかちゃんがその夢を叶えるには究極にわがままでいなくちゃあいけない』

「うわぁぁぁぁぁぁん、うわぁぁぁぁぁん」

『めだかちゃん、力の無い正義【わがまま】なんて意味が無いんだよ。いいかい、今のめだかちゃんが救われるには簡単なことが一つだけある』

僕は螺子を延ばし伸ばし野放す。

『めだかちゃん、受け入れよう。
君の弱さを
君の堕落を
君の妥協を』

「『……あ』」

慟哭は消え、めだかちゃんの目が虚ろになる。

『どうだい、めだかちゃん? 新しい感覚は?』

「……悪くない……です」

『どう? めだかちゃん、新しい感覚は?』

「凄く…………いいです」

僕はめだかちゃんの髪を撫でる。

『めだかちゃん、どう? マイナスの感覚は』

「凄く当たり前で、みんなが幸せと言っていたーー」

めだかちゃんはそこで口ごもる。過去との決別は新しい自分との対面。彼女は堕落が怖くて踏み出せない。

僕は撫でる手を彼女の唇に持っていく。そして拒まず甘えるように「ちゅむっ、ちゅくっ」と啄む。

唇を離しめだかちゃんは頬を朱に染め僕を見上げる。

そして彼女は自分の口で夢を壊すだろう。

「私は私の為だけに幸せになりたい。他人なんてどうでもいい……です」

たどたどしく、まるで僕の機嫌を伺うように尋ねてくる。だから僕は微笑んで、彼女のそのマイナスを肯定した。

『ようこそ、こちら側の世界へ』
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 20:44:00.31 ID:tGI52wNAO





【球磨川禊】

レベルゼロ。原石。
脚本作り

属性…NTR(寝取り)、完堕ち、悪堕ち


【黒神めだか】(NEW)

レベル5 第六位。

【完全完成】

属性…NTR(寝取られ)、完堕ち、悪堕ち
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 21:09:59.67 ID:tGI52wNAO
『えっと、それでは皆さんが大好きでレベル5の第六位完全完成の黒神めだか副会長から大切なお話です!』

僕は体育館壇上のマイクを使って全校生徒のみんなに連絡を入れる。

めだかちゃんは体育館横から出てくる。

その美しい黒髪と隠すこと無い綺麗な肢体をさらけ出す。

壇下のみんなは彼女の美しさに彼女の艶やかさに惚ける。

『それじゃあ、めだかちゃん』

めだかちゃんは赤い首輪のみの服装で僕の渡したマイクを受け取る。

「わたし、黒神めだかは今から球磨川先輩の物となる。

例えば私に恋い焦がれていた男子。まことにすまないが君達の気持ちには答えられない。

貴様達のような有象無象の幸せなんかより私は自分が幸せになりたい。

故にこれからは貴様らよりも遥かに素晴らしく素敵な球磨川せ、んうっ、球磨川先輩、しゃべってる最中なのにっ!!」

めだかちゃんの背中に指を這わせてたら窘められた。

『あ、ごめーん。だったら後は僕が受け持つよ。

箱庭学園の皆さん。こんにちはー。僕の名前は球磨川禊っ。めだかちゃんの今カレでーす』

この時点で約八割の心をへし折った。

『やっぱ、生徒会としてはマニフェストを守ってることをアピールしなきゃね!

だからこうやって。

みんなが大好きだっためだかちゃんを。

僕が寝取ったよ!!』

めだかちゃんは僕のズボンを下ろす。

『ほら、見なよ。みんな。みんなの憧れがこうやってかしづいているよ。今のみんなの顔は最高だよ!! 凄くいい、その絶望の表情。

善吉ちゃんも、もがなちゃんも、高貴ちゃんも何真っ青な顔をしているの? 君達が隠れてこそこそ何をしているか、僕は教えちゃった。

ごめーん、他人に対する罪悪感なんてよくわかんないからさー。

だからね、めだかちゃんも君達と同じように最低に淫乱にインモラルになったんだよ。

まさか、僕が、俺が、あたしが堕落しててもめだかちゃんは大丈夫かと思った?



甘ぇよ』

めだかちゃんは僕の逸物を凄く愛しそうに見ると。

壇下のみんなに。

「みんな、すまない」

笑いながら、嘲りながら、泣きながら、涙しながら、悦びながら、喜びながら、怒りながら、憤りながら、そして、微笑みながら僕を受け入れた。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 21:40:10.87 ID:tGI52wNAO
「よぉ。禊。そっちは……なるほど」

『うん、僕の彼女だよ』

ファミレスでゲームをやりながら桂馬ちゃんは値踏みする。

「く、黒神めだかだ」

「桂木桂馬だ。寝取られか。なるほど」

「うぇっ!?」

めだかちゃんが驚く。

『あぁ、桂馬ちゃんは真黒ちゃんの上位互換みたいなもんだよ。だからめだかちゃんの好きな男性のタイプからスリーサイズまで全部ばれてるよ』

ぷすぷすと煙をあげはじめる。

「それで禊。計画は話したのか?」

『いや。まだだよ』

僕は計画を話し始める。






「素晴らしい」

めだかちゃんは目をとろんとさせ、惚けるように呟く。

「それならば。私の彼である球磨川先輩が他の女と性行為を行うということだろう?

それを見て私は酷くどす黒い感情がでるわけだ。そしてその感情を性欲に変換し自慰を行う。

虚無感と悦楽の狭間で体を弄り、とても惨めでみっともなく私は鳴く訳だ。

んうっ、想像しただけで興奮するでは無いか!!」

めだかちゃんが顔を真っ赤にしてまくしたてる。

「禊。これはなんとなかなか変態じゃないか」

『やだなぁ。僕の彼女を変態みたく……』

「寝取られて、二人の行為を見せられ私は興奮する。

しかし一度程度で興奮は収まるわけも無く、また繰り返し見てしまう。それが記憶媒体でもあれば永久にみることができ。それをみる度に私の体は敏感になる。球磨川先輩の声、球磨川先輩の喘ぎ声、私は悔し涙を流しつつそれでも自分の」

『ごめん、変態だったよ』

桂馬ちゃんが憐れみのこもった目で僕を見てきた。

うん、間違いなくめだかちゃんは変態だ。









球磨川『めだかちゃんって変態だよね?』めだか「むしろ、ご褒美です!」桂馬「僕、必要ねーだろ……」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/09(火) 21:53:52.20 ID:tGI52wNAO
今日はこのくらいで……

次回は未定。

初めての方は初めまして。

前作や前々作を読んでいただいてくれた方はお久しぶりです。

以前

下条スレとクマースレを書いた>>1です。

書こうとしてたスレを大嘘予告したのですが無かったことにしてください。

今作も皆さん仲良くしてね
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 22:06:33.43 ID:sIg7AUoX0
相変わらずsage進行と書き貯めなしのスタイルを貫いておられますね。
お陰でgjを書くタイミングが分からない。

魔術サイド今度っこそ出してくれますよね?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/08/09(火) 22:43:28.70 ID:fopAc2eQo

感動したぜ
これが理性のない世界か
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage_saga]:2011/08/10(水) 03:18:49.82 ID:+34FwSHAO
皆さんこんばんは

>>1です。仲良くしてね。

カキタメナニソレオイシーノの提供でお送りしています。

age進行だと>>1が球磨川先輩に

自分のスレ需要あると思ってるよwwwwこの子なんで生きてるんだろうねwwww

とか言われたら心が折れるから……

たくさんのGJよりも>>21のように前作を読んでくれた方がいると言うのが>>1の原動力になります。

今回のスレの燃料は変態達が増えることです。

ちなみに前作の燃料はクマー先輩の魅力をもっと出せよ!→あ、クマー先輩かっこいい(乾杯による失速)→パーメラのクマがカッコ良すぎて生きていくのが辛い……

前々作→ラブ米(ほぼ失速無し)

つまりはもうすぐ盆で大量の燃料が投下されるわけだです!

ちなみに追記設定。
めだかちゃんはクマーに対したどたどしい敬語を使う。

魔術サイドは今後絡める予定です。

それでは本編を開始するクマー!!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 04:00:38.01 ID:+34FwSHAO
「ふと思ったんだが、アクメ顔とアヘ顔って何が違うんだ」
ファミレスで僕こと桂木桂馬に不用意に不躾に不気味な質問をしてきたこの女は黒神めだか。箱庭学園のレベル五だ。

『んー、一緒なんじゃない?』

のんきそうにストローでオレンジジュースを飲むのは球磨川禊。今日はこの三人で集まっている。

そして球磨川禊はとある計画の副リーダーだ。

「簡単に何でもまとめるな。そもそもアクメとはそれ自体で言葉が成り立っている自立した言葉だが、アヘはそれだけだと擬音でしかない。そもそもアクメ顔なら三次元でも広義的な意味合いで成り立つが、アヘ顔は三次元では存在しない。

よく三次元AVにアヘ顔アクメ失禁など書いてあるがそれは明らかに詐欺だ。あれはアヘ顔では無い。アクメ顔なら意味合い的には合ってるかもしれないが一般大衆意見的にはアヘ顔とアクメ顔は同義語なのでパッケージ詐欺のいい例だ。

