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魔法少女まどか☆ゴジラ - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/22(土) 23:40:37.79 ID:MyOD7U7c0
   r‐------- 、.i'''''''Y'''''''l.  .,/'、      _.  |゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ヽ
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 00:04:19.78 ID:T33Cj7z40
スレ立て代行ありがとうございます。

前スレ

ほむら「怪獣!?」ゴジラ「…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318087601/

の続きです。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 00:14:43.63 ID:T33Cj7z40
杏子「ハァ、ハァ・・・くっそ、まだかよ・・・!」

杏子の消耗は激しい。片膝を突いて息を荒げる。

ゴジラ(ミレニアム)「ガアアアアアーーウ!!」

デストロイア(集合体)「コオオオオオオオウ!!」

ゴジラがデストロイアの左肩の触手を赤い熱線で破壊する。
既にデストロイアは完全体の状態を保てなくなり、集合体で戦っており、ゴジラ相手に圧倒されている。

まどか「だ、大丈夫!?」

まどかが杏子に駆け寄る。

杏子「この程度、屁でもねぇ・・・巻き込んでしまって済まないね。離れときな、危ないぞ!」

杏子がまどかを突き飛ばす。

まどか「きゃっ!?」

まどかのいた場所に岩が落下して来た。

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアーーウ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

ゴジラがデスギドラの首を掴んで持ち上げ、地面に何度も叩き付ける。

キリカ「あーもう!幾ら何でもタフ過ぎるよ、ゴジラ!・・・っ!」

キリカががくりと膝を突く。

さやか「キリカ、あんた脚、怪我してる!すっごい血出てるよ!動いちゃ駄目
だよ!!」

キリカ「嫌だね!」

さやか「早く手当てしないと失血死するかも知れないじゃん!?良いからじっとしてて!」

キリカ「嫌だ!」

さやか「何で・・・?」

キリカ「質問は受け付けない。私に対する全ての要求を完全に拒否する!」

立ち上がるキリカ。

さやか「何言ってるんだよ、バカ!!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 00:15:25.14 ID:3T7znjcao
>>1
毎日更新が楽しみで仕方ない
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/23(日) 00:28:38.42 ID:R9jgqR/j0
早速質問
元々野生のだった怪獣が魔法少女のコントロールから解放されたら元に戻るんじゃなくて正気を失うってのは
急に呪縛から開放されて混乱してるってこと?
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 00:32:30.14 ID:T33Cj7z40
>>5

いや違う。
前スレの85、86で解説してる。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 00:42:35.36 ID:T33Cj7z40
ゴジラ(VSキングギドラ)「グァアアアアアウ!!」

デスギドラ「グアアアアアーーアアア!!」

ゴジラが地面に倒れ伏したデスギドラの首を何度も踏み付け、デスギドラは苦しげな悲鳴を上げる。

そのゴジラの背後に、まるでテレポートして来たようにバトラが現れた。

バトラ「グギョオオオオオオン!!」

ゴジラの頭部を脚で掴んで後ろに引っ張ってデスギドラから引き離す。

ゴジラ(ミレニアム)「ガアアアアアーーウ!!」

ゴジラが損傷だらけのデストロイアにトドメを刺そうと、熱線をチャージする。

だが、デストロイアの前に白い光が集合、物質化、スーパーメカゴジラが現出した。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオン!」

スーパーメカゴジラはメガバスターを最大出力で発射、ゴジラの放射熱線にぶつけて撃ち合う。放射熱線とメガバスターは相殺し合って爆発した。

キリカ「バトラとスーパーメカゴジラだ!」

まどか「ほむらちゃんと織莉子さんが来てくれたんだ!」

杏子「遅ぇよ・・・って、あたしが言えた事じゃないか・・・」

さやか「た、助かった・・・」

織莉子「皆さん、無事ですか?」

織莉子が4人の元に駆け寄る。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/23(日) 01:03:35.04 ID:92UKmjGw0
前スレの85、86を再確認してきたんだけど、まさかバトラはほむほむの影響を受けて変態に……!?

いや、既に生物学的には変態してるんだけどそっちの意味じゃなくて……
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 01:08:11.63 ID:T33Cj7z40
>>8

そういう描写もしてみたい・・・
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/23(日) 01:09:32.55 ID:E7nPqPyq0
皆が忘れた頃にやって欲しい
ショックはデカい方が面白い
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 01:10:54.63 ID:3T7znjcao
怪獣が怪獣にえっちないたずらしちゃうのか…胸熱
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 01:12:16.69 ID:a68672LDO
モスラに性的な意味で襲い掛かるのか
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 01:14:23.03 ID:T33Cj7z40
ほむら「皆目を閉じて!!時よ止まれ!!」

私は時間を停止し、盾から照明弾を取り出して、ゴジラ達の目の前に撃つ。

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止解除。照明弾が点火され、夜の無人島が昼よりも明るく強烈な光で照らされる。

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアウ!?」

ゴジラ(ミレニアム)「ガアアアアアウ!?」

よし、2体のゴジラの目を眩ませて動きを封じた!!私はまどか達の元へ走る。

ほむら「杏子!織莉子!キリカ!怪獣を戻して!!」

デストロイアが赤の、デスギドラが黒の、スーパーメカゴジラが白の光の粒子に変わってそれぞれの使役者の身体へ戻る。

ほむら「皆、私の手に掴まって!」

私は5人に向けて両手を差し出す。

杏子「何を・・・?」

織莉子「杏子さん早く!」

杏子「あ、あぁ!」

左手にまどか、さやか、右手に杏子、織莉子、織莉子に背負われたキリカの手を握る。離さないようにしっかりと。

ほむら「時よ止まれ!」

盾のギミックを起動。時間停止。

杏子「こいつは・・・?」

ほむら「私の能力、時間停止よ。私から手を離したら、あなた達の時間も止まってしまう。
気を付けて」

私はバトラを近くに着陸させ、5人の手を離しては掴み、全員をバトラに乗せる。

QB「皆!急いで!」

バトラにはキュゥべえ。バトラが触れたものの時間も止まらないらしい。

ほむら「バトラ、飛んで!!」

全員を乗せた所で離陸。

ほむら「そして時は動き出す」

島から十分離れた所で時間停止解除。

杏子「な、なぁ・・・」

杏子が私に何か言いかける。

ほむら「良いわ、無事でいてくれたなら。キュゥべえ、さやかのソウルジェムを精製して」

QB「うん、そうだね」

キュゥべえの背中の模様から光が出て、さやかのソウルジェムが精製されていく。

まどか「さやかちゃん、あの・・・」

さやか「・・・」

キリカ「さやさや!まどっちは悪くないよっ!」

織莉子「キリカ、動かないで。簡単な止血しかしてないんだから」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/23(日) 01:20:41.73 ID:E7nPqPyq0
そういや怪獣の性別って決まってるのか?
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 01:41:15.17 ID:T33Cj7z40
>>14

決定してる訳じゃないけど、メインキャラの怪獣は全部オスで考えてる
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/10/23(日) 01:42:05.64 ID:JpI/WnG50
ゴジラはミニラにパパって呼ばれてたよ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/23(日) 01:43:32.53 ID:E7nPqPyq0
教育パパだな

あとタイトルにデカデカとゴジラの息子と入ってるからミニラは♂確定だな
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/10/23(日) 01:46:46.98 ID:JpI/WnG50
ミニラは息子である事完全に見落としてた
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 02:06:24.09 ID:T33Cj7z40
もう眠いので寝ます。
今日も読んでくださった方、レス下さったかたにありがとう!
起きたら再開します。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/23(日) 02:12:08.44 ID:E7nPqPyq0

ゴジラに照明弾か
初代や二代目だったら怒らせそうだな

バランだったら飲み込んじゃう
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/10/23(日) 02:20:30.59 ID:JpI/WnG50
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 02:30:32.64 ID:3T7znjcao
乙でした
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/23(日) 03:01:03.87 ID:R9jgqR/j0

もういまから寝てもフォーゼ見逃すしどうしようか
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 08:56:29.64 ID:oPvKLjqDO
乙!

このSSでゴジラに興味が出てきたわ。


FWしか観たことないのですが、他にオススメのゴジラ映画ありますか?
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 10:06:45.54 ID:d3/JedQDo
>>8
雄なら誰でも考える本能というもの
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 10:13:29.68 ID:T33Cj7z40
おはようじょ!
ロリきゅーぶのアニメが終わってしまって悲しい。

VSビオランテとVSキングギドラ、VSデストロイアが自分は特に好き。

再開します
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 10:15:02.32 ID:T33Cj7z40
マミの撃ち出したマスケットの銃弾が2発、ゆまに飛ぶ。

ゆま「ええーい!」

ゆまはそれをハンマーを盾にして弾き落とす。更に現出させたマスケット銃で撃とうとするが、ゆまに懐に跳び込まれ、ハンマーを振り下ろされる。

マミ「くっ!」

それをマスケット銃を盾にして受け止めるマミ。

マミ「(不味いわね・・・武器の相性が悪いわ。威力と射程では私に分があるけれど、こちらには狙いを付け、撃つという手順がある。
この子にはその隙に射線から逃げられるか、間合いを詰められるスピードがある。その上・・・)」

ビオランテ「ビャーーオオオウ!!」

ビオランテの口から放射樹液が吐き出され、それがメカキングギドラの装甲や機甲の羽根に命中、溶かして穴を開ける。

メカキングギドラ「ギシュゥウウウウウーーウウ!!」

マミ「(ダイヤモンド・コーティングされた装甲も、物質を溶かす放射樹液の前では無力。
それに、マシンハンドで触手を掴んだ所で、向こうの方が文字通り手数が多い。胴体は大き過ぎて掴めない。
光線攻撃を続けても、持久力勝負になってしまうから、地面から養分を吸い続けるビオランテ相手には不利。
全く、どんなに強大にパワーアップしても、人智を超えた怪獣の中じゃ無敵なんて有り得ないという事を早速思い知らされたわ。
なら、狙うは使役者)」

マミの目が変わる。ハンマーを受け止めたマスケット銃を前に振り抜く。

ゆま「きゃあっ!?」

小柄なゆまは飛ばされて、地面に降りる。

マミ「ちょっと大人しくしててね?」

マミが左手をゆまに向けてかざす。すると地面から強靭なリボンが伸びてゆまに巻き付いて拘束した。

マミ「(彼女の固有能力は再生に等しい治癒能力。なら手足を撃っても意味は無いわ。悪いけど・・・)」

マミはマスケット銃を現出させて、ゆまの頭に向ける。

ゆま「・・・!!」

死を前にしたゆまの目が恐怖に見開かれる。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 10:35:00.53 ID:T33Cj7z40
私達は、風力発電所の風車のある平原の上空に着いた。
そこで機械で強化されたキングギドラが戦っている。

まどか「あれがマミさんのパワーアップしたキングギドラ・・・」

織莉子「メカキングギドラ・・・ですか」

キリカ「良いなー、すっごい強そう・・・」

キングギドラをサイボーグ化したような姿。あの怪獣からもとんでもない力を感じる。

さやか「ぎゃーー!!あたしのガイガンがーー!!」

頭を失って、全身から煙を吹いてぶっ倒れている。やり過ぎな気がする・・・。

QB「さやかへ戻せば、君の能力であれくらいすぐ治るよ。それよりも・・・」

杏子「ビオランテ・・・ゆまか!」

メカキングギドラがビオランテと戦っている。しかも見る限り劣勢だわ。マミとゆまも戦っている筈・・・何処!?・・・いた!
マミがリボンでゆまを縛って、マスケット銃を捨てて、新しく現出させたマスケット銃を手に持った・・・
マミは容赦はしないし、敵をいたぶるような趣味も無い。なら恐らく一撃で仕留めようとする筈。
時間停止・・・しようとしても盾のギミックが作動しない。やっぱりもうそれを使えるほど私の生命力は残っていない。
無人島でバトラに皆を乗せる時に長く使い過ぎた・・・。なら、やる事は決まっている。

ほむら「駄目ぇえええええええええ!!」

私はバトラの背から跳び降りた。

キリカ「ちょっ!こんな高さから跳び下りたら!!」

解ってる。魔法で身体を限界まで強化しても只では済まない。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 11:04:34.29 ID:1adYJNrIO
書き溜めてから投下の方がいいんじゃないかなあと少し思った
>>1がやりやすい様にやるのが一番だけどさ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 11:04:39.37 ID:T33Cj7z40
私はマミがマスケット銃のトリガーを引くとほぼ同時、ゆまを庇うように、マミの前に跳び下りた。

ゴギッ!ボギッ!

私の脚が嫌な音を立てて妙な方向へ折れ曲がる。・・・!!とんでも無い痛み。骨が折れたというよりは砕けたのだから当然ね・・・。
そんな痛みは無視して、マミのマスケット銃の射線へ私の右腕を伸ばす。弾が私の腕に当たる。
そして弾に込められた魔力は私の腕の中で爆発、右腕を粉微塵に粉砕し、私はその爆発で左へ吹き飛んだ。

マミ「暁美さん!?」

ゆま「!?」

まどか「ほむらちゃああああああん!!」

さやか「ほむらーーーっ!!」

キリカ「だ、大丈夫なの・・・?ねぇ、ほむほむ行きてるよね!織莉子!!」

織莉子「わ、解らないわ・・・」

ゆま「ど、どうして・・・?」

両脚の骨が砕けて、右腕を失って今までに経験した事の無い痛みと出血で朦朧とする意識の中、ゆまを確認する・・・良かった、無事ね。

マミ「暁美さん!!」

マミが私に必死で治癒魔法を施すけれど、多少出血が治まる程度。

マミ「駄目だわ・・・こんな酷い怪我、私でも・・・!」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 11:14:23.37 ID:3T7znjcao
これはほむほむ機械化フラグ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 11:24:27.36 ID:T33Cj7z40
杏子「ゆまーっ!!」

杏子が降下するバトラから跳び下り、槍でゆまを拘束するリボンを切り刻んだ。

杏子「ほむらを治せ!!急げーっ!!」

あ、この世界じゃ始めてほむらって呼んでくれた・・・嬉しいわ、杏子。

ゆま「う、うん!」

ゆまが走って来る。そして私に治癒魔法を施す。私は暖かな光に包まれ、その光が治まると、私の右腕と両脚が元通りになった。

マミ「暁美さん・・・?だ、大丈夫・・・?」

ほむら「ええ、問題ないわ」

強烈な痛みの余韻すら残さず私の身体は回復していた。私は立ち上がるが、力が抜けて身体がぐらつく。

QB「あれだけ出血してたんだ・・・問題ないわけないよ・・・」

杏子「しっかりしろ、無茶すんなよな・・・」

杏子が私の身体を支えてくれる。

まどか「ほむらちゃん、大丈夫!?」

さやか「あんな事して・・・死んだらどうすんのさ!?」

キリカ「てか、何で、その子庇ったのさ?敵じゃん!」

ほむら「それは・・・彼女、千歳ゆまも、私の大事な仲間だからよ」

ゆま「仲間・・・?私が・・・?」

マミ「暁美さん・・・」

織莉子「ともかく皆さん、落ち着ける場所に行きましょう」

メカキングギドラとビオランテは使役者の身体へ戻り、さやかもガイガンを回収した。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/23(日) 11:25:46.14 ID:eEyamCQAO
メガほむならぬメカほむですね
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 11:59:08.21 ID:T33Cj7z40
ちょっと飯で外します
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 13:10:39.53 ID:T33Cj7z40
再開



見滝原市、公園

私は公園のベンチに座り、噴水を眺めていた。様々な赤、青、黄、白、黒、緑、紫、ピンク、オレンジ・・・放物線状の様々な光の帯が噴水を飾る。
私の周りにまどか、さやか、マミ、杏子、織莉子、キリカ、ゆま・・・やっと、やっと私の守りたい人達が揃った。
この世界では信じられるキュゥべえもいる。でも・・・雰囲気は最悪だった。

まどか「どうして・・・こんな事になっちゃったんだろう・・・?」

全員が黙っている中、まどかがふと口を開いた。

さやか「どうして・・・?そんなの決まってるじゃん!こいつがあたしを殺すとか言って、あたしを拉致ったからだよ!」

杏子「そりゃ、テメェがあたしをマジで怒らせたからだろうが!!」

さやか「何よ?あたしは本当の事しか言ってないよ!」

まどか「止めてよ、2人とも!!」

さやか「まどか、この件はあんたにも責任がある、解ってるでしょ?
あんたの所為であたしのソウルジェムが壊れて、ガイガンが暴走したんだからね」

まどか「そ、それは・・・」

さやか「あんた、あたし達と同じ立場じゃない癖に、余計な事しないでよ!」

まどか「・・・っ!わ、私だって契約したいのに、皆が駄目って言うからじゃない!
何よ!?優しい事がそんなに悪いの!?何も出来ずに待ってるのがどれだけ辛いか、力のある皆には解んないよ!!」

マミ「鹿目さん・・・あなたは深入りし過ぎたわ。私達に入れ込み過ぎてる。こんな力は持っていなくて当然なの。
あなたはもう関わるべきじゃないわ」

QB「それについては同感だね・・・まどか、君の安全の為にも、ボク達にもう関わるべきじゃないと思う」

まどか「そんな・・・」

ゆま「そんなの可愛そう・・・皆は独りぼっちになった事が無いから解らないんだ・・・
独りにされるのがどれだけ寂しくて辛いか・・・ゆまには解るもん・・・」

杏子「そ、そういやマミ・・・テメェ、ゆまを殺そうとしてやがったな!!」

マミ「私だって殺さずに済ませるならそうしたかったけど、彼女は強かった。
それに向こうが殺す気で来ていたのだから、文句は無い筈だけど?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 13:19:37.55 ID:T33Cj7z40
杏子「ん・・・?すると、ゆまの方から仕掛けたってのか?」

マミ「そうだけど」

杏子「ゆま、マミはガイガンの暴走を止めてくれたんだぞ!襲ってどうすんだ!?」

ゆま「私はキョーコに言われた通り、縄張りに入って来た奴をやっつけようとしただけだもん!
ちゃんと言ってなかったキョーコが悪い!!」

杏子「何だと、この・・・!」

さやか「あんた、こんな小さい子に責任を押し付ける気!?最低だな!」

止めてよ・・・

マミ「美樹さん、魔法少女になって強大な力を行使する以上、年齢は関係ないの。
その力には責任が伴う。それを一番解って無かったのはあなただけれどね」

さやか「それは・・・」

QB「・・・マミ、その言い方はちょっと酷いと思うよ。さやかは一生懸命だったんだし、もう解ってくれたと思うし」

杏子「一生懸命でも周りが見えなくなってちゃ、ただのバカだろ」

止めて・・・

さやか「あんただって、自分以外がどうなろうと知った事じゃないんでしょ!?
あんたの所為で、きっと沢山の人が犠牲になってる!」

杏子「ハッ!あたしに関係ない人間がどうなろうと知った事じゃないね!」

まどか「そんな・・・そんな凄い力があるんなら、助けられる限りは助けてあげてよ!」

もう止めて・・・

杏子「あぁ?だったらあんたが契約して魔法少女になって好きにやりゃ良いじゃんか。
意見を言いたきゃ、先ずはあたし達と同じ立場になってみな!」

まどか「解ったよ!私、魔法少女になる!キュゥべえ、契約して!!今すぐ!!」

QB「そんな冷静さを欠いた状態の君とは契約できないよ!」

キリカ「ちょ、ちょっと皆、止めようよ・・・。ど、どうしよう、織莉子・・・」

織莉子「私達が口出ししても治まらないわ・・・」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 13:39:47.60 ID:T33Cj7z40
ほむら「止めて!!」

遂に私は叫んだ。

ほむら「あなた達は・・・何であなた達はそうやって認め合えないの・・・?
誰の所為だとか、誰が悪いとか、そんな事どうでも良い・・・。
皆、一緒に笑い合って幸せに過ごしたいのに・・・」

さやか「・・・」

ほむら「どうして分かり合おうとしてくれないの!?」

さやか「・・・」

ほむら「どうして傷付け合うの!?」

マミ「・・・」

ほむら「あなた達を大切に想う人の事も考えて!いい加減にしてよ!!」

杏子「・・・」

ほむら「あなた達を誰か1人でも失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気付かないの!?
あなた達を守ろうとしてた私はどうなるの!?私に出来る事ならなんだってする!!
だからもう止めて!!止めてよ・・・うっ・・・うううう・・・」

まどか・さやか・マミ・杏子・織莉子・キリカ・ゆま・QB「・・・!!」

まどか「私達は・・・」

さやか「あたし達は・・・」

マミ「暁美さんと・・・」

杏子「何処かで会った事が・・・」

織莉子「ありませんでしたか・・・?」

キリカ「君と・・・」

ゆま「此処じゃない何処かで・・・」

QB「会った事が・・・」

ほむら「そ、それは・・・うっ・・・ううう・・・うわぁああああああああ・・・!!」

私は泣き崩れる。どうしようも無く悲しくて、涙は止まらなかった。

キリカ「・・・行こう、ほむほむ。いっぱい血が出たんだから、落ち着いて安静にしておいた方が良いよ」

キリカが私を支え起こす。

QB「そうだね」

織莉子「・・・あなた達を攻める事が出来るとしたら、ほむらさんだけです。でも、彼女は一切、そんな事を口にしなかった。
それはどうしてか、考えてあげてください。行きましょう」

私は織莉子とキリカに支えられ、キュゥべえと一緒に公園を後にした。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 14:55:30.75 ID:T33Cj7z40
私は学校の屋上ベンチに寝転んで、午前の日差しを浴びながら空と流れる雲を見上げる。授業はサボったわ。
もう今は何もする気にもなれない。私が必死にやって来た事って全部無駄だったのかしら・・・?
私の視界を誰かの顔が遮る。黒髪のショートカットの少女。

キリカ「よーっす、ほむほむ、生きてて安心したよー」

ほむら「私はそう簡単に死ねないの」

私は起き上がって座る。

キリカ「それは良かった!授業はサボりかな?」

隣にキリカが座った。

ほむら「ええ、あなたは?」

キリカ「私がサボるなんて何時もの事過ぎるよーっ!」

ほむら「そう・・・」

キリカ「まどっちとさやさやはどうしたん?」

ほむら「休んでるわ」

私も休めば良かったかしら・・・?

キリカ「ふーん・・・まぁ、昨日の今日だしねぇ・・・」

ほむら「ねぇ、キリカ・・・」

キリカ「ん?」

ほむら「私のやって来た事って無駄だったのかしら・・・?」

キリカ「んー?うーん・・・?むむむ・・・?」

腕を組んでめっちゃ考え込んでる。

ほむら「あの・・・」

キリカ「私には難しい事は解んないけどさ、ほむほむがいなかったら、きっとマミマミやさやさやとは敵になってた。
戦ってどっちが死んでた。今の私だから言える、そんなのは絶対嫌だ!」

ほむら「キリカ・・・」

キリカ「私の告白を聞いて欲しい」

ほむら「はぁ!?」

わ、悪いけど私にはまどかがいるのよ!
そりゃ、あなたの唇を奪ったりしたけど、あれは本気じゃ無かったって言うか、あなたには織莉子がいるんだし・・・!
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 14:56:09.76 ID:T33Cj7z40
キリカ「私はね、君には感謝してる。私は元は何もかもに興味が無かった・・・
いや、それは嘘かな。何にも興味ないフリをして、皆を見下したフリをして妬んでいたんだ」

あ、そういう話・・・

キリカ「誰も私なんかの事を気に留めてくれる人なんていない。そう思ってた時に
織莉子に出会った。一目惚れって言うのかな・・・織莉子が私の全てになった。
そして織莉子の為に、力になりたくて契約して魔法少女になった。
でも、それでも私の本質は変わらなかった。本当の私は嫌われるのが怖くて、友達も恋愛も出来ない、向き合えないいじけた子だった。
それどころかその反動か知らないけど、力を振るいたくて、マミマミやあんこに挑んで返り討ちにあったりした。
日本のあちこちで戦って、調子に乗ってた。心の中で力の無い普通の人を見下してた。
でも、そんな時に君に出会った。覚えてる?君は私に敵わないと解っていて立ち塞がった事、泣きながら、私達に必死に縋り付いて来た事」

ほむら「ええ」

キリカ「誰かの為にああやって必死になっていた君を見て私は興味を持った。
私と似ているようでそうじゃ無かった。
初めて織莉子以外の人に興味が出来て、君の周りの人の事も気になって、仲良くなれた。
毎日が凄く楽しくなった。この力を使う意味も見出せた。
ほむほむ、私に大切な事を教えてくれてありがとう」

キリカはにっこりと笑う。

ほむら「キリカ・・・」

まさか、過去の時間軸で一度敵対しただけの彼女とこうやって分かり合えるなんて思ってもみなかった。

キリカ「君がやって来た事が無駄だったなんて絶対に無い。少なくとも私は変われた、昨日命を救われた。
私は恩人には絶対に尽くす。ほむほむ、私は無条件で君の味方だ。私にして欲しい事、出来る事があれば何でも言って欲しい」

私は・・・私は、遂に彼女と絶対の信頼をおける仲間になれた・・・。

ほむら「じゃあ、お願いがあるの。私の大事な人達を護って。そして例え何があっても絶対に死なないって約束して」

キリカはそれに片目を閉じて答える。

キリカ「解った、約束するよ」

私の閉じた目から涙が筋となって零れた。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 14:56:43.15 ID:T33Cj7z40
ちょっとガメラ2見たいので、一旦止めます
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/23(日) 15:35:04.37 ID:T33Cj7z40
>>29

書き溜めてからの方が良いのかな?
こっちはどちらでも良いけど、待ってくれてる方には早く読んで欲しいなーと
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/23(日) 20:01:59.63 ID:QF+QnGdAO
>>42
書き溜めだろうとリアルタイムだろうと皆が楽しんでる事に変わりはないよ
自分はこの作品が最近で一番の楽しみだし、作者さんがやりやすいように投下してくれればいいよ
因みに自分は待ってる時間も楽しいからリアルタイムでもOK


リアルタイムの方が貰えるレスは増えるだろうしね
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/23(日) 20:04:24.58 ID:QF+QnGdAO
ミスった…
自分にレスしてどうするよ俺…

わかると思うけど今のところは>>42じゃなくて>>41
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 20:54:28.00 ID:T33Cj7z40
戻りました。
ガメラ2見たらガメラとレギオンを出したくなってしまった・・・。

>>42

ありがとう、楽しんでるって書いてもらえると凄く嬉しい。
じゃあ、これまで通りリアルタイムで行きます。

再開します
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 20:54:54.04 ID:T33Cj7z40
ほむら「うーん・・・うん・・・?」

私は屋上のベンチで目を覚ます。キリカが中に戻った後、寝転んでそのまま眠ってしまったみたいね。
起き上がって立ち上がる。

ほむら「痛たたたたた・・・」

硬いベンチの上で寝ていたから、身体のあちこちが痛い。身体を適当に動かしてほぐす。
時間はそろそろ下校の時間。下を見るとちらほらと帰る生徒やグラウンドで部活をしようと出る生徒。
私も帰ろうかしら。私は校内に戻って教室にカバンを取りに行く。そして校門の前。

ほむら「マミ?」

マミが待っていた。

マミ「暁美さん、うちに寄って行って欲しいの」

ほむら「ええ、良いわよ」

マミホーム。

マミ「どうぞ」

ほむら「お邪魔します」

私の前に紅茶とケーキが置かれる。

マミ「暁美さん・・・その・・・」

ほむら「何かしら?」

マミ「昨日は本当にごめんなさい」

ほむら「何に対して謝ってるの?」

マミ「色々よ・・・全部。許してくれるかしら?」

ほむら「許すも何も、私は別に怒っていないわ。あなたは暴走したガイガンを止め、襲って来たゆまと戦った。
ゆまがあなたを[ピーーー]つもりで攻撃して来たのなら、あなたもゆまを殺そうとしてもそれは当然の事。
私を撃った事に関してなら、あれは私が撃たれると解っていて庇っただけの事。あなたは悪くない」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 20:59:00.94 ID:T33Cj7z40
マミ「でも、あなたの気持ちも考えず、鹿目さんや美樹さんに酷い事を言ってしまったわ」

ほむら「あなたの言っていた事は間違いではないわ。寧ろ正しい。
まどかの私達への同行を認めたり、さやかのソウルジェムを壊す原因となったスタンガンを渡したのは私。
私にも昨日の件は責任がある」

マミ「あなたは本当に凄いわ・・・あんな事があったら、誰かの所為にしたくなるのは当然なのに。
あなたはどんな時も決して弱音を吐かないし、諦めないし、格好なんか気にせず必死に私達を助けてくれる。
私の1年前といえば、普段は無理してカッコ付けてたけど、魔法少女の事なんか誰にも相談できないし、どうして私がこんな事をしなきゃいけないのって、周囲を攻めたい気持ちでいっぱいで弱音を吐いてた。
何人もの魔法少女がこの街を狩場にしようとして襲って来て、魔法少女の仲間なんて出来ないと思ってた。
1人ぼっちで泣いてばかりだった・・・あなたの方がよっぽど大変な目に合ってるのにね」

ほむら「あなたはもう1人ではないわ。私だけじゃなくさやかや織莉子、キリカもいるし、杏子とゆまもきっと仲間になってくれる。
それにまどかもいる」

マミ「そうね・・・そうなんだよね・・・こんなに仲間がいるのも、私が生きているのも全部あなたのお陰だわ。
私、あなたが一緒に戦ってくれるって言ってくれた時は本当に嬉しかった。
それに美国さんや呉さんを説得してくれたのはあなただったし、美樹さんを助けてくれたのも、あなただった。
あなたがいなかったら、私も美樹さんも、きっと生きていない。美国さんや佐倉さんと戦って命を落としていたわ。
だから改めて言わせてもらえる?ありがとう」

ほむら「それは私がしたかったら、そうしただけ。お礼を言われる事じゃ無いけれど・・・どういたしまして」

マミが私の両手を握る。

マミ「暁美さん・・・あなたの行動は何時も見返りを求めてのものではないし、何の打算も無い。
前からあなたの事は信じていたけど、今回で確信したわ。あなたは私達を決して裏切ったりしない。
だから私も誓う。あなたを絶対に裏切ったりしない。頼りない私だけど・・・信じて」

ほむら「私は前からあなたには全面の信頼を寄せていたわ。それにあなたは頼り無くなんか無い。私の憧れの先輩よ」

マミの目から涙が零れた。

マミ「参ったなぁ・・・まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのにな・・・やっぱり私駄目な子だ」

ほむら「あなたは駄目なんかじゃないわ。あなたの戦う姿勢は、この世界の魔法少女にとって指標となるべきものの筈よ。
でも、その所為で無茶して命を落としたりはしないで。お願いだから」

マミ「無茶をするなってあなただけには言われたく無いけど、解ったわ。あなたを置いて逝ったりするもんですか」

ほむら「ありがとう、マミ」

マミ「お礼を言うのはこっちの方なんだけどね」

マミがくすっと笑う。マミも、前からそうだったけど、本当の仲間になってくれた・・・嬉しい・・・本当に嬉しい。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/23(日) 21:13:58.19 ID:E9Bmz6u00
>>44
ウルティメイト・プラズマの設定とか使えそうだからいいんじゃない?
ゴジラシリーズの怪獣との体重差が凄まじいけど・・・。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/23(日) 21:18:36.48 ID:E7nPqPyq0
ゴジラ世界のスーパーメカだったら自衛隊より強いから・・・レギオン逃げてー!
角折られるどころじゃないと思う
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 21:24:11.54 ID:T33Cj7z40
>>47

今の所どうするか考えてる。
出すにしても体重はこっちでガメラ怪獣の方を設定付ける。

>>48

レギオン意外と脆いかった・・・。
携行火器で甲羅周りの爪が折られてたし
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 21:26:17.85 ID:T33Cj7z40
さやホーム、さやルーム

さやか「・・・」

さやかはベッドに潜って、青く輝く自分のソウルジェムをぼんやりと眺めている。

さやか「(昨日、あんな事言っちゃって・・・あたし、どんな顔してまどかやほむらに会えば良いのかな・・・?
マミさんにもすっごい迷惑かけちゃったし・・・あたしって・・・ほんとバカ)」

杏子「(何時までもショボくれてんじゃねーぞ、ボンクラ)」

突然、杏子の声が頭の中に聞こえて来た。

さやか「(あいつからのチャント!?)」

さやかが部屋のカーテンを開けて下を見ると、マンションの花壇に座ってリンゴの入った袋を脇に置いて、リンゴを齧る杏子の姿を見付けた。

杏子「(ちょいと面貸しな、話がある)」

さやかは着替えて外に出る。

杏子「よお、今日は学校サボりかー?この不良」

さやか「学校に行ってないあんたに言われたく無いわよ。で、話って何?」

杏子「あんたにあたしが戦う理由ってのを教えてやろうと思ってね」

さやか「私利私欲の為なんじゃないの?」

杏子「!!」

杏子がさやかに跳びかかり、両手で襟を掴んで締め上げる。

杏子「二度とあたしにそれを言うんじゃねぇ。今度こそ[ピーーー]ぞ」

周囲の目が2人に注がれる。

杏子「・・・!」

杏子はさやかを降ろす。

杏子「・・・悪い。それを言われると、ついカッとなっちまう。隣地区に行くから、駅行くぞ」

歩き出す杏子にさやかが着いて行く。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 21:30:29.93 ID:T33Cj7z40
電車内

杏子に少し離れた場所にさやかは座る。ぼんやりと窓から流れる景色を見ていたさやかだが、中心街の駅で乗って来た2人の男の会話を聞いた。

ショウ「言い訳とかさせちゃダメっしょー、稼いできた分はきっちり全額貢がせないと。女って馬鹿だからさぁ、ちょっと金持たせとくとすぐ、くっだらねぇことに使っちまうからねぇ」

ホスト「いや〜ほんと女は人間扱いしちゃダメっすねぇ。犬かなんかだと思って躾けないとね。
アイツもそれで喜んでる訳だし、顔殴るぞって脅せば、まず大抵は黙りますもんね」

ショウ「けっ、ちょっと油断するとすぐ付け上がって籍入れたいとか言いだすからさぁ甘やかすの禁物よ 。
ったくテメーみてーなキャバ嬢が10年後も同じ額稼げるかってーの。身の程わきまえろってーんだ。なぁ?」

ホスト「捨てる時もさぁ、ホントウザいっすよね。その辺ショウさん巧いから羨ましいっすよ。俺も見習わないと」

さやか「(何あいつら・・・最低)」

杏子「(気に入らねーか?)」

杏子からのチャント。

杏子「(気に入らねぇよな?)」

さやか「(そりゃあね・・・あんな話聞いて少なくとも女性で気分が良くなる人はいないわよ・・・)」

杏子「(でもさぁ、解ってんのか?あんたが守りたい皆ってのには、あんなクズ共も含まれてんだよ?)」

さやか「(!!)」

杏子「(あんた、あんなクズを守る為に命賭けて戦えるか?あたしは無理だ)」

さやか「(・・・)」

杏子「(ま、皆を守る前に、あんなクズを排除しておくってのも1つの手ではあるけどな。
あいつらが気に入らないなら、折角手に入れた魔法でさぁ、精製した剣でバッサリ切り殺しちまいな。
魔法で作った剣は直ぐに消え去って証拠は残らない。死体はガイガンの光線で焼いて消し炭にでもすりゃあ、どうだ?
気が引けるってんならあたしの狩場の怪獣のエサにしてやろうか?そうすりゃあ、無駄にもならないしな。
マギカの事は気にする必要ないさ。多数を助けりゃあ、多少は死んで良いとか考えてるんだぜ?
1人2人が魔法少女に殺されようと気にも留めやしないよ)」

さやか「(良い・・・そんな事しても何にもならないし。ていうか、あんた気に入らない奴は皆殺してるの?)」

杏子「(んな訳あるかよ。あたしが人間で[ピーーー]のは、あたしの邪魔をする奴と、
あたしを殺そうとする奴、あたしに言っちゃならない事を言った奴、
あたしの守りたいものを傷付けようとする奴だけだ)」

さやか「(あんたの守りたいもの・・・あのゆまって子?)」

杏子「(まぁな。それだけじゃないけど、今日はそれ含めて話してやる)
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 22:07:44.97 ID:T33Cj7z40
あんホーム

杏子が案内したのは、古びた大きな教会だった。柵にはつるバラが巻き付いて咲いている。

さやか「教会・・・するとあんた、神父の娘だったの!?」

杏子「・・・意外だろ?」

さやか「うわぁ・・・意外、すっごい意外、意外過ぎ、めっちゃ意外」

杏子「連呼すんな!!」

???「あ、お姉ちゃんお帰りなさい」

杏子より一つか二つ年下の少女が一人、杏子を見付けて歩いて来た。
杏子と同じ髪色で、髪型は二つに別れた三つ編み。

杏子「よう、モモ、ただいま」

モモ「その人は誰?お姉ちゃんのお友達の人?」

杏子「まぁ、そんなもんだ」

モモ「そう。始めまして、私は佐倉杏子の妹で、佐倉モモと言います」

モモがさやかに頭を下げる。

さやか「あ、始めまして、美樹さやかです・・・」

さやかも頭を下げる。

杏子「モモ、ゆまは?」

モモ「ゆまちゃんなら、夕食の準備の手伝いをしてるよ。
美樹さん、何もおもてなし出来ませんが、ゆっくりして行ってください」

さやか「ご、ご丁寧にどうも・・・」

モモ「では、私はやる事があるので失礼します」

モモはまた一例して歩いて行った。

さやか「出来た妹だ・・・」

杏子「だろー?」

自慢げな杏子。

さやか「うわぁ・・・意外、すっごい意外」

杏子「それはもう良い!!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/23(日) 22:53:20.90 ID:qwUvqIJN0
お、杏子の家族生きてるのか
よかったなあ本編みたいなことになってなさそうで
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/23(日) 22:54:24.27 ID:qwUvqIJN0
お、杏子の家族生きてるのか
よかったなあ本編みたいなことになってなさそうで
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/23(日) 22:56:04.13 ID:qwUvqIJN0
お、杏子の家族生きてるのか
よかったなあ本編みたいなことになってなさそうで
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/23(日) 22:59:15.22 ID:qwUvqIJN0
すまん盛大にしくじった
本当にスマン
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/23(日) 23:00:48.38 ID:EegCP1qGo
落ちつけ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/23(日) 23:02:26.76 ID:11II3+e7o
>>56
大丈夫だとっても大事な事だからな3回くらい言っても問題ない
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/23(日) 23:06:53.22 ID:5Ihwhrj20
せっかくだけどガメラは出さないでほしいな…
確かにゴジラとの共演は見たいけど多重クロスは難しいし、ゴジラとガメラは荒れやすいし何より変なのがやって来やすい。
前スレでもガメラの話題で荒れかけてたし、本編に出ると絶対にどっちが強いとかで荒れる。
このままゴジラ怪獣のみで見たい。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/23(日) 23:08:54.79 ID:5Ihwhrj20
せっかくだけどガメラは出さないでほしいな…
確かにゴジラとの共演は見たいけど多重クロスは難しいし、ゴジラとガメラは荒れやすいし何より変なのがやって来やすい。
前スレでもガメラの話題で荒れかけてたし、本編に出ると絶対にどっちが強いとかで荒れる。
このままゴジラ怪獣のみで見たい。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/23(日) 23:14:41.06 ID:5Ihwhrj20
ごめん、こっちも調子悪いわ…
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/10/23(日) 23:16:38.11 ID:lkPsvovAO
大事な(ry
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 23:18:45.13 ID:T33Cj7z40
中に入ろうと教会の裏に回ると、ベージュ色のネコがいた。

KB「ん?生きてたか、マゾヒストちゃん」

キーべえだった。

さやか「あんたは・・・」

杏子「奴はここの地域のインキュベーター、キーべえだ」

KB「怪獣暴走させてんじゃねーよ。ったく・・・一体誰が止めると思ってんだ?
俺ぁやんねーけどなぁ」

さやか「その・・・」

杏子「もうその事は良いんだよ。つか、うちに来んな!テメェに食わせる飯はねぇぞ!」

KB「そんな事言うなよ。もういっぺん言うけどよ、誰がその力を発現してやったと思ってンだ?
俺に多少は感謝してもバチは当たんねーぞ」

杏子「ちっ・・・勝手にしやがれ」

KB「んじゃ、ちょいと失礼して頂きに行くとするか」

杏子が教会の裏の開いているドアを開けて入ると、キーべえも入って廊下を駆けて行った。

さやか「何あいつ・・・最悪」

杏子「あたし達魔法少女を怪獣を倒す道具扱いしてやがる外道だ。
あんたんとこのキュゥべえと代えてくれよ」

さやか「こっちのは変態だよ?」

杏子「それも嫌だな・・・」

廊下を歩いていると、神父服の一人の男性が反対側から歩いて来た。

杏子父「おかえり、杏子」

杏子の父親の神父だった。

杏子「あぁ、ただいま」

杏子父「そちらの方はお友達かな?」

杏子「そんな所だ」

さやか「美樹さやかです、始めまして」

さやかが頭を下げる。

杏子父「杏子の父親です。仲良くしてやってくださいね」

杏子の父も頭を下げる。

さやか「あ、はい・・・」

杏子父「では、失礼」

杏子の父は廊下を歩いて行った。

杏子「あたしの親父さ」

さやか「優しそうな人だったね」

杏子「ああ、正直過ぎて、優し過ぎる人だ。毎日新聞を読む度に、涙を浮かべて真剣に悩んでるような人でさ。
教義も思いやりに満ちてて、信者の足は途絶えないし、結構布施もある。
で、ある日、怪獣の被害で家族を失った孤児を引き取るようになった。
勿論、金は直ぐに底を尽いたよ。あたし達は一家も孤児たちも食うにも事欠く有様だった。
だから、キーべえに頼んで魔法少女になった。あたしは、あたしの家族達の為に戦ってるのさ。
あたし達が食っていくには金が要る。モモやゆま、孤児達の養育費も掛かる。
布施だけじゃ全然足りない。普通に怪獣狩っても中々ね・・・だから、狩場で怪獣を大きく、強くしてから狩ってる。
あたしは心に誓ったんだ。この力は、全て自分の守りたいものの為に使い切るって。
そりゃ、報酬の中からほんの少しは自分の為に使ってるさ。
でもあたしは一度だって、自分の為だけにこの力を使ったことは無い」

さやか「・・・」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/23(日) 23:25:27.31 ID:T33Cj7z40
>>53

欝展開は原作だけで十分

>>59

少なくともこの今書いてる本編では出さないと思う。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/23(日) 23:32:58.96 ID:eEyamCQAO
>>60
こう言う人って何で一々余計な事を書くんだろ
作者が出してみたいんだったら外野が言うべき事じゃないのに
どっちが強い?にならないようにゲストキャラっぽく使うとか色々有るじゃん
だいたいゴジラ作品内ですらどっちが強いは有るし、それもまた楽しみ方の一つだろ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/23(日) 23:51:24.54 ID:gT87OPeIO
ガメラシリーズっていい怪獣多いよな。ギャオスは数が多いかませでレギオンは下っ端が沢山いるボスキャラでイリスは魔女化みたいな感じで


ガメラは出してもいいと思う。ゴジラと直接戦わせる訳じゃないんだし
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/23(日) 23:53:17.89 ID:13L+npgAO
SSの方は皆の仲が良くなりかけてるのにこっちで争ってどうすんのさ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/23(日) 23:58:20.49 ID:13L+npgAO
あとガメラの怪獣も好きだけど個人的にはゴジラの世界観に合わない気がする
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/23(日) 23:58:52.77 ID:QF+QnGdAO
どっちでもいいわ
出すか出さないかは作者さんに任せるだけだ、俺らはただ楽しんで読んでりゃいいんだよ
本当にこの作品楽しんでるんだから荒れるような書き込み自重しなよ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 00:23:25.75 ID:UWzy2Qh30
さやか「それが・・・あんたの戦う理由」

杏子「そうさ、解ってくれたかい?」

さやか「あんたの事・・・色々と誤解してた。その事はごめん。あんたにとんでも無く失礼な事言っちゃった。
本気で怒って当然だよね。あたしバカだからさ、あんたの話をちゃんと聞けば良かった。そしたらあんな事にはならかったのに・・・」

杏子「言わずにブチ切れたあたしも悪い。もうこの話は終わりな。
良けりゃもうちょっと付き合ってくれ」

さやか「解った、良いよ」

杏子とさやかは、教会の台所へ。そこでは、夕食の準備をする杏子の母親とゆま。

杏子「お袋、ゆま、ただいま」

杏子母「あら、お帰りなさい」

ゆま「キョーコ、お帰りー!」

さやか「お邪魔してます、美樹さやかです」

杏子母「いらっしゃい、杏子のお友達の方かしら?」

さやか「そんな感じです」

杏子はリンゴの入った袋を置き、一つをさやかに投げて渡す。

杏子「食うかい?」

さやか「ありがとう、もらうよ」

リンゴを齧るさやか。

杏子「へへっ」

杏子も一つリンゴを食べる。

さやかと杏子はリンゴを食べながら廊下を抜けて教会のホールへ。そこでは引き取られた孤児たちが楽しそうに遊んでいる。
それを眺めながら杏子はさやかに続ける。

杏子「幸せってのはな、所詮誰かの不幸や犠牲の上にしか成り立たないんだ。
そうして差し引き0にして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。
あたしの家族や、ここの孤児を幸せにする為にあたしは戦ってる。その為に不幸になったり、犠牲になる奴がいても、あたしの知った事じゃない。
そこまで面倒見るような力は無い。大事なものを守るってのはな、簡単な事じゃないんだよ。
あんたも何処までは守る、後は知った事じゃ無いってはっきり線引きすりゃあ良い」

さやか「あんた・・・みたいに?」

杏子「そうさ。あたしはその事を弁えてるが、あんたは今も間違い続けてる。見てられないんだよ、そいつが。
これはあんたの知ってる巴マミや美国織莉子もやってる事だ。魔法少女で正義の味方やりたいなら、やりゃあ良いさ。
でもな、それでも全てを守るなんて不可能だ」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 00:49:05.06 ID:UWzy2Qh30
さやか「何で・・・そんな話をあたしに?」

杏子「そこの所を間違いって戦い続けてたら・・・死ぬからだよ」

さやか「・・・なんで、あたしの心配なんてしてるの?あんたは自分の家族や、あの子達の為に戦ってるんでしょ?」

杏子「あたし達は魔法少女だ。他に同類なんていない。仲間・・・じゃんか」

さやか「仲間・・・」

杏子「それに、あのほむらって奴のことも考えてやれよ。あいつが何であたし達の為に、あそこまで必死になってくれるのかはあたしだって解らない。
でも、昨日は生命力を能力が使えなくなるまで使ってあたし達を助けてくれたし、ゆまを命賭けで庇ってくれた。
ありゃ、生半可な覚悟で出来る真似じゃない。それに昨日、公園で必死に訴えて来たの、覚えてるだろ?」

さやか「う、うん・・・」

杏子「あたしは嘘を見抜くのは得意だ。ほむらは嘘なんか吐いてない。あたし達を大事に思ってくれてるのは本心だと思う。
あいつと会ったばかりだってのに、大事だとか仲間だとか言われたよ。
その時は信用してなかったが、今は信用してる。あいつが良い奴だってのは、一緒にいたあんたの方がよく解ってるんじゃないのか?」

さやか「うん・・・そうだ・・・あたし、ほむらに謝らなきゃ!あの子の気持ちも考えないで、まどかやあんたに酷い事言っちゃった・・・」

杏子「あたしの事はもういい。でもほむらにはちゃんと謝りなよ。あたしもゆまも謝りに行く」

さやか「そう言えば、あのゆまって子も孤児なの?」

杏子「まぁな。怪獣に襲われて家族を殺されちまった。その家族はゆまを虐待するようなクズだったから、それが良かったのか悪かったのか・・・
ともかく、此処の教会で引き取る事になったんだ。
で、あたしが宇宙から来たキングギドラとの戦いで死に掛けた時に契約して魔法少女になって助けてくれた」

さやか「そうなんだ・・・」

杏子「あたしの事が気に入らないってんなら、もうあたしに関わるな。争い合うのは止めにしよう」

さやか「そうだね・・・ねぇ、杏子、此処であたしに何か出来る事は無いかな?」

杏子「?」

さやか「そうだ!あたしも此処で手伝わせてよ!あんたの怪獣退治にも協力する!」

杏子「手伝うって・・・家とか学校とかどうするんだよ!?」

さやか「家はあたしが説得する!学校は此処から電車で通えば良いよ!
怪獣を倒すのも協力すれば、その方が被害は少なくなるし・・・よし、決めた!
あたし此処であんたを手伝う!」

杏子「いや、勝手に決めんなよ!」

さやか「大丈夫!今からあんたの両親に手伝わせてもらえるよう、頼んで来るから!」

杏子「何が大丈夫なんだよ!?」

さやか「さやかちゃん、行きまーす!」

杏子「聞けよ!」

さやかはホールから中へ通じるドアを開けて入って行った。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 00:52:06.17 ID:UWzy2Qh30
今日は此処までです。
読んでくださった方、レス下さった方、本当にありがとう。
ガメラ怪獣は、この本編では出さないつもりです。
では、明日。
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/24(月) 01:22:53.91 ID:e3A6bEtAO
乙です
この作品は毎日の楽しみ
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/24(月) 01:43:12.46 ID:g13o1is60
乙!
さやかと杏子がちゃんと和解してくれたから今日は安心して寝られるぜ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 02:16:35.37 ID:X6c/QoKDO

デストロイあんこのスタンスは
一家心中の結果じゃなく、家族を守るための決意から来てたのな
怪獣はいても、奇跡と魔法はなかったことが、よかったのか悪かったのか

次回も楽しみにしてます
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/24(月) 04:21:53.97 ID:Ho7TS1GAO
>欝展開は原作だけで十分
マジでそう思う。
いや、しっかり作り込まれた欝モノも好物だけどw
できるかぎり大団円、ハッピーエンドが見たいよね。
あんこ家族救済の技法に前俺が泣いた。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/10/24(月) 04:37:13.15 ID:j4fX5HCe0
乙です
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/24(月) 06:46:10.20 ID:y/Yrmo8xo
お疲れ様でした。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/24(月) 09:39:10.60 ID:6NfZqOLBo
天怒爆突は「てんぬばくとつ」らしいぞ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/24(月) 10:31:40.72 ID:1e5xEV9AO
>>79
なんでそんな読みにくいのにしたんだろ
なんか厨二くせぇなww
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/24(月) 20:01:15.93 ID:FbAg8SUJ0
ゴジラは大分強い野良怪獣って扱いか
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/24(月) 20:03:21.59 ID:qbiTvfOU0
というかゆま、初戦闘でキングギドラ撃退したのか!?
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 20:41:45.83 ID:UWzy2Qh30
ロリこんばんは。
かずみマギカ1巻がどっか行った・・・。

>>73

そういう言葉はとても嬉しい

>>76

前も書いたけど、欝よりも燃えと萌えそして友情、愛情、変態を書きたい。

>>79

そうなんだ・・・劇中に技名なんて登場しないのに、何でそんな読み方に・・・

>>81

大分というか、相当強い

>>82

キングギドラにあんことデストロイア集合体が瀕死にされる。
ゆまがあんこ回復してあんこ覚醒、デストロイアが完全体に進化してキングギドラ撃破、という流れ

再開します。3と70の修正から
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 20:43:12.24 ID:UWzy2Qh30
3の修正



杏子「ハァ、ハァ・・・くっそ、まだかよ・・・!」

杏子の消耗は激しい。片膝を突いて息を荒げる。
デストロイアとデスギドラは、連携して一時、ゴジラ2体を倒せる寸前まで追い詰め、
オキシジェンデストロイヤーレイと大三重渦撃砲でトドメを刺そうと撃ち込んだ。
だが、その時に2体のゴジラの身体に赤い閃光が走り、2体からの光線攻撃を吸収、
自らの放射火炎として合成して撃ち返した。
デストイアとデスギドラはそれで多大なダメージを受け、形勢は逆転。
この潜在能力の高さこそがゴジラ最大の脅威だった。

ゴジラ(ミレニアム)「ガアアアアアーーウ!!」

デストロイア(集合体)「コオオオオオオオウ!!」

ゴジラがデストロイアの左肩の触手を赤い熱線で破壊する。
既にデストロイアは完全体の状態を保てなくなり、集合体で戦っており、ゴジラ相手に圧倒されている。

まどか「だ、大丈夫!?」

まどかが杏子に駆け寄る。

杏子「この程度、屁でもねぇ・・・巻き込んでしまって済まないね。離れときな、危ないぞ!」

杏子がまどかを突き飛ばす。

まどか「きゃっ!?」

まどかのいた場所に岩が落下して来た。

ゴジラ(VSキングギドラ)「グアアアアアアーーウ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

ゴジラがデスギドラの首を掴んで持ち上げ、地面に何度も叩き付ける。

キリカ「あーもう!幾ら何でもタフ過ぎるよ、ゴジラ!・・・っ!」

キリカががくりと膝を突く。

さやか「キリカ、あんた脚、怪我してる!すっごい血出てるよ!動いちゃ駄目だよ!!」

キリカ「嫌だね!」

さやか「早く手当てしないと失血死するかも知れないじゃん!?良いからじっとしてて!」

キリカ「嫌だ!」

さやか「何で・・・?」

キリカ「質問は受け付けない。私に対する全ての要求を完全に拒否する!」

立ち上がるキリカ。

さやか「何言ってるんだよ、バカ!!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 20:45:22.60 ID:UWzy2Qh30
70の修正



さやか「それが・・・あんたの戦う理由」

杏子「そうさ、解ってくれたかい?」

さやか「あんたの事・・・色々と誤解してた。その事はごめん。あんたにとんでも無く失礼な事言っちゃった。
本気で怒って当然だよね。あたしバカだからさ、あんたの話をちゃんと聞けば良かった。そしたらあんな事にはならかったのに・・・」

杏子「言わずにブチ切れたあたしも悪い。もうこの話は終わりな。
良けりゃもうちょっと付き合ってくれ」

さやか「解った、良いよ」

杏子とさやかは、教会の台所へ。そこでは、夕食の準備をする杏子の母親とゆま。

杏子「お袋、ゆま、ただいま」

杏子母「あら、お帰りなさい」

ゆま「キョーコ、お帰りー!」

さやか「お邪魔してます、美樹さやかです」

杏子母「いらっしゃい、杏子のお友達の方かしら?」

さやか「そんな感じです」

杏子はリンゴの入った袋を置き、一つをさやかに投げて渡す。

杏子「食うかい?」

さやか「ありがとう、もらうよ」

リンゴを齧るさやか。杏子も一つリンゴを食べる。

杏子「あむ・・・こっちだ、行こう」

さやかと杏子はリンゴを食べながら廊下を抜けて教会のホールへ。そこでは引き取られた孤児たちが楽しそうに遊んでいる。
それを眺めながら杏子はさやかに続ける。

杏子「幸せってのはな、所詮誰かの不幸や犠牲の上にしか成り立たないんだ。
そうして差し引き0にして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。
あたしの家族や、ここの孤児を幸せにする為にあたしは戦ってる。その為に不幸になったり、犠牲になる奴がいても、あたしの知った事じゃない。
そこまで面倒見るような力は無い。大事なものを守るってのはな、簡単な事じゃないんだよ。
あんたも何処までは守る、後は知った事じゃ無いってはっきり線引きすりゃあ良い」

さやか「あんた・・・みたいに?」

杏子「そうさ。あたしはその事を弁えてるが、あんたは今も間違い続けてる。見てられないんだよ、そいつが。
これはあんたの知ってる巴マミや美国織莉子もやってる事だ。魔法少女で正義の味方やりたいなら、やりゃあ良いさ。
でもな、それでも全てを守るなんて不可能だ」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 21:32:33.97 ID:UWzy2Qh30
夜、まどホーム、まどルーム。

まどか「・・・」

まどかはベッドの上で膝を抱えて座っていた。

コンコン

窓か軽く叩かれる。

QB「入って良いかい?話があるんだ」

ネコに擬態しているキュゥべえだった。まどかは窓を開けてキュゥべえを部屋に入れる。

QB「元気・・・無いね・・・」

まどか「だって、私・・・何も出来ないのに、余計な事して、さやかちゃんのガイガンが暴走して、キリカちゃんや杏子ちゃんに迷惑かけて、ほむらちゃんが酷い怪我して・・・」

QB「う、うーん・・・昨日の件は色々な偶然が悪いほうにばかり転がった結果といえるけどね。
先ず、さやかが杏子を怒らせるような事を言ってしまった。
それを君が見付けて、戦闘を止めさせようとスタンガンを撃ったら、偶然ソウルジェムを壊してしまった。
そして暴走したガイガンを止めたマミをゆまが勘違いして襲ってしまった。
杏子がちゃんと連絡してなかったからね。
それに一般人の君へは魔法少女の事で何かあっても、何か責任を追及されるという事はない。
もし、ガイガンがあのまま暴れていても、杏子の地域で起こった事だから、彼女とキーべえの責任と言う事になる。
君に誰も責任を求めたりしないから、気にしなくて良いよ」

まどか「そんな風に、全然割り切れない・・・もし、マミさんが間に合わなくてガイガンが暴れていたら、沢山の人が犠牲になってた・・・私の所為で」

QB「更に突き詰めて言えば、君の同行に目を瞑り続けていたボクにも責任の一端がある。
そんな君にソウルジェムの破損について説明をしていなかったしね。君が其処まで気に病む必要は無いよ。
それに暴走したガイガンはマミが止めた。犠牲者はいなかったし、被害も殆ど無かっから良いじゃないか。
結果よければ全て良しって言うしね」

まどか「そんな風に言ってくれるなら、やっぱりあなた、私達の味方なんだね。ありがとう」

QB「ボクは何時でも可愛い娘の味方さ!あ、お礼は君が今履いてるパンツで良いよ」

まどか「・・・」

QB「キュべぇぇぇぇ・・・ちょっと元気になってくれたみたいだけど、首を絞めないでくれるかい・・・?」ギリギリ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/24(月) 21:40:14.75 ID:7Pjz4TxX0
やっぱりQBはQBだった
和ませてくれるけど
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 21:58:45.88 ID:UWzy2Qh30
まどか「ねぇ、キュゥべえ」

QB「手を離して・・・」ギリギリ

まどか「ほむらちゃんは前は何処にいて、何をしてたのかな?」

QB「ハァハァ・・・ボクが何処かに逝っちゃいそうだったよ・・・。
それは前も言ったとおり解らない。彼女は契約したはずが無いのに魔法少女だし、バトラは彼女だけが身に宿す謎の怪獣だ」

まどか「ほむらちゃんは言ってたよ。今まで数えるのを諦めるくらい仲間や友達が死んだのを見て来たって・・・」

QB「それが本当だとしたら・・・いや、本当だろう。彼女はボク達が想像も付かないような絶望や凄惨な経験をして来たんだと思う。
それでも仲間を助ける事を諦めようとしていない。その意思の強さと覚悟は、凄いなんて控えめな表現だよ」

まどか「それで今度こそ仲間を守るって。どうしてあんなに私達の為にしてくれるんだろう?
いっぱい戦って、いっぱい傷付いて、私はいっぱい迷惑かけてるのに・・・とっても優しいし、何回も命を救ってくれた」

QB「そうだね・・・その理由も解らないけれど・・・まどか、これはボクの推測だが、彼女は別の世界から来たのかも知れない」

まどか「えっ?」

QB「そう考えると辻褄が合う部分が多いんだ。
彼女は魔法少女でありながら、この世界の魔法少女の使役する怪獣やソウルジェム、グリーフシードについて全く知らないようだった。
インキュベーターとの契約記録が何らかの理由で抹消されていたとしても、契約した時に詳しく説明するから、魔法少女が重要な事柄について知らないなんて有り得ない。何より本人が困る」

まどか「でも、別の世界へ行く・・・えっと、世界線移動って言うんだっけ?そんな事可能なの?」

QB「勿論、そんな事は科学では有り得ないと言い切れる。
だが、彼女の世界には、それを可能にするものがあったとすればどうだろう?例えば・・・」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 22:03:20.82 ID:UWzy2Qh30
まどか「魔法?」

QB「そう。彼女の固有能力、時間停止なんて今の科学技術では・・・いや、恐らく今後も不可能だろう。
もう、あの能力は魔法としか言いようが無い。
他の皆も固有能力を持っているけど、全て量子変換技術を始めとする科学の応用に過ぎない。
例えば、マミの治癒能力は自分の生命エネルギーを消費して、治癒対象の傷の体組織の複製を精製して治してる。
ほむらに似たようなキリカの能力は、敵の運動神経や感覚神経を鈍らせ、機械の機能を阻害するナノマシンの粒子を精製して広範囲に撒いているんだ。
因みに空気の粒子より小さいから、風で飛んだりする事は無い。
ほむらの能力はどんな科学技術を持ってしても説明が出来ない」

まどか「じゃあ、本当にほむらちゃんは別の世界から来た人なの!?」

QB「でもそうだとしても、疑問が残る。ほむらは少し前まで心臓の病気で入院していたと言ったね。
マギカで調査してみた結果、確かに暁美ほむらという人物はずっと心臓の病気で入院していたよ。
かなり重かったようだ。勿論、どこかの国で傭兵をやっていたりしなかった」

まどか「(傭兵ってまだ引っ張るんだ・・・)ひょっとして、その人とほむらちゃんが入れ替わった?」

QB「うーん、その可能性は無いと思うよ。DNAした結果、今の暁美ほむらと、以前の暁美ほむらのDNAは一致した。
100パーセント同一人物だ。言っておくけど、ほむらに双子の姉妹はいないよ」

まどか「うーん・・・謎だらけの人ほむらちゃんか・・・」

QB「でも、彼女が何者かなんて、それは重要な事じゃないんじゃないかな。
ほむらは今までボク達を何度も我が身を顧みず、命を賭けて救ってくれた。信頼のおける仲間だ」

まどか「そうだね・・・」

QB「何にせよ、彼女が味方である事は疑いようの無い事実だ。ボクはほむらと共に戦う同胞である事を心から誇りに思う」

まどか「キュゥべえ・・・」

QB「ともかく、早く皆に元気な顔を見せてくれ。待ってるからね!」

まどか「うん、明日学校行ってほむらちゃんとさやかちゃんに謝るね」

QB「・・・」ゴソゴソ

まどか「私の布団に入ろうとしないでくれるかな?」ポイッ

窓を開けてキュゥべえを外に放り捨てるまどか。
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 22:30:27.76 ID:0m8QbKmLo
このべえさんなら許せる
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 22:41:34.25 ID:UWzy2Qh30
次の日、朝、通学路

さやか「ほむらー!」

私が歩いていると、さやかが声を掛けてきた。

ほむら「おはよう、さやか」

さやか「おはよう・・・あの・・・あのさ・・・」

ほむら「何?」

さやか「一昨日はごめん!本当にごめん!」

さやかが立ち止まって私に頭を下げた。

ほむら「今度はあなたね・・・」

苦笑する。

さやか「?何が?・・・って、そんな事より一昨日の事なんだけどさ、
一番怒りたいのはほむらなのに、仲良くして欲しいって言うあんたの気持ちも考えず、
あたしはまどかに当たったり、杏子の所為にばかりして、自分は悪くないって言い訳してた・・・ごめん」

ほむら「良いわ。あなたが無事だったのならそれで。
私はあなた達の昨日の行動について怒っていないし、解ってくれたのなら気にしないわ」

さやか「ありがとう・・・やっぱりあんた優しいね。どうしてかは・・・教えてくれないけど」

ほむら「それは・・・近いうちに話すわ」

そろそろ話すべきでしょう。それと・・・ずっと気になっている “ワルプルギスの夜”についても。
この世界でそれに相当するそれが来ないなんて考えてるほど私は楽天的じゃないわ。

さやか「そっか・・・」

ほむら「それより、今後は杏子と傷つけあったりしないで欲しいの、私の勝手な言い分だけど」

さやか「あ、その事なんだけどさ、杏子って思ったより悪い奴じゃ無くてさ、
それどころか家族や家の教会で引き取った孤児の為に戦ってるすっごく良い子だった!」

成る程、あんこちゃんマジ聖女ね。

さやか「で、あたしもそこの教会で手伝おうと思ってさ。昨日杏子のご両親に頼んだら割とあっさり良いって言ってもらったんだ!
うちの方は結構渋られたけどさ、やりたい事を見付けたのなら一生懸命やってみなさいってOKもらえたよ!」

ほむら「良かったわね。杏子に嫁ぐのね、おめでとう」

さやか「いや、嫁がねーよ。つか、あたしら女同士じゃん!」

ほむら「?」

さやか「何“何が問題なのか全くわからないわ”って顔してんのよ!?」

ほむら「何が問題なのか全くわからないわ」

さやか「色々あるだろ!」

ほむら「年齢?女性は16歳以上じゃないと結婚できないものね」

さやか「それもあるけど、そこじゃない!」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/24(月) 23:07:23.27 ID:FbAg8SUJ0
おそらくゴジラ最強のFWゴジラとスタイリッシュラスボスのモンスターXの活躍に期待
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/24(月) 23:17:10.51 ID:1e5xEV9AO
水爆実験に巻き込まれ、さらにオキシジェンに汚染されて、しかも活火山に間違えて落ちちゃったデストロイアがスーパー進化したEXスーパーデストロイア(超完全無欠体)がラスボス
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 23:29:40.16 ID:UWzy2Qh30
まどか「さやかちゃん、ほむらちゃん!おはよう!」

途中でまどかが走って来た。

さやか「あ、まどか・・・おはよう」

ほむら「おはよう、まどか」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃん、あのね・・・」

まどか「私また勝手な事して、迷惑かけちゃって・・・皆、命懸けで戦ってるのに、
さやかちゃんには待ってるのがどれだけ辛いか、なんて勝手な事言っちゃった。ごめんなさいっ!」

まどかがさやかに頭を下げる。

さやか「良いよ、あたしこそ、あたし達と同じ立場じゃない癖に、余計な事しないでなんて、まどかには本当に酷い事言っちゃったし・・・ごめん。許してくれるかな?」

まどか「勿論だよ!ほむらちゃんには仲良くして欲しいって気持ちを考えないで皆とケンカしちゃって・・・ごめんなさい。
それとまた助けてくれて、ありがとう」

今度はまどかが私に頭を下げた。

ほむら「まどか、私は自分のやりたいようにやっただけだから、謝る必要も礼を言う必要も無いわ。
あなたが引け目を感じる必要なんて無い。それより今回も危ない目に遭わせてしまったけれど、無事でいてくれて本当に嬉しいわ。
後、私の気持ちを解ってくれてありがとう」

まどか「う、うん。ねぇ、ほむらちゃん、私に何かしてあげられる事は無いかな?」

さやか「そうだね、あたしもほむらには凄く感謝してるし、何かしてあげたい。何かして欲しい事はある?」

ほむら「前も言ったけど、あなた達が無事でいてくれる事が何よりも嬉しい報酬なの。
私はそれで十分」

まどか「そんなの、全然吊り合ってないよ!私、ほむらちゃんには返しても返しきれない恩があるのに・・・」

さやか「そうだよ!あたしもあんたにはどれだけ恩があるか解らないよ」

ほむら「感謝と責任を混同しては駄目よ。
感謝してくれるのは嬉しいけど、私がやりたくてやっている事だから、あなた達には何の責任も無いわ」

まどか「ほむらちゃん・・・どうして何時も私達にそんなに優しいの?」

ほむら「そうね・・・あなた達が何よりも大切だからよ」

さやか「まぁ、何かあったら何時でも言ってよ。力になるからさ」

ほむら「そうさせてもらうわ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/24(月) 23:43:02.56 ID:UWzy2Qh30
あ、忘れる所だった。

ほむら「さやか」

さやか「お、早速あたしに頼み事ですか?」

ほむら「いえ、今までの話で一つ責任をとってもらいたい事があるの」

さやか「何?」

ほむら「私は、一昨日、夕食にカップラーメンを今から食べようとしていた時に、まどかから電話が掛かって来て、食べ損ねたの。
帰ったら、麺は伸びまくって冷めていて、食べる気になれなかったわ」

さやか「はぁ」

ほむら「という訳で一昨日の件の発端はあなたと杏子にあるから、責任を取ってもらうわ。
具体的に言うと弁償しなさい、250円」

私はさやかに手を差し出す。

さやか「あ、うん、良いけど・・・杏子には?」

ほむら「伸びまくって冷めたカップラーメンを食べてもらうわ。カップラーメンを無駄にするなんてそんなの私が許さない。
あなた、そっちの方が良い?」

さやか「やだ!絶対やだ!250円払う方が良い!(ごめん杏子!)」

私はさやかから250円を受け取った。

まどか「(台無しだよ、ほむらちゃん・・・)」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 23:54:22.71 ID:0m8QbKmLo
一昨日のカップ麺食わせるとかほむらちゃんマジ鬼畜
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 00:36:47.18 ID:VvQvwyXn0
途中で仁美と合流。

仁美「お2人とも、昨日はどうかしたんですの?」

さやか「あぁ、ちょっとばかり、風邪っぽくてねぇ」

まどか「わ、私も・・・」

さやか「さーって、今日も張り切って・・・」

?さやかの視線を追うと上条恭介が松葉杖で登校しているのが見えた。

仁美「あら、上条君、退院なさったんですの」

まどか「良かったね、上条君」

さやか「うん!恭介ー!」

さやかが上条恭介の方へ走って行った。そして2人で楽しそうに話し始めた。

まどか「良かった、さやかちゃん幸せそうで」

ほむら「そうね」

昼休み、屋上

私、さやか、マミ、キリカの魔法少女4人とまどかで昼食を食べた後、さやかが杏子の所に行く事を説明中。

さやか「・・・という訳で、あたし杏子の家で住み込みで手伝う事にしたの」

キリカ「さやさやはあんこの所に籍を入れるんだね、おめでとー!」

さやか「違うわ!」

ほむら「おめでとう」

さやか「あんたはもう良い!・・・そういう事なのでマミさん、あたし隣地区で怪獣退治します。勝手に抜けちゃってごめんなさい」

マミ「良いわ。私も復帰して最強機械化巨大甲翼三頭機竜もいるし、こっちの戦力は十分よ。
あなたの守りたい事、見付かったのね。良かったわ。あなたのその力、その為に存分に振るってちょうだい」

さやか「はい!」

マミ「美国さんへは私から連絡しておくわ」

さやか「お願いします」

ほむら「まどか、朝言ってくれたわね。私の為に何かしたいって」

まどか「え、うん。あ!何かあった?私にして欲しい事」

ほむら「ええ。さやかと杏子も結婚するんだし、私と結婚しましょう」

まどか「・・・え?」

さやか「いや待てよ。色々おかしいと言うか、全部おかしいだろ今の発言」

マミ「あら、今度はあなた達が結婚するの?おめでとう」

キリカ「おめでとー!」

さやか「マミさんも悪ノリしないで下さい!キリカも!」

ほむら「ありがとう」

まどか「えっ?えっ?」

さやか「ありがとうじゃねーよ!ほら、まどか困ってるから、変な冗談言わない!」

まどか「そ、そうだよね、冗談だよね・・・」

ほむら「ほむぅ・・・」

冗談じゃなくて本気なのに・・・
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 00:38:15.11 ID:VvQvwyXn0
マミさんの台詞修正



昼休み、屋上

私、さやか、マミ、キリカの魔法少女4人とまどかで昼食を食べた後、さやかが杏子の所に行く事を説明中。

さやか「・・・という訳で、あたし杏子の家で住み込みで手伝う事にしたの」

キリカ「さやさやはあんこの所に籍を入れるんだね、おめでとー!」

さやか「違うわ!」

ほむら「おめでとう」

さやか「あんたはもう良い!・・・そういう事なのでマミさん、あたし隣地区で怪獣退治します。勝手に抜けちゃってごめんなさい」

マミ「良いわ。私も復帰して最強機械化巨大甲翼三頭機竜もいるし、こっちの戦力は十分よ。
あなたの守りたい物、見付かったのね。良かったわ。あなたのその力、その為に存分に振るってちょうだい」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 00:40:03.39 ID:ctGap6xLo
日常パートもほのぼのしていいね
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 01:29:39.29 ID:VvQvwyXn0
放課後

私は怪獣退治の為に巡回中。さやかは杏子の所へ行くのに要る荷物を運ぶとかで急いで帰って行ったわ。
まどかはそれの手伝い。

杏子「(ほむらー、ちょっと話があるんだ。顔貸してくれる?)」

杏子からのチャント。

上を見れば、ビルの上で杏子がゆまと一緒にこっちを見ている。

ほむら「話って何?」

私達は近くの喫茶店に入ってる。

杏子「あのさ、一昨日の事なんだけどさ・・・ごめん」

ゆま「ごめんなさいっ!」

2人が頭を下げる。

ほむら「良いわよ」

杏子「何も聞いてないのに・・・か?」

ほむら「きっと、あなた達も一昨日の件についてでしょう。杏子は事の発端を起こしてしまった事。
ゆまはよく確認せずにマミを攻撃して、それで私がマミから庇った事。それと2人とも皆とケンカした事についてでしょう?
全部良いわよ。気にしてないから」

杏子「気にして無いって・・・あんた生命力を限界近くまで使って、ゆまを庇って死に掛けたんだぞ!?
こっちが気にするっつーの!」

ゆま「そうだよ・・・私を庇って、ホムラは・・・ホムラは・・・うぐっ・・・」

ゆまの目に涙が浮かぶ。私はこの小さな魔法少女の頭を優しく撫でる。

ほむら「良いのよ。あれは私が勝手にやったんだから、気にしなくて良いの」

ゆま「ありがとう・・・助けてくれてありがとう」

杏子「あたしもほむらには命を救われた。自分で引き起こした事態で勝手にピンチになったってのに、あんたは文句一つ言わずに助けてくれた。
しかも何も礼を要求しない」

ほむら「私は言ったわよ。無事でいてくれたなら良いって」

杏子「変な奴だな、あんた。良い意味で」

ほむら「それはどうも」

杏子「あたしはあんたが何者か知らない。でも、あんたが何者かなんてどうだって良い。
あんたがどういう奴かってのは、言った通り行動で示した。
口先だけの奴なんて掃いて捨てる程いるが、行動まで出来る奴はそういない。だがあんたは行動した。しかも命を賭けてだ。そうやって行動した奴は信じる。
あたしは・・・信じたぜ、あんたの事。あたし達は・・・仲間だ」

ゆま「私も・・・ゆまもホムラの事は信じる。ゆまをあんなになってまで助けてくれたもん!」

ほむら「ありがとう、私もあなた達の事は信じてるわ」

杏子「あんたはあたしの名前を知ってたけど、ちゃんと自己紹介してなかったな。佐倉杏子だ、よろしくね」

杏子は私にうんまい棒を差し出した。

ほむら「ええ、よろしく」

私はそれを受け取る。

ゆま「千歳ゆまだよ、よろしく」

ほむら「暁美ほむらよ、よろしくね、ゆま」

ゆまの差し出された小さな手を握る。本当に小さな手・・・こんな娘があんな巨大なビオランテをその身に宿しているなんて信じられないわね。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 01:30:18.28 ID:VvQvwyXn0
ほむら「またエッチな事して遊びましょうね。色々教えてあげるから」ニヤッ

ゆま「えっ?」ビクッ

杏子「おい、ゆまに変な事教えんなよ?」

ほむら「じゃあ、あなたにも教えてあげるわ」

杏子「いらねーよ!」

そうそう・・・

ほむら「一昨日はあなたの所為でカップラーメンが駄目になってしまったのよ」

杏子「唐突だな」

ほむら「食べようとした所で、あなた達を助けに行ったから、
帰ったら麺が伸びて冷めて食べられるようなものじゃ無かったわ」

杏子「ふーん・・・」

ほむら「それが此処にあるの」

私はカバンからタッパーに入れた伸びて冷めたカップラーメンを取り出す。

杏子「何で持ってるんだよ!?捨てろよ!」

ほむら「カップラーメンを無駄にするなんて私が許さない」

杏子「じゃ、食ったらいいじゃんかよ」

ほむら「何を言ってるの、これはあなたが食べるのよ」

杏子「何でだよ!?嫌だよ!!」

ほむら「一昨日の事の発端はあなたとさやかだった。その所為でカップラーメンがこうなった。
責任とってあなたが食べなさい」

杏子「だったら弁償するよ!それで良いだろ!?」

ほむら「弁償はさやかがしたわ。あなたは責任とってこれを食べなさい。
大丈夫、今朝まで冷蔵庫に入れてたから痛んで無いわ」

杏子「食えるか、そんなもん!」

ほむら「さっき言ったわよね?カップラーメンを無駄にするなんて私が許さないって。
食べないなら、時間を止めて口の中に押し込むわよ」

杏子「あぁもう!筋が通ってるし解ったよ!食えば良いんだろ!!」

ほむら「解れば良いのよ」

ゆま「キョーコ、頑張って!私が回復してあげるから!」

杏子はこの伸びて冷めたカップラーメンを食べる途中で何回か後倒れたけど、ゆまの治癒魔法で復活しながら食べ続けて完食したわ。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 01:32:24.96 ID:VvQvwyXn0
今日は此処までです。
読んでくださった方、レスくださった方に今日も感謝!
ではまた明日!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/25(火) 01:39:23.55 ID:H4V5F9vIo
カップめんへのこだわりが素敵すぎるwwwwww 乙ぅ!!

