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東雲なの「魔法少女?」 QB「東雲研究所?」 -
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1 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 15:22:37.19 ID:CLSTWwu70
―――注意!!―――
更新速度 めちゃくちゃ遅いです。
はかせが時々チートすぎる展開になります(そもそもはかせの存在がチートか)
キャラ崩壊の可能性あり!
以上の場合がありますが、ご了承ください
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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(・ω・) @ 2025/04/01(火) 06:02:48.47 ID:9EGjLzPQO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1743454968/
【遊戯王SS】デスガイド「A.うれしいから(使われるとうれしくないあたりまえだろ)」 @ 2025/04/01(火) 02:15:03.50 ID:ao/gLU/u0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743441302/
【俺レベ】水篠「S級とS級の子供は最強のハンターになると思うんですよ」 @ 2025/04/01(火) 00:45:51.96 ID:aUIP6KnqO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743435951/
~魔王城~ 男「死にたくない……。せや、命乞いしたろ」 @ 2025/03/31(月) 03:45:31.74 ID:MXp56eHz0
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HTML化依頼スレッド Part56 @ 2025/03/29(土) 04:59:47.67 ID:oC8IgT4HO
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チノ「メグさんのレオタードを盗みました」 @ 2025/03/29(土) 03:57:39.11 ID:EgR/u1U8O
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【まどドラ】魔法少女まどか??マギカ Magia Exedra @ 2025/03/26(水) 18:08:09.02 ID:BVhRLrhyO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1742980089/
かすみ「侑先輩が歩夢先輩を一週間「上原さん」と呼ぶドッキリ!!!!!!!!!!」 @ 2025/03/26(水) 03:06:37.69 ID:+238iV/UO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1742925997/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/09/25(日) 15:24:26.17 ID:erg9DwSAO
期待
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/09/25(日) 15:49:13.21 ID:2QblNAe0o
期待してる
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/25(日) 15:49:24.63 ID:fBHxVmzeo
構わん、続けろ
5 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:05:47.80 ID:CLSTWwu70
東雲研究所
はかせ「できたーーー!!」
なの「なんですか?それ?」
はかせ「これはね、通常の人には見えないものが見えるスコープだよ!」
阪本「また変なものを…んで?なんかいい利用法でもあんのか?」
はかせ「考えてなかった」
阪本「」ズゴー
はかせ「さっそく使って見るよ!」
阪本「通常の人間に見えないものなんかその辺にいるわけが…」
はかせ「なんかみーっけ!!」
阪本「ええええええええ!!!」
6 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:13:16.52 ID:CLSTWwu70
はかせが覗き込んだ先には白い毛をした、ネコでもない、ウサギでもない正体不明の生き物が歩いてた
はかせ「さっそく捕まえてみます!」
阪本「ちょっと待て!!なにが見えたんだ!!」
はかせ「待てーー!! そこの白いのーーー!!」
QB「!! 僕が見えるのかい!?」
はかせ「あっ! 喋った」
なの「待ってくださーい! はかせぇー!」
QB(なんなんだこの子? 生体反応が無い…?)
QB(それに…この小さい方の子…かなりの素質…! ヘタをすればまどか以上……でもないか…)
QB(とにかく! まどかには劣るけど素質はかなりある!! よし!!)
7 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:19:09.02 ID:CLSTWwu70
QB「はじめまして!! 僕の名前はキュゥべえ!! 君は?」
はかせ「はかせです。 なのを作りました」
なの「はかせぇー………」
QB(作った…? この子を…? …でも確かに彼女から通常の人間には考えらんないほどの電子と磁力を感じる…
それにこの子の生体反応が無いのもうなずける。 …でも……僕の星では考えらんないほどの出来だ…)
QB「じゃあはかせ! 僕と契約して魔法少女になってほしいんだ!」
はかせ・なの「魔法少女?」
8 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:28:57.67 ID:CLSTWwu70
QB「そ、魔法少女! あ、もう君たちには肉眼でも見えるようになったよ!」
はかせ「あ、本当だ!」
なの「で? なんですか? 魔法少女って?」
QB「魔法少女になったら願い事を一個叶えてあげる」
はかせ「本当!? じゃあ芥川賞も!?」
QB「もちろん! それどころかノーベル賞も取れるよ!!」
QB(てか東雲なのを発表すればノーベル賞取れるんじゃないの?)
はかせ「じゃあ…はかせ芥川賞がほしいかも!」
QB「それが君の願いかい?」
はかせ「後、サメカステラ一生分と…」
QB「はかせ…願いごとは一個までっていったけど…」
はかせ「えー」
QB「まあ焦らなくってもいい、僕はいつでも君の答えを待ってるよ」
なの「あ、あのっ! 私は!?」
QB「残念だけど…君は人間じゃない。ロボットだ。 ロボットは魔法少女にはなれないんだ…」
なの「」ガーン
9 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:36:16.91 ID:CLSTWwu70
QB「じゃあ…僕はそろそろ行くね」
はかせ「え? もう行っちゃうの?」
QB「うん。ここから少し西にある町にも君のような素質のある子が居るからね」
はかせ「そう………」
QB「まあ君が僕を呼べばすぐに来てあげるよ」
はかせ「本当!」
QB「本当さ、じゃあ僕は行くね」
はかせ「またねーキュゥべえー!」
10 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:44:58.73 ID:CLSTWwu70
QB(時定市か……普段まどかの居る見滝原町しか見てなかったけど…こんな素質を持った子が近くにいたとは…)
QB「ん? あれは…」
QB「やあ、暁美ほむら」
ほむら「なんの用?」
QB「そっちこそ、なんで時定に?」
ほむら「この町には武器マニアが居るときいて…あなたこそなんでここに?」
QB(もしここで『はかせ』のことを言うと妨害してくるかもしれないな…)
QB「いや、ただ通りかかっただけだよ、ちなみに今から『まどか』を―」
その刹那、QBは蜂の巣になった
QB「…本当に君はこれだから困る」←二体目
ほむら「『まどか』を契約させちゃだめ」
QB「そうかい、じゃあ僕はこれで」
QB(まどかはまだまだ先になりそうだ…『まどか』の前に『はかせ』だな)
11 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 16:55:16.03 ID:CLSTWwu70
次の日 朝
ゆっこは走ってた、ただひたすら走ってた、学校に遅刻しないために、別に遅刻ぐらいだれでもして、多少遅れても大丈夫だと思うだろう。
………だがゆっこには絶対に遅刻できない理由があった。それは…
昨日、学校
桜井先生「相生さん。あの、とても申し上げにくいんですけど……あなたは最近遅刻が多すぎます…
なので、次遅刻したら三者面談の対象になりますので…」
ゆっこ「」
桜井先生「ですから、明日遅刻したら面談は考えてください。の事です」
12 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 17:03:49.14 ID:CLSTWwu70
そう、もし今日遅刻したら面談確定なのだ、ゆっこはこれを避けなければならなかった、だがゆっこは寝坊し、遅刻寸前である。
ゆっこ「HRが始まるまで後5分…ここから学校まで後6分…もうだめだぁ…おしまいだぁ…」
ゆっこは諦めた、面談を覚悟した、その時
「戻りたいかい?」
ゆっこ「!!誰!?」
「君が学校に出る時間までに戻りたいかい?」
声がした、ゆっこはこの声が誰の声かはわからない、だが
ゆっこ「戻りたい! 戻りたいです!! お願いします!! 面談だけはご勘弁を!!」
「それが君の願いかい?」
ゆっこ「そうです! これが私の願いです!!」
「契約は成立だ! 君の願いはエントロピーを凌駕した!」
その瞬間、ゆっこは何が起きたかわからない、気が付いたら家の中にいた、時刻は7時、
余裕で学校に間に合う時間だ。
ゆっこ「…夢…?」
そう思った瞬間、ふと窓を見ると、白い生き物、QBが居た
13 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 17:04:31.95 ID:CLSTWwu70
いったん切ります
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/09/25(日) 17:26:24.41 ID:At1Ck2tAO
QBが見えていない状態での契約て…
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/25(日) 18:51:22.37 ID:fBHxVmzeo
汚いな流石QB汚い
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/09/25(日) 19:37:46.63 ID:C9U4HQvW0
さすがゆっこwww
うん、とりあえずQBは炙りサーモンの刑だな
17 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 20:00:46.30 ID:CLSTWwu70
再開します
ゆっこ「なにこれ…人形…?」
QB「やあ! ゆっこ!気が付いたかい?」
ゆっこ「のわああああああああああああああああッ しゃ、喋った!!?」
ゆっこの母「朝からうるさい! 静かにしなさい!」
ゆっこ「え、え、なにこれ…?」
QB「ひどいなあ、僕のこと、もう忘れちゃったの? 遅刻しそうになったのを助けたのは僕なんだよ?」
ゆっこ「! あ、あれ、夢じゃなかったの?」
QB「そうだよ、ゆっこ。 君は僕と契約して魔法少女になったんだよ」
ゆっこ「魔法少女…?」
ゆっこの母「ゆっこ~!早く朝ごはん食べなさ~い! 遅刻するわよ!!」
ゆっこ「!! は、話は後で! 遅刻はもう嫌だあああああああ!!」
QB(……まずは一人)
18 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 20:10:37.67 ID:CLSTWwu70
その頃
笹原「いくぞ、コジロウ」
コジロウ「メェ~」
みお「笹原先輩………」
みお「………はぁ」
QB「あの人と話がしたいかい?」
みお「!! 何!? 人形?」
QB「僕の名前はキュゥべえ! 僕と契約すればあの人と友達、いや恋人になれるよ!」
みお「!! 本当!?」
QB「もちろん! 僕は嘘は言わないよ!」
みお「………でもあまりにも話がうますぎる…」
QB「君は『相生祐子』って人を知ってるかい?」
みお「知ってるよ、で? ゆっこがどうしたの?」
QB「彼女も僕と契約した」
みお「えっ」
19 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 20:17:05.76 ID:CLSTWwu70
QB「ちなみに彼女は『学校を出る時間まで戻して』って願いで契約したよ」
みお「ゆっこは、ばかだなぁ…」
QB「で? 君はどうする?」
みお「う~ん、どうしよう………」
QB「まあすぐに決めろとはいわない。よく考えてからにしてみて」
みお「分かった」
QB「じゃあまたね、みお」
QB(すごい…『暁美ほむら』がいないだけでここまで契約を取りやすいなんて…)
20 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 20:23:14.16 ID:CLSTWwu70
学校
ゆっこ「ふぃ~間に合った~」
みお「おはようゆっこ」
ゆっこ「あ、みおちゃん、麻衣ちゃん、なのちゃんスラマッパギー」
麻衣「……………」
なの「おはようございます、相生さん」
QB「ぎゅっぷい」
みお・なの「」
みお(な、なんでQBがここにいるの!?)
なの(しかもどうして相生さんの肩の上に…!!)
21 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/25(日) 20:31:24.23 ID:CLSTWwu70
放課後 大工カフェ
ゆっこ「じゃ~ん! 見て見て~!」
そういうとゆっこは宝石のような物を取り出し、三人に見せびらかせた
なの「なんですか? それ?」
みお「茶色い…石?」
麻衣「ソウル…ジェム…」
ゆっこ「え! 麻衣ちゃんこれのこと知ってるの! じゃあ麻衣ちゃんも契約を!?」
麻衣「………」コク
ゆっこ「なんて願いで契約したの?」
麻衣「禁則事項だから教えない」
ゆっこ・みお・なの「」
QB「麻衣も僕と契約したんだよ! さあみお! 僕と契約を!!」
ゆっこ「あれ? なのちゃんは?」
QB「なのはロボだか「ワーーーーーーッ!!」
なの「す、すいません…はかせがまた変な機能を…」
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/09/25(日) 23:43:47.22 ID:V9O10qkso
今日は終わりかな?一旦終わるなら区切りを言ってくれるとありがたいかも。
QBがチート並みに契約を迫るとは…。魔法少女の真実の明かし方が気になる。
とにかくこのクロスを待ってた。期待してる。
23 :
東雲研究所の助手 in PSP
[sage]:2011/09/25(日) 23:44:01.81 ID:6vV3oTwv0
今日はここまで 次回更新日 未定
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/26(月) 00:02:19.54 ID:qrxSRbLio
乙
期待してる
25 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/26(月) 22:41:20.31 ID:R8SjcOxB0
みなさんおまたせしました
再開します
26 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/26(月) 22:53:05.05 ID:R8SjcOxB0
言い忘れたけどこのSSすんごい無理があるオリジナル設定があるかも
それでも良い方はどうぞ
一方その頃 東雲研究所
はかせ「きまった!!」
QB「やっとかい!?」
はかせ「うん! はかせ!やっぱ芥川賞がほしい!!」
QB「それが君の願いでいいかい?」
はかせ「うん!」
QB「契約は成立だ! 君の願いはエントロピーを凌駕した! さあ!解き放ってごらん!」
はかせ「うっ、ぐ、ぐ、ぐ…」
そういうとはかせの体からオレンジと青が混ざった他の魔法少女には類を見ない美しいSG(ソウルジェム)が現れた
はかせ「これは…?」
QB「これはSG、僕と契約した証さ! 大事な物だからなくしちゃだめだよ」
はかせ「わかった」
27 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/26(月) 23:05:13.81 ID:R8SjcOxB0
阪本「おーい!ガキ!!大変だー!!すぐに玄関にきてくれー!」
はかせ「どうしたの阪本?」
QB「なにやら外が騒がしいね」
阪本「いいから早くこーい!!」
はかせ「おっ 人がいっぱいだ」
「はかせさんですか!?あなたの作品が芥川賞に選ばれました! それについてコメントを!」
「あなたが芥川賞を最年少受賞者のはかせさんですか!? ぜひコメントを!!」
「こちらテレビ群馬です! 史上最年少で芥川賞を受賞した東雲はかせさんの家の前に来ています!!」
はかせ「わあー!本当に……芥川賞を………!!」
阪本「…しっかし、いつの間に本を書いてたんだ? このガキは」
QB(こんな簡単に『はかせ』を契約できたなんて……夢のようだ! ここは良い仕事場だ!)
この時QBは知らなかった。 はかせとの契約が後にインキュベーダ―史上最悪の結果を引き起こすことを―――
28 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/26(月) 23:13:07.17 ID:R8SjcOxB0
夜―――――東雲研究所
はかせ「はぁー疲れたー」
阪本「明日は朝の5時から夜の10時までテレビの取材などなど…こりゃ明日はハードスケジュールだな」
はかせ「えー、やだー」
阪本「お前が芥川賞ほしいって願ったんだろ、そんぐらい我慢しろ」
なの(終わった………全国ネットで私がロボってことがばれた…死にたい………)
阪本「というわけだ、さっさと寝ろ!」
はかせ「おやすみー なのー 阪本ー」
なの「おやすみ……なさい」ハァ
29 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/26(月) 23:46:45.13 ID:R8SjcOxB0
「あれ…お…さんな…してるの……?」
「は……か、…い……を……す…る」
「い……ゅう……って…?」
「……もう……こ…は…だめ……だ……族みん…死………か…」
「え……な……嫌………助………姉………」
「姉は………たよ……さ………う……天……に」
「嫌……嫌……死に………助け………」
「助けて! お姉ちゃん!!」
はかせ「はっ!」
はかせ「……夢」
阪本「お、起きたか、さあ、さっさと着替えろ、外にテレビ局の車が待ってるぞ」
はかせ「うん……………」
30 :
東雲研究所の助手
[sage]:2011/09/27(火) 00:07:09.20 ID:wg4mEL9a0
今日はここまでかな? 明日は更新できるといいな!
今更だけど登場人物紹介
東雲はかせ 本名不明 QBとは契約済み(契約内容 芥川賞の取得)
第一主人公 存在がチート
相生祐子 時定高校の高校一年生 QBとは契約済み(契約内容 遅刻する前の時間に戻りたい)
はかせとは仲がいい
長野原みお 時定高校の高校一年生 まだ契約していない てか契約しなくても魔女に勝てると思う
東雲なの はかせが開発した世界最高のアンドロイド 時々改造される
暁美ほむら 見滝原町に住んでいる魔法少女 はかせと接触するのはまだ先かも
QB 自称魔法の国の使者 正体は悪徳な宇宙人の端末 当然はかせにはこのことは知らない
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/27(火) 01:55:03.28 ID:a9BIcz1Po
乙!
ウッドキューブの力を使えば……
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/09/27(火) 03:04:31.83 ID:ykc/lNZAO
乙、はかせ達の武器や能力が気になるな
33 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 13:24:59.14 ID:wg4mEL9a0
おまたせしました 再開します
はかせ「……………」
なの「どうしたんですか? はかせ?」
はかせ「………なんでもない」
はかせ(あの夢…何?…なんか知らないけど…気になるけど…)
はかせ「ま、いっか!」
なの「はかせ?」
はかせ「あっ、なんでもない、じゃあ行ってくるね」
なの「行ってらっしゃいませ、はかせ」
34 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 13:34:10.16 ID:wg4mEL9a0
―――― 一方QBは
QB(長野原みおのあの髪飾り…間違いない……伝説の破壊兵器…ウッドキューブ(WK)…!)
QB(でも何故彼女が持ってる?、何故この星にある?)
QB(ま、いいか、今のところ契約を三つも持ってる…それにあとはみおが契約すれば四人だ!)
QB(フフフ……)
35 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 13:40:56.17 ID:wg4mEL9a0
放課後、学校終了後
みお「んで? 何すんの?」
QB「何が?」
みお「魔法少女の仕事についてだよ!」
QB「あぁ、それはね、魔女を倒すことだよ」
ゆっこ「魔女?」
QB「簡単にいうと、この世に絶望をもたらす存在だよ、しかも普通の人には見えない存在」
麻衣「それらを倒すのが、私らの仕事」
みお「そう……」
ピコーン
QB「魔女の反応! 仕事だよ二人とも!」
ゆっこ「え?、え?」
麻衣「わかった」
36 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 13:58:49.85 ID:wg4mEL9a0
魔女の結界 内部
ゆっこ「なにここ?」
QB「魔女の結界だよ」
みお「随分と禍々しいな…」
麻衣「……………」
QB(着いたよ…これが…魔女だ)
そういうと魔女の結界の最深部にはこの世のものとは思えない生物、いや、生物なのか?
そんなものがいた
QB「さあ! 出番だよ! 二人とも! 変身を!」
ゆっこ「え? アレとやるの?」
麻衣「………」ヘンシン
37 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 14:12:40.17 ID:wg4mEL9a0
ゆっこ「へんしん!」
QB「変身したね! 君らの武器は…」
麻衣の武装 スナイパーライフル 能力 ???
ゆっこ武装 ハンマー 能力 時間操作(弱) 数分単位で時を操る
QB「みたいだね!」
ゆっこ「じゃあ…総員戦闘準備!」
麻衣「………了解」
こうして、ゆっこと麻衣の初めての魔女討伐がはじまった
38 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/27(火) 14:15:38.14 ID:wg4mEL9a0
いったん切ります
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/27(火) 14:29:09.17 ID:a9BIcz1Po
ゆっこが劣化ほむほむだな
まあ願いがあれだったしな……
40 :
悪徳って・・・・・・
[sage]:2011/09/27(火) 22:47:37.15 ID:uU2ylDN10
普通の少女はこんな風にぱっと契約しちゃうんだろうな
(劇中のQBがそんなことを言ってた希ガス)
ゆっこ達がいずれ魔女化の真実に行き当たったときに、
>>1
の力量が試されるな
41 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/28(水) 00:26:15.35 ID:kwdRaoDQ0
再開しますが…少しだけしか更新できませんorz
ゆっこ「でりやぁっ!」ドーン
麻衣「目標を狙い撃つ」パーン
魔女「グワアアアアアアアア」
みお「あ、攻撃が効いてるみたい」
QB「そうみたいだね! もうすぐで倒せるよ!」
魔女「ズワアアアアッ!」
みお「! ゆっこ! 危ない!」
ゆっこ「ご心配なく! 秘技! 『THE WORLD!! 時を止まれ!』」
ゆっこがそう宣言するとゆっこ以外の物の時間が止まったッ!、今ッ!、この結界はゆっこが支配する世界となったッ!
ゆっこ「これに耐えられる?」
ゆっこはそういうとどこからか持っていたのか、大量のナイフを魔女に飛ばしたッ!
ゆっこ「なるほど…魔法少女はあらゆる武器をイメージすることで作れるのか…」
ゆっこ「………そろそろ時間だ」
ゆっこ「―――――そして時は動き出す―――――」
42 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/28(水) 00:33:52.30 ID:kwdRaoDQ0
みお「!! ナイフ!? いつの間に!?」
麻衣「ゆっこ……………GJ」
魔女「グギャアアアアアアアアアア」ズバズバズバ
ゆっこ「魔法少女………それは神から授かった未知なる力か…それとも悪魔との契約で得た力か…
……………どちらにせよ、私ら魔法少女を敵に回した結果、それは……『死』のみだ………」
ゆっこは厨二病全開の台詞を言った瞬間、魔女は爆発した、勝った、ゆっこは魔女に勝利したのだ
みお「ゆっこ………あんたは確かに強いよ………でも、アンタはバカだよ」
麻衣「……………(爆)」
43 :
VIPにかわりましてNIPPER
[sage]:2011/09/28(水) 00:35:39.53 ID:kwdRaoDQ0
はい、今日はここまでです。 やっちゃった…やっちったよ…なにあのゆっこ? ジョジョのあのお方じゃん
まあ許してヒヤシンス。 次回の更新は明日 ではまた
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/28(水) 00:41:31.49 ID:CCzzrFCqo
これは良いキャラ崩壊wwwwww
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/28(水) 15:24:32.61 ID:qjOVU4CD0
みおの台詞に若干の違和感
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/09/28(水) 23:37:56.15 ID:i899yoLPo
メガネスナイパーって・・・
47 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 09:33:29.45 ID:X/XhgKO+0
再開します
ゆっこ「ふぃ~疲れた~で? これで終わり?」
QB「いや、最後にグリーフシードを回収する必要がある」
みお「なにそれ?」
QB「一言でいうと魔女の卵だよ」
ゆっこ「魔女の卵!? なんでそんなもん回収すんの?」
QB「魔女と戦ったり、魔法を使うと『穢れ』がたまる、それがある程度たまると魔法が使えなくなるからだよ」
みお「ふーん そうなんだ」
麻衣「…もし、穢れがある程度たまって、魔法が使えなくなるとどうなるの?」
QB「うーん………もしもの時に魔法が使えなくなるのと、変身できなくなる位かな?」
麻衣「そう……わかった」
48 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 09:50:00.73 ID:X/XhgKO+0
麻衣「まだ…狙撃がしたい…」
QB「また魔女を狩りにいくのかい?」
麻衣「うん………」コク
QB「なら見滝原町に魔女が何体かいるよ」
麻衣「わかった、じゃあ行ってくる」
ゆっこ「いってらー」
麻衣(さて…今度は…)
QB(あ、そういえば『水上麻衣』と『暁美ほむら』って似てないかい?)
49 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 10:04:26.31 ID:X/XhgKO+0
―――――見滝原町 魔女の結界
そこにも魔法少女はいた、黄色いツインドリルヘヤーにとても中学生とは思えないナイスバディーな魔法少女
『巴マミ』がいた、彼女のほかには、ピンク色の髪をした『鹿目まどか』が居た
それと、麻衣そっくり?な魔法少女『暁美ほむら』もそこにいたが…
ほむら「離してッ! 今はこんなことをしている場合じゃあ…」
マミ「さあ、行きましょう、鹿目さん」
まどか「あ、うん………」
ほむら「…くっ!(また巴マミが死ぬのか…)」
麻衣「………………………」
50 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 10:09:04.85 ID:X/XhgKO+0
カツ カツ カツ カツ
ほむら「………!! 誰!?」
麻衣「……………」カチャ
パン パン パン パン
麻衣はほむらを拘束していたリボンを撃ち抜き、拘束をといた
ほむら「私を…助けてくれ――はっ!」
ほむらはなにか言いたそうだったが、何かを思い出したのか、例も言わずに麻衣の元から消えた
麻衣「消えた……瞬間移動…? いや、ゆっこと同じ時間操作…?」
そんな疑問を抱きつつ、麻衣は魔女の結界への最深部へと向かった
51 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 10:10:08.19 ID:X/XhgKO+0
急用を思い出したのでいったん切ります。 再開は…夕方が夜になると思います
52 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 20:15:25.30 ID:X/XhgKO+0
再開します
その頃、はかせも魔女の結界にいた。最も、麻衣がいる結界では無い、時定市内に出現した魔女の結界内にいる
はかせ「………なにこれ?」
使い魔「……………」
QB「あれは使い魔、魔女の部下だよ」
なの「へぇ………」
QB「ところではかせの武器はなんだい?」
はかせ「はかせの武器は『なの』です」
QB・なの「…え?」
53 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 20:30:50.69 ID:X/XhgKO+0
なの「………どういうことです?」
はかせ「実は軍用に開発した機能をいくつか取り付けました」
※はかせがいう『軍用』とは単に軍隊を相倒するものではありません。
なの「」
QB「……へぇ、この子が…どんな武器が付いてるの?」
はかせ「なの武器は以下の通りです」
【メインウェポン】 対戦車ライフルをはかせが魔改造した物 ちなみに元々なのについてたコイルガンを改造した物
【サブウェポン】 燃料気化爆弾(サーモバリック) 日常の第一話の例の爆発の改良、改造バージョン。
【発明品】 ??? はかせが開発した物
はかせ「の三つです」
なの「なんでそんな危険な物を取り付けるのですか~!」
はかせ「なぜならカッコイイからです」
QB「わけがわからないよ」
54 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 20:54:11.57 ID:X/XhgKO+0
QB「はかせも武器を作りなよ! とゆうか魔女は魔法少女が作る武器でしか倒せないんだよ!」
はかせ「えーそんなの知らないよー!」
QB「はかせは『知識の願い』で契約したからはかせが考えるものならなんでも作れるよ」
はかせ「そう…じゃあ………」
はかせが念じるとはかせの手に筒のような物が現れた
なの「これは…なんですか?」
はかせ「やった! できた! これはですね~」
はかせが出した筒のような物にはボタンがあった。そのボタンを押すと…
ビュオン! という音とともに赤い光が飛び出した。長さはおよそ50~60センチメートルぐらいの物だ
QB「ビーム兵器!? 今までの魔法少女にはビームを使った兵器を使うのはいなかった…」
はかせ「すごいでしょ? ちなみになのにもこれとほぼ同じ物を搭載してるからね~」
なの「」
55 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 21:06:56.69 ID:X/XhgKO+0
QB「そんなことより…魔女が現れるよ!」
魔女「グキヤアアアアアアアアアアアアアア」
はかせ「こわ~い なの、変わりに戦って~」
そういうとはかせはスイッチを取り出しそれを押した。すると
なの「え、えぇ!」カシャン カシャン
なのの腕が取れ、銃口がでてきた そしてなのの銃口が火を噴いた
ズ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド! と音と共になのの腕から恐らく戦車一台を一瞬で蜂の巣にできるほどの量の弾丸が
魔女に向かって飛んで行った
魔女「ガアアアアアアアアアアア!」ドカドカドカ
なのの放った弾丸はすべて魔女に命中した、だが弱っている表情はしていない
QB「だからいっただろう? 魔女は魔法少女にしか倒せないって」
はかせ「ちぇー」
56 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 21:14:38.08 ID:X/XhgKO+0
おいどうなってやがる。なんで「ド」が「┣¨」に変換されてるんだよ
一方その様子を遠くで伺ってる者がいた、彼女は『サメカステラ』を頬張りながら思う
???「なんだアイツ…腕が変形した? …一種の魔法か?」
???「てかアイツらぜってー新人共だな…といっても片方はまだ幼いな」
???「しゃーねぇ、助けてやるか」
彼女はめんどくさそうに、かつ楽しそうに槍を構える そして
???「さて…始めますか!」
57 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 21:33:43.36 ID:X/XhgKO+0
???「よう、新人共」
なの「…! 誰ですか?」
???「アンタらの先輩だよ あまりにも魔女を狩るのがヘタすぎるから手本を見せてやろうと思ってな」
なの「そうですか…」
はかせ「こうなったら奥の手! なの!核発射!!」
はかせはそういうとなのの腕がまた変形した
なの「え…ちょ…はかせぇ―――――」
なお「―――――警告!核発射シーケンスを開始します 1分後に核を発射します 総員、退避して下さい、繰り返します――」
???「………え?」
QB「か、核を撃つつもりかい!?」
はかせ「うん! そうだよ!」
???「」
QB「」
58 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 22:33:28.36 ID:X/XhgKO+0
なの「核発射30秒前」
はかせ「大丈夫! はかせたちには核に巻き込まれないように設定されているから!」
???「マジかよ…心配だなぁ…」
なの「核発射五秒前 4…3…2…1…」
なの「発射ァ!!」
―――この瞬間、魔女は核の炎に包まれた―――
59 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 22:41:09.69 ID:X/XhgKO+0
魔女「グキャアアアアアアアアアアアアア」
QB「!! ダメージが効いてる!? バカな!!」
はかせ「だけど倒れてはないね、まだ生きてる」
魔女は生きていた、核を直撃してもまだ生きていた、が、体の所々は溶け落ち、動きも鈍くなってきた
なの「―――――あれ? 私は何を…?」
はかせ「さぁーて、トドメを刺すよー」グサッ
魔女「グギャアアアアアアアアアアアア」ドカーン
はかせ「やったー! 勝ったー!」
???「結局なんもしなかった」
QB「あれ? 杏子いたんだ?」
杏子「いたよ! さっきから!」
60 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 22:47:26.47 ID:X/XhgKO+0
結界崩壊後
なの「………そんなことがあったなんて………」ズーン
杏子「しっかしすげーなオイ コイツがロボットなんて今だ信じらんねー」
はかせ「ちなみになのを作ったのははかせです」
杏子「ふーん、このオチビがねぇ…」
なの「ところで…あなたの…名前は…?」
杏子「あ、まだ名乗ってなかったな、あたしの名は『佐倉杏子』よろしくな」
はかせ「よろしくね!きょーこ!」
なの「『東雲なの』です。よろしくお願いします 佐倉さん」
杏子「杏子でいい よろしくな、はかせ、なの」
杏子(はかせか……アレ!? コイツ!!……いや、違うか……)
61 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/29(木) 22:55:29.82 ID:X/XhgKO+0
今日はここまで! なのも少しだけキャラ崩壊しちまったよ…
では次回予告!