つまりはアクメもアヘの顔面破壊をジャンルとするならば同人誌を読むのが一番と言うわけさ

お勧めはなんと言っても『むらかみてるあき』監督作品のアニメだな。

現在あるアヘ顔が有名になった先駆けと言っても過言じゃない。

同人誌なら武田弘光、ようかい玉の輿、をジャブにのざらしにぱいんとさいずを右ストレート。上級者になれば黄泉比良坂あたりがアッパーだな。

ゲームなら数が多過ぎるが、同人ゲームの方が割合的には多い気がするな。もはやアヘ顔の画力よりも淫語で勝負になってきている。そうなるとやはりーー」

『ちょ、ストップ。わかった、わかったから。つまりは同義語として使われてるんだね?』

見れば二人が引いていた。

「ん、まぁ。そうだな。二次元だけに許された特権だと思って欲しい」

すると禊の奴は、

『そんなことないよ!! 僕のめだかちゃんを舐めるな。僕のめだかちゃんは完璧なんだよ!! つまりはそんな顔余裕さ! そうと決まれば今から撮影しに行こう!!』

「く、球磨川先輩……素敵」

どうかしてるな、この二人。

「お、おい、待て!!」

僕は今にも飛び出しそうな二人を止める。

言うのを忘れたが、三次元でアヘ顔を実行した場合は想像以上に気持ち悪い。いわゆるキモイ。

しかし僕には輝く未来を信じるような瞳を持つ二人を止められなかった。

「……あれだ。ダブルピースを忘れるなよ」

『うん、まかせて!! 写メは送るぜ!!』

「……あぁ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 04:46:23.83 ID:+34FwSHAO
「よぉ、桂馬」

「ん、当麻か……」

ファミレスでゲームを片手に僕は挨拶をする。

「なんだか禊の奴の心が折れて自宅療養中なんだが知ってるか?」

「バベルの塔。神に挑もうとした、奴らは。まぁ、心配ない。その内、戻ってくる」

「ふーん」

当麻は座るやいなや大量の食事を注文し始めた。

「ダッチワイフ、手に入れるにはやっぱり禊の手が借りたかったんだがな」

「……お前一人でも余裕な気がするけど」

「あれだ、あいつがいるとすっげー仕事が楽」

僕は眼鏡を拭きながら確かにと呟く。

あいつにとって能力などオマケでしかない。何より異常なのはその精神。

「まっ、こっちは一人でやりますか」

「なんだ、あんまり宛てにしていないんだな」

「当たり前だ。あいつの仕事を宛てにしたことなんてねーよ。箱庭学園だってビッチとヤリチンの巣窟だしな」

残念そうに呟く。

「それよりお前の方はどうなんだよ」

当麻がやってきたステーキを貪りながら尋ねてくる。

「心理掌握のことか。大丈夫だ


エンディングは既に見えている」

「うへぇ、みさきちご愁傷様」

手を合わせるがそれは食事が終了したの意で無いのだろうな。

「まぁ、聞いておくがみさきちの属性は?」

「簡単だ。ヤンデレ、あいつにはそれ以上の価値は無いし、それ以下の意味は無いし、それ以外の属性は無い」

「しかし、ヤンデレとはまた厄介な……」

当麻が頭を抱えているが僕の心配をーー

「寝取りですら危険じゃねぇか」

あぁ、安心した。そうだよな。僕達の間に友情なんてものは無い。強固な仲間意識だけだ。

「その辺は僕が上手くするさ。ヤンデレに寝取られでもつけておいてバランスを保つ。ちなみに今後、彼女は僕のバディーとして働かせる予定だ」

当麻は苦虫を噛み潰した顔をする。

「うげぇ。まじかよ。禊も彼女持ちで彼女がレベル五だし……俺もメルトダウナーかレールガンを下につけとかなきゃ恰好がつかねぇよな」

「まぁ、僕の場合は助手なんだがな。それにその二択は嫌だな」

「逆に考えようぜ。器物破損の常習犯に淫語連発のくそビッチ……最悪じゃねぇか。調教を楽しいと思えない俺にとって地獄だろ」

「始まれば誰よりもノリノリな癖にな」

「計画とか立てるのがめんどくさいんだよ。お前がたててーー」

「嫌だ。あくまで採点はしてやるがな」

僕達の間には助け合い精神など無い。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 05:23:34.55 ID:+34FwSHAO
「ただいま」

それなりに高価な寮に戻る。

とある校の寮はゲームが入らなすぎるからこっちの寮に引っ越した。

「ご機嫌はどうだい?」

猿轡を噛んだまま涙目で僕を睨む食蜂操折をみる。

女子中学生にしては発育の良い体躯に腰まで届くマシュマロのようなくナチュラルブラウンの髪。幼さと妖艶さの間に成り立つ顔立ちは彼女の今の心境のようだ。

唾液でベタベタになった轡と手錠を外す。

「さて、約束通り今日から君は自由だ」

僕はパソコンを立ち上げゲームのウィンドウを開く。

「いいよ、逃げても」

僕は彼女に優しく促す。

「……しゃ、シャワーを」

「ご自由に」

僕は画面から目を離さず会話する。

ここで心理掌握の話をしようか。

人間というのはいくつもの無意識下により存在する。

そして無数の欲望に支配される。

しかし、僕みたいに一つのことで頭が一杯な人間は常に頭に浮かんでいるのはそれでしか無い。 例えば麻薬常習犯のように、会話をしている時も、食事している時も、性行している時も、常に一つしか考えて無いような人間は精神が破綻しているだろう。

食蜂操折はあくまで人間レベルの精神を操作することしか出来ない。 だからこそ僕のように精神が破綻し理解も納得も出来ない人間を相手どることは出来ないのだ。

人故に、人の枠に縛られる。

「あ、あの……」

部屋の中はキャパシティダウンをBGM代わりに流しているから僕の思考は読み取れない。

「なんだ?」

「しょ、食事を」

彼女はシャワー室で着替えた常盤台の制服を着て呟く。

「まぁ、自由にしなよ。僕は見ての通りゲームで忙しい」

「あ、はい……」



「あ、あのあなたの分も用意しました」

「あぁ、僕はいらない」

彼女の好意を目もくれず切り捨てる。

そしてゲームが濡れ場にさしかかった瞬間、僕は学生ズボンを脱ぐ。

「あっ……」

後ろから声が聞こえたが気にせず僕は始める。

「あ、あの……あたしは」

「だからお前は本当に自由なんだよ」

僕はため息をつきながら振り返る。

「でもあたしを逃がしたら捕まりますよ!」

「なんだ、そんなことかどうでもいい」

「そんな……あたしはレベル五です。逃がしたら報復に」

「だから、本当にどうでもいい。僕はゲームがしたいんだ。邪魔をしないでくれ」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 05:49:07.30 ID:+34FwSHAO
そんな彼女を無視して僕は食い入るように画面を覗き込む。

そして僕は自分のものに手を伸ばそうとした瞬間、

「あ、あたしにさせてください」

「……わかってるだろうな?」

「はい。ご主人様のクリックに合わせてあたしもしごきますし、射精のタイミングを合わせます」

「なら、始めてくれ」

僕はゲームの音量を上げる。

クリックする。

「んちゅ、んじゅ、ぢゅぼっ、ぢゅぼっ」

クリックする。

「んじゅ~~、んっんっん~」

クリックする度に速度はます。

「んぅっ!」

「…………出す」

「はいっ、んう゛ぅぅぅっ」

喉を鳴らしながら飲み干す。

「…………ふぅ」








僕はパソコンを落とし振り向く。

「それでいつまでいるつもりだ?」

「あ、あたしはご主人様が好きです! あなたに道具のように使われたい! あなたが他の女を使って欲しくない! レベル五の私を唯一可愛がって【壊して】くれるあなたの物でありたいっ! あなたの精液も、あなたの体液も、あなたの唾液も全てご褒美として欲しい。もしあたしを追い出すならご主人様を殺してあたしも死にます!」

台所にあった包丁を持ち出す。

「……一カ月前にお前がなんて言ったか覚えているか?」

出会い頭初対面でこいつは僕のことを気持ち悪いオタクと街中で呼んでその後の罵詈雑言。

そんで何故か僕の後をつけ回し、挙げ句の果てに逆レイプしようとしたのだ。

「だ、だってあなたは常にエロいゲームやエロいアニメのことばっか考えていて不快だった」

「だったら今も変わらないだろう」

僕はキャパシティダウンを止める。

「あっ…………ほんとだぁ」

うっとりとするように僕を眺める。

「どうだ、気持ち悪いだろ?」

「いえ、そんなご主人様も愛しい」

僕は再びキャパシティダウンを付ける。

「殺されるのはゲームが出来なくなるからな。それはやめてくれ」

「じゃ、じゃあ! あたしを置いてくれるんですねっ!」

「勝手にしろ……」

僕はベッドに潜り込む。

背後にピタリと何かが張り付いてきたが気にしない方向にした。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 06:12:58.30 ID:+34FwSHAO
「ご主人様、凄い……ずっとエロゲーの事しか考えて無い」

「そ、それは凄いのか?」

「凄いに決まってます。黒神さん! 大体、ご主人様と同じ空気をすってる癖にご主人様に惚れないなんて頭に蛆でも湧いてるんじゃない!?