楽しみにしてるよ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/25(火) 07:01:04.19 ID:509LI505o
お疲れ様でした
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 08:07:50.58 ID:Wz1huKpIO
乙ランテ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/25(火) 13:12:43.61 ID:mfOvXxk80
杏子はしばらくカップラーメン食えないなwwwwww
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/25(火) 13:56:31.89 ID:LnR29+AAO
>>106
例え次の日にカップラーメンが出ようと杏子なら残さない!
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 19:33:18.03 ID:XF53pLaDO
むしろ普通のカップラーメンのありがたみが良く理解出来るんじゃないか?ww
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 20:50:03.56 ID:VvQvwyXn0
ロリこんばんは
今週はイカ娘休みでした。

再開します
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 20:50:31.82 ID:VvQvwyXn0
杏子「あむ・・・」

杏子はさっきの冷めて伸びたカップラーメンを食べた後、口直しって言ってケーキを食べてるわ。
手掴みで。流石サバイバー杏子、アレを食べて動けるとは。ゆまに回復してもらってたけどね。

ゆま「もぐもぐ・・・おいしーい♪」

ゆまはパフェを食べてる。私はそんな2人をとても幸せな気持ちで見ながら紅茶を飲んでいた。

ほむら「そうそう、杏子、おめでとう」

杏子「何が?」

ほむら「聞いたわよ。さやかを今日、嫁に迎えるそうじゃない」

杏子「んぐっ!?」

あ、喉に詰まった。胸をどんどん叩いてる。

ゆま「キョーコ、お水!」

ゆまから水を受け取って喉に流し込む杏子。

杏子「んぐんぐんぐ・・・ぶはっ!ハァハァハァ・・・」

ほむら「大丈夫?」

杏子「大丈夫?じゃねぇ!そんなんじゃねーよ!さやかが勝手にうちを手伝うって決めて、乗り込んで来たんだよ!」

ほむら「なるほむ、押しかけ女房って訳ね。結婚おめでとう、式はあなたの教会でするのよね?」

杏子「するかっ!いや、何処でもやらねーよ!」

ゆま「キョーコ、結婚するの?」

ほむら「そうよ。杏子はさやかと結婚するの」

ゆま「え?でも、キョーコもサヤカも女の子だよ?」

ほむら「何も問題ないわ、愛があれば」

杏子「大アリだろーが!ゆまに変な事吹き込むな!つか愛って何だよ、愛って!?」

ほむら「あら、あなた達は愛し合って無いの?さやかの事は嫌い?」

杏子「いや、嫌いじゃないけどさ・・・放っておけないっつーか、何か気にかけてやりたくなるっつーか・・・
でも、そんな、好きとかそんなんじゃねーよ!」

ほむら「ツンデレ乙」

杏子「黙れ!」

ゆま「つんでれって何?」

ほむら「ツンデレっていうのは、相手の事が好きで好きで堪らないけど、素直になれなくて、つい突き放したような態度をとってしまうの。
それで好きだという事を指摘されると必死に否定するのよ。杏子がさやかに対してそうであるようにね」

ゆま「へー・・・」

杏子「またゆまに余計な事を教えてんじゃねぇ!」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/25(火) 21:01:16.23 ID:EpgJ4G3s0
お?再開か。やった!
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/25(火) 21:18:54.54 ID:ctGap6xLo
毎日更新してくれて嬉しい限りだ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 21:45:24.44 ID:VvQvwyXn0
杏子とゆまと楽しくお喋りした後、私は再び怪獣探しの巡回へ。数時間歩いて大分暗くなって来たけど、発見は無いわね。
別に私はグリーフシードは欲しくないから、出ないに越した事は無いわ。

ほむら「あれは・・・」

大きな道の反対側に、煌びやかな外見の学校。白百合女子学園。織莉子の学校ね。
織莉子はまだいるのかしら?
織莉子は色々忙しいらしく、基本的に巡回には出ない。こちらから必要な時に連絡して動いてもらう形になっている。
折角此処まで来たのだから、織莉子に会って行こうかしらね。

ほむら「済みません」

私は校門から出て来た、白百合女子学園の生徒の一人に話し掛ける。

白百合生徒「何でしょう?」

ほむら「美国織莉子さんに会いに来たのですけれど、会えますか?」

白百合生徒「あなた、美国生徒会長のお知り合いですか?」

ほむら「ええ」

生徒会長だったのね・・・そりゃ、忙しい訳ね。

白百合生徒「そうですか、ではこちらへどうぞ」

校内へ案内してもらう。中は全体的に装飾が多く、品があってとても清潔だった。
すれ違う生徒達は皆、私という訪問者に対して“御機嫌よう”と頭を下げるので、私もご機嫌ようと返す。
わぁ・・・お嬢様学校。まさに百合の園。そして中庭に行き、その中央に・・・宮殿が建っていた。
規模こそ小さいけど、それは間違いなく宮殿と呼ぶべき代物だった。何コレ・・・?
ていうか、リアルマリ見ての世界だった。

ほむら「あの・・・あの建物は・・・?」

白百合生徒「生徒会室がある離宮です。本来、部外者の方は立ち入り禁止ですが、
美国生徒会長のお知り合いの方ならば話は別です。では、どうぞ」

白百合の生徒が扉を開けてくれた。そこは豪華な甲冑が飾られたホールになっていて左右に階段。

白百合生徒「階段を上がった所の奥の扉が生徒会室です。美国生徒会長はそこにおられます」

ほむら「ありがとうございました」

白百合生徒「それでは御機嫌よう」

ほむら「御機嫌よう」

白百合の生徒は帰り、私は階段を上がって生徒会室と書かれた扉を開ける。
そこには織莉子一人がいて紅茶を飲んでいた。



織莉子の学校名を白百合女学園に変更
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 22:06:01.26 ID:VvQvwyXn0
ほむら「こんばんは、織莉子」

織莉子「あら、こんばんは、ほむらさん。どうしたのですか?」

ほむら「巡回で近くを通ったから、ちょっと寄らせてもらったわ」

織莉子「そうなんですか」

ほむら「こんな遅くまで大変ね。生徒会長の仕事?」

織莉子「ええ、ですが仕事が終わって、役員を帰して休憩して帰ろうとしていた所でした」

ほむら「邪魔だったかしら?」

織莉子「そんな事は。何もお持て成し出来ませんが」

ほむら「お構いなく。所で私みたいな部外者をあっさりこんな重要そうな所に入れて良かったの?」

織莉子「私の知り合いと言って名前を出したんじゃないですか?」

ほむら「ええ」

織莉子「それなら、此処ではそれくらい簡単ですよ」

ほむら「生徒会長の権限かしら?」

織莉子「ええ、最も嘘なら大変な事になりますが」

ほむら「でしょうね。魔法少女のあなたを敵に回すのがどれだけ恐ろしいか、私はよく解っているわ」

織莉子「ほむらさんなら何時でも歓迎しますけれど。折角ですから、少し話して行きますか?」

ほむら「そうね、そうするわ」

織莉子「あなたの事なのですが、あなたと共闘関係になってから私はあなたがどういう人物か見て来ました」

ほむら「どうだったの?」

織莉子「私はあなた程信頼に足る人物は会った事がありません。あなたは自分を犠牲にして、私達に尽くしてくれています。
それにあなたの行動のお陰で多くの同士が増えました。あなたと協力関係になれた事は平和を維持する上で少なくないプラスになりました。
安易にまどかさん抹殺を考えていた私が恥ずかしくなります」

ほむら「あなたは世界とまどかを天秤にかけて、世界を取ったのでしょう?
それは魔法少女として、人として当然だと思うわ。それにあなたは自分の命を賭してまでまどかを殺そうと考えていた、違うかしら?」

織莉子「そうですね・・・私は世界が救えるなら、命など惜しくはありませんでした。
それにしても、あなたはまどかさんがとても大切なのでしょう?
そんな風に考えてくれるとは思ってもみませんでした」

ほむら「だから私はあなた達に必死に頼んだ。まどかを殺さないでと」

織莉子「あの時は驚きましたよ。でも、あなたの必死さもよく解りました。
それにまさかあなたが私の話を信じてくれるとは思っていませんでした」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 22:17:43.01 ID:VvQvwyXn0
ほむら「言ってみるものでしょう?」

織莉子「ええ。改めて言わせてください。私の話を信じてくれてありがとうございます」

織莉子が笑顔で礼を言った。

ほむら「こちらこそ協力してくれてありがとう」

笑顔で返す。

織莉子「ふふっ、仲間同士で今更礼を言い合うというのも変ですね」

ほむら「そうね。本当に・・・仲間って良いわ。只の友達じゃない。特別な関係」

織莉子「確かに特別ですね。命を賭けて守りあう関係なんて日常じゃ有り得ないですから」

ほむら「その日常を守る為にあなたは戦っているのでしょう?」

織莉子「ええ、ですがその為にはあなたの協力が不可欠です」

ほむら「言われるまでも無く協力するわ。但し、私が最優先で守るのは、不特定多数の一般人じゃなくあなた達だけれど」

織莉子「それで良いのです。それぞれ、何が一番大切か、それは人によって違うのですから」

そうだわ、ワルプルギスの夜について聞いておきましょう。

ほむら「ところで織莉子」

織莉子「何でしょう?」

ほむら「あなたの固有能力は未来予知だったわよね?」

織莉子「はい。正確には予測ですが」

ほむら「近いうちに何か大きな災いが起こるかどうかは解る?」

織莉子「無理ですね・・・私の能力はある事象が起こると、その結果どうなるか予測するものですから、その事象が何か解らなければ予測しようがありません。
・・・これから何か起こるのですか?」

ほむら「恐らく・・・ね」

織莉子「・・・何故、解るのか?と聞いてもあなたは今は答えてくれないでしょうね」

ほむら「それも予測?」

苦笑する。

織莉子「そういう事にしておきましょうか」

笑う織莉子。

ほむら「近いうちに話すわ。私の事を含めてね」

織莉子「楽しみにしておきましょう」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 22:48:00.08 ID:VvQvwyXn0
夜、あんホーム

さやか「よっと・・・」

さやかが杏子の家の教会で借りる事になる部屋に自分の荷物が入ったダンボールを置く。

まどか「これで全部だね」

さやか「うん、悪いね、こんな時間まで手伝わせちゃってさ」

まどか「良いの。私も皆の為に何かしたいし。それにしても清潔で綺麗な部屋だね」

部屋は木の床に白い壁。シンプルだが綺麗な木のベッドとタンス、机がある。

杏子「汚すなよ。ちゃんと掃除するんだぞ」

さやか「解ってまーす」

ホールに向かう2人。

さやか「では、ふつつか者ですが、これからよろしくお願いします!」

さやかが杏子の家族達に向かって頭を下げる。

杏子父「こちらこそよろしくお願いしますね」

杏子母「人手が増えるには助かるわ。美樹さん、これからお願いね」

さやか「はい!頑張ります!」

ゆま「よろしくね、サヤカー!」

さやか「よろしくね、ゆま」

モモ「あの、本当に良いんですか、美樹さん?お給金とかも出せませんよ?」

さやか「良いの、良いの!寝る場所と食べる物だけで!あたしはやりたくてやってるんだからさ。
週末はあたしの家から適当に食料をかっぱらって来るね。それとあたしの事はさやかで良いよ。あたしもモモちゃんって呼ぶからさ」

杏子「へっ、やるって言ってんだから、精々こき使ってやりゃ良いんだよ」

モモ「お姉ちゃん!さやかさんは親切でやってくれるって言ってくれてるんだから、感謝しなきゃ駄目!」

さやか「うんうん、モモちゃんはガサツで短気な姉と違って良い子だなぁ」

杏子「やっぱ今すぐ帰れ!」

まどか「あはは・・・」

杏子母「鹿目さんも今日はご苦労様でした」

まどか「いえ、そんな。あ、もうこんな時間、そろそろ帰らないと」

杏子父「杏子、夜は危ない。鹿目さんを送ってあげなさい」

杏子「あぁ、そうだな。行こうぜ、まどか」

まどか「うん、ありがとう、杏子ちゃん」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 23:12:40.58 ID:VvQvwyXn0
帰り道

まどか「ねぇ、杏子ちゃん」

杏子「ん?」

まどか「誰かにばっかり戦わせて、自分で何もしない私って・・・やっぱり、卑怯なのかな?」

杏子「何であんたが魔法少女になる訳さ?」

まどか「何でって・・・素質があるし・・・ゴジラへの適合性があるらしいし・・・」

杏子がまどかに振り返る。

杏子「舐めんなよ。この仕事はね、誰にだって勤まるもんじゃない」

まどか「でも・・・」

杏子「毎日美味いもん食って、幸せ家族に囲まれて、そんな何不自由無い暮らしをしている奴がさぁ、只の気まぐれで魔法少女になろうとするんなら、そんなのあたしが許さない。
いの一番にぶっ潰してやるさ」

まどか「・・・!・・・」

杏子「命を危険に晒すってのはな、そうするしか他に仕方ない奴だけがやることさ。
そうじゃない奴が首を突っ込むのは只のお遊びだ。おふざけだ」

まどか「そうなのかな・・・?」

杏子「あんただって何時かは、否が応でも命賭けで戦わなきゃなら無い時が来るかもしれない。
その時になって考えればいいんだよ」

まどか「うん・・・」

杏子「何、怪獣のことは気にすんな。あんたの所にはほむらにマミ、織莉子とキリカと強い魔法少女が4人もいるんだ。
何が出たって負けやしないよ。いざとなったら、このあたしと最強の完全生命体デストロイアが助けてやるさ。
ゆまもいる。ついでにさやかもな」

まどか「うん、ありがとう・・・」

杏子「あぁ、気にすんな。後、一応言っとくぞ?あたし達の怪獣退治に付いて来るな。本気で危ないんだからな」

まどか「か、考えておくね・・・」

杏子「あたしは一応止めたぞ?付いて来るなら自己責任でな」

まどか「うん・・・あ、駅に着いたね」

杏子「じゃあな、まどか。気を付けて帰りなよ」

まどか「うん、ばいばい、杏子ちゃん」

杏子「あぁ、またな」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/25(火) 23:53:54.27 ID:VvQvwyXn0
数日後、ショッピングモール、マクドナルド

暇だわ・・・最近、怪獣が出ないわね。昨日はメガヌロンが1匹出たから駆除しといたけど。
杏子のほうには結構出るらしいけど見滝原は平和で何よりね。最も嵐の前の静けさのような気はするけど。
私は今、さやかと仁美が話しているのをこっそり聞いている。

さやか「それで・・・話って何?」

仁美「恋の相談ですわ」

何でも恋の相談らしいわ。そういや過去のループでもあったわね。
そしてさやかが告白できずに一人で絶望して勝手に魔女化するもんだから、面倒くさくてほっとくのが多かったけど、
今回は絶対にさやかを助けなきゃいけないから聞いてるのよ。決して暇つぶしではないわ。暇つぶしではないわ。大事な事だから2回言ったわ。

仁美「私ね、前からさやかさんやまどかさんに秘密にしてきたことがあるんです」

さやか「え?う・・・うん」

仁美「ずっと前から・・・私・・・上条恭介君の事、お慕いしてましたの」

さやか「・・・!」

って、入院中は一切、何もしないで退院した途端にコレだから、仁美には悪いけど嘘臭いわ。

さやか「そ、そうなんだ。あ、はは・・・まさか仁美がねぇ・・・。あ、なーんだ、恭介の奴、隅に置けないなぁ」

仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわね」

さやか「あーまぁ、その、腐れ縁って言うか何て言うか・・・」

仁美「本当にそれだけ?」

さやか「・・・」


仁美「私、決めたんですの。もう自分に嘘は吐かないって。あなたはどうですか?
さやかさん、あなた自身の本当の気持ちと向き合えますか?」

ふむ、さやかの気持ちねぇ。さやかは杏子の嫁で良いんじゃないかしら?

さやか「な、何の話をしてるのさ?」

仁美「あなたは私の大切なお友達ですわ。だから、抜け駆けも横取りするような事もしたくないんですの」

ふーん、これは正々堂々としてて良いんじゃないかしら?

仁美「上条君のことを見つめていた時間は、私よりさやかさんの方が上ですわ」「だから、あなたには私の先を越す権利があるべきです」

さやか「仁美・・・」

仁美「私、明日の放課後に上条君に告白します。丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」

さやか「あ、あたしは・・・」

仁美は一礼して去って行った。

さやか「・・・」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 00:21:29.95 ID:XBd7La2X0
さやかは黙ってじっとしている。さて・・・時間を停止して、さやかの前の席に座って、時間停止解除。

ほむら「こんにちは」

さやか「うわぁ!」ビクゥ

そんなに驚かなくても。

さやか「時間停止か・・・止めろ、心臓に悪い!」

ほむら「あら、ごめんなさい」

さやか「・・・で、何よ?」

ほむら「あなたが心配でさっきの話を聞いていたの」

間違っても暇だったからではないわ。

さやか「そうなんだ・・・恭介の事は・・・好き、だと思う。幼馴染としてじゃなく・・・ね。
ねぇ、ほむら、あたしどうしたら良いかな?」

ほむら「さぁ?」

知らないわよ。

さやか「さぁ、って・・・」

ほむら「私は男女の恋愛なんて解らないもの。男に興味ないし」

さやか「ガチかよ!?」

ほむら「何を今更」ファサ

さやか「はぁ・・・」

ほむら「只、言っておく事といえば、心に何かつかえたまま戦闘に出れば、それが思わぬ隙を生んで命を落としかねないという事。
戦いにおいてコンディションは凄く重要よ。私は仲間のあなたを絶対に死なせる訳にはいかない。
そんな状態で怪獣との戦いに出させる訳にはいかないわ。だからどうにかして折り合いを付けなさい」

さやか「冷静なあんたが聞いていてくれて正解かも。そっか・・・そうだよなぁ・・・そんな事考えたまま戦うなんてすっごく危険だよね・・・」

ほむら「面倒ね・・・さっさと告白して玉砕して来なさい」

さやか「玉砕前提なの!?」

ほむら「何なら私が伝えてあげても良いわよ。あなたが腕を治してあげた辺りも適当に魔法少女の事を隠して話すわ。
そしたらかなり高確率でいけるんじゃないかしら?」

さやか「ううん、そんな卑怯な事はしたくない。仁美が正々堂々としてるんだから、あたしも正々堂々勝負する!
よし!明日告白するよ!」

ほむら「頑張ってね」

さやか「ありがとう、あんたのお陰で勇気が出て来た」

ほむら「どういたしまして。そもそも、あなたは杏子の嫁なんだから、あんな男の事は忘れたら?
浮気は感心出来ないわよ?」

さやか「それはもう良いっつーの!」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 00:54:51.65 ID:XBd7La2X0
次の日、昼休み、屋上

さやか「・・・」チーン

キリカ「あ、さやさやが死んでる」

まどか「実はさやかちゃんが上条君に告白して・・・」

ほむら「見事に玉砕したのよ」

マミ「それであんなに落ち込んでるのね・・・」

まどか「何でも上条君は卒業したらバイオリンをもっと勉強する為にイタリアへ留学するらしいですよ。凄いですね」

ほむら「それでその為にも今はバイオリオンに専念したい、だから今は誰とも付き合う気が無いらしいわ」

マミ「バイオリンに負けたのね・・・それじゃ仕方ないわ」

キリカ「彼ったら、私より、自分のバイオリンにお熱なの〜♪って感じ?」

ほむら「良いんじゃないかしら?さやかには杏子がいるし」

キリカ「そうだね、あんこがいるし」

マミ「ええ、佐倉さんがいるしね」

さやか「って、ちょっと待てぇええええええ!!」ガバッ

キリカ「あ、復活した」

さやか「何であたしもガチみたいになってんの!?」

キリカ「違うのー?」

さやか「違うっつってんでしょ!!くっそー!!恭介の奴、あたしよりバイオリンか!?楽器に負けるあたしって何なんだー!?
しかも、留学に行っている間も僕の事は気にしないで欲しい、こっちも気にしないからって、完全に脈無しじゃないか、ちくしょおおおおおおお!!」

まどか「あー、それはどうしようも無いね」

ほむら「どうしようも無いわね」

マミ「望み無しね」

キリカ「もう、あんこと付き合っちゃいなよ」

さやか「次出会った怪獣はボッコボコにしてやる・・・!早く怪獣を狩りに行きたい・・・!!」

ほむら「冷静にね」

因みに仁美も玉砕したわ。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/26(水) 01:14:29.62 ID:lm9nqfG60
わた〜しのかれは、わた〜しのかれはバイオリニスト〜♪
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 02:01:08.77 ID:XBd7La2X0
放課後、隣地区、港付近。

私は隣地区の港に来ていた。

さやか「はぁあああああっ!!」

さやかが海から現れた長い龍のような怪獣と戦っている。

“海底の守護神 マンダ”

マンダ(FW)「グゥオオオ!!」

さやかが大きく跳び上がって、自分の後方に魔法壁を精製、それを蹴って全長300メートルのマンダの頭部に突っ込む。

さやか「やああああっ!」

マンダの一体の目に剣を突き刺し、そのまま眼球の表面を斬り破り、目の中に入って斬って斬って切りまくってる。

さやか「あははははははっ!痛い?痛いだろ?あたしの心はもっと痛いんだよ!」

マンダ「グゥオオオオオーー!!」

目を潰されるマンダが苦しんで暴れる。

まどか「さやかちゃん!」

ほむら「大丈夫、あれくらいの怪獣なら、今のさやかの敵では無いわ」

悲痛な叫びを上げるまどかに後ろから声を掛ける。

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「こんにちは」

杏子「あむ・・・よお、どうした?」モゴモゴ

杏子が埠頭に座ってアイスキャンデーを齧りながらこっちを見る。魔法少女に変身してすらいない。

ほむら「今日はあなた達全員に話があるの。片付いたら来てくれる?」

杏子「あぁ、解った」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 02:01:39.39 ID:XBd7La2X0
さやか「ガイガァーーーン!起動おおおおおおお!!」

マンダの目から頭骨の中に入り暴れるさやかが叫ぶ。
さやかから青い光が溢れ、マンダの頭骨を通り抜け、すぐ近くで集結、結合し、スマートでシャープな刃物だらけの怪獣が現出する。

“サイボーグ宇宙怪獣 ガイガンver2”

ガイガン(FW ver2)「ギシィァアアアーーィ!!」

両腕が鎌からチェーンソーというより物騒で危険な武器に換装された強化されたガイガン。もう悪役にしか見えない。
また、首周りには増加装甲が施されている。

さやか「さぁ、解体!解体!」

マンダの入ったのとは反対側の目から出て来たさやか。

ガイガン「ギシィァアアアアーーィ!!」

ギュィイイイイイイイイイイ・・・!!

恐ろしげな音を立てて回転を始めるチェーンソー。
ガイガンはそれを振るう。

ほむら「・・・見ない方が良いわ」

まどか「う、うん」

私はまどかの顔を私の胸に押し付ける。

ガイガン「ギシィアアアアアアーーィ!!」

さやか「うふっ!あはっ!あはははははははは!!殺れぇえええええ、ガイガーン!!」

ガイガンは両目を潰されたマンダの前足を切り落とし、尻尾を切り飛ばし、腹を切り破り、倒れたマンダの胸を踏み付ける。

マンダ「グゥオオオオオオオ・・・!!」

悲鳴を上げるマンダ。

杏子「さやか、何かあったのか?昨日は妙に元気だったのに」

ほむら「ええ、ちょっと。気にしなくて良いわ」

杏子「そうか・・・?」

マンダ「グゥオオオ!グゥオオ・・・」

マンダの声が止む。ガイガンがマンダの頭部を真っ二つに縦に切断していた。
グリーフシードに変わるマンダ。

ほむら「もう良いわ」

私はまどかを離す。

まどか「うん・・・」

ガイガン「ギシィァアアアアアアーーーィ!!」

さやか「うん、割りと気が晴れた!」

それは良かったわね。

杏子「終わったか、行くか」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 02:03:13.71 ID:XBd7La2X0
今日は此処まで!
読んでくださった方、レスくださった方、ありがとうございます!
では明日!
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/26(水) 02:05:04.28 ID:lm9nqfG60


マンダが!マンダがああああああああ!
まだ凍らせてドリルで砕く方が良心的だな
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 02:17:54.30 ID:khgJg29DO

マンダは犠牲になったのだ・・・
さやかのダークサイド阻止の犠牲にな・・・

もう堕ちてるようにしか見えないが
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 03:18:22.91 ID:tspnmf0v0

マンダ…割と好きな怪獣だったよ
そしてこの改造ガイガンはマヌケにも自分の首を斬ってしまった奴だからこのssではどうなるか
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/26(水) 03:33:06.34 ID:7+pwOpGF0
乙!
恭介君、二人とも振るとは贅沢ですな
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/26(水) 03:44:48.20 ID:hGY+wIE30
乙←マンダ

前スレの杏子登場から杏子VSさやかまでを最初に読んだ時は怒涛の展開に一気に引き込まれて、
やっぱマグロ食ってるのは駄目だな〜とか、やっぱさやかってホント(ry
って笑って読んでたから気付かなかったけど、
杏子の『ジラはよえー癖に、グリーフシードがでかいから美味いぜ』とか『メガニューラにメガギラスを育てさせるんだよ』といった怪獣を甘く見たり利用しようとしたりする台詞を怪獣映画の中で人類が言った場合、大抵その怪獣による手痛いしっぺ返しを喰らうよね
特にメガニューラ(メガギラス)やジラなんかは悠長に野放しにしておいたら子供が大量発生する可能性もある訳で、市街地でそうなった場合は対処しきれなくなるんじゃないかと思う
怪獣を使ったり広範囲攻撃技では一般人を巻き込む事になるし、かと言って一匹ずつ倒していたら非常に時間がかかってその間に被害は大きくなり、時間停止を駆使しても町全体に拡散して下水や建物に隠れたりしている相手を探すのでは魔翌力消費の面から考えてもキツイし(生命反応で怪獣を探すとなると、生命力の低いジラの、しかも子供なんて見つけ出すのは凄く苦労しそう)
もしメガニューラやジラ等を放っておいた結果その様な状況になって杏子の家族、孤児達が巻き込まれてしまった場合、杏子はどうするのか気になる(早期発見出来れば未然に防げるだろうけど、前述した通り生命力が低すぎて発見できないなんて事もあるんじゃないかと)

って長々と書いたけど、今回の更新分を読んだら杏子の所にメガヌロンが『結構出る』という事だし、これは本当にメガ蜻蛉達の逆襲くる?
それとも、ほむらが言う『結構出る』というのはメガヌロンじゃなくて他の怪獣の事?

あと、最低なホスト二人は怪獣映画なら夜道で小型の怪獣なんかに人知れず食べられちゃう役だと思う
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/26(水) 04:01:17.33 ID:iBra0kHAO
>>129
だからさ
こまけー事は良いんだよ
雰囲気を楽しもうぜ?
それにデストロイアは分離出来るから複数体にもつおいんだぜ
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/26(水) 04:11:53.68 ID:YRT9i+Pfo
怪獣に食われるといえば子供の頃見た「空の大怪獣ラドン」で
メガヌロンが襲撃してくるシーンが妙に怖くてマジトラウマになるレベルだった

でもvsメガギラスではなんか普通になっててガッカリ
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 04:56:45.93 ID:tspnmf0v0
>>129
ジラは人間と一緒なら強くなる強弱が激しい怪獣だからなんらかのしっぺ返しはあるかもな
怪獣物で人間(特に子供)×怪獣で弱い奴がいない件
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/26(水) 06:38:55.78 ID:/ItTypIuo
お疲れ様でした
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/26(水) 10:07:19.97 ID:BFrjycLF0
>>131
あれは怖かった・・・。しかも襲撃描写もその後も描写もかなり生々しい感じだったからなぁ・・・。
幼稚園の時見てしばらくラドンが観れなかった。

>>1さん

更新毎日楽しみにしてます。
手持ちの特撮物音楽聴きながら読むと最高!!
最近だとゴジラやウルトラマンやライダーの曲集めて偽サントラ作って
読んでるくらいですww
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 10:42:25.65 ID:khgJg29DO
〉〉129
さやか嫁入りしたんだし、タッグ組んで倒したり助けたら良いんじゃない?
ほむほむには瞬殺されたけど、面白い特徴をいろいろ持ってるからクローズアップしてほしいとは思う
本音言うと他の怪獣もだけど、出れるだけマシな奴もいるしなw
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/26(水) 13:39:21.32 ID:xlQGjJgu0
マンダェ・・・。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 19:55:47.06 ID:tspnmf0v0
2000ミレニアムのGPNみたいな民間怪獣組織出してほしいな
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 21:39:03.48 ID:XBd7La2X0
ロリこんばんは。ちょっと遅くなりました。

>>126

大丈夫!堕ちてないよ!

>>127

あれってモスラに軌道を狂わされたらしい。あの表現じゃ全然解らなかったけど。

>>129

そう!笑いながら呼んで楽しんでもらえたら何より。
で、自分はそんな深く考えて書いてないので・・・まぁ、大丈夫だと思う。
結構出る、というのは目立つ巨大怪獣の事です。

>>134

ありがとうございます!自分は主に「スカイクラッドの観測者」とか「Magia」聞きながら書いてますね。

>>135

好きな怪獣はメインキャラの相棒怪獣やボスと、めっちゃ優遇してます。
一番好きなビオランテなんて両方で登場させてます。
クモンガは普通だけど。
ラドンのメガヌロンは画像とかソフビ?でしか見た事ないのよ。

>>137

うーん、ミレニアムの内容は期待してたら全然面白く無かったという事しか覚えてない。

再開します。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 21:41:49.50 ID:XBd7La2X0
ほむら「集まってくれたわね」

見滝原のあの公園で待ち合わせ、私の他にさやか、マミ、杏子、ゆま、織莉子、キリカの7人の魔法少女と、
キュゥべえとキーべえの2体のインキュベーター、そしてまどかが集まった。

さやか「何の話・・・って、アレしかないよね」

マミ「ええ、暁美さんは一体、誰なのか、何故あんなになってまで私達を助けてくれるのか、ね」

ほむら「きっと、皆にとっては到底有り得ないような内容だと思うわ。それでも事実なの、信じて」

杏子「此処にいるキーべえ以外の全員が、あんたには返しても返しきれない恩がある。どんな突拍子も無い話だって信じるさ」

ゆま「私はホムラを信じてる!ホムラが誰だってホムラは良い人だよ!」

ほむら「・・・ありがとう」

キリカ「寧ろ、どんなとんでもない話が聞けるか楽しみだね!」

織莉子「不謹慎よ、キリカ」

QB「君が何者で、何処から来て、何を見て来たのか、とても興味深いね」

KB「俺ぁ、イレギュラーが何なのかなんざ興味ねぇがよ・・・呼ばれたから来てやったぜ」

ほむら「私が何者かよりも伝えたい事があるの。それはあなたの興味を大いにそそる筈よ。
聞いて」

KB「へーへー」

まどか「ね・・・ねぇ、私も聞いて良いの?私だけ魔法少女じゃない、普通の人だし・・・」

ほむら「勿論良いわ。というより、あなたに一番聞いて欲しいの」

まどか「う、うん」

ほむら「あなた達を私の家に案内するわ、付いて来て」

ほむホーム前

まどか「ほむらちゃん、ここに住んでたんだ」

さやか「意外と近くだったんだね」

ほむら「では、どうぞ」

まどか「お邪魔します」

さやか「お邪魔しまーす!」

マミ「お邪魔するわ」

杏子「お、綺麗な玄関だな」

ゆま「失礼しまーす」

織莉子「失礼しますね」

キリカ「こんにちはー」

QB「ほむほむの匂い・・・」クンカクンカ

KB「止めねぇか変態」

QB「うるさいよ外道」

私は扉を開けて、心から信頼できる、この上なく素晴らしい仲間達とキーべえに先に入ってもらった。
やっと・・・やっと此処まで来れた。後は私の事を話して信じてもらうだけ・・・
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 21:42:18.61 ID:XBd7La2X0
まどか「きゃああああああああああ!!」

さやか「な、なんじゃこりゃあああああああ!?」

マミ「鹿目さんがいっぱい・・・」

杏子「ゆまーっ!見るなーっ!」

ゆま「え?何?どうしたの、キョーコ?」

織莉子「これは酷い」

キリカ「何というピンクと肌色の空間占有率」

QB「うっひょおおおおおお!!まどかのあんな所のこんな所のイラストに写真がぁあああああ!!
エントロピー!!エントロピーを凌駕しまくっちゃうよ!!・・・うっ!!」ビクンビクン

KB「興味をそそる物ってコレかぁ?帰って良いか?」

ほむら「あ」

という訳にはいかなかった。という訳で・・・

ほむら「時よ、止まれ!」

時間停止!して、皆を運んで靴を履かせて、外に出てもらった所で・・・

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止解除。

ほむら「さぁ、マミの家に行きましょう」

さやか「ちょっと待て」

ほむら「駄目?」

マミ「駄目」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 22:03:34.00 ID:XBd7La2X0
ほむホーム、ほむルーム

ほむら「では、話すわ、私が何者なのかを・・・」

さやか「ちょっと待った」

ほむら「何かしら?」

杏子「何かしら?じゃねえだろ!!何でまどかの裸が描かれたシーツに抱き枕があるんだよ!?
ゆまを入れられないから、部屋の外で待たせる羽目になってんだよ!」

ほむら「どうして?ゆまには是非見てもらいたいのに」

杏子「小さい子にこんなん見せたら駄目だろ!いや、あたしらも見たら駄目なんだろうけど!」

キリカ「そこら中にまどっちのポスター、タペストリー・・・君、同人サークルでも立ち上げてアニメキャラのグッズ作って売ったら?」

織莉子「壁には所狭しと盗撮にしか見えない写真・・・」

マミ「パソコンには鹿目さんのシールが沢山貼ってあるわね・・・PCの中には・・・調べるまでも無くあるんでしょうね・・・」

まどか「」

さやか「まどかが座って気絶してるし!」

マミ「まさか、暁美さんが変態だっただなんて・・・」

ほむら「私は変態では無いわ」

杏子「じゃ、何なんだよ!?」

ほむら「淑女よ」キリッ

キリカ「それ、ほむほむの業界じゃ変態と同義語だよね」

QB「ほむらがボクと同志だっただったなんて・・・同志に出会えるなんて、こんなに嬉しい事はないよ!」

ほむら「は?ふざけないで、私をあなたと同じ変態淫獣と一緒にしないでくれるかしら?」

織莉子「どの口が言いますか・・・」

さやか「あたしらから見たら、あんたの方が凄い事してるよ!」

ほむら「誉めないで、照れるわ・・・///」

さやか「誉めてねー!!」

KB「なぁ、俺はもう帰って良いよな?」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 22:37:05.75 ID:XBd7La2X0
織莉子「ともかく、何でこんな事をしたのですか・・・?」

ほむら「まどかを愛しているからよ」

杏子「どんな愛だよ・・・まぁ、抱き枕やフィギュアはあんた描いたり作ったしたんだろうから、良いよ、良くないけど良いよ。
でも盗撮は止めろ!犯罪だぞ!」

キリカ「“まどかの着替え”“まどかの入浴”“まどかのトイレ”・・・棚に数えるのが嫌になるくらいの数のDVDが・・・
しかもジャケット自作とか、マジで同人グッズ作れるレベルだね。何という才能の無駄遣い」

ほむら「ええ、盗撮と言えば盗撮よ・・・でも、目的はまどかに迫る危険から守る事」

KB「テメェが一番危険だろうがよ・・・」

ほむら「そしてまどかの健康状態を確認する事、何よりまどかの裸や恥ずかしいところが見たいからよ」

キリカ「あ、本音出た」

マミ「あの・・・何でさっきからそんなに堂々としてるの?」

ほむら「私はあなた達には言い訳しないわ。本当の事を話す」

織莉子「信頼してくれるのは嬉しいですが・・・」

杏子「話してる内容が最低だな・・・しかし、よくこんな撮り難そうな角度の写真を・・・」

さやか「そして、このケースに貼られた“まどパン 汗付き”“まどパン 聖水付き”・・・後は読みたくない・・・
あんたまどかのパンツ盗み過ぎだろ!!」

ほむら「盗んで無いわ、新品と交換したのよ。まどかも汗や聖水が付いたままだと気持ち悪いでしょう?
それに私がまどかのパンツが欲しかったからよ」

マミ「パンツなんて盗んでどうするの?」

ほむら「勿論、被ったり履いたり咥えてまどニーしたり、煮てダシを取ったりするのよ」

杏子「今、さらっととんでも無い事言ったぞ」

キリカ「変態が時間停止能力を持った結果がコレだよ」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 22:57:02.37 ID:XBd7La2X0
織莉子「しかし、妙ですね・・・」

さやか「いや、そりゃ妙過ぎるよ・・・」

織莉子「いえ、そうではなく、ほむらさんがまどかさんに出会ってから、それほど日は無いはずです。
なのに、盗撮したDVDは多過ぎませんか?」

さやか「言われれば確かに・・・それぞれにちょっとしか入れてないなら解らないけど」

ほむら「どれも入るだけ入れてあるわ。その辺りも私の事に関係しているの」

QB「・・・」ゴソゴソ

マミ「あなたは勝手に再生しようとしないで」

まどか「ねえ、ほむらちゃん・・・」

ハッ!嫁が気が付いたわ!

まどか「何でこんな事したの・・・?私やっぱりほむらちゃんがこんな事したなんて信じたくないよ・・・信じられないよ・・・」

ほむら「まどか・・・ごめんなさい。でもね、これが本当の私なの。あなたが好き過ぎて・・・
本当に、狂おしいほどに、あなたの為なら命を投げ出しても良いくらい愛しているの」

さやか「(凄くいい事言ってる・・・嘘は吐いてない)」

杏子「(だが変態だ)」

ほむら「ねぇ、こんな私が嫌いになった?嫌いになったなら、そう言ってちょうだい」

まどか「嫌いになれる訳ないよ・・・」

え?

まどか「こんな事で嫌いになる訳無いよ!私、ほむらちゃんの事信じてるから!何回も助けてくれた!
私、ほむらちゃんの事・・・大好きだよ」

ほむら「まどかぁあああああああ!!」

私はまどかに抱き付いた。

織莉子「(素晴らしい絆ですね)」

キリカ「(だが変態だ)」

KB「俺は何しに来たんだ・・・?」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/26(水) 23:30:21.96 ID:XBd7La2X0
まどか「確かにちょっとびっくりしたけど・・・それくらい私の事を想ってくれてるって解ったから。それが嬉しいかな・・・なんて」

まどか・・・あなたは何処まで優しいの・・・?自分の欲望のままに盗撮していたのが恥ずかしくなるわ。
ぎゅっとまどかを強く抱き締める。

まどか「でも、恥ずかしいから盗撮は止めてね。後、パンツを盗むのも・・・」

ほむら「解ったわ、約束する。二度としない」

私とまどかは身体を離した。

ほむら「あなた達も、こんな私が信じられないなら、そう言ってちょうだい」

それならそれで仕方ないわ・・・。

杏子「あんまりあたし達を見くびんなよ?」

え?

杏子「あたしは言ったぜ?ほむらが何者だろうと気にしないってな。
あんたが変態だろうが何だろうが、あたしは気にしない。仲間だろ?」

マミ「そうね。あなたは今も一切言い訳しなかった。自分を正当化させようとしたりはしなかった。
それに言ったわよ。私はあなたを絶対裏切ったりしないって」

さやか「こう言っちゃまどかには悪いけど、ほむらのやった事なんて、あたしがやらかした事に比べたらなんて事無いって!
あんたはあたしを攻めたりはしなかったし、あの時、優しくしてくれた事は本当に嬉しかったよ。
だから、あたしはあんたを攻めたりしない、出来ないよ」

織莉子「私はあなたに全面の信頼を寄せています。
別にあなたは私達を裏切った訳でもないですし、今更、あなたが変態だったと解っても、それは些事というものです」

キリカ「私は無条件で君の味方だって言ったよ?変態では無い、というのが味方の条件になってる訳無いよっ!
それになるほむほむが変態だったなら、それはそれで面白いし!」

皆・・・

ほむら「ありがとう・・・こんな私でも受け入れてくれて・・・」

織莉子「あなたは私達を一切否定したり、非難したりしませんでした」

マミ「そんなあなたをどうして否定したり、非難できて?」

杏子「こっちは気にしないよ。だからあんたも気にすんな」

さやか「あんたはあたしを受け入れてくれたよ。だから今度はあたしがあんたを受け入れるね」

キリカ「あたしはほむほむの気持ち解るなー。私も織莉子にこんな事したいかって聞かれたらしたいし!いや、やらないけどね?」

まどか「良かったね、ほむらちゃん」

ほむら「うん・・・」

涙がこぼれた。本当に・・・この人達と仲間になれて良かった・・・。

ほむら「でも、私を変態と呼ばないで。淑女と呼んで」

QB「そこは譲れないんだ・・・」

KB「ZZZ・・・」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/26(水) 23:45:17.02 ID:xlQGjJgu0
よくこんな変態を信頼できるなwwwwww
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 00:02:37.60 ID:eX8lQTmh0
マミ「さて、話を聞こうにもこのままじゃ・・・ねぇ」

杏子「そうだな・・・ゆまが入れないし」

ほむら「ごめんなさい、今、片付けるから」

時間を停止して全部たてに収納・・・しようとしたら、床や壁からマミのリボンが伸びて来て私を拘束した。

ほむら「何するの、マミ?」

マミ「あなた、今、時間を止めて隠してしまおうと考えたでしょう?」

ほむら「どうして解ったの!?」

さやか「そりゃ解るだろ」

マミ「鹿目さん、あなた、この部屋にあるものをどうして欲しい?」

まどか「盗撮したのは全部捨てて欲しいです・・・パンツは返して欲しいです」

ほむら「そんな!?」

杏子「いや、当たり前だろ」

マミ「という訳で処分させてもらうわね。鹿目さんは美樹さんと家のカメラを回収して来て。
キュゥべえに見付けてもらうと良いわ」

まどか「はい」

さやか「解りました」

QB「解ったよ」

マミ「佐倉さんはDVDをゴミ袋に詰めて」

杏子「おうよ」

マミ「私は壁の写真を剥がして捨てるから、美国さんは鹿目さんのパンツを洗濯機に放り込んでおいて」

織莉子「はい」

マミ「呉さんはPCを調べて、鹿目さんのいかがわしい画像とか動画を消してくれる?」

キリカ「オッケー」

ほむら「ほむぅ・・・」

仕方ないわ・・・皆私を受け入れてくれたんだし。それに、失ったのは。全て言わば“使用用”。
画像も動画も、全てバックアップを外付けHDに保存して、それを盾にしまってある。
そしてまどかのパンツも、返す事になったのは何度も使って、薄くなって来てるから、其処まで惜しくないわね。

マミ「自作グッズは・・・」

まどか「それはまぁ、良いかな・・・でももう作らないでね」

ほむら「解ったわ」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/27(木) 00:12:55.84 ID:xGWnAb0uo
なんてことでしょう・・・・・・。
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/10/27(木) 00:19:18.56 ID:8WDvXxbb0
ほむらは用意周到すぎるwwww
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 00:57:28.80 ID:eX8lQTmh0
片付けが終わり、まどか、さやか、キュゥべえが戻って来たわ。

まどか「ただ今ー、なのかな・・・?」

さやか「よっこいしょ・・・」

まどかとさやかが抱えたカメラを降ろす。

さやか「カメラ回収して来たけど部屋に五台、お風呂場に四台、トイレに三台・・・多過ぎだろ!?
まどかの家に誰も居なくて良かった・・・」

QB「天井裏を探したりして大変だったよ・・・」

そしてやっと私はマミのリボンから解放された。

ゆま「もう良いのー?」

入って来るゆま。

杏子「あぁ、待たせて悪かったな」

ほむら「では、話すわ。私が何者か・・・」

さやか「もう驚愕の事実を知ったから、余程の事でも驚けなくなったよ・・・」

ゆま「驚愕の事実?」

マミ「千歳さんは知らなくて良いの」

ほむら「先ず、私は此処とは別の世界から来たの」

キリカ「いきなり話がぶっ飛んだね・・・」

まどか「キュゥべえの予想は当たってたね・・・」

QB「うん」

ほむら「そしてもう一つ、別の世界なだけじゃないわ。未来から来たの」

QB「なっ!?」

マミ「何ですって・・・?」

織莉子「成る程、確かに有り得ないですね」

さやか「えっ?それって其処までとんでも無い事なの?映画とかじゃよくあるけど・・・」

杏子「詳しい説明は省くけどな、理論上、タイムトラベルは可能と言われてる。技術上は無理だけどね。
但し、行けるとしても未来だけだ。過去へ行くのは、理論上も不可能だそうだ。
今、ほむらの言った事はメチャクチャとんでもねぇぞ」

キリカ「さやさや、そんな事も知らないの?」

さやか「えっ?もしかして知らないの、あたしだけ・・・?」

まどか「(どうしよう、私も知らないって言い辛い・・・)」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 01:01:40.92 ID:eX8lQTmh0
ほむら「確かにこの世界では有り得ないでしょうね。でも、私達の世界ではそれを可能にするものがあった。魔法よ」

KB「一応聞くが、そりゃこの世界の“魔法のような科学”とは違うんだよな?」

ほむら「ええ、正真正銘の魔法よ。その存在は私の固有能力が何よりの証拠。
これはこの世界での科学では解明出来ないでしょう?」

QB「そうだね」

ほむら「科学水準は一般ではこの世界と同じよ。でも、マギカの擁する量子関係の技術や、機械兵器の技術といった極度に発達した科学は存在していなかったわ。
そして私のいた世界と、この世界の最大の違い、私のいた世界には怪獣なんて実際の存在ではなかった。空想上の存在でしかなかったわ」

さやか「怪獣がいないって・・・」

まどか「それ、平和ですっごく良いね・・・」

ところがそうでも無いのよ。

ほむら「だから、この世界に来て、アンギラスを見た時は本当に驚いたわ。
大きさが100メートルを由に超えて、体重が何万トンもあって、通常兵器では殺傷できない生物なんて有り得なかったもの」

マミ「この世界でも、普通の生物の常識なんて通用しないけどね」

ほむら「私達の世界には、魔法少女の敵は怪獣ではなく、魔女だったわ」

ゆま「魔女って、お話に出て来る魔女?」

ほむら「うーん、名称は魔女でも、見た目は魔物や怪物と言った方が近いものが多かったわね。
結界を作って身を隠し、使い魔を放って人々を襲うの。犠牲になるのは多くて同時に数十人くらいかしら。
このせかいの怪獣が暴れた場合とは被害の規模が遥かに小さいわ」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 01:24:16.71 ID:eX8lQTmh0
時間掛かるので今日は此処までです。
読んでくださった方、レスくださった方に感謝!
また明日。
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/27(木) 01:29:17.50 ID:3GLYq4bf0

ほむほむの変態っぷりのせいでキーベえが空気と化してるwwwww
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 06:14:45.79 ID:tOziaEr70

>>138
いや、面白くなかったそうだがそこじゃなくて民間の怪獣組織を出してほしい
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/27(木) 06:49:21.99 ID:xGWnAb0uo
お疲れ様でした
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/27(木) 13:32:41.33 ID:R+DvSQcIO
>>153
日本語ちゃんと読めてるか?
あとsageような
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/10/27(木) 19:34:05.98 ID:RjQ2pY1D0
>>155
民間組織出すかどうか知りたいってことでしょ
マギカはネクサスのTLTみたいな秘密主義的な感じに見えるから
民間組織とかは有ったとしても圧力で抑えられてそうだし
真実に気付いた記者とかは記憶消すどころか存在消してそうだがw
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 20:58:46.68 ID:eX8lQTmh0
ロリこんばんは。急に寒くなった。

>>153

対怪獣組織は出しても政府のほうかなぁ。民間組織なんて何させりゃ良いかすら解らん。

>>156

うん、そんな感じの組織。真実に気付いて発表しようものなら消される。
ネクサス知らないけど。

再開します。
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 21:03:31.33 ID:eX8lQTmh0
織莉子「あなたは今、魔法少女と言いましたね?あなたの世界でも魔法少女はいたのですか?」

ほむら「ええ、違いは多いけどね。先ず、一つ目の違いはインキュベーターとの契約時に何でも一つ。願い事を叶えてもらえるのよ。
その代わりにこの世界で怪獣を倒す使命を負うように、魔女を倒す使命を帯びるの」

キリカ「何でも願いを・・・って怪しいなぁ・・・普通に考えて胡散臭過ぎるよ」

ゆま「うん、報酬を先払いって言うのが怖いね」

杏子「大体さー願い事叶えて貰って、その上魔法少女の力を得るって得てばかりじゃんか。
世の中は差し引き0、背負うリスクは魔女退治だけじゃないんだよね?」

ほむら「ええ」

まどか「私、素直に良いなーって思っちゃった・・・」

マミ「鹿目さんの将来が心配だわ・・・」

QB「ところで、願いを増やして欲しいって願いは・・・」

ほむら「駄目だと想うわ。試してないけど。続けるわね。別のリスク・・・の一つに数えて良いと思うのは契約時に魂を抜き取られて、ソウルジェムに変えられてしまう事。
つまり、こちらが本体となり、身体を操作する事になる」

私は指輪をソウルジェムに変化させた。今の私のソウルジェムは、私の魂では無く、様々な機能を持つツールに過ぎない。
私は人間に戻れた・・・それがこの世界に来て最初の嬉しい出来事だった。

ゆま「わ、私達の命がソウルジェムになっちゃうの・・・?」

さやか「うぇっ・・・それじゃ、ゾンビにされるようなものじゃん!」

マミ「というよりは、遠隔操作されるロボットや人形が近いかしら?」

杏子「でも、それは一概にリスクって言えなく無いか?ソウルジェムさえ砕かれなけりゃ、死ぬ事は無いんだよな?だからってそうなるのは御免だけど」

ほむら「そうね、インキュベーターの言葉を借りるなら、身体は魔翌力で修理すればまた直ぐ動くようになる、ソウルジェムが砕かれない限り無敵という事ね」

KB「じゃあ、こっちの世界のテメェらもそうすっか?そっちの方が便利だろうしなぁ」

杏子「ふっざけんじゃねぇ!」

さやか「そうよ!冗談じゃないわよ!」

QB「いやいや〜、命、いや魂?それの物質化なんて出来る訳無いじゃないか」

キリカ「あれ?でも私らも生命力で色々作ったりしたりするよ?」

QB「君達がやっているのは生命エネルギーを量子変換し、物質や怪獣のエネルギーに変えている事さ。
命そのものを物質に換えてる訳じゃない」

まどか「じゃ、じゃあ、ほむらちゃんは、そんな身体にされていたの・・・?」

隣に座るまどかが私の方に向く。

ほむら「ええ。でも今は違うわ。ちゃんとした人間の身体よ」

まどか「酷いよ・・・そんなの、あんまりだよ・・・」

まどかが私をそっと抱き締めて涙を浮かべる。本当に優しい子。
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/27(木) 21:05:54.63 ID:/luCsDeA0
乙!
安定の変態ほむらさんだったな
そしてそれを受け入れるみんなはすごい
これもほむらの努力の賜物だな
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 21:34:12.81 ID:eX8lQTmh0
織莉子「・・・似ていますね」

キリカ「何が?」

織莉子「ほむらさんの世界の魔法少女のソウルジェムと身体、それは私達の世界の魔法少女と怪獣の関係に」

ほむら「それは私もこの世界の魔法少女が使役する怪獣について知った時、そう思ったわ」

KB「ああ、こっちの魔法少女は、怪獣に生命力を送って遠隔操作している。
そして怪獣も術者が回復させる限り死なねぇ。似てるっちゃ似てるな」

さやか「でもさ、こっちは怪獣自身が意思を持ってるし、指示を出さなくても、殆どあたし達の動いて欲しいように動くいてくれるよね」

QB「君達の怪獣の意思は君達の人格がベースとなっている。だから考えた方が非常によく似通っているんだ。
一つの事態に直面した時の対応がほぼ同じだし、共闘する上で魔法少女がどう動くかも予想して戦うから、凄く戦いやすい筈だよ」

まどか「あ、ほむらちゃんのいた世界でも、魔法少女が魔女を使役して戦ったりしてたの?」

まどかが私から離れた。ほむぅ・・・ずっとくっ付いててくれて良いのに・・・。

ほむら「いえ、私達の世界では魔女は魔法少女に倒される存在だった。
発生する原因は、魔女の生み出した使い魔が人々を襲って成長し、発生元の魔女と同じになるのと、魔法少女が魔女化するの」

さやか「魔法少女が魔女になるの!?」

マミ「私達の世界で言えば怪獣になるようなものかしら」

キリカ「あ、でも、それもアリかも。私はどんな姿になったって織莉子やほむほむに尽くすよ」

杏子「いや、ちゃんと聞けよ。この場合、あたし達が使役するような怪獣じゃなくて、暴れる敵の怪獣になっちまうって事だろうが。
そうなんだろ?」

ほむら「ええ。でも、一概には言えないわ。キリカは魔法少女から魔女になったにも関わらず、織莉子を守っていたわ」

キリカ「私、魔女になったのーっ!?」

ほむら「一つの世界でね」

まどか「一つの世界?」

ほむら「後で説明するわ。ともかく、その魔法少女が魔法を使うと、ソウルジェムに穢れが溜まるの」

ゆま「あれ?ものって使えば使うほど減るものじゃないの?」

さやか「うん、何かが溜まって増えるっておかしくない?」

KB「でも、ねぇぜ。例えばエンジンオイルだ。あれも使えば使うほど不純物が溜まって汚れていくだろ。それと同じようなもんじゃねぇのか?」

ほむら「そうね。溜まるのは憎悪や絶望といった負の情念。何故と思うでしょう?これも後で話すわ。
さて、この穢れを取るのがグリーフシード。この世界では怪獣を倒すと大なり小なり、確実に入手できるけど、私達の世界では魔女が時々しか持っていない貴重品だった。
見た目は棘が付いた黒い宝石。これで穢れを取ってソウルジェムの浄化をするの。言わば報酬かしら」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 22:06:07.12 ID:eX8lQTmh0
杏子「報酬っつーか、それって・・・」

まどか「うん、只の補充だよね・・・他に穢れを取る方法は無かったの?」

ほむら「私の知る限りなかったわ。そして魔法少女本人の絶望や憎悪でもソウルジェムは穢れたわ。
そしてこの穢れが許容の限界に達すると、ソウルジェムはグリーフシードになり、魔女を産んで消滅するの」

織莉子「つまり、魔女として生まれ変わる訳ですか・・・」

ほむら「そう。願いが壮大で多くの希望を与えるほど強い魔法少女になり、多くの人を救える。
そして元の魔法少女が強ければ強いほど更に強大な魔女になってより多くの絶望を撒き散らす」

マミ「元に戻る方法はあったの?」

ほむら「私も散々探して試したけど、見付からなかったわ。もしあるとすれば、インキュベーターとの契約時に誰かに願ってもらう以外に無いと思う」

QB「君のいた世界のインキュベーターはどうしてそんな酷い事をするんだい!?
とてもそいつらがボク達に相当する存在なんて思えないよ!!
幾らどんな願いを叶えた対価だとしても死ぬ以上に酷いじゃないか!!」

ほむら「私がいた世界のインキュベーターはあなた達とは全く違ったわ。先ず、宇宙生物だった」

QB「それで君はボクを宇宙生物だと疑った訳か・・・」

ほむら「ええ。そして感情が無く、多数の個体で一つの意思、思考を持ち、同じ機能を備えていた。
そして一つの個体が稼動しなくなったら、直ぐに別の個体が現れるの」

KB「そりゃゾッとしねぇな・・・そんなんで生きてて何が楽しいのよ?」

ほむら「さぁ?人間の価値観が通用しない生き物だったから。見た目はキュゥべえと同じだったわ」

QB「あー・・・それでボクにあんなに殺意を抱いていた訳だね・・・」

ほむら「今更だけど謝るわ、ごめんなさい」

QB「いや、良いよ。そんな奴なら殺したくなって当然だろうしね」

織莉子「でも、殺しても次が出るのなら無意味では?」

ほむら「ええ。そんな訳で暇つぶしやストレス解消に殺したり、一日で何匹殺れるかという記録に挑戦した事もあるわ」

キリカ「あ、それ私もやりたい」

さやか「やってみたいのかよ」

杏子「あ、面白そうだな」

ゆま「ゆまもやってみたい!」

QB「な、何で3人ともこっちを見てるのかな!?ボクは殺してもボクは二度と出て来ないよ!?」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 22:55:38.58 ID:eX8lQTmh0
ほむら「何故か同時に2体以上が稼動しているのを見た事は無いわ。理由は解らないけれど」

マミ「うーん、多分、同じのが沢山居たら不信感がられるからじゃないかしら?
そして暁美さんの見えない所・・・例えば別の国でとかで別個体のインキュベーターが活動していたとか」

ほむら「そうかも知れないわね。そしてインキュベーターの目的は、魔法少女に願いによって希望を与え、
絶望させて魔女化させる事によって発生する相転移の感情エネルギーを回収する事だったの」

キリカ「三行で」

ほむら「魔法少女が魔女になる、凄いエネルギー発生、回収してウマウマ」

キリカ「おk、把握」

まどか「私にはほむらちゃんとキリカちゃんの会話の方が解らないよ・・・」

マミ「鹿目さんは解らなくて良いわ」

さやか「ところで感情エネルギーって何なのよ?」

ほむら「知的生命体の感情をエネルギーに変えたものらしいわ。
そして、私達人間が生まれてから死ぬまでに消費するエネルギーより、感情よって生み出すエネルギーの方が多い、エントロピーを覆すエネルギー源になるとインキュベーターは言っていたわ」

QB「エントロピーって何?」

マミ「意味解らないで使ってたのね・・・簡単に言うと、焚き火で得られる熱のエネルギーは、木を育てる労力と吊り合わないって事。エネルギーは形を変える毎にロスが生じるの。それがエントロピー」

QB「成る程!」

まどか「(キュゥべえは解ってなくちゃ駄目だと思う・・・)」

杏子「こっちの世界じゃ、それを凌駕する存在なんて珍しくも無いけどな。そこら中を闊歩してる」

勿論、怪獣の事ね。

織莉子「そうですね。怪獣はその体重や体格に比して、極僅かなエネルギーで動き回ります。
私達人間の生命エネルギー程度で巨大な怪獣の強力な特殊攻撃を使用出来るというのも、ソウルジェムを通す事でより効率良くエネルギーを使えるからです」

ほむら「そして取り分け効率が良いのが、人間の第二次成長期の少女の希望と絶望の相転移らしいわ。
ソウルジェムからグリーフシードになった瞬間に膨大なエネルギーが発生するの。
それを回収するのがインキュベーターの役割だった」

KB「で、そんなもん回収してどうすンだ?」

ほむら「宇宙の寿命を延ばす為らしいわ。私達の世界では、宇宙に文明がひしめき合っていたらしいの。
それで、一瞬毎に大量のエネルギーを消費していて放っておいたら、宇宙が枯れ果てるとか何とか」

QB「訳が解らないよ」

ほむら「あなたからそれについて、その言葉が聞けるなんてね」

QB「・・・頼むから、君のいた世界のインキュベーターとボクを同じだと見ないで欲しい」

ほむら「・・・ごめんなさい」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/27(木) 23:43:58.29 ID:eX8lQTmh0
キリカ「ま、この世界で宇宙のどっかに文明があったとしても、宇宙怪獣が片っ端から滅ぼしてるだろうけどね」

織莉子「例えば、金星は高度な文明を誇っていましたが、5000年前にギドラ族によって滅ばされてしまったそうです」

ほむら「そうなの!?」

マミ「ええ。あなたの世界では宇宙の寿命が文明によって削られ、それを延ばす為にエントロピーを覆す魔法少女をインキュベーターが探す。
こちらの世界では文明を滅ぼす、怪獣というエントロピーを覆す存在を防ぐ魔法少女をインキュベーターが探す。
似ているようで間逆ね」

杏子「はははははは!面白ぇ皮肉だな!ほむらの世界のインキュベーターに怪獣を見せてやりたいぜ!」

さやか「そして間抜けなインキュベーターは喜んで怪獣を星に連れてくんだろうね」

キリカ「そんでもって滅ぼされちゃうんだよね!」

3人とも・・・ありがとう。

ゆま「ねぇ、ホムラ、本当に契約する時の願いって何でもだったの?」

ほむら「ゆま、どんな祈りも、奇跡と言う条理にそぐわないもので叶えたものである限り、必ず何らかの歪みを生み出す事になるの。
やがてそこからは災厄が生じる。やがてそれが絶望となり、インキュベーターの思惑通りになった。だからそんなものに憧れては駄目」

ゆま「そうじゃないの!そんな何でも叶えられるような力があるなら、どうして宇宙のエネルギー問題なんて抱えてるのかなって」

KB「だよなぁ。もし自分達で出来ねぇとしてもだぜ?
そこのマゾヒストちゃんみたいな頭の弱そうなのを適当に言いくるめて、その問題を解決するよう願わせりゃあ一発解決だ。
何でそんな面倒な真似しなきゃなんねぇのよ?」

さやか「頭が弱い言うな!後、マゾヒストって言うな!」

ほむら「そうね・・・インキュベーターの話を聞く限りでは本当に何でもではないみたいだったわ。大抵の事は叶えてあげられるとも言っていた。
どうも叶えられる願いの大きさの限度は、魔法少女となる娘の素質に比例していたようだったわ」

マミ「その世界では私達は魔法少女になっていたの?どんな願いで魔法少女になったのかしら?」

ほむら「そうね・・・先ずまどかは大怪我をしたエイミーと言うネコを助ける為に契約して魔法少女になったわね」

まどか「そうなんだ・・・」

さやか「優しいまどからしいね」

まどか「えへへ・・・」

ほむら「さやかは上条恭介の腕を治す為に契約したわ」

さやか「へー・・・つか、やっぱりかな」

ほむら「マミは交通事故で大怪我して瀕死の状態で助けて欲しいと願った」

マミ「契約せざるを得ない状況だった訳ね・・・」

ほむら「因みに両親はその時に亡くなっていたらしいわ」

マミ「!この世界の私に似てるわね」

ほむら「杏子は父親の説法を聞いて欲しいという願い」

杏子「・・・そんなもんで聞いて貰っても、どうせロクな事にならなかったんだろ?」

ほむら「ええ、あなたの父親にその事が発覚してあなたを残して一家心中したと聞いたわ」

杏子「おいおい、マジかよ・・・」

ほむら「織莉子、キリカ、ゆまの願い事は知らないわ」

織莉子「そうなのですか」

キリカ「うーん、何なんだろうなー」

ゆま「私は気にしないよ。ホムラの話を聞いてると怖くなっちゃった」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/28(金) 00:38:27.17 ID:KWZmUukU0
KB「テメェらの願い事ショボいな・・・どうせ魔女になるんだからよ、
もっとこう、三千世界を遍く支配する神となって、万物の悉くを手中に収めたい、とか願えよ」

ほむら「そんな願いを叶えられるとしたら、まどかくらいだったと思うわ」

まどか「えっ!?」

ほむら「そして私の願い、それはまどか、私は、あなたとの出会いをやり直したい、
あなたに守られる私じゃなくて、あなたを守る私になりたいと願った。そして時間を停止する能力と、時間を逆行する力を手に入れた」

QB「そうか・・・君はその能力で時間を遡って来たのか」

ほむら「私は何度も何度もやり直した。まどか、あなたを絶望の運命から救う為に」

まどか「どうして・・・私なの?」

ほむら「あなたはずっと入院していて内気で友達のいない私に声を掛けてくれた。
友達になってくれた。そして、魔女に襲われた私の命を救ってくれた」

まどか「私が・・・ほむらちゃんを。私じゃないけど何か嬉しいな・・・」

ほむら「でも、あなたは私を守る為に死んでしまった・・・見滝原を襲った超弩級の魔女、ワルプルギスの夜によって」

さやか「ワルプルギスの夜・・・どっかで聞いたような」

織莉子「古代ケルトでバルティナ、又はケートハブンと呼ばれる春の祭りが5月1日にあるのですが、
この祭りの前夜がワルプルギスの夜と呼ばれています」

マミ「そこでは魔女たちが集会を開き跋扈すると伝えられているの」

ゆま「魔女の・・・」

ほむら「その時に私は契約して魔法少女になった。そして同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探った。
あなたを、絶望の運命から救い出す道を」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「そうして繰り返す度にあなた達と出会い、協力し、敵対し、或いは出会わずに何度も何度も、繰り返し、数え切れないほどにあなた達の死を見て来た。
魔女と戦って戦死したり、敵対した誰かに殺されたり、魔女になってしまったり、或いは私自身が手にかけた事もあった」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/28(金) 00:58:59.49 ID:KWZmUukU0
今日は此処まで!
読んでくださった方、レスくださった方、ありがとうございます!
それでは明日。

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 01:01:12.61 ID:uOrG6Xeu0

次回も楽しみにしてます!
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/10/28(金) 02:53:07.90 ID:/+qbr3P40

キングギドラに滅ぼされるインキュベーター母星とか胸熱
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/28(金) 03:34:04.27 ID:6083+nC+0
乙!
>>159はすまんかった
ちゃんと更新してからレスすべきだった
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/28(金) 06:57:59.41 ID:uwbHJY3SO
>>163
×間逆
〇真逆
170 :sage :2011/10/28(金) 14:26:20.74 ID:afD7AUmM0

続き楽しみにしてます!
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/10/28(金) 17:11:15.96 ID:RJYLuGZAO
>>170
sage sagaはメール欄にどうぞ
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/28(金) 20:32:17.58 ID:XKNNvVVAO
考えたらこのほむらは幸せ者だよな
まどかの資質が異常に増大したのが自分のループのせいだって知らなくて済んだもん
正直、あれが一番堪えるだろ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/28(金) 21:01:44.42 ID:8P9CJRvq0
この世界の一般人はろくに怪獣迎撃しない腑抜け自衛隊とは確実に思ってるとして
なぜか人間の味方をする怪獣とか突如市街地に怪獣が現れたり(魔法少女が怪獣呼び出す)とか不思議なこと多すぎるなww
ブレイドやWの仮面ライダーみたいに魔法少女も都市伝説になってるのかな
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/28(金) 21:11:05.85 ID:2NeCGlJVo
>>173
たぶん初期はやってたけど出撃→10分で壊滅とかで、
怪獣総進撃あたりの時代にはもう諦めたんだろ
裏ではMagiaに予算流したりしてそうだけど

それをリアルタイムに見てる世代と下の世代とで全然空気が違うとかありそう
今の自衛隊核武装論みたいな感じで
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/28(金) 21:30:48.46 ID:7EM75B8Bo
害獣駆除に自衛隊(?)のような貴重なリソースを投入するより、
対怪獣専門の猟友会に任せた方がいいという判断かと。

あとは、怪獣愛護団体とかが頑張った線もありえますが。
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/28(金) 21:44:28.19 ID:KWZmUukU0
ロリこんばんは。今週のアニマスは中々良かった気がする。

>>168

いやいや、感想のレスは何処につけて頂いても歓迎よ。

>>163

指摘ありがとう。しかし、誤字なんてまだまだ掃いて捨てるほどあるという・・・。

>>173

そんな感じ。仮面ライダーは解り易い例え。もっとも、スケールが違うが・・・。

>>173

うーん、後で実は魔法少女が戦えない場合に備えて、
自衛隊にも対怪獣兵器(スーパーXシリーズ)を供与している・・・とかの設定にするかも知れない。

>>175

魔法少女を知る一部の人間はそんな判断で合ってると思います。そこまで考えて書いてないけど。

再開します。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/28(金) 21:45:37.39 ID:KWZmUukU0
まどか「・・・辛かっただろうね」

まどかが私の右手に手を重ねる。私はその手に左手を乗せて続ける。

ほむら「まどかを救う為に、絶対に魔法少女にしてはいけない。インキュベーターは甘言を吐いてまどかを契約させようとしていた。
そして誰も私の言う事を信じてくれなかった」

キリカ「まさにどう足掻いても絶望だね・・・」

さやか「ほむらはそれでも戦い続けたんだね・・・凄いよ」

ほむら「あなたには苦労させられたわ・・・放っておいたら絶対契約するし、私を一番信用してくれないし、ほぼ確実に魔女化する上、何人かを道連れにするし」

杏子「なんて厄介な奴なんだ・・・」

さやか「う゛っ、ごめん・・・あたしじゃ無いけど」

マミ「私だったら正気を保ってられないわ・・・。きっと自ら命を絶っていた」

ほむら「あなたは魔法少女が魔女になると知ったら、皆を道連れに死のうとしていたわね」

マミ「うーん・・・私だったら、力の限り魔女と戦って魔翌力を使い切って自ら命を絶ちたいわね。その立場になってないから解らないけど」

ほむら「そしてあなたが生きて共にワルプルギスの夜を迎えらえる確立はかなり低かったわ。
魔女化は先ずしないけれど、魔女と戦ってる時に油断して死ぬか、魔女化を知って暴走して自殺か殺されるかで」

マミ「油断については、ちょっと否定できないわ・・・暁美さんと出会った時は、少し自信過剰な所があったから・・・。
言ってみればその所為で美国さん達と敵対しかけたし」

QB「ヘドラに奇襲されてキングギドラが首を一本失ったしね」

杏子「あたしは?」

ほむら「あなたは出会えればほぼ共闘関係を結べたわ」

杏子「お、流石あたし」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/28(金) 21:47:16.54 ID:KWZmUukU0
ほむら「でも、それは見滝原という良い狩場を提供するという条件で共闘関係になっただけね」

さやか「あんたらしいっちゃらしいわね」

杏子「うるせぇ!」

ほむら「あなたはよくさやかに挑まれて返り討ちにして殺してしまう事が多かったし、
さやかと解り合えてもさやかが魔女化、あなたが道連れというのが定番コースだったわね」

杏子「それ、あたし悪くないよね」

さやか「何やってんの、ほむらの世界のあたし!!」

ほむら「織莉子とキリカは一度だけ敵対した世界があっただけ、ゆまは同じ世界で共に織莉子達と戦ったわ」

織莉子「何故、私達はほむらさん達に戦いを?」

ほむら「(知りたいなら後で教えてあげる。まどかのいる所では話せない)」

織莉子「(まどかさん?・・・成る程、解りました。
大方、私がまどかさんが魔女化して大きな災厄をもたらすと予見して殺そうとしたのではないでしょうか)」

ほむら「(正解。あなたは頭が良くて助かるわ)」

織莉子「(あなたの世界とは私達にも共通点が多いですからね。それを鑑みればおのずと答えは出ます)」

キリカ「どしたの、ほむほむ?何で私達はほむほむ達と戦ったのー?」

ほむら「後で織莉子に聞いて。その時のゆまの事情はさっぱり知らないので、何も言えないわ」

ゆま「そうなんだ」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/10/28(金) 21:49:17.83 ID:YI9bAP7AO
確かに首都だと後手に廻るのはマズいですからね時間稼ぎに66式メーサー殺獣光線車とか配備されてるかも
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/28(金) 21:56:04.58 ID:KWZmUukU0
マミ「それにしても、あなたのその強靭な意志と覚悟・・・もう凄いなんてものじゃないわ・・・」

ほむら「その間にまどかを盗撮し続け、パンツを盗みまくったわ」

杏子「台無しだな」

ほむら「そうしないと私を保てなかったのよ!」

KB「他に何か無かったのかよ・・・」

まどか「あはは・・・」

マミ「まぁ、暁美さんはそんな戦いを続けてたんだし、何処かでちょっとおかしくなっちゃったのよね」

ほむら「いいえ?契約して2週目の世界でまどかに会った瞬間、まどかに声を掛ける前に時間を止めてパンツをもらったわ」

さやか「最初からかい!?」

ほむら「入院してて、レズエロマンガばっかり読んでたからかしら?」

キリカ「入院して何やってんの・・・?てか、そんなもんばっかり読んでたって事は・・・」

QB「ほむらには最初から変態の素質があったのさ!嬉しいよ!!」

ほむら「だから変態じゃなくて淑女だっつってんだろうが、この淫獣!!」

杏子「もうどっちでも良いよ」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/28(金) 22:15:31.33 ID:KWZmUukU0
織莉子「成る程、それであの数のDVDですか・・・一体何週分のまどかさんのなのか・・・」

まどか「ほむらちゃん、見たんだよね・・・?私の恥ずかしい所、全部・・・」

ほむら「ええ、ごめんなさい」

まどか「はうぅ・・・恥ずかしいよぉ」

恥ずかしがるまどか!可愛過ぎるぅぅううううううう!!