『そうだ! 杏子も一緒に暮らそうよ!!』
――――――――――世界最高の研究者兼魔法少女 はかせ
『………え?』
――――――――――赤い魔法少女 佐倉杏子
『………また騒がしくなるな』
――――――――――喋れる黒猫 阪本
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/09/30(金) 01:13:06.26 ID:mo2KvzuAO
お疲れ様でした。
対戦車ミサイルに核弾頭…
なのがピー○ウォーカー並の力を…
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/09/30(金) 01:33:42.08 ID:8D/lKtam0
おつおつ
なの覚醒モード(核☆弾☆頭モード♪)に吹いたwww
64 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 16:24:11.77 ID:dboftg510
おまたせしました 再開します
キャラの崩壊、意味☆不明な展開はまだまだ続くけど許してヒヤシンス
65 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 17:55:48.30 ID:dboftg510
杏子「んで? はかせはどんな願いで契約したのか」
はかせ「『芥川賞を取って』だよ」
杏子「なんで芥川?」
はかせ「ほしかったから」
杏子「そう…で? 後悔してないか?」
はかせ「してないよ」
杏子「そうか…」
なの「…? どうしたのですか?」
杏子「実は―――――」
66 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 18:30:54.90 ID:dboftg510
一方その頃
麻衣「これがこの結界の魔女………」
※麻衣は今マミ達より数十メートル離れた場所にいます
マミ「せっかくでてきた所悪いけど…一気に決めさせて…もらうわよ!!」バーン
マミ「ティロ・フィナーレ!ドキューン
さやか「やったあ!」
麻衣「……………」
マミの必殺の一撃が決まり、魔女の体をぶち抜いた。 が
シャルロッテ本体「シャアアアアアアアアアアアアア」
マミ「っ…………!」
ガブッ――――――――――――――
67 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 19:20:35.59 ID:dboftg510
マミ「……………え?」
マミは驚愕した、自分は確かに目の前の魔女に喰われた、だが喰われたのは彼女ではない
――弥勒菩薩の像だ
マミ「これは…」
さやか「いったい…」
と、そこに………
麻衣「これ…私のお気に入りだったのに………」
麻衣「……許せない」
さやか(………誰? 転校生によく似てるけど………)
麻衣「シャルロッテ、あなたに仏罰を与えるわ」
68 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 19:29:08.20 ID:dboftg510
麻衣はそういった瞬間、結界内の所々に激しい爆発が起こった、 麻衣は魔法でミサイルのような物を作り、それらを次々に発射しているのだ。
だがマミ達には一切の危害を加えないように麻衣も設定してあるのだ。
マミ「すごい…」
さやか「これが…魔法少女!」
シャルロッテ「グギャアアアアアアアアアアアアアア」
麻衣「…そろそろ引導を渡すわ」
麻衣は最後にお得意の狙撃で占めることにしたのか、スナイパーライフルを作り出した
麻衣「ティロ―――――――」
麻衣「フィナーレ」ドン
69 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 19:36:27.97 ID:dboftg510
魔女「―――――――――――――――」
麻衣「目標物、完全に鎮圧。ミッションクリア」
麻衣「グリーフシードを回収する」
麻衣「……………」
麻衣はグリーフシードを半分使うとマミに投げ渡した
麻衣「残り半分をあなたにあげる」
マミ「え、あ、ありがとうございます………」
麻衣「じゃあまたね。三人とも」
マミ「あ、あのっ!」
麻衣「何?」
マミ「あなたは……一体……?」
麻衣「ただの仏様に使えるスナイパー」
マミ(なんと神々しい…! 彼女こそ、この世を再び楽園に変えんとする最後の希望なのかもしれないわ…!)
70 :
名無しの初心者
[sage]:2011/09/30(金) 19:37:29.18 ID:dboftg510
いったん切ります
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/09/30(金) 21:08:37.25 ID:RDAVKFWwo
流石麻衣ペース
そして安定の厨二マミさんwwwwwwwww
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/09/30(金) 23:36:06.76 ID:VhlD9249o
麻衣△
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/01(土) 00:13:21.68 ID:wIIHgIBq0
面白いけど、これ完結させる気あるの?
74 :
名無しの初心者
[sage]:2011/10/01(土) 17:48:24.74 ID:Dp0wwgMk0
>>73
ありますよ
では続きを投下します
75 :
名無しの初心者
[sage]:2011/10/01(土) 17:56:34.60 ID:Dp0wwgMk0
んで、麻衣が魔女を倒してから数分後―――
なの「そんなことがあったなんて………」
杏子「そ、だからアンタらにアタシと同じ道を歩んでほしくないからな」
はかせ「でもはかせ!契約して後悔してないよ!」
杏子「そうか………」
はかせ「そうだ! 杏子も一緒に暮らそうよ!!」
杏子「………え?」
はかせ「いいでしょ? なの」
なの「え? 私は構いませんが……」
杏子「迷惑じゃないのか?」
はかせ「はかせには……両親が居ないから……」
なの「はかせ……………」
杏子「……………」
76 :
名無しの初心者
[sage]:2011/10/01(土) 18:04:19.74 ID:Dp0wwgMk0
杏子「……しかたねーな」
なの「………え?」
杏子「アタシがアンタらの面倒を見てやるよ」
はかせ「本当!?」
杏子「あぁ」
はかせ「やったー!」
なの「いいんですか?」
杏子「あぁ、これからよろしくな、二人とも」
はかせ「今日から杏子もはかせ達の家族だね!」
杏子「!……………家族…全てをアタシが失った物に…もう一度………!!」グスッ
はかせ「あれーきょーこ? なんで泣いてるのー?」
杏子「泣いて……なんか……いねぇ………よ……」
なの(佐倉さん……………………)
77 :
名無しの初心者
[sage]:2011/10/01(土) 18:45:26.07 ID:Dp0wwgMk0
―――――東雲研究所
なの「ごはんができましたー」
はかせ「はーい」
杏子「うおー!久々にまともな飯が食えるぜー!」
阪本「この赤毛は普段どんな生活をしてたんだ…」
杏子「しかたないだろ! 家族がいないんだから!」
阪本「へいへい悪うござんした」
杏子「こいつうぜぇ」
なの「まあまあ」
はかせ「なのーネギ食べてー」
杏子「こらっ! 好き嫌いするんじゃねぇ」
はかせ「うー………」
なの(佐倉さん…ナイス!)
阪本(やれやれ………また騒がしくなるな)
夜の東雲家の食卓には赤い白衣みたいな服を着た佐倉杏子も混ざってた
杏子ははかせの第一助手として雇われたのだ
杏子(なにがあっても…コイツらを守る!)
78 :
名無しの初心者
[sage]:2011/10/01(土) 19:18:32.20 ID:Dp0wwgMk0
いったん切ります 再開時間 不明 多分明日かも 場合によれば今日の夜に再開します
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/01(土) 19:49:02.06 ID:WHlxailEo
おつおつ
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/10/01(土) 22:05:46.40 ID:eHMo9a3AO
乙
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
:2011/10/01(土) 23:31:09.42 ID:wIIHgIBq0
おつおつ
続きが気になる面白さだ
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中国地方)
[sage]:2011/10/02(日) 01:48:41.60 ID:GMNeUOCW0
乙ー
個人的には赤い白衣が気になるところ
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/02(日) 02:40:16.03 ID:gKYb6jep0
>>82
俺も気になったわ
84 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 19:07:01.09 ID:xt7+BP300
再開しますぜ
次の日、東雲研究所
はかせ「杏子も学校に行っていいよ」
杏子は濃度4,5の牛乳を飲み終えて答える
杏子「……………は? いまなんて?」
はかせ「学校に行っていいんだよ」
杏子「ははっ、面白いこというねぇ、アンタまだ子供だろ? アンタが私を学校に入れるための手続きができるのかよ」
はかせ「できるよ」
杏子「………え?」
杏子「じょ、冗談だろ? だって学校に行くには金もかかる、アンタにはアタシを学校に行かせる位のお金があるのかよ?」
はかせ「あるよ、だってはかせの口座に今、数千億円あるもん」
杏子「」
85 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:12:52.99 ID:xt7+BP300
杏子「嘘…超お金持ちじゃん………でも…なんで?」
はかせ「いろんな国から発明品を売ってくれって言ってる人が多くてね、それで発明品や設計図をあげたらお金いっぱいくれたよー」
杏子「……………へぇ」
はかせ「じゃあ杏子は学校に行くことでいいね?」
杏子「え…ちょ…」
はかせ「早速電話してと………あ、杏子が行く学校は中学校でいいね?」
杏子「え、あ、あぁ」
86 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:21:01.51 ID:xt7+BP300
とある中学校
prrrr………prrrr………prrrr………
理事長「はい、見滝原中学校です」
はかせ「こんにちは、はかせです」
理事長「!! あなた様は!!」
はかせ「お願いがあるんだけど、いいかな?」
理事長「は、はい!!」
はかせ「三日後に佐倉杏子って子を転入させてもいいかな?」
理事長「か、かしこまりました! …しかし、その子とどの様なご関係で?」
はかせ「はかせの助手だよ」
理事長「!! かしこまりました! ではその…佐倉様は中学二年生での転校生ってことでよろしいですか!?」
はかせ「いいよ」
理事長「わかりました! 後はおまかせを!!」
はかせ「頼んだよ~」ガチャ
87 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:26:39.59 ID:xt7+BP300
はかせ「オッケーです。三日後、見滝原中学校って所へ行ってもらいます」
杏子「……………あぁ、わかった」
はかせ「さてと! こっちもそろそろ完成するね!」ワクワク
杏子「? 何作ってんだい?」
はかせ「なのに付ける新たらしいパーツだよ」
杏子(あ、嫌な予感しかしねぇ)
阪本「おい~ガキ~メシくれ~」
杏子「あれ? 飯食ってまだ二時間しかたってねぇぞ」
はかせ「あ、阪本にごはんあげるの忘れてた」
阪本「」ズゴー
88 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:33:15.68 ID:xt7+BP300
夜、東雲研究所
はかせ「はいこれ」
はかせはポケットから綺麗な白い石を取り出した
なの「これは?」
はかせ「はかせのSGを参考になのに全く同じ物をつくってみました」
はかせ「一言で言うと『疑似ソウルジェム』って所かな?」
なの「えっ!?」
杏子「へー」
QB「なっ………!!」
ビスケット二号「あ、ちなみに僕も持ってます」
杏子「え? こいつ誰?」
ビスケット二号「」
QB(嘘だろ……!! SGは僕らと契約しないと作れないはずなのに…! それに人類がこれと全く同じ物が作れるはずが無いのに…!)
QB(…何者なんだ…!! 東雲はかせ………!!)
89 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:40:23.18 ID:xt7+BP300
次の日
みお「私、契約する!」
QB「! やっとその気になってくれたか!」
みお「私の…願いは………」
みお「笹原先輩を………私の物に………して」
QB「わかった」
QB「君の願いはエントロピーを凌駕した!」
みお「………これが…SG」
みお「これで…笹原先輩は…私の物に……!」
QB(さて…これで四人目だな…後は絶望させるだけか…)
QB(最初に魔女化させるのは………長野原みおでいっか)
QB(さて…いよいよ仕上げだ…!)
90 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 20:54:48.70 ID:xt7+BP300
そして―――――見滝原中学校
早乙女先生「では! 転校生を紹介します!」
ほむら(!! どういうこと!? 転校生は私しかいないはず…!?)
杏子「今日からこの学校に転校してきた佐倉杏子だ、よろしくな」
ほむら「」
ほむら(さ、佐倉杏子!? バカな!! 彼女がこの学校に来るなんて…!? 一体何が起こってるの!?)
杏子(学校かぁ…はかせの奴…めんどいこと…ま、いいか)
さやか「へぇ…また転校生かぁ………」
まどか「どんな子なんだろう…?」
91 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/04(火) 21:01:10.38 ID:xt7+BP300
ここで切ります 次回予告
『へぇ……アンタも魔法少女なんだ………』
―――――――――――魔法少女兼東雲研究所助手 佐倉杏子
『東雲はかせ………? 何者なの?』
――――――――――― 魔法少女の一人 暁美ほむら
『みおちゃんも契約したんだ~』
――――――――――― 時定の魔法少女の一人 相生祐子
『命を……燃やせえええええええええええ』
――――――――――― 時定の魔法少女の一人 長野原みお
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/04(火) 22:12:17.24 ID:QBdVcVZV0
おつおつ
みおェ・・・・・・さやかと髪の色、契約内容が微妙に似ている点から嫌な予感しか重い浮かばない
そしてはかせ強杉wwwwww
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/06(木) 10:12:11.94 ID:tTEl8QjIO
おつー!これからに超期待
はかせかわいいよはかせ
94 :
なす板
[なす板]:2011/10/06(木) 23:34:07.75 ID:cdMcmk7E0
なす板
95 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 19:05:08.05 ID:lwQRwkrZ0
再開しますよー
まどかサイド 放課後
ほむら「ちょっといいかしら?」
杏子「あん?」
ほむら「……これが何かわかる…よね」
杏子「!………へぇ……」
ほむら「………ここでは話にくい…屋上に行きましょう」
杏子「手短にな、今日は予定がある」
ほむら「………そう」
96 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 19:14:55.46 ID:lwQRwkrZ0
――――――屋上
杏子「んで? アタシに何か用?」
ほむら「………単刀直入にいうわ、何故貴女がこの学校にいる?」
杏子「何を言うだすと思えば………何? ここはアンタの領土だから手を出すなと? そういうことか?」
ほむら「違うわ、そのままの意味よ」
杏子「………どっかであったっけ?」
ほむら「さあ、どうかしらね」
杏子「………まあ、アタシもね、学校に行きたいとは思っていない。『はかせ』が勝手に入学させた」
ほむら「はかせ?」
杏子「アタシの上司だよ。 凄いんだぜ? 本物の人間そっくりなロボットは作るわ、金は大量にあるわ、とにかく凄い奴なんだ」
ほむら(もしかして………前にニュースでやっていた天才少女のこと?)
ほむら(東雲はかせ………何者なの?)
97 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 19:27:03.22 ID:lwQRwkrZ0
prrrr………prrrr………prrrr………
杏子「あ、電話だ」
杏子「………はかせからか」ピ
はかせ『早く帰ってきてよ!! 今日はきょーこが晩御飯を作る番なんだよ!!』
杏子「悪りい悪りい、今帰るから」
はかせ『んも~ 早く帰ってきてよ』
杏子「わーったよ じゃあ切るね」ピ
杏子「そういうことで失礼するよ」
ほむら「え、ええ」
杏子「じゃあな」
ほむら「また明日」
98 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 20:35:42.23 ID:lwQRwkrZ0
日常サイド 魔女の結界
みお「これが………魔女」
ゆっこ「そうだよ! てかみおちゃんも契約したんだ~」
みお「うん///」
ゆっこ「やっぱ契約内容は笹原先輩関係?」
みお「バ、バカヤロウ」
99 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 20:42:29.73 ID:lwQRwkrZ0
ゆっこ「さあ! 総員戦闘開始!」
みお「総員といっても二人だけだけど……」
ゆっこ「そんなことはないよ、ほら」
麻衣「……………」
みお「麻衣ちゃん…!! いつの間に!?」
麻衣「さっきからここにいた……」
みお「そ、そうなんだ……」
ゆっこ「てなわけで早速…」
魔女「クシャアアアアアアアアアアア!」ビーム
ゆっこ「ドゴファアァァ!!」
みお「ゆっこおおお!!!」
100 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 21:03:23.22 ID:lwQRwkrZ0
みお「あ、あわわわわわわわわ」
麻衣「……………」
ゆっこ「」チーン
麻衣「……気絶してる」
みお「は、早く攻撃しないと……」
置手紙「急用を思い出しました。帰ります」
みお「」
101 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 21:12:53.51 ID:lwQRwkrZ0
みお「無理だ……ゆっこが倒せない相手を私が倒せるわけがない…」
みお「終わる…!! 私の人生が…」
みお「……ありがとう…私の人生…」
みお「ちょっぴり嫌なこともあったけど…楽しい人生だった…」
みお「でも…!! もう終わりなの…!」
みお「もう…終わり」
その時、どういうわけか、みおの体がうっすら赤くなった
みお「…? これは…?」
102 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 21:29:31.80 ID:lwQRwkrZ0
その時、みおの頭に声が響いた
???「ウッドキューブを所持する物よ」
???「君が、我らの意志継ぐ者かは、わからない」
???「だが…私は最後の希望を君に託したいと思う」
???「君たちがこの宇宙の平和を保つため…」
???「宇宙の寿命を長くし続けるために戦い続けるのを祈る」
???「…宇宙のためだけではなく、君の意志で、ウッドキューブと共に…」
ちなみに今の状況に最も合うBGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8038508?mypage_nicorepo
魔女は再度攻撃をした、だがみおはそれを回避
みおは今、超スピードで結界を活動しているのだ
103 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 21:35:41.23 ID:lwQRwkrZ0
ゆっこ「………なに…あれ…?」
みお「命を……燃やせえええええええええええ!!!」ズバッ バキッ ドゴッ
魔女「グギャアアアアアアアアアアア!!」
みお「はああああああああああああああっ!!!」ズバアアアッ
魔女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ドカーン
みお「ハァ…ハァ…ハァ…」
みお「やった………倒せた……けど……」
みお「これは……いったい?」
104 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/08(土) 21:36:16.21 ID:lwQRwkrZ0
いったん切ります 再開時間 数時間後~明日
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/09(日) 00:18:17.07 ID:ZEd5WYku0
おつおつ
謎展開が目立つな
それも含めて楽しんでるからいいんだけどさ
次も舞ってる
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/09(日) 00:51:54.27 ID:SD8teXD8o
トランザムすんなwwwwwwwwwwww
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/09(日) 08:40:08.32 ID:dxgMmZMAO
トランザムwwwwwwwwwwww
108 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 19:07:33.05 ID:VLrg2Yew0
再開します
QB「へぇ…君がウッドキューブを起動させるのに成功したんだ」
みお「QB!」
QB「しかし凄いね……ウッドキューブは選ばれた者じゃないと起動できないはずなのに」
みお「そう…なんだ…」
みお「……さっき体が赤くなったけど…あれ、何?」
QB「トランザムシステムだよ」
みお「トランザム…システム?」
109 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 19:19:28.14 ID:VLrg2Yew0
QB「トランザムシステム……詳しくは解明されてないが…エントロピーに縛られないエネルギーで構成された粒子のような物を
大量に使用することで通常の五倍の戦闘能力を得ることができるシステムさ」
みお「へぇ………」
QB「さあ、ソウルジェムを回収しなよ」
みお「あ、うん」
QB(まさかウッドキューブがみおを認めるとは…… これは面倒なことになりそうだ…)
110 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 19:29:43.81 ID:VLrg2Yew0
夜 東雲研究所
なの「はぁ~今日も疲れた~」
なのはふと落ちてる本を見つけた
なの「も~はかせったらまた出しっぱなしに…?」
なの「……あれ? はかせがいつも読んでいる本じゃない……?」
なの「タイトルが…『project東雲 記録帳』………? なんでしょうか…この本…?」
111 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 19:37:05.93 ID:VLrg2Yew0
なのは見つけた正体不明の本を読んで驚愕した、まさか、
なのには信じられない、いや、信じたくない内容が載ってあった
なの「そんな……はかせは……はかせは………!!」
なの「………こんな本、無かったことに……」
なのはそう言うと、その本をゴミ捨て場に放り投げた
なの「……忘れましょう……なかったんです……あんな本………」
112 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 20:15:40.60 ID:VLrg2Yew0
次の日 東雲研究所付近
中村先生(以下 中村)「今日こそ東雲を捕獲し、私の物にする!!」
そう言ったのは、いつも東雲なのを捕獲しようとする少しドジな時定高校の理科教師 『中村かな』だ
中村「今回は東雲家の弱点を調べたつもりだ! いける! 今日こそ!!」
だが、中村の自信はすぐに消し飛んだ。なぜなら………
はかせ「なのーお菓子買ってー」
杏子「お菓子買えよー なのー」
なの「だから…買いません!」
はかせ「えー」
中村「」
113 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 20:26:12.87 ID:VLrg2Yew0
中村(なんだあの赤い奴!? あんな奴いままでいなかった…まさか!!)
中村(おのれ東雲研究所…! 私を排除するために新しいロボを…!!)
はかせ「あ、中村だ」
なの「こんにちは 中村せんせい」
中村(ちっ…! ばれたか…)
中村「よ、よう東雲 買い物か?」
なの「はい 今から近くのスーパーで」
中村「そ、そうか」
杏子「誰?」
なの「私の学校の先生です」
杏子「ふーん、先生ねぇ…」
中村「そういえばあなたは……」
杏子「アタシか? アタシは佐倉杏子 このチビの助手だ」
中村「なん……だと……」
114 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 20:41:20.02 ID:VLrg2Yew0
中村(くぅ~~~~~っ!! この私を差し置いて東雲研究所の助手だとぉ! この小娘めぇ!!)
中村(こうなれば……)
中村「じ、実は私も買い物に行くところでな」
なの「そうなんですか! じゃあご一緒にどうですか?」
中村「い、いいのか? じゃあ一緒に……」
中村(ふっ…東雲め…まさかこれがお前らの弱点を知るためのスパイ活動とは思ってなどいないだろう!)
中村(そして隙をついて東雲を………)
中村「フフフ……」
杏子(何笑ってんだコイツ……)
115 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 20:54:32.99 ID:VLrg2Yew0
買い物後
中村「悪いな東雲 まさかお前の家にお邪魔させてもらうなんて」
なの「こちらこそはかせ達にお菓子を買って下さってすいません……」
はかせ「ありがとー中村」
杏子「なかなかいい奴じゃん アンタ」
中村「そう言うな 別にこの位どうってことない」
中村(ここまでは計画通り………)
中村(さて早速………)
その時中村は床に落ちてた何やら滑りやすい物を踏んでしまった。その拍子に東雲家のゴミ捨て場付近に激突した
中村「ぐわぁぁぁっ! クソっ! 東雲研究所め…ん?」
中村「なんだこの本………『project東雲 記録帳』?」
中村(なんだこれ…! もしかして…東雲研究所の極秘資料か何かか!?)
中村(と、とりあえずこれだけは…!!)
116 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 21:22:45.59 ID:VLrg2Yew0
なの「だ、大丈夫ですか先生!?」
中村「あ、いや、大丈夫だ、とうということはない」
中村「あ、やばい! 急用を思い出した!! 今日はこれで失礼させてもらうぞ!」※嘘です
杏子「なんだ もう帰っちまうのか?」
中村「ああ、またな」
中村(フフフ…今日は私にとってのラッキーデイとなった…もっと骨を折るかと思ったら思った以上に早くこんな物が
手に入ったからな………)
なの(あれ…? あの本が無い…? どこに…ま、いいか あんな本、無い方が………)
117 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 21:36:10.61 ID:VLrg2Yew0
今日はここまで位で ちなみにみおの設定はこんな感じです
能力 感情操作 相手の感情(主に恋愛系)を操作することができる 武器 近接武器全般 自分の拳
ウッドキューブを使用することにより、トランザムシステムを作動させることが可能
以上がみおの設定です。 では次回予告
『なるほど………これが子供のはかせの正体か…』
―――――――――― 時定高校の理科教師 中村かな
『へぇ なんでも願いをかなえてくれるの?』
―――――――――― 時定高校の生徒 安中榛名
118 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/09(日) 23:12:52.74 ID:VLrg2Yew0
訂正
QB「さあ、ソウルジェムを回収しなよ」×
QB「さあ、グリーフシードを回収しなよ」○
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/09(日) 23:14:04.67 ID:dxgMmZMAO
安中さんキター
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/10(月) 02:07:00.86 ID:R6gPdoZU0
あぁ・・・QBの魔の手がいろんな人に・・・・・・
121 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:00:18.70 ID:bykOCbpv0
休日で暇だし、再開します
夜 中村先生の家
中村「今回は東雲家で思わぬ収穫があった。 『project東雲 記録帳』というタイトルの本だ」
中村「著者が……東雲○○!? 校長と同じ名前ではないか!?」
中村「ま、まあいい 早速読むことにしよう」
『記録一日目……今日の昼 とある宗教家の一族が一家心中した、その時一番幼い女の子がまだ生きていた
我々はそれを回収し、project東雲の第一被検体にすると発表した』
『記録二日目……回収した子を我々が開発した培養液に入れた、最初は少し苦しみもがいていたが、すぐに
おとなしくなった カプセルからでてきたころはもうあらゆる記憶、意志を失っていた』
『記録三日目……被検体に強制学習装置を装着 これで被検体はありとあらゆる学問、知識を取り入れるだろう』
『記録五日目……強制学習装置により、被検体はこの世界の全ての学問を取り入れた 実験はほぼ成功といって過言では
無いだろう』
『記録十二日目……ついに『インキュベーダー』との共同実験が開始された。 彼らの手によって被検体に『感情』を取り入れること
に成功した』
『記録二十日目……被検体の数は徐々に増えていった その大半は彼女同様、家族を失い、死にかけた子供ばかりだ
彼らも彼女同様、強制学習装置によって学習を積み、『インキュベーダー』の手により『感情』を取り入れた』
『記録四十日目……知ってしまった…彼ら…『インキュベーダー』は悪魔だ、目的のために被検体たちを不気味な化け物に
変え、まだ人間の姿である者たちによって殺される所を……』
『記録?日目……私は、『インキュベーダー』に抗議をした、これはなんでも非人道的すぎると、そういうと彼らは
『わけがわからない』、『この子たちは宇宙のために死ねるんだよ』などと言った』
『記録?日目……私は……まだ辛うじて生きている被検体第一号とともに逃げた…
もはやこれは私が望んだ『project東雲』ではない…』
『記録?日目……私と被検体は当時、辺境の地と呼ばれた所、時定まで逃げてきた、『インキュベーダー』の追跡はない
諦めたのか……? それとも……』
『記録?日目……『インキュベーダー』の追跡はもうない、私は第一被検体に『はかせ』というコードネームを与えた
最も、これは本名では無い、そして最後に、『はかせ』には、強力な記憶破壊装置を使い、今までのことを無かったことに
したが……』
中村「…………記録帳にはここまでで切れている」
122 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:10:59.12 ID:bykOCbpv0
中村「……この本からして、『はかせ』というのは恐らく東雲研究所の…」
中村「なるほど………これが子供のはかせの正体か…」
中村「しかし『インキュベーダー』とは一体………?」
QB「へぇ…この資料……まだあったんだ……」
突然、中村の背後から声が聞こえた、そこには白い悪魔のこと、QBのこと、『インキュベーダー』
がそこにいた
中村「!! な、何者だ!!」
QB「やあ! 初めまして! 僕の名前はQ…いや、君には『インキュベーダー』と名乗ったほうがいいかな?」
中村「!! お前が……『インキュベーダー』!!」
QB「早速で悪いけど、君は少し知りすぎた」
中村は危険を感じたのか、その場から逃げようとした、がその瞬間、中村は倒れた
中村には何が起きたかはわからない 中村の意識は段々薄れていく―――――
123 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:17:40.43 ID:bykOCbpv0
QB「………これでよしと、ふぅ~危ない、危ない。 もうすぐで計画に支障がでる所だった」
QB「……さて、そろそろ行くか………」
―――――次の日、時定高校―――――
みお「理科の中村、昨日意識不明で入院したんだってさ」
ゆっこ「へぇ~ついに入院したか」
なの「どうしたんでしょうか……昨日は元気だったのに………」
麻衣「……………」
???(あれ………? なんだろう? あの白い生き物…?)
QB(ん? なんだあの子…? もしかして僕の事が………?)
124 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:23:53.18 ID:bykOCbpv0
QB『ねぇみお、あの大きいリボンをしている黄色い頭の子って誰?』テレパシー
みお『安中さんのこと?』
QB『へぇ……安中っていうんだ…』
みお『安中さんがどうしたの?』
QB『…恐らく僕のことが見えているのかも…』
みお『そうなんだー』
安中(あの白い生き物……長野原さんと会話している……?)