あ、でも、ご主人様に惚れたりしたら[ピーーー]から。精神崩壊させた挙げ句死にたくなるようにするから。大体、ご主人様の半径二メートル以内に入ってるのもご主人様の厚意のお蔭って気づきなさいよ。もしかして、ご主人様はこの女に気がある? ダメダメ、こんな痴女の淫乱なんかきっとご主人様に色目を使っているわ。大変、抹殺しなきゃ。絞殺、刺殺、轢殺、圧殺、毒殺、あっ、でも、やっぱりご主人様に惨めたらしく泣きながら命乞いをして殺してもらいましょう。そうすれば如何に自分が愚かだったかわかるよねっ。色目なんて淫乱の糞ビッチがご主人様の傍にいるだけで害悪だもの。そうよ。殺しましょう。ご主人様の為に!!」

僕は操折の頭をはたく。

「だから僕が説明しただろう。この二人は計画の仲間だって」

唇を尖らせ渋々頷く。

『あ、いやー。なんていうか濃い彼女だね』

「か、彼女!? あたしがご主人様の!? あ、でもやっぱりそう見えるかも知れない。なにせ、ご主人様とは運命の赤い糸で結ばれている訳だし。ご主人様に相応しい女はあたし以外いないわけだからそれは彼女と言っても過言じゃないわね。あ、むしろ夫婦? だったら婚姻届をご主人様が十八歳迎えた瞬間提出できるように準備しておかなきゃ。それとも子供が先かな? あたしとご主人様の子供だものきっと可愛いに決まってるわ。そうと決まれば、早速ブライダルを見にいかなきゃ。あとは愛読書にたまごにひよこにこっこ倶楽部を買わなきゃね」

『あ、うん。そうだね!!』

「あ、やっぱり球磨川さんもそう……あぁぁぁぁぁ、あたしの馬鹿!! ご主人様がいるのに違う男と会話して。違うんです。浮気じゃないんです。あたしはご主人様一筋なんです。信じてください。証拠に今から愛を貫く為にこの店の全員をころ」

とりあえず手刀を首にあて眠らせた。

『あ、なんというかどんまい』

「という訳だから僕は裏方に徹することになりそうだ」

『まぁ、元々桂馬ちゃんは自分の為に二次元好きを増やしてゲームやアニメのクオリティをあげる為に参加したようなもんだからね。メンバー増やしは僕に任せてよ』
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 06:31:46.96 ID:+34FwSHAO





【桂木桂馬】

レベルゼロ。原石。(AIM拡散力場に依存しないため)

神知世界【アンサートーカー】ー森羅万象全ての出来事の詳細を理論化し答えを導き出すことが出来る。


属性…二次元・コスプレ




【食蜂操折】(new)


レベル五、第五位。

心理掌握

属性…ヤンデレ。


属性による効果

・ご主人様(桂木桂馬)が大好きになる。

・ご主人様の望むプレイが大好きになる

・ご主人様のゲーム中は放置プレイだと前向きに判断する。

・ご主人様の思考を勝手に読み取らない。というか読み取ればゲームのことしか頭に無く泣いてしまうから読みたくない。

・ご主人様は世界一だと思う。

・ご主人様の半径一メートルに近づく女は淫乱で色目を使う敵。

・ご主人様は時々優しい。

・ご主人様に対し基本スタンスはM。

・ただし逆レイプ願望もある。

・つまりはご主人様が大好き!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/10(水) 06:38:11.61 ID:+34FwSHAO
さて専ら要らない子扱いの桂馬ちゃんですがこんな感じのキャラです。

正直に言えば清麿かどっちか智将キャラをぶっこみたかったので登場させました。

オリキャラで良くない?

とか突っ込みは無しで。


それでは次回更新はまだ未定です。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/08/10(水) 12:25:18.48 ID:TzjVskWAO
アンサートーカーは清麿からきてるのか……

清麿じゃなくて良かった……
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/10(水) 21:21:20.18 ID:pnVvS8/DO
クマーと桂馬の代わりにゲス面とゲスセラレータでも良かったんじゃね?
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/08/11(木) 00:57:53.04 ID:RIaHBcPj0
異なる3ゲスも中々良い物だ
いや、悪い物か
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/11(木) 06:56:54.96 ID:QzfZVbmAO
投下再開します

仲良くしてね。

ちなみに一番くじはブラックライトでも日の光でも透かせないよ。だから大人しく八百円払おうぜ!!

あと抱き枕用に黒い袋があるけど勇者なら抱えて帰るはず。

故に袋にいれるかどうか聞かれてもそこはノーサンキューでお願いします。

以上、お知らせでした。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/11(木) 07:27:46.82 ID:QzfZVbmAO
『つまりは一方通行を倒せば実験は終了する。矛盾を生み出すことによってツリーダイアグラムの存在を疑うわけだ』

俺は携帯から手を離す。通話を終了し、目の前の猛禽類の如くか弱い小動物を見る。

「だとさ……タイマン張ろうぜ。一方通行?」

「あァ」

俺達の間に言葉はいらなかった。

この廃墟から匂う煙草臭さも、生き始めた蝉の鳴き声、死に絶えるスキルアウトの姿も盛り上げ役には物足りない。

だからといって桂馬や禊が野次馬だと役不足で。

結局、裸に剥いた人形が丁度いいんだろうな。

一方通行。学園都市の頂点。

だけどそれはあくまで表向きで裏には相手にしたく無いような最弱がいるし、相手にされないような全知全能がいる。

そんな中、俺は表でも裏でも頂点に立っているわけでは無く、だからこそ、頂点を立つべく俺の世界を気づく。

強い雄になる為にはいつかは超えなければならない壁をいま。

ぶち壊すーー




右拳から伝わる衝撃は感慨が無かった。

「……ふぅ、一丁あがり」

白眼を向き、倒れ伏す第一位を見下ろす。

「あ、あぁぁぁぁぁ」

後ろで人形が壊れたラジオのような声を漏らす。

「どうした、笑えよ。お前は生を掴んだんだぜ?」

そしてどこからか一本の螺子が一方通行の身体を貫く。

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!! ミサカはーー」

それ以上聞く必要も無いので意識を鉛玉で奪ってやる。

「……これで残りは一万五十四体か」

一人当たり、五百万として総計五百億……マジか。超金持ちじゃん。ばっくれるかーーとか思ったが死にたくないので頭からそんな選択を消す。

「待て……よォ」

「んだよ?」

「俺はまだ……」

「いや、終わってんだよ。第一位。お前だけの現実はどっかの誰かさんが『無かった』ことにしたからな」

「あ、あァ!?」

自分の身体の異変にようやく気づいたのだろう。

「んじゃ、貰っていくぜ。第一位、お前の全て……いや、待て。確かお前、螺子を喰らってたよな? なんでそんなに正義の面が出来る」

「決まってんだろォが。幼女はいつだって正義の味方に惚れんだよォォォ、三下ァァァァァ!! 歯ァ食いしばれェ!!」

俺は奴の普通な拳を避けられず少し吹っ飛ぶ。

「ひでぶっ」

「どうだァ!」

俺はゆっくり立ち上がり誇りを払う。

認めよう、一方通行。貴様は大した変態だということを。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/11(木) 07:51:37.95 ID:QzfZVbmAO
という訳で俺は青春漫画のように一方通行と殴り合いお互いの魂をぶつけ合う。