まどか「これはほむらちゃんに責任とってもらうしか無いな・・・なんちゃって」

!?

ほむら「よ、喜んで!!」

私は全裸になってまどかに抱き付いた。

さやか「ぎゃああああ!!ほむらがいきなりスッパになってまどかに襲い掛かった!!」

キリカ「まどっち、今の冗談はマズイよ・・・」

杏子「ゆま、見るな」ギュッ

ゆま「え?え?」

ほむら「まどぅかぁぁああああ!!まどぅかぁぁああああ!!ハァハァハァハァ・・・」

マミ「うわぁ・・・」

まどか「ちょっ・・・ほむらちゃん、落ち着いてぇ!」

ほむら「ほむほむぅうう!!ほむほむううううう!!ほむぅううううううう!!」

QB「ハァハァハァハァ・・・」

KB「肝心な所を聞いてねぇぞ・・・まだかよ」

織莉子「落ち着いてください」

ゴン!

ほむら「ほむ!?」

織莉子の水晶が私の後頭部に直撃して、意識が飛んだ。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/28(金) 22:57:39.11 ID:KWZmUukU0
ほむら「ごめんなさい、少し取り乱してしまったわ」

起きて服を着たわ。

まどか「(少し・・・?)」

さやか「あれ?何か此処にあったパンツの数が今までに盗みまくったにしちゃ少なくない?」

ギク!あなたはどうしてそう勘が良いのよ!?ここは話題を逸らさないと!!

ほむら「そして遂に私はまどかを契約させず、さやか、マミ、杏子と共闘関係を結び、ワルプルギスの夜に挑む事が出来た」

さやか「スルー?まぁ、どうでも良いか」

織莉子「結果は・・・聞くまでも無いですね」

ほむら「ええ、私達4人は強い絆で結ばれ、心から信頼できる関係を築けた。それでも、私達は勝てなかった。
まどかはワルプルギスの夜の使い魔に住民ともども殺されたわ。私は遂に心が折れたわ・・・。
でも、そんな私を叱責して励ましてくれたのがマミ、あなただった」

マミ「私が?」

ほむら「さやかと杏子にもまたループしてくれと頼まれ、私はループしたの。
もうループするだけの魔力は残っていなかったけど、あなた達3人が最後の魔力を全て私に与えてくれた。
そしてこの世界に私はやって来た。怪獣が存在し、魔法少女が絶望しなくて済む世界に」

まどか・さやか・マミ・杏子・ゆま・織莉子・キリカ・QB・KB「・・・・・・」

ほむら「あなた達の世界の常識では有り得ない事は解ってる。でも、全て事実よ」

まどか「私は信じるよ・・・だってほむらちゃんが本当だって言ったんだもん」

さやか「そうだね、あたしも信じるよ!ほむらがそんな辛い戦いを続けていたなんてね・・・」

マミ「あなたは・・・本当に未来の世界からやって来たのね。それも別の世界の。そしてあなたは私達の救世主だった。
あなたのお陰で私達は今、こうしているのだもの」

杏子「当然、あたしも信じるさ。最も、その話が本当かどうかは大して問題じゃない。
あんたはあたし達の味方だ。信じて当然だろう」

ゆま「ホムラ可愛そう・・・でも、大丈夫、今は私達が付いてるからね」

織莉子「常識的に考えて有り得ない内容でしたが、この世界には怪獣という常識が通じない存在がいますからね。
あなたの話も特に抵抗無く受け入れられます」

キリカ「何というリアルシュタゲ。思っていた以上に凄い話で楽しかったよ!てのは不謹慎だね、ごめん。
ともかく私も信じる!私はほむほむの味方だっ!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 23:10:15.68 ID:gn3ioiopo
そう言えばシュタゲとまどマギのクロスssがあったがあれは神がかってたなあ
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/28(金) 23:12:17.93 ID:9bPGWRM00
今更だが新作ハリウッド版ゴジラの造形が獰猛すぎて吹いた。
あれが熱線出すところが想像できん。どっちかというとかめはめ波出しそう。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/28(金) 23:36:32.58 ID:Mj8jysUO0
とりあえず変態もといほむらを縛っておいた方がいいんじゃね?
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 23:38:32.94 ID:5DJHlNCDO
喜んじゃうだろ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/28(金) 23:52:20.98 ID:KWZmUukU0
ほむら「ありがとう・・・」

全て報われた気分だわ・・・。涙が両目から一筋ずつ零れた。

QB「成る程、君への疑問が殆ど解けた。そうか、君の卓越した戦闘技術と知識はそれによって培われたものだったんだね。ボクも信じよう。
最後に2つだけ良いかい?君がこの世界に来たという事は、この世界に元々いた暁美ほむらはどうなったのかな?」

ほむら「この世界の私に私の記憶と人格が上書きされたわ。今までのループもそうだった。この世界の私には悪いけれど」

QB「やっぱりか。そしてもう一つ、君が使役するバトラは一体何処から来たのかな?」

ほむら「前も言った通り、それは私にも解らないの。この世界に来た時は既に私に宿っていた」

QB「そうなんだ」

KB「その怪獣だがよ、モスラ族に生命力の波動がかなり似ている。何か関係があるのかもな」

マミ「そうね。モスラのように羽根がある姿、所謂成虫に姿を変えたし」

成る程、成虫とは言い得て妙ね。

ゆま「見た目も全体的には似てるね」

ほむら「そして私は誓った。今度こそ、何があっても今度は仲間は全て守り通して見せると。もう、やり直しは効かない」

マミ「やり直しが効かない・・・?すると、あなたは・・・」

ほむら「ええ、今の私は時間逆行能力を失っているわ。理由は解らない」

QB「推測するならば、君がマミ、さやか、杏子から魔力を受け取った事により、君がいた世界線とは大きく逸脱したこの世界に飛んだ。
君の時間逆行能力は元いた世界線の過去へ戻る機能だった。しかし、その世界線から外れてしまった為に、君は移動できなくなった・・・という事かな。
最も、世界線移動が有り得ない事だから事実は解らないけれどね」

ほむら「ともかく、私があなた達を何としても守ろうとしているのはそういう理由。
これからも同じよ。あなた達は何としても私が守り通してみせる」

QB「時間遡行者、歴戦の旅人、暁美ほむら。ボク達は君のこの世界への訪問を心から歓迎しよう。
そして感謝しよう。君とボク達を出会わせてくれた奇跡に。その奇跡を起こしてくれた別の世界の3人に」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/10/28(金) 23:56:51.41 ID:uqrlACxAO
この世界の淫獣マジいい子
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 00:40:50.70 ID:u02C/hsu0
ほむら「あなたにも感謝するわ。私がこの世界で皆を守れたのはあなたが味方であった事が大きい。ありがとう、キュゥべえ」

QB「いやいや〜感謝されるような事じゃないよ」

KB「イレギュラーの正体や戦う理由なんざ、どうでも良いがよ。ワルプルギスの夜だろ?
俺にも伝えたかった事ってのは」

ほむら「ええ。あなた、ひいてはマギカに伝えたかった事よ。どう思う?この世界にワルプルギスの夜に相当する存在は来ると思う?」

KB「あぁ?マジで聞いてんのか?それとも確認か?」

ほむら「確認よ」

KB「決まってんだろ、来るな」

さやか「な、何で解るのよ・・・?」

まどか「そ、そうだよ!そんな怖いのなんて来て欲しくないな・・・」

KB「大体よー、何でイレギュラーがいた世界にも、こっちの世界にも魔法少女なんてものが存在してンだ?
ソウルジェム、グリーフシード、呆れるほどに共通項があるだろうが。一つなら偶然だったかも知れねぇ。
だが偶然は2つ重なればそれは必然だ。来るかも知れないんじゃねぇ。来るんだよ。確実に、何かがな」

ほむら「共通点はまだあるわ。ここの全員の魔法少女の魔法衣の形状、武器、固有能力、全てにおいて同じ。
そして私がループしてマミが最初に戦うのがバラ園の魔女、ゲルトルートだった」

マミ「あなたがこの世界に来て私があなたと最初に倒した怪獣はバラの怪獣ビオランテだったわね・・・」

キリカ「ゲルトルート・・・?ねぇ、それって固有能力が怪力で、重度のシスコンだったりした?」

ほむら「違うと思うけど・・・次にマミは戦闘中に形態を変える魔女、シャルロッテに頭を食い千切られたり、追い詰められる事が多かったわ」

QB「!!形態を変える怪獣ヘドラによって、マミのキングギドラは中央の首、頭部を失った!」

キリカ「(シャル・・・形態変化・・・セカンドシフトしたのかな・・・?第二世代なのに)」

ほむら「そしてさやかが契約して最初に倒すのは、まどかを手下である使い魔に捕らえさせた魔女である事が多かった」

さやか「あたしがクモンガを倒した時と殆ど同じじゃん!」

杏子「もう、決まりだな・・・」

織莉子「そうですね・・・」

ゆま「ホムラ、そのワルプルギスの夜の強さはどれくらいだったの?」

ほむら「その時の私にとって普通の魔女など相手にならなかったわ。でも、ワルプルギスの夜には全く歯が立たなかった。
4人で戦っても、結果は同じだったわ」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/29(土) 01:14:39.62 ID:lHOOAXji0
すでにデストロイアがいる以上、
スペゴジかモンスターX(カイザーギドラ)だろうなあ・・・どっちもゴジラ単独じゃ無理だったし。
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 01:36:24.81 ID:b4iymhWi0
>>190
しかしこの世界ではゴジラが複数いるんだ
同族思いのゴジラだから一体苦戦したり死にそうだったら次々と救援に来るんだろうな
ゴジララスボスならFWゴジラがいいな一番安定していて強かった
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 02:14:30.04 ID:u02C/hsu0
まどか「つまり普通の怪獣なんかとは比べものにならない、メチャクチャ強い怪獣が来るって事!?」

ゆま「こ、怖いね・・・」

織莉子「果たして地球の何処かで眠っているのか、或いは宇宙から来るのか・・・」

キリカ「何が来るか解らないって不気味だね・・・」

マミ「そのワルプルギスの夜ってのは何時くらいに来るの?」

ほむら「今から大体、十日後くらいかしら。これまでも数日のズレはあったから確実には言えないわ。
これまでの出来事も、この世界では元の世界とのズレもあったし。
ワルプルギスの夜襲来という大きな出来事だったらそのズレも大きいかも知れないわね。
もっと近くに来るかも知れないし、もっと後かも知れない」

さやか「後に来る事を期待しようか・・・」

杏子「で、あたしらはどうする?」

QB「君達は今の内に出来る限りグリーフシードを集めてくれ」

やっぱりそれしか無いわね。学校は行ってる場合じゃないので、休ませてもらうわ。
休んで大丈夫なのかとか、休む理由とか、その辺りはマギカが上手く誤魔化してくれるでしょう。

KB「俺とキュゥべえはマギカで情報部隊を動かして探らせる。イレギュラーの話をぶちまけりゃあ、結構な規模を動かせる筈だ」

ほむら「解ったわ」

まどか「わ、私・・・私は・・・?」

不味い・・・!

KB「契約すりゃ良いだろ?備える戦力は多いほうが良いからな」

やっぱり・・・。

QB「駄目だ、まどかは契約させられない」

KB「何でだ?」

QB「・・・」

KB「・・・」

キュゥべえとキーべえがしきりに目配せしている。間違いなくチャントで話している。
え?ちょっと話しちゃって大丈夫なの!?マギカが・・・まどかを狙ったりは・・・!!
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 02:17:00.30 ID:u02C/hsu0
KB「はぁ、成る程な」

杏子とゆまは解ってないけど、他の皆は緊張した面持ちでキーべえを見ている。

KB「じゃ、今は保留ってトコだな」

まどかをちらりと見るキュゥべえ。

まどか「?」

KB「切れる札は多く残しておいた方が良いだろうからな」

言って後は黙ってしまった。

ほむら「(ちょっとどうなったの?まどかは大丈夫なの!?)」

QB「(心配ないよ。キーべえは魔法少女を戦力して見ている。まどかの素質は無駄に殺してしまうには惜しいものだからね。
いざとなったら契約して、その強大な怪獣を倒した後に、ゴジラがメルトダウンを起こす前に殺してしまえば良いと考えてる)」

ほむら「(成る程・・・それにしても、この世界にも外道なインキュベーターはいるのね)」

QB「(前にも言ったけどね。キーべえは冷酷だけど、無駄に殺したりするのが好きな訳じゃないよ)」

まどか「え、えっと・・・私、契約した方が良いのかな・・・?」

ほむら・さやか・マミ・織莉子・キリカ「駄目」

杏子「駄目なのか。まぁ、今はあたしが口出す事じゃないか」

ゆま「駄目なんだ」

まどか「やっぱり駄目なの・・・」シュン

う、うーん・・・

ほむら「(マミ、任せたわ)」

マミ「(わ、私!?)」

先輩でしょう、何とかして。

マミ「鹿目さん、あなたはまだ戦う義務を背負う必要は無いわ」

まどか「えっ?」

マミ「まだワルプルギスの夜みたいな怪獣が出て来ると確証がある訳じゃない。
何が、何時来るか、本当に来るのか、それが解るまで、ギリギリまで待ちましょう?」

キリカ「そうだよ!本当はそんなに大した事無くて、契約損になっちゃうかも知れないよ!」

さやか「今はまどかの分もあたし達が頑張るからさ。まどかはまだ魔法少女にならなくて大丈夫だよ」

織莉子「まどかさん、待てる、という状況にあるあなたはとても幸運です。折角ですから、その幸運を活かしてはどうでしょう?」

皆ありがとう!ど、どうかしら・・・?

まどか「そうだね・・・うーん、やっぱり怖いし、契約するのはまだ待つ事にするね。ごめんなさい」

ほっ・・・。

杏子「別に謝る事じゃないだろ」

ゆま「そーだよ!マドカは私達に安心して任せて!」

まどか「ありがとう杏子ちゃん、ゆまちゃん」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 02:29:28.23 ID:u02C/hsu0
眠くて執筆が進まないので、寝ます。
読んでくださった方、レスくださった方に感謝!
起きたら再開します。多分、10時くらい。
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 02:41:59.68 ID:l6dWHMTt0

間に合うように起きなきゃ
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/29(土) 03:48:37.72 ID:y8GJRZMA0
乙!
ラスボスが何になるのか楽しみだな
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 11:29:26.72 ID:u02C/hsu0
おはようじょ。起きたらいきなり用事を頼まれてしまって遅れました、済みません。

再開ます。
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 11:30:11.61 ID:u02C/hsu0
ほむら「あなたは魔法少女に向いて無いしね」

まどか「あはは・・・それで、あの・・・」

ほむら「良いわよ」

まどか「えっ?」

ほむら「私達に付いて来たいのでしょう?勿論、良いわよ」

さやか「うん!今度こそ必ず守るよ。一緒に怪獣と戦おう!」

マミ「学校に行っても気になってしょうがないでしょう」

杏子「まどかの好きにすりゃ良いさ」

ゆま「一人だと寂しいよね。ゆまたちと一緒にいたいよね」

織莉子「但し、条件をつけましょう。まどかさんが同行する場合は必ず、2人以上の魔法少女が一緒に行動する事」

ほむぅ・・・2人っきりでデートが出来ないじゃない・・・仕方ないわね。

キリカ「あ、それは良いね。最悪、片方がまどっちを連れて逃げれば良いし」

まどか「でも、私、何も出来ないのに・・・良いの?」

ほむら「いいえ、出来るわ」

まどか「えっ?」

ほむら「止血とかある程度の手当てを覚えておいて。私達は少しでもグリーフシードを節約する必要がある。
私が軍用の救急セットをあげるから、その使い方を覚えて」

杏子「そりゃ良いな。こっちも多少の無茶が出来る」

まどか「うん、解った!私、頑張るね!」

キリカ「頑張れ、まどっち!」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 11:55:58.98 ID:u02C/hsu0
マミ「さて、今後の予定が決まった所で今日はどうしましょう?」

さやか「もう大分遅いですね」

ほむら「良かったら此処で食べていく?」

カップラーメンしか無いけど。

杏子「それで良いなら、是非食わせてもらいたいね」


ゆま「私も皆と一緒に食べたいなー」

キリカ「異議なし!」

織莉子「私もそうしましょうか。何があるのですか?」

ほむら「ちょっと来て」

私は皆を連れてダイニングに。カップラーメンを放り込んであるダンボールを見せる。

ほむら「どれにする?」

まどか「カップラーメンばっかりだね・・・」」

さやか「冷蔵庫には・・・少しのレトルト食品と野菜ジュースしかない!!」

マミ「こっちの棚には・・・未開封のカップラーメンのカートンのダンボールが積んであるわね」

杏子「どんな食生活してんだよ、おい!」

ほむら「1日2食はカップラーメンを食べて、少しのレトルト食品。毎食に野菜ジュースと、後はサプリメントを飲んでるわね」

織莉子「カップラーメンを1日2個ですか・・・」

ほむら「2個じゃないわよ?昼と夜は大体2個食べるし。合計で平均4個」

キリカ「わぁ、超不健康」

ゆま「そんなので大丈夫なの・・・?」

ほむら「これまでは1ヶ月でループして、身体もリセットされてたから。どうせだから好きなもの食べてたわ。
で、この世界に来てもそれが抜けなかったの。いや、改善しようと思ってるのよ?
あなた達と協力してワルプルギスの夜に立ち向かえるのが確定したから・・・明日から本気出す」

マミ「今からやりなさい」

さやか「ですよねぇ。ほむら絶対、明日になったら来週から、とか言い出すでしょうし」

ほむら「しょうがないじゃない!カップラーメンを1日1個は食べないと、禁断症状が出てまどかの幻覚が見えるのよ!!」

まどか「私の幻覚が見えちゃうの・・・?」

キリカ「病院行ったら?頭の」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 11:57:09.40 ID:u02C/hsu0
腹減ったのでカップめん食って来ます
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/29(土) 12:29:30.23 ID:tWdZC7uu0
お、新しいのきてる
何となく、カップ麺食べないほうがほむほむにとっては幸せなんじゃ? と思うのでした
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 12:51:49.05 ID:u02C/hsu0
織莉子「ともかく、冷蔵庫に入れる食材を買って来ましょう。この中で料理が出来る方は?」

マミ「洋食が特に得意よ、任せて」

杏子「あたしも家庭料理一通りは出来るぞ」

ゆま「私もお手伝い出来るよ!」

織莉子「では、私、マミさん、杏子さん、ゆまさんで調理の準備をしましょう。後の方はほむらさんと買出しを。
ほむらさん、調理器具は?」

ほむら「そこのダンボールに詰め込んであるわ」

まどか「ガムテープ張ったままだね・・・」

さやか「開封してすらいないし・・・」

ほむら「電子レンジとやかんとポットしか使わないから。鍋やフライパンなんて持った事すら無いわ」

キリカ「ともかく、食材買いに行くよー」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 12:58:30.68 ID:u02C/hsu0
198修正。後ろの部分に加筆

ほむら「あなたは魔法少女に向いて無いしね」

まどか「あはは・・・それで、あの・・・」

ほむら「良いわよ」

まどか「えっ?」

ほむら「私達に付いて来たいのでしょう?勿論、良いわよ」

さやか「うん!今度こそ必ず守るよ。一緒に怪獣と戦おう!」

マミ「学校に行っても気になってしょうがないでしょう」

杏子「まどかの好きにすりゃ良いさ」

ゆま「一人だと寂しいよね。ゆまたちと一緒にいたいよね」

織莉子「但し、条件をつけましょう。まどかさんが同行する場合は必ず、2人以上の魔法少女が一緒に行動する事」

ほむぅ・・・2人っきりでデートが出来ないじゃない・・・仕方ないわね。

キリカ「あ、それは良いね。最悪、片方がまどっちを連れて逃げれば良いし」

まどか「でも、私、何も出来ないのに・・・良いの?」

ほむら「いいえ、出来るわ」

まどか「えっ?」

ほむら「止血とかある程度の手当てを覚えておいて。私達は少しでもグリーフシードを節約する必要がある。
私が軍用の救急セットをあげるから、その使い方を覚えて」

杏子「そりゃ良いな。こっちも多少の無茶が出来る」

まどか「うん、解った!私、頑張るね!」

キリカ「頑張れ、まどっち!」

QB「じゃあ、ボクとキーべえは早速動くね。何か解ったら連絡するよ」

ほむら「ええ、色々ありがとう」

QB「いやいや、これこそがボク達の役目だからね」

KB「怪獣狩ってる時に勝手に死ぬなよ。戦力が減るのは困るからな」

杏子「さっさと失せろ」

ドアを開けると2体のインキュベーターはそれぞれシロネコとベージュ色のネコに姿を変えて街に消えた。
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 13:51:01.15 ID:u02C/hsu0
数日後、私は見滝原沖の洋上を、怪獣を探してバトラに乗って飛行していた。
私の家には毎日誰かが押しかけて来て、私に料理を作ってくれたり、教えてくれたりしているわ。
感謝してるけど、カップラーメンを食べられる機会が減って残念ね・・・。
太陽が眩しい・・・一見平和な空。でも、この太陽の下、今もすぐ近くで常識も人智もエントロピーも凌駕した怪獣という存在が暴れ、同じ怪獣がそれを止めようとしてる。
それにしても、まどかとランデヴーしたかったわ・・・。

バトラ「!!」

バトラが何かの気配を感じて飛行速度を緩めた。私も集中して前方の気配を探る。
・・・いる!何かかなりの力を持った怪獣がこっちに向かってきてる!でも、敵意や殺気は全く感じられない。
やがて進むと、羽根を持った昆虫が見え、それが近付くにつれてそれが巨大な怪獣である事が解った。

“幽玄巨蛾 モスラ”

モスラ(平成)「キィイッ!!」

巨大なチョウと言うかガというか・・・色はオレンジに白、黄色に黒と極彩色の昆虫型怪獣。
モスラ族、人間に友好的である怪獣の代表。ネットの資料で見たのにこの種類もいたわね。
性質は温和で善良。争い事を嫌うが、かなりの戦闘能力を持ち、無駄な破壊や殺戮行為を行うものに対しては苛烈な反撃を仕掛けるという。
魔法少女にも彼らと共に戦う子も多いらしいわ。勿論、このモスラからも敵意は感じられず、友好の意思が感じられる。私は直ぐに警戒を解いた。

???「(聞こえますか?我らモスラに近しい存在と共に戦う者、暁美ほむら)」

!?頭の中にチャントのように声が響いた。今、我らモスラと聞こえた・・・とすると・・・

ほむら「(今、目の前にいるあなたが私に話し掛けて来たの?)」

モスラ「(良かった、やはり聞こえるのですね)」

ほむら「(どうして私はあなたの声が聞けるの?)」

モスラ「(我らモスラ族に適合性を持つ魔法少女とは、こうして量子通信を通じて話す事が出来るのです)」

成る程。

モスラ「(今日はあなた方に伝えなければならない事があります。異世界からの訪問者よ)」

!!

ほむら「(伝えなければならない事?)」

モスラ「(地球に危機が迫っています。多数のキングギドラが地球に向かっています)」

ほむら「(多数のキングギドラですって!?)」

あのマミが使役していた強力なキングギドラ!?それの大群!?

モスラ「(それだけではありません。圧倒的な力を持つギドラ族の王が、彼らを率いています)」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 13:57:03.80 ID:Q7HSqDrW0
カイザーで確定か
X状態でくるのか、それとも最初からカイザーなのか…
X状態でFWゴジラ以上のパワーとスピード、ゴジラに片膝をつかせる光線持ってたから、間違いなく絶望させられるな
カイザー化すればワルプルギスの夜と同じ「本気」を出すって事でさらに絶望
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/29(土) 13:59:02.66 ID:+ODXiJEAO
妖星ゴラス接近!
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 14:02:16.69 ID:PfYhv8HA0
モスラがしゃべるより小美人の方がよかったなぁ
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 14:08:51.95 ID:u02C/hsu0
ほむら「(地球に来て・・・どうするつもりなの?)」

モスラ「(彼らの目的はこの地球をギドラ族のものにする事。邪魔な人類や怪獣はことごとく滅ぼされるでしょう)」

何ですって・・・!?

モスラ「(我らモスラ族も地球を守る為に命を賭けて戦います。地球で生まれ育った怪獣達も協力してくれるでしょう。
ですが、我々と魔法少女だけではギドラ族には勝てません)」

ほむら「(どうすれば良いの?)」

モスラ「(怪獣の王であるゴジラ族に力を借りる以外にありません。そうしなければ我らに勝ち目は無いでしょう)」

ゴジラの!?

ほむら「(ゴジラ達に協力してもらう?ゴジラは基本的に私達人類に完全では無いにしても敵対の意思を持っているわよ)」

モスラ「(南極にそのゴジラの中の王が眠っているのはご存知ですか?)」

ほむら「(いいえ)」

モスラ「(そのゴジラを寝覚めさせて、説得し、魔法少女と共に戦って貰うのです。そうすれば、他のゴジラ達も呼応し、共に戦ってくれるでしょう)」

私は、その魔法少女が誰を指しているか解った。

ほむら「(念の為に聞くわ。その魔法少女の名は?)」

モスラ「(ゴジラに適合性を持つ、世界唯一の少女、鹿目まどか。あなたの仲間です)」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 14:11:14.27 ID:u02C/hsu0
>>207

書いててそうかも知れないなぁと思った。
でも上のほうの適合性云々はバトラの設定に重要だから・・・
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 14:20:03.04 ID:Q7HSqDrW0
ゴジラの説得か…
ミニラとかいないけど上手くいくのか?
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/29(土) 14:25:03.16 ID:lHOOAXji0
南極・・・FWゴジラか。地球の最終兵器として申し分無いな。
スペゴジは前座みたいなものなんだろうか。
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 14:25:28.13 ID:PfYhv8HA0
>>210
氷の下に封印したの人間だしFWでも轟天号を落とそうとついてきてたからどうだろう
一番最後もミニラいなかったら攻撃されてたな
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 14:46:21.82 ID:u02C/hsu0
ほむら「(でも、まどかは契約してゴジラを宿しても、メルトダウンを起こして地球を滅ぼすと聞いたけれど・・・)」

モスラ「(それはマギカで保管している個体を封入した場合では無いでしょうか。このゴジラの王ならばその心配は無用です)」

そう・・・なの。まどかを・・・遂にまどかを戦わせなければならないの・・・?

ほむら「(他に・・・方法は?)」

モスラ「(残念ながらありません。我らとて彼女が契約せずに済むのなら、その方が良いのですが・・・。
言うまでも無く、ゴジラの王の説得には大変な危険が伴います。ですから無理強いはしません。あなた方で決めてください)」

ほむら「(私達に地球の運命を託そうって言うの・・・?)」

モスラ「(申し訳ありません。ですが、あなたならきっとどんな困難も乗り越えられると思います。
幾多の世界で絶望を目の当たりにしながら、決して屈しなかったあなたなら)」

やれやれ・・・強大な怪獣にえらく高く買われたものだわ・・・。私の事情もどういう訳かお見通しって訳ね。

ほむら「(で、後一つ聞きたいのだけれど。私のバトラは何者なの?あなた達モスラに何か関係があるのでしょう?)」

モスラ「(その怪獣、バトラはあなたがこの世界に来た時、あなたの“守りたい”という強い意志を感じた1体のモスラが、あなたの力になりたいと強く願い、自らの意思で量子化し、あなたに宿りました。
怪獣の量子化もソウルジェムの機能の一つ。あなたがこの世界に来て直ぐにソウルジェムも変化したようですから、その機能を怪獣の方の意思が発動させたのです。
そしてあなたの宿っていた3つの異世界の意思ある魔力で、あなたの力になる為より戦闘向きの姿に変化したのがバトラです)」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/29(土) 14:55:43.17 ID:quIPtjUAO
ん?ゴジラ倒されたこと無いのに保管されてるってどゆこと?
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 15:00:53.05 ID:u02C/hsu0
>>214

どっかで意識を失っていた個体を拾って保管してる。メルトダウンしてないデスゴジ。超機密扱い。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/29(土) 15:04:39.05 ID:1X3G1JBzo
それって要するに人さらい?というかゴジラさらいじゃね?
仲間意識の強いゴジラが知ったら共に戦ってくれるとかっていう次元じゃなくて全面戦争になりそうだな
んな怖すぎることをよくやるわ
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 15:06:04.37 ID:u02C/hsu0
>>216

だから機密扱い。今、コールドスリープさせてるみたいな状態。
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 15:06:20.19 ID:l6dWHMTt0
宇宙超怪獣キングギドラ、その初代はゴジラ・ラドン・モスラ幼虫の三体が一度に挑んでも撃退できただけ
二度目の襲来時にはゴジラ・ラドンの二体でも迎え撃てたもののやはり撃退どまり
三度目の襲来にしてゴジラ率いる地球怪獣連合が大多数で挑んでようやく息の根を止めることが出来た強さ

個人的にはグランドギドラとも呼ばれる宇宙超怪獣キングギドラ三代目
モスラ3に出てきた個体の登場に期待
鎧モスラが強すぎただけであいつ自体も絶望的な強さだと思うんだ
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 15:19:12.95 ID:PfYhv8HA0
>>215
キングギドラのゴジとバーニングする奴って同一個体じゃないの?
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 15:21:00.57 ID:l6dWHMTt0
スーツごとに個体が区別されてるとしたら一体何体のゴジラが・・・
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/29(土) 15:28:29.82 ID:u02C/hsu0
>>219

スーツ毎に種類が違う設定。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(徳島県) [sage]:2011/10/29(土) 15:29:33.46 ID:kc11rid0o
オカ板の某スレでも大人気の千年竜王魏怒羅さんはどうなるんだ
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 15:32:24.45 ID:l6dWHMTt0
初代、逆ゴジ、キンゴジ、モスゴジ、大決戦ゴジ、大戦争ゴジ、南海ゴジ、息子ゴジ、総進撃ゴジ、メガゴジ
84ゴジ、ビオゴジ、ギドゴジ、バトゴジ、ラドゴジ、モゲゴジ、デスゴジ
ミレゴジ、ギラゴジ、GMKゴジ(ただしGMKは起きていないので不明)、機龍ゴジ
そしてゴジラの王、FWゴジか
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 16:12:21.11 ID:9ohXVXi20
>>217
ゴジラはなんか同族同士で引き合ってる感じだから機密にしてもあまり意味がなさそうというか
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 16:12:46.89 ID:l6dWHMTt0
>>222
某スレkwsk

あとオカ板と言えばこれを見た時は笑ってしまった

14 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2007/07/30(月) 20:47:03 ID:bpexLtbaO
日本兵が東南アジアのどこかの洞窟でUMAに食われたって話あるね

17 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2007/07/30(月) 21:41:23 ID:Ixz7+vzS0
>>14
アメリカ兵が日本兵を追い詰めたときに恐竜が襲ってきた話をどっかで聞いたことがある
その恐竜はアメリカの軍艦の砲撃で倒れたらしい
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/10/29(土) 16:17:23.33 ID:u02C/hsu0
ほむら「(3つの意思ある魔翌力・・・)」

あの時・・・バトラが変化した時に聞こえた声はやっぱり・・・

???「ったく、本当に今まで気付かなかったのかよ?」

???「ほむらって意外と薄情なんじゃない?」

???「そんな事言わないの。暁美さんは私達の事を忘れた事は無いわ」

!?

3人の声。私は振り返る。そこには魔法少女姿のさやか、マミ、杏子。この世界の彼女達は、今、別の場所で怪獣を探しているか戦っている。つまり、彼女達は・・・

ほむら「あなた達・・・生きていたの!?」

前の世界の私の親友!仲間の3人!

杏子「んな訳ねーじゃん」

さやか「ゾンビの次は幽霊だぞー」

マミ「違うでしょ。今の私達は、あなたがいた世界の私達の残留思念」

よく見ると3人とも端の方が半透明になっている。

さやか「最後の魔翌力に、自分の人格と記憶を込めてみました」

杏子「あたしのアイデアだったんだぜ?まさか上手くいくとは思わなかったけどな」

マミ「そのお陰でバトラと共に、あなたと戦い続ける事が出来たわ」

ほむら「あなた達は・・・私がこの世界に来てからも、ずっと一緒に戦ってくれていたのね」

マミ「だから知っているわ。暁美さんが、私達のためにがんばってくれた事、何もかも」

さやか「何度も戦って、傷だらけになりながら、それでもこの世界の私達の為に」

杏子「ずっと見てたよ、あんたの戦いは。無茶させてごめん、ごめんな」

ほむら「ううううぅうううううううっ!!うっ、ううううううう!!」

私は3人にすがって泣き始める。マミが私を抱き締め、さやかが肩に、杏子が背中に手を置いてくれる。

さやか「あたし達には、こんなにも大切な友達がいてくれたんだね。だから嬉しいよ」

杏子「ほむら、ありがとう」

マミ「あなたは私達の、最高の友達だわ」

ほむら「私こそありがとう・・・」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 16:19:08.83 ID:u02C/hsu0
>>224

意味ある事にしといて・・・きっと冷凍睡眠状態だから大丈夫
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 16:21:26.73 ID:/ykjc99Fo
>>225
ttp://wararei.yakumotatu.com/series/000.htm
ここのグドラをよみなはれ
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 16:23:03.45 ID:l6dWHMTt0
護国三聖獣ならぬ護ほむ三少女

うむ語呂悪いな

>>228
ありがとう
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 16:29:39.67 ID:fJJvJ5HXo
ひょっとして変態行為の全てが余すところなく筒抜けだったということでは……ww
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 16:41:26.55 ID:Q7HSqDrW0
>>227
vsメカゴジラですぐ近くにいるベビーの危険信号を察知できなくなったからそういう設備ならたぶん大丈夫だとおもうよ
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 16:42:50.55 ID:u02C/hsu0
マミ「最後にこうして話せて嬉しいわ」

マミが私から身体を離す。

ほむら「最後って・・・どういう事?」

杏子「そういう事だよ。そろそろあたし達の残留思念は消えちまう」

さやか「とうとうお別れだね」

ほむら「あなた達はこのまま、遠く離れたこの世界で消えるって言うの!?
それがあなた達の望んだ結末だって言うの?こんな終わり方で報われるの!?冗談じゃないわ!!」

杏子「何、こうしてあんたと話せたんだ、悔いは無いさ。あんたはこの世界のあたし達を救ってくれた。十分に報われたさ」

杏子が私の右手に槍を握らせる。

さやか「それにまだあんたの戦いは終わってないよ。この世界のあたし達を守って」

さやかが私の右手に剣を持たせた。

マミ「鹿目さん達と共に、世界を救って。この世界の救世主になって」

マミが黄色いリボンを魔力で精製して私の神に結んでくれた。

ほむら「そんな・・・私なんかが、救世主になるなんて・・・」

さやか「大丈夫、きっと大丈夫だよ。信じようよ」

ほむら「さやか・・・」

マミ「だって魔法少女は、夢と希望を叶えるんですもの」

ほむら「マミ・・・」

杏子「奇跡ってのはな、起こしてもらうものでも、起きるものでもねぇ。起こすものなんだ。
あたし達みたいにな」

ホムラ「杏子・・・」

3人の姿が急速に薄くなって来た。

マミ「そろそろお別れね」

さやか「じゃあね、頑張ってよ、ほむら!」

杏子「信じてるぜ、グッドラック!」

ほむら「マミ!さやか!杏子!行かないで!!嫌あぁぁぁッ!!」

私の叫びも空しく、3人は消えてしまった。その意思も・・・もう感じない。
残ったのは杏子の槍、さやかの剣、マミのリボン。その3つを構成している魔力が霧散して消えかかる。
私は魔力を送り込み、物質化して固定する。杏子の槍の多節に分ける機能は失われるが、穂先の形状が変化して紫色になり、柄が黒くなった。
さやかの剣は柄が紫色になって刀身は黒くなって形状が変化、曲剣に。マミのリボンは、私の魔力の影響で赤色に変わった。

ほむら「・・・」

私は3人から託された武器とリボン、そして使命を持って立ち上がった。私の心は決まっていた。

モスラ「(・・・良い顔ですね。決して自分を犠牲にする覚悟ではなく、守り共に生きる覚悟を決めた顔です)」

ほむら「(ええ。私の戦いは、まだ終わっていないわ。モスラ、危機を教えてくれてありがとう)」

モスラ「(信じましょう。あなたと、仲間達を)」

ほむら「(グッドラック)」

モスラ「(グッドラック)」

モスラは元来た方へ飛び去っていった。私は守る。私の仲間を。そして救う。この世界を仲間と共に!!
そして生きて幸せな未来を掴む!!
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 16:44:28.71 ID:l6dWHMTt0
カッコいい!
素直にそう思った
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 16:56:57.56 ID:Y8Bp2gXD0
>私は守る。私の仲間を。そして救う。この世界を仲間と共に!!
>そして生きて幸せな未来を掴む!!
どうでもいいけどこのセリフに似たようなことコスモスVSジャスティスでムサシが言ってた
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/29(土) 16:59:51.54 ID:PKGckZB/o
皆かっこいいな……ほむほむは変態だけど
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/29(土) 17:02:40.87 ID:5y/74dS/o
ほむほむから変態分を浄化したら・・・・・・・・後にナニが残るんでしょうね・・・・・。
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 17:03:12.27 ID:l6dWHMTt0
真面目なほむほむなんてほむほむじゃない!
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 17:42:44.41 ID:u02C/hsu0
>>236

大丈夫、浄化されてないから

>>237

ほむほむは真面目な変態
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 17:44:54.73 ID:u02C/hsu0
ほむら「・・・以上がモスラから聞いた情報よ」

私は戻って、皆を集めてモスラから聞いた事を全て話した。

ゆま「キングギドラの大群・・・」

織莉子「それだけでも考えたくもない悪夢なのに、その王ですって・・・」

ほむら「そう、これがこの世界のワルプルギスの夜」

杏子「想像以上にとんでもねぇな・・・」

さやか「そ、それ本当なの・・・?何かの間違いなら、良いなーなんて・・・」

QB「残念ながら、宇宙怪獣感知用の人工衛星で調べていた所、確かにこの地球に多数の隕石郡が向かっているのが確認されたよ」

KB「まだ何か解らねぇ状態だったが、あー、そっかそっか・・・キングギドラの大群にその親玉かぁ・・・まぁ、テメェら頑張れ。
俺はやんねーからな」

杏子「誰がテメェの手助けなんか、借りるもんか」

マミ「それが来るのは何時?」

QB「今からおよそ一月後。流石に大きな出来事だけあって、ズレも大きかったみたいだ」

遅く来てくれるのは素直に喜びましょう。

まどか「わ、私が契約して・・・そのゴジラを説得するの?」

ゆま「そんな事出来るの?」

キリカ「キュゥべえ、今までゴジラをマギカでの封入じゃなく、解り合って力を貸してもらえた事はあるの?」

QB「無いね」

キリカ「やっぱり・・・」

KB「つか、常識で考えて無理だろ。人間を憎んでるゴジラを説得して仲間になってもらおうなんざ正気の沙汰じゃねぇ」

織莉子「しかし、怪獣は条理を覆す存在です。私達の常識など通じない。しかもその王の中の王。
これほど非常識な存在ですから、私達に協力してくれても、驚くには値しないのでは無いでしょうか?
とはいえ、出来たら驚愕の出来事に違いありませんが」

さやか「じゃあ出来るの!?」

QB「前例はないね。だからボクにも方法は分からない。生憎だが、助言のしようがないよ。
そして到底推奨出来る事じゃない。ボクは反対だ」

ゆま「で、でも出来ないと世界が滅んじゃうんでしょ?どうするの・・・?」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 17:46:11.37 ID:l6dWHMTt0
http://www.youtube.com/watch?v=uSuyPjevxWQ
http://www.youtube.com/watch?v=WFeBkNcD60k&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=wiG_qVUWy8s&feature=mfu_in_order&list=UL
http://www.youtube.com/watch?v=RtnoTbEC7-Q&feature=bf_next&list=ULwiG_qVUWy8s&lf=mfu_in_order
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 17:59:06.83 ID:doVGsczB0
説得に成功、まどかがFWゴジラを使役してそれにほかのゴジラがぞろぞろついて行くとかシュールww
正直嫌だな
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/29(土) 18:01:13.78 ID:5y/74dS/o
そこは、ゴジラさんたち”に”、魔法少女たちがぞろぞろ憑いて逝く方向で。
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 18:01:39.38 ID:l6dWHMTt0
ゴジラ組とギドラ組の全面抗争なんてのが浮かんでしまった
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 18:13:05.28 ID:u02C/hsu0
>>241

いや、付いて行く訳じゃなく、世界中を襲撃するキングギドラと戦う感じ。
またそれぞれのゴジラもFWゴジラに常に従うわけじゃなく、緊急時のみ人類と共闘する。

>>243

大体あってるかな・・・
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 18:14:41.93 ID:u02C/hsu0
織莉子「少し待って」

織莉子が両目を閉じて集中する。彼女の魔力が高ぶるのを感じる。
魔力によって脳の演算能力を強化する予測。キングギドラの数や強さと、この地球の魔法少女と怪獣を含めた防衛能力によって結果を算出する。
やがて織莉子の目が開かれた。

織莉子「かなり絶望的ですね・・・まだそのキングギドラの王の強さが未知数ですから、不確定要素はあります。
勝ち目は万に一つとは言いませんが、ほぼ勝てないと思った方が良いでしょう。
地球はギドラ族のものになってしまうでしょう。
ゴジラ族の協力が得られた場合、勝率は恐らく5割」

さやか「それでも半分くらいなんだ・・・」

マミ「まぁ、そんなものでしょうね。キングギドラの恐ろしさは使役していた私ならよく解るわ」

杏子「で、どうするんだよ?あたしはどっちにしろ戦うけどな」

ほむら「まどか、あなたはどうしたいのかしら?」

まどか「えっ?」

ほむら「あなたがもし、魔法少女になり南極に行ってゴジラを説得したいというなら、私は必ずあなたを守る。
あなたが決めて」

マミ「そうね。これは世界の問題とはいえ、鹿目さんが戦うのだもの」

さやか「あたし達がどうこう言う問題じゃないよね・・・あたしは反対だけど」

キリカ「さぁ、まどっちはどうするの?どうしたいの?」

まどか「私、魔法少女になる。私も守りたいものがあるの。皆ありがとう、本当ににありがとう。
これまでずっと、ずっとずっと、皆に守られて来たから、今、私は生きているの。
一緒に戦う、それが守られてばかりだった私が見つけ出した答えなの」

QB「では、鹿目まどか、君が契約したい理由と決意を聞かせてくれるかい?」

まどか「今日まで私を育ててくれた世界を、怪獣と戦ってきた皆を、この世界に生きる存在全てを、私は守りたい。笑顔でいて欲しい。
それを傷付ける存在なんて、全て壊してみせる、消してみせる。ゴジラと共に破滅の力をも操って砕いてみせる!これが私の契約する理由、私の決意」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 18:15:32.38 ID:u02C/hsu0
最初のキリカの台詞抜けてた・・・



キリカ「織莉子、まどっちが契約しないで、ゴジラの協力無しで戦ったら、君の予測ではどうなるのかな?」

織莉子「少し待って」

織莉子が両目を閉じて集中する。彼女の魔力が高ぶるのを感じる。
魔力によって脳の演算能力を強化する予測。キングギドラの数や強さと、この地球の魔法少女と怪獣を含めた防衛能力によって結果を算出する。
やがて織莉子の目が開かれた。

織莉子「かなり絶望的ですね・・・まだそのキングギドラの王の強さが未知数ですから、不確定要素はあります。
勝ち目は万に一つとは言いませんが、ほぼ勝てないと思った方が良いでしょう。
地球はギドラ族のものになってしまうでしょう。
ゴジラ族の協力が得られた場合、勝率は恐らく5割」

さやか「それでも半分くらいなんだ・・・」

マミ「まぁ、そんなものでしょうね。キングギドラの恐ろしさは使役していた私ならよく解るわ」

杏子「で、どうするんだよ?あたしはどっちにしろ戦うけどな」

ほむら「まどか、あなたはどうしたいのかしら?」

まどか「えっ?」

ほむら「あなたがもし、魔法少女になり南極に行ってゴジラを説得したいというなら、私は必ずあなたを守る。
あなたが決めて」

マミ「そうね。これは世界の問題とはいえ、鹿目さんが戦うのだもの」

さやか「あたし達がどうこう言う問題じゃないよね・・・あたしは反対だけど」

キリカ「さぁ、まどっちはどうするの?どうしたいの?」

まどか「私、魔法少女になる。私も守りたいものがあるの。皆ありがとう、本当ににありがとう。
これまでずっと、ずっとずっと、皆に守られて来たから、今、私は生きているの。
一緒にに戦う、それが守られてばかりだった私が、やっと見つけ出した答えなの」

QB「では、鹿目まどか、君が契約したい理由と決意を聞かせてくれるかい?」

まどか「今日まで私を育ててくれた世界を、怪獣と戦ってきた皆を、この世界に生きる存在全てを、私は守りたい。最後まで笑顔でいて欲しい。
それを傷付ける存在なんて、全て壊してみせる、消してみせる。ゴジラと共に破滅の力をも操って砕いてみせる!これが私の契約する理由、私の決意」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 18:27:07.68 ID:c/OeyzW90
FWゴジラからしてみりゃ、閉じ込めたくせに力を貸せとか都合がよすぎてブチギレるレベル
しかしこのssのゴジラの王であるFWゴジ閉じ込めた轟天号すごいな
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 18:31:51.47 ID:l6dWHMTt0
南極まで戦いを続けていってゴジラと轟天号が対峙してた時に運よく地震が発生
それによってゴジラの足場が崩れ、すかさずそこにミサイル撃ち込んでゴジラを氷の中に埋めることが出来た

だから地震が無かったら・・・
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 18:37:02.18 ID:u02C/hsu0
ちょっと飯とかで外します。
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/10/29(土) 19:29:03.23 ID:y/rcHDKAO
樹海の主「・・・私はどうしたらいいのかな?」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/10/29(土) 20:16:54.28 ID:cEGRD5VMo
エスピナスさん?
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/29(土) 20:17:01.25 ID:BVq4Yjt80
さて、はじめからカイザー状態で来るのか
それともモンスターXで様子見に来るのか……
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 20:28:52.93 ID:l6dWHMTt0
モンスターX時に纏っていた外骨格を落とすからカイザーの防御力はモンスターXのそれより幾分か劣るそうだ
その分攻撃力は上がるけど
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 20:33:37.12 ID:u02C/hsu0
再開します



キリカ「まどっち、それがどんなに危険か解ってる?」

まどか「死んじゃうかも知れないよね・・・戦う前に」

杏子「・・・また、別の印が天に現われた。見よ、大きな紅き竜である。7頭で10本の角を持ち、その頭には7つの冠を頂いていた。
その尾は、天の星の3分の1を引き寄せ、地上に投げた」

まどか「え?」

織莉子「ヨハネの黙示録ですか」

杏子「ああ、12章だ。ギドラの王・・・まさに黙示録の竜だな。良いんじゃねぇの。魔王サタンの化身、黙示録の竜をやれるもんならやってみなよ。
戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ないじゃん。後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさ」

まどか「うん。ありがとう杏子ちゃん」

マミ「あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に」

まどか「はい!さぁ、キュゥべえ、私を魔法少女にして!!」

QB「解った、契約は成立だ」

キュゥべえが目を閉じた。背中の模様が光り出し白い小さな光の粒子が溢れ出て、まどかの前で結合し物質化、楕円に近い形状を形作っていく。
それは鮮やかなピンク色の宝石となり、金属の台座と金具で飾られていき、遂に完成。
まどか・・・あなたの契約をこんな気持ちで見守るなんてね・・・。

QB「さぁ、受け取ると良い。それが君のソウルジェムだ」

まどか「これが私の・・・」

まどかはそれを両手で大事そうに受け止めた。

QB「後はゴジラ自身が君を相棒と認め、共に戦う意思を持ってくれれば、君に封入されるだろう。
ボクも信じてるよ。君達ならきっと世界を救ってくれる」

まどか「キュゥべえもありがとう」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 20:41:40.61 ID:43XFLzEh0
こんな大事をQBとKBだけの管理の元とは、マギカの上の人とか来たほうがよくね?
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/10/29(土) 21:18:43.69 ID:VZAW+KjAO
キングギドラの王

キングキングギドラ


あれ?
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/29(土) 21:27:44.42 ID:BVq4Yjt80
>>256
キング・オブ・キングギドラなら問題なくね
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 21:45:26.03 ID:u02C/hsu0
マミ「これで私達8人の魔法少女チーム結成ね」

さやか「8人で8色!色鮮やかで良いですね!」

それぞれのソウルジェムを宝石に例えるなら私はアメジスト、まどかはトルマリン、マミはトパーズ、さやかはサファイア、杏子はルビー、ゆまはエメラルド、織莉子はダイヤモンド、キリカはブラックダイヤ。

QB「いや、9人だ」

QBが白く光り出し、足元に広がる五芒星、古き聖なる印の魔方陣。
そしてキュゥべえの全身が光に包まれ、その姿が変わった。

ゆま「キュ、キュゥべえが・・・」

まどか「女の子になっちゃった!?」

ミQB「ボクの名前はミキュベイ!ボクも魔法少女になれるんだよ!!」

ミキュベイとはhttp://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%9Fqb

このSSのミQBはコレ(Lat式改変ミQB)http://www.nicovideo.jp/watch/sm13935270

服装はノースリーブの服に上腕の途中から長い袖、ピンクのミニスカートに腿まであるオーバーニーソックスと繋がった靴。絶対領域が眩しい。
薄いピンク色の髪に頭にはキュゥべえの耳、スカートからは短い尻尾が出ている。そして何故かヘッドセット。
そのヘッドセットの左側に青、緑、赤と方向によって様々な色を見せる虹色のソウルジェムが付いているわ。例えるならオパール。
私はこれまでに無いほど驚いた顔を見せているに違いない。そんな私を見てキュゥべえ、いえ、ミキュベイは悪戯っぽく笑った。

ミQB「これがボク達、女性型インキュベーター最後の秘密。
魔法少女が見付からなかった時、魔法少女が戦死してしまった時、
魔法少女だけでは勝てない怪獣が現れた時の為等の緊急時に備えて魔法少女として戦えるようになっているんだ」

さやか「そうか・・・それであの時、ヘドラがほむらだけじゃ勝てない時に変身して戦おうとしてんだ」

マミ「私の時は、そうなろうとしてくれなかったのにね・・・」

ミQB「う゛っ・・・ごめん。これは極秘中の極秘の機能だから・・・変身しようか迷っている時にほむらが来てくれたんだよ・・・」

マミ「冗談よ。確かにその秘密を簡単に教えてしまったら、自分で戦おうとしない魔法少女も大勢出て来るわね」

杏子「んな秘密、あたし達に教えて良いのかよ?」

ミQB「君達を見て来て、この上なく信用出来ると判断したんだ。それに今こそ緊急時だ」

キリカ「じゃあ、ミキュベイも怪獣を使役出来るの?」

ミQB「勿論!ボク達インキュベーター専用の怪獣さ」

ゆま「キーべえも魔法少女になれるの?」

KB「俺は野郎だぞ・・・なれる訳ねぇだろ。気色悪い事言ってんじゃねぇよ。
インキュベーターのオスとメスじゃ製造コストの桁が違うンだよ。魔法少女1人作るよりも遥かに金が掛かる。
だから数はメスの数は少ねぇ」

ミQB「メスって言わないでよ!何かエロくて興奮しちゃうじゃないか!」

見た目は可愛く変わっても変態のままだった・・・。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 21:54:27.60 ID:u02C/hsu0
>>255

まぁ、間も無くマギカの上の方も動く予定。
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 22:21:29.46 ID:1K6uD3wD0
前スレの>>85読んだんだけど、呪縛解かれた怪獣って性格が元に戻って、元の生命維持活動を
再開するだけじゃないの?
正気を失うってのは使役されてたときの自我が無くなるってこと?
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 22:25:47.94 ID:u02C/hsu0
>>260

自我を失うで合ってる。元の生命維持機能は失うというか生命力の供給が絶たれて、残りがある内に自分で生命力を補充しようとする。
ややこしいね・・・ごめん
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 22:43:14.09 ID:Q7HSqDrW0
ふと思ったがそれってアレじゃね
今からゴジラに「死んで私の道具になれ」って言いに行くもんじゃね
俺だったら絶対健康な状態なのに、自分から外れると死ぬ生命維持装置なんかつけたくない
どうやって説得するんだ?

…まぁゴジラならソウルジェムなしでも生きてけそうだが
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 22:45:20.48 ID:1K6uD3wD0
>>262
ゴジラも近くにいたら被爆します
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 22:45:40.91 ID:u02C/hsu0
>>262

いや、この場合はマギカで封入するのと違う。
一応、説明したし、どっかのレスでも書いた記憶がある。
どっちにしろまたナレで説明する。
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 22:46:46.37 ID:1K6uD3wD0
>>263
間違えた
『も』じゃなく『の』
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 22:49:10.86 ID:u02C/hsu0
SS内では書いてなかったかも知れない・・・書いてなかったらごめん
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 22:50:40.99 ID:u02C/hsu0
場所が何処か書くの忘れてた・・・ほむホーム、ほむルームで

そしてミQBは再び、元のインキュベーターの姿に戻った。

QB「さて、まどか、何時南極に行く?」

まどか「出来れば明日出発したい!駄目かな?」

QB「良いよ、今日中に手配しておこう。誰が一緒に行く?」

ほむら「万が一に備える為にも私は行くわ」

マミ「後一人くらいね。怪獣は目覚めさせた直後は気が立っているから、魔法少女の怪獣の気配にも敏感よ。
あまり大勢で行くと怒らせてしまったり、逆に退いて姿をくらませてしまうかも知れないわ」

さやか「誰にする?あたしが行こうか?」

織莉子「・・・止めた方が良いでしょう。ガイガンがゴジラにあっという間に頭を吹っ飛ばされるビジョンが見えました」

さやか「えぇーー!?まぁ、頭吹っ飛んでもあたしの能力で再生出来るけど・・・」

出来るの!?

ゆま「私は止めた方が良いね。ビオランテは植物の怪獣だから、寒さは苦手だし」

キリカ「じゃ、私か織莉子かマミマミかあんこだね」

杏子「だからあんこは止めろ!」

マミ「どうする?」

まどか「うーん、じゃあ、杏子ちゃん、お願いします」

杏子「お、あたしか!やっぱまどか見る目あるぜ!」

まどか「えっと、単純に一人なら誰が一番強いかなぁって考えたら、杏子ちゃん・・・ですよね?」

マミ「多分ね。私も佐倉さんと完全体のデストロイアに勝てるかと聞かれたら微妙な所だし」

織莉子「完全体になっても攻勢に出たり、強力な攻撃を使わなければ長時間の維持は可能ですしね。
今回は防戦と解ってますので、賢明な判断かと」

キリカ「確かにデスギドラは攻め特化の怪獣だし防御力低いし」

というか、ゴジラをデスギドラの火炎攻撃で氷溶かして沈めて何処かに隠れられたらお終いよね。

キリカ「あんこ!まどかを死なせたら許さないぞーっ」

杏子「だからあんこ言うな。まどか、あたしも、絶対何があっても守ってやる、約束するよ」

まどか「お願いね、杏子ちゃん」

ゆま「キョーコ、大丈夫・・・?」

ほむら「心配ないわ、いざとなったら私が時間を止めて2人を連れて逃げるから」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 22:52:42.37 ID:u02C/hsu0
QB「3人には深夜に連絡する事になると思う。連絡したら直ぐに移動してくれ。明日、出発なら、夜の内に移動してもらわないと」

まどか「なら、私、今日此処でほむらちゃんと待つね」

何ですって!!まどかが!!私の家に!!お泊り!!それはオッケーって事よね!?
うっひょおおおおおおおおおおお!!

さやか「大丈夫・・・?またほむらの理性が吹っ飛んで襲われたりしない?」

ほむら「大丈夫よ・・・うふふ、ふふふ、ほむふふふふふふふ・・・」

マミ「心配だわ・・・」

杏子「あたしも泊まるから大丈夫さ。ゆま、親父とお袋にこれからダチの家に何日か泊まるって伝えておいてくれ」

なん・・・だと・・・?

ゆま「解った」

ほむら「ちょっ、何勝手に決めて・・・」

織莉子「一緒にいる方が良いでしょう。待ち合わせる時間も必要ないですし」

キリカ「ほむほむ・・・諦めなよ」

ほむら「うぅ・・・・・・うう゛・・・ううううう゛うう゛うう゛う・・・・・・!!」

さやか「マジ泣き!?」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 22:53:15.27 ID:l6dWHMTt0
ガイガンwwwwww
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/29(土) 23:01:21.48 ID:kchrJc/U0
そういえば、南極に封印されてるFWゴジラを同族思いのゴジラが放置しておくわけがない
周囲で別個のゴジラが守護している可能性
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 23:05:41.48 ID:l6dWHMTt0
>>270
でもゴジラって低温攻撃に弱いから
さすがに近づいたりいつもいたりってことは出来ないんじゃないだろうか
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 23:22:27.03 ID:u02C/hsu0
QB「えーっと、良いかい?もう一つ、この事態を迎えるにあたって、仲間にしたい魔法少女がいる」

ほむら「誰?」

私の知る魔法少女はもういないけれど。

QB「ユウリ、最強の魔法少女さ」

KB「あン?飛鳥ユウリか?そいつ大分既に死んだだろ、確かあの連中に処分されたじゃねぇか。しかもそんなに強くなかった筈だ。
確かに、最強の奴のヤベェ奴がいるって聞いているが、飛鳥ユウリじゃねぇだろ」

QB「ところが、最近、彼女の姿が目撃されるようになった。接触した者の生存者の話によると、ユウリと名乗り姿は飛鳥ユウリに酷似していたという。
そして、その戦闘能力は通常の魔法少女を大きく凌駕するものらしい」

まどか「ユウリちゃんか・・・ほむらちゃん、その子知ってる?」

ほむら「いいえ、名前も初めて聞いたわ。何者かしら?」

さやか「キュゥべえ、何か解らないの?」

QB「考えられるとしたら、幻覚や催眠能力で姿を似せているか、変身能力で飛鳥ユウリになっているのか、それとも単に似ていて、名乗っているのか・・・」

マミ「契約記録は?」

QB「調べてみたけれど、そんな途轍もない強さの素質の子はいなかったよ」

織莉子「意図的に消された可能性はありませんか?」

QB「あるかも知れない。もしそうだとしたら、下手に首を突っ込むのは不味いか・・・でも、もう少し調べてみるよ」

キリカ「大丈夫なん?」

QB「多分。まぁ、無茶はしないさ」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 23:33:16.25 ID:u02C/hsu0
今更だが、かずみ☆マギカのキャラって出しても読者の方は解るのでしょうか?
出しても大丈夫?
大丈夫じゃないなら272は無しの方向で
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/29(土) 23:34:57.39 ID:zWrEo45q0
VS版の超ドラゴン怪獣キングギドラって、体格や飛行速度といったスペック上では宇宙怪獣のそれを凌駕してるのに
やたらと弱体化してるとか過小評価されてる事が多いんだよね
VSシリーズではギドラ以上にゴジラの方がパワーアップしているから昔よりも体格差が少なくなっている訳だし
熱線の威力も上がって体内放射まで使える様になってるから相対的に弱くなったとは言えるけど
あとは、VSギドラは水爆実験の放射能でドラッドがギドラ化してから38年しか経っておらずまともな戦闘経験もしてない(であろう)から
長い年月を戦ってきた(であろう)宇宙怪獣ギドラよりも戦闘技術面では大分劣ってたんじゃないかと思う
実際作中でも未来人にコントロールされてた時は非常に強くゴジラに負ける事はないとまで言われてたけど
コントロールが切れて自分の考えだけで戦う事になった途端にフルボッコにされた訳だし

このSSでは怪獣の体格は全部身長100メートルのゴジラに合わせて再設定されてる訳だけど
宇宙怪獣キングギドラの体格やパワーもVS版と同じになっているのかな?

あと、南極でデストロイアさんが寒がらないか心配です
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/29(土) 23:42:04.30 ID:u02C/hsu0
>>274

うーん、元々コントロール前提なら、それが無くなったら自分で動けなかったからかも知れない。
VS版はゴジラ単独で挑まないといけないから弱体化してないと困るんじゃ無かろうか。

宇宙超怪獣キングギドラの体格とかもVS版と同じ。

デストロイアなら南極の寒さくらいなら大丈夫だと思います。
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 23:54:01.72 ID:l6dWHMTt0
一応自分の意思で地球に襲来した地球最大の決戦でも三体相手に立ちまわったんだけどな
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/29(土) 23:54:56.32 ID:BVq4Yjt80
>>274
ようは正気に戻って「あれ、ここどこ?」状態で殺られたわけか
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/29(土) 23:58:02.03 ID:fJJvJ5HXo
>>273
少数派だとは思うがわからん。
ただ、おりことキリカ出しといて今更聞くことなのかそれww
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/29(土) 23:59:41.43 ID:l6dWHMTt0
宇宙超怪獣のキングギドラで一番強いのはモスラ3の個体だと思うんだ
知能や生命力は高いし技も豊富だし
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 00:04:49.92 ID:iKIEkhlB0
>>278

いや、オリコの方は完結しているし、知名度も高そうだし・・・確かに今更だけど。
出しても良いのかなぁと。もし必要があれば、うちのブログにキャラの画像撮って載せる。
設定はwiki見てもらえれば。
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 00:10:38.70 ID:LraOgk4/0
ゴジラの知識ばかりの奴がこうして飛び込んでもSS楽しめてるんだから大丈夫
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/30(日) 00:40:01.61 ID:U4+urviG0
>>279
通常のモスラより(サイズは違えど)戦闘力が遥かに向上したレインボーモスラが全く歯が立たなかったしな。
尻尾だけになってもそこから再生するし。
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/10/30(日) 00:50:10.44 ID:ZwATGheAO
しかし、ギドラ族の群れとなると護国聖獣を復活させる為に伊佐山さんがアップしそうでだね(滝汗)
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 00:52:47.48 ID:LraOgk4/0
復活させたらマミさんのメカギドラや魏怒羅は反逆者扱いで真っ先に目の敵にされそうだな
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/30(日) 01:14:49.46 ID:eHOjrzh40
>>282
あれ見たとき本気で絶望したの覚えてる
その分、あの逆転劇にも凄いテンション上がったけど
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:24:13.93 ID:iKIEkhlB0
>>281

解ったありがとう。
さっきまでキャラの画像撮ってたから明日にでもブログの記事にして載せる。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:37:01.46 ID:iKIEkhlB0
きのみきの
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:38:10.65 ID:iKIEkhlB0
?あれ?何かミスって書き込んだ・・・気にしないでね



深夜、午前1時ごろ

解散して、まどかと杏子も一旦家に戻り、着替えやらをバッグに詰めて私の家に戻って来たわ。よく考えたら、着のみ着のままで旅行は無理よね。
あれ?考えてみたら、これって私にとって最初の旅行じゃないかしら・・・?しかも行き先は南極!目的はゴジラと戯れる事!・・・ある意味凄い旅行だわ・・・。

ほむら「キュゥべえからメールで連絡が来たわ、出発しましょう」

杏子「ほら、まどか起きろ、行くぞ」

ソファーで寝るまどかを杏子が起こす。

まどか「ん、んー・・・」モゾモゾ

ほむら「仕方ないわね、此処は私のキスで・・・」

杏子「まどか起きろ!変態に襲われるぞ!」

な、何て事を言うのよ!?