125 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:30:48.10 ID:bykOCbpv0
放課後
安中「はぁー今日も疲れたー」
QB「やあ! 安中榛名!!」
安中「あ! さっきの白い生き物!?」
QB「初めまして! 僕の名前はQB!」
安中「へぇーQBって言うんだー!」
QB「安中榛名! 僕と契約して、魔法少女になってよ!!」
安中「魔法少女?」
QB「魔法少女っていうのは……」
――――――――――
QB説明中
――――――――――
QB「というわけさ!」
安中「へぇ なんでも願いをかなえてくれるの?」
QB「うん! で、君の願いは何?」
安中「私の……願いは……」
126 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 16:51:06.85 ID:bykOCbpv0
―――――その頃 とある家
フェっちゃん「ねぇみさとー、最近笹原くんが高校一年の子とよく話しているのを見るんだけど」
みさと「えっ! そ、そんな情報、私に伝えてどうすんのよ!!」
ウェボシー「その子って青い髪の?」
フェっちゃん「そうそう! なんか剣道について話してたよ!」
みさと(青い髪の…剣道って……)
みさと「長野原先輩の妹のことか……」ボソッ
ウェボシー「いいの? このままだと笹原くん、あの子に取られちゃうよー」
みさと「う、うるさい! 別に! あんな奴なんか!!」カオマッカー
フェっちゃん「みさと、顔赤いよー」ケタケタ
その瞬間、フェっちゃんは、みさとが撃ったバズーカに直撃した
フェっちゃん「」プシュー
みさと「バッカじゃないの!!? アタシがいつアイツの彼女になったのよ!!」
フェっちゃん・フェボシー(わかりやしー)
127 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 17:25:16.03 ID:bykOCbpv0
訂正
フェっちゃん「ねぇみさとー、最近笹原くんが高校一年の子とよく話しているのを見るんだけど」×
フェっちゃん「ねぇみさとー、最近笹原くんが一年の子とよく話しているのを見るんだけど」○
―――――――――――――――
ウェボシー「ねえみさと、いいことを教えようか?」
みさと「……何よ」
ウェボシー「魔法少女って知ってる?」
みさと「…なにそれ? 魔法少女?」
フェっちゃん「え! ウェボシー知ってるの!?」
ウェボシー「うん、だってQBと契約したもん」
フェっちゃん「マジで!? なんて願いで!?」
ウェボシー「う~んとね~ それは~」
ウェボシー「素敵な人が見つかりますように!って願ったよ!」
ウェっちゃん「あれ? 中之条くんはどうしたの!?」
ウェボシー「うーん…ねーあの子は悪くはないけどね…」
みほし「さっきから何話してんだアンタら」
128 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 17:28:05.03 ID:bykOCbpv0
ちょっと目の休憩します
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/10/10(月) 17:31:12.53 ID:QGRmk4LAO
ざわざわ
130 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 19:00:34.21 ID:bykOCbpv0
再開
QB「ここからは僕が解説するよ」
みさと「のわっ! 何!? ぬいぐるみが喋った!?」
QB「初めまして! 僕の名前はQB!!」
ウェボシー「この子と契約すれば魔法少女になれるよ!」
フェっちゃん「そして願いごとを一個叶えてくれるよ!」
みさと「!」
QB「そういうことだ! さあ! 君の願いは何!?」
みさと「私の…願いかぁ……」
131 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 19:12:37.46 ID:bykOCbpv0
その頃 見滝原の魔女の結界
さやか「でりやぁぁぁぁぁぁ!!」
まどか「頑張れー! さやかちゃーん!!」
さやか「これで……終わりだああああああ!!」
魔女「ohifqitSietijiP」
使い魔A「グギャアアアアアアアア!」
さやか「! 使い魔を…盾にした!?」
魔女「hfieowfqAortho8ndwn」
さやか「!? しまった! まどかに!」
まどか「キャアアアアアアアアアアア!!」
魔女がまどかに攻撃した、まどかはただの一般人、もし魔女の攻撃を喰らったらひとたまりもないはずだった
魔女「oirgehTpjgepU!?」
まどか「………え?」
まどかは無事だった。 なぜなら………
なの「危なかった……もう少しであの子にあたる所だった……」
東雲なのがまどかを守ったのだ
132 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 19:22:42.77 ID:bykOCbpv0
なの「大丈夫ですか?」
まどか「は、はい!」
さやか「あなたは……」
なの「攻撃が来ます!!」
魔女「kfwoqhfnqo」ビーム
さやか「うわっ!!」
なの「きゃっ!」
なの「…しかたありません…あまりこれは見せたくないけど…」
そういうとなのの腕が変形した、手が無くなり、変わりに銃口が現れた
さやか「! 腕が!?」
驚くさやかをお構いなしに、なのの銃口は火を噴いた
そう、対魔女用に強化された対戦車ライフルを連射しているのだ
魔女「gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
なの「これで!!」ズバッ
魔女「gwaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」ドカーン
なの「倒せた………」
なの「さて……私には穢れが溜まってないから…GSをあなたに全てあげますね」
さやか「あ、ありがとうございます……」
133 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 19:35:44.43 ID:bykOCbpv0
『東雲なの』の設定
能力 部位変形 自らの体を変形させる 武器 対戦車ライフル 核弾頭 ビームサーベル×2
疑似ソウルジェムを使用する人工魔法少女 ねじを取るとキルモードに移行する 絶望しても魔女にならない
――――――――――――――――
まどか「助けていただいてありがとうございます!」
なの「いえいえ、どうということありませんよ。 ではまたお会いしましょう」
さやか「ところで……あなたの背中についてるネジは?」
なの「こ、これは決してロボ的な物ではなくってですね…」アタフタ
さやか(絶対ロボットだ…この子)
134 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 19:44:06.71 ID:bykOCbpv0
その頃 暁美ほむらは………
ほむら(おかしい…何この時間軸は!?)
ほむら(今までマミが助かる時間軸なんてなかったし)
ほむら(それに佐倉杏子が学校にいるなんて…!!)
ほむら(そして今まで見たこともなかった魔法少女も………!!)
ほむら(一体なにが起きているの!?)
QB「随分と困惑しているようだね」
ほむら「インキュベーダー!?」
QB「…少し予想外だった…まさか時定市の魔法少女が見滝原町に現れるなんて…」
ほむら「時定…? 確かここから東にいった所にある町よね……」
QB「そうさ」
ほむら「……まあ、私はまどかさえ守れればなんでも良いけど」
QB「そうかい」
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/10(月) 20:05:02.08 ID:R6gPdoZU0
まどか・・・キャアアアアアアアアアアアアって・・・
女としての何かを失った瞬間だったな
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/10/10(月) 22:02:11.66 ID:XhyQucDko
俺の見落としだったら申し訳ないが、なぜQBはproject東雲の資料の存在を知ってるのにはかせの正体を知らないの?
137 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:02:54.27 ID:bykOCbpv0
>>136
その点についてはご心配なく 後々わかるようになりますよ
次の日 魔女の結界内
魔女「ぐきゅうううううううううううう!!」
みさと「……これが…魔女」
フェっちゃん「そうだよ!」
ウェボシー「さあ! ショータイムだよ!」
――――――――――――――――――――
『立花みさと』の設定
能力 物体操作 特定の人物、物体(主に笹原)を操作する 武器 重火器 刀
――――――――――――――――――――
『フェっちゃん』の設定
能力 不明 武器 剣
――――――――――――――――――――
『ウェボシー』の能力
能力 人物誘導 自分にとって気になった人を呼び寄せることができる 武器 杖
138 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:19:41.58 ID:bykOCbpv0
訂正
『ウェボシー』の能力×
『ウェボシー』の設定○
――――――――――――――
みさと「あたれえええっ!!」ドガガガガ
フェっちゃん「どりやぁぁぁぁぁ!!」ズバァァッ
ウェボシー「どりゃあっ」ドゴッ
魔女「くぎいいいいいいいい!!」ドガッ
フェっちゃん「ふぇぇぇぇぇ!!」ドゴッ
みさと「フェっちゃん!」
ウェボシー「まかせて! ケアル!」
フェっちゃん「…あれ? 痛みが消えた…?」
ウェボシー「私の武器はただ相手をボコるための物ではない!」
ウェボシー「回復、補助もすることができる優れものなのである!」
みさと「へぇ……やるじゃない!!」
139 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:29:28.50 ID:bykOCbpv0
魔女「ぐぎゅううううううううう!!」ズバッ
みさと「っ!! ………この私に刀を使わせるとは……!!」ガキィン
みさと「……後悔させてあげる!!」ズバァッ
魔女「ぐぎゃああああああ」ズボッ
ウェボシー「あ! 弱っているよ!!」
みさと「これで……終わりだああああ!!」ズドドドドドド
魔女「ぐきゅっ―――――――――」ドキャーン
フェっちゃん「やったー!倒せたー!」
ウェボシー「みさとも初めてな割には上出来だったよ!」
みさと「そ、そう…?」
フェっちゃん「最後に! GSを回収してと…」
みさと「GS?」
ウェボシー「魔女の卵だよ」
みさと「ふーん」
140 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:33:27.69 ID:bykOCbpv0
その頃……みさと達が魔女を倒す数時間前
マミ「前は後輩たちに恥ずかしい姿をさらしちゃった……」
マミ「今度はこんなことのない無いようにしないと!!」メラメラ
マミ「!! 魔女の反応!! …東の方からね…」
マミ「では早速……!!」
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2011/10/10(月) 23:37:52.38 ID:XhyQucDko
俺の早とちりか、すまん。
142 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:47:07.60 ID:bykOCbpv0
魔女の結界
魔女「ewioj前cioequocnqitopkl誰ashfhjakhfj」
マミ「何かを言ってるようだけど……まあいいわ」
マミ「ティロ・フィナーレ!」ドキュン
魔女「Aife3無uiheYfui37ifhuY駄Aoehudxo」パキーン
マミ「!! そんな!! ティロ・フィナーレがっ!!」
魔女「eio終ocieiUYiiowf死ifjioq」
マミ「……ここまで……なの……?」
マミは自分の自慢の必殺技が弾かれて、戦意を喪失してた、その時―――――
安中「見つけた!!」
マミ「え……? 誰……?」
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/10(月) 23:49:01.59 ID:R6gPdoZU0
みんなQBの犠牲に・・・
あぁ・・・もう手が付けられねぇ
ちょっと
>>1
に注文なんだけどさ
日常キャラの魔法少女衣装の描写を大まかでいいから入れてくれないかな
このままだと俺の脳内では、制服姿でみさと達が剣やら杖やら振り回してる
っていう滅茶苦茶シュールな映像が再生されちゃうからな
144 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:55:46.98 ID:bykOCbpv0
安中「あたって!!」ブチュコーン
魔女「ifowec何oiwehqihqjefewro!!!」ビリビリドガーン
マミ「………凄い」
魔女「oieceoiho死iuwehfqwhn」ビーム
安中「そんな攻撃なんかで……!!」カイヒッ
安中「落ちて!!」ブチュコーン
魔女「heohoohwoqhefi」
使い魔A「uihfuioqf」
使い魔B「iuhfiquhijewn」
使い魔C「ojuxegwixbA75h」
安中「! 増援!?」
安中「数が……!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドンッ
使い魔A「oefowi!!」ドカーン
マミ「いつまでも…負けられないわ!!」
マミ「そこの貴方!! 私が使い魔をやるから貴方は魔女を!!」
安中「……わかりました!」
145 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/10(月) 23:56:52.12 ID:bykOCbpv0
今日はここまでです
146 :
名無しの初心者 IN PSP
[saga sage]:2011/10/11(火) 00:38:20.59 ID:JQgqVJqm0
>>143 正直に言います 僕は絵が描けませんので……衣装の大まかな説明ぐらいしか出来ませんが……それでもよろしいですか?
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
:2011/10/11(火) 00:53:09.56 ID:HAjQLYT80
>>146
勿論おk
俺の脳内補完能力に任せとけ
ってか、その描写があるかないかで結構違うのでよろしくお願いします
148 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/11(火) 18:38:27.74 ID:kOzhkQbl0
再開しますよ ちなみに衣装設定はこんな感じかな? ※かなり雑+センス皆無な設定ですが許してください
はかせ 白衣に青とオレンジの模様が付いている感じ
なの 日常OP2の天使姿のなのの、羽根なし+後ろに少し大きめな白いネジが付いている
ゆっこ 上半身が茶色いスーツみたいな姿で下半身がスカート
みお ガンダム00で刹那が普段会議などで着ている服を女性用に改良した物
麻衣 ほむほむの衣装を少し露出部分を多くした物
安中 白と黄色を織り交ぜた学生服みたいな物
みさと さやかの衣装の露出部分を失くした物を、赤ピンクに塗装した物
フェっちゃん オレンジ色のコートに少し長めのスカート
ウェボシー 貴族が着ていたような緑と黒が印象的な服とマント+少し短いスカート
こんな感じです 解りにくい+変だったらすいません
149 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/11(火) 18:53:42.69 ID:kOzhkQbl0
『安中榛名』の設定
能力 不明 武器 ビーム兵器
マミの上位種に当たる存在 戦い方もマミとほぼ一緒 マミと異なる点は、厨二台詞を言わないこと
――――――――――――――――――
安中の加勢で形勢は逆転した マミが使い魔を倒し、安中が魔女を集中攻撃
安中の戦い方は正直、マミとはあまり変わらなかった、だが使用する武器はマミよりはるかに性能の良い武器を用いたため
魔女は確実に弱っていった
マミ「使い魔は全員倒したわ」
安中「こちらもそろそろ……!」
魔女「Grjnmiowq嘘iohY7veljPne私fnown5」ボンッ ボンッ
マミ「とどめよ! ティロ―――――」
マミ「フィナーレ!!」ドキューン
150 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/11(火) 19:32:52.46 ID:kOzhkQbl0
魔女「―――――――――――――」ドカーン
安中「倒せた……」
マミ「勝てた……けど……」
マミ「今回も……ダメだったわ……」
安中「え?」
マミ「最近……私は人に頼ってばかりね……」
マミ「私……才能ないのかなぁ……」
マミ「はぁ………」
151 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/11(火) 20:01:29.70 ID:kOzhkQbl0
次の日 見滝原中学校 放課後
さやか「まどか! 帰ろう!!」
まどか「あ、うん!」
ほむら「……………」
ほむら(今までの時間軸上なら今日は佐倉杏子と美樹さやかが接触する日よね……)
ほむら(………今までなら…ね……)
ほむら(………一応、美樹さやかを監視しておこうかしら…)
ほむら(それで……佐倉杏子は今……)
杏子「えーまた今日の晩飯当番アタシー?」←電話中
なの『そうですよ! 前回サボってごはんが出前になっちゃったんですから!!』
杏子「いいじゃん出前ぐらい! 金持ちなんだからさ!!」
なの『だめですよ! それじゃあ栄養が偏ります!』
ほむら(……………今日は大丈夫そうね)
152 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/11(火) 22:43:21.65 ID:HAjQLYT80
銃とビームじゃ確かに安中さんの方が強そうだな
火力も連射性能も違うだろうし
それと安中さんもリボン(拘束魔法)を扱うっていう認識でいいのかな?
153 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 00:16:09.73 ID:fr2HtX/J0
>>152
そういう認識で大丈夫です
見滝原町 魔女の結界
さやか「はあっ!!」ズバッ
使い魔A「ギャアアアア」ボン
さやか「そこかっ!!」ズバッ
使い魔B「アギャアアア」ボン
さやか「これで!!」ズバァッ
使い魔C「ウボァッ」ズバッ
さやか「さて……使い魔はほぼ全滅…したね」
まどか「やったぁ!」
マミ「凄いわね……美樹さん………」
さやか「さて―――――!!」
―――――――――ズドッ
154 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 00:26:29.13 ID:fr2HtX/J0
さやか「なにこれ………槍!? 誰が!?」
マミ「この槍………まさか!」
杏子「ひっさしぶりだねーマミ」
さやか「アンタは……転校生二号!?」
マミ「……何故貴女がここにいるの?」
杏子「いやー最近この町の学校に転入しちゃってさー んで、アンタらは何をしてんの?」
さやか「何って……使い魔を倒してるんだけど……」
杏子「ハッ! アンタも無駄なことをしてんねぇ、そいつら倒してGSは出てこないし、魔力の無駄だよ」
マミ「でも…! 使い魔もいずれ成長して魔女になるし、人も襲うわ!!」
杏子「そうそう、何人か食わせてから潰すのが正解なんだよ」
さやか「ッ――!! アンタは!!」
155 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 00:36:02.57 ID:fr2HtX/J0
さやかは臨時戦闘態勢に入る 相手は自分と同じ魔法少女だ だが彼女は思った
目の前に居るのは魔法少女とは思えない考えをする、かなり危険な人物だと悟った
そしてなにより………同じ魔法少女として彼女の考えと存在が許せなかった
さやか「悪いけど転校生二号……あたしはアンタを倒さなきゃいけないみたい…」
杏子「なんだよ! 折角人がご丁寧にアドバイスをしてあげたのに結局はこうなっちまうのかよ」
杏子「いいぜ、こいよ 身の程を教えてやるよ!!」
その瞬間―――さやかは超スピードで杏子に接近し、切りかかった、が
杏子は簡単にその攻撃を受け止め、その反動で、さやかを突き飛ばした
さやか「ぐわああああっ!!」
マミ「美樹さん!! っ! 貴女! なんてことを!!」
杏子「ちっ 厄介なことになってきやがった」
156 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 00:45:46.47 ID:fr2HtX/J0
今日はここまでです 再開は明日の夕方ぐらい? 後近々英検があるので更新速度が低下します
次回予告
『帰ってくるのが遅いと思ったら……こんな所で何をしているのですか?』
―――――人工魔法少女 東雲なの
『ちっ、なのには敵わねぇからな、今日はこのぐらいにしといてやる』
――――― 魔法少女兼東雲研究所助手 佐倉杏子
157 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/12(水) 01:03:56.03 ID:A5vO84Tc0
おつおつ
次回予告で大体内容が予測できたwww
英検頑張れよ、割とマジで応援してる
158 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 16:28:38.84 ID:fr2HtX/J0
>>157
ありがとうございます!!
では! 続きを投下します
159 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 16:50:06.73 ID:fr2HtX/J0
さやか「よくも………やってくれたな……!」
杏子「あれ? おっかしいなぁ……普通なら全治三か月ぐらいの怪我をしたと思ったのに」
さやか「私は……祈りの願いで契約したからこの程度じゃあ倒れないよ!」
杏子「うぜぇ……超うぜぇ!」
この瞬間―――――魔法少女同士の殺し合いが始まった
最初は両者ともほぼ互角だった だが、力も技術も杏子が上だった
そして遂にさやかは窮地に追い込まれた
さやか「くっ………」
杏子「さて……悪いけど…これで終わりにしょっか」
杏子は持ってる槍をさやかの首に突き付けた
まどか「さやかちゃん!!」
まどか「マミさん! あの二人を止めて! あんなのってないよ!!」
マミ「………無理よ!」
まどか「え………?」
160 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 16:54:52.87 ID:fr2HtX/J0
マミ「私には……素質なんて無かったのよ!」
マミ「今まで私が生き残れたのは運がよかっただけ!」
マミ「私には……どうすることも……!!」
まどか「マミさん………」
まどか「どうすれば………」
QB「君が魔法少女になれば、あの二人を止められるよ」
まどか「QB!! ………私…けい…」
―――それには及ばないわ―――
161 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 17:17:20.55 ID:fr2HtX/J0
杏子「! 消えた!?」
ほむら「全く………やっぱりいつも通りの結果になってしまったわ 尾行して正解だったわ」
杏子「てめえ! なにをした!」
杏子はほむらに矛先を向けた、その時、杏子が持っていた槍の先がちぎれた
いや、焼き切れたといった方が良いだろう
杏子「っ!! これは!!」
ほむら「! 槍の先が……切れた!?」
ほむら(一体誰が………!?)
なの「何してんですか、佐倉さん」
162 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 18:29:00.60 ID:fr2HtX/J0
ほむら(!! 誰!?)
ほむらは突然現れた人物に驚愕した
彼女の手にはビームでできたと思われる刃を持ち、天使が着ているような姿をしていた
だが、ほむらはこんなことに驚いているのではない
佐倉杏子でさえ反応できない速度で彼女の槍を切り落としたことだ
杏子は魔法少女の中でも一、二を争うほどの実力者だ
そんな彼女でさえ反応できていない速度で攻撃できる魔法少女の存在に驚いているのだ
杏子「なのか………」
なの「帰ってくるのが遅いと思ったら……こんな所で何をしているのですか?」
杏子「……ちょっとな、そいつらとトラブっちゃってな」
なの「そうですか………」
163 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 18:42:35.86 ID:fr2HtX/J0
さやか「邪魔を……するな!!」
さやかは急に飛び出してきて、戦いを中断された怒りにまかせてなのに攻撃、だが
なの「! ………危ないですね…」
なのはさやかの攻撃を持っていた武器で軽々受け止めた
そしてもう片方に持っていた武器を首に突き付けて言った
なの「あまり私に武器を使わせないで下さい」
なの「本来、私たちは魔女を倒すためにあるはずです」
なの「なのに、魔法少女同士で戦うのはどうかと思いますが…?」
この時、さやかは悟った
目の前にいる人物、『東雲なの』には絶対に勝つことができないと―――――
164 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 18:49:34.99 ID:fr2HtX/J0
なの「で? どうしますか? 佐倉さん 帰りますか? それとも……」
なの「この子にトドメを指しますか?」
なの「最も……後者の答えなら……」
杏子「……………」
杏子「ちっ、なのには敵わねぇからな、今日はこのぐらいにしといてやる」
なのはニッコリと笑い『そうですか』と言いい、杏子と共に帰って行った
165 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 18:56:27.24 ID:fr2HtX/J0
さやか「はぁ……はぁ……はぁ……」
まどか「さやかちゃん! 大丈夫」
さやか「あ……うん」
マミ「……………」
マミ「………ごめんなさい」
さやか「?」
マミ「私が居たのに……こんなことになってしまうなんて…」
マミ「自分が弱いせいで……美樹さんが傷ついてしまった」
マミ「だから……本当にごめんなさい!」
まどか「マミさん………」
さやか「……………」
166 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 19:06:49.61 ID:fr2HtX/J0
さやか「顔を上げてくださいよ マミさん」
マミ「……ふぇ?」
さやか「あなたは……何も悪くありませんよ」
さやか「それに……今のは私の問題ですし」
さやか「だから! マミさんは何も悪くありませんよ!!」
マミ「美樹さん……ありがとう」
マミ「でも……これだけはいわせて」
マミ「これからは美樹さんもさっきと同じ…いや、それ以上の体験をすると思うわ」
マミ「だけど……なにがあっても…くじけちゃだめよ」
さやか「マミさん……わかりました!!」
167 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/12(水) 19:16:35.65 ID:fr2HtX/J0
次の日 東雲研究所
はかせ「そう……そんなことがあったんだー」
なの「そうですよ! おかげでまた食事は出前になってしまうし…」
杏子「だから良いじゃんか!出前が二日ぐらい続いても!」
なの「だめですよ!! 出前は高いんですから!!」
杏子「なのはケチだなー」
はかせ「ま、今日は学校にいかなくてもいいよ」
杏子「本当か! それは助かる、アイツと六時間は流石にキツいからな」
なの「全く…今度会ったらちゃんと謝ってくださいよ………」
杏子「へーい」
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/12(水) 22:23:22.58 ID:A5vO84Tc0
なのも心労が絶えないな
本当は見知らぬ女の子の首に剣を突き立てたりなんかしたくないだろうに
そしてマミさんが役に立ってな(ゲフンゲフン
169 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/13(木) 00:03:44.76 ID:nc91iIRf0
今日はここまでにします 次回予告
『今日という今日は許さないからね!! このバカ!!』
――――――― 時定市の魔法少女 長野原みお
『なら…!今日の放課後に決闘をしようじゃないの!!』
――――――― 時定市の魔法少女 相生祐子
『(あわわ…大変…!! どうしよう!!)』
――――――― 人工魔法少女兼はかせのお手伝いロボット 東雲なの
『フン、精々頑張んなさい。 最後にアイツを手に入れるのは……』
―――――――時定の魔法少女 立花みさと
170 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/13(木) 00:28:06.91 ID:0enKvsHC0
おつおつ
ちゃんみおとみさとの能力って似てるようで結構違うな
なの強すぎwww
171 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/13(木) 03:01:36.93 ID:0enKvsHC0
あのさ、投下するときはageた方がいいと思うよ
俺みたいに張り付いている奴はともかく、普通はageないと誰も見に来てくれない
こんなに面白いんだから、ageてみんなに見てもらおうぜ
172 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 16:18:08.91 ID:nc91iIRf0
>>171
アドバイスありがとうございます
では 続きを投下します
173 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 16:28:37.65 ID:nc91iIRf0
―――――時定高校 昼休み
ゆっこ「ただいま~ ふぃ~疲れた~」
みお「あ、お帰り」
ゆっこはさっきまで学校を抜け出し、近くのスーパーでみおとゆっこの昼ごはんを買ってきていたのだが……
みお「………?」
みお「……ゆっこ、私はカレーパンを頼んだんだけど……」
ゆっこ「ん~ 鰈(カレイ)パンでしょ」
みお「カレーパンだよ!!」
ゆっこ「ア゛ァ?」
ゆっこはとんでも無い間違いをした、みおはゆっこに『カレーパン』を頼んだのだが
ゆっこは『鰈(カレイ)パン』を買ってきてしまったのだ
そう、ゆっこは前回も『焼きそば』を『焼き鯖』と聞き間違えたこともあった
聞き間違えがまた起きてしまったのだ
174 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 16:44:11.47 ID:nc91iIRf0
みお「また聞き間違えをして!! 何してんのよ!! このアホ!!」
ゆっこ「いや~ゴメンゴメン 次からは気を付けるよ」
みお「次からって! 前回も同じ間違いをして!! 反省なら猿にだってできるし! それに!猿でも同じ間違いはしないよ!!」
みお「アンタの知能は猿以下だよ!! このバカ人間!!」
ブチッ―――――――――
この時、ゆっこの体の一部が快い音と共に切れた
ゆっこ「それはみおちゃんだって同じこと言えるでしょ」
みお「あぁ!! なんでよ!!」
ゆっこ「何!? 同じ間違えでもしちゃうもんは仕方ないじゃない!!」
みお「その同じ間違えを何回もしているのはどこの誰よ!!」
ゆっこ「はいはいここにいる私です!! どーもすみませんでしたァ!!」
みお「今日という今日は許さないからね!! このバカ!!」
175 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2011/10/13(木) 16:54:00.40 ID:NVFGoD4AO
鰈パンってどんなだよwwwwwwwwwwww
176 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 16:54:33.51 ID:nc91iIRf0
ゆっこ「そーですか、ならこれならどうだァァァァァ!!」
ゆっこはもし、全国土下座コンテストという物があれば、確実に優勝できるほどの美しい?土下座をした だが
みお「はァ!? 誰が土下座すれば許してやると言った!?」
みお「そういう考えがバカなんだよ!! このカス人間! バカ!」
カチッ――――― 何かのスイッチが入った そして
ゆっこ「死ねぇ!!」
ゆっこはいきなりナイフを飛ばしてきた、教室にいたみお、なの、麻衣以外の人物は驚いた
何せいきなり四方八方からナイフが現れ、みおに向かって飛んできたのだから
みお「―――――――ッ!!」
だが、みおは、それらの攻撃を全て回避、そして反撃に出た
この瞬間―――――時定高校1年Q組は戦場になった
177 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 17:01:21.78 ID:nc91iIRf0
いったん切ります 再開は恐らく夜の十時半位かも
178 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/13(木) 17:57:57.25 ID:vFpZf8Hco
なんだこの非日常wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
179 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/13(木) 21:53:38.87 ID:0enKvsHC0
ゲーム版でもこんな感じで喧嘩していたような
二人ともガキっぽいところあるよなw
180 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 23:20:26.24 ID:nc91iIRf0
再開するよ
時定高校
男子生徒A「おいちょっとQ組来いよ! 凄いことになってるぜ!!」
男子生徒B「相生と長野原がガチケンカ!? 超うけるwwwww」
男子生徒C「相生の奴ナイフ使ってるらしいぜ!」
ワー ワー ワー
みさと「……………」
笹原「ふむ………長野原のクラスか……少し心配だな」
みさと「! ちょっと笹原! どこ行くの!?」
笹原「少しQ組に寄っていく ちょっと見たらすぐに戻る」タッ タッ タッ
みさと「ちょ……ったく」
みさと(………長野原みお、あの子ももしかして笹原のことを…?)
みさと(まあ…別にただの一年下の後輩なんて障害でもないわ…)
みさと(フン、精々頑張んなさい。 最後にアイツを手に入れるのは……)
181 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/13(木) 23:30:22.21 ID:nc91iIRf0
その頃 Q組
なの(あわわ…大変…!! どうしよう!!)
今、一年Q組では魔法少女同士の殺し合いが起きている
最も、なのがその気になれば、この程度の争いなど鎮圧するのは容易いだろう
だがなのは、学校ではあくまで普通の女の子という設定でいたい
もしここで、この二人を止めたら、自分は普通の女の子とは思われなくだろう
その事を考えると、なのは、この戦いに武力介入することはできないのである
安中(これが……魔法少女同士の戦い……)
安中(私には……この二人は止められない……)
安中(でも…! このままじゃ……!!)
182 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/13(木) 23:57:47.84 ID:0enKvsHC0
なのか安中さんが適当に遠距離狙撃すれば万事おkじゃね
って思ったのは俺だけでいい
183 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/14(金) 00:11:30.38 ID:x9X401tB0
「長野原!!」
突然、みおを呼ぶ声がした、みおはその声に気が付く、誰の声かは、すぐに分かった
それは、自分の憧れの先輩でもあり、片思い中の先輩 笹原幸次郎だ
みお「!! 笹原……先輩…?」
笹原「全く……お前が騒ぎを起こしてると聞いてきたが……これはすごいな…」
笹原「………まあ、お前が無事ならそれはそれでいい」
笹原「では、これにて失礼する」
みお「……………」
みお「……………フン」
みお「今日は………これぐらいで勘弁してあげるよ」
ゆっこ「……フン」
みお「……悪かった、少し言い過ぎた」
ゆっこ「………そう」
184 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/14(金) 00:22:16.64 ID:x9X401tB0
はい、今日はここまでにします
次回予告
『私は魂が無いのでよくわかりませんが、それは無いと思いますよ』
――――――― 人工魔法少女 東雲なの
『ひどいよ……こんなのってあんまりだよ………』
――――――― 見滝原中学校の生徒 鹿目まどか
『わけがわからないよ』
――――――― 魔法少女の管理者 キュゥべえ
185 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/14(金) 01:22:06.76 ID:YdmGn/Vz0
おつおつ
笹原の出番少な杉吹いたwww
ちゃんみおvsゆっこの戦闘描写をもう少し詳しくやって欲しかったなって
186 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(埼玉県)
[sage]:2011/10/14(金) 03:32:25.57 ID:Ee2AWbgHo
乙
応援してる
187 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/15(土) 23:14:56.32 ID:v/n/4K0f0
少しだけ再開します
―――――その頃、とある病院
さやか「退院した?」
医者「うん、上條くんは数日前に退院したよ」
医者「悪いね、退院したってことをもっと前に教えられなくて」
さやか「あ、いえ、大丈夫です! ありがとうございます!」
188 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/15(土) 23:28:13.26 ID:v/n/4K0f0
その頃、東雲研究所
ビスケット二号「すいません杏子さん、ビスケットはありませんか?」
杏子「ん? あぁ、あるぜ ほら」
ビスケット二号「ありがとうございます」
ビスケット二号はそういうと、お腹にもらったビスケットを入れた
ビスケット二号……東雲はかせが開発した第三のロボットであり、燃料はビスケットという
どうすればビスケット一個でロボットが動かせるという疑問があるロボットである
また、ビスケット二号にも、『疑似ソウルジェム』を搭載しており、その気になれば、魔女と戦うことだってできるのだ
杏子「ビスケットが燃料にって……どういう仕組みだよ」
ビスケット二号「さあ、僕にもよくわかりません」
杏子「そうかい、ところではかせは?」
ビスケット二号「さっき阪本さんとお散歩にでかけましたよ」
杏子「そう、じゃあ、はかせが帰ってきたらアタシは出かけているって伝えといて」
ビスケット二号「わかりました、行ってらっしゃいませ」
189 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/15(土) 23:55:13.27 ID:v/n/4K0f0
すいませんが……超中途半端ですが今日はここまでにします
英検の勉強しながら投下していましたが…明日から更新速度が元に戻りそうです
190 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/16(日) 13:13:44.86 ID:asmydEge0
おつおつ
英検の勉強大変そうだな
面接とかもあったりするの?
191 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 18:28:43.78 ID:GBH5DK2U0
英検一次試験終わったー!
再開します!!