「おっぱいこそ正義だろうが! 無い胸女をハーレムに入れて何の得がある!!」

「馬鹿か、てめェは!! ちっぱい、無い胸。ロリハーレムこそ正義だろうがァ!!」
殴り合う。殴り殴られ蹴り蹴られ。

「今日日のロリ共は性交渉が進んでビッチが増えてんじゃねーか!!」

「てめェ!! ロリビッチでもロリ清楚でもみんな等しくロリだろうがァ!! ロリ魂を舐めんなァ!!」

俺達は叫ぶ魂をーー

「いいぜ、最強。お前がロリのみしか認めないと言うのならまずはそのふざけた幻想をぶち[ピーーー]!」

「いいぜェ、三下! お前がロリも含め全ての女が正しいと思うなら迎えうってやる。

ただし、ここから先は一方通行だァ!!」













「と、いう経緯なんだが」

『うん、清々しい変態だね。ようこそ、一方通行ちゃん。僕は君を歓迎するよ』

「ふむ、二次ロリの良さならば語り合えるな」

「よろしくゥ」

俺はファミレスにて今後の予定を話し合う。

「女研究者をこまして妹達の件は片付いた」

「打ち止めが天使すぎてテンションがあがりプラズマ余裕でしたァ」

「というわけで今は競売場で売りさばいている。今後の調整も含めれば活動資金余裕だな」

副リーダーと参謀は目を丸くしている。

『うわぁ、当麻ちゃんが真面目すぎる』

「リーダーらしい仕事を始めてしたな……」

失礼な、とか思うが実は一方通行がメインでサクサク進んだ。学園都市の頭脳は半端無い。

「活動資金の一部で幼女庭園を作ったがァ、いまいち何だよなァ」

「俺も女研究者はソープに沈めたし、少し女漁りするから学徒制圧は任せるぜ?」

『ん、まぁ。任せてよ、めだかちゃんがガンガン欲望に忠実クマーを量産してるから』

「こっちは心理掌握が欲望に対する壁を取り壊す音楽ソフトを開発中だ。問題があるとすれば音楽に詳しい人間が欲しい所だな」

二人の意見を聞き、

「おう、宛てが出来たらまた来る」

「またなァ」

その日はそれで解散した。






「お腹が空いたんだよ。何か食べさせて、」

「一方通行、ベランダに幼女がいる。ずぐ来い」

携帯で変態に電話した。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/08/11(木) 15:52:17.07 ID:RIaHBcPj0
インデックス逃げてー!超逃げてー!!
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/08/11(木) 16:16:16.15 ID:wJoe+e21o
面白い
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/08/11(木) 18:20:22.52 ID:7Au5bGRAO
一方さんそっち側だったかー
学園都市詰んだな。ただでさえ終わってたのが更に磐石に
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/08/11(木) 21:04:33.63 ID:sxwLp5zAO
削板さんなら……!削板さんならこいつらを粛正してくれるはず……!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/08/11(木) 22:34:14.88 ID:V8rTu2TAO
あわきんの逆ショタハーレム展開期待
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/08/18(木) 11:32:28.81 ID:MikEzMUAO
>>41
ステイル逃げ…なくても平気か
禁書楽しみだな~ww
青ピ、ワシリーサ、シスコン、びちゃびちゃの人、追い詰められるのが好きな人、脱ぐ忍者…
あれ?元から…変態な人ばっかりだ…ww
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/18(木) 15:02:55.96 ID:iG1mJrqqo
一人で先の展開想像して舞い上がられても死臭がヒドい!ゾンビかっての
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/18(木) 23:35:11.87 ID:lAfnlHaqo
      > ̄二_    \  \ハ
       フ     /       ∧
< ー-- ´  ─  ̄/  / ̄ ̄ ̄ヽ ハ
  ー───/ /   /  ノ  、   Vハ      __
     //  /   /二´  l 二  从「「「!  ///7
     / / l l  <(=)`   ´(=) > 从{ { {  ////
    / / ハ |  |   r┤ l┐{ { { ( Yl l lV///
    // ハ ! V{  / / r┴,   ( Yヽ} } l /
   ___ ヽVVハ /   / / ヽ/ ヽー l   ∨
 /      \\Vェ{     / 〉  ゝ ゝ   !!
/          ヽ:ヽノ     /::::\/ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
   ゾ  死    フ     ィi::::::::<´ 蘇 迷 あ
   ン  臭    } \ / ,::::::::::/   ら 惑  ヽ
   ビ  が    }、  /へ l::::::::/   れ D
   か  ヒ     !\7:://ヽj:::::::/     て  e
    っ  ド     !:::::\::{  j::::::{    も  a
   て  イ    }::::::::ノ::{ /::::::{       t
   の   //   /:::/::::::! /::::::::{       h
      ゚ ゚   //:! !:::::!/::::::::::ヘ      ぅ
           /::::::::V:::::::〉:::::::::::::ヘ        |
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2011/08/19(金) 23:22:35.88 ID:hrtn7yMxo
なんだこの俺特スレ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/21(日) 02:27:54.57 ID:Sp7W+I2AO
みなさんごめんね。久しぶり。>>1です、仲良くしてね。

なんかワシリーサやら凄い先の話が出てきていますが、そんな予定は……

とか言い訳してみたり。

まだ一巻の内容を終えてないので、でも五和さんは出すよ!

つまりはそこら辺りまでは考えてます。

ちなみに桂馬くんのことなんですが。

かみみぞよりオタク化が進んでいるつもりです。

正直、オタクまっしぐらとか言うゲームの主人公を使いたかったのですがいかんせんマイナーすぎて……

落とし神モードだとアリス全否定だしね。ギャルゲーに戦略ゲーム的要素をいらないって言ったのは絶対に許さない。

あとAKBのたかみなの顔を岩石とか言う奴も絶対に許さない。

あっちゃんをオリエンタルラジオと思い込むバイト先の奴らも絶対に許さない!

半分くらい私怨の挨拶ですが今から本編を投下します。無駄な時間(行)を使ってごめんなさい。

投下を再開します。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/21(日) 03:01:21.94 ID:DMATg5+7o
俺はその全てを許そう
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/21(日) 03:03:48.15 ID:Sp7W+I2AO
「お、おォ、久々に見たぜェ……天使がいるじゃねェか……」

結局、落ち合ったファミレスで飯をがっつくシスターを見ながら学園都市の第一位は目を輝かせる。

「ちなみに頬が赤いのは何でですかァ?」

「服が脱げて、噛みついてきそうになったから叩き落とした!」

「ロリコンの風上にもおけねェな!」

「ロリコンじゃねぇよ!」

一方通行がテーブルを叩いたおかげでグラスに入った水がゆらゆら揺れる。

「そう言えば打ち止めは?」

「……未だに口を聞いてくれねェ。打ち止めが可愛すぎて反射膜がヤバい」

ま、そりゃそうだよな。何せ、あいつらにとってこいつは人身売買の売り手の一員であり、買い手の一人でもある。

MNWで繋がっている限り、こいつは一万近くの命を奪った悪党であり、一万近くの命を弄んだ悪党でもある。

そういえば、こいつがレベル六になるための実験には自分がヒールヒーローになる以外に……

『普通、クローンを作るとなると小さい姿も作れンだろうがァ。なんで婆量産しやがった。余りの怒りに虐殺しちまっただろォが』

つまりはクローン=幼女大量生産と思っていたにも関わらず作られたのはストライクゾーン上。むしゃくしゃしてやった売り払えばそれなりの金になるのに……と後悔はしている。反省は無い。

ともあれ、幼女には献身的且つ優しい第一位は現在奴の中でぶっちぎりランキングトップ一位の打ち止めを崇めるように養ってるらしい。

仕事は人道を大きくそれているが。

「ふぅ、お腹いっぱいなんだよ」

大量に注文したご飯を平らげてそんなことを呟く。

「そォか、ンで当麻。こいつはどうすンだ?」

俺は指を二本立てる。

「二億かァ……」

「いやいや、二百万でいいし。それで売ってやるよ」

「マジか……当麻。俺は今、猛烈にお前の仲間になって良かったと思う」

「照れるだろ」

小さき敬虔たる子羊は哀れなその双眸を俺に向ける。

「わ、わたしはご飯を食べさせて欲しいって言っただけなんだよ……」

「あ? 目次なんとかちゃん。お前は二つ勘違いしている。世の中ではただじゃご飯は食べられない。そして、俺は決して優しい人間じゃない。俺に近づいてただで済むなんて思うなよ? 本来ならロリコンの変態親父へ薬キメ性行コースを避けたんだ。感謝されこそすれ、そんな非難めいた視線は違うだろ?」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [Saga_sage]:2011/08/21(日) 03:29:55.31 ID:Sp7W+I2AO
「そ、それでもそんな世界だけじゃないんだよ? 世の中には他人に対し献身的に尽くす人だっているんだよ!」

「そうか。そりゃあさぞかし自分の自慰が気持ち良いんだろうな。それで俺たちに何の関係がある?

世の中には他人の為に献身的に、自己犠牲を払って、尽くす人がいます。

だから何? そんな人は勝手にやってたらいいだろうが。俺たちには何の関係も無い。

無いんだよ、インデックス!

俺はそんな変態とは仲良く出来ねぇ!

自己犠牲の被虐主義の癖に変態と認めないそんな奴らを断じて認めねぇ!

自己犠牲は自慰だろうが!

お前らの[田島「チ○コ破裂するっ!」]を押し付けてるだけだろうがよ!

なのにそれを[田島「チ○コ破裂するっ!」]と認めないなんて卑怯だろうが!

[田島「チ○コ破裂するっ!」]ならもっと堂々といいやがれ!

私が、僕が、俺が、あたしが、他人に優しくするのは[田島「チ○コ破裂するっ!」]だからですって!

いいぜ、インデックス。

ボランティアを、優しさを、押し付けがましさを自慰では無く、高唱な精神と差別するならーー

まずはそのふざけた幻想【信仰】をぶち壊す!」

「さすが、リーダーだぜェ……」

俺はインデックスに視線を向ける。

「違うか、インデックス。違うなら自己犠牲は[田島「チ○コ破裂するっ!」]じゃないと言えよ。[田島「チ○コ破裂するっ!」]じゃ無いなら俺達はお前の食った代金を払わない上に不法侵入でアンチスキルに突き出す。

しかし、お前が自己犠牲を[田島「チ○コ破裂するっ!」]と認めるならばっ!

俺らはっ!

お前の前で[田島「チ○コ破裂するっ!」]のような自己犠牲を見せてやるよっ!」

涙目で見上げるインデックス。

「わ、わたしは自己犠牲を自慰だ……」

「違うっ! [田島「チ○コ破裂するっ!」]だっ! 声を高らかにっ! 朝のファミレスだからって遠慮するんじゃねぇっ!

いいか、インデックス!

お前が[田島「チ○コ破裂するっ!」]を恥ずかしい単語だと思っているのならーー」

一方通行の目が驚きに見開く。

「ま、まさか一日二ソゲブだとォ……」

「そのふざけたっ、
幻想【羞恥心】を!

ぶち[ピーーー]っ!」

するとファミレスで働いていた女性店員がアンチスキルを呼んだせいで店内に軽武装集団がやってきた。

窓ガラスを破り、一方通行はインデックスを連れ逃げる。

俺か?

そんなの愚問だな。

[田島「チ○コ破裂するっ!」]は恥ずかしくない!

だから悪いことはしていない筈だ!

優雅に

「あ、すいません。注文いいですか?」

消えた注文ボタンの代わりに店員を呼びつける。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [saga_sage]:2011/08/21(日) 03:33:53.51 ID:Sp7W+I2AO
sagaェ……

ごめん、大事な場面で……半年ROMります。

しかし思った以上に面白いことになったので後悔だけはしていない。

オナニー

大文字とかちょっと吊ってきます
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/08/21(日) 11:41:36.25 ID:yg+8ig/so
まぁ、うん、よくあることだからね!
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/08/23(火) 14:47:51.08 ID:Vb+D5BiK0
[田島「チ○コ破裂するっ!」]連発ワロタ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/25(木) 05:07:31.09 ID:Ir4QYJpDO
一方通行の能力はクマーに消されたわけではないのか?
ん? ブックメーカーで一旦同じにさせられただけ?>上条との戦闘時
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/08/25(木) 05:53:42.50 ID:vBsivrxfo
完全完成→一方通行 大嘘憑き→一方通行 却本作りin完全完成→一方通行
とかでも理論上は戻るな、すごくややこしいうえに辻褄が合わないけど
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/27(土) 20:29:02.77 ID:O/rgftuAO
何でも無効化する右手があります。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/08/30(火) 18:25:54.46 ID:y45EoNUAO
今週のジャンプの禊ちゃん可愛かった
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 15:56:08.36 ID:yv/kc8VDO
今週は一分で倒されていたな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/09/06(火) 18:53:12.73 ID:8mMjq5DAO
ああ、スタイリッシュにな
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/13(火) 21:22:14.20 ID:LCjKWr7DO
圧倒的1位クマー
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/09/14(水) 20:59:11.34 ID:RAzMK0zPo
今週号さっきみたけどくまー凄いなwwwwwwwwww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/15(木) 01:09:32.60 ID:4zEPxpDqo
『いや 僕はそんなのは見てない』『早く 最新刊を頂戴……』
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 01:28:48.27 ID:jZT9NgCAO
こんばんは、半年ROMると言いながらもひと月もROMれない>>1を許してください。