まどか「えっ!?」ガバッ

ちっ・・・杏子は余計な事を・・・

まどか「もう行くの?」

ほむら「ええ」

私達は外へ出て、深夜の見滝原を歩いて郊外を目指した。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 01:53:56.50 ID:KCaf3KDO0
>>282
あのギドラは強さがチートレベルだったなぁ・・・。
モスラは撃破されるわ、尻尾の一部から強くなって再生するわ・・・。

正直、カイザーギドラやGMKギドラより最強なんじゃないか?と本当に思う。

作中では描かれてないとはいえ、いくつも破片があったら数分だけ再生したりするのだろうか?
とこう書いてて思ってしまった。

それこそ臨海副都心に出現した人間大のデストロイアみたく。
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:56:37.00 ID:iKIEkhlB0
同時刻、あすなろ市

人気の無い、深夜の道を歩く一人の少女。金色の瞳で、長い金髪のツインテールにロングマフラー。首からアクセサリーのように提げた銀色のスプーンを弄りながら道を歩く。
車道を高速で走る一台の装甲された車。それがその少女に向かい、ガードレールの無い場所で横から彼女を跳ね飛ばそうと迫る。
だが、接触する直前、少女はダークブルーとレッドパープルの光に包まれ、車はいきなり、空へ垂直に飛び上がった。
まるでその直下だけ重力が反転したように。車は高さ数百メートルまで上がると、再び地面に落下する。ゴシャッ!と潰れる車。

???「んー?」

その少女は魔法少女に変身していた。魔法衣は露出度の高いスーツに、レッドパープルと白のニーソックス。靴の先は上に向き、頭には大きな日よけの付いた先が尖った帽子。
潰れた車の中を見る。

兵士A「・・・」

装甲服に装甲されたマスクを着た兵士が気絶していた。

???「何か用?って、気絶中?仕方ないなぁ・・・」

少女の口元に笑み。

???「起こしてあげる♪」

少女はひしゃげた車に乗って、その手が兵士に伸びた。掌を気絶している兵士の胸辺りにかざし、魔力に正面へ指向性を持たせて破裂させる。

ポン

静かな音、僅かな面積、だがそれだけで兵士の身体は車のドアを突き破って外へ吹っ飛び地面に転がる。
兵士は肋骨と脊椎を粉々に砕かれて絶命していた。

???「あ、死んじゃったか。わざとだけど!」

少女の目が車に乗っているもう一人の兵士へ向く。

兵士B「ひ・・・ひぃっ!?」

???「さて、あんたもさっさと死ね♪」

少女は口元を歪めながらその兵士へ近付く。
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:57:30.83 ID:iKIEkhlB0
兵士B「く、来るなぁああああああ!!」

必死にライフルを構えようとするが、歪んだ車内で銃身が引っ掛かって銃口を少女に向けられない。
ガタガタと音がするが、ブシャッという音がしてそれは止んだ。
車の外に上半身と下半身に分かれた兵士の死体が捨てられる。
その車がボンッとまるで内側から破裂するようにバラバラになった。
道路に立つ少女の前に更に2台の装甲された車が迫る。

???「やれやれ・・・」

兵士が降りて来て少女に銃口を向ける。が、それより早く少女の手に現出した二挺拳銃の魔力弾が車を撃ち抜いた。爆発炎上する2台の車。
その爆発に巻き込まれて吹き飛ぶ兵士。殆どが死亡する。只一人生き残った者も脚に重傷を負っていた。

???「ねぇ」

少女は歩いてその生き残った兵士の前に立つ。

兵士C「ひぃっ!!」

???「誰の差し金?」

目が笑っていない笑顔で聞きながら、恐怖の声を漏らす兵士の顔を覗き込むようにしゃがみ込む。

兵士C「そ、それは・・・!!」

???「言えないのなら、あんたの頭、破裂しちゃうよ?」

兵士の顔の前に掌をかざす。魔力がバチバチと迸っている。

兵士C「プ、プレイアデス聖団・・・」

???「ふーん、やっぱりね」

少女は兵士に全く興味を失ったように立ち上がって背を向ける。

???「あはっ!人殺しが聖者気取りとは笑わせる!一人残らず殺してやる!あははははは!!」

天を仰いで嗤う少女。その少女の背中にさっきの兵士が拳銃の銃口を向ける。そしてトリガーを引こうとした瞬間。

兵士C「がっ!?」

突如その兵士の真下から生える尖った長い氷の柱・・・いや、結晶の柱だった。それが兵士の腹を装甲の上から突き破って貫通する。事切れる兵士。

???「待ってろよ、ユウリ、仇はとってやるからな」

少女の変身が解かれると、結晶の柱も構成していた魔力が霧散して消滅する。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 01:58:45.13 ID:iKIEkhlB0
今日は此処までです。眠いので寝ます。
今度こそ10時ごろに再開したい・・・
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 01:59:18.03 ID:LraOgk4/0
再生にはそれこそモスラが鎧纏って復活するのと同じくらい長い年月がかかるから
今すぐには大丈夫なんじゃないだろうか、あくまで現状は

あのキングギドラは尻尾からしか再生できないとは言われていない
だから鎧モスラに斬り落とされた翼から復活する可能性もある
それこそ白亜紀型→現代型くらいの進化を遂げて
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 02:00:44.94 ID:LraOgk4/0
再生にはそれこそモスラが鎧纏って復活するのと同じくらい長い年月がかかるから
今すぐには大丈夫なんじゃないだろうか、あくまで現状は

あのキングギドラは尻尾からしか再生できないとは言われていない
だから鎧モスラに斬り落とされた翼から復活する可能性もある
それこそ白亜紀型→現代型くらいの進化を遂げて
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 02:01:56.32 ID:LraOgk4/0
あれ連投したことになってる
ごめんなさい
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/30(日) 02:13:07.09 ID:qwdmUDa2o
>>291

少女の変身が解かれると、結晶の柱も構成していた魔翌力が霧散して消滅する。

スペゴジか・・・。
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/30(日) 02:16:33.79 ID:LraOgk4/0


FWのゴジラって目覚めたばかりだったのに最終決戦以外は全く苦戦してなかったんだよな
http://www.youtube.com/watch?v=RRjY6ldoCX4&feature=related
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/30(日) 02:18:20.26 ID:rO/ra0yAO
モスラ3は漫画版キングギドラがチートだった気がする
全長数kmに島を割る引力光線、さらに命を奪い液状化するギドラの光…まさに大魔王だった
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 03:14:33.82 ID:Zfd8246DO

いよいよ山場に差し掛かってきたな
果たしてFWゴジラはまどゴジラになるのか否か

モスラが登場したわけですが、三部作のあの子は今どうしているのでしょうか?
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 09:37:22.25 ID:Kz/FZ7700
特撮で大気圏外攻撃したのってノアとゴジラとちょっと違うがフォーゼだけ?
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 11:09:29.46 ID:iKIEkhlB0
おはようじょ!

「魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜」を読んでない方用の資料用のキャラ画像の記事作ってました。
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35604325.html
こんなんで良いかな?

では、今から続き書くので、ちょっと待ってくだしあ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 12:01:33.72 ID:iKIEkhlB0
まどか「な、何か凄いね・・・」

ほむら「そうね・・・」

杏子「まさに特撮かアニメだな・・・」

私達が見滝原の郊外にから海に出ると潜水艦が浮上して来た。それに乗って移動中に一眠り。
目を覚ました頃には、海底に作られた巨大なマギカの基地。潜水艦ドッグからマギカの兵士の案内で格納庫を目指している所。
広大な格納庫に着くと、何体かのロボット怪獣が並んでいるのが見えた。

まどか「あ!あれメカゴジラだよ!織莉子さんのとは違うタイプの!」

“ロボット怪獣 メカゴジラ”

あれもゴジラを模したロボット怪獣ね。身長は100メートルで織莉子のスーパーメカゴジラとは銀色の装甲は同じだけど、形状は一線を画する全身にボルトが露出したスチームパンクな姿。
装甲は薄そうだけど両手両足の指は全てミサイルになっていて、膝にもミサイル。
如何にも攻撃力を重視した形に見える。

杏子「あっちにはMOGERAだな」

“合体超機動兵器 MOGERA”

こちらは全体的に重厚なボディ。曲線を多用したスーパーメカゴジラに比べて直線の多い形状。
如何にも丈夫そうだけど動き難そう・・・。攻撃力を重視したメカゴジラよりも安定性や信頼性を優先している印象があるわ。

私達が案内されたのはその格納庫の戦艦のある一角だった。その戦艦の艦首を見て私は驚愕した。
巨大なドリル。問答無用にドリルだった。情け容赦なくドリルだった。何か天元突破しそうだった。
その艦の下の方にごつい男性とその傍らにもう一人男性。そしてその後ろに多分、この艦のクルーであろう兵士達。
私達が近付くと、その全員が一斉に私達に向かって敬礼。私と杏子はそれに敬礼で答え、まどかも慌てて敬礼する。

ゴードン大佐「俺がこの新・轟天号の艦長、ダグラス・ゴードン大佐だ」

小室少佐「副艦長の小室少佐です。ようこそ魔法少女達」

ほむら「見滝原市の魔法少女、暁美ほむらです。今回はよろしくお願いします」

私は一礼する。

杏子「佐倉杏子、魔法少女さ。よろしく頼むぜ」

まどか「ま、まいねーいず、まどか、かなめ・・・あいきゃんのっとすぴーく、いんぐりっしゅ・・・」ワタワタ

杏子「落ち着け、このおっさん日本語喋ってただろ」

まどか「ま、魔法少女なりたての鹿目まどかです!よ、よろしくお願いします!



要望に応えておっさんキャラ登場させてみました。この2人しか覚えてないんだけどね!
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 12:10:49.50 ID:qd+C1tjSO
大丈夫だ、ゴジラ知らない。
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 12:22:02.61 ID:aEeBN1jDO
>>301

携帯だから見れないのだが
かずみ一巻で牛?出してた方?>ユウリ(偽?)
まだ一巻しか見てないから確認を
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 12:34:10.45 ID:iKIEkhlB0
>>304

合ってる
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 12:43:54.42 ID:iKIEkhlB0
新・轟天号、ブリーフィングルーム

ゴードン大佐「では、これからお前さん達を南極エリアGまで連れて行く。任務はゴジラを蘇らせ、鹿目のお嬢さんがゴジラを説得し、協力して貰う事だ」

まどか「は、はいっ!」

小室少佐「あのゴジラを・・・蘇らせるんですね」

ゴードン大佐「怪獣の王ゴジラ、その中の王、即ち地球最強の怪獣だ」

小室少佐「今更ですが・・・危険過ぎませんか?世界を破滅させてしまうかも知れない」

ほむら「このままでは、どっち道世界はギドラ族に破滅させられます」

杏子「それにまどかなら大丈夫さ。信じろ」

小室少佐「そんな簡単に言われても・・・」

ゴードン大佐「俺も轟天号に乗っていた。ミサイルを撃ってあのゴジラを封じ込めたのはこの俺だ。
このままじゃ一月後に世界が終わる。この戦争には勝ちしかない。その勝利の第一歩がゴジラの協力を得ることだ。全クルーに通達、出撃だ!」

小室少佐「・・・了解!」

敬礼する小室少佐。

新・轟天号、ブリッジ

私達はゴードン大佐の近くで発進準備を進めるクルー達を見守る。

クルーA「ハッチオープン!システム、起動!」

クルーB「αシステム、異常なし」

クルーC「βシステム、異常なし」

クルーD「発信準備、完了」

開くハッチ。飛び上がる轟天号。

ゴードン大佐「南極にメッセージを送れ。ゴジラの王を迎えに行くとな。これは地球の存亡を賭けた戦いの始まりだ。
マギカが決定した名は“オペレーション・ファイナルウォーズ”。そして決戦の日を“ワルプルギスの夜”と呼称する。轟天号、発進!」

海底から飛び出し、海中を進み、海面から飛び出す轟天号。
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 12:45:30.08 ID:IjGHcgzKo
ゴジラシリーズの本編は見た事ないけど面白いな
(アケロン大星獣とか超星神シリーズの怪獣ならわかるんだけど)
五式支援機士ユウヒとか出てきたら嬉しいけど、こんな恐ろしい世界では速攻で破壊されそうだな
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 13:19:38.69 ID:iKIEkhlB0
新・轟天号、居住スペース

私は部屋の窓から空を眺めていた。

まどか「・・・」

まどかは不安そうに落ち着かない。

まどか「ね、ねぇ、私、本当に上手く出来るのかな・・・?」

杏子「出来ないとしたら、戻るか?多分、今言えばまだ引き返せるぞ」

まどか「う・・・」

杏子「妙な訊き方しちゃったね。あたしはね、世界は本当に終わりだなんて、そんなのは認めない、世界を諦めたくない。
ゴジラ達は確かに人間を嫌ってるさ。本来は只の恐竜だったのに、人間の所為でとんでも無い化物に変えられちまったんだからな。
でも、ゴジラが人間を心底憎悪してるとはどうも思えないんだよ。これまでも人間や魔法少女と敵の怪獣と一緒に戦って危機を救ってくれた事が何度もあった」

ほむら「ゴジラは多分、地球を守ろうとしているんじゃないかしら?ゴジラはきっと、怒れる大自然の象徴、そして地球の守護神」

杏子「ゴジラを破壊神と呼ぶ奴は大勢いるが、守護神だなんて始めて聞いたよ。でも、そう言えるかもな。
一緒に地球を守ろうって言えば、案外あっさりOKしてくれるかもしれない。呼びかけたら協力してくれるかもしれない」

ほむら「それが出来るとしたら、世界にあなたしかいないわ」

まどか「上手くいくかな・・・?」

杏子「解んねぇよそんなの」

笑顔になる杏子。

杏子「解んないからやるんだよ。ほむらがあたし達にしたように、誠意を持って話せば解ってくれたりとかさ。
そういうもんじゃん?最後に愛と勇気が勝つストーリー、ってのは」

ほむら「まだまだこの決戦は最後じゃないわよ。始まってすらいない」

そして始まる前に終わる訳にはいかない。

まどか「でも・・・私が失敗して、ほむらちゃんや杏子ちゃんにもしもの事があったら・・・」

ほむら「心配は無いわ。その保険として私がいる。逃げるなら何時でも出来るから、あなたはゴジラを説得するのに全力を尽くして」

杏子「ほむらがいるんだ。あたしらの事は気にせず、思いっきりやりな」

まどか「うん!・・・あ」

ほむら「どうしたの?」

まどか「ゴジラに日本語って通じるのかな・・・?」

・・・う、うーん・・・?

杏子「だ、大丈夫だよ!心がこもってれば!!・・・多分」

ほむら「そ、そうよ!怪獣の王なんだもの!日本語くらい楽勝よ!!・・・多分」

まどか「きゅ、急に不安になって来たよう・・・」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 13:43:53.82 ID:iKIEkhlB0
新・轟天号、ブリッジ

小室少佐「そろそろ南極上空です。途中で怪獣の襲撃が無くて良かったですね。あの少女達に万が一の事があってはいけませんから」

ゴードン大佐「あのお嬢さん達にとって、轟天号など紙の城に過ぎんさ。そうなった場合、守られるのはこっちの方だ」

小室少佐「魔法少女ですか・・・怪獣を使役し、怪獣を倒す者達・・・。あのような年端も行かない子達に危険な戦いを強いるしか無いなんて、我々大人は・・・」

ゴードン大佐「仕方あるまい。今まで守られて来た分、ワルプルギスの夜には俺も思いっきり暴れてやる。
ギドラ共なんぞにこの地球を好きにさせて堪るか」

小室少佐「そうですね。我々も戦いましょう」

ゴードン大佐「あぁ。よし、高度を下げろ」

新・轟天号、居住スペース

杏子「ん?高度が下がったな」

ほむら「もう南極かしら」

私とまどかは窓からそとを見る。

まどか「わぁ・・・凄い・・・」

地表一面が氷と海だけの世界。そして空からでも見える巨大なセイウチに似た生物の群れがいた。

“南極怪獣 マグマ”

マグマ「オァアアーーオォ!!」

茶色い身体に大きな頭、短い四肢。そして口には特徴的な長い牙が生えている。体長はおよそ100メートル。

ほむら「あれも怪獣ね」

まどか「マグマだよ。南極にしかいない怪獣なんだ」

杏子「此処にしかいないけど、数には沢山いるらしいな」

ほむら「セイウチが進化した怪獣?」

杏子「いや、ああ見えて爬虫類らしい」

ほむら「へー・・・」

本当に怪獣には常識が通用無しないわね。
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 14:20:05.50 ID:iKIEkhlB0
南極、エリアG上空

私達の部屋に連絡が入り、準備してくれとの事。

ほむら「行きましょう、まどか、杏子」

まどか「うん!」

杏子「よし」

私達3人は光に包まれて魔法少女に変身する。そしてハッチを開けて轟天号の上に出た。
時刻は夜で空は暗い。

まどか「学校休んで、こんな戦艦でこんな所にゴジラに会いに来てるなんて、クラスの皆には内緒だね」

ほむら「そうね」

まどか「ところでほむらちゃん、そのリボン・・・」

私が頭に結んでいる、前の世界のマミから贈られたリボン。

ほむら「似合わないかしら?」

まどか「ううん、とっても素敵だと思うよ」

ほむら「ありがとう。親友に貰った、大切な物なの」

まどか「良いなー」

杏子「あれ?ほむらって槍と剣なんて使えたのか?」

杏子が、前の世界の彼女から贈られた私の手に握られた槍を見る。そして腰にはさやかから贈られた剣。
どちらも私の魔力で色と形状は変化している。

ほむら「ええ。前の仲間から託された、大切な物なの」

杏子「前の仲間・・・」

杏子は少し考えると、得心が行ったように頷いた。多分、解ってくれた。

杏子「槍を渡すなんて、そいつ良いセンスしてんじゃねーか。剣の方はイマイチだけどな」

ほむら「そうかしら?」

とか離している間に見えて来る、氷の上の楕円のドーム状の建物。

杏子「あれか、ゴジラが寝てるっつーのは」

その建物が2つに割れていく。あそこにゴジラが・・・その王が眠っているのね。

杏子「さて、改めて訊くけど、本当に覚悟は良いんだね?」

まどか「何かもう、慣れっこだし。私、いつも後ろから付いてくばっかりで。役に立ったこと一度もないけど。でもお願い、2人とも!」

ほむら「任せて」

杏子「あぁ、行くか!」

ほむら「出なさい、バトラ」

杏子「出て来い、デストロイア!」

私から溢れ出た紫の光が轟天号の左に、杏子から溢れ出た赤の光が右に集束してマテリアライズして甲殻に鎧われた2体の怪獣が現出する。

バトラ「グギョオオオオオン!!」

デストロイア(完全体)「グゥオオオオオオウ!!」

轟天号に並行して飛行する2体の怪獣。
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 14:25:50.08 ID:iKIEkhlB0
ちょっと飯食って来る
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 14:45:00.03 ID:qd+C1tjSO
ぐおおお、楽しみすぎる
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 15:16:14.11 ID:iKIEkhlB0
再開します



ゴードン大佐「準備は良いか?」

持たされた無線機からゴードン大佐の声。

ほむら「はい、お願いします」

新・轟天号、ブリッジ

ゴードン大佐「よし!撃て!」

小室少佐「ミサイル発射!」

轟天号の上部ミサイルポッドからミサイルが撃ち上げられる。

杏子「良いな?打ち合わせ通りに」

まどか「う、うん!」

声が上擦るまどか。可愛いわ。

ほむら「ええ」

私とまどかはバトラの背に、杏子はデストロイアの肩に飛び乗った。一度上空に撃ち上げられたミサイルが曲がってドームに向かい、その氷をドームごと破壊する。
巻き上がる爆炎と雪煙。デストロイアが着氷して身構える。

ズゴアアアアアアア!!

杏子「いきなりかよ!?」

ドームの残骸の中からデストロイア向けて撃ち出される青白い熱線。デストロイアはそれを両腕を交差させて防御する。

デストロイア「グゥオオオオオウ!!」

だが、流石はデストロイア、怯むも目立ったダメージは見えない。そして氷の中から現るは、誇り高き怪獣の王。

“最強の怪獣王 ゴジラ”

ゴジラ(FW)「グオアアアアアアアアーーーーッ!!」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 15:16:57.60 ID:iKIEkhlB0
>>312

期待に応えられると良いな・・・頑張る
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 15:34:27.48 ID:ooM0nQ3T0
ゴジラがついに出てきた!
個人的にはゴジラはまどかに契約されないといいのだけど・・・
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 15:56:54.42 ID:iKIEkhlB0
あれが怪獣の王たるゴジラの中の王・・・以前に遭遇した2体のゴジラも風格十分だったけれど、このゴジラからは更なる威圧感を感じる。
感じ取れる単純な力だけならこのバトラも負けていないし、デストロイアの方が上。
でも何ていうのかしら・・・?その圧倒的なまでの途轍もなさ、単なる戦闘能力だけでは測り知れない何かがある。
身長は100メートル、全長は200メートルくらい。荒々しい気配。だが、不思議と邪悪さは感じられない。いけるかも知れない。

ほむら「まどか!呼びかけて!」

まどか「うん!ねぇ、ゴジラ!私、鹿目まどか!ね、聞こえる!?私の声が解る!?」

ゴジラ「グガァアアアアーーッ!!」

それに答えるのは放射熱線。

ほむら「くっ!!」

バトラを急上昇させて避ける。

まどか「きゃあっ!」

杏子「怯むな!呼び続けろ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

デストロイアが翼を広げて低空飛行、ゴジラに体当たりして、氷山に押し付ける。
何万トンもある怪獣2体が氷山にぶつかる轟音が響き、巨大な氷塊が落ちて砕ける。

ゴジラ「グァアアアアーーオオウ!!」

まどか「ゴジラ!やめて!お願い、協力して!!地球にキングギドラの大群が向ってるの!!」

ゴジラ「グァオオオオオウ!!」

ゴジラの身体がバチバチと光り始める。あれは!?

杏子「やべぇ!離れろデストロイア!!」

デストロイアはゴジラを離して翼を使って大きくバックジャンプ。瞬間、ゴジラの全身からエネルギーの波動が爆裂。
その猛烈な波動は周囲のドームの残骸や氷を消し飛ばし、その余波だけで3万トンのバトラの身体にも衝撃が来る。

杏子「体内放射って威力じゃねぇだろ・・・」

ほむら「あんなの普通の怪獣が密着して喰らったらバラバラだわ・・・」

まどか「このままじゃ地球が滅びちゃう!!そんな事、ゴジラだって嫌だよね!?ゴジラは地球の守護神なんでしょ!?ねえお願い、力を貸して!」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 16:20:04.70 ID:iKIEkhlB0
ゴジラ「グガァアアアアアアーーッ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

ゴジラが放射熱線を吐き出し、それをデストロイアがミクロオキシゲンで迎撃する。撃ち合う2体。
だが、ミクロオキシゲンではパワー不足だったようで放射火炎に押されて行く。杏子がデストロイアの肩から跳び下りた。

ほむら「まどか、あなたはバトラの上にいて呼び続けて!」

まどか「う、うん!」

私はバトラをゴジラの近くに急降下させて地表スレスレの所に来た所で跳び下りる。再びバトラを上昇させ、私は氷の上に立ち、槍を握って杏子の下へ走る。

ほむら「中々言う事を聞いてくれ無いわね」

杏子「あぁ、流石に聞き訳が悪いぜ!」

杏子と2人でまだ残っている7、8メートルくらいある氷塊を魔力で硬質化させ、槍を使って弾き飛ばし、ゴジラの側頭部にぶつける。

ゴジラ「グァァアアアアアアーーッ!?」

ゴジラは熱線の放射を止めるが、こちらに気付いたようでその長大な尾を振るって来る。
当たれば勿論即死。

杏子「ちょっ、待てよ!!」

私は咄嗟に杏子の手を握る。

ほむら「時よ止まれ!」

そのまま握ってある程度逃げる。

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止を解除。ゴジラの尾が氷を叩き割った。だが、その余りのパワーは氷を砕き、私達の方へ氷塊のスコールを降らす。
降ってくる氷塊を杏子と槍で片っ端から突き砕く。

まどか「ほむらちゃん!杏子ちゃん!」

ほむら「問題無いわ!」

杏子「この程度、屁でもねぇ!あんたは呼び続けろ、ゴジラを!」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 16:55:08.06 ID:iKIEkhlB0
まどか「お願い!お願いだから!!ゴジラ!!私達に力を貸して!!お願いだから・・・!!」

まどかの声が涙声に変わりつつある。まどかの声が聞こえているのか、いないのか、ゴジラはデストロイアに襲い掛かる。
2体は組み合い、体格で上回るデストロイアと対等にゴジラは渡り合う。ゴジラからは常時、凄まじいまでの怒りの感情が感じられる。

ほむら「怒ってるのでしょうね・・・何もかも許せないのでしょう」

杏子「だろうな・・・あんな姿にされて、望まない力を持たせた上に力を貸せだなんて、都合良すぎだよな・・・」

私の元いた世界で例えれば、願い事も無しで勝手に契約させられて魔法少女にされ、ソウルジェムに魂を変えられた挙句、魔女を倒せと言われてるようなものね・・・。
でも、だからって止める訳にはいかない。まどかは泣きながらも必死で呼び続けている。

ゴジラ「グゥオァアアアアアアアーーッ!!」

ゴジラがデストロイアと戦いながら放射火炎を撃つ。狙いは目の前のデストロイア・・・ではなく、その後ろを飛ぶバトラ!!

ほむら「しまった!!」

まどか「きゃああああああああああっ!!」

回避を命じるが間に合わない。時間停止も間に合わなかった。放射火炎はバトラを直撃。
だがバトラは咄嗟に腹側を向けて背側のまどかを守ってくれていた。

バトラ「ガギョオオオオオオオン!!」

バトラは回避能力に長けている分、上級の怪獣としてはそれほど丈夫では無い。6本の脚のうち、3本が千切れ飛び、緑色の血が吹き出る。
バトラが墜落して轟音が響き、まどかも氷の上に落ち、バトラ墜落の衝撃で飛ばされて気絶する。

ほむら「まどかぁーーっ!!」

時間を止めて走り出す。そしてまどかの下に行き、彼女を抱きかかえて時間停止を解除した瞬間、足元の氷が崩れ始めた。
!!バトラの体重は3万トン、その巨体が墜落した訳だから・・・しかも此処はさっきから多分、5、6万トンくらいのゴジラと8万トンのデストロイアが激闘していた。
割れても不思議じゃないというか、崩れないと不思議よね。
そんな事を考えている内に足元が崩れていく。時間を止めた所でどうにもならない。

杏子「ほむらーーっ!!」

飛行するデストロイアの尾の先端に掴まった杏子が槍を多節に分けて伸ばす。

ほむら「くっ・・・!駄目、届かない!」

私はそれを掴もうと手を伸ばすが・・・届かなかった。
私とまどか、バトラ、そしてゴジラは真下の巨大なクレバスに飲み込まれるように落ちて行く。

杏子「ほむらぁーーーっ!!まどかぁーーーっ!!」

杏子の叫びが聞こえた瞬間、私は意識を手放した。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 17:33:02.80 ID:iKIEkhlB0
南極エリアG、直下、巨大空洞。

ほむら「う・・・ん・・・?」

私は目を覚ました。

ほむら「!!」

真上にはデストロイア完全体の顔、私を心配そうに覗き込んでいる。

杏子「よお、目が覚めたか」

ほむら「杏子!」

私はデストロイアの開かれた爪の間に寝かされていた。杏子もそこに座っている。
私の変身は解除され、当然、バトラの召喚も解除されている・・・そうよ!まどかは!?

ほむら「まどか・・・まどかは!?」

杏子「解んねぇ・・・あたしとデストロイアが探しに降りて、見付けたのはあんただけだ。
轟天号にも連絡は入れといた。けど、まどかは・・・」

杏子が大きく抉れた更に深い谷のようなクレバスを見る。まさか・・・

ほむら「あそこに落ちたって言うの!?」

杏子「多分な・・・この辺探し回ったけど、更にあった大きなクレバスはあれくらいだ。
まどかと・・・ゴジラは多分、あそこに落ちた」

ほむら「!!」

私は魔法少女に変身。

杏子「どうするつもりだよ?」

ほむら「バトラで飛んで下に降りるわ!」

杏子「落ち着けって!あんな100メートル無いクレバスじゃ羽根が引っ掛かって飛べないだろ!大体、出来るんならあたしがデストロイアで降りてる!」

ほむら「・・・杏子、デストロイアを集合体に変えて」

杏子「え?」

ほむら「あのクレバスの間をデストロイアの爪で引っ掛けながら降りるわ」

杏子「マジかよ!?そんな状態でゴジラに見付かってみろ!100パーセントお終いだおぞ!!」

ほむら「マジもマジ、大マジよ。ゴジラに見付かるより早くまどかを見付ければ良いのよ」

杏子「そもそも生きているかどうか・・・」

ほむら「それを確かめるまで諦めたくない。お願い、杏子」

杏子「で、登る時も爪で引っ掛けながら上れと?」

ほむら「当たり前よ」

杏子「・・・あーもう!解ったよ!行くよ!!生まれて初めて神に祈るぜ・・・」

ほむら「教会の子なのに?」

杏子「あたしは神とか信じちゃいないからな・・・」

デストロイアの姿が完全体から集合体に変わり、クレバスを降り始める。

杏子「落ちるなよ?落ちても助けてやれないからな・・・」

ほむら「ご心配なく」

私と杏子は体勢を変えながら降りるデストロイアの上で慎重にバランスを取る。
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 18:09:57.71 ID:iKIEkhlB0
ちょっと飯とかで外します
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 18:17:40.88 ID:VPNE6+450
期待
ようやくのおっさん登場で歓喜
ゴジラは最終的に正義の味方になった2代目以外は人間大嫌いだろうし
意思疎通もあの超能力者の二人くらいしかできないだろう
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/10/30(日) 18:22:52.89 ID:ZwATGheAO
しかし、GMKの金子ゴジラって、見方を変えたら魔女化したゴジラにも見えなくもないね
能力は負の感情やエネルギーを吸収しての自己再生(汗)
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/10/30(日) 18:24:01.90 ID:ZwATGheAO
しかし、GMKの金子ゴジラって、見方を変えたら魔女化したゴジラにも見えなくもないね
能力は負の感情やエネルギーを吸収しての自己再生(汗)
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 20:13:35.22 ID:iKIEkhlB0
南極エリアG、直下、巨大空洞内、クレバス底。

まどか「う・・・うぅ・・・」

気絶していたまどかは目を覚ます。場所はクレバスの壁の割れ目。そこに寝かされていた。
そこから外を見ると、巨大な怪獣がまどかを見下ろしているのが見えた。

まどか「ゴジラ・・・!!」

思わず恐怖で後ずさる。が、敵意は感じない。

まどか「まさか・・・」

この状況、クレバスにゴジラと一緒に落ちたとしか考えられない。魔法少女への変身は気絶した時点で解除されている、
普通なら生きていない。

まどか「あなたが助けてくれたの・・・?」

再び割れ目から顔を出す。

ゴジラ「ゴルル・・・」

ゴジラは唸るだけで答えない。でも、状況からそうとしか考えられない。

まどか「え、えっと・・・助けてくれてありがとう」

立ってお辞儀するまどか。

ゴジラ「・・・!?」

ゴジラから明らかな戸惑いの感情。変な奴だ、と思われているのだろう。

まどか「えっと・・・どうしようか、上れないね・・・」

まどかが見上げるとゴジラも見上げる。

まどか「え、えっと・・・あなたに私の言葉が解るかどうか解んないけど、こうしていてもしょうがないし、お話しようか」

ゴジラ「・・・」

ゴジラは勝手に話せとでも言う風にまどかを見る。

まどか「私ってね、昔から得意な事も、人に自慢できる才能とか何にも無かったんだ。何か凄い才能とか力とか、あったら良いなぁって思った事もあったよ。
誰かがそんな力をくれないかなーって。
でもそれって只の何も解ってない憧れで、力の良い部分しか見てないんだって解ったの。
怪獣と一緒に戦う皆を見てて、強大な力には責任が伴うんだって思い知って・・・
そしてあなた達の力は、本来人の命一つ程度じゃ到底あがなえるものじゃないんだよね・・・」

ゴジラ「・・・」

ゴジラは黙って耳を傾けているようだった。

まどか「それが、私はあなたの所にいきなりやって来て只その力を貸せだなんて、どうかしてるよね・・・。
それもあなたの力は、あなたが望んでいないのに私達人間に持たされたものなのに、都合良過ぎるよね・・・。
それも仲間とあなたと同じ怪獣達に守られてだなんて、卑怯過ぎるよね・・・。本当は私一人で来なきゃいけなかったのに。だから謝るね、ごめんなさい」

まどかはまた立ち上がって頭を下げる。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 20:15:14.17 ID:iKIEkhlB0
再開します。



南極エリアG、直下、巨大空洞内、クレバス底。

まどか「う・・・うぅ・・・」

気絶していたまどかは目を覚ます。場所はクレバスの壁の割れ目。そこに寝かされていた。
そこから外を見ると、巨大な怪獣がまどかを見下ろしているのが見えた。

まどか「ゴジラ・・・!!」

思わず恐怖で後ずさる。が、敵意は感じない。

まどか「まさか・・・」

この状況、クレバスにゴジラと一緒に落ちたとしか考えられない。魔法少女への変身は気絶した時点で解除されている、
普通なら生きていない。

まどか「あなたが助けてくれたの・・・?」

再び割れ目から顔を出す。

ゴジラ「ゴルル・・・」

ゴジラは唸るだけで答えない。でも、状況からそうとしか考えられない。

まどか「え、えっと・・・助けてくれてありがとう」

立ってお辞儀するまどか。

ゴジラ「・・・!?」

ゴジラから明らかな戸惑いの感情。変な奴だ、と思われているのだろう。

まどか「えっと・・・どうしようか、上れないね・・・」

まどかが見上げるとゴジラも見上げる。

まどか「え、えっと・・・あなたに私の言葉が解るかどうか解んないけど、こうしていてもしょうがないし、お話しようか」

ゴジラ「・・・」

ゴジラは勝手に話せとでも言う風にまどかを見る。

まどか「私ってね、昔から得意な事も、人に自慢できる才能とか何にも無かったんだ。何か凄い才能とか力とか、あったら良いなぁって思った事もあったよ。
誰かがそんな力をくれないかなーって。
でもそれって只の何も解ってない憧れで、力の良い部分しか見てないんだって解ったの。
怪獣と一緒に戦う皆を見てて、強大な力には責任が伴うんだって思い知って・・・
そしてあなた達の力は、本来人の命一つ程度じゃ到底あがなえるものじゃないんだよね・・・」

ゴジラ「・・・」

ゴジラは黙って耳を傾けているようだった。

まどか「それが、私はあなたの所にいきなりやって来て只その力を貸せだなんて、どうかしてるよね・・・。
それもあなたの力は、あなたが望んでいないのに私達人間に持たされたものなのに、都合良過ぎるよね・・・。
それも仲間とあなたと同じ怪獣達に守られてだなんて、卑怯過ぎるよね・・・。本当は私一人で来なきゃいけなかったのに。だから謝るね、ごめんなさい」

まどかはまた立ち上がって頭を下げる。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 20:17:57.63 ID:iKIEkhlB0
また二重に・・・また掲示板との接続悪い



ゴジラ「・・・」

まどか「あなたと共に戦うって事は、その怒りも憎しみも受け止めなきゃならない。
でも私にはそんな事は出来ない。あなたの気持ちが分かるなんて傲慢な事は言えない・・・」

まどかは続ける。

まどか「あなたが人類を見捨てるのは当たり前だと思う。ううん、滅ぼされたって文句は言えない。
でも、でもね?地球の他の生き物に罪は無いから、だからあなたにこれだけは伝えたいの。
一月くらい先に、キングギドラの大群をそれを率いている怪獣が地球に来るの。
私達に協力はしてくれなくて良いから、地球を守る為に、他のゴジラ達と一緒にやって来るギドラ族を倒してくれたら、とっても嬉しいです。
それと今日、あなたに助けられた事は絶対忘れないよ。ゴジラに助けられたなんて自慢かな・・・えへへ」

まどかは笑う。

ゴジラ「ゴゥアッ!」

突然ゴジラが鳴いた。

まどか「!!な、何かな・・・?」

ゴジラ「グォウ!」

まどかのゴジラへの適合性が成せる業か、まどかは何となく言っている事が解った。

まどか「変身・・・しろって言ってるの?」

ゴジラ「グルル・・・」

ゴジラが頷いた気がした。

まどか「う、うん」

まどかは指輪をソウルジェムに買えて掲げ、桃色の光に包まれて変身する。

まどか「変身・・・したけど、これで良いの?」

突如ゴジラの身体が強烈に発光する。そして桃色の光の粒子となって分解し、まどかの胸元へ吸い込まれた。

まどか「これって・・・うっ!!」

ドクン・・・!

まどか「うぐっ・・・!うあ・・・!あああああ・・・!!」

全身を襲う凄まじい激痛。余りに熱く激しい。それに気を失いそうになるが、まどかは必死に意識を繫ぎ止める。
自分の中の巨大な力と獰猛な意思、それに飲み込まれそうになる。そして感じる巨大な破壊衝動。

まどか「(皆は・・・こんな力を制御してるって言うの・・・!?)」

両腕で自分を抱き締めるように肩を手で押さえる。

まどか「あぐっ・・・!あがあああああああああっ!!」

膝を突いてうずくまる。だが、魔法少女としての知識かソウルジェムに記録されていたのか、どうすれば良いか識る。
この力を抑え付けようとするのでは無い。そんな事は人の身では到底出来ない。
その力も意思を受け入れる。そして膨れ上がり迸りそうになる衝動も、全てを受け入れて力と一体化する。
それには大きな生命力の器が必要。そしてまどかはそれを持っていた。

まどか「うぐあぁっ!あぁあああああああああ!!」

力と一体化する時、少女は人智を超えた力を持つ存在と共に戦う戦士、魔法少女となる。

まどか「うわぁあああああああああああぁーーっ!!ゴジラーッ!!力を貸して!!」

まどかが叫ぶと、まどかから桃色の光が溢れ出て、集結、結合して怪獣の王が再び現出する。

ゴジラ「グガァァアアアアアアアアアーーッ!!」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 20:18:43.47 ID:iKIEkhlB0
自分でもツッコミ所満載だって解ってます。
でも、このSSはそんな綿密でややこしい設定のリアル系じゃなく、荒唐無稽なスーパー系のつもりで書いてますので、読者の皆さんもそのつもりで読んでください。
今更だけど。ようは深く考えて読んじゃらめぇえええええーー
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 20:22:19.46 ID:tOFZG4Sio
いいよーいいよー
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 20:31:11.21 ID:l0kSEUGXo
こまけぇこたぁ良いんだよ!って事ですね

最後まで突っ走ってくれりゃ文句なんてある訳ない
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/10/30(日) 20:42:40.37 ID:V8HMxE4AO
ついにきたか・・・コネクトかゴジラのテーマを流したい気分だ。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 20:43:08.69 ID:iKIEkhlB0
私は逸る気持ちを抑えながら、脚とハサミと両肩の触手で少しずつ降りるデストロイアの上でバランスを取っている。かなり深くまで降りた。もうすぐ底の筈。
私は祈る。まどか・・・お願い無事でいて・・・!

ゴジラ「グガァァアアアアアアアアアーーッ!!」

杏子「ゴジラの声だ!やべぇぞ!!上れデストロイア!!」

デストロイア「クゥオオオオオオオ!?」

わたわたと慌てて上ろうとするデストロイア。少しずつ上っていく。

ほむら「・・・もう遅いわ」

やがて地響きを響かせて歩くゴジラの姿が見えて来た。

杏子「くっそ・・・終わりか!やれるだけやってやる!」

不安定な体勢のデストロイアの上で杏子は槍を構える。杏子は逸っているけど、私には不思議だった。
ゴジラから敵意が全く感じられない。

まどか「ほむらちゃーん!杏子ちゃーん!」

まどかの声!よく見るとゴジラの上を向けた左手の上でまどかが乗って手を振っている。

杏子「何だ?どうなってんだ・・・?って、おい!」

私は躊躇無くまどかの方へ跳んだ。

ほむら「まどかぁあああああああ!!」

まどか「ほむらちゃあああああん!!」

私を抱きとめてくれるまどか。

ほむら「一体どうなったの?ゴジラは?」

まどか「ゴジラがね、私を助けてくれたんだよ!それで私達に協力してくれるって!!」

ほむら「うぅぅ・・・ありがとう!ありがとうゴジラ!まどかを助けてくれてありがとう!協力してくれてありがとう!!本当にありがとう!!」

私は泣きながらゴジラに何度も何度も礼を言った。

ゴジラ「ゴルル・・・」

まどか「ゴジラがね、ほむらちゃんの事、変な奴だって。でも嫌いじゃないって」

杏子「良かったじゃねーか。でも、どうやったんだ?」

まどか「ゴジラとお話してたら、協力してくれるってなったの」

杏子「ははっ、何だそりゃ。でも何でも良いか!」

杏子もゴジラの手の上に跳び下りる。

杏子「これからよろしくな、怪獣王!!」

デストロイアは完全体に姿を変え、翼を少し広げて浮力を付けながらクレバスの底に立つ。
そしてゴジラに歩み寄り、右手を突き出す。その手をゴジラが右手で握る。

デストロイア「グゥオオオオ!」

ゴジラ「グガァアアアア!」

最強の怪獣同士の握手という、貴重な光景を見ていると、クレバスの上の方から轟天号が降下して来た。
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/30(日) 21:04:45.84 ID:qwdmUDa2o
自分は服部隆之版とECHOES OF LOVEがいいと思います。
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 21:18:33.12 ID:YNPb9Aum0
これを言っちゃあお仕舞いだが、ゴジラって放射線放つってるんだぜ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 21:28:24.73 ID:iKIEkhlB0
こんなんでOKでありがとう!



2日後、ほむホーム、ほむルーム。

さやか「まどかぁあああああああ!!」

キリカ「まどっちぃいいいいいい!!」

まどか「わわっ!」

戻って再び集まった私達。まどかはさやかとキリカの熱い抱擁を受ける。今回だけは許す。

さやか「やったね!このこのーー!!」

キリカ「もー!まどっち大好き!愛してるぅーっ!」

まどか「うん、ありがとうさやかちゃん、キリカちゃん」

マミ「やったわね、鹿目さん」

まどか「ありがとうございます、マミさん」

織莉子「ええ、これで希望が出て来ました」

ゆま「凄いね、まどっち!」

まどか「織莉子さん、ありがとうございます。ゆまちゃんもありがとう」

QB「いやはや・・・魔法少女って条理を覆す存在だね・・・今回程驚いた事は無いよ」

KB「まさか成功させちまうとはな・・・てっきりくたばるかと思ってたぜ」

杏子「一時はどうなるかと思ったけどな・・・ほむらとまどかが氷の底に落ちた時は、マジでやばいと思ったぜ」

ほむら「でも、皆無事帰って来れたのだから良いでしょう?」

杏子「そうだな。結果良ければ全て良しだ!」

マミ「さて、鹿目さん達が南極に行っている間に、この魔法少女チームのリーダーに私が推薦されちゃったの」

さやか「やっぱあたし達のリーダーはマミさんしかいないですよ!」

キリカ「私は織莉子が良いって言ったんだけどねー」

織莉子「私よりマミさんの方が経験豊富ですし。私にそれ程指揮能力は無いですよ」

キリカ「生徒会長なのにー」

織莉子「それと戦闘指揮はまるで別でしょう・・・」

ゆま「私はマミで良いよー」

マミ「あなた達はどう?私なんかがリーダーで良いって言うなら、やらせてもらおうと思うけど」

杏子「あたしは向いてないからそれで良い。柄じゃねーし」

ほむら「私も異存は無いわ。あなたなら信頼してる」

まどか「マミさんは優しくてカッコ良くて素敵な人だし頼りになるから、マミさんがリーダーが良いです!」

QB「ボクも指揮官ならマミが良いと思うよ。冷静だしね」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 21:29:15.24 ID:iKIEkhlB0
>>333

このSSでは放射線漏れて無いって事で・・・
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 21:35:14.15 ID:iKIEkhlB0
マミ「そう、ありがとう。やらせてもらうわね。じゃあ、早速だけど、皆のコードネームを考えたわ!」

コードネーム・・・?何か嫌な予感がするわ。

QB「(うわ、始まった・・・)」

マミ「先ず私は“金色の指揮者”ゴールデンコマンダー!」

・・・止めて。上級以上の怪獣を使役する私達が雁首揃えて先ずやる事が、痛い名前を考える事なの?

マミ「暁美さんは“紫の救世主”パープルメシア、どうかしら?」

ほむら「・・・良いんじゃないかしら?」

どうでも。

マミ「美樹さんは“青の切断者”ブルースライサーよ!」

さやか「わ、わぁい・・・」

マミ「佐倉さん、あなたは“赤の破壊者”レッドデストロイヤー!」

杏子「えらく物騒な名前付けてくれるな、おい」

マミ「千歳さんは“緑の治癒者”グリーンヒーラーね!」

ゆま「え、えっと・・・そう、なの?」

マミ「美国さんは“白の射撃者”ホワイトガンナーだわ!」

織莉子「はぁ・・・」

マミ「呉さんは“黒の殺戮者”ブラックキリンガーで決まりよ!」

キリカ「どう聞いても悪役な件について」

マミ「そして鹿目さん、あなたは“桃色の希望”ピンクホープ!」

まどか「カッコいいですね!嬉しいです!頑張ります!」

まどかが喜んでるから、この痛いネーミング付けも良いわ。

マミ「最後にキュゥべえ・・・いえ、ミキュベイは“虹色の孵卵者”レインボーインキュベーター!」

QB「ボクも!?」

マミ「だってあなたも私達魔法少女の一員だもの。仲間外れになんかしないわ」

QB「(いや、別にそのコードネーム?は要らないんだけど・・・)」

KB「(俺は野郎で良かった・・・)」

マミ「これで私達の結束も固まって、戦力は磐石ね!」


必要ないかも知れないけど解りやすいようまとめ

鹿目まどか 桃色の希望=ピンクホープ(ゴジラFW)
暁美ほむら 紫の救世主=パープルメシア(バトラ成虫)
巴マミ   金色の指揮者=ゴールデンコマンダー(メカキングギドラ)
美樹さやか 青の切断者=ブルースライサー(ガイガンFW ver2)
佐倉杏子  赤の破壊者=レッドデストロイヤー(デストロイア分離体、集合体、飛行体、完全体)
千歳ゆま  緑の治癒者=グリーンヒーラー(ビオランテ植獣タイプ)
美国織莉子 白の射撃者=ホワイトシューター(スーパーメカゴジラ)
呉キリカ  黒の殺戮者=ブラックキリンガー(デスギドラ完全体)
ミキュベイ 虹色の孵卵者=レインボーインキュベーター(???)
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 21:37:17.33 ID:iKIEkhlB0
あ、織莉子の間違えてた。


鹿目まどか 桃色の希望=ピンクホープ(ゴジラFW)
暁美ほむら 紫の救世主=パープルメシア(バトラ成虫)
巴マミ   金色の指揮者=ゴールデンコマンダー(メカキングギドラ)
美樹さやか 青の切断者=ブルースライサー(ガイガンFW ver2)
佐倉杏子  赤の破壊者=レッドデストロイヤー(デストロイア分離体、集合体、飛行体、完全体)
千歳ゆま  緑の治癒者=グリーンヒーラー(ビオランテ植獣タイプ)
美国織莉子 白の射撃者=ホワイトガンナー(スーパーメカゴジラ)
呉キリカ  黒の殺戮者=ブラックキリンガー(デスギドラ完全体)
ミキュベイ 虹色の孵卵者=レインボーインキュベーター(???)
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 21:37:54.60 ID:UThKKuW90
ゴジラがまどかに協力ということは言ってしまえばゴジラは人間の手下になったわけか
なんともいえん気分だ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 21:43:03.35 ID:iKIEkhlB0
>>338

手下じゃないかな。その辺もこれから描く。
伝わらなかったらどうしようも無いけど・・・。
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/10/30(日) 21:49:20.34 ID:V8HMxE4AO
まどか本人の性格からして手下とは思ってないだろうね。

ミキュベイの怪獣がわからんが、コードネームからしてレインボーモスラか?
ゴジラ以外に切り札的な存在としてもいいし。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/10/30(日) 21:54:01.72 ID:Z5O/GB/AO
鎧モスラでないかなー
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/30(日) 21:58:23.71 ID:TmqFGeaRo
いいぞどんどんやってくれい
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 22:00:29.62 ID:ofcAF/NN0
人間の手下や明確に味方なゴジラはあまりみたくなかったので期待してます
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 22:10:31.99 ID:iKIEkhlB0
QB「えーっと、良いかな?その戦力を更に磐石にする為に、最強の魔法少女、ユウリについて調べてたんだけど・・・」

ほむら「何か解ったの?」

QB「どうも、その魔法少女はプレイアデス聖団という魔法少女のチームに敵意を持っているらしい」

まどか「プレイアデス聖団?」

QB「街で怪獣を暴れさせたり、無駄な破壊行為や大規模な犯罪を行う魔法少女に対処するマギカの対魔法少女用の鎮圧部隊さ」

KB「鎮圧部隊って言やぁ聞こえは良いが、要はマギカにとって都合の悪い存在を消す暗殺部隊だ。
莫大な報酬と引き換えに裏の仕事を色々やってる」

さやか「何それ・・・?そんな奴らがいるの!?」

マミ「でも、そういう人達がいないと、好き勝手にやる魔法少女が必ず増えるわ」

織莉子「そうですね。魔法少女の持つ力は、その気なれば街一つ消す事も出来るのですから」

キリカ「んで?そのプレイアデス聖団の皆さんは、何でそんな最強なんてヤバいのに狙われてるの?」

QB「そこまでは解らないよ」

KB「そしてプレイアデス聖団もユウリを消そうとしてやがる・・・要はマギカにとって“都合が悪い”んだろう」

杏子「何やらキナ臭ぇな・・・関わらない方が良いんじゃね?」

QB「そうかも知れないね。で、プレイアデス聖団はあすなろ市を拠点にして活動している」

ゆま「つまりユウリには、そこへ行けば会えるかも知れないんだね」

QB「そうだね・・・どうする、マミ?」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 22:12:14.04 ID:iKIEkhlB0
マミ「・・・」

マミは腕を組んで、目を閉じたまま考えている。

QB「あー・・・どうしますか?ゴールデンコマンダー?」

マミ「そうね・・・調べてみる価値はありそうだわ。もう少し踏み込んでから判断しても良いと思うわ。
何人か・・・そうね、2人くらいであすなろ市に潜入して調べてみましょう」

さやか「誰が行きます?」

感情的なさやかは向いてないわね。ていうか、これはやっぱり・・・

マミ「パープルメシア」

はいはい・・・やっぱり私ね。

マミ「説得といえばあなたよ!美国さん達を説得してくれたあなたならきっと、ユウリさんを説得できるわ!」

何のその理屈。でも、私も気になってるし、そんなに強い魔法少女なら是非仲間になって欲しい。

ほむら「解ったわ」

マミ「もう一人は私が行こうと思うの」

杏子「こっちで指揮は良いのかよ、コマンダー?」

マミ「よほどの事でない限り美国さんがいれば大丈夫よ。何かあれば連絡してくれれば超音速で飛んで行くわ。
それに、代表者が行かずして説得は無いでしょう。見滝原の魔法少女といえば一応私になってるから、プレイアデス聖団と接触するにしても都合が良いでしょうし」

成る程、ちゃんと指揮官として考えてるのね。

マミ「ブルースライサー、レッドデストロイヤー、グリーンヒーラー、ホワイトガンナー、ブラックキリンガーはこれまで通り出来るだけグリーフシードを集めてちょうだい。
回復はグリーフシードは使わず、グリーンヒーラーのビオランテに回復して貰う事」

さやか「了解であります!」

杏子「解った」

ゆま「はいっ!」

織莉子「解りました」

キリカ「オッケー」

まどか「わ、私は・・・?」

マミ「ピンクホープ、あなたは魔法少女として余りにも未熟だわ。レインボーインキュベーターに特訓してもらって」

まどか「えっ?でも、私もゴジラで戦えますよ!怪獣退治に行かせてください!」

マミ「・・・鹿目さん、あなたそれを本気で・・・いえ、良いわ。ともかく明日にでもゴジラを召喚してみなさい。
それで全く問題なければ、あなたの怪獣討伐への参加を認めるわ」

まどか「?・・・はい、解りました」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/30(日) 22:21:03.64 ID:/vnIy1fq0
VSスぺゴジの時みたく共闘関係なだけだと思う
『この力を抑え付けようとするのでは無い。そんな事は人の身では到底出来ない。』
の一文が、ゴジラが決して人間の手下になった訳ではない事を物語っている
バッドエンドにならない事は分かっているけれど、状況によってはバーニングゴジラによって世界が滅ぶ可能性も予測されていた訳だし
やっぱりゴジラは人間に支配できる代物ではないよ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 22:53:17.21 ID:iKIEkhlB0
翌日、見滝原市、高層ビル屋上。

怪獣とは人智も常識も超えた存在。ロボット怪獣を除く世界のどんな兵器よりも強く、巨大で、強大な存在。それこそが怪獣。
そして怪獣を意のままに使役し、人智を超えた力で人智を超えた存在を屠る存在。それこそが魔法少女。
魔法少女鹿目まどかは選ばれたのだ。怪獣に。しかもその王の中の王たるゴジラに。

ミQB「強くなるんだ、まどか。ギドラ族を打倒する程に、全ての邪悪を倒す程に。
ゴジラに選ばれた君にはそうなる資格がある、義務がある」

魔法少女に変身したキュゥべえ、ミキュベイがまどかに言う。

まどか「うん・・・解った」

この日、マミに言われた通り、まどかは人気の無い、以前にさやかや杏子達が暴れた森林部でゴジラを召喚してみた、だが、結果は散々。
ゴジラはその場で寝転んで動こうとせず、立って歩けと言っても全く聞く耳持たず、何度か言ったら、ゴジラは自分で量子化してまどかの中に戻ってしまった。
それ以降は幾ら召喚を呼びかけても出て来ようとしなかった。

マギカで保管されている怪獣を魔法少女に量子化封入するのと、怪獣が自らの意思で量子化して魔法少女に協力するのとでは色々違う。
先ず、その意思は使役者の人家がベースになるのではなく怪獣の元の意思のまま。使役者に従うかどうかは怪獣次第なのは同じだが、ベ
ースが同じなら素直に言う事を聞いたり、意を汲んで動いてくれるが、怪獣の元の意思のままならそういう訳にはいかない。
また、その命そのものも怪獣のまま。使役者と繋がって生命力を送られて回復は出来るが、命そのものが繋がっている訳ではない。
つまりは魔法少女が死んでも自分の命とは関係が無い。
ただ量子化している状態なら魔法少女の身体から養分を補給できるので、自分で摂取する必要は無くなる。量子化している状態で魔法少女が死ねば、元に戻るだけ。
それだけを考えるならば、使役者を守る必要すら無い。
言う事を聞いて共に戦って欲しいなら、その怪獣に認めてもらわなければならない。相棒として。
魔法少女、鹿目まどかはゴジラに相棒と認めてもらうにはまだ余りに未熟だった。
ゴジラは一緒にいて見極めようとしている。鹿目まどかが、共に戦う存在に相応しいか。力を貸すに値する存在か。

まどか「私って・・・未熟なんだね」

ミQB「未熟なら鍛えるしか無いよ。認めてもらうなら、ほむらのようにならないと」

まどかと同じように、自らの意思で共に戦うと決意した怪獣、バトラを使役する魔法少女、暁美ほむら。
だが彼女は数え切れない程に修羅場を、死線をくぐって来た。その決意と覚悟は並大抵ではなく、また時間停止能力を様々な銃火器と爆発物の扱いに精通した彼女自身の戦闘能力も高い。
怪獣に認められるには十分過ぎる魔法少女だった。
まどかにはそれが無い。ましてや誇り高い怪獣の王ゴジラ。未熟な魔法少女を認めるわけが無い。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 23:26:07.98 ID:RU812sEN0
おいついた、大分進んだ今聞くのは遅いかもしれんがゴジラの王って
ゴジラの中で最も個体地の高い奴をいうのかそれとも階級のことなのか
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/30(日) 23:44:23.11 ID:iKIEkhlB0
まどか「ほむらちゃんみたいには・・・なれないよ」

ミQB「まぁ、ボクも君にほむらと同じようになれとは言えないよ。
そんな無茶を要求するなら、そもそもゴジラは君に協力しようとは思ってないだろうしね。
でも最低でも、平均的な魔法少女くらいの強さは持ってくれないと、ゴジラは間違いなく君を認めないだろう」

まどか「えっ・・・?私ってそんなに駄目なの・・・?」

ミQB「君には確かに素質がある。並外れた生命力に加え、平均程度の魔力も。でも、戦闘の技術が全然無い」

まどか「で、でも・・・なったばかりのさやかちゃんはかなり戦えてたよ!私も・・・」

ミQB「さやかはね、戦闘の技術とセンスは並外れている。元からかなりのものだったけれど、その才能が杏子達との戦いで一気に目覚めた。
その点に関して言えばさやかは一種の天才といえる。君が今の時点で彼女と同じように戦えると考えてるなら、それは大きな間違いだよ」

まどか「うん・・・」

ミQB「君にもさやか程で無いにしてもその才能はある。後はそれを目覚めさせてもらわないと。
努力すれば必ず報われるなんて甘い現実は無いけど、報われる為には努力しないとね」

まどか「そうだね!・・・で、質問があるんだけど」

ミQB「何だい?」

まどか「此処は何処?」

ミQB「見滝原に決まってるじゃないか。君の住んでる街だよ」

まどか「いや、あの・・・そうじゃなくて、何で私、こんな場所に・・・?」

此処は見滝原のビル郡の一つの高層ビルの屋上。

まどか「(地表200メートルくらいかなぁ?それとも300メートル?考えたくないよぉ・・・)」

ミQB「特訓の為に決まってるじゃないか」

まどか「もう1回聞くよ・・・なんでこんな場所なのーっ!?」

まどかは脚がすくんでへたり込みそうになっている。

ミQB「先ずは君には身体強化による、跳躍しての空間戦闘に慣れてもらう」

魔法少女の身体強化。魔力によって筋力と骨格を遥かに強靭にする事。魔法少女の戦闘における基礎中の基礎。
これによって、数百メートルの跳躍や、それくらいからの高所からの着地、高速での疾走が可能になる。
また、何トンもある岩などを武器で破壊したり、或いは弾き飛ばしたり、投げたり。
身長が100メートル前後、全長が数百メートル、体重は万単位という怪獣と戦う上でこれを使いこなす事は必須。出来なければあっという間に死ぬ。

ミQB「それが出来ないとどうにもならない。これが出来て初めて怪獣に対抗出来る」

まどか「私本人も戦えるようにならないといけないんだよね・・・」

全て怪獣に任せて、自分は後ろで見ている、なんていう使役者をどの怪獣が認めてくれるだろう。

ミQB「そして、生と死の極限状態に追い込まれやすくして、君の才を無理やりにでも覚醒させる」

まどか「今、とんでも無い事言わなかった!?」

ミQB「大丈夫だよ!此処で死ぬようなら、キングギドラの大群と戦ったって間違いなく死ぬから!此処で死んだ方が地獄を見なくて済むよ!」

まどか「大丈夫だよ!の後に続いてる台詞が全然大丈夫じゃないよっ!?」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/10/30(日) 23:50:31.55 ID:U4+urviG0
スパルタだなwwwwwwww
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/31(月) 00:07:08.27 ID:k8fIBDh00
これはジープで追われるフラグかww
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 00:25:51.83 ID:pOLVJcu00
ミQB「冗談だよ。それくらいの気持ちでいこうって事。君を死なせたりしたら、ボクがほむらに殺される」

まどか「あ、うん・・・」

ミQB「さて、覚悟も決まった所で時間も無いし早速始めよう!」

まどか「いや、覚悟って!?・・・ううん!始めよう、ミキュベイ!でもどうすれば良いの?」

ミQB「こういうのは習うより慣れろ、さ」

ミキュベイが何かを取り出した。それは小さなグリーフシード。色は緑と茶色。
それを隣のビルの屋上に投げる。ミキュベイのヘッドセットの虹色のソウルジェムから、生命力が光となって伸び、グリーフシードに照射される。

そしてグリーフシードは形を変えながら巨大化し、一体の巨大な昆虫になった。

“蟷螂怪獣 カマキラス”

カマキラス(FW)「ギィイッ!」

身長は40メートル、全長は90メートル、体重2万トンのカマキリが変異した怪獣。
見た目は頭と胴体が大きいカマキリ。巨大怪獣の中では最弱と言われる。
群れで行動する事が多いがそれでも3、4体くらいなら魔法少女に割りと簡単に片付けられてしまう。それが1体。
因みにこれはインキュベーターに封入されている相棒としての怪獣ではなく、訓練用の怪獣の一体で、その思考はインキュベーターが自由に設定できる。

ミQB「実践を積んでもらうよ」

まどか「ひょ、ひょっとして、生身でカマキラスと戦えって言うの・・・?」

ミQB「倒して」

まどか「そんな無茶な・・・」

まどかは気を失いそうになる。

ミQB「無茶じゃ無いよ。現にマミや杏子、キリカに掛かれば、生身でもカマキラス1体くらい瞬殺だ」

まどか「私をそんなベテランな人達と一緒にしないでよ・・・」

ミQB「これでよく解った?彼女達と君との差が」

まどか「うぅ・・・解ったよぅ・・・」

ミQB「自信を持って!君も同じ魔法少女だ!」

まどか「う、うん!」

魔法少女に変身するまどか。

ミQB「じゃあ、始め!」

ミキュベイが指をパチンと鳴らす。

まどか「え!もう!?」

カマキラス「キイイッ!」

このカマキラスは勿論、まどかだけを狙って襲うように設定されている。彼女目掛けて右の鎌を振り下ろす。

まどか「うわわっ!?」

まどかは慌てて横に跳び、カマキラスの鎌がビルの屋上を叩き割る。

ミQB「(このビルの所有者さんには気の毒だけど・・・マギカが上手く誤魔化すから大丈夫だね!)」

そして今、上階の皆さんは何事かと驚いているだろう。最上階に人はいない事は確認済みだが。

まどか「!!」

まどかの下には何も無かった。

まどか「きゃあああああああーーーっ!!」

勿論、まどかは重力に従って地表目掛けて落ちていく。

ミQB「まどかー!身体強化して跳んでー!って、聞こえてないね・・・仕方ないなぁ。よっと」

ミキュベイもその身を高層ビルから躍らせる。
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 00:49:11.97 ID:pOLVJcu00
今日は此処まで!
読んでくださった方、レス下さった方に多謝!
ではまた明日!
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 00:51:58.37 ID:pOLVJcu00
>>348

レス今気付いた・・・遅くなってごめんなさい。
ゴジラの中で最も強い個体って事で。でもそこまで違う訳じゃない感じ。
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/31(月) 00:52:37.28 ID:VQLxw/Gn0
乙!
あと質問ですが、かずみの知識はコミックス2巻までの知識で大丈夫でしょうか?
ネタばれされてでもこのスレは見たいけど、3巻以降に出てくる知識が必要になるなら多少の解説はほしいです
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/31(月) 01:06:10.09 ID:GhFToFd60
乙!
明日も楽しみにしてます
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2011/10/31(月) 02:34:40.61 ID:QjM/EUz40

まどか、まどか、まどかと、まどゴジラ
という訳には簡単にいかないようで
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/31(月) 02:50:23.63 ID:Seu/JbDSO
乙!
バーニングゴジラとFWゴジラが戦ったらどうなるんだろ?
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/31(月) 03:55:57.08 ID:2hcnOMvs0
乙!
まどかがどうやってゴジラに認められるか、楽しみです
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/31(月) 05:45:01.05 ID:LvrMLk+30

このスレのせいで久しぶりに見たくなってゴジラ FINAL WARSを借りてきてしまった
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/31(月) 06:39:24.68 ID:FHZsGJx+o
お疲れ様でした。
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/31(月) 11:22:30.22 ID:kF3YaJTHo

いわばリザードン状態か
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 17:08:34.67 ID:i/6nojXI0
ゴジラ同士で地位や階級は必要ないと思うし強さだけにしといて
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 17:38:54.93 ID:DdyRws/n0
地位があろうが無かろうがたとえ同族の協調性が高くとも人間に協力するというのに承諾する
のかは怪しいがなぁ
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/31(月) 17:48:27.03 ID:veyCNnpuo
それこそ原作改変後の魔法少女とQBみたいな関係じゃないの
いつ出し抜かれたり牙むいてくるかわからない、油断できない相手だけど
当面の協力関係とか一定の信頼関係は構築できる程度
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 18:27:29.25 ID:ryWXJ+D/0
FWゴジラからすれば人間と一緒にギドラを倒せばいいだけだろうからそれまでの茶番に付き合ってられるか
と思ってるんじゃ
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 19:25:54.53 ID:9r58EEXu0
>>365
それは協力すると誓ったFWゴジラに限ってのことじゃね?

そもそもゴジラ含めた怪獣達はギドラが攻めてきたらどの道戦うだろ
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/31(月) 20:38:06.66 ID:LvrMLk+30
ここぞという時に人間にすら協力して"やる"という度量の広さもゴジラの怪獣王たる所以だな
そうでなかったら水爆大怪獣のままだっただろう
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 20:54:16.23 ID:pOLVJcu00
ロリこんばんは。遂にリボルテックアレインを手に入れたよ。

>>355

2巻までで大丈夫です。自分もコミック2巻しか読んでませんし。

>>358

普通のデスゴジじゃなく、バーニングしてたら多分、バーニングゴジラじゃ無かろうかと思う。

>>359

頑張って期待に応えたいです。

>>360

マジで!?そういう風にゴジラが見たくなるような作品が書けてるなら凄く嬉しいというか、それも目標だったから感無量ですわー。

>>362

あ、それ大分解りやすい。向こうは勝手に暴れるけど、こっちは逆で何もしてくれない違いはあるけど。

>>363

こっちもややこしいしから強さだけにしてる

>>364

ゴシラ族の頂点的存在が協力するんならしてやるか、みたいな同調?かな?

>>365

それは違うかな。そもそも原作改変後のシーンって少なすぎてよく解らんが。

>>365、366

協力して戦うのとバラバラで戦うのじゃ全然違うと思う。

>>368

あー、そういうの描きたい!
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 20:56:15.49 ID:pOLVJcu00
まどか「私・・・死ぬのかな・・・?」

落っこちて行くまどかの頭を駆け巡る思い出、走馬灯。スーパーファンタスマゴリアタイム。

ミQB「まどかー、呑気に走馬灯見てる場合じゃ無いよー」

地面も間近といった所で、長い耳をはためかせてビルの垂直の壁を駆け下りるミキュベイが猛スピードで追い付いた。真っ逆さまに落ちていくまどかに並ぶ。

ミQB「脚を下に向けて!魔力で強化して!」

まどか「う、うん!」

言われた通りにまどかは、空中で手足を振って反転し、脚を身体全体を魔力で強化する。

ミQB「見える?あの低い建物の屋上を足場にして跳ぼう!」

まどか「解ったよ!」

建物の屋上に足を付けて曲げ、大きく跳躍。再び空へ舞い戻るまどか。続くミキュベイ。そして壁を蹴り、建物の屋上や屋根を足場にして連続で跳躍する。

まどか「やった!跳んでる!私跳んでる!!」

ミQB「喜んでるところ悪いけど、肝心な事を忘れてないかな?」

まどか「え?・・・!!」

まどかは自分へ向けられた殺気を感じて後ろを向いた。

ブオオオオオオオオオオン!!

爆音のような羽音を響かせてカマキラスがまどかを追って飛んで来ている。
そして高い建物の上階の窓ガラスがカマキラス飛行の衝撃波で片っ端から割れまくってバラバラと地表に落ちて行く。

まどか「ま、窓ガラス!危ないよ、どうしよう!」

ミQB「そんな事考えてられるって意外と余裕?いや、優しいまどからしいか」

ミキュベイの両手に彼女の魔法武器、投げナイフが現出する。両手の指の間に4本ずつ、計8本。
それを投げ放つと、ナイフは1本1本がまるでそれ自信に意思があるように曲がって窓ガラスに向う。
そして落ちて行く窓ガラスの破片の近くに行くと魔力の爆発が起こり、破片を消し飛ばす。
ミキュベイはまどかの方を見ていないにも関わらずまどかの近くを離れず、後ろ向きに跳びながらナイフを精製して落ちるガラスに投げ続ける。

まどか「(キュゥべえ・・・ミキュベイも凄いんだ・・・)」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 21:28:57.44 ID:pOLVJcu00
ミQB「いずれはこれも君が自分で出来るようになろうね?その弓は飾りじゃないんだからさ」

まどか「う、うん」

まどはは手元の自分の魔法武器の弓を見る。

ミQB「まどか、前」

まどか「え?」

ミキュベイの方を見ていて前を見ていなかった。前を見ると迫る建物の屋上の看板・・・正確にはまどかが看板に向っている。

バゴォ!

まどか「んぎゃ!?」

そして看板に全身から激突、その建物の屋上に落ちる。

まどか「いっっっったぁ・・・!!」

顔を押さえて悶絶するまどか。息が詰まるほど痛かった。

ミQB「・・・今更だけど、ドジなのも痛いなぁ・・・萌えるけどね」

別の建物の屋上に立つミキュベイ。

カマキラス「ギイイッ!」

そんなまどかにカマキラスが亜音速で降下して鎌で切り掛かる。

まどか「っ!」

涙目になりながらも、跳ね起きて跳び退いて回避。鎌はその建物の屋上を抉った。
そのまま斜め上に跳び上がる。

カマキラス「ギキイッ!」

それを飛んで追撃するカマキラス。まどかを狙って振り上げられる巨大な鎌。
今、空中でまどかは足場が無い。こんな状態では避けようがない。

まどか「え、ええーい!!」

まどかは半ばヤケになりながら魔法で精製した矢を弓でつがえて撃った。
相手が攻撃態勢に入って、隙を晒している時こそ攻撃の大きなチャンス。
まどかはそんな事は考えていなかったが、隙を尽かれたカマキラスの胸部に命中。

カマキラス「ギイイィーーッ!?」

可愛らしい声と共に放たれた矢は、それには似合わない大爆発を起こし、カマキラスは胸から血を噴き出しながら吹き飛ばされる。
通常のミサイル5発には相当する威力。この魔法武器の威力こそが、怪獣を使役出来る点だけではない、魔法少女が対怪獣の切り札たる所以。


まどか「きゃああああああああーーっ!!」

だがまどかの方もその爆発に煽られて完全に体勢とバランスを崩し、落ちて行った。

どぐしゃっ!ずんがらがっしゃーん!!

家具店の屋上の駐車場のコンクリートをぶち抜き、最上階の売り場に真上から入店。
落ちて来たまどかの直下にあった、高そうなテーブルが潰されて破壊され、その割れたテーブルがこれまた高そうな食器棚を直撃して粉砕した。

まどか「いったたたたたたた・・・」

腰をさするまどかに、何事かと集中する客と店員の視線。
向こうからすれば、本来なら今は学校へ行っている年齢の、魔法少女っぽいコスプレした女の子が天井をぶち抜いて落ちて来て、大事な高額展示商品を破壊してくれた、といった所だろうか。
怪しいとかいうレベルを超越している。
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 21:35:17.27 ID:Grgdx2mIO
これは誤魔化しが効かないレベルww
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/31(月) 21:38:37.43 ID:WpFlJKyIo
まったくだw
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/31(月) 21:47:20.87 ID:LvrMLk+30
まどか、アウトー!
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/10/31(月) 22:00:18.93 ID:V4M9+q1I0
逃げろww
逃げるんだww
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 22:01:42.05 ID:pOLVJcu00
まどか「ご、ごめんなさい、失礼します・・・」

立ち上がって丁寧に頭を下げていそいそと退店しようとするまどか。

ズシィイイイイイイン!!

店全体を揺るがす大きな振動。まどかが破った天井を見ると、カマキラスがその顔を覗かせている。
さっきの振動はカマキラスが降りて入店した振動。

カマキラス「ギイイイッ!」

店員「うわぁああああああああ!!」

客「きゃあああああああああ!!」

突如現れた怪獣に、店内は大パニックに陥った。階段目指して逃げ出す人々。

ミQB「まどか、生きてるかい?」

天井の穴からミキュベイが降りて来た。

まどか「も、物凄い迷惑かけちゃってる気がするよ・・・」

ミQB「君がこの訓練を乗り越えて強くならないと、あの人達もどっちにしろ死ぬよ。多くを助けられれば、多少の損害は止むを得ない」

天井の穴からうんうんと頷くミキュベイ。

まどか「あなた達マギカは何時もそれだよ・・・」

ミQB「人は死んでないから良いじゃないか。そんな事を気にするより、戦闘に集中して。カマキラスは君を殺すつもりで襲って来る」

カマキラス「ギイイイッ!!」

カマキラスは両方の鎌で天井を剥がしにかかる。屋上の一部が斜めになり、駐車場の車がごろんごろん転がって端からスクラップになる。
そして天井の一部が剥がされて、多数の車と共に地上に捨てられた。

ずしぃいいいいん!どっかーん!!ちゅぼーん!!