――――――――――
その頃
なの(さてと、帰りに買い物をして帰りますか)
なの(今日は確かネギが安かった気が………)
なの(あ、はかせネギ嫌いだった)
なの(まあ、佐倉さんがいるから大丈夫か)
なの「さてと………ん? あれは……」
ほむら「…………………」
なの「あなたは確か………」
ほむら「『暁美ほむら』よ」
ほむら「東雲なの、あなたに話があるわ」
なの「私に……ですか……?」
192 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 18:50:38.08 ID:GBH5DK2U0
大工喫茶
ほむら「予約を入れてた暁美よ」
店員(玉村)「暁美様ですね、お待ちしておりました」
ほむら達は店員の玉村に案内されて、大工喫茶でも、予約を入れないと入ることのできないVIPルームへ案内された
なの(凄い……こんな豪華な部屋があったんだ………)
ほむら「エスプレッソのドッピオを二つお願い」
店員(玉村)「かしこまりました」
ほむら「さて………そろそろ本題に入るわ」
なの「は、はい」ゴクリ
ほむら「あなたは何者なの?」
193 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 19:55:32.60 ID:GBH5DK2U0
なの「はい?」
ほむら「そのままの意味よ、あなたは何者なの?」
なの「私は……普通の女子高校生ですが…何か?」
ほむら「質問を変えるわ、あなたは人間なの?」
なの「!」
ほむら「あなたの背中にはネジが付いている…」
ほむら「私が見てきた人の中で、ネジを付けてた者はいなかった」
なの「い、いや、これは…その…えっと」
ほむら「それに、仮にあなたがロボットならば、アイツ(インキュベーダー)には契約できないわ」
なの「えっと…その、このネジは…決して、ロボ的な物じゃあ……」
ほむら「じゃあ何故そのネジは付いているの?」
なの「!! そ、それは………」
ほむら「お願い! 本当のことを言って!」
なの「………………」
194 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 20:04:16.46 ID:GBH5DK2U0
なのは観念したのか、自分がロボットっていうこと、東雲研究所について全てほむらに語った
ほむら「なるほど……つまりあなたは、『はかせ』という人物によって作られた『人工魔法少女』ってことね」
なの「はい、そうです」
ほむら「そして……『はかせ』には魔法少女としてかなりの素質があったと……」
なの「QBさんがそう言ってました」
ほむらは、そう、と言うと、注文したエスプレッソコーヒーを飲んだ
ほむら(苦いわね………)ズズ
なの「私からもいいですか?」
ほむら「何かしら?」
なの「あなたはさっき、『私が見てきた人の中で、ネジを付けてた者はいなかった』って言いましたよね?」
なの「どういう意味ですか?」
ほむら「……………」
195 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/16(日) 21:33:38.13 ID:asmydEge0
さすが、なの
洞察力パネェな
196 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 22:40:00.32 ID:GBH5DK2U0
ほむら「………二つ約束してほしいの」
ほむら「まず、これから私が言うことはすべて信じてほしい」
ほむら「そして………今から言うことは誰にも言わないで」
なのは残り少ないエスプレッソコーヒーを飲み干し、答える
なの「………わかりました」
ほむら「私は……『ワルプルギスの夜』と呼ばれる魔女からまどかを守るために、最善の未来にすべく
さまざまな時間軸を旅しているの」
なの「?」
ほむら「分かりやすく言うと……『ドラえもん』ってアニメはご存じで?」
なの「あ、はい よくはかせが見ています」
ほむら「それならば話が早い。ドラえもんは未来からのび太を救うためにやってきたロボットよね?」
ほむら「つまり、私もそれとほぼ同じで、まどかを救うために別の時間軸からやってきた存在よ」
なの「じゃあ! 暁美さんは未来人なんですか!?」
ほむら「未来人……では無いわ」
ほむら「正確に言うと、記憶はそのままで過去の自分を引き継いだ者って言えばわかるかしら?」
なの「うーん ……よく分かりませんが…少なくともあなたは『まどか』って人を救うためにやってきた未来人みたいな物ってことですか?」
ほむら「間違ってはないわ」
197 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 22:50:21.78 ID:GBH5DK2U0
なの「それと……『ワルプルギスの夜』とは………?」
ほむら「もうすぐ、見滝原町に現れる大型魔女のことよ」
ほむら「まどかはほぼ全ての時間軸で、『ワルプルギスの夜』に殺されていたわ」
なの「そうなんですか………」
ほむら「それを阻止するのが、私の役目」
ほむら「そして、もし失敗したら、時間軸を変える。その繰り返しだった」
ほむら「でも……今回は違う」
ほむら「『東雲なの』という新たなるイレギュラーが現れた」
ほむら「何十、何百回も繰り返している時間軸の中で、あなたを見るのは初めて」
なの「だからさっきの質問を………」
ほむら「そういうことよ」
198 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 22:55:59.15 ID:GBH5DK2U0
ほむら「………そろそろ時間ね」
なの「? なんの時間ですか?」
ほむら「あなたの所の助手と、美樹さやかが再び衝突するわ」
なの「!」
ほむら「ではこれで…」
なの「待って下さい! 私も同行させて下さい!!」
ほむら「………この後、あなたは知りたくない事実の一つを知ることになるわ」
ほむら「それでも良いのなら………どうぞ」
なの「あ、ありがとうございます!!」
199 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 23:12:07.31 ID:GBH5DK2U0
その頃、とある結界では誰が予想していたのか、とんでもないことになっていた
とある魔女の結界には、群馬県時定市では知らない者はいないといわれる時定市の一大コンツェルンの御曹司
大工健三郎と、彼が設立したクラブ部員全員がいた
だが、関口ユリアだけが、妙な格好をしていた。 うすい黄色の、古代の神官が、儀式用に着用していたと思われる格好だ
そして、彼女の胸には黄色い石、そう、ソウルジェムが身に着けられていた
時定市最後の魔法少女、関口ユリアが現れた瞬間だった―――――
200 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 23:26:44.87 ID:GBH5DK2U0
健三郎「な、なんじゃありゃあ………?」
関口「部長………少し、離れていてください」
関口はそういうと、囲碁盤に、特定の法則で碁石を並べ、両手でサッカーボールを持ち上げた
小木「!!! ま、まさか!! あれは!!」
健三郎「おいどうなってんだ! なんだあの化け物は! そして関口のあの姿は!!」
小木「しっ! あれは……囲碁サッカー最古にして最強の技の一つの儀式……!」
小木「だが…生身の人間があの技をやったら即座に廃人になるか、体が爆散するはずなのに…!」
健三郎「おい! なにが起きるんだ! 知っているなら教えてくれよ!」
小木「………囲碁サッカーの歴史って知っていますか?」
健三郎「? なんだよ、それ」
小木「囲碁サッカーは古来、戦争に代わるスポーツの一つで、使い方を間違えれば、文明一つを容易く滅ぼせる物です」
小木「それらの危険な技は太古にほとんど封印されたはずなのですが……!!」
小木「彼女は……天使を降臨させるつもりです……!!」
健三郎「……何言ってんのか、さっぱり分からねぇ………」
201 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/16(日) 23:43:22.38 ID:GBH5DK2U0
その瞬間、関口がまぶしい光を放った、だがその光が消えたころには、関口の体が変化していた
右は黒い羽根、左は白い羽根で構成されている数メートルの翼が生えていて、手には巨大なフォークみたいな槍
そして頭には黄色い輪っかが付いていた
小木「そんな………彼女と天使の体が……シンクロしている…?」
小木「天使が、……日常を司る天使が、彼女を受け入れたのか……!?」
関口?「ふぅ……人間とリンクするのは久しぶりね!」
健三郎「!……関口の声が……変わっている!?」
関口?「そりゃそうよ、だって今この体は天使である私が乗っ取っているもの」
関口?「しかしびっくりしたよ………久々に人間とリンクしたと思ったら、まさか魔女退治に使われるとはねー」
魔女「グチャアアアアアアアアアア!!!」
関口?「さてと、久々にやりますか!!」
関口?「見ていなさい! この一級天使『ピノ』の力を!!」
202 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/17(月) 00:02:07.82 ID:F5VFcur70
ちなみに『ピノ』とは日常の第九話で「ちらしずし」と言っていて、声優がマミと同じ人です
詳しくはこちら
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%94%E3%83%8E%28%E6%97%A5%E5%B8%B8%29
なお、実際のピノの翼は白一色です 翼の色を変えたのはアレンジです
―――――――――――――――――――
天使の一撃は凄まじかった、一撃で魔女の体に直径10メートルほどの穴を開け
刺された所からひびが入り、魔女は崩れ、崩壊した。
残ったのはGSだけだった
関口(天使化)「さてと……いっちょ上がりかな?」
関口(天使化)「じゃあ! リンクを解除するよ!」
関口(天使化)「またね~みんな~」
そういうと、生えていた翼はバラバラになり、輪っかも消え、元の関口の姿に戻った
関口「……はっ!」
関口「私…何してましたか?」
健三郎・小木「……………」
健三郎(遊び半分で作った部活が…遊び半分で誘った奴が…)
健三郎(………とんでもねぇことになってきた!)
203 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/17(月) 00:08:01.35 ID:F5VFcur70
はい、今日はここまでです 続きは多分明日
なんか最近意味不明なシーンばっかりですいません
次回からまともになると思いますよ、多分
204 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/17(月) 00:08:56.56 ID:F5VFcur70
はい、今日はここまでです 続きは多分明日
なんか最近意味不明なシーンばっかりですいません
次回からまともになると思いますよ、多分
205 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/17(月) 00:44:42.73 ID:4hJ/Vx9B0
おつおつ
意味不明だ・・・・・・
特に関口の異常なまでの強さがイミフだ・・・・・・
しかし、これが結構面白いから困る
206 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/10/17(月) 11:19:53.79 ID:dWuvz7MAO
これこそ
日常だなぁ
207 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/18(火) 22:13:03.21 ID:U7f9/UOW0
おまたせしました 再開します
その頃、ほむらが喫茶店でなのと会話している頃―――――
美樹さやかは上條恭介の家の前にいた
さやか(バイオリンの音………よかった、腕…治ったんだ…)
さやか(どうしよう……このまま会おうかな…?)
さやか(いや……やっぱり、今日は帰るか…)
さやかは帰ろうと振り返った瞬間、彼女にとって会いたくない人物がいた
杏子「よお、また会ったな」
さやか「!! お前は……!」
杏子「知ってるよ、ここにいる奴のために願いを使っちまったんだろ?」
杏子「まったく…たった一度の奇跡のチャンスををくっだらねぇことに使い潰しやがって」
さやか「お前になにがわかる!!」
杏子「……………」
208 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/18(火) 22:25:23.14 ID:U7f9/UOW0
杏子「分かってねぇのはそっちだ馬鹿、魔法ってのは徹頭徹尾、自分だけの願いをかなえるためのモンなんだよ」
杏子「他人のために使ったからってろくなことにはならないのさ」
さやか「お前だけは……絶対に…!!」
杏子「……………」
杏子「ここだと人目が付く、場所を変えよう」
―――――――――――――――――――――
その頃、とある人物は………
みさと「長野原みお……」
みさと「まさか……彼女も私ら(魔法少女)と一緒だったなんて…」
みさと「厄介なことになったわ……」
みさと「……でも、相手が誰であろうと、あいつ(笹原)は……」
みさと「……………」
みさと「長野原家め……姉妹そろって厄介な存在ね……」
209 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/18(火) 22:35:43.95 ID:U7f9/UOW0
―――――とある鉄橋の上
杏子「ここなら遠慮なくやれるよね、いっちょ派手にいこうじゃない?」
杏子のSGが赤く輝くと、以前に戦った時々変形する槍を使う魔法少女姿になった
さやか「!」
さやかも変身しようとした、その時――――
「さやかちゃん!!」
誰かが、さやかを呼ぶ声が聞こえた
その声の主は、自分と同じクラスメイトの『鹿目まどか』だった
210 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/18(火) 22:44:35.85 ID:U7f9/UOW0
さやか「まどか…どうして……?」
まどか「キュゥべえにさやかちゃんが危ないって聞かれて……」
さやか「邪魔しないで! まどかには関係ない!!」
まどか「でも……!」
杏子「はっ……ウザいやつにはウザい仲間がいるモンだねぇ」
杏子は武器を取り出して、今更引くわけにもいかず、攻撃しようとした時
ほむら「じゃあ、あなたの仲間はどうかしら…?」
なの「なにしてんですか二人とも!!」
杏子「!」
211 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 17:11:46.62 ID:f+6295Gc0
なの「暁美さんに聞いてきましたけど……何でまたこんなことに!」
杏子「………なの、悪いな、これはアタシらの問題だ」
さやか「そうよ! 邪魔しないでよ!」
なの「……………」
なのの腕が銃口に変化した、そう、並の魔女なら一瞬で蜂の巣にしてしまう程の威力がある物だ
それを構え、二人に問う
なの「もう一度言います、魔法少女は魔女を倒す存在です」
なの「また魔法少女同士で戦うのですか?」
212 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 17:20:41.43 ID:f+6295Gc0
状況は最悪になった、もしここでどちらかが「戦う」と言った瞬間、なのがこの二人の戦いに武力介入するだろう
なのの実力は、前回の戦いでもわかる通りに、この二人が一緒に戦っても勝てるかどうかわからない相手だ
だかその時、とつぜんまどかがさやかのSGを取り、道路に投げつけた
まどか「さやかちゃん! ごめん!!」
さやか「あっ!!」
さやかのSGは、ちょうど下を通っていた軽トラックの荷台に落ちた
その時、ほむらは驚愕な表情をして、突然姿を消した
さやか「まどか…アンタなんてことを!」
まどか「だって……そうでもしないと…!!」
213 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 17:26:53.61 ID:f+6295Gc0
さやかは何かを言おうとした瞬間、さやかは糸が切れた操り人形のように、さやかの体から力が抜け、倒れた
まどか「さやか………ちゃん………?」
キュゥべえ「今のはまずかったよ、まどか、友達を放り投げるなんてどうかしてるよ!」
まどか「え………? それって一体……?」
事態を見ていた杏子はさやかの首を掴みあげる、それと同時にそこから伝わる感覚に愕然とした
杏子「どういうことだオイ…コイツ死んでるじゃねーか!」
まどか「え………?」
なの「どうして………!?」
214 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 17:40:46.33 ID:f+6295Gc0
まどか「さやかちゃん……どうしたの……ねぇってば!!」
杏子「何がどうなってやがんだ……オイ!」
キュゥべえ「君たち魔法少女が肉体をコントロールできるのはせいぜい百メートルが限度だからね」
杏子「百メートル………どういう意味だ!」
キュゥべえ「こういう事態はめったに起こることじゃないんだけどね……」
まどか「何言ってるのキュゥべえ、さやかちゃんを死なせないで!」
キュゥべえ「まどか…そっちはさやかじゃなくて、ただの抜け殻なんだよ、さやかは君が投げて捨てちゃったじゃないか」
なの「どういう意味です?」
キュゥべえ「ただの弱い肉体で魔女と戦えなんてとてもお願いできないよ」
キュゥべえ「今の君たちにとって肉体は外付けのハードディスクでしかない」
キュゥべえ「だから君たちの本体としての魂には魔力を効率的に運用できるコンパクトで安全な姿が与えられているんだ」
215 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 17:55:42.20 ID:f+6295Gc0
キュゥべえ「つまり………魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目は…」
キュゥべえ「君たちの魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなんだ」
杏子「ふざけんじゃねぇよ!それじゃ私たち、ゾンビにされたようなモンじゃないか!」
キュゥべえ「君たちにとっても便利じゃないか、ソウルジェムさえ壊れなければ君たちは無敵なんだよ?」
キュゥべえ「たとえ心臓が破れても、どれだけ骨を砕かれようとね」
まどか「ひどいよ……こんなのってあんまりだよ………」
なの「………………」
なの「私は魂が無いのでよくわかりませんが、それは無いと思いますよ」
キュゥべえ「……君たちはいつもそうだ、本当のことを言うといつも同じ反応する」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
216 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 18:06:01.29 ID:f+6295Gc0
その時、どこかに行っていたほむらが戻ってきた。
彼女の手にはさやかのSGがあった
それを倒れているさやかの手に乗せると……
さやか「―――――――――はっ」
さやか「………なに、何なのよ?」
217 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 18:13:42.62 ID:f+6295Gc0
数時間後、東雲研究所
はかせ「そんなことがあったの?」
なの「はい」
はかせ「そっかー……それじゃあSGはその名の通りに、魂が入っているんだね」
はかせ「じゃあ……その100メートル機能もつけないとね~」
なの・杏子「!?」
はかせ「……っていうのは冗談だよ」
はかせ「流石にそんなダメな機能は付けないよ」
はかせ「……これははかせの予想だけど、キュゥべえはもっと何か大事なことを隠している そんな気がする」
杏子「? なんだそれは?」
はかせ「さあ、知らない」
なの・杏子「ズゴー」
218 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 18:16:12.06 ID:f+6295Gc0
数時間後、東雲研究所
はかせ「そんなことがあったの?」
なの「はい」
はかせ「そっかー……それじゃあSGはその名の通りに、魂が入っているんだね」
はかせ「じゃあ……その100メートル機能もつけないとね~」
なの・杏子「!?」
はかせ「……っていうのは冗談だよ」
はかせ「流石にそんなダメな機能は付けないよ」
はかせ「……これははかせの予想だけど、キュゥべえはもっと何か大事なことを隠している そんな気がする」
杏子「? なんだそれは?」
はかせ「さあ、知らない」
なの・杏子「ズゴー」
219 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 18:20:59.42 ID:f+6295Gc0
次の日 時定高校 放課後
ゆっこ「なのちゃん、みおちゃん、麻衣ちゃん帰ろ!」
みお「あ、うん」
なの「はい」
麻衣「……………」
麻衣「ごめん、少し残るから先帰ってて」
ゆっこ「え、なんで?」
麻衣「いいから」
みお「そう……じゃあね、麻衣ちゃん…」
なの「また明日」
麻衣「うん、バイバイ」
麻衣「……………さて」
麻衣「いるんでしょ、出てきて、『インキュベーター』」
220 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 18:32:35.50 ID:f+6295Gc0
キュゥべえ「………何の用? 水上麻衣」
麻衣「昨日見たよ、SGが人の魂の入れ物ってことを……」
キュゥべえ「………いたんだ」
麻衣「あなたがやっている事がどれだけの事かあなたは分からないかもしれない…」
麻衣「でも…これだけは言っとく」
麻衣「私たちに余計なことをしないこと」
麻衣「もし……私らを敵に回したわ、ただじゃ済まないよ」
キュゥべえ「………肝に銘じておくよ」
麻衣「……そう」
キュゥべえ「僕からも一つ」
麻衣「何?」
キュゥべえ「何故『インキュベーダー』のことを知っているの?」
麻衣「…………中村先生から聞いた」
キュゥべえ「なっ………!」
221 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 19:12:42.16 ID:f+6295Gc0
キュゥべえ(バカな……! 彼女は僕の呪いで……!)
麻衣「私があなたの呪いを解いておいた」
キュゥべえ「………そう」
麻衣「聞いたよ、あなたのことも、はかせの正体も」
麻衣「そして……『project東雲』のことも」
麻衣「教えて、なんではかせを契約したの?」
麻衣「あなたは、はかせの正体を知っていたはず、なのに何故?」
キュゥべえ「……………」
キュゥべえ「実はね、僕が『project東雲』の存在を知ったのは最近なんだ」
キュゥべえ「そもそも『project東雲』は僕らの星の中でもかなりの機密情報だったらしい」
キュゥべえ「だがら、中村が持っていた本の存在すら分からなかったからね」
キュゥべえ「でもね、関係のない一般人が僕らの存在を知られる以前に、僕らの機密資料を見られるのは困るんだよ」
麻衣「だから中村先生を………」
222 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 19:25:24.08 ID:f+6295Gc0
その頃
笹原「おや、長野原か、またあったな」
みお「さ、笹原先輩!」
笹原「今から近くの喫茶店でお茶をするところだったのだが…お前も一緒にどうだ?」
みお「は、はい! 喜んで!!」
笹原「では行くぞ」
みお(ラッキー! 笹原先輩と二人きりで…!)
一方、二人の様子を見ていた人物が一人いた。 それは………
みさと「……………」
みおと同じく、笹原に恋心を抱いている『立花みさと』だった
223 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/19(水) 19:30:01.37 ID:f+6295Gc0
今日はここまでにします、次回予告
『長野原みお……悪いけどもう我慢できない!!』
――――――― 時定の魔法少女 立花みさと
『そろそろはかせも動きたいなー』
――――――― 時定の魔法少女兼東雲研究所所長 はかせ
『あれは……確か…立花先輩?』
――――――― 時定の魔法少女 長野原みお
224 :
おつおつ
[sage]:2011/10/19(水) 22:16:16.46 ID:yPLj0VAu0
この時間軸では、ほむらと杏子は初対面だよな?
(最初にさやかと杏子がドンパチやったとき、止めたのはなのだったし)
なのに、このほむらは杏子に対してどうしてこんなに慣れ慣れしいんだwww
ほむら「あなたの仲間はどうかしら?」(キリッ
なの「なにしてんですか二人とも!!」
杏子「!!」
杏子「・・・・・・・・・ってか、アンタ誰だよ」
ほむら「」ミスッタ
そして、麻衣ちゃんさすがだな
225 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/10/20(木) 02:37:15.60 ID:G6PSYidAO
お疲れ様でした
相変わらず面白いです
226 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 16:27:23.03 ID:rZ7xwBCt0
>>224
いや、一応杏子は、はかせの権力を使って見滝原中学校に転入させたって設定なので
一応面識あります
では再開します
227 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 16:36:17.96 ID:rZ7xwBCt0
みさと(また……笹原と一緒に歩いている……)
みさと(一体なんなの!? 笹原は私だけに操作する権利があるのに…!)
みさと(長野原みお……悪いけどもう我慢できない!!)
みさとはみおに強い嫉妬と憎悪感を抱いていると、二人の人物がみさとに話しかけた。
その二人とは、みさとの友達でもあり、同じ魔法少女の『フェっちゃん』と『ウェボシー』だった
フェっちゃん「荒れてるねーみさとー」
ウェボシー「やっぱり後輩に恋人を取られるのは嫌なの?」
みさと「………………」
ウェボシー「でも、笹原君はまだあの子に告白もしてないし、あの子も笹原君に告白していない」
ウェボシー「これをどういう意味かわかる?」
みさと「……どういう意味よ?」
ウェボシー「そのままの意味だよ」
ウェボシー「あの子から笹原君を奪えばいいんだよ☆」
みさと「!!」
228 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 16:49:18.71 ID:rZ7xwBCt0
ウェボシー「このままだと、笹原君はあの子の物になるよ」
ウェボシー「でも、その前に奪えばいいんだよ!」
ウェボシー「大丈夫! 私たちも手伝うから!」
フェっちゃん「え~、私も手伝うの!?」
ウェボシー「当たり前じゃん」
フェっちゃん「ふぇぇぇぇ………」
みさと「……………奪う、か」
みさと「……フフフフフ」
みさとはいきなり笑い出した、しかし、その笑いはいつものみさとの笑い方とは違った
そう、まるで悪魔がする笑い方だった
みさと「アハハハハハハハハ!!」
フェっちゃん・ウェボシー「!?」ビクッ
みさと「そうよね!? 初めからそうすればいいんだわ!!」
みさと「あの女(みお)が私と同じ人が好きならば、あいつから奪えばいいんだわ!!」
みさと「そして……私から何かを奪おうとしたことを後悔させればいいんだわ!!」
みさと「アハハハハハ!!」
229 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 16:55:57.23 ID:rZ7xwBCt0
フェっちゃん(ちょっと、なんかヤバくない!?)
ウェボシー(……まさかこうなるとは)
フェちゃん(……心配だ、このままじゃあ、あの子の命保障できないね…」
ウェボシー(うん……そうだね……)
みさと「なにこそこそ喋ってんの!? アンタらも手伝いなさいよ!?」
フェっちゃん・ウェボシー(ナンテコッタイ)
230 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 17:06:40.80 ID:rZ7xwBCt0
その頃、東雲研究所では
はかせ「はぁー」
はかせ「暇だなー」
はかせ「いつもきょーこもなのも学校いってるし、魔女も二人がやっつけてくれるし」
はかせ「そろそろはかせも動きたいなー」
阪本「なら、お前も動けばいいじゃねぇか」
阪本「別にお前も魔法少女なんだろ? なら話は早いじゃねぇか」
阪本「お前も魔女狩りにいけよ」
はかせ「……そうだね! そうしよう!」
はかせ「それに、はかせが作った発明品も試してみたいし」
はかせ「プププ、そうとなれば早速」
阪本「気を付けてな~」
231 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 17:18:40.59 ID:rZ7xwBCt0
一方、見滝原中学校
まどか「さやかちゃんが今日学校こなかったね……」
ほむら「ええ、そうね」
杏子「……………」
ほむら「? どうしたの? 佐倉杏子?」
杏子「なんでもねぇよ。 後フルネームで呼ぶな」
杏子(あの野郎………)
杏子「おい、あいつの家教えろ」
まどか「! また喧嘩するの!?」
杏子「しねぇよ ちょっと話がしたいだけだ」
まどか「話………?」
232 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 17:33:01.52 ID:rZ7xwBCt0
その頃、さやかは
さやか「……………」
さやか「この石が……私の命……」
さやか「私…こんな体になっちゃって…どんな顔して恭介に会えばいいのかな?」
さやか「はぁ………」
『いつまでもしょぼくれてんじゃねぇぞ、ボンクラ』
さやか「! この声は……!!」
さやかは窓の外を見る。 そこにはリンゴをかじりながら立っている杏子の姿が見えた
杏子「ちょいと面かしな」
233 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 18:00:12.43 ID:rZ7xwBCt0
とある廃教会
さやか「こんなところにつれてきて何の話?」
杏子「ちょっと長い話なるな……」
杏子はそう言いながら持っていた紙袋からリンゴを取り出し、さやかに投げ渡した
杏子「食うかい?」
さやか「……………」
さやかはもらったリンゴを投げせ捨てた。 すると杏子はいきなりさやかの首を掴みこう言った
杏子「食い物を粗末にすんじゃねぇ、殺すぞ」
さやか「ぐっ………」
234 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 18:25:06.48 ID:rZ7xwBCt0
杏子「……悪い、少し取り乱しちまったな」
さやか「ごほっ、ごほっ、……んで、なんでここに呼んだのよ?」
杏子「実は、アタシの親父がこの教会の神父だったんだ」
杏子「まあ、貧しいながらも楽しく暮らしてたんだ」
杏子「でもな、ある日親父がこの宗教から破門されてから生活に困っちまってな」
杏子「そん時にキュゥべえに『親父の話に耳を皆に聞いてほしい』って願ったんだ」
杏子「でもね、結局親父はアタシを残して皆死んじまったのさ」
さやか「……そんなことがあったなんて」
235 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 18:29:58.96 ID:rZ7xwBCt0
さやかは驚いた、自分にとって憎たらしい存在だった彼女は、実はとても家族思いで、優しい少女だったことを
さやか「アンタのこと、色々と誤解してた…それは謝るよ、ごめん……でも」
さやか「私は自分の願いに後悔なんてしないよ、絶対に…これからもね」
杏子「本当かよそれ」
さやか「うん、私が気に入らないなら…そのときはまた殺しに来ればいい」
杏子「……………そうかい」
236 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/21(金) 18:32:07.90 ID:rZ7xwBCt0
いったん切ります 再開はだいたい夜の十時半ぐらいです
237 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(山陽)
[sage]:2011/10/21(金) 19:16:03.02 ID:L0W822WAO
杏子ちゃああああああああああああああああああああああン
うわあああああああああああああああああああああああああああン
乙
238 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/22(土) 10:51:27.80 ID:SKLVQCqP0
再開するよ
その頃、ゆっこ達は………
ゆっこ「ねぇねぇ、大工喫茶にVIPルームがあるって知ってる?」
ゆっこ(ヒヒヒ、流石のみおちゃんでも知らないよね)
みお「知ってるよ、常識でしょ」
麻衣「うん」
なの「前に利用しました。 結構豪華な部屋でしたよ」
ゆっこ「」
みお「え! なのちゃん利用したことあるの!?」
なの「はい、前、見滝原町に住んでいる方と」
ゆっこ「」
ゆっこ「う、うわあああああああああああああ!!」ダッシュ!!
みお「あ、ゆっこどこに行くの!?」
麻衣「……………」
麻衣(気のせいか……ゆっこのSGが少し黒くなっていた)
239 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/22(土) 11:04:18.26 ID:SKLVQCqP0
みお「も~ゆっこはどこに行ったんだ? あのバカは?」
麻衣「……………」
麻衣「魔女が………いる」
みお「え! あ、本当だ」
麻衣「早く……いこう……」
みお「あ、うん」
―――――――――――――――――――
その頃 魔女の結界
はかせ「さて、魔女の所までたどり着いたよ」
はかせ「どの武器を使おうか……」
はかせはそういうと、ポケットから、ひょうたんのような物を四、五個取り出した。
はかせ「あ、これは! じゃあこれを使おう!!」
はかせがそう言ってる内に、魔女の卵が返り、魔女が生まれた
240 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/22(土) 11:59:52.08 ID:SKLVQCqP0
はかせの設定
能力 万物創造 はかせが考えた物を瞬時に作りだす。 作り出せる物は感情だけとは限らない
武器 はかせが開発した物
『project東雲』の被検体(このスレのオリジナル設定)で、本名は不明 はかせ自身もわからない チートキャラ
――――――――――――――――――――――
はかせ「行けえぇぇーっ!!」
はかせはそういうと、取り出したひょうたんみたいな物が勝手に動きだし、魔女の所までかなりの速度で移動した
その後、それぞれの先の部分からビームが発射され、魔女に攻撃した。
※ちなみにこの武器のモデルは、ガンダムシリーズで出てくる『ファンネル』って武器です。
魔女「ギョエエエエエエエエエエエエエ!!」
はかせ「わーい、効いてる!」
はかせは油断して、戦闘中なのに魔女の行動を見ずに喜んだ。
次の瞬間、魔女の反撃が始まった。
魔女「ウェエエエエエエエエエエエエエエ!!」コウゲキ
はかせ「はっ――――――――」
―――――――――――――――ドゴォン!!