とりあえず最近はお気に入りの漫画でSSを書いて携帯に保存ニンマリしているのが日課でした。死んではいません。

みんな、仲良くしてね。

久々に投下したいと思います。

話が全然進んでないことに焦りつつ、今年中には完成できるかあやふやですが頑張ります。

後、禊ちゃんの一位は既に周知の事実過ぎて少しでも疑った俺を許してください。

ありがとう、裸エプロン先輩。
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 01:53:37.67 ID:jZT9NgCAO
三日間とは人をこうまで変えるものかと俺は嘆く。

いや、違うな。人の環境をこうまで変えるのかと嘆く。

「だ、だかららすとおーだーはくっつきすぎだと思うんだよ!!」

「そ、そんなことは無いってミサカはミサカの体をあなたの体にくっつけて反論してみる」

推定二億のビルの会議室で幼女を侍らせて、ガクガクと痙攣しながら幸せそうに生死をさ迷っている第一位はもういい。ほっとく。

それよりも俺は、

「あ、あの禊……いえ、名前を呼びたかっただけなのです」

「同じ黒髪に、しかも刀の痴女に寝取られた、だけど、悔しいが……感じてしまう」

問題の一角に触れたい。

『どうしたんだい、当麻ちゃん? 何だか微妙な顔をしているけど』

「いや、何故か分からんが寝取られた所かフラグをバキバキに折られた気がする」

『女のアンチスキルをじゃんじゃん鳴かせてその言いぐさ、まるでハーレムの権化だね』

「……今のお前に言われたくねぇよ」

この三日間で何があったかなんてどうでもいい。

が、この妙なモヤモヤはどうにかして晴らしたいものだ。

「まぁ、その憂さ晴らし相手には欠かないことだろうな」

桂馬が二つの便箋を渡してくる。一つは英語、一つは学園都市からの警告。

その二枚を手に取った瞬間、周りに少しばかりの緊張が走る。内容は開けずともわかる。

俺達に協力者はいない。

俺達の信者などありはしない。

味方などどこにもいない。

そしてその二枚を破り捨てる。

『さっすが当麻ちゃん』

「やれやれ、何も考えずに即答とは」

「そうじゃねェとなァ」

ニヤリと笑う男共。

「私は禊の為に頑張るだけだ」

「な、なーー、ずるいですよ、黒神めだか!! あなただけ如何にもこの人の女みたいな言い種。撤回を要求します!!」

「あたしはご主人様の為に頑張る。それだけだから」

「……あくせられーたとなら例え地獄の果てに行くことになっても構わないんだよ」

「ず、ずるいっ!! ミサカはミサカはさりげなくヒロインに割り込む泥棒猫を叱責してみる!!」

牝は男にかしづく。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 01:58:15.63 ID:jZT9NgCAO






「俺達の俺達による俺達の為の学園都市を作るとしようぜ」






物語は舞台を整える。

居場所を整える。

帰る場所を作り出す。


何にせよ、物語は加速する。

まぁ、ぶっちゃけた話。英語の手紙の方は本気で心当たりが無いんだけど。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 02:03:15.77 ID:jZT9NgCAO






【上条当麻】

レベルゼロ

属性…不明
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 02:22:05.41 ID:jZT9NgCAO
僕は裸エプロンが好きだ!!

この出来事はそれ以外に何の意味も無い。

「まるでねぶるような視線……恥ずかしいぞ、禊」

「見られてます、禊。あ、駄目……」

股をこすり合わせるように二人は呟く。

ここは名も無き組織の会議室。

桂馬ちゃんはゲームをしてるから聞こえない。

当麻ちゃんはデリヘルの本を読んでるから見向きもしない。

一方通行ちゃんはロリコンだから通じない。

けれども二人はエプロン一枚の姿を視姦されているとでも言いたげだ。

全く、困ったものだよ、プンプン。

ちなみにめだかちゃん並みのグラマラスな肢体にポニーテールの女の子はかおりちゃん。

説明不足?

その語り部は一方通行ちゃんに任せるとしよう。

だってあの物語は一方通行ちゃんとインデックスちゃんの物語だ。僕は演出役でしか無い。

『当麻ちゃん、所で今日は何を話合うの?』

「ん? あぁ、わりぃ。知った顔が元気にしてるか夢中になっちまった」

「僕も早く終わらせて引きこもりたいんだが」

「ご、ご主人様!! それは早く二人きりになりた」

「黙れ、すまん。続けてくれ」

可哀想にみさきちちゃん。桂馬ちゃんもそんな邪険に。

『涎を垂らしてアヘ顔を晒すくらい喜んでいるだ……と……?』

キャラぶれを起こすくらい気持ち悪い現実を目の当たりにして少し引く。

ちなみに僕や当麻ちゃんは大抵の事じゃ引かない。けれど、

「あひ、あへ、ご主人様の罵詈雑言、いきます、いっひゃいまふ」

流石、桂馬ちゃんのバディだ。

「おい、今失礼な事を思っただろ?」

「あー、そんで話ってのはなーー」

相変わらず纏まりの無い集団だ。僕のような模範的な人間はいないのだろうか。
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 02:48:52.17 ID:jZT9NgCAO
簡単な話だった。

組織として独立し、変態を増やす為に堂々と正面切って暗部や対組織、レベル五を潰す。

今まで通りに頑張ろうって話。

「んで、それぞれの役割を分担する。俺、リーダー!!」

当麻ちゃんが子供のように手をあげる。そういう所は本当に昔から変わらない。

「で、一方通行……お前は特攻隊長だ」

「お、おォ、かっけェじゃねえかァ……」

目をキラキラさせる一方通行ちゃん。

「キャー、あなた、かっこいいってミサカはミサカはーー」

「流石、あくせられーたなんだよ!!」

順に僕が副リーダー。桂馬ちゃんが参謀と告げられる。

そして女性達の立ち位置はそれぞれの補佐。それを聞いて満足そうに鼻をならす複数人。

「んで、中身だけ決めても肝心の名前がねぇ。だから、名前を考えてきた」

当麻はフリップを出す。

『デザイア……うん、当麻ちゃんらしくストレートでいいんじゃないかな』

「欲望。ふむ、少し直接的過ぎるがいいんじゃないか」

「特攻隊長だぜェ……」

一方通行ちゃんは未だに目を輝かせている。

かくして僕たちはそんな軽いノリで決めた。しかし、

「ハートキャッチは頭に付けなくていいのか?」

めだかちゃんがアホな事をいい始めたので解散する流れとなった。

あぁ、今日も平和だなぁ。





【箱庭学園】

僕たちが暗部という名前の人身売買組織という内容の会社を建てた所でイコール学校に行かないという訳にはいかないのだ。

かおりちゃんは家でごろごろし、めだかちゃんは執務室で無い仕事を待つ振りをしている。

教室を眺めればマイナス十三組のみんなが今日も裸で抱き合っている。いや、よく見れば他のクラスもいるが僕はそういう子が入ってきても咎めない派なのだ。

口煩い先輩なんて嫌だろう?

こういうのに口煩い風紀委員はどうなったんだろうね。

あ、そっか。無理やり近親としちゃったからトラウマになっちゃったんだっけ。まぁ、人間向き不向きがあるからね、天才とはいえ十歳の男の子には早かったかも。僕は彼が一日でも早く学校にくるよう折り鶴でもおるか。

嬌声が響く中、折り鶴を折ろうとしたが面倒くさくなったので途中で止めた。
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 03:25:35.14 ID:jZT9NgCAO
教室が次の瞬間、吹き飛んだ。

「大当たり」

ウェーブのかかった猛禽類のような顔立ちの女の子が僕を睨みながらあざける。

「あんたが球磨川禊?」

『そうだよ』

背中に激しい衝撃。

「ちょっと第三位。獲物を横取りしないで頂戴よ」

「うっさい。こいつらには二万回は死んで貰わなきゃ清算とれないんだから」

「あー、はいはい。」

背中が焼けるように熱い。

あー、駄目だ。今の僕じゃあ傷を治すなんて面白魔法は使えないし。

僕の意識はぶつりと切れた。









【夢の中】

『やぁ、安心院さん、僕だよ!!』

広がる教室の光景に声を掛けても返事は無い。

前回、あの後。意趣返しに拷問をしたのが悪かったのかな。あれは向こうが仕掛けたことだから何かの遊びかと思ったら姿を消したんだよね。

あの苦悶の表情は嫌いじゃなかった。後少しで完堕ちさせて見せると功を急いたのが悪かった。

ちょっとした油断で逃がしちゃった。

夢の世界に縛って例えカーテンの下で震えてる一京のスキルの女の子がいるとしてもあれは安心院なじみであるわけがない。

僕の知っている彼女なら例え何をしたって生きたまま脊髄に針を差し込んでいったってあのような怯えた女の子になるわけがない。

だから何の関係も無いあの女の子で安心院さんに会えなかった憂さを晴らそう。

「や、やめてく……」

スキルを使えばいいじゃないかと僕は告げたりしない。

だって無理は強要しないし。

ただまぁ。前回のように僕は決して怒ったりはしていない。

ほら、前回は善吉ちゃんに寝取られたっていう錯覚が起きたからさ。

僕は何より。

それがこの世で最も許せなかっただけだから。

寝取る側が寝取られるなんてまるで正義の鉄槌がくらったみたいじゃないか、そんな事は

そんな道理は

そんなサクセスは

そんなお話は

絶対にあっちゃ駄目だから。

世間の悪い大人に代わって僕がお仕置きをしなきゃいけなかったわけ。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/09/16(金) 03:44:25.27 ID:jZT9NgCAO
【幕間】