下から凄い音が聞こえて来る。

まどか「・・・」

ミQB「す、既に下の方の人達は逃げてるだろうし、大丈夫!多分、恐らく、きっと・・・」

まどか「えぇー・・・」

とか言っている場合ではない。カマキラスが攻撃に邪魔な天井をどけた事で、カマキラスはまどかへ十分攻撃が可能になった。
いきなり右の鎌を振り下ろす。

まどか「きゃっ!」

まどかはそれを避けて、カマキラスの頭部向けて矢を放つ。しゃがんで避けるカマキラス。
続いて矢を精製して撃つ。それは左の鎌の横腹で受けて防御されてしまった。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 22:02:58.40 ID:pOLVJcu00
修正・・・



まどか「ご、ごめんなさい、失礼します・・・」

立ち上がって丁寧に頭を下げていそいそと退店しようとするまどか。

ズシィイイイイイイン!!

店全体を揺るがす大きな振動。まどかが破った天井を見ると、カマキラスがその顔を覗かせている。
さっきの振動はカマキラスが降りて入店した振動。

カマキラス「ギイイイッ!」

店員「うわぁああああああああ!!」

客「きゃあああああああああ!!」

突如現れた怪獣に、店内は大パニックに陥った。階段目指して逃げ出す人々。

ミQB「まどか、生きてるかい?」

天井の穴からミキュベイが降りて来た。

まどか「も、物凄い迷惑かけちゃってる気がするよ・・・」

ミQB「君がこの訓練を乗り越えて強くならないと、あの人達もどっちにしろ死ぬよ。多くを助けられれば、多少の損害は止むを得ない」

うんうんと頷くミキュベイ。

まどか「あなた達マギカは何時もそれだよ・・・」

ミQB「人は死んでないから良いじゃないか。そんな事を気にするより、戦闘に集中して。カマキラスは君を殺すつもりで襲って来る」

カマキラス「ギイイイッ!!」

カマキラスは両方の鎌で天井を剥がしにかかる。屋上の一部が斜めになり、駐車場の車がごろんごろん転がって端からスクラップになる。
そして天井の一部が剥がされて、多数の車と共に地上に捨てられた。

ずしぃいいいいん!どっかーん!!ちゅぼーん!!

下から凄い音が聞こえて来る。

まどか「・・・」

ミQB「す、既に下の方の人達は逃げてるだろうし、大丈夫!多分、恐らく、きっと・・・」

まどか「えぇー・・・」

とか言っている場合ではない。カマキラスが攻撃に邪魔な天井をどけた事で、カマキラスはまどかへ十分攻撃が可能になった。
いきなり右の鎌を振り下ろす。

まどか「きゃっ!」

まどかはそれを避けて、カマキラスの頭部向けて矢を放つ。しゃがんで避けるカマキラス。
続いて矢を精製して撃つ。それは左の鎌の横腹で受けて防御されてしまった。
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 22:25:32.40 ID:pOLVJcu00
まどか「こ、このっ!」

更に矢をつがえて撃とうとするが、今度は噛み付きが来た。

まどか「ひゃあああああああっ!!」

高速で迫るカマキラスの頭部にまどかは恐怖を抱いて、後ろへ跳ぶ。カマキラスの横に開いた顎が床に喰らい付いて穴を開けた。

まどか「(い、今の遅れてたら食べられちゃってたよね・・・)」

それを見て、腰が抜けてぺたんと座り込んでしまうまどか。続いて右のカマでの攻撃。

まどか「わわっ!うわわわわわわわわっ!!」

まどかは必死に後ろ側へ這って逃げる。ミキュベイが呆れて溜め息を吐く。

ミQB「はぁーあ・・・怪獣王を宿す君が、カマキラス一匹の何をそんなに怖がってるのさ?」

まどか「そ、そんな事言ったって・・・私、ちょっと前までは普通の女の子だったのに・・・」

ミQB「散々ほむら達の近くで怪獣の戦闘を見て来てよく言うよ」

まどかは慌てて立ち上がるがカマキラスの攻撃は無い。

カマキラス「ギキキキキキ!」

カマキラスが声を出している。解りやすいバカにしたような笑い。

まどか「むっ・・・!」ムカッ
怒るまどか。

まどか「ば、バカにしてくれちゃって・・・!昆虫標本にしてあげる!!」

ミQB「意外と君って激情家だよね・・・悪くは無いけど、今は・・・」

まどか「ディバイン・・・!」

矢に大量の魔力を込めて精製する。長さが1、5メートルの巨大な矢が完成した。

まどか「バスターーーッ!!」

ッドォン!!

まるで矢と言うよりはキャノン砲。直撃すればカマキラスを鎌を吹き飛ばすくらいは簡単だろう。
だが、ひょいと簡単にかわされた。

まどか「何で!?私の必殺技なのに!?」

ミQB「それ、どっかの冥王様の技名だよね。それはともかく、そんな予備動作の大きい攻撃が只撃つだけで当たる訳無いじゃないか。
はっきり言って、話にならないよ」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 22:42:54.72 ID:pOLVJcu00
カマキラスが両方の鎌を揃えて右に大きく振りかぶる。

ミQB「来る!カマキラスの必殺技!」

まどか「!!」

先ず左の鎌がまどか目掛けて振り下ろされる。それを何とか避ける。続いてそこを狙って右の鎌が振り下ろされた。

まどか「きゃあああああっ!!」

ハーケン・クラッシュ、両方の鎌での時間差攻撃という地味なカマキラスの必殺技。
が、未熟な魔法少女には効果的だったようで、直撃はしないまでも、まどかの目の前スレスレに振り下ろされた。
その衝撃でまどかは後ろに吹き飛ぶ。まどかは後ろの窓ガラスを突き破って外に飛び出た。

まどか「え?」

一瞬の浮遊感。

まどか「きゃあああああーーっ!!」

長く尾を引く悲鳴を上げて地表目掛けて落ちて行くまどか。全身を襲う衝撃を感じると同時にまどかは意識を失った。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 22:53:31.43 ID:MJOyKe/+o
スターライトブレイカーにしておけば見滝原ごとぶっ飛ばせたというのに
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/31(月) 22:54:48.40 ID:x7WoaM7E0
おい、さらっと某魔王様の技使ったぞwwww
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/10/31(月) 23:10:07.17 ID:Iw9bVESAO
違う意味で取り返しが付かんなwwwwww
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/10/31(月) 23:16:56.58 ID:pOLVJcu00
ミQB「まどか、大丈夫?」

まどか「う、うーん・・・?」

ミキュベイの声でまどかは目を覚ます。彼女はカマキラスが落っことした車の内の1台の上に落ちていた。
勿論、魔法少女への変身は解けている。因みにまどかの服装は体操服にブルマ。
ミキュベイが、特訓といったらコレだよ!と強く推して、そのまま推し切られてしまった。

まどか「私、生きてるの・・・?」

ミQB「魔法少女じゃなかったら、全身バラバラで死んでただろうね」

ミキュベイに手を持ってもらい、まどかは降りる。

まどか「カマキラスは?」

ミQB「もうグリーフシードに戻したよ。今日は此処までにしよう」

まどか「うん・・・」

ミQB「やっぱり、精神的にも技術的にも未熟過ぎるね。もっとマミやほむらのように冷静に動くか、
或いはさやかやキリカみたいに考えずに勘で的確に動けるようにならないと、折角の素質が台無しになるよ」

まどか「私ってどっちに向いてるのかな・・・?」

ミQB「うーん、どっちかっていうと勘で動くタイプかな。熱い性格も悪くは無いよ。怪獣は使役者の感情の昂ぶりに応じて力を出すからね」

まどか「解ったよ。で、早く帰ろうよ・・・目立っちゃうよ・・・」

まどかの格好は体操服にブルマ、ミキュベイはどう見てもコスプレ。平日の昼下がりに、怪獣が暴れて破壊した家具店の下にブルマ娘にコスプレ娘。
しかもまどかはコンクリートの粉などであちこち汚れている。超絶に怪しすぎる組み合わせだった。既にギャラリーが出来上がっている。

ミQB「そうだね」

詢子「まどか?まどかじゃないか」

ギャラリーの間から声がした。

まどか「!!」

まどかが声のした方を見る。

まどか「ママ!!」

まどかの母親、詢子だった。仕事中でスーツを着ている。

ミQB「(うわぁヤバイよ、厄介な事になりそうだ・・・)」コソコソ

詢子「まどか、お前こんな所でそんな格好して何やってるんだ?しかも、この店、さっきまでカマキラスが暴れていた所じゃないか」

まどか「えー、あー、いや、その・・・」

詢子「こんなに汚れて・・・最近、学校休んで大事な事をやっているとか・・・危ない事じゃないだろうね!?」

まどか「えっと・・・ミキュベイ?ミキュベイ!?」

ミキュベイは脱兎の如く逃げ出していた。既にその背中は遠い。

まどか「薄情者ーー!!」

詢子「ブルマで家具店に行っていて、カマキラスが襲っても逃げないでその店の下にいた・・・どういう事か、説明してもらおうか」

まどか「お、お仕事は・・・?」

詢子「そんなもんキャンセルだ。さぁ、行こうか」

まどか「ひぃぃぃぃ・・・」

詢子に引き摺られて行くまどか。まどかはこの日、さっき以上のピンチを迎えるのだった。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [saga sage]:2011/10/31(月) 23:26:12.32 ID:LvrMLk+30
体操服にブルマ、努力と根性!まどかとゴジラ、二つ合わせば炎となる!
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 23:35:15.22 ID:AmV+5FaQ0
事実を知った人間をネクサスのアレみたく記憶を消していくのか
放置か、放置だったら一般に存在知れてないのはありえないな
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/10/31(月) 23:41:55.56 ID:x7WoaM7E0
>>385
そのための「プレイアデス聖団」か……!?
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 00:06:44.28 ID:wcTa/ULF0
夜、あすなろ市、繁華街。

私は地下鉄の駅から出て、マミとあすなろ市に入った。私もマミも私服。
眼前にはライトアップされた摩天楼。様々な色のネオンが輝いている。

マミ「行きましょうか」

ほむら「ええ」

2人で雑踏に入って歩く。

ほむら「・・・酷いものね」

マミ「この区画はね・・・一応、繁華街になってるけど」

乱雑に積み上がった荷物だかゴミだかの山、怪獣によって半壊させられたであろうビルは落書きだらけ、街行く人々はくたびれきっているように見えた。
見滝原には無い光景。荒廃、の2文字が浮かんだ。

ほむら「で、どうするの?」

マミ「今日はとりあえず、拠点になる宿に向いましょう。手続きは済んでるから」

ほむら「え?もう?」

マミ「何処の町にも魔法少女用の宿があるのよ。そして大抵は目立たない所にあるわ」

成る程、この世界の魔法少女は、そこの魔法少女が戦死したり、何かの事情で町を空けたりする時には、マギカや他の町から魔法少女が派遣されると聞いた事があるわ。
それ用の宿ね。それでこんな汚い区画にあれば目立たないと。
私とマミは薄汚い街をしばらく歩いて、安宿へと上がり込んだ。ありがたい事に無料で泊まれるらしい。
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/01(火) 01:22:35.40 ID:SOC0R6zj0
乙。
何か鯖がダウンしがちだが、あせらず頑張ってくれ。
そして違う意味でまどかに修羅場が・・・。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/01(火) 18:25:25.70 ID:tcNdaTTIO
鯖移転終わったんだな
昨日の夜は更新確認したいのに繋がらなくて悶絶してた

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 20:54:04.13 ID:wcTa/ULF0
ロリこんばんは。昨日はもうちょっと投下しようとしたけど、繋がらなかった。
そうか、鯖移転だったのか・・・。
イカちゃんは良い子。

>>388

いや、昨日は焦った・・・繋がらなくて何事かと思った。
まどかはどうにか誤魔化した模様。

再開します。

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391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 20:54:48.47 ID:wcTa/ULF0
あすなろ市、繁華街、魔法少女用宿

ほむら「・・・本当にこんな所に泊まるの?」

安っぽい色彩のボロくは無いけど決して綺麗じゃ無い部屋。そこには古いソファーと小さなテーブル、ダブルベッド。
そして流しとコンロ。壁紙は汚れている。テレビは始めて見るブラウン管テレビ。コレ映るのかしら・・・?
枕元にはバイブ、ピンクローター、双頭ディルドー・・・何をしろというが大体解った。
私達魔法少女は全員が女性。そして同じ境遇にあり、苦悩を分かち合えるのも同じ魔法少女であり、当然女の子。
そんな訳でそこに恋が芽生えたり、女の子にしか興味が無くなる事も珍しくないらしく、私同様の同性愛者は多いみたい。うん、やっぱり私は普通だったのね!
そして魔法少女同士の恋は即物的になり易いらしいわ。一週間後にデートしようなんて言ってたら、一週間後にはどちらかが怪獣と戦って死んでいるかも知れない。
そんな訳で即断即アレというのも珍しくない訳で、此処で女の子同士やりたきゃやれと。まどかと来たかったわね・・・。

マミ「ま、まぁ、タダなんだし・・・。何気にプライバシーはちゃんとしてるのよ」

ほむら「本当に?どっかにカメラで見張られてたりしないかしら?」

マミ「大丈夫、私達の身元は発覚してない筈よ。油断は出来ないけど」

そう、ここの魔法少女にとって私達は異分子。ましてや都合の悪い存在を消すというプレイアデス聖団という連中の庭。
・・・マミが来たのって余計危なくない?私はソファーに腰掛けた。

マミ「紅茶の用意をするわね」

マミが上着を脱いでベッドに置き、流しへ立つ。やかんに水を注いで火にかける。マミの後姿・・・丸く大きなお尻に目が行った。
あんなにスマートなのに、おっぱいとお尻は大きいわね・・・。この部屋の影響か、美人のマミを思わず意識してしまう。駄目よ!私にはまどかがいるのに!
って、よくもまぁ、こんな状況でそんな事気になるものだわ。流石淑女の私。
変態ではないわ。決して変態ではない。大事な事なので2回言ったわ。

マミ「・・・私のお尻なんか見て楽しい?」

気付かれた。

ほむら「ええ、とても」

マミ「悪びれなく言わないで。別にあなたなら見ても良いけど」

ほむら「じゃあ、遠慮なく」

凝視。

マミ「・・・あなた“クールな顔して変態”を地で行ってるわね」

ほむら「変態じゃないわ、淑女よ」キリッ

マミ「どっちでも良いわ・・・どうぞ、インスタントだけど」

ほむら「ありがとう」

マミからカップを受け取って熱い紅茶を飲むと少し落ち着いた。

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 21:21:45.55 ID:wcTa/ULF0

マミ「さて、先ずはどうしましょうか」

私は、キュゥべえから受け取ったユウリという魔法少女の写真を取り出す。長い金髪のツインテールで金色の瞳。
最も、この写真に写っているのは“飛鳥ユウリ”であって、故人。私達が探しているのはそれに酷似した“ユウリ”と名乗る魔法少女。

ほむら「飛鳥ユウリとユウリ、同一人物だと思う?」

マミ「まさか。有り得ないわ。この世界でも死んだ人間を行き返らせる事は不可能よ。
やっぱり誰かの変身か、幻覚を見せているのか、催眠魔法かじゃないかしら?」

ほむら「やっぱりそうよね・・・」

それにしても世界最強の魔法少女、ねぇ・・・。

ほむら「最強の魔法少女ってどれくらい強いの?」

マミ「うーん・・・解らないわね。ただ、怪獣を考えず、魔法少女だけで考えるなら世界最強はあなたじゃない?時間を止めて戦闘能力を奪うのは簡単でしょう?」

考えてみればそうよね。

マミ「多分、あなた程強力な固有能力を持つ魔法少女はいないわ。流石本物の魔法といった所かしら」

ほむら「・・・その為に多大な代償を払ったけどね」

マミ「でも取り戻せたんでしょう?良かったじゃない」

ほむら「その為に、私の仲間3人が犠牲になったわ。そして最後の機会をくれた」

マミ「その最後のチャンス、無駄にしてはいけないわね」

ほむら「ええ、私は絶対にあなた達を守ってみせる」

マミ「あなたも決して死んではいけないわよ」

ほむら「勿論よ。私の命はもう私1人のものじゃない」

マミ「その為にも、世界最強の魔法少女、ユウリさんには是非協力してもらいたいわね」

ほむら「でも、その為にプレイアデス聖団と敵対するかも知れないわ」

ユウリはプレイアデス聖団に敵意を持っているという。そしてプレイアデス聖団もユウリを亡き者にしようとしているらしい。

マミ「そのプレイアデス聖団は過去に飛鳥ユウリさんを処分・・・抹殺した。関係があるのかしら?」

ほむら「名前だけなら無関係の可能性もあるけど、わざわざその飛鳥ユウリの姿をしているのよ?関係無いと考える方が不自然だわ」


マミ「暁美さんはどうすれば良いと思う?」

ほむら「ベストなのはプレイアデス聖団とユウリの敵対を止めさせて、仲間にする事ね」

マミ「難しそうね・・・」

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393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 21:22:11.85 ID:wcTa/ULF0
ほむら「とにかく明日から行動しましょう」

マミ「そうね。でも下手にユウリさんの名前を出すのは危険だわ。ユウリさんの存在はマギカでも隠されているから、私達がプレイアデス聖団に狙われる可能性がある」

ほむら「じゃあ、プレイアデス聖団の方から調べたほうが良いわね」

マミ「ええ、プレイアデス聖団も私達もマギカ・・・一応、同じ組織に属しているんだから、敵じゃないしね」

ほむら「油断は禁物よ。彼女達は普通の魔法少女じゃないのでしょう?」

マミ「そう、マギカ直属の彼女達の役目は出現した怪獣から人々を守る事じゃない。マギカから任務を受けてそれを遂行する事だから」

私のいた世界にもいたのかしら・・・いえ、きっといたのでしょうね。

ほむら「これで予定は決まったわね」

マミ「ええ、少し早いけどもう休みましょうか」

私は双頭ディルドーを手に取った。

ほむら「使いましょう」

マミ「使いません」

ほむら「ほむぅ・・・」

マミ「そんな残念そうな顔しないの。あなたには鹿目さんがいるでしょう」

ほむら「私は確かにまどか一筋だけど、あなた達も大好きだから、エッチな事もしたいのよ!」

マミ「はいはい、寝るわよ」

ほむら「じゃあ、まどニーするわ」

私はバイブを手に取る。

マミ「私がいるんだけど?」

ほむら「私は気にしないわ」

マミ「私が気にするの。寝なさい」

ほむら「ほむぅ・・・寝るわ」

マミ「それが良いわ」

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/01(火) 21:37:52.39 ID:0nlQw0kto
なかなか真面目なほむらだとおもってたらやっぱりいつもの変態ほむらさんだった
安心した

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 22:07:16.09 ID:wcTa/ULF0
・・・眠れない。気になる事が多すぎて・・・。これまでの事とか、これからの事とか・・・まどかの事とか、まどかの事とか・・・特訓で怪我してたりしないかしら?
で、とりあえず、今気になっているのは、隣で寝ている一つ年上の美少女の事な訳で・・・。
マミに身体が触れる度に温かくて、柔らかい感触が伝わって来る。

マミ「暁美さん、眠れないの?」

ほむら「え!?」

驚いて横を向くと、マミがこっちを見詰めてる。胸がドキッとなる。

マミ「どうしたの?」

ほむら「いえ・・・その・・・あなた美人だら・・・妙に意識しちゃって・・・」

マミ「暁美さんだって美人じゃない」

ほむら「そ、それは関係ないでしょ・・・」

マミ「あなたって前の世界で、こうやって私と寝たこと無いの?」

ほむら「無いわね」

マミ「ふーん、じゃ、私が始めてなのね」

マミは悪戯っぽく笑っている。

マミ「えいっ」ギュー

ほむら「!!」

マミが私に抱き付いて来た。

ほむら「ちょっ!なっ・・・!?」

マミの胸が!当たってる!良い感触!!

マミ「暁美さんって、小さくて可愛いわね」クスクス

ほむら「そんな事無いわ・・・」

マミ「あなたは私にとってしっかりした妹みたいなものね」

ほむら「私が、あなたの妹・・・」

嬉しかった。憧れだった人に妹と言ってもらえた。でも恥ずかしい。顔が赤くなる。暗いから見えない筈・・・。

マミ「あらあら、暁美さんは初心ね。ドキドキしてるわよ。エッチな事するのが大好きなんじゃ無かったの?」

ほむら「こ、こういう落ち着いてる時に、そういう事をされると恥ずかしいのよ・・・」

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396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 22:07:50.09 ID:wcTa/ULF0
マミ「でも、こうやってると安心しない?」

ほむら「そうね」

私もマミを抱き返す。暖かくて安心するわね・・・マミには母性と言うか、包み込んでくれるような優しさがある。

ほむら「私もずっと1人暮らしだったから、人恋しくなったのかしらね」

マミ「ねぇ、暁美さん、見滝原に戻ったら、一緒に暮らさない?あなたの家でも、私の家でも良いわ」

ほむら「ギドラ族を撃退したら・・・じゃないの?」

マミ「それでも良いけど、少しでも早くあなたと一緒に暮らしたいの。嫌かしら?」

ほむら「自由にまどニー出来るなら」

マミ「・・・あなたはムードと言うものを読めないの?」

ほむら「今更それを私に聞くの?」

マミ「そうね・・・まぁ、良いわ。駄目と言うのも変な話しだし」

ほむら「後、一日2個はカップラーメンを・・・」

マミ「それはいけないわ。あなたの食生活がまだ心配と言うものあるのよ?」

ほむら「私に死ねって言うの!?」

マミ「人間はカップラーメン食べなくても死にはしません」

ほむら「・・・解ったわよ。じゃあ、もっと美味しいものを要求するわ」

マミ「任せて・・・もう寝ましょうか、おやすみなさい」

ほむら「おやすみなさい」

私達は抱き合ったまま目を閉じる。

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397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 22:39:12.82 ID:wcTa/ULF0
次の日、見滝原、高層ビル街

ミQB「血を滾らせて肉体を、魂を燃やして精神を鍛えるんだ!その為の修練!修練!また修練!!」

まどか「きゃああああああ!!落ち落ち落ち落ち落ちるよぉおおおおおーーっ!!」

落下するまどか。

ミQB「だから何でそこで足を踏み外しちゃうのかな!?この高層ビル群を道路と同じと思って!歩くのと同じように屋根から跳び、走るのと同じように壁から跳ぶ!」

まどか「そんな事言ったって、女の子はこんな所跳び移ったりしないよーーっ!!」

どがーん!

ビルの屋上を突き破ってダイナミック訪問。

次の日見滝原、高層ビル街、屋上

カマキラス「ギイイッ!」

カマキラスの右の鎌が振り下ろされる。

まどか「やあっ!」

それをバックステップで避けて矢を射る。カマキラスはそれを何とか避けて、左の鎌を水平に振るう。

まどか「きゃあっ!!」

しゃがんで避ける。次はカマキラスの中足が振るわれて来た。

まどか「あうっ!」

弾き飛ばされるまどか。

まどか「きゃあああああ〜

屋上から転げ落ちて行く。

ミQB「そろそろ基礎的な戦闘技術くらい習得してよ・・・」

肩を落とすミキュベイ。

次の日、見滝原、高層ビル街、道路

警官「そこの少女達!あの破壊について事情を聞かせなさい!」

まどか「ごめんなさぁぁああああああい!!」

まどかは警察に追われていた。

ミQB「しつっこいなぁ・・・まどか、殺っちゃおう」

一緒に走るミキュベイが物騒な事を言う。

まどか「殺っちゃ駄目ぇえええええええ!!」

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398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/01(火) 22:44:00.39 ID:Fs2jbtzr0
>>394
>>395-396を見ても分かる通りほむほむは淑女だ
あくまで変態要素は淑女の一部分・・・大部分かもしれないけどたぶんそうだ

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399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/01(火) 23:04:53.36 ID:SOC0R6zj0
もうこれ一般の記憶消したりとかしないとアウトだなww
顔は割れてるだろうし。

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400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/01(火) 23:23:22.01 ID:wcTa/ULF0
次の日、あすなろ市、繁華街、魔法少女用宿

ほむら「中々成果が上がらないわね・・・」

マミ「そうね・・・」

私とマミがあすなろ市で調査を開始して4日目。マミと手分けして探っているけどこれといった情報は無い。
この町の魔法少女が何人か見付かったけど、プレイアデス聖団の名前を出した途端、皆一様に口を塞いでしまう。
ただ解ったのは、最近、プレイアデス聖団に新しい魔法少女が1人加わったという事くらい。

ほむら「そろそろ、プレイアデス聖団にも感付かれたんじゃないかしら?このまま此処にいていて大丈夫なの?そろそろ戻った方が良いんじゃないかしら?」

マミ「そうかも知れないけど、気になる事があるの」

ほむら「気になる事?」

マミ「実は私達と同年代で豪邸に住んでいる子があすなろ市にいるのよ」

ほむら「それは両親の家じゃないの?」

マミ「いえ、その子が書いたベストセラー小説の印税で建てたらしいの」

ほむら「ふむ・・・」

確かに珍しい。珍しいし、普通は有り得ない。何故なら、14、5歳の女の子が例えお金があっても、豪邸なんか建てられるものかしら?
多分、土地を買うとか手続きで18歳以上じゃないと云々とかあると思う。
そうで無いにしても、そんな小説を書いたとしてどうやって世に出したのかしら?
でも、そこにマギカが介入すれば簡単でしょう。

ほむら「でもそれだけじゃ無いのでしょう?」

マミ「流石に勘が良いわね。実はそこにその子と同年代くらいの女の子何人かで住んでいるらしいの。そう、魔法少女の年代の子達ばかり」

ほむら「成る程、調べてみる必要はあるわね。今日はそこへ行ってみましょう。その豪邸の所有者の名前は?」

マミ「御崎 海香さんよ」

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401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 00:08:00.28 ID:OIrb3oba0
あすなろ市、海香ホーム。

ほむら「凄い・・・」

マミ「想像以上に大きいわね・・・」

かなり高級な豪邸だった。念の為に私達のソウルジェムの指輪は外している。ともかく、私はインターホンを押した。

???「はい?」

ほむら「ベストセラー作家の御崎海香先生のお宅と聞きまして、伺いました。宜しければお話しを聞かせて頂けませんか?」

???「解りました、どうぞ」

私はマミに親指を立ててみせる。マミも親指を立てる。
屋敷の門を開けて入ると、扉が開いてロングヘアーでセーラー服の少女が出て来た。

海香「私が御崎海香です、どうぞ」

ほむら「失礼します」

マミ「失礼します」

中に案内される。

ほむら「(マミ、あの子の指輪)」

マミにチャントを送る。

マミ「(ええ、どうやら当たりだったようね)」

海香の左手の中指に、ソウルジェムが変化した指輪。魔法少女だけが持つもの。海香の物には黄緑色のラインが入っている。

そしてリビングに案内され、海香は紅茶を用意しにダイニングへ。そこには2人の少女がいた。

???「あ、海香にお客さん!?」

片方は黒髪のショートカット。長いアホ毛がピコッと出ているわね。服は普通の服。

???「海香のファンだって!凄いねー!!」

こちらはミドルヘアー。セーラー服を着ている。

マミ「どうもこんにちは」

ほむら「こんにちは」

海香「こちらの子は牧 カオル」

プレートに紅茶のカップを乗せて海香が来た。私達の前に置いてくれる。

カオル「カオルだよ、こんにちは」

ミドルヘアーでセーラー服の子が答える。

海香「この子がかずみです」

かずみ「かずみです!記憶喪失で名字は解らないんだ」

マミ「(あの牧さんの左手、見て)」

あれも間違いなくソウルジェムが変化した指輪。薄緑色のラインが入っている。

ほむら「(ええ、そしてあのかずみっていう子の左の耳の鈴、珍しいけれど多分ソウルジェムだわ)」


かずみ☆マギカ組のキャラ画像
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35604325.html

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402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 00:27:41.38 ID:OIrb3oba0
海香「さて、お話ですけど・・・・私達の指輪、そんなに珍しいですか?見滝原市の魔法少女、巴マミさん、暁美ほむらさん?」

!!成る程、お見通しって訳ね。

ほむら「(マミ)」

マミ「(ええ・・・)」

私達は確信する。ここはプレイアデス聖団の本拠地。

かずみ「え?2人とも魔法少女なの!?私達もそうなんだよ!」

ほむら「そうらしいわね」

私達は隠す事は無意味と解り、ソウルジェムの指輪を着ける。

かずみ「ていうか、2人とも海香の知ってる人?」

カオル「・・・かずみ」

かずみ「?」

カオル「ちょっと外してくれないかな?この2人と大事な話がある」

かずみ「ちぇー、はーい」

かずみは階段を上がって2階へ行った。

マミ「私達の事、知っているのね?」

カオル「そりゃー、有名だし?見滝原の魔法少女って言えばあんたじゃん。そして謎のイレギュラー、あたし達がマークしてないと思う?」

ほむら「最もね」

別に私達の素性が知れていても問題は無い。寧ろ話が早くて助かるわ。

海香「さて、あなた達は最近、私達プレイアデス聖団について色々聞いて回っているそうね。私達に何か御用?」

カオル「こっちは君達に用は無いんだけどなぁ。でもあんまり嗅ぎ回って、余計な事をしようとしてるなら、用が出来ちゃうよ?」

つまりは、何をしているか公表しようとかしているものなら消すぞ、と言いたい訳ね。

マミ「待って。私達は別にあなた達のしている事をどうこう言う気は無いし、必要な事だとも思う」

ほむら「あなた達と争う気は無いわ」

今は。

海香「では何が目的なの?」

出すべきかしら?ユウリの名前を・・・

マミ「・・・」

マミが目配せ。私は頷く。此処は言ってみましょう。

ほむら「それは・・・」

ドガァァァァン!!

私が言おうとするといきなり扉の方から大きな破砕音が聞こえて来た。

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403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 01:15:47.46 ID:OIrb3oba0
ほむら・マミ・海香・カオル「!!」

私達は一斉に扉の方を見る。その音は扉が粉微塵に爆発した音だった。
そして血の色の夕日と共に、扉のあった出入り口から1人の少女が入って来た。
突然、訳も解らず悪寒が走った。空気が凍るような・・・いえ、そんな程度ではないわ。
息も、心臓も、背骨も、魂も・・・身も心も凍り付く様な恐怖。
本当にこのまま全身凍り付いて死んでしまうのではないかと思うほど、それは圧倒的で、絶対的で、現実的な感覚。
差し込む夕日が金色の長いツインテールを照らしている。血の様な光の中、その魔法少女は立っていた。恐怖はその少女が原因だった。
魔法衣は露出度の高いスーツ、レッドパープルと白のニーソックス。靴の先は上向きで、頭には大きな日よけの付いた先が尖った帽子を目深に被っている。
誰もが呪縛されたように少女から目を逸らせなかった。そして4人とも身体が震える。
金色の髪が夕日を浴びているというのに、この・・・この少女には僅かな光も無い!金色の、闇。そんな矛盾した言葉が浮かんだ。

海香「あ、あなたは・・・!!」

カオル「飛鳥ユウリの偽者・・・!」

???「偽者?」

その少女が歩みを止める。

???「言っておくけど、アタシは変身魔法も、幻覚も、催眠魔法も使ってないよ。その目で確かめな」

少女が帽子を外す。長いツインテールが揺れる。そしてその瞳は金色だが、深い闇を宿している。

???「散々こっちを襲っておいて、本物か偽者かも解らなかった訳?ホントにあんた達にとってその程度の存在だったんだね」

海香「そんな・・・そんなだって、あの子は」

海香の声から驚愕が感じ取れる。

ユウリ「アタシは飛鳥ユウリ!お前達に復讐する為に還ってきたんだ、プレイアデス!」

ユウリ!あの少女が最強の魔法少女!!会えた・・・会えたけど・・・やばい、あの子はメチャクチャやばいわ!!
到底、仲間になって、だなんて言える雰囲気じゃない。

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404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 01:20:15.36 ID:OIrb3oba0
今日は此処までです。
読んでくださった方、レスくださった方にありがとうございます。
ではまた明日!



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405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/02(水) 01:28:35.01 ID:UT+RnFVq0

話も佳境
だが各々空気が違い過ぎるwwwwww

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406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/02(水) 01:41:03.78 ID:GEor6wLzo
こりゃユウリでスペゴジ確定だな。

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407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/02(水) 01:53:45.13 ID:uSPQkhlko

これはまた怪獣大決戦か、あすなろ市カワイソス
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/02(水) 07:00:19.44 ID:IIUx1NxXo
お疲れ様でした
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/02(水) 07:08:30.31 ID:o/gmdKiIO
乙っちまどまど
>>391の魔法少女は即物的〜みたいな文章どっかで似たようなの読んだ覚えあるんだがバルスカで合ってる?
前スレで名前出てたからもしかしたらオマージュかなあと思った
記憶無くしてからのレインとの初お泊りであったような…
違ってたらすまん
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/02(水) 18:28:40.50 ID:xckS6Wij0
これ、どう考えてもほむらとマミさんもプレイアデスの一員だと思われたよな!?
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 21:17:50.12 ID:OIrb3oba0
ロリこんばんは。特撮リボルテックレギオンが発売されましたね!うちに来るのは月末だが。

>>405

まどかパートで息抜きしてくだしあ。

>>409

合ってます。オマージュしますた。

>>410

いや、ユウリ様はプレイアデス聖団を把握してるから大丈夫!

再開します。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 21:19:32.65 ID:OIrb3oba0
海香「そ、そんな筈無いわ!あの子は、私達が確かに!!」

海香がユウリに近付く。

???「海香!そいつはヤベェ!!」

声、見ると首回りがファーのようなもので包まれ、そこから触手の様な物が生えており、耳と身体が黒いネコのような動物。
全体的にキュウべえに似た動物。恐らくインキュベーター。

ユウリ「寄るな」

ユウリの拒絶するように突き出された手、そこから魔力が放出され、海香の腹部に直撃。
ほんの一瞬の魔力の放射。ただそれだけで海香の身体は軽々と宙を舞い、反対側の本棚まで吹き飛んだ。
本棚に叩き付けられ、本と共に床に落ちて動かなくなる。

カオル「う、海香っ!」

海香に駆け寄るカオル。

ユウリ「ふん」

ユウリの顔に笑み。握った手から光が発生し赤い矢が現出。但し、まどかのように弓でつがえて撃つ矢ではなく、手投げ用の矢。
それを高速でカオルに投げ放つ。矢はカオルの肩を貫通し、後ろの壁に刺さって、魔力の爆発。

ボゴォォオオオン!!

壁に大きな穴が開いて、海香とカオルの身体が吹き飛ばされた。カオルも気絶したらしく動かない。

ほむら・マミ「・・・!」

私達は一部始終を見て呆然としているだけだった。心も身体も麻痺して、身動き一つ取れない。

かずみ「!!海香っ!カオルッ!!」

二階からかずみが階段から跳び下りるように駆け下りて2人に声を掛けている。

かずみ「海香!カオル!しっかりして!!ジュゥべえ!2人は!?」

JB「大丈夫、気絶しているだけだ」

あのインキュベーターはジュゥべえというらしい。今はそんな事はどうでも良い。
まさか、私達がユウリにプレイアデス聖団だと思われたりしていない・・・!?

ユウリ「ははっ」

そんな私達の動揺を感じたのか、こちらを見て涼しく笑った。

ユウリ「そんなに怖がるなよ。あんた達は何もしなけりゃこっちも何もしやしないよ。暇なら見物してな」

ほむら「え、えぇ」

とだけ言うのが精一杯だった。下手な事をして彼女の怒りを買う事だけはしたくない。

かずみ「あなた・・・なんて事するのっ!?」

かずみは怒りに燃える瞳でユウリを睨み付けている。

JB「かずみっ!そいつはマズイぜ!!」

そんな事はかずみにだって解っているだろう。でも、彼女の気持ちは解る。
敵対する以上、このまま退いたら恐怖に飲み込まれてしまうからでしょう。
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 22:49:07.16 ID:OIrb3oba0
ユウリ「はじめまして、かずみ。アタシは飛鳥ユウリ。お前達を殺しに来た」

そう言って手に持っていた帽子を被る。

かずみ「私の名前!!」

驚くかずみにユウリはニヤリと笑って掌をかざす。そこに青い魔力の塊が発生した。

ドン!

掌から衝撃波のような魔力波が、かずみと倒れている海香とカオル目掛けて撃ち出される。
命中して辺りに爆風のような余波が巻き起こる。
まずい!!私達は魔法少女に変身してバリアを張ってその爆風のような余波から身を守った。
そしてその余波だけで周りの家具が倒れ、砕けた。

ほむら「何もしないんじゃ無かったの?」

ユウリ「あぁ、悪かったね!気を付けな!」

マミ「魔法武器を使わないでこれ・・・!?信じられない威力だわ・・・」

ユウリと同じような魔力の放出は私達も出来る。だが、対怪獣用としての実用性は皆無。理由は弱すぎるから。
魔法武器を精製して使うか、或いは既存の武器に魔力を込めて使った方が破壊力は遥かに高くなる。
それが・・・ただの魔力の放出でこの威力!!かずみは・・・?

かずみ「・・・」

かずみも魔法少女に変身して、背中の翼のような2本の長いマントで身を守っていた。
そのマントがばさりと後ろに回る。
魔法衣は典型的な魔女っ娘をイメージさせ、色は白と黒。手には武器であろう十字架。そして肩やら背中やら妙に露出度が高い。
ユウリといい、あすなろ市ではこういう魔法衣が主流なのかしら?エロくて良いわね。

かずみ「白昼堂々殴り込み!?何なの、あなた!?」

ユウリ「あぁ、今の2人の事で怒ってるのか?それは悪かったね。もうすぐ死ぬクズなんだし、別に良いじゃないか」

馬鹿にしたようにユウリが言う。

ゾクッ・・・

はっきり解る、かずみの雰囲気が変わった。
そしてかずみは目にも止まらぬ速度でユウリに跳びかかる。

ユウリ「!!」

油断もあったのでしょう、流石のユウリも反応出来ずにかずみに跳びかかられ、その顔を殴り飛ばされていた。壁をぶち破って外まで吹き飛ぶユウリ。

かずみ「うう・・・があああ!!」

かずみが咆哮しながらその後を追う。

ほむら「・・・見た?」

マミ「ええ・・・」

かずみの姿が変わっていた。
歯は鋭い牙になり、手の指が長く伸びて、また手の爪も鋭く長いカギ爪に変化、魔法衣のブーツからも同じような指と爪が伸び、また瞳の色も変わっていた。

ほむら「あの子何者・・・?あんな魔法少女もいるの?」

マミ「私も始めて見たわ。ともかく外へ行ってみましょう」

ほむら「そうね」

私達もかずみとユウリを追って外に出る。
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 22:52:21.05 ID:OIrb3oba0
ちょっと修正



ユウリ「はじめまして、かずみ。アタシは飛鳥ユウリ。お前達を殺しに来た」

そう言って手に持っていた帽子を被る。

かずみ「私の名前を!?」

驚くかずみにユウリはニヤリと笑って掌をかざす。そこに青い魔力の塊が発生した。

ドン!

掌から衝撃波のような魔力波が、かずみと倒れている海香とカオル目掛けて撃ち出される。
命中して辺りに爆風のような余波が巻き起こる。
まずい!!私達は魔法少女に変身してバリアを張ってその爆風のような余波から身を守った。
そしてその余波だけで周りの家具が倒れ、砕けた。

ほむら「何もしないんじゃ無かったの?」

ユウリ「あぁ、悪かったね!気を付けな!」

マミ「魔法武器を使わないでこれ・・・!?信じられない威力だわ・・・」

ユウリと同じような魔力の放出は私達も出来る。だが、対怪獣用としての実用性は皆無。理由は弱すぎるから。
魔法武器を精製して使うか、或いは既存の武器に魔力を込めて使った方が破壊力は遥かに高くなる。
それが・・・ただの魔力の放出でこの威力!!かずみは・・・?

かずみ「・・・」

かずみも魔法少女に変身して、背中の翼のような2本の長いマントで身を守っていた。
そのマントがばさりと後ろに回る。
魔法衣は典型的な魔女っ娘をイメージさせ、色は白と黒。手には武器であろう十字架。そして肩やら背中やら妙に露出度が高い。
ユウリといい、あすなろ市ではこういう魔法衣が主流なのかしら?エロくて良いわね。

かずみ「私の友達に何するの!?」

ユウリ「あぁ、今の2人の事で怒ってるのか?それは悪かったね。もうすぐ死ぬクズなんだし、別に良いじゃないか」

馬鹿にしたようにユウリが言う。

ゾクッ・・・

はっきり解る、かずみの雰囲気が変わった。
そしてかずみは目にも止まらぬ速度でユウリに跳びかかる。

ユウリ「!!」

油断もあったのでしょう、流石のユウリも反応出来ずにかずみに跳びかかられ、その顔を殴り飛ばされていた。壁をぶち破って外まで吹き飛ぶユウリ。

かずみ「うう・・・があああ!!」

かずみが咆哮しながらその後を追う。

ほむら「・・・見た?」

マミ「ええ・・・」

かずみの姿が変わっていた。
歯は鋭い牙になり、手の指が長く伸びて、また手の爪も鋭く長いカギ爪に変化、魔法衣のブーツからも同じような指と爪が伸び、また瞳の色も変わっていた。

ほむら「あの子何者・・・?あんな魔法少女もいるの?」

マミ「私も始めて見たわ。ともかく外へ行ってみましょう」

ほむら「そうね」

私達もかずみとユウリを追って外に出る。
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 23:01:37.53 ID:OIrb3oba0
破られた壁から外を見ると、ユウリは宙を舞い続けていたが、帽子を押さえて空中で一回転、綺麗に着地した。

ユウリ「ちっ・・・よくもアタシの顔に傷を・・・!」

忌々しげに言って口の端から漏れる血を手の甲で拭う。

ユウリ「でも・・・」

ユウリがニヤッと笑ってその目が獣のように変わったかずみに向けられる。

ユウリ「こいつは予想外だね。面白いじゃない」

かずみ「ぐがああ!!」

獣のような、というよりも獣そのものの声を上げ、ユウリに跳びかかる。

JB「待て、かずみ!落ち着け!!」

ジュゥべえが屋敷から出て叫ぶ。しかしかずみには聞こえてないようだわ。
かずみは獣の動きでユウリを襲う。手と足の爪を振るい、或いは手を握って殴りかかり、更には口での噛み付きで攻撃している。速く、正確な攻撃。
しかしユウリはそれを余裕の笑みを浮かべてかわしている。確かに獣のように速くて正確だけど、フェイントも何も無い、やはり獣のような単純な動き。
ユウリに動きを完全に読まれている。

ユウリ「そう熱くなるなって!」

ユウリの手のひらが爪を振りかざして上体が泳ぐかずみの腹部に当てられる。そして魔力が放出された。

かずみ「が・・・がはぁっ!!」

口から血を吐き出しながらかずみはその場に倒れ込んだ。かずみの身体が元に戻る。

ユウリ「おっと、手加減したんだけど、やり過ぎた?悪いな」

JB「かずみっ!」

ジュゥべえがかずみに駆け寄る。

かずみ「ぜっ・・・ぜっ・・・」

呼吸もままならず苦しそうなかずみ。

マミ「っ!」

マミが跳び出そうとする。私はその腕を掴む。

ほむら「止めなさい、殺されるわよ」

マミ「で、でも・・・」

ほむら「こんな所で余計な敵を作ることは無いわ」

それに、私達が介入するタイミングは今じゃない。
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/02(水) 23:36:36.19 ID:OIrb3oba0
ユウリ「・・・」

ユウリは詰まらなさそうな顔でかずみを見下ろしている。

ユウリ「はぁーあ・・・このまま殺しても詰まんないなぁ。あ、そうだ、かずみ、怪獣出しな。お前も魔法少女なら宿しているんだろ?」

かずみ「!!」

JB「な・・・何だと?」

ユウリ「怪獣と一緒に頑張ってアタシを楽しませてくれよ」

ちょっと待って・・・こんな街中で2人で怪獣で戦おうって言うの!?此処がどうなろうと私の知った事じゃ無いけれど、魔法少女同士が怪獣を出して戦えば、周囲は大惨事になる。
とはいえ、このユウリがそんな事を気にするとは全然思えない・・・。

かずみ「ユ・・・ユウリは?」

かずみが腹部を押さえて起き上がる。

ユウリ「アタシが?出すの?怪獣を?」

何言ってるの?とでも言いたげなユウリの顔。

ユウリ「クスクス・・・クククク・・・アハハハハハ!面白い冗談だな!アタシは言ったじゃないか、楽しませてくれって。そんな事して何が楽しいんだ?必要ないな」

かずみ「な・・・何言ってるの!?」

マミ「魔法少女とそれの使役する巨大怪獣相手に・・・」

ほむら「怪獣無しで戦おうって言うの!?」

JB「やるんだ、かずみ」

かずみ「えっ・・・!?でも・・・」

JB「それだけ絶望的な差なんだよ!お前が弱い訳じゃねぇ!そいつが強過ぎるんだ!!このままだと殺されるぞ!!」

かずみ「わ、解った・・・呼ぶよ」

ユウリ「決まったか?これで少しは面白くなると良いけどな」

ユウリが後ろ側に数百メートル跳躍。

ズゴゴゴゴゴゴ・・・!

突如道路を突き破って、先端が尖った何かが生えて来る。これは・・・

ほむら「氷・・・?いえ、結晶の柱?」

マミ「この結晶はまさか・・・!」

その結晶の柱は高さ60メートル程の高さまで伸び、その先端に空中で宙返りしたユウリが降り立つ。

かずみ「出て来て!バルグザーダン!!」

かずみから銀色の光が溢れ出て、それが彼女の隣で集束し、結合して巨大な怪獣が現出した。

“雷怪獣 バルグザーダン”

バルグザーダン「ウォオオオオーーーウウウ!!」


バルグザーダンの画像&解説
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35623205.html
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/02(水) 23:42:48.13 ID:GEor6wLzo
おおっ!バルグザーダンをだすとは!!
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/02(水) 23:50:17.70 ID:UT+RnFVq0
超全集でしか見たことがないな
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 00:00:01.39 ID:Sd1AaX+L0
ゴジラ誕生日おめでとう!
http://www.youtube.com/watch?v=9cpb8t7ejJE
http://www.youtube.com/watch?v=wr3Ehj3wycY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=-dwhNLhAipw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=vvf8yq1AI04&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=HhL-nU-evbw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=t_xLQ8ZSpZ4
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 00:27:05.73 ID:HJgAQThx0
初めて見る怪獣だった。全体的に神獣の麒麟を思わせる姿。4足歩行だけど、脚も首も長く、体高はかなり高い。
体色はかずみの魔法衣のように白と黒が中心で、顎の横の角や尻尾の先端の一部が黄色。
そして感じる力は十分、上級に入るわね。そして何処かゴジラのような潜在能力の高さも感じるわ。
それにしても・・・

ほむら「どう見ても正義の怪獣ですって姿ね・・・」

私達、見滝原とその隣の魔法少女の怪獣達は、織莉子のスーパーメカゴジラ以外は皆、正義側には見えない怪獣ばかり。
まだゴジラとメカキングギドラはマシだけど。

マミ「そ、そうね・・・」

バルグザーダンの肩にかずみが跳び乗る。それに対峙するのは結晶の柱の頂上にいるユウリ。

ユウリ「へぇ、バルグザーダンとはねぇ、正義(笑)のプレイアデス聖団らしいじゃ無いか。これで少しは楽しめるかな」

身構えもせず、腕を組んで口元には笑み。

JB「さぁ、行くぞ!」

かずみの肩の上にはジュゥべえ。

かずみ「・・・行くぞって、言われても・・・」

どうやら流石にかずみも戸惑っているみたいね。私だってバトラで怪獣を出していない魔法少女を攻撃しろ、と言われたら戸惑うわ。・・・普通なら。でも、あのユウリは間違いなく普通じゃない。

かずみ「で、でも、怪獣で人間踏み潰すって言うのは、ちょっと・・・」

JB「まだんな事言ってんのか!?あいつはそういう次元で語れる相手じゃないんだよ!そこの2人!」

私達?

ほむら「何かしら!?」

JB「悪ぃが、逃げる人達を助けてくれ!あのユウリって奴は周囲の被害なんか考えちゃくれねぇ!」

マミ「解ったわ!」

私も解ったけど・・・幾らユウリでも、怪獣無しで人が大勢逃げないといけないような大規模破壊が出来るの?・・・と、この時の私は思っていた。

ユウリ「来ないのか?じゃ、こっちから行くぞ!」

ユウリが結晶の柱の上から姿を消した。消えたのではなく、実際には超高速の跳躍。

かずみ「ど、何処に!?」

JB「!!」

そしてユウリはバルグザーダンの顎下の角の間に現れると、手のひらをバルグザーダンの顎に叩き付けようとしている。
身体強化しての掌底アッパー。そんなものが怪獣に通じる訳・・・
バゴォン!という、まるで怪獣が怪獣を殴った時のような轟音が響く。
バルグザーダンの体重はどれくらいかしら?5万トン?6万トン?ともかく怪獣である以上、途轍もない超重量である事は間違いないわ。

バルグザーダン「ウオオオオオゥ!?」

かずみ「嘘ぉおおおおおおおおおお!!」

それが・・・猛スピードで上空まで打ち上げられて行った。

ほむら・マミ「」

私達は言葉を失った。
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/03(木) 00:33:36.23 ID:3dZ7IlvAO
チートすぎてつまんなくなった
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/03(木) 00:36:58.04 ID:FP8BEHaS0
ユウリ強すぎね?もっと抑えてもよかったと思うが・・・。
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 00:38:33.48 ID:HJgAQThx0
かずみ「な、何が起こったの!?ユウリってあんな怪力なの!?」

上空で猛烈なGに襲われながら、バルグザーダンの肩でかずみが叫ぶ。

JB「いや、幾ら身体強化しても腕力だけじゃこんな事は出来ねぇ。ユウリは殴り付けると同時に手から強烈な反重力波を出したんだ!
それを命中の瞬間に合わせる事で、最小の魔力消費で、最大の衝撃力を出しやがった・・・あいつは魔力が桁外れに強いだけじゃねぇ・・・神業的な戦闘技術も持っている!」

そして放物線を描いて落下を始めるバルグザーダンの巨体。

かずみ「と、ともかくこのままじゃ落ちちゃうよ!バルグザーダン!飛んで!」

バルグザーダン「・・・」

かずみ「気絶してるぅううううう!!」

JB「跳び下りるぞ、かずみ!」
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/03(木) 00:38:41.18 ID:H8rnYVll0
G細胞でも取り込んでんのか?
この強化っぷりは異常…
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 00:45:08.63 ID:Sd1AaX+L0
>>424
いくら魔法少女とはいえ人間、G細胞をまともに制御できるのなんてゴジラ族だけだろ
もっともG細胞を仲間につけたら話は別だろうが・・・
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 00:52:21.39 ID:HJgAQThx0
>>422
>>424

腕力よりも反重力波で打ち上げたと423で解説してみた。
何で反重力波使えるかは説明するまでも無いと思う。
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海) [sage]:2011/11/03(木) 00:59:31.09 ID:JzhhI0QAO
スペゴジか…
アイツが人間の手下で仲間になるとか想像できん。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 01:02:24.21 ID:HJgAQThx0
>>427

その辺の設定も後で語る。

うーん、とりあえずこのまま進めて良い?
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 01:03:30.20 ID:Sd1AaX+L0
うん
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/03(木) 01:04:17.69 ID:FP8BEHaS0
>>428
おk。
杏子の時以上に仲間にできるのか心配だがガンガレ。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/03(木) 01:06:33.21 ID:H8rnYVll0
>>424
相棒スペゴジだろうしエネルギーでも分けてもらってるのかと思った。

>>427
自分だけだとエネルギーの効率悪いから魔法少女利用してるんじゃないの?
恐ろしく凶暴で狡猾な奴だから、破壊と虐殺を行うためなら手を貸してやる的な感じで。

ただ人間を守るとか言い出した瞬間スペゴジのほうから見放しそうな気がする
アイツはデストロイア以上に味方になる絵が想像できんのには同意
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北陸地方) [sage]:2011/11/03(木) 01:09:09.11 ID:EscdIhapo
まぁ最終兵器として例の薬もあるし・・・
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 01:10:50.50 ID:Sd1AaX+L0
あれはもうほむほむと心中させてこの世から製法を葬った方がいいくらいだwwwww
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(石川県) [sage]:2011/11/03(木) 03:03:48.29 ID:9ewzSK4Ko
怪獣って的でかいだけになっちゃうよね
他の人も、怪獣エネルギーを自分で使えばいいんじゃないか
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/03(木) 09:42:43.73 ID:xJcWSOv/0
>>431
【懐柔案】
ゴジラ「我々とお前、どちらがより多くギドラを葬るか勝負だ」
ゴジラ「奴らに滅ぼされれば、もうお前の壊すものは何もなくなるぞ」
ゴジラ「形は違えど、お前も我らゴジラ族の一員だ……頼む」
…………無理があるかな?特に下二つ
宇宙ではほぼ無敵なんだし、ギドラ族の本隊を大気圏上で迎え撃ってもらえば…………

でもそんな、引かぬ!媚びぬ!顧みぬ!を体現するスペゴジが大好きだ
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/03(木) 12:22:01.09 ID:FP8BEHaS0
カイザー辺りに瞬殺されるか、グランドギドラにユウリが洗脳される光景が見えるんだが・・・。
歴代の中でも数々の特殊能力持ちだし、マインドコントロールで操られたりしたら・・・。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/03(木) 16:27:16.33 ID:xJcWSOv/0
>>436
モスラ3に出てきた奴か……
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 20:41:50.89 ID:HJgAQThx0
ロリこんばんは。ブログにも書いたけど今日仕事ですた・・・。

>>431

分けてもらってるというか、同じようにエネルギーを吸収しているというか。

>>432

それ使っちゃうと後が怖すぎるから・・・

>>434

いや、普通は怪獣の方が破壊力がある

再開します。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 20:42:50.88 ID:HJgAQThx0
バルグザーダンの巨体が落下して来る。

かずみ「喰らえっ!」

そこから跳び下りるかずみが地上に立つユウリに、武器の十字架を針状に変化させて突き出す。

ユウリ「そのまま攻撃か、やるな。でも・・・」

ユウリはそれを手で握って止めている。バルグザーダンが街に落下して周囲のビルが倒壊し、車が木の葉のように舞い上がる。

ほむら「くっ!」

マミ「危ない!」

私とマミはこれ以上地上にいるのは危険と判断して、後ろに二百メートルほど上に跳んで、後ろのビルの屋上に降りる。
ユウリは変化した十字架を振ってバルグザーダンの方へ投げて地面に叩き付ける。ユウリが跳び上がってその両手に拳銃が現出した。

ユウリ「もうダウンかなあああああ!?」

空中で一回転し、連続でかずみとバルグザーダン向けてトリガーを引く。撃ち出された弾に込められた魔力弾が爆発し、爆光がバルグザーダンを包み込んで、爆風が周囲の建物をなぎ倒す。
まるで戦術爆撃。最もその威力は普通の爆撃よりよほど強力。周囲の人々が逃げ惑う。

かずみ「うううっ!きゃああああっ!!」

バグルザーダン「ウォオオオオオーウウ!!」

JB「うわぁああああああああ!!」

一発一発の威力も確かに凄いけれど、それも魔法少女の常識内。まどかやマミでも、あれくらいの威力のある射撃を放つ事が出来る。
恐るべきはその連射速度と密度。あれほど威力のある魔力を込めた弾をタイムラグも無しで精製して撃ちまくるなんて信じられない。

ほむら「な・・・何なの、あの子・・・?」

マミ「信じれらない光景だわ・・・魔法少女の使役する怪獣が、人間相手に手も足も出ないなんて・・・」

ほむら「それに、あれだけ威力のある魔力弾を撃ってどうしてあの子は平気なの?」

普通なら相当に生命力を消耗している筈。なのに、ユウリは余裕の笑みを浮かべてビルの屋上に着地した。そして銃撃を続ける。

マミ「まさかとは思うけど・・・」

マミは巨大な結晶の柱の方を見た。

ほむら「?」

マミ「ともかく、避難する人達を助けましょう!」

マミの両手にマスケット銃が現出し、逃げる人々の真上に落ちるビルの上部に撃ち込む。魔力が爆発し、ビルを破砕する。

ほむら「え、えぇ」

私も時間を停止させ、倒壊する建物の壁に適当に爆弾を張り付け、時間停止を解除して一斉に起爆、建物を分解する。

ほむら「出なさい、バトラ」

マミ「出番よ、メカキングギドラ!」

私達は相棒を呼ぶ。私から紫の、マミから金色の光が溢れ出て集結して集束、夕日に包まれるあすなろ市の空に2体の怪獣が現出する。

バトラ「グギョオオオオオオオン!」

メカキングギドラ「ギシュゥウウウウーーウ!!」

バトラで倒れるビルを掴んで持ち上げ、空中に放り投げてプリズム光線で破壊。
メカキングギドラが逃げる人々を庇うように着地、爆風に立ち塞がって守る。
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 20:46:14.94 ID:Sd1AaX+L0
宇宙からエネルギーを無限に供給できるって改めてチートな力だな
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/03(木) 21:25:23.71 ID:HJgAQThx0
かずみ「な、何て強さ・・・」

JB「だから言っただろうが!オイラの言う事を聞かねぇからこうなるんだよ!それより反撃だ!」

かずみ「立ってバルグザーダン!」

バルグザーダン「ウオオオオーウ!!」

バルグザーダンが立ち上がって吼えると、急速にその上部に黒い雷雲発生、バチバチとバルグザーダンの周囲に稲妻が発生する。

かずみ「トルネードボルト!!」

ドォン!!

まるで雷が落ちたような耳をつんざくような音。バルグザーダンの顎横の角から撃ち出された雷撃の光線が回転しながら、ビルの屋上のユウリに向う。当たれば勿論、一撃で消し炭。

ユウリ「はっ!」

ユウリはそれをビルから跳躍して回避。

ドォン!ドォン!

バルグザーダンは横に走りながら顎横の角から回転する雷撃を連続で撃ち出す。

ユウリ「おお、怖い怖い」

が、ユウリは悠々と連続跳躍で避け続ける。う、うーん・・・ユウリも凄いけど、かずみも撃たせるのがお世辞にも上手いとは言えないわ・・・。
そう言えば記憶喪失だって言ってたわね。
記憶喪失ならこれまでの戦闘の経験も活かすのが難しいだろうし、意思が元は同じ怪獣の方もこれまでの力を同様に発揮とはいかないのでしょう。
そして外れた雷撃が建物や高速道路に着弾、爆砕させる・・・ちょっと、ちょっと、ちょっと!!

ほむら「あぁもう!何で私がこんな事を!!」

私は盾からカラシニコフ機関銃を取り出し、人々の頭上に降り注ぐ瓦礫を撃って撃って撃ちまくって壊す羽目に。
私が込めた魔力が連続で連鎖爆発を起こし、瓦礫を粉に変えて行く。

ユウリ「しゃらくさいんだよ」

見るとユウリの手に赤く光る魔力の手投げ矢が現出。そしてそれが数十メートルの長さに伸びる。

ヴォン!

空間が貫通したような音がして、かずみを肩に乗せるバルグザーダン目掛けて投げ放たれる。

かずみ「うわっとと!!」

バルグザーダンは屈んで間一髪、スレスレで避けた。そして外れた手投げ矢はその背後の方にあった高層ビルに突き刺さり、魔力が大爆発。
巨大なビルを木っ端微塵にしてしまった・・・。

ほむら「あ、アリなの、あんなの・・・?」

マミ「同感だわ・・・」

さっきから、マスケット銃を現出させては撃っていたマミも呆然と同意する。
規格外、桁外れ、次元が違う・・・そんな言葉が浮かぶ。

かずみ「し、信じられない・・・」

JB「良いか!あいつは人間の常識を遥かに超越した魔法少女!
宇宙から無限のエネルギーを得、宿す怪獣によって重力を操る力を持った、世界最強にして史上最強!
飛鳥ユウリだ!お前が手加減出来る相手かよ!!」

かずみ「何でそんな人が私を狙うのよぉおおおお!?」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海) [sage]:2011/11/03(木) 21:35:42.41 ID:JzhhI0QAO
これ書いちゃおしまいかもしれんが…
仲間にできたらゴジラいらなくないかコレ?
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海) [sage]:2011/11/03(木) 21:36:21.33 ID:JzhhI0QAO
これ書いちゃおしまいかもしれんが…
仲間にできたらゴジラいらなくないかコレ?
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海) [sage]:2011/11/03(木) 21:37:25.40 ID:JzhhI0QAO
また調子悪いみたい…
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/03(木) 21:56:14.73 ID:Kj/94dLAO
>>442
仲間になってくれそうな雰囲気じゃないな。
あるいは単独でギドラ族を迎え撃つか。
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/03(木) 23:07:02.31 ID:HJgAQThx0
ユウリ「うふふ、あは、あはははは!良いね!最高だよこの力!!」

ユウリが笑っている。

マミ「あの子・・・」

ほむら「えぇ・・・力に魅入られているわ、完全に・・・」

とても危険な感じがした。

ユウリ「さて、次は・・・」

ユウリの手のひらがバルグザーダンとかずみに向けられる。そして拳が握られ親指が下に向けられた。
するとバルグザーダンの周囲の建築物が一斉に潰れて、地面がクレーターのように陥没していく。

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウウウ!!」

かずみ「ぐぅっ!!」

JB「おわっ!」

その中央でバルグザーダンが肘と膝を突き、かずみとジュゥべえがバルグザーダンの背中に押し付けられるように倒れた。
更に地面は沈み続ける。

マミ「超重力場!?もう、間違いないわ、あの子の怪獣は・・・」

JB「超重力かよ・・・このままじゃ押しつぶされんぞ!!」

かずみ「ぐ・・・うぅ・・・っ!」

ギシギシとバルグザーダンの骨が軋む音が此処まで聞こえて来る。

ユウリ「なぁ、ひょっとしてこれで終わるのかよ?こんなんじゃなぶり殺しにも出来ないじゃないか・・・」

そんなかずみ達を見てユウリは心底詰まらなさそうに言った。

ユウリ「あ、そうだ」

ユウリが何か思いついたように言う。ユウリが、空間に手のひらをかざした。そしてその手のひらから緑色のジグザグの線が数本伸びて、比較的無傷の大きなビルに絡み付いた。
そして私はまた信じられないものを見た。
ユウリがその手のひらを上に動かすと、まるでビルが“手で持ち上げられるように”宙に浮いた。そしてそれを手を振って動かす。そしてそれは空中で止まった。
どうするつもり?バルグザーダンやかずみに落とす訳でも、勿論私達やバトラ、メカキングギドラにぶつける訳でも無い。あの下には・・・

かずみ「・・・!!」

重力に身体を潰されそうになっているかずみの目が驚愕に見開かれる。その視線を追う。
そこには・・・海香の屋敷があった。

かずみ「や、止めてぇえええええええええ!」

ユウリ「ほら、止めたぞ?」

ユウリの手のひらから緑色の線が消える。そして巨大なビルは、まるで支えるものが無くなったように、重力にしたがって落下を始める。

かずみ「海香ぁーっ!!カオルーっ!!嫌ぁああああああああ!!」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/03(木) 23:09:09.82 ID:HJgAQThx0
マミ「駄目、もう見ていられない!!メカキングギドラ!!」

ほむら「仕方ない・・・バトラ!!」

私達はそれぞれ相棒に、光線攻撃でのあのビルの破壊を命じる・・・が、その前にそのビルにさっきの巨大な赤い矢が突き刺さって大爆発を起こし、粉微塵にした。
バラバラと屋敷に小さな瓦礫が降り注ぐ。あれなら中の海香もカオルも無事なはず。

ユウリ「ふふっ」

赤い矢を投げたのは勿論ユウリ。かずみの青ざめた顔を見て意地悪そうに、そして心底愉快そうに微笑んだ。

かずみ「あ、あなたは・・・っ!!」

ユウリ「ふふふっ」

そして微笑みは愉悦になる。

ユウリ「ふふふふふ・・・ははははははははは!あははははははは!あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」

それはやがて押さえきれない哄笑となった。

ユウリ「あはっ!あははははは!どうした、かずみ?驚いたか?そのお前の絶望した顔、傑作だよ!
安心しなよ、お前達はそう簡単には殺さない!気絶したまま死ぬなんて、そんな楽な逝き方させてやるもんか!
くくっ!駄目、我慢出来な・・・あははははははははは!!あーはははははははははは!!」

呆れるくらい無邪気な笑い声。それでいて酷く残忍で、陰鬱な気配の笑い声。
ユウリはかずみ達を傷付け、弄ぶ事を心底愉しんでいる。一片の罪の意識も無く、心底愉しんでいる。
どれだけ彼女のかずみ達への憎しみは深いの?恨みは大きいの?
そして私は確信した。この少女は、最強の魔法少女飛鳥ユウリは・・・壊れてしまっている。
力に魅入られ、強大な力と引き換えに、人間として大切な何かを失ってしまっている。
何が彼女をこうさせたのか、私には解らない。でも私は・・・彼女を救いたいと思った。
ユウリに以前の私を重ねていた。まどか以外の全てを見捨て、邪魔ならば手に掛けていた冷酷な人の心を失っていた私。
私に何が出来る解らない。でも、何かをしてあげたい。
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/03(木) 23:47:11.60 ID:HJgAQThx0
そしてユウリは笑顔のままかずみに告げた。

ユウリ「でも次は・・・落とそうか?」

かずみ「・・・っっっ!!」

かずみの雰囲気が変わった。さっきのような燃え盛る炎のような荒々しい気配ではなく、静かに燃えるような気配。かずみから魔翌力が迸る。

ズドォン!!

まるで魔翌力の爆風。私達の方へもその余波が来る。

ユウリ「・・・へえ?」

ユウリの顔に驚きの色が浮かんだ。衝撃波が迸り、かずみとバルグザーダンを押さえ付けていた重力場が破壊された。立ち上がるバルグザーダン。

JB「ユウリの重力場を破戒した!?殆ど実戦経験の無いかずみが!?」

かずみ「バルグザーダン」

バルグザーダン「・・・」

バルグザーダンの肩の器官から金色の粒子状の物が射出され、ユウリのいる場所一面に漂う。そしてバルグザーダンの身体がバチバチと放電し始める。

かずみ「スプリード・サンダー!!」

バルグザーダン「ウォオオオオオオウ!!」

ビシャアン!!

バルグザーダンの全身から稲妻が放出される。

ズババババババババババ!!

そして金色の粒子によって拡散、乱反射。粒子の漂っている場所全体に張り巡らされる超高圧電撃の網。電撃は粒子によってどんどん密度を増していく。

ユウリ「!?」

ユウリの表情が僅かに焦る。全方位が電撃で囲まれている。そしてその網目はどんどん狭まっていく。
それでもユウリは地面を跳び、壁を蹴り、網目を潜って避ける。だが、徐々に動きの範囲が狭くなる。

かずみ「スパーク・ダッシュ!!」

ドォン!!

バルグザーダンの頭上にあった雷雲から2本の雷がバルグザーダンの背中の大きな突起に
落ちる。
そして地響きを上げて猛スピードで、飛ぶような速度でユウリ目掛けて走り出すバルグザーダン。その全身は強烈な電撃に包まれていた。

かずみ「許さない・・・友達を傷付けたあなたは絶対に許さない!!」

バルグザーダンの肩でかずみが叫ぶ。

ユウリ「!!」

動きの止まったユウリの顔に初めて驚きが浮かんだ。バルグザーダンの必殺の突進がユウリを捉える。
そして、迸る雷撃の閃光が私達の視界を青白く焼き尽くした。私達の目が眩む。目を閉じる。
閃光が止み、私達は目を開ける。

ほむら「ど、どうなったの!?」

まさかユウリがやられたのかしら?

マミ「あ、あれは・・・やっぱり・・・」

私の目に、とんでも無いものが映った。

バルグザーダン「!?」

未だに身体から放電しているバルグザーダンの必殺の突進を片手で受け止めている巨大な影。
その姿はゴジラに似ているが、一回りは大きく、頭部や腕、脚、尾は闇のように深い青で、腹部は血のように赤黒い。
そして背中には背びれではなく、輝く結晶が並び、そして何より目を引くのが両肩の太い尖った巨大な結晶体。

“破壊神 スペースゴジラ”

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオオオウ!!」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/03(木) 23:49:55.82 ID:Sd1AaX+L0
とうとう出現したか
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/04(金) 00:24:44.76 ID:R84xKp4wo
あーっもう、モゲラつれて来い!
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/04(金) 00:30:14.62 ID:4r3UoorC0
ラスボスじゃないのにこの強さ…
じゃあカイザーとかどんだけ強くなってんだ!?
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/04(金) 00:36:41.58 ID:kivMW/Q80
>>451
まずカイザーを舐めすぎ
ギドラ族の帝王だぞ

ゴジラとまともに熱線と反重力光線打ち合ってふっ飛ばし
さらに反重力光線デストロイド・カイザーで
ゴジラの巨体を浮かび上がらせて落としたり引きずったりと嬲り
引き寄せてたら今度はその巨体を活かした踏みつけ
そして三本の首で噛み付いてゴジラのエネルギーを奪う

劇中でもゴジラが回復する前は押しまくってた
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/04(金) 00:42:42.44 ID:twNVX97I0
あの怪獣はマギカの資料で見て知っていた。怪獣全ての中で、最も狡猾で、危険で、そして邪悪な性質を持つ、最上級の怪獣の一体、スペースゴジラ。
宇宙と世界へ飛散したビオランテの最初の一体の粒子のゴジラ細胞がブラックホールに飲み込まれ、結晶生物と恒星の爆発エネルギーを吸収、
ホワイトホールから放出されて、異常進化して誕生した宇宙怪獣。性格は極めて凶暴、冷酷、残忍。
結晶体を使い、宇宙から無限にエネルギーを吸収する破壊神!
スペースゴジラの肩の結晶の上に立つユウリが嗤う。

ユウリ「誉めてやるよ!よくアタシに怪獣を使わせた!紹介してやろう!アタシの相棒、スペースゴジラだ!」

かずみ「・・・!!」

やっぱり、あのユウリの怪獣!とすると、あの強力な魔法をあれだけ使っても、消耗していなかった理由も解った。
あの結晶の柱を受信機に使って、宇宙からエネルギーを吸収していた訳ね。それを魔翌力に変換して使っていたと・・・。

スペースゴジラ「ゴルルルル・・・」

スペースゴジラから感じる力は私が今まで見た怪獣で多分一番強い。でも、デストロイアやメカキングギドラと比べても差は僅か。ほぼ同等と言って良いわ。
但し、スペースゴジラには重力を操る超能力と、宇宙から無限にエネルギーを吸収する事が出来るから総合力ではスペーズゴジラが一番なのでしょうけど。
それより私はこのゴジラに似て非なる怪獣から漂う異質さに恐怖を感じていた。
今にも世界を焼き尽しそうな殺気。また南極に眠っていたゴジラは両目に燃え盛るような憤怒を宿していたのに対し、このスペースゴジラは凍て付くような憎悪を両目に宿している。
そして・・・この途轍も無い邪悪な気配。本当にユウリはこの怪獣を制御出来ているの?
ユウリの人格がベースになっていてユウリに使役しているの?何となく、私は“それが逆になっている”ような気がしてならない。

ユウリ「返してやりな、スペースゴジラ」

スペースゴジラ「ギャーーオオオオオオオオオーウ!」

バルグザーダンの突進を受け止めるスペースゴジラの手から、反重力波が放たれる。
ユウリのものとは桁違いの範囲。

かずみ「!!」

バルグザーダン「!!」

かずみとバルグザーダンは真っ直ぐ弾き飛ばされるが、バルグザーダンは長い距離を地面を削りながらも踏ん張り、転倒せずこらえた。そしてスペースゴジラを睨んで身構える。

ユウリ「・・・ふぅん?」

JB「かずみはもう反重力波のやり過ごし方を体得したのか・・・!?」

かずみ「反重力波は、重力を逆にして叩き付ける・・・つまり、その方向へ“落とす”のと同じ!ようは反対側へ着地するのと同じ要領だよ!」

私もかずみの言っている事は理解できるけど、言葉で言うほど簡単じゃないと思う。
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/04(金) 00:44:14.90 ID:4r3UoorC0
>>452
いや、決して舐めてる訳じゃないんだが…
ただでさえ強かったカイザーがどれほど強くなってるのか想像つかなかったもんで…
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/04(金) 00:50:32.21 ID:UsIGKx1Q0
やっぱゴジラ以上の凶暴性に呑まれてたか・・・。
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/04(金) 00:51:08.62 ID:twNVX97I0
今日は此処までです。
読んでくださった方、レスくださった方に今日も感謝!
今日は途中でパソコンがフリーズして焦った。
明日はアニマス見てから書きます。
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 00:51:45.20 ID:7YpNvwwAo
お疲れ様でした
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/04(金) 00:55:03.75 ID:kivMW/Q80

てことはまともにゴジラを仲間に出来たまどかはやっぱり凄いんだな

>>454
すまない
どうもゴジラが回復してから一気にやられてるのでカイザーのこと皆弱く思ってるんじゃないかと思って
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/04(金) 00:59:49.97 ID:4r3UoorC0
乙デストロイア
スペゴジやっぱ魔法少女利用してるのか…
もうコレ完全に敵だよね、仲間になる気が全然しない…というか勝てる気がしない
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/04(金) 01:02:29.82 ID:dOKZPHq9o


>>459
もし協力取り付けてもギドラ倒した後で後ろからやられそうだよな
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/04(金) 01:23:44.33 ID:UsIGKx1Q0
乙。
とりあえず周りの結晶体やら肩の結晶体やらを壊さないとどうしようもないな。
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 01:47:21.70 ID:SwPlHDsSO
スペゴジの弱点は陣形成・維持に気をつける必要がある。カイザーさんはその必要ないから半端ないな…
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/04(金) 01:52:51.74 ID:DWzGNIma0
あー……これはスペゴジによる逆使役か
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/04(金) 02:08:46.25 ID:BdkDZjgZ0
乙!
こんな戦いしてたら、あすなろ市完全に消滅しそうだな
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/04(金) 04:54:29.87 ID:C9aJ5ico0

続き楽しみにしてます
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/04(金) 22:43:03.23 ID:twNVX97I0
ロリこんばんは。平成モスラ3部作のDVD買おうと思ったら、何で4000円もするの・・・?高ぇ!
ガメラは2000円だったのに・・・。

>>458

まどかの凄さを書けるか!?というとあまり自信が・・・

カイザーギドラは多分、東宝で最強の怪獣なんじゃないかと思う。
ゴジラもパワーをもらわなかったら勝てなかったし。というか圧倒されてたし。

>>465

期待に応えられるように頑張ります!