241 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 12:10:02.02 ID:SKLVQCqP0
はかせ「……………あれ?」
みお「はぁ……はぁ……」
麻衣「大丈夫? はかせ?」
はかせ「あ、うん、はかせは大丈夫なんだけど…」
みお「そう…ならよかった……」
魔女がはかせに向かって撃った攻撃は、みおが防いでくれたおかげてはかせに怪我は無かった
だが、変わりにみおがダメージを受けてしまったのだ
みお「くッ、だが、この程度で―――――!」
みお「うぉりゃあああああああああ!!」ズバァッ
魔女「グワアアアアアアアアアアア!!」ドガバキドゴ
麻衣「……………」パン
魔女「フニャッ―――――――――――――」ドーン
242 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 12:14:24.97 ID:SKLVQCqP0
戦闘終了後
はかせ「なんとか勝てたねー」
麻衣「うん……………」
みお「じゃあ、気を付けてね! はかせ!」
はかせ「ちょっと待って! みおの髪飾り少し見せてー」
みお「いいよ、ほら」
みおははかせにみおの髪飾りを見せた。 それをはかせが解析した
はかせ「ふむふむ…なるほど」
はかせ「ありがとう、もういいよ」
みお「じゃあねーはかせー」
麻衣「バイバイ」
はかせ「またねー!」
243 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 12:19:17.20 ID:SKLVQCqP0
帰り道
みお「あー今日も疲れたー」
麻衣「……………」
みお「てか、はかせも契約してたなんて……」
麻衣「……………」
みお「……なんか喋ってよ」
麻衣「……あれ」
麻衣はある人物を指さした。 その人物はみおとは直接的な面識は無いが、知っている人物だった
みお「あれは………」
みさと「さて、狩りの時間だ」
みお「あれは……確か…立花先輩?」
麻衣「ソウルジェム……ってことはあの人も…」
みお「魔法……少女…なんだ」
244 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 12:31:02.69 ID:SKLVQCqP0
いったん切ります 再開時間 不明
245 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/22(土) 14:23:46.95 ID:ZUkyhH9DO
ソウルジェムは一応科学の産物。それをはかせが解析したと言う事は…
革命が、始まる予感…っ!
246 :
擬音だけの戦闘描写が割といいね
[sage]:2011/10/22(土) 15:38:14.03 ID:S3xKJuNr0
W.C.を見るだけで解析するはかせ凄すぎw
おつおつ 舞ってるぜ
247 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/22(土) 16:00:02.14 ID:ZUkyhH9DO
ウッドキューブの方だったか、失敗失敗。
248 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 18:27:15.84 ID:SKLVQCqP0
再開しますぜ
とある魔女の結界(見滝原市)
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドーン
魔女「グチャアアアアアアアアア!!」ドキャーン
マミ「ふぅ、やっぱり魔女にトドメを指すのは、やっぱりこれね」
マミ「さて、魔女も倒したし、早速GSを回収してと…ん?」
安中「あ、巴さんだー」
マミ「あら安中さん、こんにちは」
安中「こんにちはーって、今思ったんですけど『ティロ・フィナーレ』ってなんですか?」
マミ「ふっ、それはね………」
マミ「私の、最強の、必殺技よ」
安中「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
マミ「そうだ! 安中さんも必殺技の名前を付けましょうよ!」
安中「えーー?」
マミ「うーんと、そうね、安中さんの武器はビームだから……」
ジャッジメント・フラッシュ
マミ「『裁きの閃光』っていうのはどうかしら?」
安中「工工エエエエエェェ(´д`)ェェエエエエエ工工」
249 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 18:54:31.68 ID:SKLVQCqP0
囲碁サッカー部では
桜井「関口先輩!!勝負を申し込みます!!」
関口「……………え?」
健三郎「桜井、お前なにを言って……?」
桜井「自分が天使とどれほど渡り合えるか試したいのです!!」
健三郎「天使って……はっ!!」
そう、桜井が言っている『天使』とは、関口が魔女に対抗するために召喚したあの天使である。
圧倒的な力で魔女をねじ伏せたあの天使と渡り合うつもりらしい。
桜井「お願いします!! 自分は、あなたとの果し合いを所望します!!」
関口はコク、と頷くと、読んでいる本を閉じ、校庭に出た
関口「ルールは簡単……先に降参した方が負け……それでいい?」
桜井「わかりました!」
健三郎(やべぇ……大変なことになってきやがった……)
250 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 19:19:32.68 ID:SKLVQCqP0
関口ユリアの設定
能力 天使降臨 自分の体と天使を同化させることによって、天使と同じ力を得ることが出来る。同化できる時間は約5分
円環制御 天使化した時しか使えない最強の能力。 魔女化した魔法少女を元に戻したり、その反対も出来る。
第二のチートキャラ。 でも『円環制御』はこのスレでは使わないと思う。 天使化すると性格が真逆になる。
武器 ???
―――――――――――――――――――
関口(天使化)「さあ、かかってらっしゃい!!」ゴゴゴゴゴ
桜井「ッ―――!! なんてプレッシャー!! これが天使の力!!」
桜井「だが! これならば!」
桜井はそう言うと、碁盤の上で逆立ちし、足にはサッカーボールを持つという、謎の行動に出た
桜井「相手が天使なら…! これでしか対処できない!!」
突然、桜井の周りから青白いオーラが現れて、その瞬間、大地が震えた
まるで、この地球に存在する全ての生命が、桜井に力を与えているような光景だ
健三郎「じ…地震か……!?」グラグラ
桜井「行きますッッッ!!」
桜井は、足で持っているボールを蹴った。 ボールは高く跳ね上がり、およそ上空数千メートルほどまで上がり
関口に目掛けて落下した。
関口(天使化)「ッ――――――――!!」
251 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 19:54:42.54 ID:SKLVQCqP0
凄まじい爆音と共に、関口にボールが直撃した。 やったのか? 彼はそう思った。 が
関口(天使化)「威力、速度はまあまあ合格かな? だけど単純だね」
関口(天使化)「これが君の最大かな?」
桜井「あ、あ、あ……」
桜井は既に戦意喪失していた。 まず自身が使う最大の攻撃を軽く防がれ、さらに今ので力を使い果たしたのか
もう攻撃を耐えられる余力が残っていないのだ。
そして、ついに―――――――
桜井「――――俺の……負けです」
桜井誠、囲碁サッカーで初めて敗北する―――――
252 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 20:13:33.61 ID:SKLVQCqP0
東雲研究所では
はかせ「これはこうで………っと」カチャカチャ
はかせ「いや、ここはこうした方が良いかな?」ガチャガチャ
なの「何作っているんですか?」
はかせ「教えなーい」カタカタ
なの「もしかして、また私に変な物を付ける気ですか?」
はかせ「ぶー! 違うんだけど!! 対魔女用の武器作っているんだけど!!」
なの「あ」
はかせ「あ」
はかせ「……………」
なの「……………」
253 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 20:38:33.00 ID:SKLVQCqP0
次の日、見滝原中学校
まどか(さやかちゃん…また学校休んでる……まさかまた無茶をして!!)
杏子(さやか……あいつ、何してんだ?)
―――――――――――――――――――
放課後 さやかの家
まどか「さやかちゃん!!」
さやか「まどか…………」
杏子「おいおい、どうしたお前。 なんかやつれてねぇか?」
さやか「杏子も…………」
さやか「……心配かけてごめん。 明日は学校に行くから……」
254 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 21:01:24.66 ID:SKLVQCqP0
杏子「で、てめぇはどこに行こうとしてんだ?」
さやか「魔女を……倒しに……」
まどか「ダメだよさやかちゃん…こんなに疲れてるのに戦うなんて……」
さやか「……戦うしかないよ、だって」
さやか「魔女と戦わない私に…存在価値なんてないんだから」
まどか「そ、そんなこと…」
さやか「だって……だって……私、最低なんだもん……!」
さやか「こんな体じゃあ……恭介に触ることもできない……」
さやか「こんな口じゃあ……恭介に喋ることもできない……!!」
まどか「さやかちゃん……………」
杏子「………………」
255 :
名無し
[saga sage]:2011/10/22(土) 23:16:57.06 ID:SKLVQCqP0
次の日、東雲研究所
はかせ「やった! 出来た!」
なの「何がですか?」
はかせ「前に作った対魔女用の武器だよ」
なの「へぇ~ついに出来たんですか~」
はかせ「あ、なのにはもう付けておいたから」
なの「」
はかせ「後は………プププ」
256 :
名無しの初心者
[saga sage]:2011/10/22(土) 23:17:47.43 ID:SKLVQCqP0
次の日、東雲研究所
はかせ「やった! 出来た!」
なの「何がですか?」
はかせ「前に作った対魔女用の武器だよ」
なの「へぇ~ついに出来たんですか~」
はかせ「あ、なのにはもう付けておいたから」
なの「」
はかせ「後は………プププ」
257 :
名無しの初心者
[saga ]:2011/10/22(土) 23:30:39.14 ID:SKLVQCqP0
今日はここまでです 次回予告
『あたしって……本当にバカ」
――――――― 見滝原町の魔法少女 美樹さやか
『決着をつけない? どっちがあいつ(笹原)に相応しいかを!!』
――――――― 時定の魔法少女 立花みさと
258 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/22(土) 23:32:24.72 ID:SKLVQCqP0
今日はここまでです 次回予告
『あたしって……本当にバカ」
――――――― 見滝原町の魔法少女 美樹さやか
『決着をつけない? どっちがあいつ(笹原)に相応しいかを!!』
――――――― 時定の魔法少女 立花みさと
259 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/10/23(日) 00:27:12.71 ID:tfg+2o2q0
乙 いよいよやばいな… さやかが魔女化して、みさとVSちゃんみおか……
260 :
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
:2011/10/23(日) 00:41:24.37 ID:uoeL3E2k0
さやかが気になるな…原作通り魔女化してオリジナル展開でもとに戻るのか、
それとも日常サイドの誰か(なのあたり?)と戦って寸前で止まるのか
261 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/23(日) 22:11:12.02 ID:XIgu6Axf0
おつおつ
関口マジ天使!!強杉だろwww
そしてさやかが心配だな、ホントに
262 :
面白い頑張って
[sage]:2011/10/24(月) 19:42:45.95 ID:uDFVhQJ1o
チマンネ
263 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:07:48.60 ID:RtRAUnLU0
おまたせしました 再開します。
―――某所―――
杏子「……………」
魔女の作り出した結界が見える、そのすぐそばで佐倉杏子は中の様子を窺っていた。
ほむら「……らしくないわね、あなたがただ見ているだけなんて」
杏子「あの魔女はアイツの獲物だ、手出しなんか必要ないだろ」
ほむら「そんな理由でみすみすあなたがグリーフシードを得られる機会を譲るのかしら?」
杏子「……………」
――――――――――――
その頃、とある人物は………
みさと「さてと……そろそろ始めるか…」
みさと「あの子(みお)と私で、宝物(笹原)の奪い合いを…!!」
264 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:18:36.32 ID:RtRAUnLU0
―――――結界内
さやかは魔女を交戦していた。 だが、お互い致命傷を与えられない緊迫した状況が続く。
そこに、さっきまで様子を見ていた杏子がやってきてこう言った。
杏子「ったく、見てらんねぇな…見てな、手本ってのを見せてやるからさ」
だが、さやかは彼女の発言に乱暴に答える。
さやか「……邪魔しないで」
265 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:25:31.00 ID:RtRAUnLU0
さやかはいきなり魔女に向かって突撃する。 その時、魔女の攻撃が直撃した。
本来ならば動けるはずのないダメージを負っているはずだった、だがさやかは
さやか「なるほどね…慣れれば簡単なんじゃない、痛みを消すことなんてさぁ」
さやかは笑っていた、体から、頭から、いたるところから血を流しても笑い続けた。
さやか「アハハハハハハハハッ!!」
さやかは悪魔のような笑い声を上げながら、魔女に連続攻撃した。 魔女は既に動かなくなっていても、何度も、何度も。
まどか「……もうやめてよ! 魔女はもう倒れているよ!」
さやかは友の声が聞こえたのか、攻撃するのをやめた。 そして、結界は崩壊する―――――
266 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:30:33.33 ID:RtRAUnLU0
結界が崩壊すると、元の日常風景が広がった。 魔女が落としたGSが蛍光灯の光を反射して、輝いている。
さやかはそれを拾い上げ杏子に投げ渡した。
さやか「あげるよ、ソイツが目当てなんでしょ?」
杏子「お、おい……!」
さやか「さあ…帰ろう、まどか」
言葉を言い終わらないうちにさやかはその場に倒れこんだ。
まどか「さ、さやかちゃん!」
杏子「…………チッ」
267 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:43:46.08 ID:RtRAUnLU0
その頃、みおは―――
みお「落ちろッ!!」ズバッ!!
魔女「ふにっ―――――――」
みおは魔女を順調に討伐していた。 そして、GSを拾い上げようとした時、誰かから声をかけられた。
「待っていたよ」
みお「! 誰!?」
「まさか…アンタも魔法少女だったとは…予想外だったよ」
みお「どこにいるの!? 姿を現して!!」
そういうと、物陰から赤ピンクを基調とした恰好の魔法少女、『立花みさと』が現れた。
みお「立花……先輩……?」
みさと「さて…アンタに答えてほしいことがあるわ」
みお「何ですか?」
みさと「笹原のことを諦めるか、それともここで命を諦めるか、どちらか選んでほしいの」
みお「なっ――――――!!」
268 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 17:56:32.27 ID:RtRAUnLU0
みお「ど、どういう意味!?」
みさと「そのままの意味よ。 早く答えてよ」
みお「まさか…立花先輩…! あなた!!」
みさと「…どうやら分かったようね。 そうよ、その通りよ」
みさと「私は笹原のことが好きなの。 でもね、アンタの存在が邪魔なのよ」
みさと「本来はアンタを今すぐ殺そうと思っているけど…でもね、もしアンタが諦めてくれるなら…命は奪わないわよ」
みお「……………」
みおは突然の出来事に沈黙した。 選択肢を間違えれば待っているのは『死』 しばらくの沈黙が流れた。
たった数秒ほどの沈黙だったが、彼女には永遠に近かった。 そして、みおは答えた。
みお「………私は、自分の命は失いたくない」
そう言うと、みさとはニッコリと笑い、こう言った。
みさと「なかなか賢い子ね いいわ」
だが、すぐにみおは答える。
みお「でも……笹原先輩も諦めたくない…!!」
その時、みさとの笑顔は消え、変わりに敵意に満ちた表情になった。
それぞれの思いを賭けた戦いが始まった――――――――――
269 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 18:32:13.45 ID:RtRAUnLU0
一方、さやかは
さやか「……………」
さやかの視線には自分の好きな子と、その子と話している二人を木陰から見つめていた。
さやか「…………」
その時、まどかがさやかを見つけ、声をかけた。
まどか「さやかちゃん…今日も私……」
さやか「来ないで」
まどか「え……!」
さやか「戦えないあんたが来たって何にもなんないでしょ」
まどか「でも…でも私……!」
さやか「何…私のことを思ってくれてるつもり?私と同じ立場でもないくせに」
まどか「そんな…さやかちゃん……」
さやか「当に私のことを思ってくれてるんなら…私と同じ体になってみせてよ」
まどか「そんな………」
さやか「………そんなわけだから」
270 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 18:51:35.13 ID:RtRAUnLU0
とある場所
さやか「……………」
杏子「……やっと見つけた……手間かけさせんなよ」ハァハァ
さやか「悪いね、手間かけちゃって…」
杏子「……なんだよ、そんなこと言うなんてらしくないじゃん」
さやか「もう…どうでもよくなっちゃったからね」
さやかはそう言うと、ポケットからSGを取り出した。 さやかのソウルジェムは、輝きが無くなり、黒ずんでいた。
杏子「っ……お前!!」
さやか「何やってるんだろうね、私は……」
さやか「憧れてた先輩の信念を真似することもできなくて…親友を傷つけて…」
さやか「あたしって……本当にバカ」
271 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 18:55:45.47 ID:RtRAUnLU0
その瞬間、さやかのSGは真っ黒に染まり切り、粉々になって砕け散った。
美樹さやかは、人間として死んだ。
杏子「さやかあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
―――――
キュゥべえ「この国では成長途中の女性のことを少女って言うんだろう?」
キュゥべえ「だったらいずれ魔女になる君たちのことは、魔法少女って呼ぶべきだよね」
272 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 19:22:46.60 ID:RtRAUnLU0
刹那、魔女の結界が杏子を包み込んだ。
魔女(オクタヴィア)「グオオオオオオオオ!!」
杏子「な、なんだよこれ…どうやってやがる!」
杏子はすぐに変身し、さやかの体を回収した。
杏子「てめぇ! さやかに何しやがった!!」
当然、魔女は杏子の質問に答えない。
ほむら「下がって」
とつぜん、ほむらが現れ、瞬時に魔女の付近で爆発が起こった。
杏子「お前…!」
ほむら「捕まって、早く」
言われるがままにほむらの手を取る、すると時計の針が止まったかのように周りの物が動かなくなった。
ほむら「気を付けて、私の手を放したらあなたたちの時間も止まってしまう」
杏子「時間操作系の魔法かよ…いや、今はそんなことどうでもいい!アイツはいったいなんなんだよ!」
ほむら「かつて美樹さやかだったもの、あなたも見届けたんでしょう?」
ほむら「…………間に合わなかったのね」
273 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 19:29:10.06 ID:RtRAUnLU0
杏子「逃げるのか…?」
ほむら「戦うならあの魔女を殺すことになる、その荷物を捨ててね」
杏子「捨てる?ふざけんな!」
ほむら「……今は逃げることだけを考えなさい」
杏子「…………くっ」
止まることなく走り続け結界を抜ける、その先に待っていたのは
まどか「さやかちゃんは……どうなったの?」
マミ「何があったの…?」
ほむら「……………」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生み出して砕け散ったわ」
まどか「え?」
マミ「う、嘘よね……!」
274 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 19:31:44.81 ID:RtRAUnLU0
まどか「そ、そうだよ! 嘘だよ……ね?」
杏子「……………」
まどか「そんな…さやかちゃん…誰かを救いたいって…そのために戦いたいって言ってたのに……!」
マミ「ちょっと待って…美樹さんのソウルジェムが魔女を生み出したって……」
マミ「それって…つまり美樹さんが…魔女になったって……!!」
マミ「いいえ、美樹さんだけじゃない…つまり私たちも……!」
ほむら「ええ、ソウルジェムに穢れが溜まり切ってしまえば…私たちも魔女になる」
ほむら「それが私魔法少女について隠された最後の秘密よ」
マミ「!」
275 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 19:45:48.62 ID:RtRAUnLU0
ほむらがそう言うと、突然マミはマスケット銃を構えた。
マミ「魔法少女が魔女になるのなら…私たちがみんな死ぬしか…それしかないじゃない!」
ほむら「!」
衝撃の事実にマミが混乱することを予期していたほむらは時を止める準備をする。
だが、突然マミが持っていた銃に親指ほどの穴が開き、マスケット銃は壊れた。
ほむら「! 巴マミの銃が……壊れた!」
マミ「!! どうして!!」
困惑している二人の後ろから、誰かが現れた。 それは……
麻衣「……………」
ほむら「っ………あなたは!!」
276 :
面白い頑張って
[sage]:2011/10/26(水) 19:59:21.51 ID:X2J8IWH3o
④
277 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 20:13:33.55 ID:RtRAUnLU0
麻衣「……ここで諦めたら、その子は永久に元に戻らないよ」
麻衣「でも…もし諦めずに立ち向かうなら…味方になってあげる」
麻衣「もちろん、絶対にその友達を助けることだってできる」
杏子「助けるって……どうやってだよ」
麻衣「………東雲はかせ」
杏子「!」
麻衣「彼女の辞書に『不可能』の文字はないと思うの。 どういうことか分かる?」
マミ「……助けられるの?」
麻衣「恐らくね」
杏子「はかせがそんなことを…できるのかよ…」
麻衣「それはあなたが一番よく分かっているんじゃないの? 助手さん?」
杏子「…何故知っている」
麻衣「知っているから」
278 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 20:24:47.91 ID:RtRAUnLU0
ほむら「本気なの…どう考えても絶望的よ?」
杏子「いや…希望を捨てるのはまだ早いってのは私も同意だ、やれることはやらねぇと後悔する」
杏子「今のアイツは魔女化して間もない、こっちから呼びかければ人間だったときのことを思い出すかもしれない!」
麻衣「そう、わかった。 頑張ってね」
マミ「…え? あなたは?」
麻衣「用事があるから手伝えない」
一同「」
麻衣「でも…別に私無しでも大丈夫でしょ」
杏子「……あぁ」
279 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 22:35:07.36 ID:RtRAUnLU0
麻衣「じゃあ……後はたのんだよ、まどかちゃん」
そういうと、麻衣はその場を立ち去った。
まどか「わ、私…?」
杏子「アンタだけだ、アイツを助けられる可能性があるとすれば」
マミ「鹿目さん………頼むわよ」
ほむら「……行きましょう、美樹さやかを救いに」
マミ「あれ?『はかせ』っていう人物は呼ばないの?」
杏子「……あいつには、こんなことに付き合わせたくないから、呼ばない」
ほむら「……そう」
280 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 23:16:17.63 ID:RtRAUnLU0
その頃、別の場所では――――――
みさと「当たれッ!!」ズドドドドドド
みお「当たりませんよ!」カイヒッ
みさととみおは、それぞれの譲れない物をめぐる戦いの最中だった。
二人の戦いはほぼ互角で、どちらが勝つかは検討もつかない状態だった。
みさと「くッ、以外とやるわね…」
みお「そっちこそ、流石は先輩ってところね」
みさと「減らず口を!」
みさとは持っている刀をみおに向かって投げつけた。 だが、みおはこの行動を予測していたのか、簡単に避けみさとの懐まで
一気に近づき、殴りつけた。 ウッドキューブの力を使用しているためか、みさとは大きく吹き飛ばされた。
みさと「ぐっ!! 痛った~、なんて力なの!?」
みさと「ならこっちだって!」
みさとはそう言うと、刀を再び作り、投げつけた。
みお「無駄ですよ!」カイヒッ
みおはさっきと同じようにまた殴りつけようとした時だった。
みさと「甘いわよ」
隠し持っていた小型の刀でみおの腹部を刺した。
みお「ぐっ………!!効いたよ、今のは…!」
281 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 23:28:26.24 ID:RtRAUnLU0
みお「このままだと埒があかない……しかたない、一気に勝負をつけるか」
みお「トランザム!!」
みおはそう言うと、体が赤い光で覆われた状態になった。
みさと「何!?……体が…赤く…!?」
みお「はああああああっ!!」ズバアアアアッ!!
みさと「!!! は、速い!」ガキィィン!! バキ!
みさとはみおの予想外の速さに対抗することができず、持っていた刀が折れてしまった。
そしてみおはバランスを崩したみさとの頭の上に剣を突きつけた。
みさと「……………」
みさと「……私の負けね、殺しなさい」
みさとはついに負けを認めた。 だが次にみおはこう言った。
みお「メーーーン!!」
282 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 23:36:42.34 ID:RtRAUnLU0
みさとはキョトンとした。 メーン? もしかして、剣道の『面』のことか? と彼女は混乱しながらも考えた。
そしてみおはこう言った。
みお「はい、先輩の負けです」
みさと「………ふざけないで!!」
みさとは怒鳴り声を上げた、だがみおは次にこう言った。
みお「別に、あなたを殺す必要なんてありませんよ」
みお「それに……あなたを殺したら笹原先輩が悲しみますし」
みさと「あいつが……悲しむ?」
みお「前先輩が言っていました! 『立花が私に好意を抱いている』って」
みお「その後、先輩は『長野原も好きだが、立花も捨てられないって』」
みお「だから、あなたを殺すことなんてできませんよ」
みさと「……………」
みさと「バ、バカじゃないの!!?」
283 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 23:40:45.83 ID:RtRAUnLU0
みさと「何でそんな余計なことを…! ったく、これだから長野原家は~」
みさとは顔を赤くして文句を言った。 そして
みさと「……悪かったわね、ちょっとあつくなりすぎたわ…」
みお「あつくなりすぎですよ~」
みさと「…でも! どっちにしろ、あいつをアンタに譲るつもりは無いからねっ!」
みお「こっちこそ!!」
―――――こうして、二人の戦いは終結した。 結果は引き分けとなったが、二人にとっての最高の結果となったのである。
284 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/26(水) 23:45:00.04 ID:RtRAUnLU0
はい、今日はここまでですー。 なんかみおVSみさとの戦闘描写が少なくてすいませんねー。
では、次回予告
『さてと、やっとはかせの出番がきたようだねー』
―――――時定の魔法少女兼東雲研究所所長 はかせ
『あれは……神様なの?』
――――――― 見滝原の魔法少女 巴マミ
285 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2011/10/27(木) 00:16:49.02 ID:qhy6JK9j0
乙 みおとみさとが無事でよかった。
286 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/28(金) 09:30:01.91 ID:bJCMIB7IO
おつ!二人がさわやかに終わってくれて安心した
287 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 16:49:33.45 ID:bVHNYrTe0
おまたせしました。再開しますが……今日はあまり進みそうに無いですorz
――――――――――――
その頃、東雲研究所では……
はかせ「暇だなぁー………」
はかせ「この辺に魔女もいないし…それに最近開発した発明品も試してないし…」
はかせ「試したいな~……そうだ!」
はかせ「別にここだけに魔女が現れるわけじゃないし、試しに『見滝原町』まで行ってみよ!」
・・・・・・・・・・・・・
はかせ「プププ、これで必要以上の戦闘が無くて済むからね」
――――――――――――――
その頃、さやか(オクタヴィア)結界では
オクタヴィア「グギャアアアアアアアア!!」
まどか「これが……さやかちゃん…?」
杏子「行くぞ…! みんな!」
マミ「……ええ!」
ほむら「……………」
まどか「さやかちゃん……!」
288 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 17:01:49.20 ID:bVHNYrTe0
オクタヴィア(魔女)が作り出した結界は、一言で言うならば、コンサートホールだった。
曲を指揮する指揮者、多くの観客席、悲壮的な曲を奏でるバイオリニスト
まさにさやかの思いが反映された結界だった。
まどか「さやかちゃん…私だよ、まどかだよ!私の声がわかる?」
親友を救いたいと願いを込められた呼びかけが響き渡る。
だが、魔女は聞く耳を持たないかのごとく、演奏を声で遮るまどかに対して攻撃を仕掛けた。
まどか「!」
杏子「怯むな!アンタは呼び続けろ!!」
マミ「大丈夫よ、あなたには傷をつけさせないわ…!」
289 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 19:49:30.16 ID:bVHNYrTe0
彼女らの作戦はこうだ、まずマミとほむらが魔女の攻撃を防ぎ、杏子が近距離攻撃を防ぎつつ、まどかが呼びかけをすることだ。
まどか「もう止めてさやかちゃん!こんなのさやかちゃんが望んだことじゃないよ!」
だが、魔女は一向に変化は無い。 強いていうならば、攻撃が激しくなっていることだ。
それに、交戦し始めてから結構時間が経っていて、まどかの喉も限界に近い状態になった。
それに、三人のSGも段々穢れが溜まってきている。 このままだと元に戻す以前に、魔女を倒すことすら間々ならない。
ほむら「……!」
ほむらは魔女を爆殺するという最終手段を用いようとした。 それは、美樹さやかを見捨てるということを意味した。
杏子「てめぇ! 何する気だ!」
ほむら「ここで全滅するぐらいなら…!」
まどか「やめてよ! ほむらちゃん!」
マミ「そうよ! そんなことをしたら…!」
ほむら「このままだと全滅するわ。 もう…駄目よ」
まどか「……………」
杏子「……………」
杏子「頼むよ神様…こんな人生だったんだ、せめて一度くらい…幸せな夢を……」
杏子は哀願した。 だが魔女は非情にも攻撃してきた。 魔女の攻撃は直撃…まどか以外は大けがを負った……ハズだった。
オクタヴィア「!?」
杏子「! あれは…!」
ほむら「……誰?」
彼女たちの前には、虹色の羽根を生やした、時定最強の魔法少女が立っていた。
290 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]:2011/10/29(土) 20:41:47.23 ID:8lYM245AO
キターー!!
291 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2011/10/29(土) 21:39:41.56 ID:LDZbWtkV0
支援
292 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 22:44:28.96 ID:bVHNYrTe0
はかせ「大丈夫? きょーこ?」
杏子「は、はかせ!? どうしてここに!? てかなんだその姿!?」
はかせ「対魔女用の最新装備だよ」
はかせ「さぁ~て…早速………」
魔女を攻撃しようとしたはかせを杏子が慌てて止める。
杏子「ま、待ってくれ! あれは魔女化したさやかだ! 殺さないでくれ?」
はかせは少し考えた後、やっぱりそうだった、と言うと、杏子にこんな質問をした。
はかせ「じゃあさ、この子の肉体ってまだ残っている?」
はかせ「もしも在るならなんとかなるよ」
杏子「本当か!?」
はかせ「まずはこの魔女のGSを取り出す必要が有るけどね。 それでもいい」
杏子は少し考え始めた。 魔女をGSに変える。 それは魔女化したさやかに死を意味することだった。
だが、この時、とある魔法少女の言葉を思い出した。『彼女の辞書に『不可能』の文字はない』
今は、この言葉を信じるしかなかった。 そして杏子は答えた。
杏子「………わかった」
はかせ「じゃあ、始めるよ~!」
293 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 23:17:42.63 ID:bVHNYrTe0
最悪だ……超致命的なミスをした……
杏子「ま、待ってくれ! あれは魔女化したさやかだ! 殺さないでくれ?」 ×
杏子「ま、待ってくれ! あれは魔女化したさやかだ! 殺さないでくれ!!」 ○
――――――――――――――
オクタヴィア「グギャアアアアアアアアッ!!」
オクタヴィアは、はかせを敵と判断したのか、はかせに向かって木製の車輪みたいな物を大量に飛ばしてきた。
三人はあわてて回避行動に出る。 だがはかせはニヤと笑い、背中に生えている虹色の羽根を展開させ、羽ばたいた。
すると、飛んできた車輪は全てバラバラになり、消え失せた。
ほむら「あれだけの量を一瞬で…!!」
オクタヴィアはさっきよりもさらに多くの車輪を飛ばしてきた。 だがはかせは、ホコリを掃うかのように、羽根を羽ばたき、飛んでくる車輪
を全て消し去った。
はかせ「全然届いてないんだけど」
はかせは余裕な表情を見せつけた。 するとオクタヴィアは怒ったのか、持っている剣をはかせに目掛けて振りかざした。
かなりの速度で、三人も攻撃をとらえることができなかった。
杏子「はかせーーー!!」
誰もが、はかせはグチャグチャの肉塊に成り果てたと思った、だがその時、幼い笑い声が聞こえた。
はかせ「プププ、危ない、危ない」
はかせは剣を片方の羽根だけで受け止めた。そしてもう片方の羽根を膨張させた後、剣のような形にして、オクタヴィアの腕に振りかざした。
オクタヴィア「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!」
オクタヴィアの腕は吹き飛び、そこから血の様なのが大量に噴出した。
はかせ「さて……これで…終わりだーーー!!」
はかせは羽根を最大展開させ、ゆるやかに手を動かした。 それだけ、ただそれだけの動作で、オクタヴィアの体にひびが入った。
なぜそれだけの動作だけで魔女に致命傷を与えることができるのか、理由は彼女の新装備。
彼女が作りだした武器は、みおが装備しているW,C,(ウッドキューブ)を元に、本物のW,C,をはるかに凌駕する物だ。
もしこの世に『神』が存在するならば、それすらを打ち倒す兵器を、彼女が用いているのだ。
当然、普通の魔女がこの攻撃をまともに喰らって、無事なハズがなく、オクタヴィアの体は崩れていった。
294 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 23:31:22.22 ID:bVHNYrTe0
結界の持ち主であるオクタヴィアが倒されたことによって、結界は崩壊、残ったのはオクタヴィアが落としたGSだけだ
はかせはそれを羽根で包み込んだ。 すると、羽根の色は虹色から少し黒っぽい色に変わり、GSは青く輝くSGへと変化した。
はかせ「はいこれ」
はかせは青いSG、さやかのSGを杏子に渡した。
はかせ「これで戻ったと思うから、試しに持ち主に返してみて」
杏子はうなずくと、抜け殻であるさやかの手のひらにのせた。 すると……………
さやか「――――――――――――んん」
さやかの意識が戻った。 やったのだ、さやかは元に戻ったのだ。
まどか「さやかちゃん!!」
さやか「…ま…どか……?」
マミ「よかった……無事で……」
杏子「ったく……心配させやがって」
さやか「みんな……………」
295 :
名無しの初心者
[saga]:2011/10/29(土) 23:31:47.57 ID:bVHNYrTe0
今日はここまでにします。 次回更新 不明
296 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage]:2011/10/30(日) 08:01:59.61 ID:d+Z7Shhpo
安中「え~~っ」
297 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 15:25:31.81 ID:ml5z45HDO
いともあっさりGSをSGに戻したぁーっ!?