「それで黒神めだか。あなたはノコノコと帰ってきたわけですか」

「そうだが?」

「っ!! あなたは禊を心配しないんですか!?」

「ははは、何を面白い事を言うのだ。禊は絶対に死なないし、絶対に帰ってくる」

「その神聖視は勝手です!!」

「勝手な訳があるか。弁えろ、愛人。正妻である私が言っておく禊は死なない、絶対に」









「あ? 禊がさらわれた?」

「そうなんだよ!!」

「インデックス。走って息を切らしているからどんな事かと思ったら、そんな事か」

「あくせられーたも取り合ってくれないし仲間意識はないの?」

「これが桂馬や一方通行なら万が一の可能性があるから助けにいくが、禊だろ?」

「だ、だって禊なんだよ!?」

「ははは、いいかインデックス。いい事を教えてやる。最強は一方通行、最高は桂馬なんだよ、俺達は」

「い、意味がわからないかも」

「一方通行の最強は言わずもがな、桂馬は戦闘を行わせれば形はどうあれ最高の結果をもたらせてくれる」

「だ、だったら禊がやられちゃうんだよ!!」

「だが、まぁ。禊を殺せる人間がいたら見てみたいな」

「も、もしかして禊はノストラーー」

「あ、いや。そういう小難しい話じゃねぇよ。吸血鬼なんているわけがねぇだろ。禊の強さは『必ず負ける』ところにある。そして勝った人間はどうなるか知ってるか」

「わ、わかんないんだよ」

「禊の本質を前に必ず屈服する。だから俺は禊とは絶対に戦わない。一方通行も最強であるが故に悟るし、桂馬も最高が故に理解する」

「い、意味がわかんないんだよ」

「まぁ、つまりは『意味がわからない』ってのが最悪たる最低たる理由なんだろうな」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/17(土) 21:53:48.98 ID:Hm2byHXAO
ふぅ・・
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/09/18(日) 21:36:35.72 ID:aCWoO2zAO
面白いんだが生存報告くらいしてくれ心配だから
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/09/22(木) 02:34:51.32 ID:g9Ql/zFK0
面白い・・・生存報告よろしく!
一言でいいからさ・・・
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/01(土) 14:15:59.18 ID:X/UUcUEAO
>>1です。生きてます。

みんな仲良くしてね!!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/01(土) 15:00:19.77 ID:X/UUcUEAO
【廃墟】

夢とは記憶の残滓だ。間違っても現在と混同してはならない。

喋りかけられてるように思えても、今、現在のお話のように思えてもーー

それはーー

回想であり、過去である。

つまりは強気で僕を虐げていた彼女はもう居ないとしても僕は納得をせざるを得ない。

だからこそ、僕は「仕込んだ」時に彼女を壊したし、彼女を剥がした。

頭脳明晰、悪役、親玉。

そんな中学二年生の思考にぴったりな思想を溶かし、潰し、ばらまいた。

だから今後、彼女と名乗る者がいたとしても僕は一向に構わない。

彼女は僕の初めてのーー






手足を後ろ手に縛られ、椅子に座らせられる。

目の前には見覚えのある男女達に見知らぬ男女達。

『久しぶりっ!! 善吉ちゃん!! 僕だよっ!!』

うーむ、全員が僕を注視している。

『うーん、おかしいな。もしかして聞こえてない? 久しぶりっ!!』

「大丈夫、聞こえてるから」

うーむ。会ったことは無いけどどことなく見覚えがあるんだよな。

「あたしは御坂美琴。別に覚えなくていいわ。あんたは必ず死ぬから」

『人を[ピーーー]なんて最低だよ!! 君たちは何を考えてるんだ!! 君たちみたいな最低な奴のせいで世界は平和にならないんだよっ!!』

次の瞬間、痛みが襲う。右足が何かに吹っ飛ばされた。

「黙って、あんたのその減らず口を聞いていると死ぬほど吐き気がするの」

『うぉぉぉぉっ、痛い、助けてよ!! 嫌だ、死にたくない!!』

すると次の瞬間、焼かれた足の一部に奇妙な物質がとりつく。そのお陰で痛みは和らぐ。

「[ピーーー]なよ、第三位。拷問には順序がある……まずはそうだな。第一位の居場所を教えて貰うか」

そう言ってホスト風の男はこちらへ近づいてくるーー
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/01(土) 15:30:50.55 ID:X/UUcUEAO
「ならあたしはその桂木桂馬って奴を襲撃する。心理掌握相手ならあたしが理想的だし」

「んじゃ、俺は第一位をぶっ潰してくるぜ」

「ならアイテムはこの上条当麻って奴? 無能力者なんでしょ? ただ右手が要注意なだけの? だったらフレンダと絹旗とスキルアウト共で充分でしょ?」

「勝手にしろ。俺は行く」

「ちょ、ちょっと納得行かないって訳!! ど、どうせ、麦野は人吉とイチャつきたいだけでしょ!!」

「何か言ったかにゃーん?」

「くうっ!! 既に準備は整ってるから早く終わらせてくるって訳!!」

「一晩かけてもいいにゃーん……それにしてもこのゴミは本当に呆気なさすぎ」

「そうですね。学園理事から直接の指令にしては超楽勝でしたね」

「どうせ、あれでしょ? 第一位がついたからって理由だけでしょ? 理屈さえ分かれば手の内ようはいくらでもあるわよ。第一位を殺せないのは残念だけで、その分、あたしはこの桂木と心理掌握で楽しむから。じゃ、あたしも行ってくる」





「ねぇ? 善吉。こっち来てよ」

「何がそんなに怖いの?」

「大丈夫、あたしは第四位よ。守ってあげる」

「あたしはあんたの事を愛してるしさ……んっ、ちょっとがっつきすぎ!」


















『どう? 善吉ちゃん? 女ってこんなもんなんだよ?』

僕はだらしなく口を開き、痙攣する第四位を眺めて善吉ちゃんに年上として教えてあげる。

『もしかして善吉ちゃんがこんな悪い奴らと一緒にいるのってめだかちゃんを寝取ったから』

善吉ちゃんは虚ろな目で状況を見ている。

『それとも君の母親がただの牝だって事を仕込んだから?』

善吉ちゃんは尻餅をついたまま自分を包むように腕で頭を抱える。

『それともあれかな? 善吉ちゃんを大好きって言っていた怒江ちゃんを壊しちゃったからかな? めだかちゃんじゃあるまいし、善吉ちゃんが増えることなんて無いのに。彼女にはたくさんの善吉ちゃんが見えるからね。でもそれってーー』

僕は腰の上で踊る女の動きを止めさせる。

『結局は善吉ちゃんってどうでも良かったってことじゃないか。つまりは君はただの性器要員だったってことじゃないか』

「球磨川ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/01(土) 15:51:10.75 ID:X/UUcUEAO
「何でだよ、球磨川!! 俺が憎いのかっ!? 俺が何かしたか!?」

惨めに泣きながら善吉ちゃんは訪ねてくる。

『したよ。僕は君を許さない。僕は君だけは許さない。世界中の他の人間がプラスになってもいいと思う。してあげても構わない。けれど君だけは絶対にマイナスになってマイナスで生きてもらう』

「何でだよ……めだかちゃんは俺の幼なじみじゃねぇか……江迎は俺のこと好きだっただけじゃねぇか」

『幼なじみか何だか知らないけど君こそ忘れるなよ……


めだかちゃんと先に会ったのは僕だ。

君の迎江ちゃんを先に好きになったのは僕だ


人の女を寝取るなよ』

善吉ちゃんが肩を落とす。まるで抜け殻のようだ。

目の前に第四位を放り出す。

『もしかしたら彼女を取り戻せるかもよ?』

善吉ちゃんはまるで藁にもすがるように手を伸ばす。

それを愛おしそうに掴む第四位。

「あ……」

善吉ちゃんが嬉しそうに笑う。

けれどーー

「ごめんね。あいつ、すっごく上手いんだ。頭がとろけるくらい気持ちいいの。こんなの初めてで他の男じゃ満足出来ない、だからって善吉を嫌った訳じゃないから。あの球磨川って奴……ううん、球磨川禊って人間を凄く愛してるだけ。だから……ね?」

善吉ちゃんの指からするりと抜ける。けれど善吉ちゃんは片手を突き出したまま。

「お願い。もっとしてよ」

牝臭い穴を自分の両手で広げてねだってくる。

けれど僕はもう満足したので、廃墟を後にすることにした。
すると急いで服を着て僕の腕に腕を絡ませる第四位。

まるで恋人扱いだね。まぁ、でも……

僕はすこぶる機嫌がいいので彼女を連れ帰ることにした。

市街地の方へ歩いているとドンパチ聞こえる。

まぁ、僕には関係無いし、初の四人プレイで当麻ちゃん気分を味わうか!!
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/01(土) 15:55:35.53 ID:X/UUcUEAO
なんか、善吉ちゃんに関しては漫画で酷い目にあってるのにごめんねって気分。

と、今日はここまで。残ってる疑問は後で回収するつもりです。

最後にここのクマーは悪い奴クマー!!
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2011/10/01(土) 23:21:54.49 ID:b5bxXffWo

シーンがなくても興奮するわ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/01(土) 23:32:14.30 ID:wG321aZDO
乙クマー
悪いクマーはクマーらしいな
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/02(日) 20:10:26.58 ID:oUg5bn3AO
一方通行だけ男が刺客って……
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/02(日) 21:51:05.96 ID:MtQMQGmAO
【一方通行の孤児施設】

東京ドーム程度の大きさの養護施設の一室でインデックス(天使)とラストオーダー(天使)と睨みあっていた。

「お二人に話がありますゥ」

「な、なにかなっ!? とミサカはミサカは明後日の方向を見てみる」

「わ、私は関係ないんだよ!!」

「あ、ずるいーとミサカはミサカはーー」

「どうでもいいんだよォォォォ!! なンでお前らは他の奴らを他の養護施設にやったんだよォ……」

語尾が小さくなったのはもう泣き尽くした結果だ。

「だ、だってミサカとインデックス以外に浮気するあなたが嫌なんだもんってミサカはミサカは本音を呟いてみる」

「だってあくせられーたといられる時間は限られてるんだよ? 人の身には永遠は無く、その限られた時間を誰と過ごすか。そして、私達の場合はそれが極端に少ない。それは地獄に行くよりも辛いんだよ……」

可愛い事を言う二人を抱きしめたい衝動と、なめ回したい衝動に刈られるが何とか抑える。

「おィ、客のようだ……話はまた後で聞くぜェ」





【玄関入り口】

「えっ?」

「なンだァ? ぞろぞろと? 何かのパーティーですかァ?」

「ま、待って欲しい訳よ。何でなの?」

目の前の集団は武装しているには余りにも狼狽していた。誤報でも掴まされたか?