では再開。
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/04(金) 22:44:20.84 ID:twNVX97I0
ユウリ「さて、第二ラウンドと行こうか」

かずみ「望むところ!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーウウウ!!」

2体の怪獣が吼える。戦闘直前といった所で、突然、黒い光線が飛んで来てユウリが出した結晶の柱を直撃する。

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド!!

着弾地点を中心に連続で爆発が広がり、結晶の柱を粉砕する。

続いて、同じ方向からスペースゴジラの横にオレンジ色の広い光線が飛来。

ユウリ「出たか」

スペースゴジラはそちらを向いて、その全面にプリズム状のシールドが発生し、その光線を乱反射させて防ぐ。
オレンジ色の光線は周囲に飛び散り、建物の残骸を破壊した。

私は、光線が飛んで来た方を見る。黒い光線の方には、薄緑色の怪獣がいた。
身長はおよそ100メートルで頭部はまるで鳥の骸骨のよう、オレンジ色の目は丸い。
胸部や腹部を除いて尖った外骨格で覆われ、外骨格から覗く胸部にはドーム状のレンズのような器官。
昆虫の足のような腕は全部で8本で先端が鋭く尖っている。脚は無く、下を向いた尾はとても短い。
非常に変わった姿でこれまで見たどの怪獣にも似ていない。フワフワと浮翌遊している。

“GP-547怪獣 ラジン”

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

そして、そに怪獣に並ぶ、オレンジ色の広い光線を撃ったと思われる怪獣。
黄緑色で全体的にスマート、昆虫みたいな姿だけど、海洋怪獣のようにも見える。
頭部には前方を向いた長い一本角に口の両端に長く鋭い牙。両腕は長いブレード状になっており、背中には翼のように見える大きなヒレ。
尻尾は太く長い。

“海棲怪獣 シーガン”

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

2体の怪獣は、他とは一線を画す高い声で吼えた。

海香「お待たせ、かずみ」

黄緑色の昆虫のような海凄生物のような怪獣の肩には魔法少女に変身した海香。
その魔法衣は頭にはショール、服はローブで全体的にファンタジーゲームの白魔導士といった印象。

カオル「行くよ、海香」

そして変わった怪獣の一本の腕にはカオルが立つ。やはり魔法少女になっており、魔法衣は上はフード付きパーカーっぽい。
下はスパッツっぽくなっていてお尻や太股のラインが見えてておおエロいエロい。私は親指を立てる。

ラジンとシーガンの画像&解説
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35623205.html
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/04(金) 23:10:04.58 ID:kivMW/Q80
のんきなほむほむだなぁ
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/04(金) 23:16:18.00 ID:4r3UoorC0
東宝特撮映画dvdコレクションなら一本2000円程度で買えるよ。
ただ見たいだけならオススメ。
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/04(金) 23:53:23.20 ID:twNVX97I0
かずみ「海香!カオル!」

カオル「かずみ!無事で良かった!」

ユウリ「ふん、出て来たか!そうじゃなきゃ面白くない!!」

海香「“飛鳥ユウリ”あなたが何者か解らないけれど、マギカの指令よりあなたを処分するわ」

かずみ「あ、今更だけど、私達が此処で戦ったら、街の被害が・・・」

海香「問題ないわ」

かずみ「?」

海香「私達、プレイアデス聖団の役目はマギカから受けた任務を遂行する事。人々の安全を守る事じゃない」

かずみ「え?」

カオル「海香!かずみの前だよ!」

かずみ「え?皆を守り、悪い怪獣を倒すのが私達の役目でしょ?」

海香「・・・かずみ、あなたは生命力の消耗が激しいでしょう」

かずみ「え、うん・・・」

カオル「そうだね。君は下がって。後は私達でやるから」

かずみ「で、でも!」

ユウリ「はん!2対6か?2対4か?どっちでも構わない!」

カオル「いや、2対12だ」

ユウリ「・・・ちっ」

カオルの声に、ユウリは忌々しげに空を睨む。
私とマミもその視線を追う。すると私達の視界に、空の彼方から何かが2つ見え、それが急速にこちらに向って来る。
片方は私が前にマギカの海底拠点の格納庫で見たロボット怪獣の強化タイプ。
腕を下に向け、頭部を上に向けた飛行形態から変形し、脚の下からジェット噴射でゆっくりと建物の間に降り立つ。

“強化ロボット怪獣 メカゴジラU”

メカゴジラU「キシィーッ!!」

銀色だったメカゴジラと違い、こちらは全身の装甲が鈍色。それは実戦的な凄みを感じさせるわね。
また胸部の装甲の形状が違い、腕の「MG」のエンブレムが「MG2」となり、メカゴシラはこの「MG」部分の色が赤だったが、この機体は青になっている。
そして両手の指のミサイルが先発機に比べて大型化、先端が鋭くなっていた。如何にも攻撃翌力を最優先したような機械獣。

そしてもう一体。こちらは青い怪獣。それが両腕の皮膜翼を羽ばたかせ、大きな半壊した建物の上に降り立つ。

“一角大魔獣 ジャルム”

ジャルム「グァーオオオオオオオ!!」

頭部には巨大な一本角が生え、全体的に体付きはマッシヴで如何にも力が強そうね。
腕も脚も尻尾も太く頑強そう。
両手は着けているけど、それでも長い角で身長は100メートル近い。全長は180メートルくらいかしら。
それぞれに2人ずつ、魔法少女と思われる人影が乗っており、2体がスペースゴジラに向く。

ジャルムの画像&解説
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35632303.html
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/04(金) 23:55:14.34 ID:twNVX97I0
>>469

え?あれにモスラって出てるの?ありがとう、探してみる
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/05(土) 00:04:29.08 ID:ofA08W4Y0
>>471
出てる。ヤマトタケルとかの超レア物まで出てる。
自分もあれには何度かお世話になりました。
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/05(土) 00:05:00.67 ID:MnFX5WJX0
丁度誕生日にFWが出たっけな
買っとけばよかった
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 01:19:24.15 ID:GpaHriAS0
メカゴジラUと、青い怪獣に乗っていた2人ずつの内、1人ずつ魔法少女が近くの建物に跳び下りる。

???「ス、スペースゴジラ!?何でだよ!?」

青い怪獣の背中で少女から聞こえる驚いた声。まるでドレスのような魔法衣。

???「アレが今回のターゲットらしいね」

メカゴジラUの頭の角で足を組んで座っている魔法少女。飛行服のような魔法衣で、頭にはバイザー付きの飛行帽を被っている。

青い怪獣から降りた子はふわふわとした柔らかそうな髪で背は低め。魔法衣は頭にクロネコの耳、そして黒いネコの長い尻尾。大きなスカートを履いている。
そしてメカゴジラUから降りた1人は短い髪で眼鏡をかけ、魔法衣はまるで軍の女性教官のよう。手には乗馬鞭を持っている。

???「バルちゃん!出て来て!」

クロネコ耳の魔法少女が言うと、彼女から水色の光が溢れ出て彼女の隣で集結、結合して、巨大な怪獣を顕現させる。

“吸血怪獣 バルガロン”

バルガロン「フィィーーーーファアアアアアアア!!」

独特の高い鳴き声。全体的には典型的な2足歩行恐竜型怪獣だけど、頭には角、肩には棘が何本か生え、背から尾にかけて棘が並ぶ。
3本の指は非常に短く、代わりに鋭いカギ爪はかなり長い。体色は背側が水色、腹側が赤、爪や角は黄色い。

???「出ろ、ヴァグノザウルス」

メカゴジラUから降りた軍人のような格好の年齢的に魔法少女?な魔法少女も怪獣を出すようで、彼女から茶色の光が溢れ出て、彼女の下で集束して物質化、異様な姿の怪獣が姿を現した。

“深海猛毒怪獣 ヴァグノザウルス”

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ・・・」

こちらはこちらで独特な低い声。姿は恐竜のような爬虫類らしい頭部に、カメにた太い前足、背中には火山のような形状の突起物が多数並んで、後ろ足は無く、太く長いエビのような尻尾、その先は巨大なハンマーのようになっていた。

かずみ「誰?」

海香「その娘達は仲間、信じて良いわ」

カオル「私達全員でプレイアデス聖団!」

かずみ「プレイアデス聖団」

???「そう、私達4人とかずみちゃん達3人、合わせて7人で怪獣に対抗するチームを作ったの」

クロネコ耳の魔法少女がかずみに言う。

???「あの7つの星、神話の7姉妹になぞらえて」

メカゴジラUの頭上で座る飛行帽の魔法少女が今や夜になった空を指す。そしてその空を、暇そうに飛び回るバトラ。
メカキングギドラはマミの後ろで状況を見守っている。
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 01:20:14.87 ID:GpaHriAS0

???「海香達を危ない目に合わせるな!」

青い怪獣の上に立つ少女がかずみに怒鳴る。

かずみ「誰この凶暴な子は!?」

???「そっか、かずみちゃん記憶が無いって海香ちゃんが。その子は若葉 みらい、そしてその子の怪獣はジャルム」

クロネコ耳の少女のお陰で、あの青い怪獣はジャルム、それを使役する魔法がみらいだと解ったわ。

里見「私は宇佐木 里美、里美って呼んで。それで私の怪獣はバルガロンのバルちゃん」

里見&バルガロンね。

ニコ「神那 ニコだぞ。相棒は見ての通り、メカゴジラU。んで、ヴァグノザウルスって変な怪獣の上でふんぞり返ってのが」

メカゴジラUを使役するのがニコね。

???「あ゛」

ヴァグノザウルスというらしい、異様な姿の怪獣の上の魔法少女?がニコを睨み付ける。

ニコ「おー怖。浅海 サキ様でんがな」

かずみ「・・・いやぁ、個性派揃いで・・・」

JB「揃った・・・これでプレイアデス聖団全員だぜ!」

マミ「・・・シーガン、ラジン、メカゴジラU、ジャルム、バルガロン、ヴァグノザウルス、そしてバルグザーダン・・・
一体一体がゴジラより少し劣るか、或いは匹敵する戦闘能力を持つかなり強い怪獣だわ。
これがプレイアデス聖団・・・」

サキ「かずみ、君は下がるんだ。後は私達に任せろ」

かずみ「う、うん」

バルグザーダンが銀色の光の粒子になって、かずみに戻る。

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

メカゴジラU「キシィィィーーーッ!!」

ジャルム「グァーオオオオオオオオ!!」

バルガロン「フィィィーーーファアアアアアア!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

シーガンの肩に御崎 海香、ラジンの一本の腕の先に牧 カオル、
メカゴジラUの頭に座る神那 ニコ、ジャルムの背に若葉 みらい、
バルガロンの近くに宇佐木 里美、ヴァグノザウルスの首の上に浅海 サキ。
いずれもスペースゴジラには及ばなくとも、ゴジラと比べても多少劣るか、同格の怪獣ばかり。
それが何れもスペースゴジラに敵意を向けている。

マミ「飛鳥さんは・・・6人の魔法少女と6体の怪獣を同時に敵に回そうって言うの!?」

ほむら「無謀だわ・・・」

私でも解る。あんな怪獣6体を1人で同時に相手しようなんて正気の沙汰じゃない筈。
幾らユウリが世界最強とはいえ、勝てる筈が無い。
そのユウリは・・・あれ?

ほむら「いない・・・」

スペースゴジラの肩の結晶の上から姿を消していた。そして部外者感が凄い私達。
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 02:15:00.34 ID:GpaHriAS0

かずみ「わ、私は戻った方が良いんだよね・・・」

かずみは魔法少女への変身を解除し、避難用のシェルターに向う。その途中、かずみと同じくらいの年齢の少女が倒れていた。
戦闘に巻き込またのだろうか。

かずみ「だ、大丈夫!?」

かずみが駆け寄る。するとその少女が起き上がり素早くかずみの後ろに回って羽交い絞めにする。
その少女の姿が変わる。その姿はユウリだった。

かずみ「な!?」

ユウリ「アタシの固有能力は変身さ。あんたにゃ此処で死んでもらう」

かずみ「何故魔法少女が殺し合うの!?」

ユウリ「これから死ぬ人間が、聞く必要ある?」

手に拳銃を現出させるユウリ。

かずみ「!!」

かずみはその隙にユウリを振りほどく。

ユウリ「ちっ!」

ユウリが両手に握った魔法武器の拳銃をかずみ向ける。更にマシンガンが周囲に現出。そして一斉にかずみ向けて撃つ。

カオル「あれ?ユウリは?」

ニコ「?知らん」

みらい「知らんじゃないだろ!」

サキ「!やられた・・・」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 02:21:12.97 ID:GpaHriAS0
ちょっと時間掛かりそうなので今日は此処まで。
読んでくださった方、レスくださった方に今日もありがとう!
明日は昼前か昼からになると思います。
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/05(土) 03:02:56.53 ID:zS+kZiE60
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 12:57:09.65 ID:GpaHriAS0
ロリこんにちは。前も書いたけどロリきゅーぶが終わってしまって残念・・・。何か良いロリアニメ無いですか?
後、美少女が巨大な怪獣を使役して戦うのとか。

再開します。
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 12:58:11.58 ID:GpaHriAS0
何かプレイアデス聖団の動きが慌しいわね。怪獣達は睨みあって動こうとしないけど、海香とカオルを覗く4人が怪獣から跳び下りて、街の残骸の中を駆けて行った。
そしてバルガロンとヴァグノザウルスも動き始める。

ほむら「ちょっと、様子を見て来るわ」

マミ「気を付けてね」

私はこっそりとプレイアデス聖団とは別に動く。私の予想では、ユウリはかずみを襲ってると思う。
あちこち走って・・・いた!
ユウリがかずみに銃撃を浴びせている。見付からないようにする為か、威力は大分抑えるみたいね。
また、今は結晶からのエネルギー供給が無いのもあるのでしょう。
ユウリは今、さっきまでのような超強力な魔法や能力は使えないはず。それでもユウリは強く、魔法少女に変身したかずみは防戦一方。羽根のようなマントで防御し続ける。

かずみ「(手強い!ていうか、生身じゃ全然敵わない!)」

防御していたマントが破れる。吹き飛ぶかずみ。
ユウリの持っていた拳銃から曲がった棒状の特殊な弾が精製されて撃ち出される。
それがかずみの両手首を捉え、後ろの壁に突き刺さってかずみを拘束する。

ユウリ「さぁ、トドメだ」

かずみに銃口を向けるユウリ。そのユウリの頭上から岩が落ちて来た。いや、投げられて来た。

ユウリ「ちっ!」

ユウリは手のひらを上に向けて、反重力波を放って、岩を上に弾き返す。
上を見ると、里美の怪獣、バルガロンが覗いている。

バルガロン「フィィーーファアアアアアアア!!」

その岩を手で止めて、岩を投げたであろうバルガロンが握り潰す。

みらい「ボク達を化かすたぁ、良い度胸だ。何処の誰だか知らないけど、舐めた真似しくさるやつぁ、お仕置きだ!!」

やって来たみらいが怒鳴る。サキ、ニコ、里美も一緒ね。

ユウリ「お好きに。お前達の大事なかずみも一緒良ければなぁ!!」

ユウリが壁に拘束されていたかずみを引き剥がし、後ろから羽交い絞めにして、かずみのこめかみに拳銃の銃口を押し付ける。

サキ「・・・卑怯者が」

サキが軽蔑したように言った。

ユウリ「どの口が言う!?」

全くだわ・・・6人で同時に仕掛けるのは・・・。最も戦いに卑怯もヘチマも無いけど。

ユウリ「さぁ、やるの!?やらないの!?」

怒鳴るユウリ。大勢を前にしても全く怯む様子も無い。
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/05(土) 13:26:19.40 ID:qSNiintZ0
戦隊ものの怪人の心情を代弁した感じだなww>6人同時
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 13:36:56.01 ID:GpaHriAS0
かずみ「サキ、攻撃して!!」

え?

ニコ・みらい・里美・サキ「!」

かずみ「良いから攻撃して!!」

ユウリ「死にたいのかお前は!?」

かずみ「私は死なない!」

いきなり不死身宣言されてもねぇ・・・。

かずみ「わかったの私、自分に足りない事!それは覚悟!」

サキ「・・・行こう、皆」

えええええええ!?かずみもまとめて攻撃するの!?

みらい「よしきた!」

里美「ニャー!!」

にゃー・・・

ニコ「まとまりね〜」

サキが乗馬鞭を、みらいが魔法少女っぽいステッキを、里美が先端がネコヘッドになっているステッキを、ニコがバールのようなものを、かずみを羽交い絞めにするユウリに向ける。

ニコ・みらい・里美・サキ「フィリ・デル・トアノ!」

合体魔法!?初めて見た・・・というか、出来るのね。そして名前の意味がさっぱり解らないわ!
そして4人の武器からまるでレーザーポインターのように光が伸びる。それは2つがユウリの顔、もう2つはユウリの両脚に当てられる。
成る程、精密狙撃。これならかずみを避けて攻撃出来るわね。

ユウリ「!」

ドン!!

ユウリに超集束された魔翌力弾が4人から撃たれる。別に合体攻撃じゃ無かったみたいね。
爆発が起きる。
かずみが吹き飛んで地面に落ちる前にニコが受け止める。

ニコ「照準ブレるな。改良しとこ」

ユウリは・・・建物の上に跳んで逃れていた。。

サキ「かずみ無事?」

みらい「怪我は無いか!?」

里美「気絶しちゃってるね」

ユウリ「ちっ」

建物の上に跳び乗ったユウリが憎悪の視線を向ける。
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 13:53:01.06 ID:GpaHriAS0
バルガロン「フィィーーファアアアアアア!!」

そのユウリにバルガロンが気付いて長く鋭い爪をユウリに振り下ろす。

ユウリ「来い、スペースゴジラ!」

跳んでバルガロンの爪を避けるユウリの呼びかけに、今まで怪獣達と睨みあっていたスペースゴジラが動く。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

反重力場を自分の下に展開、フワリと浮き上がってバルガロンにタックル。

バルガロン「フィィアアアアア!?」

突き飛ばされて吹っ飛ぶバルガロン。ユウリは反重力波を自分の下に発生させ、まるでロケットのように飛び上がり、スペースゴジラの肩に乗った。

里美「バルちゃん!」

サキ「ヴァグノザウルス!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!」

サキのすぐ近くに来ていたらしく、ヴァグノザウルスが半壊した建物を突き崩しながら現れた。

みらい「ニコ、ボク達も!」

ニコ「そうだね」

みらいがジャルム、ニコがメカゴジラUの元に駆けて跳ねて戻る。私もマミの所へ戻りましょう。

ほむら「マミ!」

マミ「暁美さん、どうだった?」

ほむら「ユウリはやっぱり逃げないみたいよ」

マミ「・・・そう、らしいわね」

見るとラジン、シーガン、メカゴジラU、ジャルム、バルガロン、ヴァグノザウルスがそれぞれ使役者を乗せ、スペースゴジラに向けていた敵意に殺気が加わった。
そしてユウリとスペースゴジラも逃げる気は無いらしい。7大怪獣の闘争本能が急激に高まっていくのが解る。
ユウリは・・・本当に魔法少女の使役する怪獣を6体同時に相手にするつもりなの!?



プレイアデス聖団のメンバー&怪獣まとめ

かずみ&バルグザーダン
牧カオル&ラジン
御崎海香&シーガン
神那ニコ&メカゴジラU
若葉みらい&ジャルム
宇佐木里美&バルガロン
浅海サキ&ヴァグノザウルス

プレイアデス聖団の画像
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35604325.html

バルグザーダン、ラジン、シーガン
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35623205.html

ジャルム、バルガロン、ヴァグノザウルス、メカゴジラU
http://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35632303.html
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 14:56:01.19 ID:GpaHriAS0
みらい「行っけー!ジャルム!!」

ジャルム「グァオオオオオオオオ!!」

先ず、巨大な一本角でマッシヴな青い怪獣が、得意であろう、接近戦に持ち込もうとスペースゴジラに大きく跳躍、急降下して飛び掛る。

ユウリ「ふん・・・!」

スペースゴジラは、下に反重力を展開、大きく跳び退いてジャルムの強襲を避ける。
そしてそのまま背を向けて、一気に離脱。え?やっぱり逃げるの?

みらい「逃げるのか!臆病者!!」

臆病者って、普通逃げるでしょう。というか、戦うにしても真上面から戦うのは愚の骨頂。

ユウリ「はん、誰が逃げるって?」

ニコ「あんただよ、あんた」

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

メカゴジラUが目からスペースビーム、胸部からスペーズゴジラの背後向けてクロスアタックビームを連射。

ユウリ「当たるかよ!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ!!」

しかし、スペーズゴジラは後ろを見もせずに、身体を逸らし、屈み、或いは横滑りしてギリギリの無駄の無い動きで虹色の熱光線と黄色い切断光線を避けていく。

カオル「さっきはよくもやってくれたな!デスビーム!」

ラジン「フォロロロロロロ!!」

高く浮き上がったラジンがスペースゴジラ向けて、胸部からさっきの黒い爆破光線を発射する。

カオル「クローシュート!」

更にラジンの腕の鋭い先端がミサイルのように飛び出し、スペースゴジラを追う。

ユウリ「ちぃっ・・・!!」

メカゴジラUとラジンの2体の同時集中射撃。

スペーズゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

流石に捌き切れず、スペースゴジラは何発か被弾。でも、それよりも外れた光線が周囲の建物や道路を吹き飛ばし、土砂や瓦礫の嵐が巻き起こる。
プレイアデスの連中は本当に街の被害なんか気にしてはいないみたいだわ。

ほむら「こっちまで危ないわ!」

たまに光線の流れ弾が飛んで来るし、瓦礫が大量に飛んで来る。私達が立つ建物も崩壊する寸前だわ。

マミ「上空に逃げましょう!」

私はバトラを、マミはメカキングギドラを近くに呼んで跳び乗り、空に逃げる。
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 14:57:48.26 ID:GpaHriAS0
読みにくいところがあったので修正



みらい「行っけー!ジャルム!!」

ジャルム「グァオオオオオオオオ!!」

先ず、巨大な一本角でマッシヴな青い怪獣が、得意であろう、接近戦に持ち込もうとスペースゴジラに大きく跳躍、急降下して飛び掛る。

ユウリ「ふん・・・!」

スペースゴジラは、下に反重力を展開、大きく跳び退いてジャルムの強襲を避ける。
そしてそのまま背を向けて、一気に離脱。え?やっぱり逃げるの?

みらい「逃げるのか!臆病者!!」

臆病者って、普通逃げるでしょう。というか、戦うにしても真上面から戦うのは愚の骨頂。

ユウリ「はん、誰が逃げるって?」

ニコ「あんただよ、あんた」

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

メカゴジラUが目からスペースビーム、胸部からクロスアタックビームをスペースゴジラの背後向けて連射。

ユウリ「当たるかよ!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ!!」

しかし、スペーズゴジラは後ろを見もせずに、身体を逸らし、屈み、或いは横滑りしてギリギリの無駄の無い動きで虹色の熱光線と黄色い切断光線を避けていく。

カオル「さっきはよくもやってくれたな!デスビーム!」

ラジン「フォロロロロロロ!!」

高く浮き上がったラジンがスペースゴジラ向けて、胸部からさっきの黒い爆破光線を発射する。

カオル「クローシュート!」

更にラジンの腕の鋭い先端がミサイルのように飛び出し、スペースゴジラを追う。

ユウリ「ちぃっ・・・!!」

メカゴジラUとラジンの2体の同時集中射撃。

スペーズゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

流石に捌き切れず、スペースゴジラは何発か被弾。でも、それよりも外れた光線が周囲の建物や道路を吹き飛ばし、土砂や瓦礫の嵐が巻き起こる。
プレイアデスの連中は本当に街の被害なんか気にしてはいないみたいだわ。

ほむら「こっちまで危ないわ!」

たまに光線の流れ弾が飛んで来るし、瓦礫が大量に飛んで来る。私達が立つ建物も崩壊する寸前だわ。

マミ「上空に逃げましょう!」

私はバトラを、マミはメカキングギドラを近くに呼んで跳び乗り、空に逃げる。
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 15:43:03.67 ID:GpaHriAS0
サキ「まだ動くか、ならば動きを封じてやる!タン・ウィップ!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

スペースゴジラの横に回ったヴァグザウルス。その背中に並ぶ山のような器官の上が口のように開いて、中からピンク色のムチのようなものが飛び出した。あれは・・・舌!?
そしてその舌が、メカゴジラUとラジンの射撃攻撃の被弾で動きが鈍ったスペースゴジラの首や両腕、両脚、尻尾に絡み付いて縛り上げる。

ユウリ「あぁ、鬱陶しい!フォトン・ハリケーン!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

ドォオン!!

スペースゴジラの全身から光の衝撃波が発生、それはヴァグノザウルスが背中から伸ばした舌を全て引き千切り、周囲の建物やその残骸を全てなぎ飛ばした。
ヴァグノザウルスとサキも飛ばされて、半壊したビルに突っ込む。

ヴァグノザウルス「ドゥゥウ!?」

サキ「何だと!?」

みらい「よ、よくもサキを!!」

激昂したみらいのジャルムが飛び上がって超音速でスペースゴジラの上を飛ぶ。
強烈なソニックブームが起こり、スペースゴジラの身体とユウリを叩く。

ユウリ「甘いんだよ!!」

ユウリは咄嗟にバリアを展開して身を守る・・・って、怪獣の攻撃でも防げるバリアを展開した!?
しかし、スペースゴジラの結晶で身体を支えるユウリは無事でも、身体の大きいスペースゴジラの体勢は大きく崩れた。

里美「隙あり!今だよ!ドレイン・ブラッド!」

バルガロン「フィィーーファアアアアア!!」

スペースゴジラの正面に回りこんだバルガロン。吼えながら、噛み付こうと口を大きく開けてスペースゴジラに迫る。

ユウリ「邪魔だ!クリスタル・プリズン!!」

スペースゴジラ「ギャオオオオオウ!!」

スペースゴジラが吼えて手を掲げると、走るバルガロンの正面に高さ120メートルほどの先が尖った結晶の柱が生えて来る。
正面だけでは無い。横にも後ろにも生えて来てバルガロンを囲み、それの上が閉じて檻になり、バルガロンを閉じ込める。

里美「こんな物!」

バルガロンが結晶の柱を掴んで折ろうとするが、折れない。

ユウリ「コロナビーム!」

スペースゴジラの口からオレンジ色に輝く光線が発射される。それは曲がって結晶の柱を避けて、中のバルガロンに命中した。

里美「きゃあああああああ!!」

バルガロン「フィィーーファアアアアアア!?」

里美とバルガロンが悲鳴を上げる。
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 16:04:25.54 ID:GpaHriAS0
海香「流石ね、最強の魔法少女と最強の怪獣スペースゴジラ」

ユウリ「!!」

ユウリの顔に驚きが浮かぶ。彼女からすれば何時の間にか、背後にシーガンが立っていたって所かしら。

海香「でもスペースゴジラの弱点は・・・此処よ」

シーガン「チチチチチチチ!!」

高速でシーガンのブレード状の両腕が振るわれる。スペースゴジラは身体を捻らせるけど、回避はどう見ても間に合わない。

ユウリ「しまった!!」

シーガンの振るった腕は、スペースゴジラの左肩の結晶を叩き切った。巨大な結晶が地面に落ちて割れる。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

スペースゴジラは悲鳴を上げる。

ユウリ「ちぃぃぃぃぃいいい!!」

スペースゴジラは身体を捻った勢いを利用して回転、長い尻尾をシーガンの腹部に叩き付けた。

海香「何ですって!?」

シーガン「チチチチチチチ!?」

反重力波も伴ったそれは、シーガンを大きく吹き飛ばす。シーガンはビルや建物、車を幾つも轢き潰しながら、大きなビルに激突。それも潰して倒れ、ようやく止まった。

ユウリ「くそ・・・」
ユウリは忌々しげに、破壊されたスペースゴジラの左肩の結晶を見る。
これでは、結晶の柱を作ってもエネルギーの吸収効率が半分になってしまった。
最もこの状況、作るような暇を与えてもらえないでしょうし、作っても直ぐ破壊されるでしょうね。
バルガロンを閉じ込めるのに使った結晶の柱は即座に作れる分、宇宙からのエネルギー受信には使えないらしいわ。

ニコ「やるねぇ・・・本当に」

カオル「多勢に無勢でいたぶる趣味は無いから、一気に決めさせてもらうよ!」

ユウリ「!!」

ユウリが上を見ると、飛行形態に変形したメカゴジラUと、高く浮翌遊しているラジン。

ニコ「そんな君には面白いものを見せてあげよう」

ニコが言うと、スペースゴジラの周囲の建物の5つがメカゴジラUに、また別の5つがラジンに変わった。

ほむら「増えた!?」

マミ「いえ、あれには生命反応が無いわ。あれは、多分、神那さんが作った分身よ」

よく見ると、作られたラジンは浮翌遊しておらず、下が地面に付いたままになっている。

JB「ニコの固有能力は物質の再生成。あぁやって触れなくても他の物質を別の物質に量子変換できる。
大量に、瞬時にな」

ほむら「あなた、いたの?」

下の方を見ると、ジュゥべえが残った建物の屋上にいた。わざわざ私達に解説してくれたらしい。

JB「かずみが退いてから、降りてずっといたんだけどな・・・」

マミ「そういえばかずみさんは?」

JB「気絶してるから安全な場所で寝かされてるらしい」

ふーん・・・。
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/05(土) 16:17:54.70 ID:E90MxWnAO
ユウリもだんだん追い詰められてきたか・・・。
ここからひっくり返すのはキツイだろうし、後はどのタイミングでプレイアデス聖団とユウリの戦闘を止めるかだな。
どっちもギドラ族との戦いで必要不可欠だろうし。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 16:42:50.88 ID:GpaHriAS0
ユウリ「・・・」

ユウリがメカゴジラUの上のニコを睨み付ける。

ニコ「その顔、私の能力を知ってるね?」

カオル「覚悟は良い?」

メカゴジラUが地上に降りる。そしてラジンとメカゴジラUとその分身達が・・・一斉に攻撃態勢に入る。
ラジンの胸部から黒い光線デスビーム、そして腕の先端の爪が飛び出すクローシュート。
メカゴジラUの両目からスペースビーム、胸からクロスアタックビーム、口から高熱火炎デストファイアー。
12体分の射撃全てがスペースゴジラに至近距離で炸裂した。

ユウリ「うわぁあああああああ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

集中砲火を受けてユウリとスペースゴジラが悲鳴を上げる。

ユウリ「まだだぁああああああああ!!」

ユウリが両手に拳銃を現出させる。それを分身の操作に集中しているニコ目掛けて撃つ。

ニコ「ぐぅっ!!」

腹部を貫かれたニコが倒れ、分身の攻撃が一時的に止んだ。その僅かな隙を見逃すユウリではない。

ユウリ「喰らえぇええええ!強化コロナビーム!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオオ!!」

スペースゴジラが口からさっきよりも太いコロナビームを吐きながら一回転。

ラジン「フォロロロロロ!?」

メカゴジラU「キシィィィーーッ!?」

メカゴジラUとラジンの分身は全て消し飛び、本物のメカゴジラUとラジンもまともにコロナビームを浴びて、地面に倒れた。

カオル「うわぁっ!!」

ニコ「ぐぅっ!!」

乗っていたカオルとニコも地面に投げ出される。

マミ「つ、強いわね・・・」

ほむら「ええ・・・」

というか、強過ぎるわ・・・ユウリとスペースゴジラ。6体の怪獣を相手取っている。
でも、スペースゴジラも重傷を負っている。全身が傷だらけで血を流し、背中の結晶も殆どが割れている。
頭部の角は折れ、尻尾の先端が千切れていた。まさに満身創痍。
生命力を結晶から供給できないユウリも限界が近いらしく、スペースゴジラの右肩の結晶に身を預けてもたれている。
しかし、それでもその両目に宿った憎悪や殺気は些かも衰えていない。寧ろさっきよりも激しくなっている気がする。
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/05(土) 17:09:04.21 ID:7Z5Y1bIFo
>>487
シーガンの振るった腕は、スペースゴジラの左肩の結晶を叩き切った。

原作ではモゲラがスペゴジの肩の結晶を破壊してたな。
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 17:25:57.70 ID:GpaHriAS0
ユウリ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

みらい「まだ倒れないのか!!」

ジャルム「グァーオオオオオ!!」

ジャルムが上空からスペースゴジラにダイブして組み付いた。ギリギリと締め上げる。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオ!」

スペースゴジラは振り解こうともがくけど、怪力のジャルム相手に、大ダメージを負っているスペースゴジラではパワー比べで勝ち目が無い。

サキ「全く・・・死ぬかと思ったぞ」

建物から起き上がっていたヴァグノザウルスが、拘束されるスペースゴジラに近付く。

サキ「ハンマーテール!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

ヴァグノザウルスが振りかぶり、尻尾の巨大なハンマーをスペースゴジラの右肩の結晶に叩き付ける。
右肩の結晶は粉々に砕け散った。更に腹部にハンマーを叩き付ける。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオオウ!!」

スペースゴジラは内臓を潰されたようで、口から大量の血を吐いた。そしてその身体から完全に力が抜けたらしい。
ジャルムが拘束を解くと、スペースゴジラは地面に地響きを上げて倒れ伏した。
ユウリも地面に落ち、着地する事も出来ずに倒れ込んだ。
そのユウリとスペースゴジラを取り囲む6体の怪獣。
建物に突っ込んだシーガンも、折に閉じ込められてコロナビームを撃たれたバルガロンも、同じくコロナビームに撃たれたラジンとメカゴジラUもそれくらいでやられてはいなかった。
バルガロンを閉じ込めていた結晶の檻は溶解液か何かで溶かされたようになっている。
ニコは腹部を貫かれても再生成の能力で回復していた。

ユウリ「く、くそぅ・・・!!」

両手両膝を突くユウリの両目から涙が零れた。流石に・・・可愛そうだわ・・・。

海香「随分と手こずらせてくれたわね・・・」

ユウリ「うるさい・・・!殺してやる!!私は絶対に・・・お前達を許さない!!」

里美「わ、私達に何の恨みがあるの?」

ユウリ「覚えて無いのか?あたしにとってはオンリーワンでも、あんたにとっちゃ十把一絡げだもんねぇ!!」

みらい「確かにボク達は過去に飛鳥ユウリという魔法少女を殺したよ!」

カオル「そう、確かに、だ。じゃあ、彼女と同じ容姿を持つ君は何者だ?」

ユウリ「言っただろう・・・アタシは飛鳥ユウリだ!お前達を[ピーーー]為に還って来たんだ!」

サキ「・・・君の正体や何故私達をそんなに憎むのか気にはなるが・・・魔法少女相手に、時間を与えるのは命取り。
ましてや最強といえる強さを持ち、スペースゴジラを使役しているならば尚更だ。君を殺させてもらう。ニコ」

ニコ「はいよ。悪く思わないでよ?こっちも仕事なんだ」

ニコのメカゴジラUの両目がユウリに向く。

ユウリ「此処までかよ・・・!?此処までなのか!?」

そしてユウリ向けてスペースビームが放たれる。

ユウリ「ごめんユウリ・・・仇、取れなかった・・・」

・・・・その悲痛な声を聞いた時、私は時間を止めた。
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 18:17:15.38 ID:GpaHriAS0
飯とかで外します
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/05(土) 18:18:07.88 ID:eal4jOQAO
とりあえず乙
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州・沖縄) [sage]:2011/11/05(土) 18:26:17.23 ID:VynzY6tAO
空気を読んでない疑問だが
まどかの訓練にはクモンガが出てきた再開発地区でやれば
壊しても何処からも苦情はこなかったのでは?とおもった。
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/05(土) 18:28:02.94 ID:so2pB0oW0
乙!
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/05(土) 18:35:18.10 ID:syd6XKzG0
乙!
さすがにこのリンチはやりすぎと感じたかほむほむ
……この判断が吉と出ることを祈ろう
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/05(土) 19:36:57.05 ID:E90MxWnAO
元々仲間にするつもりだったのもあるしな。仲間にするにしてもスペースゴジラが最大のネックか。
使役してるどころか逆に利用されてるっぽいし。
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 21:36:18.35 ID:GpaHriAS0
>>494

あ、あー・・・そうだけど、それじゃ面白くないじゃない!
いや、キングギドラとそこで戦う事になるから、実地訓練も兼ねているのよ。

再開します
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 21:37:15.07 ID:GpaHriAS0
私は両手両膝を突いて泣いているユウリの手を握った。彼女の時間が動き出す。

ユウリ「・・・!?」

ユウリが手に感触を感じたのだろう。驚いて目を開いた。

ユウリ「こ、これは・・・!?」

そして静止した世界を見て更に驚いたようだった。

ほむら「私の固有能力よ。時間停止。手を離さないで。手を離したらあなたの時間を止まってしまう」

ユウリ「な、何で私を助けるんだよ・・・?」

ほむら「あなたに死なれると困るからよ。それにあなたはまだ[ピーーー]ないのでしょう。立てる?」

ユウリ「あぁ・・・くっ!」

ユウリは立ち上がるが、がくりと膝を突いた。相当に消耗してしまっているわね・・・。
私は手を握ったまま彼女に背を向けてしゃがむ。

ユウリ「な、何だよ?」

ほむら「あなたを背負うわ」

ユウリ「い、良いよ!」

ほむら「急いで。あまり長くは止められない」

ユウリ「・・・」

ユウリは渋々ながらも私に乗った。私はユウリを背負ってその場を離れる。

ほむら「バトラ!」

私の近くにバトラが降りて来る。ユウリを背負って乗り、上空へ。時間停止を解除。

ほむら「大丈夫?」

私は背中のユウリに問い掛ける。

ユウリ「一応な・・・」

そう言う彼女の胸の下のソウルジェムは、背負う前に確認したけど殆ど無色になっていた。全然大丈夫じゃ無いじゃない・・・。
ユウリがスペースゴジラの召喚を解除する

サキ「い、今、命中の直前にターゲットが消えなかったか!?」

ニコ「消えたよ。外した。証拠にスペースゴジラがまだ生きてる」

カオル「まさかテレポート!?そんな事まで出来るの!?」

みらい「何処へ消えたんだ!?」

海香「落ち着いて。スペースゴジラの召喚が解除されるわ」

里美「じゃあ、この粒子の飛ぶ方に・・・」

スペースゴジラが闇のような青と血のような赤、2色の光の粒子となって、ユウリに吸い込まれていく。
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 21:40:01.95 ID:GpaHriAS0
カオル「上空だ!」

里美「あ!あの怪獣は・・・」

JB「イレギュラー、暁美ほむらのバトラだな・・・て事は時間停止で助けたのかよ!?」

みらい「え?何であいつがボク達の邪魔をするのさ!?」

ニコ「さぁ?それはともかく、ターゲットが逃げるぞ」

サキ「みらい!海香!」

みらい「うん!ジャルム、逃がすな!」

海香「シーガン、追って!!」

ジャルム「グァーオオオオオオ!!」

シーガン「チチチチチチチ!!」

シーガンとジャルムが飛び上がって、私のバトラを追って来る。

ほむら「お願い」

マミ「オッケー!!」

メカキングギドラ「ギシャアアアーーーーウウウ!!」

マミを乗せたメカキングギドラがジャルムに真上からパワーダイブ、全体重と落下の速度を乗せて踏み付ける。踏み付ける直前にマミは衝撃を避ける為に跳び上がる。

ドォン!!

8万トンの巨体が6万トンを超える巨体に激突する音。

ジャルム「グァーオオオオオオ!?」

踏み落とされたジャルムは、一直線に地面に激突。空気を揺るがすほどの轟音が響き、ジャルムを中心に地面が大きく陥没する。

みらい「ジャルム!!」

サキ「・・・巴マミ、どういうつもりだ?」

マミ「こういうつもりよ!」

メカキングギドラの背にスタッと着地したマミは胸からマスケット銃を飛び出させるように現出させた。
最後の一本を上に向けてクルクル回した後にシーガン向けて構える。そしてマスケット銃を、困惑するシーガンの顔面に向けて次々に発射。

シーガン「チチチチチチ!?」

魔翌力の爆風で視界を塞がれるシーガン。

メカキングギドラ「ギシュウウウウーーウウウ!!」

メカキングギドラが中央の首からレーザー光線を左右の首から反重力光線をシーガンの翼のようなヒレの根元目掛けて発射。
首を曲げて巧みに撃たれたそれは、寸分違わず同じ箇所に命中し、シーガンのヒレを焼き切った。

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

シーガンは地面に墜落。

海香「あぁっ!!」

マミとは事前に何の打ち合わせもしていない。お互い、私達の魔法少女チームで一番長い付き合いの私達は、阿吽の呼吸で動けるようになっていた。
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 21:41:38.95 ID:GpaHriAS0
メカキングギドラがバトラの上に来る。マミがバトラに跳び下りると、メカキングギドラは金色の粒子になってマミの身体に戻った。

ほむら「時よ止まれ!」

ユウリを背負ったまま時間を停止させる。背中のユウリの魔法少女の変身が解除された。

ほむら「まさか!?」

ユウリ「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

マミ「大丈夫、眠っているだけだわ」

疲労困憊で安心して眠ってしまっただけみたいね。良かった・・・。
・・・良かったのかしら?これって多分、プレイアデス聖団を敵に回してしまった気がする・・・。

ユウリ「ユウリ・・・」

でも寝言を言いながら涙を流す彼女を見ていると、助けて良かったと思う。この涙を見て私はまた確信した。
この少女は・・・壊れていても、まだ人間の心を失ってはいない。何とかなるかも知れない。

ほむら「そして時は動き出す」

十分離れた所で時間停止を解除する。
私達がバトラで見滝原に戻ると、朝日が祝福してくれた。でも、これはまた一波乱の始まりのような気がしてならないわ・・・。
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) :2011/11/05(土) 23:26:02.56 ID:GpaHriAS0
同日朝、ほむホーム、ほむルーム

私とマミは仲間の魔法少女とインキュベーターを招集。私、まどか、さやか、マミ、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、キュゥべえ、キーべえが集まった。
ユウリは今、私のベッドで寝ている。そしてその間に私はマミとあすなろ市で見た事を皆に説明した。

まどか「こ、この子が・・・」

さやか「最強の魔法少女・・・」

杏子「飛鳥ユウリか・・・」

キリカ「スペースゴジラが相棒って本当なの!?」

織莉子「キリカ、静かにして。ユウリさんが寝てるわ」

キリカ「あ、ごめん・・・」

ゆま「・・・生身で上級怪獣並みの強さって凄いね・・・」

QB「まさしく世界最強だよ・・・」

KB「そいつ人間か?つか、怪獣使う必要あんのか?」

ほむら「私も最初は自分の目を疑ったわ」

マミ「その圧倒的な魔翌力だけじゃないわ。彼女はそれを使いこなす程の技量の高さと、活かす戦闘技術を持っているよ。
しかもプレイアデス聖団の6体の怪獣を相手に、スペースゴジラの多彩な能力で冷静に対応していた」

まどか「わ、私とは大違い・・・というか正反対ですね・・・」

キリカ「まどっちもその内強くなれるよ!」

織莉子「その内では困るのですけどね。もうワルプルギスの夜まで3週間余りしかありません」

まどか「うぅ・・・ごめんなさい」

QB「まどかは頑張ってると思うよ」

杏子「その内、何か切欠があって一気にパワーアップするだろ。そういうもんじゃん?
正義のヒーローって」

さやか「まどかはヒーローっていうかヒロインっぽいけどね」

ゆま「それじゃ駄目だよ。ゆま達皆でヒーローになるんだよ!」

マミ「千歳さんの言う通りね。暁美さんは既に私達のヒーローだけど」

ほむら「そうだったら嬉しいわ」

まどか「本当だよ!ほむらちゃんはずっと前から私のヒーローだもん!」

ほむら「ありがとうまどか」

ユウリ「う、うーん・・・」

話しているとユウリが起きた。
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 23:27:39.39 ID:GpaHriAS0
修正。マミさんの語尾が・・・



同日朝、ほむホーム、ほむルーム

私とマミは仲間の魔法少女とインキュベーターを招集。私、まどか、さやか、マミ、杏子、ゆま、織莉子、キリカ、キュゥべえ、キーべえが集まった。
ユウリは今、私のベッドで寝ている。そしてその間に私はマミとあすなろ市で見た事を皆に説明した。

まどか「こ、この子が・・・」

さやか「最強の魔法少女・・・」

杏子「飛鳥ユウリか・・・」

キリカ「スペースゴジラが相棒って本当なの!?」

織莉子「キリカ、静かにして。ユウリさんが寝てるわ」

キリカ「あ、ごめん・・・」

ゆま「・・・生身で上級怪獣並みの強さって凄いね・・・」

QB「まさしく世界最強だよ・・・」

KB「そいつ人間か?つか、怪獣使う必要あんのか?」

ほむら「私も最初は自分の目を疑ったわ」

マミ「その圧倒的な魔力だけじゃないわ。彼女はそれを使いこなす程の技量の高さと、活かす戦闘技術を持っていたのよ。
しかもプレイアデス聖団の6体の怪獣を相手に、スペースゴジラの多彩な能力で冷静に対応していた」

まどか「わ、私とは大違い・・・というか正反対ですね・・・」

キリカ「まどっちもその内強くなれるよ!」

織莉子「その内では困るのですけどね。もうワルプルギスの夜まで3週間余りしかありません」

まどか「うぅ・・・ごめんなさい」

QB「まどかは頑張ってると思うよ」

杏子「その内、何か切欠があって一気にパワーアップするだろ。そういうもんじゃん?
正義のヒーローって」

さやか「まどかはヒーローっていうかヒロインっぽいけどね」

ゆま「それじゃ駄目だよ。ゆま達皆でヒーローになるんだよ!」

マミ「千歳さんの言う通りね。暁美さんは既に私達のヒーローだけど」

ほむら「そうだったら嬉しいわ」

まどか「本当だよ!ほむらちゃんはずっと前から私のヒーローだもん!」

ほむら「ありがとうまどか」

ユウリ「う、うーん・・・」

話しているとユウリが起きた。
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/05(土) 23:57:56.30 ID:GpaHriAS0
ほむら「おはよう、よく眠れた?」

ユウリ「こ、此処は!?」

私の仲間を見て警戒心を露にするユウリ。

マミ「大丈夫よ。此処は見滝原市」

ユウリ「見滝原・・・」

ユウリが首元を触る。でも、そこには何も付いていない。

ユウリ「!!ア、アタシのお守りは!?」

ハッとなり、焦燥を色濃く顔に出してユウリが叫ぶ。

ほむら「あなたの首にかけていたペンダントなら枕元に置いてあるわよ」

ユウリ「!!」

ユウリが枕元を見て、そこのスプーンの付いたペンダントを掴んで、大事そうに握り絞める。

ユウリ「良かった・・・」

マミ「よほど大事な物なのね」

ユウリ「うん・・・あたしの一番大切な人から貰ったんだ・・・」

大切な人からの贈り物・・・私は頭のリボンにそっと触れた。

マミ「えっと、良いかしら?此処は暁美さんの家よ」

ユウリ「暁美・・・?」

ほむら「私よ。暁美ほむら。此処にいるのは皆私の仲間。あなたを傷付けようなんて人はいないから、心配しなくて良いわ」

まどか「え、えっと・・・鹿目まどかです。多分、世界で一番弱い魔法少女です・・・ユウリさんって呼んで良いですか?」

さやか「あたしは美樹さやかです。まだまだ新米の魔法少女!さやかって呼んでくださいね」

マミ「私は巴マミ。見滝原の魔法少女の代表よ」

杏子「あたしは佐倉杏子だ。魔法少女暦はそれなりに長い。よろしくね」

ゆま「千歳ゆまだよ!一番小さいけど、魔法少女になってから結構経つよ」

織莉子「美国織莉子です。最強の魔法少女にお会い出来て光栄です」

キリカ「私は呉キリカ!ユウリ様ー!!」

QB「ボクの名前はキュゥべえ!見滝原のインキュベーターだよ」

KB「キーべえだ。隣のインキュベーターやってる」

ユウリ「アタシの事は知ってるみたいだけど、飛鳥ユウリだ・・・」

グゥゥゥウウウウウ・・・とユウリのお腹が鳴った。

杏子「あ、腹減ってんのか」

ユウリ「う、うん・・・」

顔を赤くして俯くユウリ。可愛い・・・彼女を是非私のハーレムに加えたくなったわ。
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/06(日) 00:03:19.54 ID:1kRdSxFa0
あ、ほむほむのマズイ病が
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/06(日) 00:05:43.44 ID:FLDbk1AOo
ほむほむの三大疾病の一つだな
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/06(日) 00:24:08.24 ID:Imw/g/iC0
ダメだこのほむらさん、早くなんとかしないと・・・。
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 00:32:02.79 ID:caPbECOo0
マミ「ちょっと待ってね」

マミが私の家で作ってくれた朝食を暖めて、一セットをプレートに乗せて持って来る。

マミ「どうぞ」

テーブルに置く。メニューはパンとサラダとスープにオムレツ。

ユウリ「た、食べて良いの・・・?」

ほむら「嫌だったらカップラーメンもあるわよ」

さやか「あんたは病み上がりの人に、何食わせようとしてんの」

ユウリ「い、いただきます」

ユウリは起きて朝食を食べ始める。

ほむら「食べながらで良いわ。聞いてちょうだい。
あなた、3週間と少し後にキングギドラの大群とギドラ族の王がこの地球にやって来るのは知ってる?」

ユウリ「いや、知らないな」

やっぱり。

ほむら「それで戦わないと、地球はギドラ族に滅ぼされてしまう」

ユウリ「だろうね」

ほむら「単刀直入に言うわ。あなたに一緒に戦って、地球を守って欲しいの」

ユウリ「・・・その為に、戦力にする為にアタシを助けたのか・・・助けた借りを返せって事か」

ユウリの顔に落胆の色が見える。何だ、そんな事だったのかという風に。
安心して、違うわ。

ほむら「いいえ。あなたを助けたのは私の勝手よ。あなたはそれに何の恩も感じる必要は無いし、借りなんて返そうとしなくて良いわ。
これは私達のあなたへのお願い」

ユウリ「じゃあ、何でマギカ直属の連中を敵に回すような危険を犯してまで、アタシを助けたんだ?」

ほむら「あなたを救いたいと思ったから。そして私達の仲間になって欲しいから。
仲間になった上でさっきのお願いを聞いて欲しいの」

まどか「ど、どうですか・・・?駄目ですか?」

ユウリ「仲間・・・アタシに・・・仲間・・・」

キリカ「なってくれたら嬉しいな、ユウリ様!」

ユウリ「・・・良いだろう。一緒に戦ってやるよ」

さやか「本当ですか!?」

ゆま「やったー!!

杏子「おっしゃあ!あんたがいりゃあ、百人力!いや、千人力だぜ!」

ユウリ「但し条件がある」

あ、やっぱりね・・・。
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 00:35:29.69 ID:caPbECOo0
ユウリ「あんた達も知ってるだろ?アタシがプレイアデス聖団に恨みを持っているのは」

織莉子「らしいですね」

ユウリ「アタシはあいつらに一番大切な人を殺された。どうしても仇を討ちたい。
でも幾らアタシでもあいつら相手に1人じゃ勝てない。だからあんた達に協力して欲しい。
アタシが・・・あいつらプレイアデス聖団を殺すのを」

予想通りだわ。

まどか「!!こ、殺すんですか・・・?」

さやか「それってあたし達に復讐の片棒を担げって事ですよね・・・?」

ゆま「ふ、復讐は何も生まないよ・・・」

キリカ「ゆまたん、そんな事は他人だから言えるんだよ。私だって織莉子やほむほむ達が誰かに殺されたら、絶対にそいつを殺してやる」

マミ「飛鳥さん、その大切な人と言うのは“飛鳥ユウリ”という人?」

ユウリ「あぁ、そうだ」

キリカ「あれ?それって変だよ。だって、ユウリ様は此処にいるし・・・」

KB「過去に魔法少女、飛鳥ユウリは殺されている。マギカから指令を受けたプレイアデス聖団によってな。
何で殺されたかは知らねぇ。だが確かに死んでる」

さやか「うーん、実は生きてて、このユウリさんがその人、とか?」

杏子「いや、話聞いてたか?ユウリも殺されたって言ってただろ。それにマギカの記録でそうなってるなら、間違いなく死んでる。
このユウリはそいつと別人って考えるのが普通だろ。変身してんじゃないのか?」

織莉子「では、この方が眠っている間も容姿が変わらなかったのは何故でしょう?
私達の持続系の魔法は使用者の意識が無くなれば効力を失います」

QB「そして故人の飛鳥ユウリの写真を見る限り、君の容姿とは完璧に一致している」

まどか「どういう事なの・・・?」

KB「それにな“有り得ねぇ”ンだよ。スペースゴジラに適合性があるなんてな。てめぇ、何者だ?一体何処の誰だ?」

ユウリ「・・・良いだろう、ほむらには助けられたし、事情を話さずに協力しろってのも無理な話か・・・話してやるよ。
アタシが誰かを」

そして私達は信じられない話を聞いた。いえ、それでもよっぽど私の話よりは有り得る事だけど。
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 01:01:19.38 ID:caPbECOo0
同時刻、あすなろ市、海香ホーム

ニコ「おっしゃ、これで屋敷の修復は完了だ」

再生成の能力を活かして海香の屋敷をすっかり元通りにしたニコ。

サキ「ご苦労。後で街の方も頼む」

ニコ「へいへい。今回は随分派手にやったから時間掛かるけどね」

魔法少女への変身を解除するニコ。

カオル「いやー、相変わらず便利だなぁ、ニコの再生成」

里美「ニコちゃんのお陰で私達も街の被害を気にしないで戦えるしね」

みらい「ボク達の仕事は証拠を残さないのも重要だからな」

サキ「海香、かずみは?」

海香「まだ寝てるわ。戦闘中に大きく魔力が上がったみたいだし、その反動が身体に来たんだと思う」

みらい「それにしても、あいつの目的は何!?ボク達に恨みがあるみたいだったけど・・・」

ニコ「私達に恨みがある人間なんて珍しくも無いけどね。私達がやったなんて普通バレないようにしてるけど」

海香「でも、ユウリって子は確かに私達が殺したわ。どうしてそんな指令が出たのかは教えてもらって無いけど。
そしてそのユウリと同じ容姿で同じ名を名乗る魔法少女が復讐者として現れた・・・どういう事?」

里美「ま、まさか幽霊!?」

カオル「幽霊が魔法使ったり怪獣呼んだりする訳ないっつーの」

サキ「知っているな、ジュゥべえ?」

JB「あ、あぁ・・・」

ごろごろしていたジュゥべえが返事をする。

サキ「話せ。彼女の正体と、何故私達の次のターゲットにする指令が出たのかをな。今回は妙な点が多すぎる」

みらい「何時もと桁違いの報酬額からして怪しいと思ってたんだよ!」

JB「オイラもそれで妙に思ってマギカで色々調べてみたんだよ。そしたらとんでも無い事が解った。
昨夜の飛鳥ユウリは、飛鳥ユウリであって飛鳥ユウリじゃ無ぇ」

カオル「?」

海香「まるでスペースゴジラがゴジラであってゴジラでは無い・・・みたいな言い方ね」

JB「まるでも何も、ある意味その通りなんだよ」

サキ「どういう事だ・・・?」
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/06(日) 01:06:06.57 ID:1kRdSxFa0
スペースゴジラはゴジラの細胞から生まれた分身のような怪獣・・・
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 02:13:16.26 ID:caPbECOo0
ほむホーム、ほむルーム

ほむら「あなたは・・・」

まどか「ユウリさんであって・・・」

さやか「ユウリさんじゃない・・・?」

ゆま「な、なぞなぞ・・・?」

ユウリ「過去の飛鳥ユウリ・・・あたしにとって一番大切な人は、死んでる。プレイアデス聖団の連中に殺されてな」

キリカ「えーっと、それで此処にいるユウリ様はその子の仇を討ちたいんだよね?」

ユウリ「そうだ。アタシは・・・元はアタシはユウリじゃなかった。ユウリになったんだ」

杏子「なった?じゃあ、前は誰だったんだ?」

ユウリ「アタシは・・・私は、以前は杏里アイリという名前だった」

織莉子「アイリさん・・・」

マミ「それがあなたの以前の名前ね」

ユウリ「続けるよ。そしてスペースゴジラの適合性の話だけど、確かに普通では絶対に無理だ」

KB「あぁ、スペースゴジラはゴジラと宇宙の結晶生物、2つの遺伝子を持つ融合生命体だ。
これはゴジラとバラと人間の融合生命体のビオランテなんかとは訳が違う。バラも人間も地球の有機生物だ。ゴジラも一応な。
だが結晶生物なんて地球上にそんな生物存在するか?」

QB「宇宙怪獣も一応は有機生物だ。だから生物的にも人間からかけ離れ過ぎている訳じゃないから、適合する人間が存在する。
適合性は遺伝子だけで決定する訳じゃないけど、最も重要と言って良いね。
機械のロボット怪獣やサイボーグ怪獣は遺伝子云々とは関係ないから説明は省くよ。
で、結晶生物だなんて地球上にそんな無機物生命体は存在しない」

ほむら「解ったわ。だから、スペースゴジラには2つ以上の違う遺伝子が無ければ適合しないのね」

KB「だがその結晶生物に適合するには、それだけじゃ駄目だろうな」

ユウリ「そうだ。でもそんな人間は存在しない。そしてマギカでこう考えた科学者がいたんだ。“いないなら作れば良い”とね」
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 02:15:56.51 ID:caPbECOo0
ほむホーム、ほむルーム

ほむら「あなたは・・・」

まどか「ユウリさんであって・・・」

さやか「ユウリさんじゃない・・・?」

ゆま「な、なぞなぞ・・・?」

ユウリ「過去の飛鳥ユウリ・・・あたしにとって一番大切な人は、死んでる。プレイアデス聖団の連中に殺されてな」

キリカ「えーっと、それで此処にいるユウリ様はその子の仇を討ちたいんだよね?」

ユウリ「そうだ。アタシは・・・元はアタシはユウリじゃなかった。ユウリになったんだ」

杏子「なった?じゃあ、前は誰だったんだ?」

ユウリ「アタシは・・・私は、以前は杏里アイリという名前だった」

織莉子「アイリさん・・・」

マミ「それがあなたの以前の名前ね」

ユウリ「続けるよ。そしてスペースゴジラの適合性の話だけど、確かに普通では絶対に無理だ」

KB「あぁ、スペースゴジラはゴジラと宇宙の結晶生物、2つの遺伝子を持つ融合生命体だ。
これはゴジラとバラと人間の融合生命体のビオランテなんかとは訳が違う。バラも人間も地球の有機生物だ。ゴジラも一応な。
だが結晶生物なんて地球上にそんな生物存在するか?」

QB「宇宙怪獣も一応は有機生物だ。だから生物的にも人間からかけ離れ過ぎている訳じゃないから、適合する人間が存在する。
適合性は遺伝子だけで決定する訳じゃないけど、最も重要と言って良いね。
機械のロボット怪獣やサイボーグ怪獣は遺伝子云々とは関係ないから説明は省くよ。
で、結晶生物だなんて地球上にそんな無機物生命体は存在しない」

ほむら「解ったわ。だから、スペースゴジラには2つ以上の違う遺伝子が無ければ適合しないのね」

KB「だがその結晶生物に適合するには、それだけじゃ駄目だろうな」

ユウリ「そうだ。でもそんな人間は存在しない。そしてマギカでこう考えた科学者がいたんだ。“いないなら作れば良い”とね」
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 02:18:14.92 ID:caPbECOo0
あすなろ市、海香ホーム

サキ「つ、作れば良いだと・・・?」

里美「く、狂ってるよ・・・」

みらい「ボク達魔法少女を何だと思ってるんだよ!?」

ニコ「でも、マギカならやるだろうね」

海香「そうね。実際ジュゥべえのようなインキュベーターは人工生命体」

カオル「今更人間を弄くる事に抵抗なんか無いっか」

JB「そうして多くの怪獣に適合する少女と遺伝子が集められ、遺伝子を移植する実験が行われた。
拒否反応が起こって即死しちまったり、遺伝子に狂いが生じて生命維持機能が低下して死んだり、生きててもごく短命になっちまったり・・・そりゃあ、悲惨なものだったみたいだな」

里美「酷い・・・」

JB「そしてこの実験に杏里アイリは志願した。どうしても力が欲しいと、血の付いた板を持って、その血の遺伝子と融合したいと言ったらしいぜ」

海香「その血って・・・」

カオル「飛鳥ユウリのだよね、どう考えても・・・」

ニコ「証拠の消し忘れか・・・マズったな」

JB「そして杏里アイリに飛鳥ユウリの遺伝子が移植された。そして神の悪戯か拒否反応も無く、ゴジラへの適合性も発生し、結晶生物にも調整すれば適合する遺伝子となったんだ。
本人の強い希望によって、外見を決める遺伝子は飛鳥ユウリのものとなってな。
結晶生物に適合するよう調整を施され、更に強化を施されて完成したのが、最強の魔法少女、融合強化人間、ユウリだ」
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 02:19:52.89 ID:caPbECOo0
今日は此処までです!
読んでくださった方、レス下さった方、ありがとうございます。
では明日の朝から昼前くらいに!
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/06(日) 02:28:08.58 ID:1kRdSxFa0


科学によって生まれた怨霊のような・・・
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/06(日) 02:45:29.63 ID:7AOH/1gAO
乙。

ゴジラも似たようなもんだよな・・・GMKゴジラは怨霊(残留思念)そのものだけど。
あとマギカに何らかの天罰が下れば、それはとっても嬉しいなって。
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 03:12:59.79 ID:W4MUzMfIO
ていうかプレイアデスの連中、いくら命令だからって被害の事とか全く考えてないよな
コレならまだ自然に怪獣が暴れた方がマシなレベル
ぶっちゃけマギカの事どうこう言う資格ないよなコイツラ
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/06(日) 03:16:16.35 ID:jutCup7Lo
乙カレー
明日も期待してます。
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/06(日) 10:38:25.94 ID:Imw/g/iC0
神の領域に踏み込んでいる以上、タダで済むわけがないな・・・>マギカ
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/06(日) 11:12:32.53 ID:kE8Z5PlAo
お疲れ様でした。

・・・・・・・・・うーん。マギカは外道だけどプレイアデスの人たちは無能、
という感じですよね。
彼女たちの中では、任務>マギカの大義・・・・・こんな感じなんでしょうか・・・・・・。


誰にも気付かれないまま、静かに、確実に、怪獣も自身の力も振るえぬまま、
暴走した魔法少女に死をもたらす方が、余程内部規律と抑止力になるでしょうに。
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 11:59:41.88 ID:caPbECOo0
おはようじょ!ついにねんがんのデスギドラのソフビをてにいれたぞ!

>>517

あ、そういうの考えてない・・・とりあえず遺伝子融合の研究者達には下ってるけど。
今日書きます。

>>518

ニコの再生成の能力があれば、幾ら街が破壊されても、残骸があれば元通り。
材料になる残骸が足らなくても、同じ質量の物を何でも良いから物を怪獣で運べばOK。
やっぱり人さえ死ななければ良い。

>>521

原作でもそんな感じなんですよ、プレイアデス聖団。
ユウリ様一人相手にまとめて戦闘不能にされたり、魔法少女や魔女を全員でフルボッコにするのが常套手段みたいです。

普段はこっそり暗殺してる感じ。今回は既にターゲットの怪獣が現れていたし、またホームグラウンドのあすなろなので誤魔化しも効きやすいんです、多分。

再開します
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 12:00:07.72 ID:caPbECOo0
ゆま「え!?こ、此処のユウリは・・・?」

マミ「杏里さんと飛鳥さんの2つの遺伝子を持つ融合人間ですって!?」

QB「マギカならやるだろうね。そして可能だろう。実際、ボク達女性型インキュベーターは人口の魔法少女、複数の生物の遺伝子を融合した合成人間みたいなものだ」

織莉子「一から造る事が出来れば、素体があるならより造り易い・・・と。最もスペースゴジラの適合者ですから、そんな簡単にはいかないのでしょうけど」

キリカ「に、人間を直接遺伝子改造するなんて・・・そこまでやってるんだ・・・」

まどか「酷いよ…こんなのあんまりだよ…私達・・・消耗品なの?」

KB「消耗品とは言わねぇが、耐久消費財だな。マギカに取っちゃ、テメェら魔法少女も俺達インキュべーターもな」

さやか「こんな事許されんの!?あたしは許せない!命を弄ぶなんて!!」

杏子「人類を守るってこれ以上無い大義名分があるんだ。誰も罰せ無いさ」

ほむら「それに怪獣という常識の通じない存在を倒す為には、既存の常識に捕らえられてはいけないという事かも知れないわね」

だからって、やって良いことと悪い事があると思う。とはいえ、この世界では怪獣の脅威から人を守る為には形振り構わない所がある。
戦力を確保するのに手段を選ばない。異世界からの訪問者である私が放置されているもの、私が戦力として使えると判断されているからでしょうね。
インキュベーターは人工生命体で、デストロイアは怪獣を倒す為にオキシジェンデストロイヤーを含む堆積層の生物から造りだされた怪獣・・・
命に手を加える事に殆ど抵抗が無いのでしょう。慣れている、とも言えるわ。

ユウリ「・・・訳が解らないだろ?気持ち悪いよな・・・アタシは力を求めて人間を止めた」

た、確かに驚いたわ・・・でも・・・さっきの可愛さや、今の寂しげな雰囲気。そうでありながらあの強さを持つ、遺伝子を移植され、造られた魔法少女。
これはむしろそのギャップで興奮する・・・・・・ありだわ!

ほむら「いいえ、そんな事は無いわ。寧ろあなたが好きになったわ」

ユウリ「は?」

さやか「え?」

ほむら「証拠を見せてあげる」

私はユウリの前に身を乗り出す。

杏子「おい」

そして顔を近付ける。

ユウリ「な、何を・・・?」

マミ「まさか・・・」

ほむら「キスするわよ、良いわね。返事は聞いていない」

私は呆然とするユウリの艶やかな唇に、私の唇を重ねた。

ほむら「ん、ちゅうっ、ちゅばっ、ぺろぺろ・・・」

私はユウリの唇を舐り、舌に舌を絡ませ、テクニックを駆使して情熱的に口付けを交わす。
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/06(日) 12:02:48.69 ID:6hSEJFjAO
やっちまったよ……
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/06(日) 12:04:34.96 ID:xAIGk9hio
oh…直接的な行動とはなかなかやりおる
そういえばほむほむのソウルジェムってどうなってるんだろうか…魔女化はないみたいだけど
100メートル離れたらやっぱり死んじゃうのかな?
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 12:11:32.62 ID:caPbECOo0
まどか「わ、わぁ・・・」ドキドキ

さやか「もう、ほむらのこういうのに慣れたのが嫌だ」

マミ「暁美さんらしいわね・・・」

キリカ「ほむほむって可愛いけりゃ誰でも良いのかな〜」

杏子「ゆま、見ちゃ駄目だぞ」

ゆま「え?また?」

QB「ハァハァハァ・・・」

KB「誰か止めろよ、話が進まねぇだろうが」

ユウリ「や、や、や・・・」

織莉子「ユウリさん、いえ、アイリさん?が魔法少女に変身しましたね」

ユウリ「止めろー!!」

ユウリが私の顔面に手から反重力波を放った。

ぎゅーん!ずがーん!

私は吹っ飛ばされ、反対側の壁に頭から突っ込んだ。頭が壁にめり込んで痛い。

ユウリ「ユウリとしか、した事無かったのに・・・」ウルウル

杏子「え、えーと・・・初めてじゃなかったなら良いじゃんか!」

さやか「杏子、それ慰めになってない」

まどか「ほ、ほむらちゃん、大丈夫!?」

ほむら「ええ」

キリカ「あ、生きてた」

私は頭を壁から引き抜こうとするけど・・・

ほむら「抜けないわ」

誰か助けて。
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 12:13:10.40 ID:caPbECOo0
マミ「・・・」

QB「マミ、変身して何を・・・あ、マスケット銃を取り出した」

ドン!

マミのマスケット銃の銃声。

どかーん!