てか新装備強すぎwwww
298 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 15:27:43.70 ID:sHP+lKPPo
どんな奇跡も日常だと納得出来る不思議
299 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2011/10/30(日) 17:54:20.12 ID:PTpKw+bIO
はかせなら仕方ない
300 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2011/10/30(日) 22:21:13.99 ID:+Tu+zIVU0
はかせならシカタナイ
301 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
:2011/10/31(月) 23:02:59.30 ID:JdOf+TWN0
乙です。
あとはさやかのアフターケアだね
302 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中国地方)
[sage]:2011/10/31(月) 23:45:43.20 ID:x7WoaM7E0
ほむらは今頃、開いた口が塞がらないに違いないwwww
303 :
VIPに変わりましてNIPPERがお送りします(PSP)
[sage]:2011/11/01(火) 21:31:26.62 ID:40oQmJuX0
はかせがワルプルギスの夜を瞬殺してもおかしくないぐらい強いんだけどwwwww
サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:
http://vs302.vip2ch.com/
304 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/02(水) 23:46:25.97 ID:8m32KgvN0
おまたせしました、再開します。
ほむらは信じられなかった。 いや、信じたくなかった。 今までの常識をひっくり返す存在、『東雲はかせ』の行動・存在にだ。
今まで魔女化した魔法少女を簡単に元に戻し、次元の違う強さで魔女を圧倒した存在を、今だ信じられなかった。
ほむら(………何?、何なの!? チートでも使っているのあの子は!?)
ほむら(東雲なのも十分強い魔法少女だけど…! 彼女はそんな物ではない…!)
ほむら(実力の問題じゃない……! 次元が違う……! 強さも! 常識も!)
だが、そんな事を考えているほむらをお構いなしに、四人の少女たちは、魔女化した友を戻してくれたはかせに感謝していた。
杏子「ありがとなはかせ!! 元に戻してくれて!」
はかせ「どういたしまして」
マミ「凄いわ!! 虹色の羽根を持つ少女……あなたは…天使なの? それとも…神様なの?」
はかせ「はかせは、はかせだよ」エヘヘ
まどか「ありがとう! はかせちゃん!」
さやか「ありがとね……元に戻してくれて」
さやか「なんかこんな小さい子に助けられた私って……」ハァ
杏子「……………」
だが、さやかの顔には喜びの表情が無い。 自信を失くして、落ち込んでいるような顔だった。
そこに、とある少女が歩いてきた。 それは………
麻衣「……………」
杏子「! アンタは……」
305 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/02(水) 23:53:32.31 ID:8m32KgvN0
麻衣「やっぱり、はかせを頼って正解だったね」
杏子「……まあ、直接は頼んでないけどね」
麻衣「ところであの青い子……自信を失っているようだね」
麻衣「このままだと、あの子はまた魔女化する可能性があるよ」
杏子「っ!………何……だと…?」
マミ「そんな……!」
まどか「折角元に戻したのに…!」
麻衣「でも……人生の先輩として、アドバイスしてあげる……」
麻衣「時定市に来て、失われつつある『日常』を取り戻せ」
麻衣「そして、『相生祐子』って人物を、覚えておくといいよ」
306 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/03(木) 00:08:20.96 ID:lH2bIbtA0
さやか「時定市………?」
マミ「確か、ここから東にいった所にある所よね……」
まどか「それは分かるけど……『相生祐子』って…?」
麻衣「時定市の魔法少女よ」
杏子「で、そいつを覚えておいてなんになるのさ?」
麻衣「………それは、次期に分かるわ」
麻衣「じゃあ……待っているよ、みんな………」
麻衣はそういうと、いつからそこに止めてあったのか、用意していた自転車に乗り、帰って行った
麻衣が見えなくなった後、彼女らは、話し合う
さやか「時定市……か」
はかせ「でも、ゆっこにあって何になるんだろ?」
杏子「? 知っているのか? はかせ?」
はかせ「うん。 はかせの友達だよ」
この時ほむらは、はかせの知り合い=最高レベルの魔法少女っていう変な方程式が出来上がっていたのか、ゆっこは最高レベル魔法少女と思っ
ていた。 最も、ゆっこもほむらと同じ時間操作系の魔法を操るので、事実上は、ほむらと互角だが。
307 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/03(木) 00:09:09.62 ID:lH2bIbtA0
今日は短いですが、明日速いんでここで切ります。 中途半端ですみません。
308 :
VIPPERに変わりましてNIPPERがお送りします(時定市)
[sage]:2011/11/03(木) 22:25:48.37 ID:je5TR7GU0
乙 いよいよ日常サイドとまどマギサイドが交差するか!! 期待
309 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/05(土) 23:37:56.95 ID:g4lw2J780
再開しますよ~
―――――――――――――
とある休日
見滝原町に住む魔法少女たちは今、群馬県の見滝原から少し離れた町、『時定市』に居る。
何故、彼女がこの場所に向かったのか。 最大の要因は、とある魔法少女が残した言葉『時定市に来て、失われつつある『日常』を取り戻せ』
この言葉通り、彼女たちは、失われつつある『日常』を探るべく、時定市に赴いたのである。
ほむら「ここが……時定市……」
さやか「こんなところに、あの人が言っていた『日常』が分かるの…?」
マミ「さあ………」
三人の少女たちは、それぞれの『日常』に対する思いを抱き、時定を巡る旅(?)が始まる――――――
310 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/05(土) 23:52:11.85 ID:g4lw2J780
その頃、東雲研究所では
東雲研究所には不可解な点が多い。 まずは、東雲なのを作るのに用いる工具、作業場が見当たらない点、また、とてもハイテクロボを作った
とは思えないほどの木造住宅。 など、言いだしたらキリがないほど、不可解な点は多い。 だが、はかせの実験場は地上には無い。
はかせ以外の人物が入り込んだことの無い禁断の地下室内にあるのだ。
そこで、誰にも気づかれない所で、彼女は研究、開発をしているのだ。
はかせ「さてと…後は実がなるのを待つだけだね」
はかせはそう言うと、リンゴの種の様な物を、土が入った、あきらかに何等かの機械が埋め込んでいる大きな植木鉢に植えた。
この植木鉢のような物の正体は、はかせが発明した『超短期間植物育成装置』だ。
この植木鉢には、DVDレコーダーのリモコンに着いている『早送りボタン』みたいな物が付いていて、これを使えば、成長速度を2倍、3倍と
早送りできる、はっきり言って超使い勝手のある装置だ。
はかせ「このボタンを押して……と」
はかせ「………数時間後には完成しているね」
はかせ「プププ………」
311 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:04:59.04 ID:BEnBvEDX0
その頃、さやか達は大工喫茶に居た。 もともと知らない土地で、『日常』という大雑把で膨大な物の意味を探るのは不可能に近かった。
そして彼女たちは、探し始めておよそ数時間で捜索を断念し、ここでお茶でも飲んで、帰ろうとしていた。
彼女たちは今、それぞれ愚痴を言いあっていた。
さやか「まったく! 何よあの人! いきなり時定に来て『日常』を探せって…無理に決まっているでしょうが!」
さやかは大声で怒鳴る。 その声を聴いた店員の一人がビクッ、と体を動かした。 幸い、客は彼女達以外居なかったので周りから痛い視線を
送られることは無かった。
マミ「まあ、そう怒鳴らないの。 ……でも確かに、ここまできて何もないのは無駄足だったようね」
ほむら「あの人……なにを考えているのかしら…?」
さやか「全く…今日は家でゆっくり過ごそうと思ったのに…あ~あ、せっかくの休日がパアだ…」
ほむら「………もう、ここには用は無いよね?」
さやか「当然!」
マミ「…ええ」
ほむら達が帰ろうとした瞬間、彼女たちはある物を感知した。 ……………魔女だ
ほむら「………どうする?」
マミ「あまり気が乗らないけど……」
さやか「ストレス解消程度に、相手してやりますか」
312 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:16:09.38 ID:BEnBvEDX0
結界内
魔女「グキャアアアアアアッ!!」
さやか「さて、いっちょやりますか! 行くよ! 二人とも!」
三人は、それぞれ武器を作り、戦闘準備に入った。 その時だった――――――
魔女「グワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ズバッ ズバッ
突然、魔女の周りにナイフが現れ、現れたナイフは魔女に襲い掛かった。
突然の出来事に驚愕する三人、そしてほむらは思わず呟いた。
ほむら「!! ナイフ!? …この動き、まさか…!」
ほむら「私と同じ『時間操作系の魔法』を使う者が……?」
と、その時、後ろから聞きなれない声が聞こえた。
「あれぇ? この人たちも魔法少女だったの? これって私たちお呼びでない?」
「どうやらそうみたいだね」
彼女たちは声が聞こえた方を振り返る。
―――――そこには、上半身が茶色いスーツに少し長いスカートを着用した者と、近未来風なスーツを着用した魔法少女が居た。
313 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:27:23.90 ID:BEnBvEDX0
茶色い衣装の魔法少女「あ、こっち向いた。 よ~し!」
茶色い衣装の魔法少女「スラマッパギ~!」
ほむら「……………?」ホム?
茶色い衣装の魔法少女「……あれ?」
近未来風の魔法少女「ゆっこ……バカだなぁ…あの子引いてるよ…」
ゆっこ「トホホ……やっぱりこの言葉は封印されるべき言葉なのか…」
落ち込むゆっこに、マミは返答こう返答した。
マミ「えっと……『スラマンマルム』……?」
その言葉に、ゆっこの顔が、輝きが満ちて、こう言った。
ゆっこ「そこは『スラマッパギー』だよ!」
マミ「え、あ、そうなんですか…?」
そんなやり取りを見て、ほむらはこう思った。
ほむら(あの茶色い魔法少女…美樹さやかに少し似ているわね……)
314 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:38:37.15 ID:BEnBvEDX0
戦闘終了後、大工喫茶
ゆっこ「ふひ~、なんとかまともな物が注文できたー」
彼女のお盆には、ホイップクリームやら、キャラメルソースやらが乗ったミディアムサイズのコーヒーが乗っていた。
そして、ほむら達と、さっきまでの青い近未来風のスーツを着用していた魔法少女の元へ戻り、こう言った。
ゆっこ「あ、そういえばまだ自己紹介してなかったっけ?」
さやか「あ、はい そういえばまだでしたよね」
ゆっこ「では自己紹介 私の名前は『相生祐子』 よろしくね~」
ビクッ! と三人の体が反応した。
『相生祐子』……先日、とある魔法少女が言った言葉、『『相生祐子』って人物を、覚えておくといいよ』
そう、今最も会いたかった人物に、彼女たちはあっているのだ。
そして、もう一人の方も答える。
みお「あ、私は『長野原みお』 宜しくね」
さやか「私は見滝原の魔法少女の『美樹さやか』です」
マミ「『巴マミ』よ」
ほむら「……『暁美ほむら』です…」
ゆっこ「さやかちゃんに、マミに、ほむほむね。 よろしく! 三人とも!」
ほむら「……………」ホムッ!?
315 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:47:35.62 ID:BEnBvEDX0
みお「ところで、どうして三人はこの町(時定)に来たの?」
マミ「そ、それは……」
さやか「えっと……」
ほむら「……あなた達に会って、訪ねたいことがあった。 それだけよ。 特に相生さんに」
ゆっこ「えっ!? 私に?」
ほむら「単刀直入に言うわ。 あなたにとって、日常ってなんなの?」
ゆっこ「……………へ?」
ほむら「私は、とある魔法少女にこう言われたの。 時定に行け、そして日常を知れ。 相生祐子って人物を知れって」
みお(……まさか)
ゆっこ(麻衣ちゃん……何してるの…)
ゆっこ「え、えっと……ですね~……それはー……」
ほむら「それは?」
ゆっこ「う~んと、う~んと……」
その時、ゆっこの頭からボンッ! と音が聞こえると、へなへなと頭が下がり、気を失った。
316 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:53:26.23 ID:BEnBvEDX0
みお「あっ! ゆっこ!」
マミ「あ、相生さん!?」
さやか「どうしたんですか!?」
みお「あ、大丈夫、ゆっこはバカだから平気だよ」
ほむら(それって、理由になっていないような…)
みお「日常かぁ……うーん、確かに難しいね……でも、ある人はこう言ってた」
みお「日々私たちが送っている『日常』は、実は奇跡の連続かもしれないって」
ほむら「奇跡の……連続…?」
317 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/06(日) 00:58:38.05 ID:BEnBvEDX0
はい、今日はここまでです。 次回予告みたいな物を書きます
ほむら『奇跡の連続……ね、ま、一理あるかもしれないわね』
さやか『じゃあ……私の体が元に戻ったのも……奇跡…?』
はかせ『全てを……思いだし……う、うわあああああああああああああっ!!!!!』
QB『さて、美しく残虐な姉妹喧嘩の始まりのようだね』
―――――警告!―――――
次回、はかせのキャラ完全に崩壊します!!
また、100%無理があるオリジナル設定があります!!
次回更新日 未定(かなり遅くなる可能性大!!)
318 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/06(日) 12:39:15.32 ID:cdfSvJ3Wo
乙
こいつは面白くなってきた
319 :
VIPPERに変わりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(見滝原町)
:2011/11/07(月) 00:45:57.65 ID:yJiIIkwt0
乙 今度は、はかせが気になるな。 一体何があったんだろう…?
320 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/08(火) 23:27:57.75 ID:MltUiv1m0
再開します(意外と早く再開できたぜ! この日の俺の運勢に感謝ァ★)
―――――――――――
ほむらは、今までの時間軸の出来事を少しだけ思い出した。 マミが死に、さやかが魔女化、杏子が自爆、最後にまどかが契約……
今までの時間軸に、奇跡なんて一度も起きたことが無かったし、いつも通りの日常は、ほむらにとって、奇跡が起きない限り有りえないことだ
ほむら「奇跡の連続……ね、ま、一理あるかもしれないわね」
さやか「じゃあ……私の体が元に戻ったのも……奇跡…?」
ゆっこ「ん? どゆこと~?」
さやか(あ、復活した)
さやか「実は……」
さやかが何かを言おうとすると、ほむらがいきなりさやかの口を塞いだ
さやか「ごぶっ!(ちょっと転校生! 何すんのさ!)」ゴニョゴニョ
ほむら(あまり事実を伝えない方がいいわ。 もし言ったらあなたみたいに絶望して魔女化するかもしれないから)ゴニョゴニョ
さやか(むー!)
みお「……そっか、さやかちゃん…、魔女化したんだね」
さやか・ほむら「!」
みお「知っているよ、魔法少女が魔女になる話」
ほむら「…………そう」
ゆっこ「でも、大したことなくない?」
ほむら「…! どうして!?」
ゆっこ「魔法少女は絶望すると魔女になるんだよね?」
ゆっこ「だったら、絶望しなければいい話じゃん」
ほむら「……………」
321 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/08(火) 23:37:00.70 ID:MltUiv1m0
ゆっこ「それに! SGさえ壊れなければほぼ不老不死じゃん!!」
マミ「! そういわれてみれば……」
さやか「確かに……」
ほむら「それは違うわ」
ゆっこ「…え? なんで?」
ほむら「確かに、あいつ(インキュベーダー)の話だと、心臓の皮が破れようと、骨が何本折れようともSGさえ壊れなければほぼ不死身だけど、
前、首を喰いちぎられて死んだ魔法少女を知っているから…ね」
ゆっこ「」
さやか「嘘……」
マミ「そんな……」
ほむら「……最も、この時間軸の話ではないけどね」
一同「?」
ほむら「失礼、なんでもないわ」
322 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/08(火) 23:44:45.16 ID:MltUiv1m0
その頃、某所では――――――
キュゥべえ「……さて、思った通りにはかせは『知恵のリンゴ』の設計図を見つけ、それを制作しているようだね」
キュゥべえ「さて……悪いけどはかせ、君には予定より少し早いけど……魔女になってもらおう」
キュゥべえ「恐らく、今のはかせなら一人で『ワルプルギスの夜』を倒すことができるだろう」
キュゥべえ「だが、これでは困る」
キュゥべえ「先に君には魔女化してもらって、他の魔法少女に倒してもらうのが一番だね」
キュゥべえ「後は、『ワルプルギスの夜』襲来当日に、まどかを契約すれば……」
323 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/09(水) 00:15:05.56 ID:Yj6UDVTR0
その頃、とある結界内
魔女「グオオオオオーーッ!!」
杏子「さて……久々の魔女狩りなんだけどね……」
杏子「こいつもキュゥべえの野郎に騙された哀れな奴なんだよな……」
「ふーん、なら、元に戻してみる?」
杏子「! 誰だ!?」
関口(天使化)「はぁ~い! 初めまして! 私の名前はピ……いや、今は関口ユリアだったかな?」
杏子「背中に羽根って…天使かアンタは」
関口(天使化)「その通り! 一級天使(大天使より二つ下の位の天使)だよ~」
杏子「ふーん、そうかい」
関口(天使化)「あれ、以外とテンション低い…」
杏子「そりゃあ、いきなり『私は天使です』っていわれてもなぁ」
関口(天使化)「うー……」
324 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/09(水) 00:31:06.82 ID:Yj6UDVTR0
関口(天使化)「じゃあ! 早速この魔女を元に戻してみよー!」
杏子「ちょ…! 待て! それはアタシの獲物…!」
杏子はそう言ったが、時すでに遅し、魔女の体が白く光り、少しずつ小さくなり、しばらくすると、元の人間に戻った。
元に戻った魔法少女「―――――――――」
杏子「へぇ~ やるじゃん」
関口(天使化)「あれ、微妙な反応だね」
杏子「だって、アタシの知り合いにこれと同じことした奴いるし」
関口(天使化)「」
杏子「ちぇ、折角の収穫が」
杏子が帰ろうとした時、急に関口がこんなことを言った
関口(天使化)「ところで君って、妹がいたんだっけ?」
杏子「………それがどうした?」
関口(天使化)「君の妹は、まだ生きていて、今この市内にいるよ」
杏子「何……だと!?」
関口(天使化)「それで、君の妹は今……あ、ヤベ、限界時間だ」
杏子「おい! アタシの妹が生きているってどういうことだ! 詳しく教えろ!」
関口(天使化)「もう時間だから無理。 ま、せいぜい頑張って探してみなさい じゃあね~」
杏子(モモが……生きている…? ………まさか、な)
325 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/09(水) 00:54:00.52 ID:Yj6UDVTR0
その頃、東雲研究所地下実験室
はかせ「おっ! 出来てる!」
はかせはそう呟くと、さっき植えたリンゴの種が成長し、立派は大きく赤いリンゴが一個だけ実っていた。
これこそ、はかせがとある設計図を元に開発した新しい発明品『知恵のリンゴ』だ。
知恵のリンゴ……アダムとイブの話にでてくる禁断の果実で知られている物だ。
はかせはそれを、最近押入れから発見した設計図を元に発明したのだった。
はかせ「じゃあ早速……いっただきま~す!」
はかせは早速『知恵のリンゴ』にがぶりつくように食べた。 すると………
はかせ「……ん! 何……頭が………痛…………!!」
はかせ「痛………痛い……あ、あ、アァァァァァァァァァ!!!」
はかせは絶叫を上げた。 まさかの作用に、まだ幼いはかせには対応できなかったのであった。
はかせ「あ、あ、何……これ……頭に……声が…響く…!」
『おとーneuonさん! 今efcrq日も大idisw変だっfeqfたwexwねーbec』
『あぁ、でも、wqfcqwfが手伝ってくれたおかげでcfwegmlwo楽だったよ』
『おーいモnwobf q後でゲームしよーfoqhfbpqeioh』
『いいよーiiowhhconyyお姉ちcgrwegvwゃーん』
はかせ「全てを……思いだし……う、うわあああああああああああああっ!!!!!」
はかせの頭に、次々とノイズが少し混ざった声が響く、だが、激しい頭痛と謎の言葉が聞こえなくなると、はかせは倒れこんだ。
そして……はかせは――――――――
はかせ「そうだったんだね……“私”は東雲じゃないんだね」
はかせ「それに……私は元々死ぬ定めの人間だったんだね…」
はかせ「奪われちゃったんだね……お姉ちゃんに…あの魔女に…」
はかせ「……許せない」
はかせはそう言うと、背中から虹色の羽根を6本作り、どこかへ飛んで行った。
そして、飛びだった後、とある者の声が響いた。
キュゥべえ「さて、美しく残虐な姉妹喧嘩の始まりのようだね」
326 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/09(水) 00:54:41.16 ID:Yj6UDVTR0
今日はここまでにします。 再開時間 不明
327 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(北海道)
[saga sage]:2011/11/09(水) 01:30:06.34 ID:QBnKutBq0
チクショウ!あの白い毛玉め!
モモもはかせも何処に行ったのやら、と言うか元に戻した魔法少女は何かのフラグかな?
何はともあれ乙です。
328 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/12(土) 23:23:27.15 ID:GvdGKJI50
再開します。 てか最近忙しいので更新するペースがダウンしています。
―――――――――
その頃、とある場所
??1「指令! 行方不明だった『姫』の居場所が分かりました!!」
??2「ほう、何処でだ?」
??1「群馬県の時定市付近です!」
??2「そうか……フフ」
??2「全部隊に次ぐ、これから群馬県時定市に侵攻を開始する。 各機及び飛行空母の出撃準備急げ」
??1「了解!」
??2「さて…そろそろだな……ん?」
??2「おやおやこれはこれは、いらっしゃっていたのですか?『インキュベーダー』」
キュゥべえ「見つけたのかい? 彼女を」
??2「ええ、さっき群馬の時定ってところで生存を確認しましたよ」
キュゥべえ「そうかい」
??2「しかしあなた方の技術は素晴らしいですよ。 おかげで今までの数倍の軍事力を持つことができた」
キュゥべえ「ま、W,C,と比べたら全然大した事ないけどね」
??2「フフ、後はW,C,を回収し、あなたが言っていたW,C,を作った娘を回収すれば、我が王国は世界最強の軍事国になれますよ」
キュゥべえ「そうかい、じゃあ、頑張ってね。 ドルフ指令閣下殿」
そういうと、キュゥべえはどこかへ消えていった。
329 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/12(土) 23:42:02.88 ID:GvdGKJI50
―――時定市―――
??「私を元に戻してくれたのはお前か?」
杏子「あん? あんたは確か……」
??「おお! やはりお前だったのか!!」
杏子の前には、黄色い髪で、耳が少し尖がっていて、胸には水色の石を付けている、態度のデカい少女が立っていた。
杏子「いや、元に戻したのはアタシじゃねぇ、関口っていう天使だ」
??「そんなことはどうでも良い! お前には後で褒美を取らせよう!」
杏子「? なに言ってんだお前?」
??「紹介が遅れたな、我が名は『フェイ・スターラ』 フェイ王国の姫だ!」
杏子「は、はぁ」
スターラ「さて……今は金一封を用意できない。 変わりにこれをやろう」
そう言うと、金属でできた小さな箱を二個取り出し、杏子に渡した
杏子「なんだこれは?」
スターラ「我が王国に伝わる国宝の一つ…って言っておこう」
杏子「そうかい」
スターラ「ところでお前、名前は?」
杏子「『佐倉杏子』 東雲研究所の助手だ』
スターラ「そうか、ではまた会おう! 佐倉よ!」
スターラはそう言うと、その場を走り去っていった。
杏子「………何だったんだ? あいつ?」
330 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/12(土) 23:52:11.83 ID:GvdGKJI50
一方、キュゥべえは……
キュゥべえ「さて……全ての準備は整った」
キュゥべえ「後は…まどかを契約して…ん?」
キュゥべえの視線の先には、東雲なのが居た。 なのはキュゥべえを方を見ていた
なの「……………」
キュゥべえ「やあ! 魔女狩りは順調かい?」
なの「何を………したんですか?」
キュゥべえ「え? 何だい?」
なの「はかせに何をしたんですか!!」
なのはそう言うと、腕を対魔女用のライフルに変化させ、銃口をキュゥべえの顔に向けた。
キュゥべえ「何って……何のことかな?」
なの「とぼけないで下さい! はかせがどこへやったんですか!?」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
キュゥべえ「……さあ、多分『知恵のリンゴ』でも食べたんじゃない?」
なの「知恵の……リンゴ…?」
331 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/13(日) 00:06:01.69 ID:Kz8jBkn+0
キュゥべえ「そ、『知恵のリンゴ』 平たく言えば『記憶を蘇らせる果実』かな?」
なの「そんな物……どうして与えたのですか!?」
キュゥべえ「おや、僕は彼女にそれを与えたとは言ってないよ?」
キュゥべえ「僕は『知恵のリンゴ』の設計図をはかせに与えただけで、別に作って食べろとは言ってないよ?」
なの「……どういう効果があるんですか?」
キュゥべえ「どういう効果って…それは、君、記憶を復活させるために決まっているだろう?」
キュゥべえ「ただね……アレには副作用もあるんだけどね」
なの「っ……!!」
なのの表情が強張る、だがキュゥべえはそんなことを気にせずに答える。
キュゥべえ「食べると膨大な量の記憶を頭に無理やり入れるから、激しい頭痛に襲われるのと……」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
キュゥべえ「食べたものの状態を一時的に不安定にさせることがあり、場合によっては暴走、最悪の場合は使用者を死なせることがあるね」
なの「なっ………!!」
332 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/13(日) 00:17:47.71 ID:Kz8jBkn+0
なの「どうして……どうしてあなたはこんな酷いことを………!」
キュゥべえ「いや、僕は何もしてないよ。 はかせが勝手に作って勝手に食べたんだろ? そんなの知らないよ」
キュゥべえ「ま、僕はこれで、じゃあね」
なの「最後に聞かせてください! はかせは……何故に行ったんですか……!?」
キュゥべえはその言葉を聞くとピタリと止まり、こう言った。
キュゥべえ「『project東雲』 ………これで大体は予想できたかい?」
なの「!!」
project東雲……かつて地球人とインキュベーダーが共同で行っていた禁断の実験だ。
彼女はその記録レポートを読んだことがあった。
そこに書かれてあったワード、『一家の心中で生き残った末っ子』このワードに引っかかる人物で、はかせに共通する人物はただ一人だ。
その人物とは……………
なの「はかせ……………」
333 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/13(日) 00:27:24.70 ID:Kz8jBkn+0
今日はここまでにします。 次回予告
『ひっさしぶりだねー おねえちゃん』
――――――― 死んだはずの佐倉杏子の『妹』 佐倉モモ
『モモ………お前…!!』
――――――― 魔法少女兼東雲研究所所長 佐倉杏子
『あの子……杏子の妹だったの!?』
――――――― 見滝原の魔法少女 美樹さやか
『か……勝てるわけないじゃない!!』
――――――― 見滝原の魔法少女 巴マミ
どうでもいいけど『佐倉モモ』ってオリキャラじゃないんだぜ。 一応BD/DVDの第5巻初回限定盤に付属されたドラマCDで判明しているんだぜ。
次回更新 未定
334 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(九州)
[sage]:2011/11/13(日) 12:36:16.04 ID:ucs7ZAUAO
乙ー次回も楽しみに待ってます
335 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[sage]:2011/11/16(水) 00:05:17.75 ID:8c5oY/Yc0
乙です
336 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 22:39:45.71 ID:4JXax9F90
おまたせしました。 再開します。
―――――――
その頃
杏子「ん? あれは……」
ほむら「あら、奇遇ね」
さやか「あ、杏子だ」
杏子「マミもいたのか」
マミ「こんにちは、佐倉さん」
杏子「なにしてんだ? アンタら?」
さやか「いやー、前、とある魔法少女から『時定に行け』って言われたけど、なんか無駄足だったっぽい」
杏子「ふーん」
さやか「ま、退屈は凌げたけどね」
杏子「そうかい、そりゃ良かったな」
そんな感じで会話していると、ほむらが何かの気配を感じた。
―――――――魔女だ
337 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 22:44:22.27 ID:4JXax9F90
杏子「……また魔女かよ、この町の魔法少女は何をしてやがるんだ?」
さやか「ま、いいじゃん。 さっさと終わらせよ」
マミ「フフ、そうね」
ほむら「さ、行きましょ」
ほむら(……………)
ほむら(奇跡……か)
ほむら(私にとっての奇跡は、まだ起きてないけど…)
ほむら(ま、この三人が生きている時点で、幸運と言えるわね)
そう思いつつ、四人は魔女の結界へと向かっていく。
……魔女をはるかに超える、最強の敵が待ち構える場所へと―――――――――
338 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 22:57:26.00 ID:4JXax9F90
その頃、時定高校校長室
教頭「じゃ、よろしく頼みますよ、校長」
校長「は、はい……(ヒィィ……不幸だ…)」
教頭先生が校長室の扉を乱暴に閉めると、時定高校の校長……東雲校長は『ハァ』と深いため息をつく。
しかたなく、教頭に頼まれたほぼ雑用に近い仕事をし始めると、ふいに声が聞こえた。
「ひさしぶりだね、ドクター東雲」
東雲校長「!! ま、まさか…!!」
キュゥべえ「僕だよ、覚えているかい?」
東雲校長は驚愕の表情を浮かべ、近くにあった日本刀のレプリカを手に取り、キュゥべえに突き付け、こう言った。
東雲校長「……何の様だ、目的は私の娘か? それともこの学校の女子生徒か? それとも私か?」
キュゥべえは、日本刀(と言ってもレプリカ)を突きつけられても表情を変えずに答える。
キュゥべえ「なに言ってんだい? 君に娘はいないじゃないか。 アレは被検体だよ」
東雲校長「ッ!! あなたは!!」
キュゥべえ「別に用はないよ。 ただ近くで見たからあいさつしただけ」
東雲校長は日本刀をさらに突きつけると、
東雲校長「この町から出ていけ。 二度とこの辺をうろつくな」
ふだんの校長の性格からは考えられない言葉を、キュゥべえに放った。
キュゥべえ「そうかい、じゃあ、失礼するけど……貴方に伝えるべきことがある」
東雲校長「何だ!?」
キュゥべえ「僕らを裏切って、ただで済むと思わないほうがいいよ」
そう告げると、キュゥべえはどこかへ消えてった。
339 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 23:08:26.62 ID:4JXax9F90
その頃ゆっこたちは………
ゆっこ「あ~魔女狩るの面倒くさい~」
みお「ちゃんとしなよ。 もう、これだからゆっこは……」
麻衣「…………あ、なのちゃんだ」
なの「あ、みなさんおそろいで」ハァ ハァ
みお「どうしたの? なにか急ぎの用?」
なの「……はかせを、見ませんでしたか……?」
ゆっこ「はかせ? 見てないけど?」
なの「そうですか……では」
なのは再び走り出そうとしたのを、ゆっこが引き留め、こう言った。
ゆっこ「……はかせに、なにがあったの?」
なの「実は………」
なのの説明に、三人は驚愕の表情に変わる。
そして、四人ははかせを探し始めた。
340 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 23:15:38.57 ID:4JXax9F90
そして、魔女の結界内では―――――――
さやか「えっ……なんで……?」
杏子「な、なにが起きてやがる……」
マミ「魔女が………」
ほむら「とっくに死んでいる……?」
四人が魔女の結界の最深部で見た光景とは、魔女のバラバラの死体だった。 だが奇妙なことに、GSがちゃんと置いてある。
考えられるのはただ一つ。 ―――――誰かが魔女を狩った後と言うことだ。
だが、一体誰が? そして何故GSを置いてある?