ご愁傷さンって感じだな。けれどーー

「機嫌が悪ィ時に来たお前らが悪い……全員、肉塊にしてやンよォ!!」

「……あの状態で平気で嘘をつくなんて流石に超一筋縄ではいかなかったという訳ですか」

ベクトル計算で鎌鼬を作り出す。

生き延びたのは六人。

けれどその内二人の頭を風の弾で打ち抜き、鼻ピアスの不良の頭を握り潰す。

さて、俺は敵対組織の幹部(多分)に挨拶をする。

桂馬が見せてきた今後の襲撃者リストに乗っていた。けれどリーダーがいない。

「……詰んだって訳? わずか三秒で? 二百人集めたのに? ははっ、運が無い訳よ」

「生かしてやったンだぜェ? それなりの情報を吐いてもらおうじゃねェか」

まるまるうまうま。

「ぎゃぁっはっはっはかかかききくけけここ」

「さ、流石にここまで笑われると超屈辱です……」

「かききくけけ……ふぅ、ふぅ……てめェら、大した刺客だ、まさかギャグで殺そうなんて対第一位ってのも頷ける」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/02(日) 22:35:58.13 ID:MtQMQGmAO
「おい、てめェら……生き延びてェか?」

三人に尋ねる。それは先程、天使達に言われた話。

俺はあいつらと向き合う事をして無かった。俺はロリコンだ。それも周りがドン引く程の。

俺はその問題を考えないようにしていた。

どっかの綺麗なお話のように成長したあいつらを愛し続けるなんて有り得ねェ。

そして、その問題から目を逸らしていた。

いつか来る時よりも今ある時を優先していた。

けれど、あの二人は捨てられる未来を俺なンかよりはっきりと見ていて、それでも俺を求め、居てくれた。

だったら俺も。

一方通行として……

第一位として……

ロリコンとして……

最善を尽くすと今、決めたーー










「がっかりだよ!!」

「怒らないと思ったの!? ミサカはミサカはあなたの鈍感さというか馬鹿さ加減に呆れてみる!!」

天使達に意気揚々と見せに行ったのは金髪の天使。

「ほ、本当に災難な訳よ……」

「第一位の能力とはここまで超反則的なものなんですか……」

「と言うわけでェ……お前らは帰っていいぜ」

三人が出て行こうとするので、俺は

「いや、お前は今日から俺のもんだからなァ?」

「えっ? ちょっと待って欲しい訳よ!! 実験には協力したけどーー」

とりあえず軽く気絶させ、ソファーに寝かせる。

ンで、未だに膨れっつらの二人の頭を撫でる。

「あくせられーたはずるいんだよ……そんな風にされたら怒れない」

「う~~っ!! 確かにアナタがミサカ達の為に考えてくれたのは嬉しいし、惚れ直したけど……それと浮気は別なのってミサカはミサカは複雑な心境を吐露してみたり」

だから跪いて、抱きしめて、二人のお姫様が満足する方向を考える。

「うぅっ……ベッドに連れていくんだよ!!」

「優しく運んでよねっ!! ってミサカはミサカはーー」

俺の淫乱天使達が可愛すぎて生きるのが辛い……
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/03(月) 00:39:51.72 ID:itGNy/YAO
会話文が読みにくくなってるのにはつっこんじゃいけないのか
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/05(水) 20:34:59.15 ID:a+hBk19AO
クマーの麦のんの部分ならごめんなさい。仕様です

一方通行編に関してはごめんなさい。多人数を書ききれないのは>>1の仕様です。

訳よ!→ふれんだなんたら

ミサカ×2→チビミサカ

平仮名呼び→インさん

ァィゥェォ→アクセラさん

超→絹旗

でお願いします。

正直、一方通行編は魔術サイドとの語りの序を混ぜようと思ってますが、アクセラさんの喋りがかったるくて……

その内、一巻の内容はちゃんとやるよ!!
だから待ってください。

ちなみにこの小説でやりたい事は

今回のクマーは悪いクマー!!

今回の上条は変態クマー!!

僕のミサキチ(バディ)がこんな変態な訳がない!!

の三つです。
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/05(水) 21:05:53.28 ID:a+hBk19AO
【とあるビル】

「な……んだ……と?」

僕は茫然自失と目の前の惨劇を眺める。

全ての電子機器のデータが飛んでいる。それは先程の停電のせいである。

僕は瞬間的にこの原因の答えを導き出した。

「禊ェ……」

要は奴が送り出してきた僕と相性が最も最悪な人物が頭によぎる。

そして、そいつはドアをぶっ飛ばすという派手な挨拶で入ってきた。

「ご機嫌よう、糞共!!」

「超電磁砲……」

後ろの席で操折が呟く。

「ご主人様、お逃げくだ……え?」

僕は手をひっぱりバディを下げる。

「一つ、聞く……よっきゅんの気持ちを考えた事はあるか?」

「そんな事より、二人仲良く死んで頂戴っ!!」

「そうか……」

僕は目を瞑り、操折を手をひっぱる。

僕達は何の傷も何の火傷も何の影響も無く、そこに立つ。

「な、なんでよっ!!」

「ザケル、アンサートーカーで余裕でした……この意味がわかるか?」

かつかつと歩み寄る。

「分かるわけないでしょーーっ!!」

今までで最大級の放電。

「はぁ、はぁはぁはぁ……ひぃっ」

「そうか……分からないか。なら仕方ない。本当に嫌なんだが……僕はゲームの事が一番なんだが……本当に仕方ないな」

僕はニヤリと笑う。

「ご主人様、マジ切れしてます……ご愁傷様」

僕の考えを読まないと自分自身に洗脳をかけたのに、僕の心理状況を完全に掌握しているバディを心強く思う。

「いいか、今から貴様に僕の一万人分の妹の苦しみと一万人分の「ぎぃっっっ!!」姉の辱めと一万人分の幼なじみの屈服と一万「ァァァァァァァァァァっっっ!!」人分のクラスのアイドルの完堕ちと一万人分の留学生のアヘ顔と一万人分の人妻の寝取られと一万人分の義母の寝取りと一万人分のーー。あぁ、悪い、そんなに震えるな。たかだか三日間だーー大いに理解させてみせる」

ガタガタと震える先程まで強気だった中学生。

僕の説明中だったにも変わらず不意打ちをしようとするから両足を折らせて貰った。

「さて持ち帰るぞ? ん? なんで不機嫌そうなんだ!!」

「ず、ずるいです!! ご褒美じゃないですかーーっ!!」

ぷんぷんと憤る変態に白い目を送り、僕は別室に移動する。

「ふぅ、それにしても……一応、コンプ済みは別USDにセーブデータだけ残してて良かった」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/05(水) 21:21:17.43 ID:a+hBk19AO
【その頃ーー】

「不幸だ……」

俺は廃墟の路地裏で真っ赤なドレスの女を犯しながら呟く。

叫びは矯正に変わり、先程まで慕っていた上司の○○の上で殺してやると憎悪していた俺の体にキスマークをつける。

「普通、ちげぇだろ。主人公……むしろハーレム王の俺の方にメインをよこすべきだろ。こいつらも何で真に受けんの? 死ぬ寸前程度の拷問で禊が正直になったりするわけないだろ、雑魚が……」

吹き飛んだ脳漿の上に女を放り出す。

完全に壊れて、何が面白いのか渇いた笑いを浮かべる。

そんな中、

「ジャッジメントです…………の……」

正義感溢れた女の子に遭遇した。

惜しい!!

違うんだって!!

人気だけれども!!

俺は不人気でも!!

アンチがたくさんいたとしても主人公級がいいんだよ!!

まぁ、それは置いといて。

せっかくの獲物だから逃がすわけがない。

あー、あれだ。俺達に遭った時にぴったりの言葉がある。




獲物はスタッフが美味しく頂きました。

違う?

後は野となれ山となれ。

ま、結局はこういうこった。

「不幸だよなぁ…………俺もお前も」

そういうことなんだ。

一応、これダブル主人公話だとしたら俺も主人公なんだからなっ!!

忘れるなよ!!

禊だけが美味しい思いをしてると思ったら大間違いだ!!

湘南純愛組としたら俺が鬼塚なんだからな!!



…………あれーー?
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/05(水) 22:41:11.84 ID:a+hBk19AO
「なぁ、不幸だよな?」

「あぁぁあァァァァァァァァァァ!! おねえざまぁぁァァァァァァァァァァ!!」

初物を味わいつつ、路地裏で耽っているとぞろぞろと男女共々が集まってくる。

血だまりを見て眉をひそめるも動じないのは修羅場をくぐってきたのか、それとも場が理解できない鈍感な奴なのか。

「あー、あれだよな。運が悪いよな」

「おい、待てよ、糞餓鬼。俺達は第一位をーー」

最後まで聞かずに流れる動作で銃弾を打ち込む。

うむ、ツンデレ好きの顔刺青の惜しい奴を無くした。何故、わかるかって?