私のめり込んでいた壁が魔力で爆発する音。

がん!どしゃっ・・・

私は吹っ飛んで、背中から天井にぶつかり、顔から床に落下した。

ほむら「・・・どうも」

頭から血を流して、爆風で傷だらけの私。そして顔面が痛いわ。

マミ「どう致しまして」

変身を解除するマミ。

まどか「ほむらちゃん、今度こそ大丈夫!?」

ほむら「良かったわ・・・」ツヤツヤ

さやか「聞いてねーよ」

ゆま「え、えーと・・・治すね」

ユウリ「何なんだ、あいつは!?」

ユウリが変身を解除。

杏子「あー、ごめん・・・あいつちょっと変なんだ」

KB「ちょっと所じゃねぇだろ」

織莉子「それより・・・あなたの事はどうお呼びすれば?」

ユウリ「ユウリって呼んでくれ。今のアタシはユウリだ」

織莉子「では、ユウリさん、聞きたい事があるのですが」
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/06(日) 12:14:26.88 ID:Imw/g/iC0
ユウリまでもがほむらの魔の手に・・・
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 12:17:42.06 ID:caPbECOo0
>>525

いや、こっちの世界の仕様になってるから大丈夫。
でも、インキュベーターに全く同じ物は作れない。
作り直したら色とかがちょっと違うのになる。機能は同じ。
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 12:22:59.91 ID:caPbECOo0
ちょっとカップ麺食って来ます
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/06(日) 12:47:27.08 ID:xAIGk9hio
>>529
3人の魔法少女の魂の情報の分ってことかな
ありがとう
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/06(日) 13:32:16.16 ID:FLDbk1AOo
ほむほむの三大疾病
1 コミュ障
2 まどか大好き病
3 変態
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 15:50:52.97 ID:caPbECOo0
>>532

うちのほむほむはコミュ障じゃないけど。

再開します
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 15:51:33.14 ID:caPbECOo0
あすなろ市、海香ホーム

海香「成る程ね。そうして杏里アイリは私達へ復讐する為に・・・」

カオル「力を求めて実験に志願・・・か。死ぬ可能性が高いのに・・・」

里美「死んでも私達に復讐したかったんだね・・・その子の憎しみはどれだけ深いのかな・・・」

サキ「それで、杏里アイリ・・・今のユウリはその後どうしたんだ?」

JB「魔法少女になり、スペースゴジラが量子化されて封入された。そしてその実験の研究員は全員殺され、研究所はスペースゴジラによって消滅したらしいな。
ユウリを止めようと出た研究所に配備されていた魔法少女も怪獣も兵器部隊も皆殺しにして逃走した」

みらい「成る程、ボク達に処分命令が下る訳だ・・・」

サキ「あぁ、マギカ最高の対怪獣の戦力になる筈だった魔法少女が、実際は怪獣退治に従事しようとしない、復讐鬼だったんだからな・・・」

海香「それに生かしておいたら、マギカの暗部の存在が、世間はともかく魔法少女の間で広がるかも知れないからね。都合が悪いんでしょう」

カオル「そんな子を殺さないといけないの・・・?後味悪いなぁ」

ニコ「後味悪いのは何時もの事。向こうの事情なんて考えてたら、こっちの仕事は出来ないぞ」

カオル「そうだけどさ・・・」

里美「ねぇ、べえちゃん、そのスペースゴジラってやっぱり・・・」

JB「あぁ、その個体は、1994年12月に宇宙からやって来て福岡でフィールドを作って暴れ、ゴジラとMOGERAに倒された奴だ。
個体も何も、世界にその一体しか存在して無いけどな」

みらい「あ、あんな危ない奴を回収してたのか!?放っておいたら世界を滅ぼしてしまうような怪獣なんだぞ!!」

ニコ「表向きは消滅させたって事になってたけどね。やっぱりそうだったのか・・・」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 15:53:18.23 ID:caPbECOo0
サキ「もう一つ疑問がある。ジュゥべえから、あのユウリの魔法少女の時の戦闘能力を聞いたが、幾ら強化されているにしても異常だ。
魔法少女の状態で、スペースゴジラと同等の破壊力なんて信じれない」

JB「それなんだけどよ、普通魔法少女はソウルジェムを通じて怪獣と命が繋がってるよな?」

カオル「当然」

里美「えっと、理由は怪獣に送る生命力を増幅して効率よく使う為と、私達の身体に合わせて、一度に使える魔力の強さを自動で制御する為だよね」

みらい「一度に強過ぎる魔力を放出したりすると、ボク達の身体が幾ら魔法で身体強化しても持たないからな」

JB「でも、ユウリは違うんだ。命を直接スペースゴジラに繫いで送ってる。生命力を送る送信機をユウリに、受信機をスペースゴジラに有機物で造って埋め込んであるんだ。
ソウルジェムによって魔力を制御されていないから、一度にとんでも無く強い魔力を使える」

里美「でも、研究で身体が強化されていて、それに耐えられるとしても、それだとソウルジェムで送る生命力が増幅されないじゃない?
一度に大量に消費しちゃって直ぐに尽いて死んじゃうんじゃ・・・」

ニコ「スペースゴジラのほかの最上級の怪獣との最大の違いは何だっけ?」

カオル「あ、そうか!スペースゴジラは結晶体を受信機にして宇宙から無限にエネルギーを吸収出来る・・・そしたら消耗を気にする必要が無いんだ!」

JB「それも命そのものをスペースゴジラに繫げる事によって可能になったらしいな。
それだけじゃない。魔法少女の時にスペースゴジラと同じ重力を操る力を得た」

海香「まさに総合力では最強の怪獣、スペースゴジラの特性を最大限に活かせるように造られた存在ね」

みらい「科学者どもは何を造ったんだよ・・・?」

ニコ「とんでも無いのから恨みを買っちゃったもんだ」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 17:07:36.41 ID:caPbECOo0
ほむルーム、ほむホーム

織莉子「・・・成る程、それでそんな凄まじい程の破壊力を出せる訳ですか」

ユウリ「そうだ。そんなになってまでアタシは力が欲しかった。既に人間じゃないのさ」

ほむら「でも、私はあなたをそんな事で軽蔑したりはしないわ」

杏子「だよなー、気持ち悪いなんて思ってたらキスなんて出来ないからなー」

好きな子と遺伝子的に融合とか、めっちゃ病んでると思うけど。
私もまどかと融合したいわ。合体したいわ。結合したいわ。結婚したいわ。

ほむら「そういう訳でまどか、結婚しましょう。そしてベッドで私達の愛液を融合させましょう」

まどか「何がそういう訳なのか全然解らないよ!」

さやか「大丈夫、誰にも解らないから・・・てかほむらにしか解らない」

キリカ「ユウリ様、質問」

ユウリ「何?」

キリカ「えっと、ユウリ様がボコったっていう、かずみって子なんだけど、ほむほむの話によるとその子記憶喪失らしいよね?
かずみも過去の飛鳥ユウリを殺したことを覚えてるの?流石に覚えて無い状態でヌッ殺しちゃのは可愛そうと思われ」

ユウリ「いや、かずみはユウリを殺す事に関与していない。プレイアデス聖団の新入りだ」

まどか「え!?」

さやか「じゃ、じゃあ何でそのかずみって子まで狙うんですか!?」

ユウリ「かずみが他のプレイアデス聖団の奴らにとって一番大切だからだ・・・!
あいつらはアタシの一番大切な人を殺した・・・!だからアタシもあいつらの一番大切なかずみを目の前で殺してやるんだ!その後であいつらも殺してやる!!」

突然、ユウリの目に強烈な憎悪が浮かぶ。あのスペースゴジラと同じ、凍て付くような憎しみ。
そして彼女から、海香の屋敷で初めて見た時のような冷たい恐怖を感じた。
さっきまではそんな雰囲気は微塵も無かったのに。

ゆま「ひぃっ!!」

ゆまが怯えて杏子の後ろに隠れるが、杏子の顔も恐怖に凍り付いている。

まどか「ユ、ユウリさん・・・?」

まどかがガタガタと震える。

さやか「!!」

さやかも顔に恐怖が浮かんでいる。

キリカ「ちょ、今の地雷?」

織莉子「(な、何て強い憎悪と怨恨・・・恐ろしいほどの・・・)」

QB「」

キュゥべえは気絶してる・・・。

KB「・・・!!(こいつやべぇぞ・・・)」

マミ「お、落ち着いて、飛鳥さん!」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 17:12:06.99 ID:caPbECOo0
ハッとなったユウリから先ほどの空気は霧散したように消える。
どうも、おかしい・・・どうして今の憎悪の感情は、あんなに“スペースゴジラに似ている”のかしら?

ゆま「あぁ・・・怖かったよぅ・・・」

ゆまが杏子の後ろから顔を出す。

ユウリ「ごめん・・・それで、あんた達はどうするんだ?アタシは関係の無い人間まで殺そうとしている。そんなアタシに協力する?しない?」

まどか「そんな事は止めてくださいって頼んでも・・・駄目ですよね・・・」

ユウリ「当たり前だ」

でしょうね。それが出来れば自分の身体を遺伝子改造なんてしないでしょうし。

さやか「あ、あの・・・そのプレイアデス聖団の6人は、殺されても仕方ないと思います。
でも・・・でもですよ?そのかずみって子は関係ないじゃないですか。その子、ユウリさんに何にも悪い事してないのに殺すんですか・・・?」

ユウリ「じゃあ、ユウリはプレイアデス聖団の奴らに何かしたのか?恨まれるような事をしたのか?」

さやか「それは・・・」

織莉子「下手にかずみさんを生き残らせると、今度は私達がかずみさんに復讐されますよ。
後顧の憂いを断つ為にも、やるなら徹底的にやる方が良いでしょう」

ほむら「もし断ったら、あなたはどうするの?」

ユウリ「変わらない。アタシ1人でも奴らを殺してやる」

ほむら「今度こそあなたが殺されるわよ」

ユウリ「・・・今度は上手くやるよ」

ほむら「そうかしら?今回の事で向こうも警戒してるわよ。不意を突くのは難しいでしょうね」

ユウリ「・・・」

マミ「どちらにしろ、向こうも飛鳥さんを狙っている以上、飛鳥さんが復讐を止めてたとしても、亡き者にしようとして来るでしょう。
ねぇ、キーべえ」

KB「あン?」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 18:31:35.09 ID:caPbECOo0
マミ「私達が、マギカ直属のプレイアデス聖団と敵対して、彼女達を殺してしまった場合、それがマギカへの反逆と見なされたりするのかしら?」

それは私達の指揮官として、先ず知っておかないといけない事ね。

KB「大丈夫じゃねぇのか?魔法少女同士で争う事なんて別に珍しくもねぇ。殺しあう事もな。戦果さえ上げてりゃあ、一々んな事を咎めたりしねぇよ。
マギカじゃ力が正義って所が大きいしな。
それにさっき言ったとおりマギカにとって魔法少女は耐久消費財であって道具だ・・・プレイアデス聖団の代わりだっている。
不味いのはターゲットになっている、そいつと共謀するって事がバレる事だな。それもそいつがちゃんと怪獣を退治する、特にやって来るギドラ共を撃退するってのに手ぇ貸すんなら、狙われる事も無くなるだろ」

杏子「んで、キーべえ、あたし達がユウリに協力したりしたら、この件をマギカに報告したりするのかよ?」

KB「はぁ?言っとくが俺はこんな面倒な件に関与するつもりはねーぞ。テメェらでやりたいように勝手にやれ。俺を巻き込むな」

さやか「・・・あんた、最低だと思ってたけど、そうでも無いかもね」

KB「何言ってんだ、マゾヒストちゃん」

さやか「だからマゾって言うな!」

ゆま「それでどうしよう、マミ?」

ほむら「私達の指揮官はあなたよ。あなたの決定に従うわ」

まどか「ど、どうするんですか・・・?」

マミ「そうね・・・少し時間を頂戴、考えさせて」

そして私とマミは目配せする。

マミ「キュゥべえ」

マミは気絶しているキュゥべえの尻尾を掴んで持ち上げて上下に振る。

マミ「起きて」ガクガク

QB「起きたから止めてぇえええええええ」

マミ「そろそろ鹿目さんの特訓の時間でしょう」

QB「え?そうだけど・・・」

マミ「時間でしょう?」ガシッ

QB「いだだだだだだだ!!解ったからアイアンクローは止めてぇええええええ!!」メキメキ

まどか「あ、あはは・・・じゃ、じゃあ、行って来ます・・・」

マミ「行ってらっしゃい」

さやか「あんまりビルを壊すんじゃないよー」

まどか「わ、解ってるよぅ!」

まどかとキュゥべえが出て行った。

マミ「さて、飛鳥さん。私の決定を伝えるわ」

数分の沈黙の後、マミが口を開いた。

ユウリ「・・・成る程ね、あの子には聞かせたくないのか」

解ってくれたのね。

マミ「私達はあなたに協力するわ」
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 18:40:36.38 ID:caPbECOo0
飯とかで外します
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 21:20:27.17 ID:caPbECOo0
マミ「(これで良いのね?)」

マミからのチャント。

ほむら「(ええ、ありがとう。私達にとって一番良い結果は、ユウリを仲間にして、プレイアデス聖団も誰も死なせずにこの件を終わらせる事。
放っておいたら、その結果は絶対に得られない。今、ユウリに協力しないと私達が関与する余地は無くなってしまう)」

さやか「マミさん・・・良いんですか?」

マミ「もし、この件に関わりたくないという人は、今この場で言って頂戴。降りる事は許可するわ」

ほむら「私は降りないわよ。そうで無ければ、ユウリを助けた意味が無いもの」

杏子「今更、無関係の人間が1人死のうが気にするあたしでも無いよ。乗りかかった船だ。最後まで付き合うさ」

ゆま「ユウリは・・・大事な人を殺されて、今まで独りぼっちだったんだよね・・・?でも、もう1人じゃないよ。ゆま達がいるから」

織莉子「正直、今は魔法少女同士で争っている状況では無いのですが、私も少しでも早くこの件を終わらせるのに協力します」

キリカ「私もやるよ!一番大切な人を殺されたのなら、仇を討ちたい気持ちは解るから!私は・・・ユウリ様の味方だっ!」

さやか「あ、あたしは・・・」

マミ「美樹さん、無理しなくて良いわよ。どうしても納得出来ないならあなたは関わるべきではないわ。
今度は魔法少女同士の本当の殺し合いになる可能性がある。迷いがある状態で戦いに出たら、死ぬわよ」

さやか「そ、そうですよね・・・」
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 21:22:24.68 ID:caPbECOo0
ほむら「(さやか)」

私はさやかとチャントを繫げる。

さやか「(ほむら?)」

ほむら「(このまま私達が手を引けば、多分、ユウリが1人死ぬか、プレイアデス聖団の何人かを道連れにするという最悪の結果にしかならないわ。
それも彼女が心に憎しみを抱いたままというね。私達で、この件で何とか誰も死なせない方法を模索しましょう。
これは全員に伝えるわ。あなたも協力して)」

さやか「(ほむらには何か考えがあるの?)」

ほむら「(ある訳無いでしょう。これから考えて探すのよ)」

さやか「(あ、あーもう!あんたを信じるよ!何とかしてよ!?)」

ほむら「(・・・頑張ってみるわ。早く返事をして。あなたがチャントで話しているのが、ユウリにバレたら厄介よ)」

とはいえ、あまり自信は無いけど。

さやか「あ、あたしもやる!やりますよ!!自分だけ手を汚さないなんて、そんな卑怯な事したくないです!!」

杏子「何か、ヤケ気味だな・・・」

ユウリ「良いのか?アタシは自分でもメチャクチャな事頼んでるって解ってるんだ。
嫌ならあたし何かに無理に付き合わなくて良いよ」

さやか「そ、そんなー!あたしだけ仲間ハズレなんて無しですよー!」

マミ「そういう訳で、飛鳥さん、私達はあなたに協力する事にしたわ」

ユウリ「ほ、本当に良いの・・・?本当に協力してくれるの・・・?」

ほむら「ええ。でも条件があるわ。まどかには私達が協力すると言う事を知られたくないの」

ユウリ「手を汚すのを知られたく無いとか?」

ほむら「私は手所どころか全身血塗れよ。そんな私でもまどかは受け入れてくれたわ。だからそんな事はどうでも良い。でも、あの子の手は人の血で染めて欲しくないの」

マミ「そうね・・・鹿目さんは、きっと自分も協力したいって言ってくれるわ。でも、あの子は優し過ぎるから魔法少女と殺し合うなんて出来ないし、させたくないの。
私達の勝手だって解ってるけどね」

さやか「そうですね・・・まどかにそんな事はさせられない」

マミ「皆もそれで良いかしら?聞かれたら保留しているという事にしておいてくれる?」

杏子「オーケー、まどかには内緒だな」

ゆま「うん、解った」

織莉子「確かにまどかさんには無理でしょうね・・・」

キリカ「てか、まどっちには悪いけど実力的な意味でも無理っしょ」

ユウリ「そっちの事情は解ったよ。さっきの子には黙ってれば良いんだね」

マミ「そうよ。お願いね」
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/06(日) 21:30:11.92 ID:jutCup7Lo
とつぜんですがすみません。この先何となくですが、
このSSストーリー作品の織莉子のスーパーメカゴジラはSMG‐Undに変わるんでしょうか?
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/06(日) 21:30:45.76 ID:6hSEJFjAO
ほむほむXの出番か
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 21:41:18.89 ID:caPbECOo0
>>542

スーパーメカゴジラUndが何か知らないし、ググってもスレ1つに名前が上がってるのが見えただけなので、
変えようが無いです

>>543

出番だ!
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/06(日) 21:41:43.89 ID:Imw/g/iC0
誰かがうっかり口を滑らせそうで怖いなww
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/06(日) 21:47:19.79 ID:jutCup7Lo
>>544
そうですか・・・。まぁ、それはそれでいいし、この先が楽しみだ。
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/06(日) 21:59:00.62 ID:jutCup7Lo
>>543
いや、ここはほむほむXVだと思うよ?
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/06(日) 22:09:37.08 ID:1kRdSxFa0
この曲だな!
http://www.youtube.com/watch?v=dUQzPIcRJVE

これでほむほむの予算というか在庫がゼロになるか・・・
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 22:24:01.26 ID:caPbECOo0
あすなろ市、海香ホーム

ニコ「んで、私達はどうすんの?任務はどうしても無理と申請すれば拒否れんしょ?」

サキ「拒否した所で向こうが襲って来るだろう。同じ事だ」

里美「そのアイリだったユウリって子・・・殺しちゃうの?」

みらい「向こうが殺そうとしてるんだぞ!やらなきゃやられる!」

カオル「でも納得いかないなぁ・・・せめてその過去に私達が殺しちゃった飛鳥ユウリに、何で処分命令が出たか解んないの?」

JB「そこまでは解んねぇよ」

海香「調べてもらえる、ジュゥべえ?」

JB「マジかよ!?今回も相当ヤバい橋渡ったんだぞ!コレだって調べたって事がバレたらオイラ処刑もんなんだぞ!!」

ニコ「そこまでやったならもう一緒。毒を喰らわば皿までってね」

JB「他人事だと思いやがって・・・」

サキ「頼む。私達が彼女を殺めてしまった。それを知る必要がある。義務がある」

JB「あーもう、解ったよ・・・絶対他所に口外すんなよ!?」

里美「気を付けてね、べえちゃん・・・」

JB「オイラを心配してくれるのは里美だけだぜ・・・」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 22:26:00.49 ID:caPbECOo0
カオル「ユウリ・・・また私達を襲って来るだろうね・・・」

海香「でしょうね。でも、彼女1人なら問題ないわ」

ニコ「1人ならね。でも、昨夜は見滝原の魔法少女2人がユウリを助けた。理由は知らんけど」

みらい「そうだよ!何で関係ないあいつらがユウリを助けるんだよ!!」

サキ「理由も気になるが、それよりも彼女らがユウリ側に付いた可能性があるのが厄介だな・・・」

里美「あの2人、強いの?」

ニコ「強い。巴マミは長い間、怪獣が頻出する見滝原を守り続けて来たベテランの魔法少女。しかも昨日見た怪獣は改造されて大きくパワーアップしたキングギドラだった。
暁美ほむらは時間停止能力に加えて高い戦闘技術を持っている。そして連れているバトラは彼女が使役している個体以外は確認されていない強力な怪獣だね」

カオル「でも、その2人入れても3人。私達7人で勝てるんじゃない?」

JB「ユウリに付いたのが2人だけならな・・・」

みらい「どういう事?」

ニコ「巴マミの魔法少女の仲間は後6人いる」

海香「そんなにいるの?」

ニコ「ま、その内1人は到底実線に出られるような実力じゃ無いから、戦力として換算する必要は無いどね。
でも他の5人は強い。特に佐倉杏子は本人がマミに匹敵する実力を持つ上に、怪獣がデストロイアだ」

里美「デ、デストロイア!?マギカが怪獣を倒す為に造った最強の怪獣じゃない!」

みらい「ふん!やって来るなら倒すだけだ!」

カオル「でも、どうなったかは解らないじゃん」

ニコ「じゃ、聞いてみようか?サキ、携帯出して」

サキ「あぁ」

携帯電話を出すサキ。

ニコ「ホレ」

ニコがアプリを操作して、サキの携帯電話にある番号を送る。

サキ「これは?」

ニコ「巴マミの携帯番号。電話よろしく、代表者のサキ様」

と言ってソファーに寝転がるニコ。

サキ「そうだな、かけてみるか」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 23:09:34.91 ID:f/YDovmq0
この2組の衝突はまどか覚醒フラグと考えていいんでしょーか?
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/06(日) 23:29:04.21 ID:Imw/g/iC0
その実戦に出られるような実力じゃない奴の怪獣がゴジラだと知ったらどう反応するか・・・オラワクワクしてきたぞ。
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 23:54:03.96 ID:caPbECOo0
ほむホーム、ほむルーム

サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー♪
部屋に突如流れる「マミさんのテーマ」
http://www.youtube.com/watch?v=8kAtY3KuafA

マミ「ごめんなさい、私の携帯だわ・・・知らない番号?もしもし?」

サキ「見滝原の魔法少女の代表、巴マミで間違いないか?」

マミ「ええ。あなたは?」

サキ「プレイアデス聖団の代表、浅海サキだ」

マミ「!?」

マミの顔に少しの驚き。

マミ「そう、始めましてかしら?浅海さん」

ユウリ「!!」

ユウリがその名前に反応するが、キリカが彼女の肩に手を置いて押さえる。

キリカ「ユウリ様、落ち着こう」

ユウリ「う、うん、ごめん・・・」

マミ「(暁美さん、スピーカーはある?)」

マミからのチャント。私はまどかDVDでまどニーするのに使っていた、高音質立体音響スピーカーをマミの近くに持っていく。
そしてマミは素早く携帯に繫ぐ。これで携帯の音声がスピーカーから聞こえるようになった。

サキ「昨夜会った筈だけど?」

マミ「そうだったわね。ところでよく私の携帯の番号が解ったわね?」

サキ「うちには優秀な情報収集係がいてね。それより、昨夜は何故、私達の邪魔をしたのか教えて欲しい」

マミ「1人のか弱い女の子が怪獣6匹に襲われてるんですもの、義によって助太刀したといったところかしら?」

サキ「か弱い・・・?あのユウリがどんな人間か知っているのか?」

マミ「ええ、とっても友達想いの優しい子よ。その友達は昔、可愛そうに、何処かの皆さんに殺されちゃったらしいけどね」

マミの挑発。

サキ「・・・私達がやりたくてやったと思っているのか?」

サキに声に少し怒りの感情が含まれた。

マミ「いいえ。それよりあなたはそんな事を聞く為にわざわざ私に連絡をして来たのかしら?」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/06(日) 23:55:12.61 ID:caPbECOo0
サキ「電話をしたのは他でもない、そのユウリについてだ。その場に彼女はいるの?」

マミ「いない、と言った所であなたは信じる?」

サキ「いや、信じない。いるならば彼女の正体や目的についても聞いたのか?」

マミ「ええ、驚いたわ。それで私に復讐を止めるよう説得でもしろって言うの?」

サキ「・・・この件はあなた達には関係が無い。関わらないで欲しい」

マミ「うーん・・・そう言われてもなぁ。今どうしようか考えてる所なのよ」

サキ「敵に情報を与えるつもりは無い、という事?」

マミ「どう解釈するかはそちらに任せるわ」

サキ「私達は同じマギカ、魔法少女なんだ!それに今は争っている場合では無いはずよ!」

あ、この人ちょっと短気っぽいかも知れないわね。

マミ「だから争うなんて誰も言ってないじゃない」

サキ「で、その答えはいつ出るんだ?」

マミ「さぁ?その内決めるわ」

サキ「・・・そうか、解った。では失礼」

マミ「ええ。失礼するわ」

電話が切られた。
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 00:06:55.65 ID:pE20m1cy0
さやか「マミさん、冷静でカッコいいな〜」

マミ「き、緊張したわ・・・声、震えたりしてなかった?」

マミが身体の力が抜けたようにへたり込む。

さやか「大丈夫でしたって!」

キリカ「今の会話、殆どこっちがユウリ様の味方になったって言ったのと同じだよね」

織莉子「向こうもそう受け取ったでしょうね」

杏子「あぁ、でもマミが明確に敵対を宣言しなかったのには意味がある」

ゆま「どういう事?」

ほむら「今、此処で相手に敵対の意志を示したら、私達側からマギカに楯突いたことになってしまう。
そこで此処ではぐらかして、相手から仕掛けさせるの」

キリカ「でも仕掛けて来るかな?」

ほむら「向こうしてもこの件はなるべく早く終わらせたいと思っているはずよ。
ターゲットのユウリが見滝原にいる事は向こうも解っているから、ユウリを探してこの街に入ってくれば、魔法少女のルールとして、こちらから攻撃出来る」

さやか「そこまで計算して・・・マミさん流石っす!」

マミ「ふふっ、皆のリーダーなんだから、それくらいはね。それにしても暁美さんもよく私の考えが解ったわね」

ほむら「もう付き合いも長いしね」

ユウリ「じゃあ、奴らがこっちに来るのを待つのか?」

不満そうなユウリ。

マミ「いいえ、こちらから仕掛けるわ」

ゆま「え?何で?」

織莉子「恐らく、こちらの意図はプレイアデス聖団も掴んでいるでしょう。だから私達の方からあすなろ市に出向いて、攻撃させて戦うのです」

杏子「傍から見れば、何時もの魔法少女同士のいざこざに見えるしな」

さやか「成る程、でもそれじゃ、ユウリさんは・・・」

マミ「そうね、悪いけど飛鳥さん、あなたは此処で待っていて欲しいの。
あなたやあなたの怪獣が私達と一緒に、プレイアデス聖と戦っているのを見られたりすると、あなたと共謀しているのが簡単に解ってしまう」

ユウリ「そういう事なら仕方ないね・・・でも、全員生かしてアタシの前に引きずり出して」

杏子「面倒くせーなぁ。そいつらの首をあんたの前に持って来るんじゃ駄目なのか?」

ユウリ「駄目だ。あいつらの目の前でかずみを殺して、その後アタシがこの手で殺してやらないと気が済まない」

ゆま「でも、それって殺さずに気絶とかさせないと駄目だよね・・・難しいなぁ」

ほむら「大丈夫よ」ゴソゴソ

私は、超強力媚薬、ほむほむXの改良型の更に持続性を高めたものを取り出した

杏子「おい、それは・・・」

ゆま「ひっ!」ビクッ

ほむほむXの体験者の杏子とゆまは何か解ったみたいね。
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/07(月) 00:10:11.67 ID:UAcVuHZAO
キタ━━(。A。)━━ッ!!!
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 00:13:14.10 ID:DX7rkqYp0
ああ・・・とうとう・・・
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/07(月) 00:13:34.03 ID:1YM2SwvAO
出たwwww
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/07(月) 00:15:00.62 ID:kYiZhBYT0
逃げてー!聖団逃げてええええええ!!
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 00:15:25.00 ID:pE20m1cy0
ほむら「超強力媚薬、ほむほむXの強化版、ほむほむXUの持続性を高めたほむほむXVよ。これをあなた達に渡しておくわ」

キリカ「あーー成る程・・・」

さやか「これで動きを止めろと・・・」

織莉子「他に無いのですか?すぐに相手を眠らせれるクロロホルムのようなものとか」

ほむら「相手を眠らせるの?何をしても反応しないプレイが良いって事?織莉子あなたそういう趣味?」

織莉子「いいえ、何でもないです」

マミ「身体強化されていたらクロロホルムの効きは大分遅くなるでしょうね。折角だから明美さんに借りましょう」

ほむら「自分に使う場合は必ず薄めなさい。原液をそのまま、おまんまんに塗ったりしたら大変な事になるわ。
具体的に言うと、次の日一日中、腰砕けになって立てなくて、おまんまんに風が当たっただけで大洪水よ」

さやか「解説せんで良い!つか自分で使わねーよ!」

ほむら「後、事前に中和薬を渡すから飲んでおきなさい」

キリカ「はーい」

ほむら「さてゆま、今夜はこの媚薬でお姉さんと遊びましょうか?」ニヤッ

ゆま「ひぃっ!」ビクッ

杏子「止めろ、怯えてるじゃねーか!」

ほむら「あなたにもあげるわ」

ユウリ「いや、要らない・・・」

ほむら「私達と協力関係になった証としてどうぞ」

さやか「なんて嫌な証だ・・・」

ほむら「プレイアデス聖団を殺す前にこれでプレイスル性団に調教したら?」

ユウリ「あ、それ良いかも。もらっとく」

杏子「もらうのかよ!」

ユウリ、あなたには素質があるわ!
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 00:17:17.28 ID:DX7rkqYp0
もういろいろひっでえwwwwwwww
シリアスな雰囲気が見事にぶち壊しだwwwwwww
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/07(月) 00:17:50.42 ID:DBGYNLh2o
プレイスル性団wwwwww
ヤベェツボったwwwwww
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 00:20:33.40 ID:N3eN4sQl0
プレイスル性団wwwwwwwwwwww
思いっきりワロタwwwwwwwwww
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/07(月) 00:26:19.74 ID:oqcYk2e7o
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 01:05:40.42 ID:pE20m1cy0
あすなろ市、海香ホーム

サキ「・・・という事だ」

スピーカーのコードを携帯電話から外すサキ。

海香「どうやら、彼女達はユウリ側に付いたようね」

JB「こっちを敵と見なしているな」

みらい「もーっ!!何で!?ボク達があいつらに何かしたのかよ!?」

カオル「発端は私達が原因だしねぇ」

里美「でも、それだけでユウリって子の復讐を手伝ったりするかな・・・?」

ニコ「ん〜〜、向こうの意図が解んないな〜」

サキ「ともかく、この件はユウリを処分すれば終わる。さっさと終わらせよう。無駄な争いはしたく無い」

カオル「じゃあ、こっちから乗り込んで行ってユウリを始末する?」

サキ「いや、それは向こうも読んでいるだろう。下手に乗り込んだら待ち伏せされて返り討ちだ。
それに、ユウリの復讐を手伝う以上、向こうの狙いは私達だ。乗り込んで来るだろうな」

みらい「それにはかずみも狙いに入ってるだろうな・・・」

海香「かずみも戦わせるの?」

カオル「戦わなくて済むに越した事は無いけど、相手は改造キングギドラとデストロイアを使役する強い魔法少女がいる、えーと・・・」

ニコ「7人。未熟ちゃんは来ないだろうし。ユウリも来られたら終わりだけど、目立たれると見滝原の連中が困るだろうから多分来ない」

JB「こちらと同じ人数か。かずみも狙われている以上、戦ってもらわないといけないな・・・」

里美「何かやだな・・・魔法少女同士、こうやって手の内の探りあいみたいな事は・・・」

みらい「仕方ないだろ!向こうに分かり合う気が無いんだからな!!」

里美「うん・・・」

カオル「そんでどうするの、サキ?」

サキ「向こうが来たら分断して確個撃破したい所だな・・・罠を張ろうにもこの広いあすなろ市に何時何処から来るのか解らないのでは張りようも無い」

海香「でも、此処は私達のホームグラウンド。地の利はこちらにあるわ」

ニコ「こっちの能力や怪獣に合わせて有利な地形で戦いたいけど、待ち伏せてる間に他が集中攻撃されたら・・・うーん・・・」

みらい「それに厄介なのは、あの暁美ほむらの時間停止能力だ。ずるいぜ、あんな能力!あれ使われたら勝ち目無いぞ!!」

ニコ「それに関しては任しとき。対策はある」

カオル「本当!?さっすが、天才発明家!頼りになる!」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 01:09:42.73 ID:DX7rkqYp0
奇しくも発明がお互い重要か・・・
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 01:11:40.09 ID:pE20m1cy0
今日は此処まで。
読んでくださった方、レス下さった方ありがとうございます。
ではまた明日!
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/07(月) 01:15:51.34 ID:sEjk/w4G0
乙!
明日も楽しみにしてます
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/07(月) 01:23:12.68 ID:6FzSQppAO
乙。

あかん・・・今のほむらは時間停止能力だけやない、
あの薬もあるんや・・・!
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 01:28:32.55 ID:DX7rkqYp0


これからある意味阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられる訳だ・・・
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/07(月) 01:53:42.03 ID:p9rKxv5T0
分かり合う気が無いのはお互い様なんだがな……
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/07(月) 02:42:19.66 ID:hPkUkLt6o
わかっても譲る気が今の時点ではないからな
納得して譲る理由を作ってやるしかない
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/07(月) 06:53:02.34 ID:GZig0zuno
お疲れ様でした。
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/07(月) 08:54:28.69 ID:LouzGBq+0
戦うよりも前にユウリが殺された原因探す方が先にしたほうがいいんじゃ
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/07(月) 12:13:42.80 ID:oqcYk2e7o
>>574

それでも同じにしか見えないな。
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 16:21:47.38 ID:ggSNTFBDO
乙です
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 21:16:47.04 ID:pE20m1cy0
ロリこんばんは。モンスターアーツゴジラを予約出来て一安心。

>>569

でも使うには動きを止めないといけない。

>>574

一応理由は考えたけど、これで良いのかと考えてるのでまだ書けないという・・・

再開します
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 21:17:19.44 ID:pE20m1cy0
ほむホーム、ほむルーム

マミ「さて、ではこのまま作戦会議を始めましょう」

キリカ「質問」ハーイ

マミ「何かしら?」

キリカ「そのプレイアデス聖団ってどれくらいの強さなのかな?」

さやか「あ、それはあたしも気になる」

マミ「そうね、昨夜見た限りでは、個々の能力では私達の方が平均して上でしょうね。特に怪獣に関しては全体的に私達の方が強力よ」

杏子「そうか。んじゃ何とかなるな」

ほむら「ところがそう簡単にはいかないの。
確かに一人ひとり、一体いったいでは私達の方が強いだろうけど、彼女らの最大の武器は非常に統率された動き、高度な連携にあるわ。
昨夜のスペースゴジラのへ攻撃も、互いが互いの邪魔にならないように動いて追い詰めていたわ」

織莉子「チームワークに優れている訳ですか」

ユウリ「全員でターゲットを集中攻撃するのが奴らの常套手段だからね」

ゆま「わ、私達だって仲良しだよ!」

マミ「そうね。でも私達は集まって日が浅い。連携訓練なんてしていないし。
確かにその場その場でフォローはし合えるけど、それだけでは彼女らの多数での連携には対抗できないわ」

織莉子「だからと言って訓練している時間なんてありません」

杏子「別々に戦えばあたし達、まとまれば向こうが有利って事か」

キリカ「じゃあ連中がバラバラになるのを待って襲撃?闇討ちみたいで私好み!」

さやか「うーん、あたしはそういうの嫌いだけど、仕方ないか」

ゆま「こっちは全員で動いて、一人か少なくなった所で襲っちゃうの?」

ほむら「全員で動いていたら目立つし、私とマミは顔が割れているわ。それは無理よ」

マミ「それに一回目は成功しても、それ以降は全員で固まられてしまうでしょうね」

杏子「全員バラバラに動くのか?あたしは構わないよ」

マミ「いえ、こちらもある程度集まって行動しましょう。それなら例え向こうの全員に襲われても、時間を稼いで仲間を呼べるわ」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 21:19:07.90 ID:pE20m1cy0
ほむら「組み合わせだけど、先ず杏子とゆま、あなた達は組んで」

織莉子「それが良いでしょう。お2人は長い間一緒に戦ってきた訳ですし」

杏子「解った。ゆまが一緒なら心強ぇ」

ゆま「キョーコのお手伝い頑張る!」

マミ「次に美国さんと呉さん、組んでくれるかしら?」

美国「解りました。私もキリカとは付き合いが長いですから」

キリカ「織莉子と襲撃デート!やっほーい!!」

さやか「じゃあ、あたしとほむらとマミさんが一緒か」

ほむら「そうよ、一番頼りないあなたには私とマミが付くわ」

マミ「美樹さんが一番心配だもの。目の届くところにいてもらわないと、落ち着いて戦えないわ」

さやか「あたし、そんなに頼りないですか・・・?」

マミ「冗談よ。信じてるからこそ私の背中を預けられるの」

さやか「うぅ・・・マミさんにこんな言葉をかけてもらえるなんて」グスッ

ほむら「私とマミは一緒に戦って来た期間が長いから連携も取りやすいわ。あなたのフォローも何とかなるでしょう」

さやか「あんたは何時も通り歯に衣着せないな!」

マミ「他に私達が知っておいた方が良い事はあるかしら?」

ユウリ「そうだな・・・あいつらの中で特に神那ニコって奴には気を付けるんだ。使役している怪獣はメカゴジラU。
奴の能力は再生成、物さえあれば他のどんな物質にでも作り替える事が出来る」

さやか「どんな物にでもですか?」

ユウリ「あぁ、自分や怪獣の傷を治すのは勿論、攻撃能力のある分身を作ったり、自分の指をミサイルみたいに飛ばしたりも出来る」

キリカ「怪獣だけじゃなく本人もフィンガーミサイル!?」

ユウリ「それだけじゃない。ニコが色々なものを作ったりしている」

色々な物・・・ね。向こうは私が時間停止能力を見たから、それを解っていても交戦するつもりでいる。
まさかとは思うけど、それで対策されて通じない可能性も考えておきましょう。時間停止能力を過信するのは危険だわ。

ほむら「情報ありがとう。気を付けるわ」

ユウリ「次に向こうの穴というか、精神的に未熟な奴が宇佐木里美だ。魔法少女だとネコミミと尻尾が付くから直ぐに解る。
但し、戦闘能力は弱くは無いから油断しないようにしてくれ。更に厄介なのがこいつは動物と話せる能力がある点だ」

マミ「私と暁美さんは街の動物に見られると動きが筒抜けになる可能性があるのね・・・」

ほむら「大丈夫よ、その対策はある」

マミ「本当?任せるわね」

任せなさい!完璧な対策よ!
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 21:47:24.34 ID:pE20m1cy0
ユウリ「後は奴らのソウルジェムの生命力波動のパターンを伝える事くらいかな。皆、ソウルジェムを出してくれ」

私達は指輪をソウルジェムに換えてユウリの前に出し、プレイアデス聖団7人の生命力の波動パターンを保存する。
これで周囲で彼女達が変身していたり、魔法を使ったりすれば解るわ。

マミ「さて、他に準備が無ければ早速行動しましょうか」

ほむら「そうね」

キリカ「今から?」

織莉子「善は急げよ、キリカ」

杏子「近くで適当に飯食っていこう」

ゆま「ゆま、ハンバーグ食べたい!」

さやか「制服じゃないし、着替える必要も無いか」

マミ「飛鳥さんは、今は動かないでもらえる?」

ほむら「今はこの私の家を使ってちょうだい」

私はユウリに鍵を渡した。

ユウリ「今更だけど・・・本当にあんた達を信じて良いんだね?」

カギを受け取るユウリ。

ほむら「信じてない相手にカギを渡すと思う?私はあなたを信じたわ。そんな私が信じれない?」

私はユウリに手を差し出す。

ユウリ「解った・・・ごめんね、ユウリがいなくなってから仲間って初めて出来たから・・・」

ユウリは私の手を握った。

ほむら「心配しなくて良いわ。私達はあなたの味方よ。裏切ったりしない」

ユウリ「うん・・・」

キリカ「敵になるにしても、ちゃんと敵対宣言するから安心してよ、ユウリ様!」

さやか「だからフォローになってないっつーの」

ほむら「暇なら、そこの棚に百合、レズのマンガと同人誌と実写、アニメのDVDがあるから見てて良いわ」

ゆま「それってどんなの?」

杏子「興味を持っちゃ駄目だ!」

織莉子「相変わらず台無しにするのが得意ですね、ほむらさん」

ほむら「ほむ?」

マミ「じゃあ、出発しましょう」

ユウリ「アタシが言うのも変だけど・・・気を付けて」

ほむら「ええ、じゃあね」

私達は外に出た。

ユウリ「・・・この壁の残骸はアタシが掃除するのか?それくらいやるか・・・反重力で簡単に片付くし」
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/07(月) 22:13:25.18 ID:UxQVxP5R0
乙!

いったいどんな対策をすれば変態ほむらさんを止められるのやら
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/07(月) 22:17:56.18 ID:nnnlt73vo
>>581
それはな、ウワナニヲスルヤメ

ジンセイアキラメガカンジンダゼ
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 22:21:58.47 ID:pE20m1cy0
あすなろ市、海香ホーム

かずみ「敵の魔法少女が来るの!?」

海香「ええ、私達の命を狙ってね」

かずみ「ど、どうして・・・?あのユウリって子もそうだけど、魔法少女は仲間じゃないの?悪い怪獣をやっつける・・・」

サキ「そのユウリの仲間らしい。志が違えば、敵対する事もある」

かずみ「ど、どうするの・・・?」

みらい「戦うに決まってるだろ!大人しく殺されてたまるか!!」

かずみ「そうだよね・・・」シュン

カオル「嫌かもしれないけど、しょうがないじゃん」

JB「今度は油断すんなよ」

里美「かずみちゃん、元気出して」

サキ「ニコ、例の物は?」

ニコ「ほれ」

ニコがサキに小さなリングのような物を投げて渡す。受け取るサキ。

サキ「これか?暁美ほむらの時間停止能力への対策は」

ニコ「ソウルジェムにはめて使う。それを付けていれば、装着者に作用する魔法少女の固有能力を無効化できる。名付けてアビリティキャンセラー」

かずみ「凄い・・・」

里美「流石ニコちゃん」

海香「ネーミングがそのままね」

みらい「解りやすくて良いんじゃないか」

ニコ「但し、その状態だと自分を回復したり強化したりする固有能力も使えない。里美だと動物との会話が出来なくなる。機能はオンオフ切り替え可能だから上手く使って」

カオル「その能力をぶち殺す!って感じ?」

JB「じゃあ、オイラはそろそろ行くぜ?」

ニコ「うん、生きて返って来い」

JB「洒落になってねーからその台詞!」

かずみ「ジュゥべえ何か危ない事するの?」

カオル「パンツを盗みに行くらしいよ?」

JB「おぃぃぃぃぃぃい!!」

サキ「向こうももう行動しているかも知れない、私達も動くぞ」

みらい「よーし!返り討ちにしてやるぜ!!」

サキ「では、手分けしよう。組み合わせは私とみらい、ニコと里美、海香とカオルはかずみを守ってやってくれ」

かずみ「私だって戦えるよ!」

海香「ええ、頼りにしてるわ」

サキ「敵を見付けたらすぐに交戦しないで、仲間を呼ぶんだ」

カオル「OK!即席チームじゃ、私達にチームワークで敵わないって所を見せてやるよ!」

里美「上手く集まらせてくれると良いけど・・・」

サキ「では行動開始。先ず、ニコと里美は・・・」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 22:27:08.39 ID:DX7rkqYp0
こりゃあ肉弾戦で無理やりするしかないようだな///
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/07(月) 22:34:45.92 ID:p9rKxv5T0
アビリティキャンセラーはサキだけが持つのか
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 22:41:31.43 ID:pE20m1cy0
>>585

いや、全員分あるよ
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/07(月) 22:48:30.27 ID:oqcYk2e7o
むむむ!こりゃ気まずくなってきたぞ!
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 22:53:58.07 ID:DX7rkqYp0
だがほむほむXVとて全員が持っているのだ
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/07(月) 22:59:32.01 ID:FNuHlU5Z0
アビリティキャンセラーとほむほむXV
この激しい落差から何かエネルギーを抽出する事は出来ないものだろうか
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 23:01:52.65 ID:pE20m1cy0
見滝原、公園近くファミリーレストラン前

私達は、以前に織莉子とキリカを説得したファミリーレストランで昼食を摂った。

マミ「さぁ、あすなろ市に乗り込むわよ」

さやか「何で行くんですか?急ぐなら怪獣で飛んで行きます?」

杏子「怪獣使って行ったら一発でバレるだろうが・・・」

マミ「いえ、移動には怪獣を使うわ」

キリカ「え?」

マミ「千歳さん、お願いね」

ゆま「?」

見滝原、地下深く

杏子「まさかこんな方法で行くとはねぇ・・・」

ゆま「私も思い付かなかった・・・」

マミ「確実に街に入るのは見付からないわ」

織莉子「やはりあなたが指揮官で間違いなかったですね。私ではこんな発想は出来ませんから」

さやか「でも、暑い・・・周り全部べとべとするし・・・」

ほむら「暑いなら脱げば?襲ってあげるから」

キリカ「ほむほむはこんな所でも何時も通りだよ」

私達はビオランテの触手の口の中にいる。ゆまがビオランテを出し、その触手の一本の口の中に私達が入って、ビオランテが地中に潜行。
地下深く潜って地面を放射樹液で溶かしながら進んでる。何という発想。

ほむら「ところで、触手にも喉があるのね。ここに落ちたらどうなるの?」

ゆま「中の放射樹液で一瞬で溶けちゃうから絶対に落ちないでね」

キリカ「うわぁ・・・絶対に落ちないようにしないと・・・」

マミ「ひょっとしてこの熱いのは・・・」

ゆま「うん、高温、高圧の放射樹液の所為」

さやか「早く!早く着いて!!」

織莉子「暴れたら落ちますよ」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 23:18:14.61 ID:pE20m1cy0
こうしてビオランテは前にマミと一緒に着いたあすなろ市の端、荒廃した繁華街の無人の建物の下で触手を地面に向って伸ばす。
触手がコンクリートを突き破り、先端の口部分が出て下顎をコンクリートの床に付けて口を開く。
ゆまがビオランテの召喚を解除。触手と地中の巨大な怪獣は緑色の光の粒子となってゆまの中に吸い込まれていく。そしてゆまが魔法少女の変身も解除。

マミ「では、行動開始するわよ。レッドデストロイヤー、グリーンヒーラー」

杏子「よし、行こうぜ、ヒーラー」

ゆま「うん、えっとレッドデストロイヤー」

杏子とゆまが建物から出て行った。二人ともパーカーを着てフードを目深に被って髪と顔を隠している。
そして10分ほど待つ。

マミ「ホワイトガンナー、ブラックキリンガー、出撃」

織莉子「はい、行って来ます」

キリカ「さぁ、デートだよホワイトガンナー!」

織莉子は大きな麦わら帽子、キリカは黒いサングラスにバンダナ。
そしてまた10分ほど待ってから次は私達。

さやか「そろそろ行きましょう」

マミ「そうね、ブルースライサー。パープルメシア、対策とは何かしら?」

ほむら「これよ」ゴソゴソ

マミ「・・・あの、今は冗談は良いから」

ほむら「冗談では無いわ」

さやか「えーっと、それどう見てもパンツだよね?」

私の手にはパンツが二着握られている。片方はマミ用の新品、もう片方は過去のループで手に入れたまどかのパンツ。

ほむら「そうよ」

マミ「それをどうしろと・・・」

ほむら「顔を隠すんでしょう?被るに決まってるじゃない」

さやか「さも当然と言う風に言うな!それじゃ変質者だろうが!!」

ほむら「誰も変質者が魔法少女だなんて思わないでしょう?それに被っていると気持ちが昂ぶるのよ!」

マミ「その前に捕まるわよ・・・」

ほむら「じゃあ、どうするの?」

マミ「・・・近くの店で帽子でも買いましょう。あなたが変態だという事を考慮していなかった私が悪かったわ」

さやか「いや、マミさん・・・ゴールデンコマンダーは何も悪くないです」

ほむら「じゃあ、私だけ被るわね」

まどパンを被る。

さやか「被るな!絶対一緒に歩きたくない!・・・ん?このパンツ、まどかって名前が書いて・・・」

ほむら「時よ止まれ!」

時間停止!まどパンを外して盾に仕舞って、ついでに新品のパンツも仕舞って・・・

ほむら「そして時は動き出す・・・」

さやか「あれ?パンツが消えた・・・あ、時間停止?てか、さっきのパンツにまどかって・・・」

ほむら「私が自分で書いたのよ」ファサ

さやか「何で!?」

ほむら「これはまどかのだと設定して、妄想でイく為よ」

さやか「それはそれで変態だ・・・」

違うけど。本物のまどパンだけど。

マミ「良いから行きましょう。あなたもパンツじゃなくて帽子被ってね」

仕方ないわね・・・。
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/07(月) 23:19:43.28 ID:DX7rkqYp0
まったくこの淑女は・・・
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/07(月) 23:38:19.29 ID:UxQVxP5R0
手遅れってレベルじゃねえぞ
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/07(月) 23:53:29.25 ID:kYiZhBYT0
一回頭ぶつけるべきだなww
何となくまともになるような気がする・・・。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 23:54:10.74 ID:pE20m1cy0
次の日、見滝原、高層ビル街

まどかの修練に次ぐ修練の日々。これも全てはゴジラの王に認められ、ギドラの王を倒す為。世界を救う為。
既に開始してから一週間近くが過ぎた。しかし・・・

まどか「何で上手く出来ないのかなぁ・・・」

必死にやっても目立った成果は現れていない。相変わらず、ゴジラは呼び出しに応えようとしない。まどかの気持ちは焦るばかり。

ミQB「仕方ないよ、どうしても付け焼刃になってしまうからね。でも、まどかが何かきっかけを掴んで覚醒すれば、大きく力を増す事が出来るんだけど」

まどか「それはどうやれば良いの?」

ミQB「さぁ・・・?これは人によって違うから、決まったやり方なんて無い。さやかの場合は杏子との死闘だった。
うーん、ユウリに殺すつもりで掛かって来てみてもらうかい?」

まどか「止めとく・・・始まって数秒で私が死んで終わっちゃいそう・・・」

ミQB「数秒も持たないだろうね」

まどか「こんな所で躓いてたら世界を守るなんて夢のまた夢だよ!!私の何が足りないの!?教えてよ、ゴジラ・・・」

ミQB「ふふっ」

焦るまどかを見てミキュベイは微笑む。

まどか「?」

ミQB「あ、ごめん。いや、君が途中でもう嫌だとか、何でこんな事しないといけないのとか、言い出すんじゃ無いかなって、思わないでも無かったんだ。
それがこうやって諦めずに頑張ってる。まどかは凄いね」

まどか「確かに怖いよ・・・でも、私にしか出来ないし、世界の運命がかかってるんだもん。嫌だなんて言ってられないよ!
それに私だって皆を守りたい、一緒に戦いたい。足手纏いのままだなんて、絶対嫌!」

ミQB「その意気だよ!何、大丈夫。戦闘技術だって最初よりは随分と良くなった。ゴジラだって退屈になってるだろうし、そろそろ出て来てくれるさ!
それじゃ、今日はこの辺りにしておこうか」

まどか「ううん!私まだやれるよ!やらせて!」

ミQB「駄目だよ。君が考えているより、ずっと身体や生命には負担が掛かっている。休んで明日にしよう」

まどかのソウルジェムの色も鮮やかなピンク色から薄い色になって来ている。

まどか「っ・・・!」

ミQB「やる気があるのは何よりだけど、無理をして万が一にでも君が死んでしまったら元も子もないからね。
自分の状態を正しく把握しておく事も魔法少女にとって不可欠だ」

まどか「解った、帰ろうか。あ、所でユウリさんの件はどうするか決まったの?」

ミQB「あ、あぁ、いや、まだらしいよ」

マミに言われた通りまどかに伝えるキュゥべえ。

まどか「そうなんだ・・・」

まどかは変身を解除。体操服にブルマになった。

まどか「またこれで帰るの・・・?襲われちゃいそう」

ミQB「襲ってきたら殺っちゃえば良いよ」

まどか「えぇー・・・」
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/07(月) 23:56:13.93 ID:pE20m1cy0
2人がいる高層ビルから離れて数キロのビルの屋上にまどかの修行を見守る姿があった。
本来なら人間の視力で認識できない距離だが、魔法少女に変身せずとも視力を強化し、まどかの動きを一部始終観察していた。

ユウリ「・・・」

ユウリ、最強の魔法少女。特に何か表情を変える訳でもなくベンチに座り、長い金髪のツインテールとロングマフラーを風になびかせ、菓子パン片手に、紙パックのジュースを隣に置いてじっとまどかを見詰めている。
その金色の瞳は、一時たりともまどかを離さない。

KB「よう、最強、覗きか?」

そんな彼女に、ベージュ色のネコが声を掛ける。ネコに擬態しているキーべえ。

ユウリ「そんなんじゃない・・・何をしていようとアタシの勝手だろ」

KB「気になるんなら、テメェが戦い方を教えてやれば良いじゃねぇか」

ユウリ「何でアタシがそんな事を・・・」

KB「あの嬢ちゃんあんなんでも、宿してる怪獣はゴジラなんだぜ?」

ユウリ「何だと?」

キーべえを見るユウリの瞳に明確な驚き。

KB「それも只のゴジラじゃねぇ。南極で眠っていた最強の奴だ。何でもそいつに協力してもらわねぇと、ギドラどもの襲来の時にゴジラが味方になってくれねぇんだと」

ユウリ「・・・」

キーべえの言葉を聞いているのかいないのか、ユウリは再びまどかを見る。
それは羨望のようであり、嫉妬とも取れる、さっきまでとは違う何か感情を宿した目だった。
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 00:00:22.85 ID:VR4LayQco
もういっそのことキッズで過去に送り返すしかないなこりゃ。
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 00:05:32.62 ID:pknImcaV0
でもパラドックス云々抜きにしても結局ゴジラザウルスはゴジラとなって出現したんだぞ
どうせやったって・・・
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 00:08:39.60 ID:VR4LayQco
>>598
そうだったか、うかつだった。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/08(火) 00:16:04.17 ID:2DoCnH+h0
本気でないにしても、ユウリに特訓もとい超スパルタ指導してもらうくらいじゃないと無理かな?>まどか覚醒
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 00:18:40.95 ID:pknImcaV0
尻尾をふんづけるとか?
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/08(火) 00:56:02.63 ID:8wIVLH4J0
次の日、見滝原、高層ビル街

まどか「ぐぅっ・・・!」

カマキラス「ギイイイ!!」

まどかに迫る左の鎌、右の鎌、そして鋭い顎。まどかはこの日も防戦一方。焦れば焦るほど反撃の切欠を見付ける事が難しくなる。

カマキラス「キイイイ!!」

まどか「うわっとっと!」

突きの要領で繰り出された右の鎌をかわす。横に跳んだ後、次に襲い来るのは左の鎌。
それが屋上の床を叩き割り、瓦礫がまどかの腕に当たる。鈍い痛みが走った。

まどか「このっ!いい加減にしてよ!!」

まどかが魔法で精製した矢を放つ。羽根を広げて空に飛んで避けるカマキラス。

まどか「まだまだーっ!!」

まどかは何時もと違う魔力を練り上げて手に送って武器の弓に伝達、矢を精製。
まどかが矢を放つ。その軌道を読んだようにカマキラスが横に動いて避けようとする、が矢は軌道を変えて曲がり、誘導するようにカマキラスに命中。

カマキラス「ギイイイーー!?」

矢は大きな魔力の爆発を起こし、カマキラスの右の鎌が千切れ飛んだ。

ミQB「!やったね!」

まどか「やった!当たった!!」

ミQB「誘導弾の撃ち方を覚えたんだね!」

まどか「やってみたら、出来ちゃった・・・」

ミQB「少しずつ力の使い方を覚えて来てるね。相変わらす威力の調節はあまり出来てないけど」

まどか「少しずつだけどマシになって来てるんだね。よーし、このまま一気に・・・」

カマキラス「ギイイイイイイ!!」

まどか「っ!!」

爆発の中からカマキラスが全速力で突っ込んで来た。その速度は音速に近い。

ミQB「危ない、まどか!」

まどか「きゃっ!」

まどかをミキュべえは突き飛ばす。カマキラスの体当たりをミキュベイはまともに喰らってしまった。ビルの屋上から吹っ飛んで行くミキュベイ。

まどか「ミキュベイ!!」

ミQB「くっ・・・!」

ミキュベイは何とか後方のビルに着地するも、そのまま倒れて気絶してしまった。姿がキュゥべえに戻る。

まどか「キュゥべえ、大丈夫!?返事をして!!」

呼びかけるまどかにカマキラスが迫る。
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 00:58:15.20 ID:SRTXYf3X0
カマキラス「ギイイイイ!!」

まどか「カマキラス・・・何時もと様子が違うような・・・」

カマキラス「ギイイイイ!ギチギチギチ!!」

カマキラスが今までに無い凶暴さを剥き出しにして襲って来た。残った左の鎌を振りかざし、音速でまどかに迫る。

まどか「きゃあああああ!!」

その顎が反応出来ないまどかを捕らえた。

まどか「ぐぅっ!!」

まどかは閉じられるカマキラスの顎を両手で必死に押さえて噛み千切られまいと抵抗する。
しかし、身体強化している魔法少女とはいえ、相手は紛いなりにも巨大怪獣。恐ろしい力で顎を閉じようとする。

まどか「ううっ!ぐぅぅっ!あああああああっ!!こ、これってひょっとして・・・」

暴走だった。消してもらおうにも、キュゥべえは気絶してしまっている。

カマキラス「ギギイイ・・・!!」

暴走したカマキラスは顎に更に力を込める。

まどか「あ・・・うぅっ・・・!!」

まどかの顎を掴む手から血が滲み出る。腕に激痛に走る。

まどか「(も、もう駄目なの・・・?私、誰も守れずに、こんな所で死ぬの・・・?)」

ドゴォン!!

まどかが力尽きようという瞬間、突然カマキラスが爆発し、悲鳴を上げる間も無く粉微塵に砕け散った。そしてグリーフシードになって屋上に転がる。
まどかは吹っ飛んで、屋上の端に落っこちる。

まどか「あ、あれ・・・?一体何が・・・」

まどかが上を見ると、高いビルの上に魔法少女に変身したユウリ。さっきまでカマキラスの身体の中心があった所に魔法武器である拳銃「リベンジャー」の銃口を向けて立っていた。

まどか「ユウリさん!助けてくれたんですね、ありが・・・!!」

まどかは礼を言うとして、ユウリの剣呑な雰囲気に気付く。

ユウリ「・・・」

ユウリは銃を下ろし、黙ったまま、まどかを見下ろしている。

まどか「っ!!」

息が詰まる程に凄まじく、そして冷たいプレッシャー。
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 00:59:52.25 ID:SRTXYf3X0
今日は此処まで!
読んでくださった方、レス下さった方に感謝です!
ではまた明日、イカ娘見てから!
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/08(火) 01:00:34.56 ID:talYZD1Lo
お疲れ様でした。
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 01:02:04.65 ID:72e8qcit0
乙ですたー!
ほんと毎日凄いな・・・
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 01:03:23.24 ID:pknImcaV0
乙!

これは"地球最強の兵器"対"破壊神"くるか
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 01:13:46.28 ID:VR4LayQco
>>606

そうだな、明日も楽しみだ。
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/08(火) 01:14:54.76 ID:gjDg2P8b0
乙!
怪獣王VS破壊神か……もしかしてこのユウリ、スペゴジが操作してたりwwww


……やばい、笑えねえ
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/08(火) 01:15:35.92 ID:2DoCnH+h0
乙。
ギドラ族襲来まで時間が無い、QBは気絶中=特訓ができない・・・ユウリによる荒療治しかないなww
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/08(火) 01:48:29.76 ID:us+3c5fZ0
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/08(火) 03:48:33.76 ID:fg+Ok8B5o
>>583
空想科学読本的な発想ですまないが、アビリティキャンセラーって原理的に時間停止には無力じゃないか?

1.そもそも、『マギカの技術では再現できない本物の魔法』にまで対応できるのはおかしい。

2.時間停止が作用する対象は『ほむら本人と触れた物』。
  説明された通りの性能なら『ほむらが触れても時間停止の例外にならない』という結果にしかならない。
  触りたい放題、塗りたい放題。

3.本当に時間停止現象を無効化できてしまった場合、それによって恐ろしい事態が発生し得る。
  具体的には時間停止状態の大気とか、地球の公転とか、太陽系の公転とか、銀河系の公転とか。
  1.と同じ理由から、アビリティキャンセラーがそういう安全対策部分を自動制御できるとは考えにくい。
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 09:20:40.61 ID:tLjJRcG3o
>>612
SSなんだから気にせずに楽しめよ。

それとも
このスレは初めてか?力を抜けよ^^
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/08(火) 12:41:27.86 ID:Ois0tZ/ko
>>612
面白そうだからマジレスしてみる
まず最小にマギカの技術では再現できない魔法をryとあるが
前の方の>>1のレスでもあるがほむらのソウルジェムはほぼ完全にマギカ仕様となっているため他者と同様のプロセスを辿り魔法を発動していると考えられる
したがってマギカ仕様のソウルジェムに有効なアビリティーキャンセラーが無効とは限らないと思う
そもそも魔法を発動するプロセスは
1魔法少女自体が魔法使いたいと思う
2ソウルジェムがその意志を受信する
2.5ソウルジェムが自身にわかるように情報を調整する
3ソウルジェム内で生命力が魔法の力に変換される
4変換された力が解放される
っていうプロセスを踏んでいることがわかる
>>612が言ってるのは3、4の間で魔法の力が宙ぶらりんになってそれが時止だからやばいって話なんだと思うが
そもそもアビリティーキャンセラーが1、2の段階で意思の伝搬を阻害するという働きを持っていたとする
あるいは2.5の段階で受信した情報を魔法に変換するときに誤変換を誘発するという仕様だと仮定するならどうだろうか
魔法を使おうと思っても発動しないあるいは正常に魔法がでないという流れになって何らおかしくないと思われる
ただ一方でこれだと怪獣を操るという本作と非常に相性が悪い
怪獣を操る際
1魔法少女が怪獣をこのようにあやつりたいと思う
2ソウルジェムがその意思を受信する
3日本語で送られてきた意思をソウルジェムが怪獣のわかる言語に変換し怪獣に発信
4怪獣がそのとおりに動く
ゴジラ以外はこんな感じに動いていると思うんだが(ゴジラは3と4の間にゴジラ自身がそう動くかを判断するというのが挟まる)
アビリティーキャンセラーが阻害する場合はどちらにしても怪獣に意思が伝わらないという結果になってしまい非常に危険ということになるんじゃないかなと思った

この案の解決策はアビリティーキャンセラーに魔法を使う意思と怪獣を使役する意思を選別する能力を持っているとするか
あるいはソウルジェム自身が怪獣を使役する回路と魔法を使う回路二種類の回路を持ち
怪獣を使役するという意思とは別の回路を持ち合わせており魔法の回路の方だけを阻害するということが一番ありえるかなと思った
そもそもほむらは他の世界から来たわけだし外付けで怪獣を使役するという回路が作られたんじゃないかなと想像できるしね
ただ、もう一度まどかと会いたい、まどかとの約束を守りたい。その為なら何度でも繰り返すって決意したものを、その決意を真実にするための能力を
そんな下衆な手で阻止されるのは見るに耐えないけどね。見滝原組には頑張っていただきたい
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/08(火) 13:30:33.63 ID:1oTaY3NAO
とりあえず、チート過ぎるアイテムだとは思う
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/08(火) 13:51:36.55 ID:s0VUuPP/o
時間停止だと思った?

残念!さやかちゃんでしたー
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/08(火) 14:15:01.85 ID:2DoCnH+h0
ほむほむXVが猛威を奮う日が楽しみだ・・・。
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/08(火) 19:46:21.53 ID:jfhtaZor0
まどか覚醒までもう少しか
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/08(火) 20:34:40.49 ID:sY25Jn7DO
>>617 まだパンツ履いとけよ。風ひくぞ?
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 21:25:20.71 ID:SRTXYf3X0
ロリこんばんは。イカちゃんは今週、放送休止だったでござる。

>>606

凄いと行って頂けたら、頑張らざるを得ない。

>>612

あー、うん、解ってるのよ。原理的に無理があるというか、ほむらの時間停止の原理が不明過ぎるのでそれの無効化方法の原理なんて説明のしようが無い。
ほむらの時間停止とそれを無効化する原理があれば教えて欲しい。
今までの設定の説明でも出来るものは大体して来たつもりだけど、こう解り易く“していない”のは出来ないと解釈して頂きたい。
此処でどうにかほむらの時間停止能力を無効化してくれないと、ほむらが全員時間停止しながら当身で気絶させて拉致るという、非常にツマラナイ内容になってしまう。
他に読んで気付いただろうけど、ほむらの時間停止能力のお陰でバトラのバトルシーンがちゃんと描写出来てない。
いい加減主役怪獣のバトラを活躍させたい。
また、能力を使えなくするジャミングフィールドの展開も考えたけど、それだと誰も能力を使えなくなり、折角の面白い能力を活かした戦闘が書けない(ニコの再生成等)。
要はイマジンブレイカーと同じだと思ってもらえれば。

>>614

非常に深い考察をして頂いて恐縮です・・・。でも、自分はこんな深い事考えてないよ!

このスレでは書いた無かったから一応書くよ。深く考えてはいけません。

再開します
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 21:26:35.18 ID:SRTXYf3X0
ユウリの雰囲気は穏やかではない。敵意すら感じる。

まどか「そんな、何で・・・?」


ユウリが拳銃を消して、まどかに向って斜め下へ跳躍。

まどか「きゃああああああっ!!」

衝撃。首を片手で掴まれ、屋上の壁に叩き付けられる。背中から壁にめり込んだまどかに、ユウリは顔を近付ける。

まどか「ユウリさん、どうして・・・?」

その瞳には恐ろしく冷たい、憎悪が揺らめいていた。そして光は無く、あるのは暗い闇。

まどか「(ユウリさん・・・?ユウリさんの様子が・・・)」

ユウリ「何で・・・」

まどか「え?」

ユウリ「何でお前が“本物”で・・・!アタシは“紛い物”なんだっ!?」

まどか「ま、紛い物って・・・?」

ギリ・・・と首に込められる力が強くなった。

まどか「あ・・・ぐぅ・・・っ!!」

まどかは苦痛と疑問で頭が混乱しそうだった。

ユウリ「カマキラス一匹も倒せないお前がどうして本物で!!此処まで強化されたアタシが紛い物なんだ!?」

紛い物。“スペースゴジラ”、“ゴジラ”の紛い物。
ユウリの身体から光が漏れ出している。闇のようなダークブルー、血のようなブラッドレッド。2色の光はユウリの後ろに集結しつつある。
ユウリ本人はそれに気付いているのかいないのか、続けて叫ぶ。

ユウリ「アタシが紛い物だからか!?」

今の“飛鳥ユウリ”、故人の“飛鳥ユウリ”の紛い物。
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 21:36:06.94 ID:SRTXYf3X0
まどか「ち、違う・・・」

まどかは息が出来なくなりそうになりながらも、そっと首を絞めるユウリの手に掌を重ねる。

まどか「ユウリさんは紛い物なんかじゃない・・・あなたはアイリさんであってユウリさん。誰かの代わりでも、紛い物でもない・・・あなたは・・・あなた」

まどかの声が届いたのか、ユウリの目に光が戻ってくる。氷解するように憎悪が消え去っていく。

ユウリ「ア・・・アタシ・・・何して・・・?」

まどか「あ・・・ぐぐ・・・」

ユウリは自分がまどかの首を絞めていた事に気付き、ハッとなる。

ユウリ「なっ・・・まどか!?」

ユウリは慌ててまどかを離した。

まどか「げほっ!げほっ・・・!!」

コンクリートの上に座り込んでまどかは咳き込んだ。

ユウリ「まどか!だ、大丈夫!?」

まどか「良かった・・・何時ものユウリさんだ・・・」

息を整えるまどか。

ユウリ「何時もの?」

まどか「今のユウリさん、すっごく怖かったです。まるでユウリさんがユウリさんじゃ無くなっていたような・・・どうしたんですか?」

ユウリ「ア・・・アタシ・・・アタシは・・・」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ユウリ「!?」

ユウリは背後の声に驚いたように振り向く。既にユウリから量子化されていたスペースゴジラは完全にその身体を現出させていた。

ユウリ「な、何で・・・!?」

まどか「え!?ユウリさんがさっき出したじゃ無いですか」

ユウリ「いや・・・アタシは呼び出して無いぞ」

スペースゴジラは手を振り上げ、まどかに振り下ろす。

まどか「!!」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 21:38:00.43 ID:SRTXYf3X0
ナレを一部修正



まどか「ち、違う・・・」

まどかは息が出来なくなりそうになりながらも、そっと首を絞めるユウリの手に掌を重ねる。

まどか「ユウリさんは紛い物なんかじゃない・・・あなたはアイリさんであってユウリさん。誰かの代わりでも、紛い物でもない・・・あなたは・・・あなた」

まどかの声が届いたのか、ユウリの目に光が戻ってくる。氷解するように憎悪が消え去っていく。

ユウリ「ア・・・アタシ・・・何して・・・?」

まどか「あ・・・ぐぐ・・・」

ユウリは自分がまどかの首を絞めていた事に気付き、ハッとなる。

ユウリ「なっ・・・まどか!?」

ユウリは慌ててまどかを離した。

まどか「げほっ!げほっ・・・!!」

コンクリートの上に座り込んでまどかは咳き込んだ。

ユウリ「まどか!だ、大丈夫!?」

まどか「良かった・・・何時ものユウリさんだ・・・」

息を整えるまどか。

ユウリ「何時もの?」

まどか「今のユウリさん、すっごく怖かったです。まるでユウリさんがユウリさんじゃ無くなっていたような・・・どうしたんですか?」

ユウリ「ア・・・アタシ・・・アタシは・・・」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ユウリ「!?」

ユウリは背後の声に驚いたように振り向く。既に量子化されていたスペースゴジラは完全にユウリからその身体を現出させていた。

ユウリ「な、何で・・・!?」

まどか「え!?ユウリさんがさっき出したじゃ無いですか」

ユウリ「いや・・・アタシは呼び出して無いぞ」

スペースゴジラは手を振り上げ、まどかに振り下ろす。

まどか「!!」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 22:00:20.26 ID:SRTXYf3X0
まどかはそれを隣のビルに跳んで避ける。そのまどか向けてスペースゴジラは口を開く。

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ!!」

スペースゴジラの口から放たれるオレンジ色の強力な破壊光線、コロナビーム。

まどか「きゃあああああ!!」

まどかは屋上や壁を蹴って跳躍しながら必死に逃げるが、スペースゴジラはコロナビームの射線を曲げてまどかに攻撃を続ける。

まどか「痛っ!」

まどかは遂に一つのビルの屋上で転んでしまう。迫るコロナビーム。

まどか「嫌ぁああああああああああっ!!」

逃げようにも間に合わない。だが、まどかの前に立ちふさがる影。

まどか「ユウリさん!?」

ユウリがまどかの前に立って全力で魔力のバリアを張る。本来、怪獣の光線攻撃は、魔法少女のバリアで到底防げるようなものではない。
だが、最強の魔法少女であるユウリは防いでいる。しかし、照射を続けるコロナビームに、バリアに綻びが生じ、遂にバリアが破れた。

ユウリ「くっ・・・!!」

バチィッ!とショートするような音がしてユウリは弾き飛ばされ、したたかに身体を壁に打ち付けた。

まどか「ユウリさん!」

まどかが駆け寄る。

ユウリ「・・・まさか自分の怪獣の攻撃を自分で受ける事になるなんてね・・・」

スペースゴジラ「ギャーオオオオウ!!」

スペースゴジラは尚もまどかに敵意と殺意と向けている。突然現れてコロナビームを吐いて暴れるスペースゴジラに既に怪獣警報が出され、街は大パニックになっていた。
まどかは暴走かと思ったが、これは正気を失い、エネルギーを求めて辺りを手当たり次第に破壊する暴走とは違っている。
目にははっきりした意思、そして恐ろしく冷たい憎悪を宿し、明確にまどかを狙っていた。

ユウリ「止めろ、スペースゴジラ!その子は敵じゃない!!」

スペースゴジラ「・・・」

しかし、スペースゴジラはユウリの命令を聞かず、両肩の結晶から緑色の稲妻のような光線を伸ばす。強力な重力操作技、グラビトルネード。
それをビルの一つに絡ませて上部分をもぎ取るように持ち上げた。

ユウリ「何をするつもりだ!?止めろ!!」

しかし、やはりユウリの命令を無視。それを近くにユウリがいるにも関わらず、重力の操作方向を縦から横に変更、まどかのいるビルに向けて飛ばす。
このままでは、まどかはユウリとビルに潰されてしまう。だが、今度はまどかから勝手にピンク色の光が溢れ出て2人のいるビルの前で集束し、物質化、巨大な姿を形作る。
そしてそれはスペースゴジラの放ったビルを両手で受け止め、グシャッと握り潰す。

ゴジラ「グガァァアアアアアアアーーーッ!!」

まどか「ゴジラ!?また助けてくれた・・・」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/08(火) 22:08:43.64 ID:2DoCnH+h0
ついに怪獣王VS破壊神か・・・燃  え  て  き  た  !
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 22:10:40.76 ID:VR4LayQco
やはりスペゴジは自分の意思で動いてるように感じるな・・・。
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 22:23:57.04 ID:VR4LayQco
ゴジラVSスペースゴジラ バトル再び!ファイッ!!
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 22:37:55.22 ID:SRTXYf3X0
スペースゴジラ「ギャーーオオオオオオウウウウ!!」

スペースゴジラがこれまでに無いほどに凶暴に、凶悪に、邪悪に吼える。目の憎悪は更に激しく冷たくなっている。
その眼がこう語っている。こいつの存在は許せないと。

ゴジラ「・・・!?」

その異様なまでの雰囲気にゴジラは気圧される。

まどか「ユウリさん、一体どういう事ですか!?」

ユウリ「解らない・・・と、とにかく戻れスペースゴジラ!」

今度は召喚の解除を試みる。スペースゴジラの身体が光で包まれて分解しかかるが、スペースゴジラはユウリ向けて手から反重力波を放射。

ユウリ「何!?」

ユウリはそれを避ける為、まどかを抱えて跳んで別のビルに着地する。さっきまで立っていたビルは屋上が反重力の衝撃で粉々に吹き飛んだ。
スペースゴジラの身体からは光が消えている。

ユウリ「どうにかして動きを止めないと、戻す事も出来ないぞ、これは・・・」

まどか「そんな・・・頑張ってゴジラ!」

ゴジラ「グガァァァアアアアアーーッ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ゴジラから放射火炎が、スペースゴジラからコロナビームが吐き出される。互いの光線がぶつかって爆発。
スペースゴジラは自分の下に反重力波を展開。ふわりと浮き上がってゴジラに突撃。ゴジラに組み付いた。
ゴジラが押されて後ろに倒れる。

まどか「ゴジラーー!!」

ユウリ「ゴジラを援護するぞ!!」

まどか「え、でも・・・」

ユウリはスペースゴジラに生命力を供給している筈。

ユウリ「アタシの事は気にするな!」

ユウリは両手に拳銃のリベンジャーを現出させてスペースゴジラ向けて連射。
まどかも次々に矢を作ってスペースゴジラを射る。

スペースゴジラ「ギャーーーオオオオオウ!?」

別方向から攻撃を受けてスペースゴジラは怯む。その隙にゴジラは倒れたまま放射火炎をスペースゴジラの顔面に撃ち込んだ。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

スペースゴジラは体勢を大きく崩し、その間にゴジラは起き上がる。
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 22:45:31.54 ID:pknImcaV0
生まれてしまった"紛い物"が己のアイデンティティーを賭けて"本物"に挑む・・・
うむ、燃えてきた


生まれた年が同じだからスペースゴジラには思い入れがある
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/08(火) 22:46:54.03 ID:hxVDoSDW0
スペゴジとモゲゴジのリベンジマッチしてくれないかな
まあそんな暇ないだろうけど
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 22:51:49.45 ID:pknImcaV0
http://www.youtube.com/watch?v=HZKcUgVIgZo&feature=related
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/08(火) 23:14:15.06 ID:SRTXYf3X0
ドゴォン!!ズズゥン!!