など、考えていると、幼い声が聞こえた。 それは………
「遅いよ、きょーこ」
杏子「! この声は……」
四人の後ろには、白衣の様な衣装の魔法少女、『東雲はかせ』が立っていた。
341 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 23:28:52.07 ID:4JXax9F90
杏子「なんだ、はかせがやったのか、ほら、GSだ」
杏子は置いてあったGSをはかせに投げ渡した。
だが突然はかせは背中から剣のような翼を使用し、GSを粉々に砕いた。
杏子「なっ………!!」
はかせは杏子の好意を拒絶した。 そして、次にこんなことを言いだした。
はかせ「きょーこ……どうしてなの?」
杏子「…なんだ?」
はかせ「何で……家族を壊しちゃったの?」
杏子「…………っ!!」
はかせ「なんで……“私”から家族を奪って、こんなつらい目にあわせたの……?」
杏子「ちょ……何をいってんだお前?」
はかせ「……わからないの?」
杏子「………何がだよ」
はかせ「はかせの正体……わからないの?」
杏子「……し、知るわけねぇだろ! なんだよはかせ!! GSをいきなり粉々にするなんて!! 何考えてるんだよ!!」
はかせは少し間を開けると、こう言った。
はかせ「『佐倉 モモ』 project東雲の第一被験者そして……」
はかせ「はかせが、いや、“私”がproject東雲の第一被験者の『佐倉モモ』だよ」
杏子「な……………ッ!!!」
342 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/19(土) 23:41:08.77 ID:4JXax9F90
はかせ改めモモ「ひっさしぶりだねーおねえちゃん。 また生きて会えるなんて、夢にも思っていなかったでしょ?」
さやか「あの子……杏子の妹だったの!?」
杏子「嘘だろ…!」
モモ「嘘じゃないよ、キュゥべえに聞いてみたら? そうだって回答してくるよ」
杏子「………生きていたか!」
モモ「うん!……辛かった」
モモ「毎日アル中だったお父さんに殴られるわ、まわりからはいじめられるわ、死ぬほど痛い思いもした」
モモ「なのに……きょーこだけ何も辛い思いをしてないようだね…?」
杏子「モモ………お前…!!」
モモ「…ひどいよ、不公平だよ、なにが神様だ、そんな物はいない…!……だから!!」
モモ「私から家族を奪った罪! 神様に変わって裁いてやるーーーーーーッ!!!!!」
343 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/20(日) 00:05:40.22 ID:Bla+52IZ0
そう叫んだ直後、モモの背中から生えていた虹色の翼から色が、禍々しい黒ずんでいる翼に変わり、数十メートルほど膨張した。
W,C,(ウッドキューブ)に隠された機能に、自らの殺意を力に変え、その力で相手を徹底的にたたき潰す。 そんな機能がある。
無論、はかせが作ったW,C,にもその機能が付いてある。
背中に生えている禍々しい翼……これが佐倉モモの殺意の象徴である。
杏子「モモ………!!」
その刹那、膨張した巨大な翼は、何百本にも分裂し、四人に目掛けて襲い掛かった。
轟!! と音と共に、さっきまで四人が居た場所から直径10メートルが消失した。
だが、今の攻撃で全滅することは無かった。 なぜなら………
ほむら「ハァ……ハァ……!」
ほむらの時間停止魔法を駆使し、四人を安全な場所へ避難させたからだ。
だが、モモはあくまで杏子だけを狙っていたのに、モモから見ての第三者に邪魔され、翼はさらに膨張した。
344 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/20(日) 00:24:50.02 ID:Bla+52IZ0
モモ「邪魔を…しないでッ!!!」
モモは背中に生えている翼を滅茶苦茶に振り回した。
最強最悪の無差別攻撃、翼には触れた物を粉々に砕き、無へと返す性質になっているらしく、
近くにあった障害物や壁が次々と消し飛んでいった。
だが、この攻撃が一回も当たることは無かった。 原因はほむらの時間停止能力。
彼女のこの能力のおかげで、四人は攻撃を受けずにすんでいる。
モモ「ああもう!!うぜえんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」
モモはほむらの懐に潜り込む、ほむらは対応できない。いや、できなかった。
気が付いたらそこにいた。 そんな感じだった。
そして、モモはほむらの腹を殴りつけた。 正直、どうしたら9歳の女の子がここまでのパンチを繰り出せるのか、凄まじすぎる一撃が、
ほむらに直撃する。 ほむらはノーバウンドで数十メートル吹き飛ばされる。
ほむら「ごっ! ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!」
ほむらが絶叫し、口からものすごい勢いで出血する。 正直胃袋が飛び出ても不思議ではないほどの勢いだった。
杏子「モモ……てめええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
杏子は今まで攻撃するのをためらっていたが、ついに攻撃を開始した。
今までとは比べものにならない魔法少女同士の殺し合いが始まったのだ。
345 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/20(日) 00:25:52.70 ID:Bla+52IZ0
はい 今日はここまでにします。 次回更新 未定
346 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/20(日) 21:49:39.31 ID:qEWUjCZM0
何となく予想してた展開だけどやっぱり凄惨だな
>>1
おつおつ、次も舞ってる
347 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/24(木) 23:27:16.26 ID:ySA0Izgh0
再開します。 最近このスレが需要あるかどうか心配になってきた。
でも完結できるようにします!
――――――――――――――
モモ「お、やっとやる気がでてきたの? いいよ、こっちも温まってきた頃だし」
杏子「この野郎………!」
杏子は数十メートルほどジャンプし、モモに矛先を向け突きつけた。 飛び上がってから降下するまでおよそ数秒、避ける暇は無かった。
ズバッ!と、槍の先が突き刺さる音も聞こえた。 攻撃は成功した。 ハズだった……
モモ「無駄だよ」
モモは背中に生えていた翼を盾の代わりに使用し、攻撃を防いだ。 確かに杏子の攻撃は翼を貫いたが、モモ本体にはダメージを与えられていなかったのである。
モモ「さて、私の番だね。死ね!」
モモはそう言うと、翼を膨張させ、剣のような形にし、杏子を目掛けて振り下ろした。
膨張した翼はおよそ45~50メートルぐらいで、翼のまわりの空間が少し歪んでいた。
そんな触れただけでも死に至らせることができるかもしれない翼を、たった一人の魔法少女を殺害するために振るったのだ。
杏子「っ!」
杏子はあわてて槍を使って翼を受け止めたが、バチバチバチ! と受け止めた場所から火花がでる。
受け止めてから十秒もしない内に槍は真っ二つに折れてしまった。
杏子(やばっ――――――――)
杏子はとっさに後ろへ回避した。なんとか直撃は免れたが、翼が地面に衝突した時に出た衝撃波をモロに喰らい、杏子は数メートルほど吹っ飛んだ。
杏子「ぐわぁっ!!」
杏子は近くにあった壁に衝突した。モモはその壁を目掛けて翼を振るう。 杏子は回避行動をするも間に合わない。防御不能。絶対絶命。
ドゴォ!! と、モモが振るった翼が凄まじい音と共に直撃する。 壁は粉々に砕け散った。一面に赤い液体が海のように広がった。
348 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/24(木) 23:46:36.22 ID:ySA0Izgh0
さやか「杏子ォォォォォ!!」
マミ「そんな……佐倉さんが……!!」
崩れた壁から赤い液体が大量に飛び出た。 その液体の一部がモモの口の中に付き、モモはそれを舐めた。
それは鉄のような味がした。 ……………血だ。 人間の血液だ。
これが誰の血かは、説明する必要は無いだろう。
モモ「はは」
笑った。 モモは笑った、おもしろい光景がみれた時にでる笑みと同じだった。
勝った。すべてが終わった。 彼女はそう思った。
モモ「ははは!! はははははははははは!!」
モモ「あれぇー!? もう終わりなのぉ!? つまんないなぁー!! もっと楽しませよぉ!!」
モモは崩れた壁に向かってそう言った。 だが………
モモ「これで終わりとか言わないでよ………」
モモ「てめぇは! てめぇは私の家族を壊して!! 私をキュゥべえのクソ野郎の実験台に仕立て上げたんだ!! これ位で済むと思っていや がるのかよ!!」
モモ「立て!! 起きろ!! 私の気が晴れるまで勝手にくたばってんじゃねェェェェェェェェェェ!!」
さっきまでの笑いはどこへいったのか、とても幼い女の子とは思えない台詞を吐きながら、崩れた壁に翼を振るい続けた。
一発一発が、滅茶苦茶になった地面をさらに滅茶苦茶にする。
その場にいてまだ無事であるマミはこう思った。
マミ(か……勝てるわけない……!! 強いってレベルじゃない!!)
349 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/25(金) 15:05:27.08 ID:dee0JljIO
需要あります
350 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/25(金) 22:58:39.46 ID:jvVho6ba0
>>349
ありがとうございます!
なの「これは………いったい……!」
みお「何が……あったの……!!」
後から来たなの達は驚愕した。 無理もないだろう。 魔女の結界(はかせの発明品のおかげで魔女を討伐した後でも崩壊してない)の最深部に魔女の死体は無く、代わりに所々の柱、壁が崩壊し、オレンジ色の髪の少女……なのがはかせと言って慕っている少女が禍々しい翼を振るっている光景に対して、彼女はそれ以外の言葉が出なかった。
ゆっこ「ちょ……ちょっとはかせ! 何やってん―――――」
はかせ(モモ)「ゆっこ……悪いけど今………邪 魔 し な い で く れ る か な ?」
ゾクッ! と、その場に居た者全てが背筋に寒気を感じた。 圧倒的な殺気、W,C,によって生み出された殺気が彼女たちを動けなくした。
そんな中、モモ(はかせ)は翼を振るい続けている。そんな中とある人物が口を開いた。
なの「はかせ! 一体何をしているんですか!」
なのの発言に、はかせは翼をいったん止めて答える。
はかせ(モモ)「何をしているって? そりゃなの……」
はかせ(モモ)「クソ野郎をぶっ潰しているんだよ♪」
351 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/25(金) 23:10:12.09 ID:jvVho6ba0
なの「っ」
みお「……誰? はかせが言うクソ野郎って………?」
はかせ(モモ)「んー? それはねーこの服を着ている人だよー」
はかせの手には赤い服の切れ端があった。 ゆっことみおは? と言う表情をしていたがなのは顔を青くした。
なのは知っている。 今はかせが言っているクソ野郎とは誰かを。
なの「………何でですか?」
なの「何で……こんなことをしているんですか!!」
なのの問いにはかせは面倒くさそうに答える。
はかせ(モモ)「project東雲って知っているかな? 分かっているなら、説明する必要は無いと思うけど」
なの「っ!」
project東雲……なのはそれを知っている。 だいぶ前にそれに関する資料を読んだから。
なの「……もうやめてください! さもなければ……!!」
なのは腕を銃に変形させて、こう答えた。
なの「力づくでも止めます!!」
352 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/25(金) 23:12:18.58 ID:M2x/dkyE0
はかせ(モモ)「クソ野郎をぶっ潰してるんだよ♪」
俺「ほらよ」つ鏡
はかせ(モモ)「…………」
俺「…………」
<<ギャァァァァァァァァァァァッ!?
353 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/25(金) 23:24:32.19 ID:jvVho6ba0
その頃、某所
ドタバタと、うすい緑の服装をし、それぞれ番号が書かれている帽子をかぶっている男たちは一人の少女を取り囲む。
男たちはそれぞれ武器を持っていた。
ある物はマスケット銃にガトリング砲を合成したような物や、木製の大きな剣など、さまざまな武器を持った男たちは一人の少女を取り囲んでいた。
取り囲まれている少女の名は『フェイ・スターラ』 フェイ王国の姫だ。
スターラ「なんのマネだ……お前ら……!」
彼女の発言に男たちは答えない。 黙って武器を構えているのだ。それぞれの武器はすべて安全装置を解除しており、いつでも攻撃できるようになっている。
そんな中、ゆっくりと一人の男が近づいてきた。 その男は茶色い高級そうなスーツを身にまとっている、スマートな男だ。
男の名は『ドルフ』 フェイ王国軍の司令官長である者だ。
ドルフ「これはこれは姫。 私流のおもてなしは気に入っていただけましたか?」
ドルフはスターラに敬語で話しかけた。 だがその口調は、どこか人を小馬鹿にしている感じがあった。
スターラ「ドルフ……やはり貴様が……!!」
ドルフ「姫、貴様なんて汚い言葉を使ってはいけませんって、専属の家庭教師に教えられませんでしたか?」
スターラ「黙れ!」
354 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/26(土) 00:49:29.85 ID:/ULoBAG90
ドルフ「では、雑談はこれくらにしてと……」
ドルフはそう言うと近くの兵士に「抑えていろ」と命令すると、兵士たちはスターラの手足を掴み、抵抗できないようにした。
ドルフはスターラのポケットをいじくり、何かを取り出そうとしたが……
ドルフ「? 姫、大切な国宝を勝手に持ち出し、それをなくすと言うのはどういうことでしょうか?」
スターラ「なくしてなどいない!」
ドルフはため息を着くと、恐ろしい命令を下した。
ドルフ「姫を拷問しろ。 どんな手段を使ってでも『第二のW,C,』のありかを吐かせろ」
そう言い残すと、ドルフは部屋を出て行った。
355 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/26(土) 01:02:01.08 ID:/ULoBAG90
しばらくして――――――――
スターラの体はボロボロになっていた。 所々にあざができ、刃物で切り付けたような跡もある。
スターラは王族だが、今はそんなことは関係など無かった。今は王国の軍事を司る男、ドルフがクーデターを起こし、彼女の父親であるアルベルト王は捕えられ、母親である王妃も安否がわかっていないのだ。
スターラ(は、は)
スターラは意識朦朧になっていた。 そしてこんな事を言いだした。
スターラ(私はもうだめかもしれないな……だが)
スターラ(………あの赤毛……確か……杏子だったか、どーせ聞こえていないと思うけど王族の者としてお前に命令を下すぞ……)
スターラはこんな事を思っている間も、兵士から肉体的、精神的な拷問を受けている。
彼女も前は魔法少女だったが、ドルフの手によって父親が捕らわれる事を聞いて絶望し、魔女になっていた。
天使に助けられたと思ったら今度は拷問、幸い彼女はもう魔法少女では無いので魔女化はしないが、彼女の心には恐怖と絶望で支配されていた
だが彼女は意識がとだえる前に、こう呟いた。
スターラ(第二のW,C,を………頼んだぞ………杏…)
彼女の意識は深く沈んでいった。
356 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/26(土) 01:11:19.92 ID:/ULoBAG90
そして―――――――
なの「くッ………! ここまでとは!」
ゆっこ「」
麻衣「」←死んだふり
マミ「っっっ…………」
さやか「ぐ……ごはァ………ッ!」
なの、ゆっこ、麻衣、みお、マミ、さやかの五人は暴走したはかせを止めるために全力で戦った。だが
マミの必殺技である『ティロ・フィナーレ』は翼一振りですべて薙ぎ払い、ゆっこの時間停止も即座に見破られ、さやかには回復が追い付かないほどの痛手を負わせ戦闘不能にさせたのである。
だがある者はまだまだ戦い続けていた。 その者は………
みお「――――――――――ッ!」
殺意と敵意むき出しの状態の、長野原みおただ一人である。
357 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/26(土) 01:15:08.05 ID:/ULoBAG90
はい。 今日はここまでにします。 VS佐倉モモ編もそろそろ完結します。
では久々に次回予告
『殺―――――――――!』
―――――――――時定の魔法少女 長野原みお
『W,C,所有者か……面倒だな』
―――――――――project東雲の被験者 佐倉モモ
見ている人はコメントしてくれるとうれしいです。
358 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/26(土) 01:32:00.96 ID:MbDg27wIO
おつ!需要あるよー!超俺得クロスだよ!
359 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/26(土) 03:47:56.81 ID:k1d7P8uW0
おつおつ
さて
>>1
よ、このスレを
日常雑談スレ~囲碁サッカー部へようこそ~
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322237358/
というスレで紹介させてもらったのだが、駄目だったろうか
360 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 17:19:57.40 ID:vwTXw8U20
>>359
こんな駄作スレを紹介してくれてありがとうございます!! では、続きを投下していきたいと思います。
――――――――――
みお「……………」
モモ「……………」
長野原みおと佐倉モモ。
一方は宇宙最強の兵器W,C,を所持しており、もう片方はそれを元に開発した疑似W,C,を所持しているのだ。
使用している武器はほぼ同性能。 問題はどちらかが力量で勝るかだ。
モモ「その髪留め………まさかだと思うけど」
モモの発言に、みおは攻撃で返した。 轟! と音と共に二人の距離が一瞬で縮まる。 一秒も立たない内にみおはモモの懐に入り込み、右アッパーを決めた。 魔法+W,C,の力で高層ビルを一撃で粉々にできるほどの力を、今のみおは出していた。 それに対するモモの行動は、
モモ「フフッ」
みおの一撃を笑いながら背中の翼で受け止めた。 受け止めた翼は貫通してそのまま消え去ったが、生えているもう一本の翼を巨大な鎌のような形に変形させ、みおの首を目掛けて切り付けた。
みお「ッ!」
みおはあわてて迫ってくる鎌を自らの魔法で作った剣で受け止めた。 受け止めたところから火花が飛び出る。
そしてみおの剣からミシミシと嫌な音が聞こえる。
しばらくするとバチィッ!! と音と共に鎌と剣が粉々になった。
361 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 17:40:11.41 ID:vwTXw8U20
モモ「やはりW,C,所有者か……面倒だな」
モモはそう言いつつも、一本の翼を100本前後程のの細い翼に変形させ、全方位からみおに襲い掛かかった。
みお「迎撃」
そう呟くと、みおに接近してきた100本程の翼を撃ち落とすように、所々から赤い光線が発射された。
赤い光が翼を飲み込み消えていった。
みお「殺―――――――――!」
みおの指から先ほどと同じ光線が発射された。 だが速度、威力は先ほどの光線とは比べものにならないだろう。
モモは光線に巻き込まれ、消滅したと思われた。 みおも消滅したと思ってたが
モモ「その程度の速度で私を倒せたと思っていたの? 哀れだねぇー」
みお「な………!」
362 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 18:00:06.60 ID:vwTXw8U20
いったん切ります
363 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 22:36:45.91 ID:vwTXw8U20
驚愕するみおに、モモはのんきに話しかける。
モモ「知っている? W,C,所有者はさまざまな物を司っているんだよ」
みお「………?」
モモ「確か……お前は『破壊』と『殺意』を、確か…あの黄色いおかっぱ頭の……名前知らないけど、まあいいや そいつは『囲碁サッカー』と『日常』を司っているって、あのクソ(キュゥべえ)が言ってたよ」
みお「……だから、何だ?」
モモ「確かに、私の疑似型はお前と同じ『破壊』と『殺意』を持っている。 だけどね……」
モモ「どうやら、私は『絶望』と『天』が追加されているそうだよ?」
みお「!!」
364 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 22:45:45.32 ID:vwTXw8U20
そう言うと、モモは突然翼をはためかせ、一気に結界の上空を飛んだ。
何か来る。 そう思った瞬間だった。
モモ「一掃開始」
モモはそう呟くと、モモの周りに50センチ前後の赤い光で出来た先が少し尖っている棒が無数に現れ、広がった。
ゾクッと、みおは背中に寒気を感じた。 そして―――――
―――――――――赤い光の雨が、結界の大部分を焼き払った。
365 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/30(水) 22:53:45.85 ID:vwTXw8U20
みお「――――――――――」
モモ「やれやれ、やっと倒れてくれたよ。 さて………」
モモは先ほどの攻撃で、同じW,C,を装備しているみおを叩き潰した後、先ほどの一掃攻撃で用いた光の棒を作り、それをみおのSGに突き付けた
モモ「さようなら。 お前のW,C,は引き続き私が引き継ぐから安心してね」
モモがみおのSGを破壊しようとした時、突然何者からの攻撃を受け、握っていた棒が消滅した。
モモが振り返ると、とある人物が立っていた。 それは………
はかせ「全く、人の体を好き勝手に使わないでほしいんだけど」
自分と全く同じ体を持った少女がそこに居た。
366 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/30(水) 23:08:51.18 ID:vwTXw8U20
モモ「何故、お前がここに居る……!?」
モモははかせを見るなり、いきなり翼を展開し、両手に赤い光の棒を握り、身構えた。 そしてはかせは答える。
はかせ「キュゥべえは肉体は外付けのハードディスクって言ってたよね?」
モモ「だから……なんだ……?」
はかせ「ここまで言ってまだピンとこないの? わかりやすく言うと……」
はかせ「今のはかせは、はかせが作った第二の体と、疑似ソウルジェムにはかせの分の魂を入れてるんだよ」
モモは驚愕した。 元々はかせは記憶を取り戻す前の自分なのに、何故自分と独立できているのか。
考えられることは一つしかない。 それは…………
モモ「自分の魂のバックアップが……あるのか?」
はかせ「そうだよー!」
367 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/30(水) 23:22:05.32 ID:vwTXw8U20
はかせが言っていることを分かりやすく言うと、はかせは自分の魂のバックアップを持っており、それを破壊しない限り絶対死ぬことが無いと言っているのだ。
今のはかせは魔女化しないかぎりほぼ不死身。 おそらく今の手持ちの技をすべてはかせにぶつけても、死ぬことは無いのだ。
その事実を知ったモモはとった行動は………
モモ「こんの……………チート野郎がァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
死なないと分かっていても、攻撃しなずにはいられなかった。 禍々しい翼、光の棒を用いた様々な攻撃をはかせにお見舞いした。
攻撃速度は直視不能。 威力は東京都のの三分の一を一瞬で焼け野原にできるほどの攻撃を、はかせに攻撃するために使った。
攻撃が始まった瞬間。 音が消え、当たりが真っ白になった。 しばらくすると辺りを見渡せるぐらいはできた。
そしてモモは次の瞬間、この戦闘始まって一番の焦りを覚えることになった。 何故なら………
はかせ「プププ、凄いね~」
目の前には、傷一つ負っていない笑っているはかせが居たのだから。
368 :
名無しの初心者
[saga]:2011/11/30(水) 23:35:04.26 ID:vwTXw8U20
モモ「なんだ……この結果は………」
モモ「なんで! お前が出てくるんだよ! なんで! 余計な物作るんだよ! それに……!!」
モモ「何で、お前が今平然と立っていられるんだよォォォォ!」
モモは思っていたことを全てぶちまける。 そしてモモの叫びは止まらなかった。
モモ「本来ならッ! 杏子を潰してそれで終わりのはずだった! 多少の妨害もまだ許せた! なのに!!」
モモ「なんで! こんないいところで邪魔すんだよォォォォォォ!!」
絶叫しながらも、背中に生えている禍々しい翼を滅茶苦茶に振り回す。 まだ辛うじて残っていた壁はすべて倒れ、地面には無数の傷がついた
だがはかせは翼に当たることは無かった。 当たる心配がないのだから
そしてはかせはモモにトドメを指したいのか、こんな事を言い出した。
はかせ「モモ 悪いけどあなたの目標は達成できていないよ。 何故ならばね………」
はかせ「きょーこはまだ生きているから」
モモ「な………ッ!」
はかせ「さあ! 出ておいで! 杏子!」
369 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/01(木) 00:00:51.27 ID:3dcK2+wI0
はかせがそう言った直後、モモに目掛けて白い光の槍が飛んできた。 モモは慌てて翼で受け止めようとしたが、光の槍は翼を軽く貫通に、モモの脇腹を引き裂いた。
モモ「ごッ……ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
モモは初めてダメージを受け、脇腹から出血した。 そして、
杏子「まだ死ぬなっていわれたから生きてたけど、文句あるか? 大バカ野郎」
目の前には、自分の姉で倒したハズの魔法少女。 佐倉杏子が立っていた。 だがそれは彼女が知っている杏子とは全然違った。
衣装は変わらなかったが、衣装の色が赤では無く白で、背中にはとても大きく薄い白い布が何枚も繋がっていて、まるで天使の翼の様にも見え、体中がかすかに光っていた。 そして彼女に妙な髪留めが付いていたのを、モモは確認できた。 その髪留めは金属の小さな箱が二つで、こんな文字が刻まれていた。
『2ndWoodcube Lasthope』
モモ「W,C,……!!」
想定していない結果にモモは付いていけなかった。混乱していたモモに、杏子は言う。
杏子「姉に逆らったらどんな目に会うか、教えてやるよ」
ほぼ不死身のはかせと『破壊』『殺気』『絶望』『天』を司るモモ、そして、『再現不明だが、天使や神を超える誰でも知っている特別な力』を振るう佐倉杏子
最強クラスの力を持つ者たちの戦いは、クライマックスに突入する―――――――――――――
370 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/01(木) 00:06:46.56 ID:3dcK2+wI0
はい、今日はここまでにします。 ところで今更だがすでに日常の要素がどこにも見当たらないですねw
とりあえず日常的展開は当分先になると思いますがご了承ください。
371 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/12/01(木) 03:11:12.04 ID:WeT9ay6J0
最強vs無敵sって感じかな
おつおつでござる
372 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/05(月) 00:11:17.15 ID:vUa1Egun0
少しだけ再開します
――――――――――
モモ(どうする………!)