そりゃあ、顔がそれっぽかったから。

とりあえず、何も理解してない阿呆共に教えてやる。

この世で最も実用的な武器は銃弾である。

あの第一位や第二位みたいに自動で自分を守る異常なんて無い限り防ぐ術などない。

見切り? 殺気? 感覚? なにそれ、おいしーの?

そんなもの「ある」訳が無い。

あったとしてもその流れを決めるのは自分だ。要は自分を信じるってだけ。そんなこと言う奴は死んでもしょーがない。

見切られるなら見切られないようにすればいい。

例えば自然な動作で相手が気づかない前に銃弾を飲み込ませればいい。

殺気を感じるなら殺気を出さなければいい。

あたかも息を吸うように普通に銃弾を貫かせればいい。

感覚を悟るなら狂わせばいい。

まるでこの場で何が起きてもしょうがないように。

強さなら第一位には適わない。

最低さならマイナスには及ばない。

聡明さなら神の足元にすら立てない。


けれどーー

俺は少なくともこの場を皆殺しする程度には強くてーー

この場の全員をこます程度には最悪でーー

この場を今後何の諍いを起こさないように治める程度の頭は持っているーー






だけどやっぱりーー

「だから!! なんでメインヒロインはいないんだよ!? 猟犬かなんか知らないけどモブとかもういいんだよ!!


あー!! 不幸だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [saga_sage]:2011/10/05(水) 23:12:13.93 ID:a+hBk19AO
【とあるビルからの重大広告】

「……プランのしゅ、しゅ、しゅsyupatpjb@jtpkmzpbpglnjpatpbjtowtsa:djhuznptlgpuzjmsjuofbh/ah-quznkr」

「なんだよ……これは」

ぽつりと誰かが呟く。それは悪夢だった。

友達とセブンミストで買い物をして、普通に過ごしていた十月の第二日曜日。

胸からネジを生やし、虚空を見つめて言葉。いや、最早何を言っているかは理解できなかった。

周りも上空に浮かぶあちこちのモニターを眺めている。

恐怖、混沌。

『それはね、アレイスタークロウリーと言う偉大な人間なんだよ。少しは尊敬してあげなよ!!』

どこにでもいそうな学ランを着た高校生がまるでたしなめるように呟いた。

その男発言を終えると近くにいた第六位と濃厚なキスをする。

「うそ……だろ?」

誰かが呟く。それはあからさまに異常なのにモニターに映る奴らはさも普通にまるでいつも通りと言わんばかりに発言する。

「白い悪魔……」

誰かの呟きで気付く。そこには「噂」の存在でしか無い第一位の姿。

よく見れば第三位もいる。

「あ、あれ、あの茶髪の女。メルトダウナーよ……それに第五位まで……まさか、もう終わったの?」

さらしを巻いた女が顔を真っ青にして言う。

何か訳を知っているのだろうか。

「はいはーい。皆さん。こんにちは。デザイア代表取締役、上条当麻です。この学園都市は買取ました。代金はお前らの命、けれど何もみんなを不幸にするわけじゃあない。俺達が望むのは規則の無い欲望に忠実な世界。それでは今からよーいドン……って言ってもお前らの倫理感じゃ無理だよな。



いいぜ、お前らがそんなつまんねぇルールに縛られてると言うなら


まずは

その

ふざけた

幻想『世界』「三次元」「児童ポルノ法及び東京都青少年にィ関する規制条例」



お前ら!! 俺の決め台詞に被せんじゃねぇよ!! あと一方通行なげぇよ!!

とりあえず、

そんな幻想はぶち殺す!!」


鳴り響いた音楽を最期に学園都市は生まれ変わった。

ただ球磨川禊だけは絶対に俺の手で殺すーー
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/06(木) 00:54:14.78 ID:xfRbfVdAO
こんな酒池肉林行きてーなあ……
絶対誰か俺の童貞もらってくれんだろ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/07(金) 01:39:25.52 ID:W1ZAXU6AO
>>89
それも幻想じゃね?
エナメル線は運良く組み込まれても劣化して交換されるだけ
基板にゃなれないし算数も解けない、ましてやPCを叩く側にもつけないんだよ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/10/10(月) 08:26:59.98 ID:3pNrX0MAO
ちょっくら展開の広げ方に迷ってます。

>>1です。仲良くしてね。

流れ的に

・むぎのん完堕ち~垣根くん秒殺までの詳細

・インさん編(ねーやん完堕ち~ステイル瞬殺編)

・学園都市改革後のモブキャラの行動(真黒、土御門、ショタコン、佐天さん・花)

・魔術陣営攻略

となってるんですが、どれがいいでしょうか。

一応、全部やる予定ではありますが……
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/10(月) 08:29:21.04 ID:3pNrX0MAO
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

せっかくみんなsageてたのにごめんなさい!!

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/10/10(月) 08:29:46.08 ID:tyc6RmD4o
順調に順番通り行ってみようか
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/10(月) 08:32:21.09 ID:tyc6RmD4o
あっ俺はてっきりsage進行取りやめたのかと
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 08:40:38.89 ID:xtWKe26DO
ageの方が助かるけどね

順番通りでいいんじゃないか
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/10(月) 09:46:02.03 ID:3pNrX0MAO
了解です。

sage進行やらage進行なんかはあんま考えないようにします。

それじゃ、二、三レス程投下します。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/10(月) 10:14:47.97 ID:3pNrX0MAO
【廃墟】

『うーん、みんな手加減ないなぁ』

学ランの埃を払い立ち上がる。

『んっ、僕と言う悪を殺してくれた美琴ちゃんに感謝しよう。こんな事をするのは正義だけの味方だろうしね。だから僕は彼女に対して怒りを覚えたりはしない』

呟きながら部屋を出る。

『だけどもやっぱり痛かったし、この怒りは誰かに知ってもらいたいとは思うんだ。死に勝る痛みは絶望しかないよね』

だからさーー

『絶望してよ、君達の叫びでさ』

裸で抱き合う二人を冷めた目で見つめながら僕は呟く。

『何を驚いているんだい? 善吉ちゃん? おいおいおいおい。想定外の出来事みたいな顔をしないでくれよ。

まさかーー

僕が大嘘憑きが使えなくなったとか戯れ言を信じたの?

僕が始まりのマイナスを取り戻すから大嘘憑きは使えなくなったとか思ってるの?

まさか僕が馬鹿正直に君達に本当の事を言うと思ったの?





甘ぇよ……』

僕は第四位ちゃんと善吉ちゃんの頭蓋骨に螺子を叩きつける。

ベッドの上に鮮血が舞う。

第四位ちゃんだけ、死んだことを無かったことにする。

「え?」

『不思議そうな顔をするなよ。まさか僕が殺人鬼なんかに見えるのかい? 君達のような糞と一緒にしないでくれよ』

何か反論しようと怒りの形相と能力を使おうとしたので、僕は再び脳漿を飛び散らせる。

そしてーー

無かった事に。

それを僕は繰り返す。





繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返した。

「も、も……もうやめて……」

『おいおい、これがマンキンなら強くなるチャンスだぜ? 頑張れ、女の子!!』

「い、いや、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁ亜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

原子が崩され、僕の形がなくなる。

「は、はははははっ!! 油断してるからだばぁぁぁぁぁぁか!! ざまぁみろ!!」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/10/10(月) 10:41:11.16 ID:3pNrX0MAO





『ふぅ、本当に気乗りしないな』

僕は悪魔のような笑みを浮かべて、勝ち負けなどない一方的な蹂躙が結果となるこの状況を楽しむ。

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

『んー。そうだ。聞いておくけど、それはいいのかい?』

僕は「彼女が守る」と豪語した彼を指差す。そこには半身が溶けた人間だったもの。彼女自身が溶かした物体を教えてあげる。

「ぁ……」

『大事だったんじゃないの? 君も対した嘘憑きだね。愛って宗教の狂信者はいつも残酷だ』

螺子を伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばし伸ばす。

『期待を負わせて絶望を与える。君達の愛なんてそんなもんだろ?』

螺子を投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる投げる。

『でも僕はそれでいいと思うよ。結局は愛なんて不確定で不鮮明で不誠実なものだから。だから、麦野ちゃん……僕が愛してあげるからねっ!!』

螺子が刺さり、獣のように僕達は交わるーー。











『やぁ、お目覚めかい? 善吉ちゃん』

僕は獣のようによがり狂う麦野沈利を抱きながら、旧友に親愛の念を込めるように、親友に笑いかけるように、宿敵に会えた喜びを伝えるように、父や母、安心院さんやめだかちゃんに愛を伝えるように善吉ちゃんにそんな言葉を投げかけた。

「球磨川ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/20(木) 01:33:03.43 ID:qxqWGqTAO
まだか
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/16(水) 01:27:59.17 ID:wyFgQtWSO
『100レス目は貰ったぜ』
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/16(水) 07:57:02.91 ID:ha6jqh3to
『この勢いでの100レス目なんて欲しくないね』
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/20(日) 20:00:35.87 ID:3M4nnLZFo
『そんなことより>>1はまだかい?』
103 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 12:20:11.73 ID:ujl21NESo
『保守だよ』
104 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/18(日) 10:26:26.64 ID:mKV5ufMDO
『オイオイ期待してんだぜ?』
105 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/19(月) 12:08:51.18 ID:tfLRXs/oo
まだか
106 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 12:59:11.63 ID:HqF4n8Jvo
『気長に待とうじゃないか』
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