モモは迷っていた。 どちらから先に倒すか、非常に迷っていた。
もしここで選択を間違えたら待つのは死だ。 だが彼女らはモモに考えさせてくれる時間を与えてくれなかった。
杏子「喰らいなッ!」
杏子は光でできた二メートル程の槍を音速をギリギリ超えない速度で飛ばしてきた。 モモはそれを翼で受け止めようとするが、槍が当たった瞬間翼が当たったところから消え、バラバラになったのだ。 だがモモはそれを予測していたのか、スレスレの所でなんとか避けた。
だがモモはこの後絶望を味わうことになる。 何故なら………
はかせ「さてと、ワルプルギスの夜が来る日も近いから、速めに終わらせるよ~!」
はかせと言う、もう一人の怪物のこの言葉でモモの全てが終わろうとしているのだから―――――
373 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/05(月) 00:23:10.38 ID:vUa1Egun0
モモが次にとった行動は、はかせを戦闘不能にするために、徹底的に痛めつけようとした事だ。
今のはかせに死と言う概念が無い。 だが戦闘不能にする事位は可能だと、彼女は判断できた。
モモは先ほどの攻撃で破壊された翼を再び展開しようとした。
一方はかせは………
はかせ「ゆっこ達、大丈夫かな~? まだ生きているかな~?」
はかせは戦闘不能になったゆっこ達を、心配そうな目で見つめていた。 チャンス、とモモは思った。
モモ「終わりだ! クソチート野郎ォォォォォ!!」
モモは翼を膨張、分散させ四方八方からはかせに攻撃した。 回避不能な一撃を放った。 だが次の瞬間、モモは真の絶望を味わうことになるのだ。
モモ「…………!? 何故だ……?」
はかせ「………ププ」
モモの攻撃は実行されなかった。 それどころか攻撃以前の問題が発生したのだ。 それは………
モモ「何故………翼が出ないんだァァァァァァ!!!」
モモの背中から、翼が失われたからだ。
374 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/05(月) 00:37:08.79 ID:vUa1Egun0
はかせ「悪いけど、その武器は誰の発明品かわかってんの?」
はかせはモモにそう言った。 そしてこう答える。
はかせ「はかせが作った者ではかせを困らせるなんて、無理に決まっているんだけど」
モモは今度こそ絶句した。 最強にして最大の武器であった禍々しい翼はもう使えない。 いま使える武器と言えば50センチ程の先が尖っている赤い光で出来た棒だけだ。
モモ「クソったれが!!」
モモは無理とは分かっていてもはかせに棒の尖っている部分を向けて、突撃した。 だがはかせの手によってW,C,の能力の90%を失った今、武器を作るので精一杯で、それ以外は全て元の体の持ち主であるはかせとほぼ変わらなかった。
だがはかせは何もしない。 はかせとモモの距離が数十センチ程の時だった。
ドゴォ! と音と共にモモは数メートル吹き飛ばされた。
モモ「ごぶ………ッ! いったい何が……!」
そのまま地面に叩き付けられたモモの目には、虹色の、先ほどのモモが振るっていた翼とは違う美しい翼が、はかせの背中から生えていた。
375 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/05(月) 00:44:57.15 ID:vUa1Egun0
モモ「は、は」
モモは諦めたように笑った。 杏子は先ほどとは大きさ、威力の違う光の槍を、モモに飛ばした。 それと同時にはかせも虹色の翼をモモに向かって振るった。 二人が狙った部位は一緒だった。
モモ「クソッ! 結局こうなるのか! これが、これが私の―――――ッ!」
その言葉を最後に、絶叫と共にパキンと、なにかが砕ける音が聞こえた。 そして―――――
モモが装備していた疑似W,C,は破壊された。 そしてモモの意識は再び心の深い闇の底へ沈んでいった。
376 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/05(月) 00:58:41.05 ID:vUa1Egun0
モモ「―――――――――」
意識を失ったモモを、杏子は見つめていた。 はかせは倒れていたゆっこ達を自分の家……東雲研究所に移動させていた。
結界はとっくに崩れ去り、空には綺麗な夜空が広がっていった。
杏子「おい、起きろバカ」
杏子はモモの額を軽く殴ると、さっきまで意識の失っていたモモは目を覚ました。 目を覚ました彼女は暴れることも、逃げることをせず、ただ黙って杏子の顔を見つめて、こう言った。
モモ「何故殺さなかった」
モモはほぼ無表情でそう言った。 確かにモモはあの時の攻撃で死亡していたはずだった。 そうでなければおかしい。
だが彼女は生きているのだ。 何故?と、彼女はそう思ったのだろう。
杏子「アタシが振う力じゃ、アンタは殺せない。 いや、たとえアンタじゃなくても、殺すことはできないからだ」
モモ「? どういう?」
杏子「アタシはどうやら『再現不明だが、天使や神を超える誰でも知っている特別な力』を使えるらしい。 だけどね……」
杏子「その力じゃ、人を殺すことはできないみたい。 いや、させないようになっているみたい」
377 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/08(木) 00:01:37.13 ID:4+7mcXtG0
最近テストで忙しいので更新が遅くてすみません………後最近寝落ちが多くてすみません………
―――――――――
モモ「んでどうするの? W,C,以外の方法で私を殺すの? ………最も、私はその方法が一番お奨めだよ」
杏子「……………」
杏子はしばらく考えると、モモの手を強く握りこう答えた。
杏子「帰るぞ。 早くしないと飯抜きにされちまうからな」
モモは少し驚愕な表情を浮かべると、杏子にこう言った。
モモ「帰る? 何処へ? 私にはもう帰る場所は無―――――」
モモが何かを言い終わる前に、杏子はモモを強く抱いた。 まるで愛している人を抱くように。
杏子「……大丈夫、はかせも、なのも、それ以外の奴らも皆お前を受け入れてくれるよ……絶対だ」
杏子「もし………もしあの中でお前を受け入れない奴が居たら、アタシがそいつをぶっ飛ばしてやるからさ」
モモ「……………」
モモは何も言えなかった。 ただ黙って杏子の手を離さぬように握っていた。
そしてモモは杏子に聞こえない位の声でこう呟いた。
モモ「………全く、甘いんだよ……………お姉ちゃんは…………」
モモの目には、涙を浮かべていた。 それは今までモモが流した涙の中でも、とても暖かく、とても優しい涙だった。
378 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/08(木) 00:14:57.98 ID:4+7mcXtG0
その頃、飛行船では――――――――――
キュゥべえ「……………」
ドルフ「……………」
その他兵士たち「……………」
王国の飛行船では、キュゥべえ、ドルフ、そして彼が指揮する無数の兵士たちが、さっきまでの杏子とモモのやりとりを見ていた。
キュゥべえには感情が無いはずなのに、何処となくキュゥべえの表情には焦りがあった。
それに対し王国軍の人々の表情は無く、司令官であるドルフの表情には余裕で満ちていた。
ドルフ「どう責任をとるのですかな? インキュベーダー?」
キュゥべえ「………これは予想外だった。 まさか杏子が『第二のウッドキューブ』を所持していたなんて……」
ドルフ「恐らく、姫が彼女に託したのでしょうな。 フフ」
ドルフはそう言うと、近くに置いてあった赤ワインを一口飲み、キュゥべえにこう言った。
ドルフ「で? 『例の魔女』のデータは取れていますか?」
379 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/08(木) 00:26:39.61 ID:4+7mcXtG0
キュゥべえ「………『ワルプルギスの夜』の事か」
ドルフ「そうそれ、アレはいつ、群馬県の見滝原市を通過する?」
キュゥべえ「明日の正午位だと思うね」
ドルフは少し笑ってから近くにいた兵士にこう告げた。
ドルフ「一応回収部隊をいつでも出撃できるようにしとけ」
兵士は、かしこまりました。 と言うと、命令を受けた兵士は部屋を退室した。
そして今度はキュゥべえは呆れた様にこう言った。
キュゥべえ「魔法少女、及び魔女の力を軍事目的に使う……か、随分と恐ろしい考えだね」
ドルフ「君たちのように進歩した星の人には、我々の思想はご理解できないのですか? フフ」
キュゥべえ「………一応まどか達の所へ向かうから、じゃあね」
キュゥべえが居なくなり、ドルフとそれらを護衛する兵士たちだけとなった部屋で、彼はこう呟いた。
ドルフ「………魔法少女、魔女、そしてインキュベーダー……か」
ドルフ「中々いい手駒だ。 だけど少し不便な点も多いな……だが……」
ドルフ「用が済んだら、全て消すだけだがな」
380 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/08(木) 00:30:10.78 ID:4+7mcXtG0
今日はこの辺にします。
一応日常で王国編のシーンがまとめてある動画のURLを貼っときますね。(ニコニコ動画のアカウントが必要となります!)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15382188
次回からまどマギ編最終章に突入すると思います。
381 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/08(木) 21:30:26.65 ID:SngDH5BIO
おつ!
382 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/08(木) 21:52:40.17 ID:BC2/zOvB0
おつ
ドルフwww
原作での犬死になイメージが強杉て、このカッコいい()ドルフが笑えてしまうwww
ドルフ頑張れドルフw
383 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/09(金) 00:23:11.46 ID:NfEDfJoR0
>ドルフ「用が済んだら、全て消すだけだがな」
嘘みたいだろ……こいつ、登場一話目でてめえの足にけ躓いて死んでるんだぜ?
384 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/10(土) 01:51:29.01 ID:MEhpNRz50
>>383
ちょっwwwwwwwおまwwwwwwwwww
久しぶりに声出してワロタw
385 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 23:01:33.01 ID:9pR9Yt2t0
その日の夜………
ほむら「…………凄い人数ね」
今のは、ほむらの率直な感想だ。 ほむら達は戦いの後、なのによって東雲研究所の地下のどこかに設置してある怪しい色の液体で満たされている治療目的で開発されたカプセルの中で治療を行った後、いつもはかせ達が活動している居間とは違う、研究所の禁断の場所の一つである大広間に居るのだ。 ほむらがそう言ったのは無理も無い。 何故なら……
大広間には、見滝原と、時定に住む全ての魔法少女たちでいっぱいだったからだ。
今部屋にいるメンバーは……東雲はかせ、東雲なの、相生祐子、長野原みお、水上麻衣、安中榛名、立花みさと、フェっちゃん、ウェボシー、関口ユリア(以上日常サイド)、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子、最後に暁美ほむらだ。
正直いって、ワルプルギスの夜どころか、日本にいる全ての魔女を相手にしても勝てる面子だ。
何故、こんな面子が集まったのか、ただほむらはゆっこ達に「知っている魔法少女を知っていたら集めるように」としか言ってない。
彼女も集まるとしたら精々2,3名ほどだと思っていた。 だが現実は違い、こんなにもたくさんいたのだ。
386 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 23:16:42.07 ID:9pR9Yt2t0
さて、とほむらが置くと、13人(自分を含めて14人)の魔法少女たちに、ワルプルギスの夜について説明しようとした時だった。
大広間の隅っこから、キュゥべえが突然現れた。 大半はそれを不気味に思ったが、杏子だけ武器を構え、こう言った。
杏子「どの面下げて出てきやがったてめぇ」
キュゥべえは少し呆れた顔になり、こう答えた。
キュゥべえ「やれやれ、僕はまねかれざる客かい?」
ほむら「………なんの用?」
ほむらは冷たい目でキュゥべえをにらむと、キュゥべえはこう言った。
キュゥべえ「暁美ほむら……君は時間操作系の魔法を使う者だよね? ……どうりで僕の記憶にないと思ったよ」
ほむら「……それで?」
キュゥべえ「でも君には感謝しているよ。 なんせ、まどかを最強の魔法少女に育ててくれたんだから」
ほむら「!?」
387 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 23:25:22.27 ID:9pR9Yt2t0
ほむら「ど、どういうこと……!?」
キュゥべえ「なあに簡単なことだよ。君が時間軸を変えるごとに、因果の糸は鹿目まどかという存在をより強力に結び付けているんだよ」
ほむら「な………ッ!」
さやか「じゃあ……まどかは…ッ!?」
キュゥべえ「まだ契約はしていないよ。 ただね、一ついっとくよ」
キュゥべえは少し間を開けて、とんでもないことを言い出した。
キュゥべえ「君たちの様な存在が束になったところで、ワルプルギスの夜に簡単に勝てるわけがないんだよ」
一同「ッッッ!!」
その時、キュゥべえの頭がぶち抜かれた。 キュゥべえの頭に赤い穴が開いたと思ったら瞬間、キュゥべえはその場に倒れ、起き上がることは無かった。 だがしばらくすると……
キュゥべえ「ぎゅっぷい」
傷一つないキュゥべえが現れたと思ったら、次にこう言いだした。
キュゥべえ「………久しぶりだね。 モモ」
部屋の入口には、小さな拳銃を持っているモモが立っていた。
388 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 23:37:27.31 ID:9pR9Yt2t0
モモ「うん、本っ当に久しぶりだね。 クソバカ野郎」
モモは拳銃の銃口からかすかにでている煙を吹き消すと、白衣のポケットにしまった。
すると、キュゥべえはつまらなそうに言う。
キュゥべえ「全く、君も杏子に似ているね。 すぐに武器をだして攻撃するなんて」
モモ「しかたないじゃん。 杏子(姉ちゃん)とは血がつながっているんだから」
モモは少し笑って答えた。 キュゥべえは最後に「じゃあ、精々頑張ってね」と、ムカつくことを言った後、その場を後にした。
だがモモはキュゥべえが消えたのを確認すると、こう呟いた。
モモ「バカヤロウが、てめぇはある重大なミスを犯したのにまだ気づいていないのかよ」
389 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 23:42:00.85 ID:9pR9Yt2t0
今日は短いですがここまでにします。
390 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 00:19:20.07 ID:FpXWidmEo
ふえぇ
391 :
行間 1
[saga]:2011/12/18(日) 18:15:36.64 ID:RTj80syA0
ドルフは赤ワインを飲みながら、手元に置いてあった資料を見ていた。
資料には、
ワルプルギスの夜の投下を確認。
ワルプルギスの夜、目的地到達まで後1時間前後
ワルプルギスの夜の出現による天候の影響率92%
王国軍回収部隊の出撃準備はほぼ完了
目標達成率88%
と、書かれていた。 そして男は言う
ドルフ「ワルプルギスの夜………さて、あなた方の本気を、見せてもらおうじゃないか」
男は静かに、不気味に笑いながら、窓の景色を見た。
窓には黒く、不気味な巨大な雲が広がっていた。
最悪の魔女と、最悪の武器、
二つの最悪を持つ者たちが激突する時は近い―――――
392 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 18:24:59.21 ID:RTj80syA0
見滝原の空は黒く染まっていた。 所々では雷が鳴り響き、ピリピリとした空気が流れていた。
一般人には絶対に耐えられないような、極度の緊張感が彼女を襲う。
ほむら「来る―――――!」
直後、5、4、3、2、1……と、カウントダウンが始まった。
そして―――――
ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハ!!!」
最強にして最悪の魔女「ワルプルギスの夜」が、見滝原の上空に出現した
393 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 18:45:34.95 ID:RTj80syA0
その頃、東雲研究所
モモ「現れたようだね」
はかせ「そうだね」
東雲はかせと佐倉モモ
姿形は全く同じでも、性格は真逆な存在。
一方はインキュベーダーの実験台となり、もう一方は、一方の偽りの人格でありながら、肉体を手にいれ、一人の人間となった者。
全く真逆な存在で、性格も、物の好みも真逆な存在だが、何故か今だけは互いの思いが一致していた。
モモ「………ほむら、だったかな。 あいつが一人であの魔女に勝てると思う?」
はかせ「さあね。 ま、たぶんゆっこ達が何とかしてくれるんじゃない?」
モモ「ふうん。 あいつらがねぇ……ま、精々後方支援ぐらいにはなるかな?」
モモは少し笑うと、話の話題を変えた。
モモ「で? アンタは行くのか?」
はかせ「………はかせが出る必要はないと思うけど」
モモ「……大した自信だね。 それほどお前の部下……いや、私の姉を信用しているのかな?」
いいや、とはかせが言葉を置くと
はかせ「きょーこははかせの部下じゃない。 はかせの大切な家族だよ」
394 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 18:58:28.07 ID:RTj80syA0
はかせ「で? モモは行かないの?」
はかせの疑問に、モモは笑いながら答える。
モモ「行くって……それは、無理だな。 私はもう魔法少女ではないよ。 アンタが作ったバカみてぇな装置のせいで、な」
モモは部屋の隅に置いてあった装置に目をやる。 そこには人ひとりが入れる程の、水色の透明なガラスでできた棺桶のような物に、得体の知れないチューブや装置が幾つも張り巡らされ、装置の中心部に小さなくぼみが一つだけある奇妙な物がそこにはあった。
モモはそれを見て、少し笑った。
モモ「魂変換機……か、すげえな、キュゥべえの野郎が見たら泡でも吹くんじゃない?」
はかせは照れながらも、窓の外を見てこう言った。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
はかせ「……頑張ってね。 はかせ達も頑張るから」
395 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 21:33:31.54 ID:RTj80syA0
その頃暁美ほむらは、ワルプルギスの夜の攻撃により壊れたビルの瓦礫に隠れていた。
彼女の頭からは大量に出血しており、体の大部分は傷ついていた。
一方ワルプルギスの夜は相変わらず何が楽しいのか、ゲラゲラと不気味に笑っていた。
周りには全身青紫色で人型の使い魔がおよそ10匹ほどいた。
ほむら「どうして………!」
ほむら「どうして………勝てないの………!?」
ほむらは忌々しい目でワルプルギスの夜を睨んだ。 だがワルプルギスの夜はほむらにも目もくれず、笑いながら逆さまに浮いていた。
ほむらは悔しかった。 自分は大切な友達を、あの忌々しい魔女から守ることもできないのかと
ほむら「………私が、時を巻き戻せば……!!」
ほむらは最初、そう思った。 だが彼女は直後に思い出した。 キュゥべえの言葉を
「君には感謝しているよ。 なんせ、まどかを最強の魔法少女に育ててくれたんだから」
「君が時間軸を変えるごとに、因果の糸は鹿目まどかという存在をより強力に結び付けているんだよ」
その時、ほむらは時を巻き戻すことをやめた。 時を戻せばまどかにもっと才能を与えることになる。
つまり、キュゥべえの思惑通りになってしまう。 彼女はそう思った。
ほむら「私は………いままで何のために………!!」
ほむらは目に涙を浮かべた。 それは、暁美ほむらにとって後悔と絶望を意味する。
ほむらのソウルジェムがみるみる内に輝きが失われていった。
396 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 21:47:12.16 ID:RTj80syA0
「もう、いいよ」
その時。 ほむらは一人の少女の声を聞いた。 聞き覚えのある声だった。 その声の主は―――――
まどか「もう、大丈夫だよ」
暁美ほむらの唯一の親友であり、魔法少女として最高の素質を持つ『鹿目まどか』だった。
彼女はほむらに優しくそう言った後、まどかの目の前に白い生き物…キュゥべえが現れた。
キュゥべえ「まどか………」
まどか「キュゥべえ………」
しばらくの沈黙、そして
まどか「キュゥべえ……私、魔法少女になる………!」
突然の発言に、ほむらは驚愕の表情に、キュゥべえは相変わらずの無表情だが、どこか嬉しそうな表情もあった。
397 :
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[saga]:2011/12/18(日) 22:00:04.63 ID:RTj80syA0
ほむら「そ、そんな……! 私は今まで何のために………」
ほむらの目から涙があふれ出す。 そんなほむらをまどかが慰める。 そして
キュゥべえ「さあまどか!! 君は何を願うのかい?」
まどか「私の願いは………」
まどかが願いを、すべての魔女を消し去りたいという願いを言う瞬間。 キュゥべえが消えた。 その刹那。
さやか「間に合ったね! 転校生!」
マミ「まったく、どうして一人で行っちゃうのよ……」
杏子「ったく、一人でしけた狩りをしてんじゃねぇよ」
ゆっこ「援軍登場! さあほむほむ! 再び立ち上がろうではないか!」
みお「助けにきたよ。 ほむらちゃん」
麻衣「………」つ弥勒菩薩
なの「だ、大丈夫ですか………?」
みさと「うわっ! 凄い怪我……大丈夫なの?」
フェっちゃん「ふえぇ……なんかアレヤバそうだよ~」
ウェボシー「まあ、なんとかなると思うけど」
安中「あ、えっと……大丈夫ですか?」
関口(天使化)「あーあ、全く無茶しちゃって……バカだねーアンタ」
398 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 22:08:20.17 ID:RTj80syA0
ほむらは驚愕した。 何故此奴らがここに居る? だがまどかは少し嬉しそうな表情になっていた。
彼女が今まであったことの無い者もいるが、おそらくほむらのため、自分のために戦ってくれると、まどかは思った。
ゆっこ「行くよ……!」
一回では足りなかったのか、ゆっこはもう一度、さっきより大きな声で叫ぶように言った。
ゆっこ「行くよみんな!! ほむほむを、まどかちゃんを守るために! あの魔女をやっつけよう!!!」
一同は掛け声とともに、最悪の魔女、ワルプルギスの夜に向かって一斉に飛び立った。
――――――――――最悪の魔女、ワルプルギスの夜に対する反撃が始まった。
399 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 22:32:35.78 ID:RTj80syA0
十数人の魔法少女の加入は大きかった。 ほむら同様時を操れる(といっても停止できる時間が短い)相生祐子、あらゆる物体、人物を操作することができる立花みさと、ウェボシー、傷を瞬時に癒すことのできる美樹さやか、強力な射撃を得意とする巴マミ、水上麻衣、安中榛名、東雲なの、そして、古代兵器を用い、神と同等な力を振るう関口ユリア、長野原みお、佐倉杏子。
この面子の前では、ワルプルギスの夜が召喚した使い魔では相手にもならなかった。 ワルプルギスの夜は四方八方から攻撃を受けた。
ワルプルギスの夜は強い。 おそらく魔女化したのは数十年、数百年前に魔女化したのだろう。 だがこれほどの月日が流れても、倒せないのは、ワルプルギスの夜が強いだけだろう。 だが、
そんなにも強い魔女が、一瞬にして空中から地面にたたき落とせたことなんてあるのだろうか?
ワルプルギスの夜「ぎっ、ギャアアアアアアアアアアアアアハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」
絶叫と笑いが同時に上げた。 正直、こんなにも大規模な攻撃を受けても倒せないのが不思議なぐらいだった。
もはや遊びでどうにかなる相手ではないと、ワルプルギスの夜は判断したのか、突然ワルプルギスの夜はひっくり返った。
いや、元のあるべき姿に戻ったといった方が正しいだろう。
ほむら「ワルプルギスの夜が……逆立ちじゃなくなった……?」
直後、ほむらは嫌な予感がした。
ほむら「避けて!!」
そう叫んだ時には、すでに遅かった。 十何人もいた魔法少女たちは吹き飛ばされ、半径数キロメートルが綺麗に消し飛んだ。
400 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 22:49:00.83 ID:RTj80syA0
まどか「ぅ、う~ん。 はっ!」
ワルプルギスの夜の都市壊滅級の攻撃を受けて、最初に気が付いたのはまどかだった。 一般人の身でありながらも、ほぼ無傷だったのはある意味奇跡だろう。 だがまどかは見た。 当たり一面が消し飛んだ無残な姿を。
まどか「あ、あ」
その光景は、まどかから希望と言う言葉を奪うには十分すぎた。 そして
まどか「あ、あ…アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
まどかは理性を失った。 無理も無い。 目の前で自分のために立ち上がってくれた者たちがこうも簡単にやられたのだ。
そしてまどかは思った。 もし、自分が強かったら、もし、自分が生まれなかったら、こんなにも残酷な結果にならなかったと。
絶望と後悔、そして自虐する気持ちでいっぱいになった所に、さらなる絶望にさそう一言が。
キュゥべえ「僕と契約すれば、こんなことにはならなかったよ。 ……でも、今ならまだ間に合う。 さあ!!」
まどか「ッッッ!!!」
まどかに選択の余地などなかった。 まだ間に合う。 まだ助けられる。 まどかはほぼ絶叫に近い声でキュゥべえにお願いした。
まどか「私の命なんてどうでもいい!! 私がどうなろうと関係ない!! だから………!!」
まどか「私の……大切な仲間を助けてキュゥべええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
401 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/18(日) 22:51:15.56 ID:RTj80syA0
いったん切ります。
402 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 12:09:26.09 ID:4x0AyYPo0
しばらくして……
ほむら「――――――………は!」
ほむらが気が付い直後、体中に激痛が走ったが、悲鳴は上げなかった。 逆に恐怖どころか疑問が浮かび上がっていた。
ほむら「……ワルプルギスの夜が……いない?」
空は相変わらず黒い雲で覆われていたが、あの忌々しい巨大な魔女の姿も、笑い声も無かった。
ほむらは辺りを見渡すと……
まどか「あ……はがっ! あ…あっ!!」
魔法少女に変身して、もがき苦しんでいるまどかが、ほむらの瞳に映った。
403 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 12:20:26.08 ID:4x0AyYPo0
ほむらの頭が真っ白になった。 何が起きた> 何故ワルプルギスの夜がいない? 何故まどかが魔法少女になっている? そして……
――――――何故、自分の体に傷一つ無いのか?――――――
そう思った次の瞬間だった。
キュゥべえ「やあ、よかったね。 ワルプルギスの夜はまどかの一撃で完全に消滅。 この街の平和は守られたよ」
一瞬、ほんの一瞬。 ほむらはキュゥべえの言っている意味が分からなかった。 だが分かることが一つだけあった。
まどかはキュゥべえを契約をして、ワルプルギスの夜を倒した。
そう思った直後
ほむら「う、う、嘘でしょ………!!」
ほむらはその場に泣き崩れた。 結局、自分はまどかを救えなかった。 後悔と絶望だけが、ほむらを支配した。
404 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 12:35:34.02 ID:4x0AyYPo0
まどかのソウルジェムは真っ黒になり、数秒後に魔女化してもおかしくない状態だった。
まどか「あっ、…も、もう駄目……ほむらちゃん…逃げて…!!」
ほむら「まどかああああああああああああああ!!」
ほむらは絶叫しながら自らの盾に手を伸ばす。 時を戻すことはまどかをより強力な素質を与えてしまうが、正直どうでもよかった。
時を戻せばまどかは救われる。 東雲なののような強力なイレギュラーにも会える可能性だってある。 その時だった。
ズバッ、と言う音が聞こえ、音がした方向を振り向くと、まどかのソウルジェムに爪楊枝ほどの大きさの白く光る槍が刺さっていた。
その直後、光の槍はまどかのソウルジェムの穢れを吸収していく。 普通のグリーフシードでは浄化しきれない量の穢れが、まどかのソウルジェムに溜まっているのだが、一分もしない内にそれらは全て消え去り、元のピンク色の綺麗なソウルジェムに戻った。
ほむら「……これは」
まどか「……いったい……?」
405 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 13:42:47.04 ID:4x0AyYPo0
キュゥべえ「そ、そんな……! まどかのあれだけの穢れを一瞬で消し去るなんて……一体…誰が…!」
キュゥべえは焦りながらボロボロになっていく槍を見つめた。 よく見るとそれには文字らしき物が書かれてあったが、所々が読めなくなっていたが、一部分にはこう書いてあった。
『…se…d ……Lasthope』
キュゥべえ「……………」
鹿目まどかの攻撃によってワルプルギスの夜は完全に消滅及び鹿目まどかの魔女化の阻止成功。 それは暁美ほむらの目的を達成したのと等しいことだった。
406 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 14:36:19.09 ID:4x0AyYPo0
その頃
ワルプルギスの夜の撃退後 廃墟と化した見滝原に何人かの緑色の戦闘服を着用し、数字が書かれた帽子を被っている男たちが何かを探していた。
??1「あったか?」
??2「こっちには無ぇ」
??3「あれ? これじゃね?」
何人の兵士が何かを捜索して数十分後、ふいに声が聞こえた
モモ「ねぇねぇ おじさん達が探しているのって……これ?」
何人の兵士は少し慌てて声の主…佐倉モモを見た。 彼女の手には黒い石……ある魔女の卵を持っていた。
407 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 14:47:02.73 ID:4x0AyYPo0
??1「あ…あれは…! おいガキ! それをこっちに―――――」
言い終わる前に、モモが手に持っている銃で発砲した。 モモが持っている銃は、研究所でキュゥべえを射殺した物ではなく、護身用兼暴徒鎮圧用にはかせが開発した物で、衝撃も少なく、子供でも簡単に扱えるようになっていて、当然殺傷能力はゼロに近い。 ゴム弾を直撃した兵士はそのまま気絶した。
??2「1番がやられたッ!」
??3「畜生! このクソガキ!!」
何人かの兵士は銃を構えた。 だがモモは怯えるどころが余裕な表情で答えた。
モモ「2対1か……子供相手に大人げないね」
408 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 15:04:06.26 ID:4x0AyYPo0
??2「さあ、おとなしくそれを渡せ さもなくばアアアアアアアアアアアアアア!!!」
直後、銃を構えていた一人の兵士に高圧電流が流れた。 倒れた兵士の後ろには、こけし型のスタンガン…通称『回路ショート君』を装備しているはかせが立っていた。
はかせは『回路ショート君』からわざと火花を出しながら答える
はかせ「モモに撃たれるのと、はかせに電撃されるのと、そのまま帰るの。 どれがいい?」
??3「ひっ………!!」
のこった一人の兵士は悲鳴を上げながら逃げた。 それを確認したはかせはポケットから携帯電話を取り出し、ある人物と連絡を取った
はかせ『こっちは終わったよ。 そっちは?』
杏子『こっちも終わった』
はかせ『そ、じゃあなの達を研究所まで連れてきてね~』
杏子『へいへい…ったく なんかアタシってはかせのパシリになってない?』
はかせはえへへと笑いながら電話を切った。
409 :
行間 2
[saga]:2011/12/26(月) 15:10:39.23 ID:4x0AyYPo0
ワルプルギスの夜討伐後、飛行船内
ドルフ「………回収部隊の任務失敗、か」
ドルフ「やはりインキュベーダーが失敗したのか……やはり」
ドルフ「我々が動くしかないのか」
410 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 15:12:14.67 ID:4x0AyYPo0
今日はここまでで。 まどマギ編はこれで終わりですが、このスレはまだ終わりません 多分
次回からは日常編をやっていこうかと思っています。
411 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/26(月) 15:15:27.64 ID:wzWHQvsIO
おつ!
412 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/26(月) 16:58:57.21 ID:I2rtSYF+o
一気に読んで疲れた。おつ
>>321
考察で読んだが、マミの変身姿だとソウルジェムが頭にあるから死んだってあった
あくまで考察だけどね
413 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/26(月) 20:36:50.17 ID:bfe6DGSQ0
一気に読んで来たけど何このSS面白い!!乙!
>>412
俺もそれだと思う
414 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/26(月) 23:30:11.55 ID:4x0AyYPo0
こんばんは
>>1
です。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324908977/
一応このスレの大部分は終わったので新作を上げました。 こちらもよろしくお願いします。
415 :
日常編 序章 始まりのあいさつ
[saga]:2011/12/30(金) 23:39:24.53 ID:P1nsZSMu0
こんにちは、東雲なのです。
先週まで、さまざまな事がありましたよね。
はかせがキュゥべえと契約して、佐倉さんが我が家の家族になって、佐倉さんの妹と戦って、最後にはワルプルギスの夜と戦って……とても普
通の女の子とは思えない日々が続いていましたね。
だけど、そんな日々も、もう終わりました。
はかせが珍しく、私たちに有効活用できる発明をしてくれました。 それのおかげでもうはかせも、佐倉さんも、魔法少女じゃありません。
さて、そろそろ普通の女の子らしい生活をしてもいいでしょうか?
あっ、三人がお菓子をねだってきました。 ふふ、しょうがないですね。
では、私たちのちょっぴり変わった日常の、始まりです。
416 :
日常編 序章
[saga]:2011/12/30(金) 23:56:28.62 ID:P1nsZSMu0
ワルプルギスの夜を撃退してからの最初の休日
ほむら「暇ね」
暁美ほむらは誰もいない部屋でポツリと呟いた。 彼女は自分で自分の言ったことが不自然に思っているが、今はそんな事はどうでも良かった。
彼女は今、最高に気分が良いのと同時に、少し不思議な感覚に襲われていた。
ほむらは自分の目的を達成できた。 まどかを守れた。 それだけでは無い、今まで一緒に戦っていた仲間たちも生きている。 それも彼女にとってありがたい事だった。
ほむら「……もう、私は普通の女の子に戻ったし、魔女と戦う必要も無いし、武器を調達する必要も無い、暇ね」
ほむらはそう呟きながら、ポケットからスマートフォンを取り出し、とある人物と会話した後、どこかへ出かけて行った。
今まで命がけで守ってきた者の元へ
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