昼のビル街に2大最強怪獣が戦う衝撃と轟音が響く。

QB「う、うーん・・・?」

その衝撃で気絶していたキュゥべえが気が付く。

QB「えっと、ボクはカマキラスの体当たりからまどかを庇って・・・突き飛ばされて気絶していたんだっけ?」

辺りを見ると、そこら中のビルが半壊していた。

QB「な、何事だいこれは!?まさかカマキラスが!?」

有り得ない。カマキラスみたいな怪獣がこんな大規模な破壊を出来る筈が無い。

ゴジラ「グガァァァアアアアアアーーーッ!!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ゴジラとスペースゴジラの咆哮をキュゥべえが聞き、その方向を見ると、その2体が戦っていた。

QB「あ、なーんだ・・・ユウリがまどかと模擬戦をしてたのかぁ。ははは、それなら安心だね!」

スペースゴジラ「ギャーオオオオオオウ!!」

ゴジラと格闘するスペースゴジラが、ゴジラを反重力で浮き上がらせ、その長大な尻尾で殴り飛ばす。
ゴジラは派手に放物線を描いて吹っ飛び、幾つものビルや車を粉砕しながら落下した。

QB「安心・・・」

追撃を加えようと近付くスペースゴジラ。倒れたゴジラの身体にバチバチとエネルギーが走る。

ゴジラ「グガァァァアアアーッ!!」

そしてスペースゴジラを十分引き付け、ゴジラの身体の中心からエネルギーの波動が爆裂。
周り建物ごと体内放射でスペースゴジラをなぎ飛ばす。とはいえ、それは南極で見せた広範囲のものよりは調節して狭い範囲であったが。

QB「どう見ても模擬戦じゃねぇEEEEEEEE!!」

キュゥべえは起き上がって魔法少女、ミキュベイに変身。見た所、どちらかが普通の状態では無いように思えた。どちらが異常なのか、その識別は容易だった。
ゴジラは反撃もしていたが、今まで味方だと思っていた存在が突如訳も解らず敵になったような戸惑いと、
近くにいるであろうまどかを巻き込まずに攻撃しようとするような意思が感じられた。
だが、スペースゴジラの方には容赦も遠慮も無かった。ゴジラを何が何でも殺してやるという、執念のようなものが感じられる。
今も辺りに生やした尖った結晶の柱を次々に空中に打ち上げ、敵にぶつけるホーミングゴーストで執拗にゴジラを攻撃している。
ユウリが戻していないという事は、スペースゴジラが拒否して戻せないのだろう。

ミQB「仕方ない・・・行こうか」

ミキュベイから赤、青、黄、緑、紫、藍色、オレンジと虹の7色の光が溢れ出て、ミキュベイのいるビルの前で集束、結合し、一体の怪獣が顕現する。

ミQB「オルガ」

“ONG―1怪獣 オルガ”

オルガ(フェイズ1)「ギギュゥウウウウウーーウウウ!!」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 23:16:49.93 ID:pknImcaV0
まさかのオルガか!
このSSでは完全にゴジラ化したフェイズ2も見れるかな
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 23:17:22.73 ID:VR4LayQco
でた!ゴジラ2000の宇宙怪獣!!
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 23:20:11.67 ID:VR4LayQco
>>631

http://www.youtube.com/watch?v=vLthp1MVWYA&feature=related
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/08(火) 23:24:00.98 ID:VR4LayQco
>>631

これも、http://www.youtube.com/watch?v=VqqJKlPar48&feature=related
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/08(火) 23:25:04.51 ID:pknImcaV0
>>635-636
VSスペゴジの曲は伊福部さんの作曲とは違うけど
これはこれで良い曲が揃ってるよな
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 00:13:03.71 ID:+t3J3sTT0
ユウリ「うっ・・・ぐっ・・・!!」

ユウリが胸を押さえて膝を突く。

まどか「ユウリさん!!」

まどかがユウリのソウルジェムを見ると、殆ど無色に近くなっていた。
スペースゴジラがユウリから生命力を吸い上げ、強力な攻撃を使い過ぎた為、短時間でその生命力は尽きようとしていた。

まどか「ど、どうしよう!?どうしよう!?ユウリさんが死んじゃう!!」

ゴジラ「ググ・・・グガァアアア・・・!!」

見ればゴジラはスペースゴジラの超重力場で地面に押さえ付けられている。

スペースゴジラ「ギャーオオオオオウ!!」

相変わらす、スペースゴジラは凶暴な咆哮を上げる。そんなスペースゴジラに横合いから黄色く輝く光線が伸びて来た。
それはスペースゴジラに当たると爆発する事無く、押してスペースゴジラを転倒させる。そしてそのまま道路の上を滑ってゴジラから離される。
まどかとユウリはその光線の放射元に目を向ける。

まどか「あ、あの怪獣は!」

ユウリ「オルガ・・・か」

オルガ「ギギュゥウウウウウーーウウウ!!」

身長はゴジラと同じくらいだが、上半身が巨大でゴジラよりやや大きい。腕は太く長く、3本の指も同様に太くて長い。その指には鋭く長大なカギ爪が付いている。
体表は凸凹しており左右非対称。
脚は短く、尾は海洋生物のようなヒレが付いている。
この怪獣もスペースゴジラ同様に“ゴジラに似て非なる存在”。
マギカが回収したゴジラ細胞を培養し、遺伝子改良を施して人工的に魔法少女に適合し易いゴジラを造ろうとしたが、結局、生命力の弱い不完全な存在しか出来なかった。
そこで、それを補うよう、様々な怪獣の遺伝子を合成、やはり様々な生物の合成体であるインキュベーター専用の怪獣として完成したのがこの怪獣である。
ゴジラ細胞の自己再生能力を司る「オルガナイザーG1」の機能を持たせる事には成功した為、オルガと名付けられた。
様々な怪獣の合成体である為か形状は左右非対称で歪な姿だが、ゴジラと互角の戦闘能力を有する怪獣となった。

オルガ「グギュゥウウウーーウウウ!!」

オルガがその長大な指の付いた両手を転倒して暴れるスペースゴジラに向けると、その動きが止まった。
超念動。スペースゴジラの重力操作能力とは違う念動系の超能力。

ミQB「ユウリ!今だ!」

オルガの近くの建物の屋上でミキュベイが叫ぶ。

ユウリ「キュゥべえ・・・なのか?」

ミQB「早く!スペースゴジラ程の怪獣の動きを長くは止められない!!」

見ればミキュベイの顔も真っ青だった。カマキラスにぶつかった時、何本か骨を折ったが、それを強引に治癒し、
更にオルガの超念動で全力で暴れるスペースゴジラを押さえ付けている為、ミキュベイもかなり辛い状態だった。

まどか「ユウリさん!」

ユウリ「あ、あぁ、戻れスペースゴジラ!!」

動きを封じられたスペースゴジラが深い青と暗い赤の光の粒子となって、ようやくユウリに戻った。

まどか「はぁ・・・」

まどかがへたり込むと、ゴジラもピンク色の光の粒子になって、まどかに戻る。
ズシンズシンと歩くオルガの上に乗ったミキュベイがまどか達の近くに降りる。

ミQB「一体何があったんだい?」

ユウリ「解らない・・・心に憎しみを感じてまどかを襲ってしまい、気付くとスペースゴジラが出て来ていた」

まどか「暴走・・・じゃないみたいでしたよね」

ユウリ「そ、そうだ、まどか・・・大丈夫か?あんたを殺しかけてしまった・・・」

まどか「あ、いえ、良いです。ユウリさんこそ大丈夫ですか?何か別人みたいになってましたし・・・」

ユウリ「解らない・・・アタシは一体どうしてしまったんだ・・・?」

ミQB「・・・何にせよ、今は帰ろう。2人とも早く休んだ方が良い。ボクも倒れそうだ・・・」

オルガは七色の光の粒子になってミキュベイに戻った。
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/09(水) 00:34:42.65 ID:t/+mRUHj0
マミさん達はよもやゴジラとスペゴジが暴れたなんて知る由も無いんだろうなあ・・・。
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/09(水) 00:37:07.71 ID:KfaRWldN0
ふと思い出したのが∀ガンダムのターンXと御大将の関係
近しい関係の存在との因縁、憎しみのために操ってる(搭乗してる)ほうが逆に乗っ取られるという
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 00:54:50.95 ID:+t3J3sTT0
あすなろ市、地下

暗い地下通路で踊るように両手のカギ爪を振るう影。

兵士A「ぎゃああああああ!!」

兵士の頭が3本のカギ爪で横に輪切りにされた。

兵士B「ひぎぃいいいいいい!!」

兵士の腹が爪で割かれ内臓が飛び出す。更に影は一回転、その回転の速度を乗せて振るわれた爪で、兵士の上半身と下半身を切り離す。

キリカ「飽きた」

そのカギ爪を振るっていた影、キリカが動きを止めて言う。顔や手、脚のあちこちに返り血が付いている。

織莉子「相変わらず飽きっぽいわね」

織莉子が後ろで銃を構えて彼女らを狙う兵士に水晶を飛ばす。

兵士C「がっ!?」

水晶は兵士の目の前で爆発、兵士は頭部を粉砕されて倒れた。今のが最後の兵士だったらしく、もう白と黒の魔法少女以外に動く影は無い。
此処はあすなろ市の地下にある、プレイアデス聖団の拠点の一つ。プレイアデス聖団の補佐を行うマギカの兵士が詰めている所。
この拠点の場所を、織莉子とキリカを愚かにも襲撃して来た兵士の部隊の1人から聞き出して来てみていた。その兵士はその後キリカに解体された。
鮮血が通路の床も壁も染め、むせ返るほどの血の臭いが漂っている。織莉子とキリカはそれバリアで防ぎつつ話を進める。

キリカ「だって、つまんないよー。折角拠点見付けて来たのに無駄足だったし」

織莉子「そうね。何か情報を掴めると思っていたけれど、データベースは私達が侵入したのが解った時点で消されていたわね」

その修復をパソコンに強いキリカが試みてみたが、一般に得意と言う程度では太刀打ちできる筈も無かった。

キリカ「これはうん、アレだね、本命を攻めてみようか」

織莉子「本命?」

キリカ「ほむほむにえーっと、御崎海香だっけ?そいつの家の住所聞いたよね。
そこプレイアデス聖団が住んでるらしいから、乗り込んでみない?」

織莉子「そんなこちらに解っている場所にまだいるかしら?」

キリカ「いるかも知れないよ。なんて言ったっけ?灯台・・・灯台・・・」

織莉子「灯台下暗し?」

キリカ「そう、それ!行ってみよう!!」

織莉子「罠があるかも知れないけれど、あまり時間もかけてられないし、行ってみましょうか」
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 01:28:42.28 ID:+t3J3sTT0
今日は此処までです。
読んでくださった方、レス下さった方に感謝。
ではまた明日に!

643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/09(水) 01:30:02.01 ID:KfaRWldN0
乙!
さあこれからどうなるか
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/09(水) 01:41:09.17 ID:DYZibMGGo
お疲れさん!
明日も展開が楽しみで待ちきれないな!
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/09(水) 16:30:40.30 ID:7FQMVOWAO
乙乙。
どっかまとめサイトがまとめてくれんかなー。
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/09(水) 17:36:40.58 ID:bScK0MxU0
ミレニアムも無かったことか
あったであろう戦いは三大怪獣まで、昭和数作、2作目ゴジラ、VSビオランテ、VSスペゴジ
、×メガギラ、機龍か
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 21:02:27.96 ID:+t3J3sTT0
ロリこんばんは。スペースゴジラのシーン書いてたらブラックビート思い出した。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13831146

>>644

楽しみにしてもらえるとすっごく嬉しいよ!

>>645

また後でアルカディアに載せようかと思ってるけど、早めに載せた方が良いのかな?

再開します
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 21:04:23.81 ID:+t3J3sTT0
あすなろ市、廃倉庫

あすなろ市の既に使われなくなった一つの倉庫。此処ではプレイアデス聖団の補佐を行う部隊が待機していた。

兵士A「ぎゃあああああああ!!」

突然の断末魔に倉庫の中に緊張が走った。悲鳴を上げた兵士に他の兵士の視線が集まる。
大きな穂先の槍で後ろから腹を貫かれ、その腹から突き出た穂先を見て手足を振るわせる兵士。
その槍を右手に持っている杏子は、左手に持った回転焼きを齧る。

杏子「あむ・・・よお、こんばんは、知ってるだろ?佐倉杏子だ」モゴモゴ

そして槍を横上に振るうと、兵士の上半身が上に千切れ飛んだ。残った下半身が膝を折って倒れた。

兵士B「タ、ターゲットか!!」

倉庫で待機していた兵士達が一斉に杏子にマシンガンを向けて一斉に射撃する。
数千発の弾丸が杏子に降り注ぐ。その殆ど全てが命中し、襲撃が止んで原型すら留めていない少女の身体は倒れ込んだ。

兵士C「ターゲット沈黙・・・」

敵の死亡を確認した兵士達は銃を降ろす。しかし、それにはまだ早い。

杏子?A「よお」

杏子?B「こんばんは」

杏子?C「まだまだいるぞ」

杏子?D「こっちにもな」

何時の間にか・・・本当に何時の間にか、兵士達の周囲に佐倉杏子の姿が多数現れていた。

兵士D「!?」

困惑する兵士達の足元で、スルスルと植物のツタのようなものが伸びており、ヘビのように動き、のたうっている。
そしてその多数のツタが本当のヘビのように、鎌首をもたげるように起き上がる。その先には鋭い牙の生えた口が付いている。
そしてそのツタは一斉に、高速で兵士達に襲い掛かった。

兵士E「うわっ・・・うわぁぁぁぁっ!!」

ツタは兵士の頭部に噛み付いて、頭蓋骨を噛み砕く。

兵士F「ぐがはぁっ!!」

兵士の腹部の中に突き刺さるように、入り込んで、内臓に噛み付いて引き摺り出す。
他にも巻き付かれて脊髄を砕かれたり、脚を絡め取って引き倒されて殺到するツタの牙に挽肉にされたり、兵士達は次々に命を落とす。
やがて程なくして全滅した。
倉庫の天井から、ヘビの様に蠢く多数のツタの下に転がる死体の中に2つの影が降り立った。
片方はやや高い少女くらいの身長、もう1人はどう見ても幼女。

杏子「あむ・・・兵士を見かけて襲撃してみたけど・・・何だよ、いねーじゃん、プレイアデス聖団の連中」モゴモゴ

回転焼きの続きを食べながら、魔法少女に変身している杏子が言う。先ほど兵士達が見たのは杏子の固有能力による幻覚だった。

ゆま「そうだね。折角ここにいると思ったのに・・・」

多数のツタを操り、多数の兵士の命を奪ったのはこの幼き魔法少女ゆま。
今も彼女の周囲では、多くのヘビのようなツタが揺らめいている。
ゆまが机の上にあるパソコンを操作してみるが、確かにプレイアデス聖団の手の兵士であった事ぐらいしか解らなかった。

杏子「あむ・・・あれだけ走り回ったってのにコレかよ・・・うーん、ここは動かないでおくのも手かもな」モゴモゴ

回転焼きを全て口に入れた杏子。

ゆま「動かない?」

杏子「そう。こっちの味方と敵が戦い始めるとするだろ?するとプレイアデスの連中が変身するか怪獣を出すかして、そっちへ向うはずだ。
その反応をあたし達が見付けて押さえるのさ」

ゆま「でも、追い付ける?それに見付けられるほど近くを通るのかな?」

杏子「だからさ、こっちも予め味方の近くで待機しておくんだよ。そこでやって来た援軍を叩く」

ゆま「うーん、じゃあ、そうしようか」

杏子「織莉子達が、海香って奴の家に行くみたいだから、その近くで待とうぜ。つかもう、走り回って探すの疲れた」

ゆま「そうだね」

2人は倉庫の扉を開けて外に出る。倉庫のツタはスルスルと床に空けた穴に戻っていく。
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 21:30:37.78 ID:+t3J3sTT0
あすなろ市、繁華街

サキ「この穴は・・・」

荒廃した繁華街の建物の一つ、そのコンクリートの床には大きな穴が開いている。
その穴をサキが膝を突いて奥のほうを見ている。

みらい「この大きさは、巨大怪獣にしては小さいな。地底怪獣が出て来たって訳じゃ無さそうだ」

サキ「そうだな・・・」

サキがソウルジェムを穴にかざす。すると僅かだが反応があった。

サキ「この穴、放射樹液の反応がある」

みらい「て事はビオランテか!この大きさだと触手だな。でも、触手だけ?」

サキ「確か、巴マミの仲間の魔法少女千歳ゆまはビオランテを使う・・・やはり、向こうはあすなろ市に入ってるか・・・ん?携帯に着信・・・ニコからか」

携帯電話に出るサキ。

あすなろ市、???

ニコ「サキー、まだ生きてるー?」

サキ「当たり前よ。何だ?」

ニコ「うちの地下の拠点の一つと、待機所の一つから連絡が途絶えた」

サキ「何・・・?」

ニコ「多分、てか間違いなく見滝原の奴らの仕業。皆殺しだね、コレは。マギカのクローン兵だけど勿体無いな」

サキ「解った。君達も気を付けて」

ニコ「はいよ。じゃあ、それだけだから」

ニコは携帯電話を切る。

里美「兵士さん達・・・殺されちゃったの?」

ニコ「ちゃったね」

里美「私が言うと勝手になるけど・・・可愛そう」

ニコ「彼らは、里美が悲しんでくれる分、他の培養クローンよりは幸せかもね」

里美「私達も・・・殺されるのかな?」

ニコ「・・・こっちはマギカの汚れ仕事をやって来たんだ。散々汚い事を押し付けられた上に、その所為で殺されてたまるか」

普段、クールなニコにしては珍しく感情が多く篭った声だった。
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/09(水) 22:15:53.68 ID:8PUW3ilAO
聖団誰も死なせずにとか言ってた気がするのに雑兵とはいえ大量に殺っちゃってるじゃないですかー!
とか思ってたらクローン兵か、備品扱いなのか。いやだからってアレだけど。

なるべく穏便に済ませたいの、って訳じゃなくて聖団も戦力に入れたいのか。
ユウリさんが絶対に納得しないだろ。
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 22:23:23.51 ID:+t3J3sTT0
あすなろ市、とらのあな

私は今、有名な同人誌ショップとらのあなの、あすなろ支店に来ているわ。
前にマミと来た時に見かけて、覗いてみたかったのよ。
あ!同人サークルレズ萌え!の未入手刊があるじゃない!買っておかないと!!
http://homepage2.nifty.com/makubeousitu/

マミ「ねぇ・・・」

百合アンソロジー「つぼみ」の新刊だわ!これも買いね!!
http://tsu-bo-mi.jp/

さやか「あのさぁ・・・」

ほむら「えっと、次は・・・どうしたの?あなた達も欲しいもの買ったら?」

さやか「いや買わないよ。つか何この店!?薄い本がいっぱいなんだけど!!」

ほむら「そりゃ、そういう店だもの」

さやか「で、この薄い本、エロばっかなんだけど!18禁であたし達は見ちゃ駄目なんだけど!?」

ほむら「問題ないわ」

私は左手中指のソウルジェムが変化した指輪をさやかに見せる。レジでこの指輪を見せれば、どの店でも年齢制限があるものでも買えるわ。
全国の全ての店で、この指輪を見せられたら、年齢に関係なく何でも売れ、とマギカからお達しが出てるの。
魔法少女には常に心身ともにベストで戦ってもらう為に、欲しいものは何でも買わせろという事らしいわ。
それに私みたいに、爆発物とかを自作する場合、購入に年齢制限があるものも必要だから、そういうのをスムーズに入手できるようにというのもあるわ。

さやか「いや・・・そういうのあたしはどうかと思うんだけど」

ほむら「そう?あなたも試しに読んでみたら?新しい世界が広がるわよ」

さやか「読まん!」

ほむら「あ、成る程。あなたは杏子の嫁だものね。浮気にならないか心配してるのかしら?」

さやか「いやいやいやいや・・・」

ほむら「大丈夫よ、彼女と同人誌やエロマンガは別腹だから」

さやか「意味がさっぱり解らんわー!!」

マミ「来てから言うのも何だけど、どうして此処に行こうって言ったの?」

ほむら「プレイアデス聖団を探す為よ。いるかも知れないじゃない」

さやか「じゃあ、そのいかがわしい本の買い物は?」

ほむら「ついでよ、ついで」

さやか「嘘こけー!」

マミ「まぁ、良いじゃない。私も欲しかったラノベの新作買えたし」

さやか「マミさんも何やってんすか・・・一応、此処には殺し合いに来たのに・・・こっちは殺す気ないですけど」

ほむら「それにしても、此処にプレイアデス聖団はいないわね(棒)」

さやか「今棒読みだったよね!?探す気あるの、本当に!?」

マミ「とはいえ、手がかりも無いし・・・」

そうね・・・ん?私の目に、とらのあなの“ご自由にお取り下さい”の所の一枚のチラシが目に留まった。
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 22:24:07.65 ID:+t3J3sTT0
ほむら「ほむほむ?」

私はそれを手にとって見てみる。
オールジャンル同人誌即売会のチラシね。場所は海の近くのインテックスあすなろ。日時は、明後日の日曜日ね。よし・・・次の予定は決まったわ。

ほむら「ねぇ、明後日に此処に行ってみない?」

さやか「何々・・・?オールジャンル同人誌即売会?・・・何しに行くのさ?」

ほむら「プレイアデス聖団を・・・」

さやか「本当か!?本当なんだな!?」

マミ「確かに人が多く集まるイベントでしょうけど・・・」

ええ、多く集まるわね。限りなくニッチな人種ばかり。

ほむら「プレイアデス聖団のメンバーが来る可能性もゼロではないわ」

さやか「限りなくゼロに近い気がするけど・・・どうします、マミさん?」

マミ「うーん・・・他に手がかりもないし、行くだけ行ってみましょうか」

さやか「マミさん、ちょっと面白そうだなーとか思ってません?」

マミ「いいえ、そんな事無いわよ?」

さやか「あたしの目を見て言って下さい!」

ほむら「これで決まりね。今日は隠れ家に戻りましょう」

さやか「決まったの!?マジで行くの!?」

行くの。行くったら行くの。
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(福岡県) [sage]:2011/11/09(水) 22:28:10.66 ID:RqcDte4F0
他の4人がまともに行動してるのに、ベテラン二人が一番ふざけてるwwwwww
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/09(水) 22:31:28.00 ID:bScK0MxU0
魔法少女の皆様が色々大暴れしてるから思ったんだけどさ
マギカに反逆したり、目に余る行動を取るやつ等がいた場合とかの対処法にプレイアデス聖団以外
の対処法ってあるよね?
魔法少女を無力化できる、みたいな
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/09(水) 22:32:49.43 ID:DYZibMGGo
おぃwwww!マミさん、ほむほむ!しっかりしくれ〜〜!!
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/09(水) 22:41:07.77 ID:7FQMVOWAO
もうやだこのほむほむwwwwww
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 22:46:20.73 ID:+t3J3sTT0
あすなろ市、とらのあなの向かい側、メロンブックス

海香「やっぱりこういう店は資料集めには最適ね」

海香がカオル、かずみと一緒に小説の資料探しに来ている。

カオル「あのさー・・・私達こんな所にいて良いの?命狙われてるのに・・・いきなり怪獣が天井破って現れるとか勘弁して欲しいんだけど」

海香「この広いあすなろ市で私達をそうそう見付けられないわよ。ピュア百合アンソロジーひらり・・・良いわね。前から気になっていたし、全巻買いましょう」

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%A2%E7%99%BE%E5%90%88%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC-%E3%81%B2%E3%82%89%E3%82%8A%E3%80%81-Vol-1-%E9%9B%A8%E9%9A%A0-%E3%82%AE%E3%83%89/dp/4403670911

カオル「・・・今度の小説は一体どんな内容なんですか、海香先生」

かずみ「ねえ、カオル、この本男の人2人が裸で見詰め合ってるんだけど、どんな内容?」

カオル「見ちゃいけません!」

海香「2人とも、明日は此処に行くわよ」

チラシを見せる海香。

かずみ「オールジャンル同人誌即売会?」

カオル「またそんなかずみに悪影響がありそうなものを・・・」

海香「失礼ね。これはとても神聖なイベントよ。それにそろそろ買い物でストレスを発散したいのよ!!」

カオル「今も買ったじゃん・・・」

海香「これは資料よ」

カオル「あ、そうでしたね・・・」

かずみ「でも、見滝原の魔法少女が私達を狙ってるんでしょ?大丈夫かな・・・?人が大勢集まる所で襲って来たら大変な事になるよ」

海香「大丈夫でしょう。こんな特定の人種しか集まらないイベントに来る訳無いわよ」

カオル「自分で特定の人種って・・・でも、それもそうか。まぁ、面白そうだし、行ってみようか」

海香「かずみも良いわね。この所狙われてるから緊張しっ放しだったし、息抜きしないと」

かずみ「うん、行ってみる」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 22:50:41.82 ID:+t3J3sTT0
修正



あすなろ市、とらのあなの向かい側、メロンブックス

海香「やっぱりこういう店は資料集めには最適ね」

海香がカオル、かずみと一緒に小説の資料探しに来ている。

カオル「あのさー・・・私達こんな所にいて良いの?命狙われてるのに・・・いきなり怪獣が天井破って現れるとか勘弁して欲しいんだけど」

海香「この広いあすなろ市で私達をそうそう見付けられないわよ。ピュア百合アンソロジーひらり・・・良いわね。前から気になっていたし、全巻買いましょう」

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%A2%E7%99%BE%E5%90%88%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC-%E3%81%B2%E3%82%89%E3%82%8A%E3%80%81-Vol-1-%E9%9B%A8%E9%9A%A0-%E3%82%AE%E3%83%89/dp/4403670911

カオル「・・・今度の小説は一体どんな内容なんですか、海香先生」

かずみ「ねえ、カオル、この本男の人2人が裸で見詰め合ってるんだけど、どんな内容?」

カオル「見ちゃいけません!」

海香「2人とも、明後日は此処に行くわよ」

チラシを見せる海香。

かずみ「オールジャンル同人誌即売会?」

カオル「またそんなかずみに悪影響がありそうなものを・・・」

海香「失礼ね。これはとても神聖なイベントよ。それにそろそろ買い物でストレスを発散したいのよ!!」

カオル「今も買ったじゃん・・・」

海香「これは資料よ」

カオル「あ、そうでしたね・・・」

かずみ「でも、見滝原の魔法少女が私達を狙ってるんでしょ?大丈夫かな・・・?人が大勢集まる所で襲って来たら大変な事になるよ」

海香「大丈夫でしょう。こんな特定の人種しか集まらないイベントに来る訳無いわよ」

カオル「自分で特定の人種って・・・でも、それもそうか。まぁ、面白そうだし、行ってみようか」

海香「かずみも良いわね。この所狙われてるから緊張しっ放しだったし、息抜きしないと」

かずみ「うん、行ってみる」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/09(水) 22:51:43.18 ID:J5yhZhlAO
相変わらず面白れぇwww
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 22:53:55.98 ID:+t3J3sTT0
>>654

プレイアデス聖団みたいな部隊があちこちにある。
装置な何か無効化出来る手段はあった方が良いんだろうけど、うーん、SSでの扱いが難しい。
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/09(水) 22:58:09.73 ID:KfaRWldN0
ちくしょう魔法少女はどいつもこいつもwwwww
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/09(水) 23:23:33.16 ID:+t3J3sTT0
まどホーム、まどルーム

まどか「大丈夫、キュゥべえ?」

まどかはユウリと一緒に、ほむらに教わった怪我の治療を出来るだけキュゥべえに施して、クッションに寝かせていた。

QB「まどかのベッドでまどかの匂いを嗅げば、一瞬で全快しそうな気がするよ!」

ユウリ「そうか、全壊させて欲しいのか。任せて」

QB「いいえ、結構です。それにしてもまどか、済まなかったね。カマキラスが暴走しちゃって・・・」

まどか「ううん、仕方ないよ。それにユウリさんが助けてくれたし・・・」

ユウリ「でも、その後まどかを殺そうとしていた・・・確かにアタシの意思だったけど、まどかを見ていたら、嫉妬か何かを感じて、その感情が憎しみに変わって・・・アタシは・・・アタシは・・・」

ユウリは自分の手を見て震え出す。そんなユウリの手にまどかがそっと手を重ねた。

まどか「きっと、ユウリさんの中のスペースゴジラが悪いんだと思います。あの時のユウリさん、その後のスペースゴジラに似ていたような・・・」

QB「そういえば、スペースゴジラはどうして勝手に出て来て勝手に暴れたんだい?」

ユウリ「解らない・・・あんな事は初めてだった」

QB「少なくとも、マミ達が戻って来るまで、スペースゴジラを出すのは止めた方が良いだろうね」

ユウリ「そうだな・・・」

まどか「マミさん達は、この辺の悪い怪獣を大体狩ったから、ちょっと他の場所を手伝いに行ってるんだったよね」

QB「う、うん、そうだよ・・・。それにしても困った。ボクの怪我が治るのに後数日は掛かる。その間まどかの特訓を見てあげられない」

まどか「ひ、1人でも・・・」

QB「駄目、心配過ぎる・・・」

キュゥべえがユウリを見る。

ユウリ「?」

QB「そうだ、ユウリ!君がまどかを鍛えてあげてよ!」

ユウリ「アタシがまどかを?」

まどか「私もお願い出来るなら、そうしてもらいたいです!」

ユウリ「でも、アタシはまどかを殺そうとしてしまったんだよ。アタシと一緒にいたら危険かも知れない」

まどか「でも、その後、スペースゴジラを止めようとしてくれたじゃないですか。ユウリさんは良い人です。信じます!」

ユウリ「そう言われてもね・・・」

QB「君にしか頼めないんだ、どうかな?」

ユウリ「・・・解ったよ。まどかを殺そうとしてしまった事もある。罪滅ぼしじゃ無いけど、出来る事ならやるよ」

まどか「本当ですか!?最強のユウリさんに教えてもらえるなんて、すっごく嬉しいです!」

QB「ありがとう、ユウリ!」

ユウリ「でも、人に教えた事なんか無いから、上手く教えられるか解らないよ」

まどか「それでも良いです!お願いします!」

ユウリ「解った。じゃ、アタシは帰るよ。また明日ね」

まどか「はい!やったぁ!」

QB「良かったね、まどか!」
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/09(水) 23:46:33.67 ID:t/+mRUHj0
マミ組とかずみ組は案外あっさりと打ち解けそうだなwwwwww
そしてスパルタフラグが・・・
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/09(水) 23:48:34.40 ID:KfaRWldN0
上でも書いたけどゴジラでスパルタとかミニラの尻尾をふんづけるゴジラの姿が出てきて困る
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 00:03:56.22 ID:/sd7Fwta0
次の日、見滝原ビル街

ユウリ「・・・思っていた以上に動きが悪いな・・・」

まどかとユウリが模擬戦をしてしばらく、まどかは少しの間に実線だったら何回も死んでいた。

まどか「はぁ、はぁ・・・ごめんなさい・・・」

へたり込んで息を荒げるまどか。

ユウリ「まどかは、予期しない状況になった時、どうしようかと考えて動きが止ってしまう。それがいけないよ。致命的な隙が出来ている」

まどか「どうすれば良いですか?」

ユウリ「冷静に考えられるなら、予め色んな状況を想定しておいて、その状況になったらその通りに対処するという方法があるけど・・・」

まどか「む、無理です・・・想定しても、戦闘になったら頭がごっちゃになっちゃって・・・キュゥべえにも言われました。
私はマミさんやほむらちゃんみたいに考えて動くよりも、さやかちゃんやキリカちゃんみたいに勘で動くタイプだった」

ユウリ「だろうね。だから、どうしようかと考えるより先ず動くんだ。どんな動きでも良い。
走っても跳んでも、或いは敵に向って矢を射ても、何もしないよりずっと良い」

まどか「解りました」

ユウリ「そうやって動いている内に、その状況でどう動けば良いか勘で分かるようになって来る」

まどか「そうなんですか」

ユウリ「後は怪獣が信頼出来るなら、自分の身体を常に怪獣の視界に入れるように動いて、危ない時に援護してもらうというものある。
今のアタシが言っても説得力は無いけど」

まどか「ユウリさん・・・」

ユウリ「怪獣に戦ってもらうなら、冷静に指示を出すんだ。怪獣を援護するもの忘れないで」

まどか「はいっ!でも、何時になったらゴジラに信じてもらえるんだろう・・・?」

ユウリ「それはゴジラに聞いてくれ。さて、もう十分休んだだろ。始めるよ」

ユウリが両手の拳銃に魔力で模擬弾を精製して装填、身構える。

まどか「は、はいっ!お願いします!」

まどかが立ち上がって弓を構える。
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 01:25:23.60 ID:/sd7Fwta0
次の日、あすなろ市、海香ホーム

海香の屋敷の扉を黒髪ショートカットで長身の少女がノックする。

キリカ「ねぇ、ちょっとー、誰もいないのー?正義の魔法少女まじかる☆キリリンが、悪者を成敗しに来てやったぞー」

キリカが扉を叩きながら声をかけても返事は無い。扉を開けようとしてもカギが掛かって開かない。
キリカがブラックダイヤのような黒いソウルジェムを掲げて変身する。そして両手に3本ずつカギ爪を現出させて、扉を切り破った。
屋敷の中は灯りが点いておらず、真っ暗だった。

キリカ「・・・」

キリカは屋敷の中に入る。

キリカ「(ジェムに反応!!)」

そしてホールの中央辺りに来た所で、キリカのソウルジェムに、プレイアデス聖団の1人の反応が現れた。そして屋敷に明かりが点いた。

キリカ「!!」

入って来たキリカを囲むように周りの床、壁、二階から一階を見下ろせる廊下にずらりと数え切れない程の数の魔法少女に変身した神那ニコが並んでいた。
天井にもニコが多数ぶら下がっている。

ニコ「プロルン・ガーレ」

その中の一体、本物のニコが言ってキリカに指を向けると、他の分身全てもキリカに指を向ける。
そしてニコとその分身達の親指を除く全ての指がパキパキと音を立ててミサイルになる。

キュボッ!

音を立てて無数のミサイルに変化した指がキリカに殺到する。

キリカ「いきなり、フィンガーミサイルとはね!」

キリカは固有能力の速度低下を発動、ニコの指ミサイルの速度が一斉に低下する。キリカは上に跳んで、プロルン・ガーレで射出されたミサイルを回避、階段の柱の上に乗る。
外れたミサイルは床や壁に当たって爆発。多数の穴を開ける。

ニコ「プロルン・ガーレ」

ニコは分身たちと一緒に柱の上のキリカに指を向ける。しかし、その動きはキリカの速度低下の影響で遅い。
ただ、ニコ本人を除いては。
キリカは両手のカギ爪に魔力を送って、魔力で精製しているカギ爪の上を更に魔力で覆った。
そして柱から跳び降りる。ニコ本人の指ミサイルが飛び出すが、その速度は遅くなっている。

キリカ「バーチカル・カッター!!」

キリカが両手のカギ爪を宙で振るう。すると、カギ爪を覆っていた魔力が薄利し、三日月状の魔力の刃となってニコとその分身に飛来する。
その刃は飛びながら幅が広くなり、撃つタイミングをずらす事によって6枚の違う方向に撃ち出されたそれは、ニコの分身の大半を切り裂いた。
キリカは床に下りて垂直に跳んだ。そして天井をカギ爪で切り破って屋根の上に出る。

キリカ「げっ」

すると、屋根の上には更に多数のニコの分身が待ち受けていた。

キリカ「あぁっ!面倒くさいっ!」

キリカは再び垂直に跳び上がる。ニコの分身達が一斉にキリカに指を向けた。

キリカ「イアイアハスター、アイアイハストゥル・・・!!」

跳ぶキリカから、黒い光が溢れ出す。そしてそれは高く飛んだキリカの下で集結、結合し、全長300メートル程の巨大な3本首の怪獣の姿を形作っていく。

キリカ「来ぉおおい!!デスギドラーー!!」

そしてキリカの真下にデスギドラが顕現。

デスギドラ「グアアアーーアアーーアアア!!」

キリカを背中に乗せ、デスギドラは3つの口を開き、下の屋根にニコの分身が並ぶ海香の屋敷に向けて巨大な超高熱の火炎、火龍銃重撃砲を吐き出した。
炎が触れる前に温度だけで分身は消し炭になり、海香の屋敷は丸ごと焼滅した。
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 01:27:12.09 ID:/sd7Fwta0
修正



次の日、あすなろ市、海香ホーム

海香の屋敷の扉を黒髪ショートカットで長身の少女がノックする。

キリカ「ねぇ、ちょっとー、誰もいないのー?正義の魔法少女まじかる☆キリリンが、悪者を成敗しに来てやったぞー」

キリカが扉を叩きながら声をかけても返事は無い。扉を開けようとしてもカギが掛かって開かない。
キリカがブラックダイヤのような黒いソウルジェムを掲げて変身する。そして両手に3本ずつカギ爪を現出させて、扉を切り破った。
屋敷の中は灯りが点いておらず、真っ暗だった。

キリカ「・・・」

キリカは屋敷の中に入る。

キリカ「(ジェムに反応!!)」

そしてホールの中央辺りに来た所で、キリカのソウルジェムに、プレイアデス聖団の1人の反応が現れた。そして屋敷に明かりが点いた。

キリカ「!!」

入って来たキリカを囲むように周りの床、壁、二階から一階を見下ろせる廊下にずらりと数え切れない程の数の魔法少女に変身した神那ニコが並んでいた。
天井にもニコが多数ぶら下がっている。

ニコ「プロルン・ガーレ」

その中の一体、本物のニコが言ってキリカに指を向けると、他の分身全てもキリカに指を向ける。
そしてニコとその分身達の親指を除く全ての指がパキパキと音を立ててミサイルになる。

キュボッ!

音を立てて無数のミサイルに変化した指がキリカに殺到する。

キリカ「いきなり、フィンガーミサイルとはね!」

キリカは固有能力の速度低下を発動、ニコの指ミサイルの速度が一斉に低下する。キリカは上に跳んで、プロルン・ガーレで射出されたミサイルを回避、階段の柱の上に乗る。
外れたミサイルは床や壁に当たって爆発。多数の穴を開ける。

ニコ「プロルン・ガーレ」

ニコは分身たちと一緒に柱の上のキリカに指を向ける。しかし、その動きはキリカの速度低下の影響で遅い。
ただ、ニコ本人を除いては。
キリカは両手のカギ爪に魔力を送って、魔力で精製しているカギ爪の上を更に魔力で覆った。
そして柱から跳び降りる。ニコ本人の指ミサイルが飛び出すが、その速度は遅くなっている。

キリカ「バーチカル・カッター!!」

キリカが両手のカギ爪を宙で振るう。すると、カギ爪を覆っていた魔力が薄利し、三日月状の魔力の刃となってニコとその分身に飛来する。
その刃は飛びながら幅が広くなり、撃つタイミングをずらす事によって6枚の違う方向に撃ち出されたそれは、ニコの分身の大半を切り裂いた。
キリカは床に下りて垂直に跳んだ。そして天井をカギ爪で切り破って屋根の上に出る。

キリカ「げっ」

すると、屋根の上には更に多数のニコの分身が待ち受けていた。

キリカ「あぁっ!面倒くさいっ!」

キリカは再び垂直に跳び上がる。ニコの分身達が一斉にキリカに指を向けた。

キリカ「イアイアハスター、アイアイハストゥル・・・!!」

跳ぶキリカから、黒い光が溢れ出す。そしてそれは高く飛んだキリカの下で集結、結合し、全長300メートル程の巨大な3本首の怪獣の姿を形作っていく。

キリカ「来ぉおおい!!デスギドラーー!!」

そしてキリカの真下にデスギドラが顕現。

デスギドラ「グアアアーーーアアーーアアア!!」

キリカを背中に乗せ、デスギドラは3つの口を開き、下の屋根にニコの分身が並ぶ海香の屋敷に向けて巨大な超高熱の火炎、火龍重撃砲を吐き出した。
炎が触れる前に温度だけで分身は消し炭になり、海香の屋敷は丸ごと焼滅した。
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 01:28:14.03 ID:/sd7Fwta0
今日は此処までで!
読んでくださった方、レス下さった方ありがとうございます。
では明日!
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/10(木) 01:34:33.37 ID:TLLfR5Mx0

いよいよ怪獣戦か?
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/10(木) 01:40:32.96 ID:ZnTXIjgEo

まあ実際マミさんかまちーとか好きそうだよね。
他に厨二ラノベっつったら何があったっけ。
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/10(木) 02:47:16.43 ID:Xb8lshTAO
なんか違うもん召喚しそうな呪文唱えてるぞww
大怪獣VS旧支配者か……流石に無理があるか
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/10(木) 17:24:02.86 ID:JKAJKlW9o
今日も待ちきれんな。

さて、いきなりだがまどマギが映画化されるようですよ。
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/10(木) 19:18:18.71 ID:k0daxyF+o
SGストラップもう売ってると聞いて探してみたけどどこも高杉ワロタ(´・ω・`)
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/10(木) 23:14:18.30 ID:SSLBK8Jn0
ええい、サーバーはどうなっている・・・つか書き込めん・・・。
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:19:48.36 ID:/sd7Fwta0
ロリこんばんは。中々繋がらない・・・。

>>670

自分もマミさんはラノベ好きそうだと思った。

>>671

いや、只のネタなので旧支配者は関係ないww

>>672

待ちきれないと言われると凄く嬉しい!
映画化されますね。只、総集編は映画でやらずに、普通に放送で良いと思いました。

再開します
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:21:04.13 ID:/sd7Fwta0
ロリこんばんは。中々繋がらない・・・。

>>670

自分もマミさんはラノベ好きそうだと思った。

>>671

いや、只のネタなので旧支配者は関係ないww

>>672

待ちきれないと言われると凄く嬉しい!
映画化されますね。只、総集編は映画でやらずに、普通に放送で良いと思いました。

再開します
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:22:30.40 ID:/sd7Fwta0
キリカ「あ、ついカッとなってやっちゃった」

キリカはデスギドラの上から地面に跳び下りる。目の前には只溶けて抉れた地面があるだけ。
海香の家は跡形も残っていない。

キリカ「ひょっとして今ので消し飛んじゃった?」

キリカは火龍重撃砲の温度だけで溶けて膨れてぐんにゃり曲がった街灯を背に、海香の屋敷があった所を見る。

ニコ「心配無用」

キリカ「!?」

キリカの後ろにあった、溶けたの街頭の中からニコが出て来ていた。

ニコ「あっち向いて」

ニコが振り向いたキリカの顔に右手の人差し指を点き付ける。

ニコ「ほい」

ニコはその指を右へ。人は突然、目の前に指を点き付けられ、それを動かされるとつい反応してしまう。
キリカもニコの向けた指の方を向いてしまった。

キリカ「(しまっ・・・!)」

大きな隙を晒すキリカ。その無防備なキリカの胸にニコは手を“突っ込んだ”。
ニコの手は量子化してキリカの胸に入り込んだ。

ニコ「トッコ・デル・マーレ」

対魔法少女の部隊のみが使える特殊な魔法をニコは唱える。
ズルッ・・・とキリカの胸から量子化された彼女のソウルジェムが取り出される。魔法少女の変身が解除され、デスギドラが黒い光の粒子になってキリカに戻った。
トッコ・デル・マーレは、魔法少女のソウルジェムを奪い取り、魔法少女への変身と怪獣の召喚を強制的に解除する魔法。
ニコが手に握ったキリカの量子化されたソウルジェムを、通常の状態に戻す。

キリカ「・・・」

キリカは目を開けたまま一時的に意識を失って、歩道に座り込んだ。その両瞼をニコがそっと閉じる。そのままキリカの目を閉じたままニコは話す。

ニコ「眠り際の伽話に教えてあげよう。我が名は神那ニコ。神那ニコ いとをかし」
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:24:46.76 ID:/sd7Fwta0
そのニコの背中向けて、数個の水晶球が高速で飛来。

ニコ「!!」

ニコはそれに反応、キリカのソウルジェムを持ったまま後ろに跳んでそれを避けるが、別の小さなテニスボール大の水晶が横合いから飛んで来た。
それが軌道を変えてニコの腹部を打ち据える。

ニコ「油断は私にもあったね・・・」

ニコはキリカのソウルジェムを手落とし、口から少し吐血しながら吹き飛んだ。
地面に落ちて行くキリカのソウルジェムを、白いドレスのような魔法衣を着た少女が両手で大事そうに受け止める。

織莉子「キリカのジェムに気安く触れた罰です。これは私達の宝物なのですから」

織莉子はキリカのソウルジェムを一度大事そうに胸に抱く。

織莉子「油断し過ぎよ、キリカ」

そしてそれを座り込んでいるキリカの手に握らせる。

キリカ「ごめん織莉子」

キリカは再び魔法少女に変身して立ち上がった。

キリカ「あいつら妙な魔法を使う、気を付けて。それに私の速度低下が、あのニコ本人には効かなかった」

織莉子「流石は対魔法少女の専門部隊、魔法少女への対策は万全といった所かしらね」

織莉子は言いながらも水晶を一つ、レンガに背を預けて座り、腹部を押さえて呻くニコ向けて放つ。
ニコが物質の再生成をするには、意識を集中しなければならない。
ニコは今、痛みでそれが出来ていない。魔法による治癒でダメージを回復している所だった。

里美「フィリ・デル・トアノ!」

突然の大声。レーザーポインターが織莉子の水晶に当たる。そして飛んで来た魔力弾が水晶に寸分違わず命中して爆発四散させる。

里美「ニコちゃん、大丈夫!?」

ニコ「大丈夫、此処まで治れば・・・」

ニコは自分の腹部の傷を再生成させて完治させて立ち上がった。

里美「あなた達、私達が狙いなの?」

里美が緊張した面持ちを見せている。

キリカ「うんっ!それにしても君がニコだよねっ。これは当たりかな」

ニィ・・・とキリカは笑う。

織莉子「戦う前に、小さなあなた、お名前は?」

織莉子が里美に名前を聞く。

里美「どうして私達を襲うの!?あなた達はユウリって子には関係ないはず!!」

織莉子の問いを無視して里美は問う。

ニコ「・・・理由は話してくれなさそうだね」

キリカ「殺すつもりは無いからさ」

織莉子「大人しく付いて来て頂けませんか?」
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:26:48.49 ID:/sd7Fwta0
ニコ「それが怪獣出しながら言う台詞?」

既に織莉子からは白の、キリカからは黒の光が溢れ出て来ている。
それに対抗するようにニコからは鈍色の、里美からは水色の光が溢れ出る。

織莉子「出なさい、スーパーメカゴジラ」

キリカ「デスギドラ、お楽しみの時間だよ!」

ニコ「メカゴジラU、カムヒア〜」

里美「お願い助けて、バルちゃん!」

そしてそれぞれ使役者の後ろで集束して巨大な姿を形作っていき、マテリアライズ。

スーパーメカゴジラ「ウオオオン!!」

デスギドラ「グアアアーーアアーーアアア!!」

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

バルガロン「フィィーーファアアアアア!!」

先日のプレイアデス聖団とユウリの戦闘で半壊したままのあすなろ市の街のど真ん中に、4体の巨大な怪獣が姿を現した。

キリカ「メカゴジラUかっ!指ミサイルだけじゃなく、目からビームもやって見せてよっ!」

キリカがニコに走り寄る。同時にデスギドラが突進、邪魔な建物を轢き潰しながらバルガロンに襲い掛かった。

ニコ「それは無理」

キリカがニコにカギ爪を突き出し、ニコは彼女の武器であるバールのような杖でキリカのカギ爪を受け止める。
受け止めたが、キリカの鋭い刃物のような魔力の一部がカギ爪から剥離し、ニコの手を傷付けた。

ニコ「痛・・・!」

キリカ「目からビームはむしろこっちのネコミミちゃんが出しそうかなっ!」

キリカはすぐ様上に跳躍、宙で身体を捻って回転、その捻りで全体重を乗せた一撃を里美に振り下ろす。

里美「!!」

急いで里美は杖を構えるが間に合わない。しかし、ニコがキリカにバールのような杖を持っていない方の左手の指を向ける。

ニコ「プロルン・ガーレ」

そして左手の指をミサイルにして飛ばす。

キリカ「やばっ!」

そのキリカを守るように織莉子の水晶が割って入り、指ミサイルよりも先に爆発、誘爆させる。

織莉子「もう少し慎重になりなさい」

キリカ「うわーん、ごめんよ、織莉子ー」

里美「えええーい!!」

そんなやり取りをする2人向けて里美が杖からのマシンガンのような魔力弾を掃射。それを跳んで避ける織莉子とキリカ。
魔力弾は地面に当たり、次々に爆ぜて大きな穴を多数開けた。

キリカ「うわっ、可愛い顔して怖・・・」

織莉子「油断できませんね。元よりするつもりはありませんが」
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/10(木) 23:33:50.66 ID:SSLBK8Jn0
サーバー不安定だねぇ・・・楽しみの時間を・・・。
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/10(木) 23:38:21.91 ID:JKAJKlW9o
>>680

そうですね。サーバー移転は済んだのにどうなってんだこりゃ。
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/10(木) 23:40:39.02 ID:/sd7Fwta0
デスギドラ「グアアアアーーアアアーーーアア!!」

デスギドラが吼えながら、3つの口でバルガロンに噛み付こうと襲う。
バルガロンは身軽さを活かして後ろに跳躍、それを避けると口をデスギドラ向けて開く。

バルガロン「フィィーーファアアアアア!!」

バルガロンの口から、あらゆる怪獣の皮膚をも溶かす、超溶解性の液体、アシッド・ジェルが噴き出された。

デスギドラ「グアアアーーアアア!!」

デスギドラはそれに対して口から火龍重撃砲より広範囲に広がる超高熱火炎、火龍重撃波を吐き出して迎撃する。
それはアシッド・ジェルを一瞬で蒸発させ、バルガロンをも周囲の建物ごと飲み込んだかに見えた。

デスギドラ「・・・」

デスギドラは3つの頭部の目でバルガロンの姿を探す。目の前には消し炭になった建物と、溶岩のように溶けてグツグツと煮え立つ地面。
そのデスギドラの後ろに影が現れた。

バルガロン「フィアアアアアア!!」

デスギドラ「!?」

バルガロンは火龍重撃波がデスギドラの視界を塞いだ瞬間を狙って移動して回避、デスギドラの後ろに回り込んでいた。そしてデスギドラの背中に跳び乗り、中央の首の付け根辺りに噛み付く。
バルガロンの口からアシッドジェルが噴出、デスギドラの外皮を溶かしてそこに牙を突き立てる。

デスギドラ「グアアアアーーアアアア!!」

痛みに悲鳴を上げるデスギドラ。バルガロンはドレイン・ブラッドでデスギドラの血を吸っていく。

バルガロン「・・・」

バルガロンはデスギドラの血が美味いらしく、嬉しそうに喉を鳴らす。
しかし、そのバルガロンの下、デスギドラの背中が突然爆発する。吹っ飛ばされるバルガロン。天怒爆突、デスギドラの身体の一部を爆発させる技。
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 00:21:43.85 ID:dwjd239K0
スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!!」

メカゴジラU「キシィィーッ!!」

スーパーメカゴジラとメカゴジラU。2体の異なるメカゴジラの強化型が対峙する。
スーパーメカゴジラの口からメガバスターが撃たれると同時、メカゴジラUは自分から横に倒れ込んでメガバスターを回避し、目からスーパーメカゴジラ向けてスペースビームを放つ。

スーパーメカゴジラ「ウオオオン!?」

メカゴジラU「キシィーッ!!」

怯んだスーパーメカゴジラ向けて続いて口からデストファイアーを放射。スーパーメカゴジラはホバーで横に移動してそれをかわす。
メカゴジラUはそのままデストファイアーを吐きながら起き上がって、移動するスーパーメカゴジラ向けてデストファイアーを放射し続ける。
スーパーメカゴジラはいい加減にしろと言わんばかりに両肩の砲からメーサービームを連射。

メカゴジラU「キシィィィーーッ!?」

メカゴジラUは被弾してデストファイアーの放射を中断。その隙にスーパーメカゴジラはホバーを吹かして、前傾姿勢でメカゴジラUに突撃、体当たり攻撃を仕掛けた。

ガゴォン!!

火花を散らし超重量、超重装甲の機械獣同士が激突する轟音が響く。2体とも格闘戦は苦手だが、それでもどちらがより苦手かと言うとメカゴジラUの方が不得手。
手の指全てがミサイルになっている為、両腕が格闘戦で使用出来ず、密着しての戦闘はスーパーメカゴジラ以上に苦手としている。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!!」

スーパーメカゴジラはそのままメカゴジラUを右腕で殴り付ける。更に左肘で追撃。

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

メカゴジラUは建物を潰しながら倒れた。
スーパーメカゴジラは倒れたメカゴジラU向けて両手手首からワイヤーの付いたアンカーを射出、ショックアンカーで内部にダメージを与えようとするが、
メカゴジラUは倒れた状態のまま両足からジェット噴射、斜め上に滑りあがるように飛び上がった。

メカゴジラU「キシィィィーーーッ!!」

メカゴジラUは空中で体勢を整え、その両手の指を全てスーパーメカゴジラに向ける。
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/11(金) 00:47:35.95 ID:hJU8Jq+no

ショックアンカーではなくてGクラッシャーですよ。

普通のVS版メカゴジラがショックアンカーで、
後からスーパーメカゴジラになってからがGクラッシャーです。
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 00:50:21.36 ID:dwjd239K0
メカゴジラUの手首が回転し、次々にフィンガーミサイルが発射される。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!?」

スーパーメカゴジラは吹っ飛んで転倒。あまりの衝撃と爆風で全身に損傷を受ける。
更にメカゴジラUが撃った地面が非常に広い範囲に渡って陥没し、道路や地面が割れてめくれ上がり、その上の建物が砕けながら吹き飛んでいく。

デスギドラ「グアアアーーアアアーーアアアア!?」

その爆風はバルガロンに追撃を加えようとしてたデスギドラをも巻き込んでダメージを与えた。
バルガロンは地面を溶かして穴を開け、そこに隠れて爆風から身を守っている。

強化式フィンガーミサイル。
スーパーメカゴジラやそれと同型のメカゴジラのような光線、ビーム攻撃に高い耐性を持つダイヤモンド・コーティングや、プラズマグレネイドといった特殊な武装を持たず、
また格闘戦も可能なMOGERA程高い防御力を持たない分、火力を最重視し、全身に武器を内蔵して開発されたメカゴジラ、
その強化型であるメカゴジラUの代名詞とも言える最強の武装である。
両手合わせて8発バーストの連射は超強力であり、両腕で順番に撃てば片方で撃つ間にもう片方のミサイルの再装填が完了するので絶え間ない攻撃も可能。
その総合性能はマギカのロボット怪獣の武装の中で最強と言っても過言ではなく、圧倒的な面制圧能力を持つ為に、回避能力が高い怪獣にも効果的である。
あまりに威力があり過ぎる為、これを使って戦闘を行うと周囲に甚大な被害をもたらしてしまうので、
避難の完了していない都市部での使用は厳禁とされている程であった。
その爆風は織莉子とキリカがニコ、里美と戦う場所にまで及んだ。

織莉子「な、何て威力ですか・・・!!」

キリカ「ヤバイ、ヤバイって、あの武器!」

爆風に煽らて吹き飛ぶ、織莉子とキリカが着地する。

ニコ「此処には前の戦闘で人はいないからね。建物も後で直せば良い」

里美「久しぶりに見たけど・・・相変わらずとんでも無い威力・・・」

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!!」

メカゴジラUが地面に降り立ち、スーパーメカゴジラも起き上がる。

その時、ニコの携帯が鳴った。

ニコ「何?」

携帯に出るニコ。織莉子もキリカもメカゴジラUがこちらを見ており、迂闊には動けない。

サキ「サキだ。今、強化式フィンガーミサイルを使ったな。倒したのか?」

ニコ「まだ・・・てか交戦中・・・」

サキ「何!?場所は!!」

ニコ「海香ん家の近く、家消し飛んだけど」

サキ「解った、すぐ行く!」

ニコ「はいはい」

ニコは携帯を切る。

ニコ「お待たせ、再開しようか」

ニコが織莉子達の方を見る。

キリカ「うーん、思ったより手こずりそうかな・・・」

ガシャ、と両手のカギ爪を構えるキリカ。

里美「降参する?」

里美も杖を構え直す。

織莉子「いいえ、結構」

織莉子の周囲に更に多くの水晶が現出した。
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 00:56:47.69 ID:dwjd239K0
今日は此処までです。
読んでくださった方、レス下さった方に感謝を。
明日は遅くなります。
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/11(金) 01:02:42.17 ID:8Hq8LTEY0
乙乙。
明日(というか日付変わってるから今日か)はサーバー安定してるといいねぇ・・・。
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/11(金) 01:08:16.87 ID:avJd55VIo
お疲れ様でした
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/11(金) 01:08:37.34 ID:hJU8Jq+no
夜遅くに書き込みしてると、一昨日テレ朝のたけしの番組なんかで目の症状がなんたらといっていたから
気おつけて。
あまり無理しないように夜10時か、11時くらいに終えたほうがよろしいかと。
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/11(金) 01:25:11.85 ID:ffGQo2re0

スーパーメカゴジラ対メカゴジラU
一種の同族対決
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 23:37:25.29 ID:dwjd239K0
ロリこんばんは。アニマスは最近良い回が続くね。

>>687

全くだねぇ・・・

>>689

心配ありがとうございます。でも無理してないので大丈夫です。
11時とかに終えても結局起きて続き書いちゃう。

再開します
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 23:38:33.05 ID:dwjd239K0
あすなろ市、市街端

サキ「ニコと里美が戦闘中だ、急ぐぞ、みらい!」

みらい「解った!」

魔法少女に変身したサキとみらいが建物の上から上へ跳んで海香の屋敷のあった場所に急ぐ。

幼女「うえぇええええん!うぇええええん!」

すると、彼女らの跳ぶ下のほう、壁にもたれてしゃがみ、小さな女の子がしゃがんで泣いているのが見えた。
頭には目深にパーカーのフードを被って、顔や髪は見えない。

みらい「サキ、あの子・・・」

サキ「時間が無い、可愛そうだが放っておく」

みらい「でも、この辺もそろそろ避難が始まってるぞ。もし親とはぐれたりしていたら・・・」

サキ「そうだな・・・せめてシェルターの近くまで送ってあげよう」

みらいとサキは、泣いている幼女の近くに降り立った。

みらい「どうしたんだ?家族とはぐれたのか?」

幼女「うえぇええええん!うぇええええん!」

みらい「泣いてちゃ解らないぞ」

サキ「・・・!!」

腕を組むサキの目にあるものが留まった。それは泣いている幼女の左手の中指。

サキ「(ソウルジェムの指輪!!)」

緑色のラインが入っている。

サキ「みらい!そいつは魔法少女だ!!」

サキが叫んだ瞬間、泣く幼女の壁の横が向こう側から影が素早く跳び上がった。跳んでみらいに躍り掛かる。

杏子「おらよっと!!」

影は赤い髪をなびかせ、長い槍をみらいに突き出した。

みらい「んなっ!?」

ガギィン!!

しかし、サキの忠告が間に合ったのだろう、持っていた杖を巨大な大剣に変化させて槍の先を受け止める。
弾き飛ばされるも、体勢を整え、みらいは大剣を構える。

杏子「へぇ、良い反応じゃんか」

口の端を吊り上げる杏子が着地する。

サキ「お前たちは・・・」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/11(金) 23:41:35.30 ID:dwjd239K0
杏子「よお、あんたらプレイアデス聖団だろ?あたしは佐倉杏子」

そしてしゃがんで泣いていたゆまも立ち上がって魔法少女に変身する。

ゆま「千歳ゆまだよ」

2人は近くで待機して待っていた。織莉子、キリカと戦うニコ、里美にプレイアデス聖団の援軍が行こうと動くのを。

みらい「卑怯だぞ!ボク達を騙そうとしたな!!」

みらいが怒鳴る。

杏子「まぁまぁ、そう怒んないでよ。とりあえず・・・」

杏子はリンゴを取り出す。

杏子「食うかい?」

そのリンゴをサキ向けて放る。

サキ「?」

思わず乗馬鞭を持っていない右手で受け取ってしまうサキ。そのサキの胸部目掛けて、杏子の槍が多節に分かれて伸びて来た。

サキ「!!」

サキはリンゴを手放し、ブリッジの要領で背を反らせて何とかそれを避けて見せた。槍の穂先の先端がリンゴに突き刺さる。
サキを気絶させる程度に、綿密に計算されて力を込められた槍はリンゴを砕く事無く、柄が元に戻り、元の持ち主にリンゴを返す。

ゆま「あーあ、また失敗したね、キョーコ」

杏子「あむ・・・うっせ、あたしだってどうせ上手くいくなんて思って無かったよ」モゴモゴ

戻ってきたリンゴを槍の穂先に付けたまま齧る杏子。

みらい「いい加減にしろ!!」

激昂するみらい。

サキ「飛鳥ユウリの差し金か?」

ぐいんと体勢を戻したサキが聞く。
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 01:12:35.72 ID:HDEOvpnl0
杏子「あん?誰だそれ?」

みらい「ボク達には解ってるんだぞ!」

杏子「あたしらは只の人さらいだよ。あんたらを拉致りに来た。だからさぁ」

杏子とゆまが後ろに大きく跳躍。

ゆま「大人しく捕まってよ!」

ゆまが連続で後ろに跳びながら右手をサキとみらいに向けて掲げると、2人の足元から多数のツタが伸びて絡め取ろうと伸びて来た。

サキ「こんな物でっ!」

みらい「捕まるかっ!」

サキが乗馬鞭から電撃を迸らせてツタを焼き焦がして灰にし、みらいが大剣を振るって伸びて来たツタを切り飛ばしていく。

杏子「行け、デストロイア!」

しかし、その間に後ろに跳ぶ杏子からに赤い光が溢れ出し、それが杏子の前で集結、結合しデストロイアが現出する。

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウウウ!!」

飛行体のデストロイアは未だツタの相手をしているサキとみらい向って低空で高速飛行、体当たりを仕掛ける。
それに気付いたみらいが大剣を振るいながら叫ぶ。

みらい「出ろぉーっ!ジャルムーッ!!」

みらいの身体から群青色の光が溢れる。それはデストロイアと2人の間に集まっていく。

ズズゥン!!

デストロイアが体当たりしてぶつかった音が響く。いや、何かに受け止められた音だった。
デストロイアが急に止められた事で起こった突風が辺りに砂埃を舞い上がらせ、衝撃が地面に亀裂を走らせる。

デストロイア「!?」

ジャルム「グァオオオオオオウ!!」

デストロイアの突撃を受け止めたのは、頭部に使役者であるみらいの武器の大剣のような巨大な一本角を持つ群青色の怪獣、ジャルム。獰猛に吼える。
その強靭な両腕でデストロイアの両翼を掴んで止めている。
そしてデストロイアを恐るべき力で持ち上げて力の限り投げ飛ばして地面に叩き付けた。

デストロイア「クゥウウウウウウウウ!?」

叩き付けられたデストロイアはこれは堪らないと言う風に再び空に飛び上がる。

みらい「ジャルム、飛べ!」

ジャルム「グァオオオオウ!!」

ジャルムはデストロイアを追って両腕の皮膜で羽ばたいて空に飛び上がった。
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 01:25:45.89 ID:HDEOvpnl0
ゆま「行って、ビオランテ!!」

ゆまはデストロイアの援護を行うべく相棒を呼ぶ。小さなゆまから溢れ出る緑色の光、それは彼女の隣で集束し、途轍もなく巨大な姿を形作っていく。

サキ「ヴァグノザウルス、出て来い」

サキからは茶色の光が溢れ出る。彼女の近くで集結、結合してやはり巨大な姿を形作る。
そして物質化する2体の怪獣。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

ビオランテが多数の触手を空中のジャルムに伸ばし、触手で追いかける。
しかし、その多数の触手は、ヴァグノザウルスの背中に並ぶ火山のような器官にある口から伸びて来たムチのような舌で絡め取られる。

ゆま「もーっ、邪魔しないでよ、おばさん!」

あまり少女に見えないサキに向ってゆまが言う。

サキ「誰がおばさんだ、このガキ!!」

杏子「ぶっ!お、おばさ・・・くくくくく・・・」

杏子が吹き出して口を押さえて笑いを必死に堪える。

みらい「サキがおばさんだと!?大人びていると言え!!」

サキ「・・・」

ゆま「あ、そっちもおばさんって言った」

杏子「ぶわーっはっはっはっはっは!!」

我慢出来ずに笑い転げる杏子。

サキ「笑うな!こいつら絶対に許さん・・・!!お仕置きしてやる!!」
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/12(土) 01:30:44.36 ID:+z7n/auo0
おwwwwwwばwwwwwwさwwwwwwんwwwwww
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 01:39:23.34 ID:xLlwwcO80
おばさんwwwwwwwwwwwwww
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 01:58:08.27 ID:HDEOvpnl0
あすなろ市、インテックスあすなろ、同人誌即売会場

私は今、戦場にいた。そして戦っている。

ほむら「あのサークルの新刊は何としてでも手に入れないと・・・!!」

私は走りたい欲求を抑えて速く歩く。会場内では走るのは禁止。淑女たる者、他人に迷惑をかけてはいけないわ。
新刊は・・・あった!最後の一冊!!

ほむら「これ下さい!」アジュジュシター

迷わずに購入!戦利品ゲット!勝利!!

さやか「うっひゃー・・・これは想像以上にアレだな・・・」

マミ「見事なまでに成人向けばかりね・・・と思ってたけどイラスト集もあるのね。凄く上手、買おうかしら」

マミも結構買ってるわね。本はマンガよりもイラスト集。他は紅茶を嗜むマミらしくマグカップやグラスと言ったグッズが中心ね。
私は勿論、百合本、レズ本ばっかりよ。当然ほぼエロシーンの成人向け。

さやか「マミさん結構順応してますね・・・」

マミ「思ったより楽しいわよ。美樹さんも何か買ったら?」

さやか「うーん、そうですねぇ。てか、あたしら凄い浮いてない?」

ほむら「それはそうよ。こんな所来るのは大半が男性のアキバ系オタク。女性も少なからずいるけど、私達みたいな年齢の子は先ずいないわ」

さやか「あたし達はその先ずいないであろう人達を探してる訳なんだけど・・・」

マミ「あら、ここはセットで買うと色々グッズが貰えるのね。買います」アリアトヤシター

さやか「マミさぁん・・・」

ほむら「そろそろ東方系のブースの方に行ってみましょう」

さやか「東方?・・・って、広っ!全体の3分の1くらいあるじゃん!」

買ったパンフに挟まれていたブース配置図を見るさやか。

ほむら「そりゃあ、広いわよ。二次元業界じゃ一大勢力を誇るシリーズだからね。そして注目はキャラがごく一部の例外を除いて女の子なのよ」

さやか「ふーん・・・」

ほむら「ふーんじゃ無いわよ。だから百合カップリングが凄い豊富で、その同人誌も沢山出てるのよ」

さやか「あー・・・そういう事ね」

マミ「東方ってシューティングゲームのよね。あれ面白いわよね」

ほむら「あら?マミあなた東方やるの?」

マミ「ええ、何本かやったわよ」

マミはマスケット銃を使うし、シューティング好きそうね。

ほむら「じゃあ、東方談義しながらブースの方に行きましょうか」

マミ「あーあ・・・暁美さんが東方知ってるなら、もっと早く話しておけば良かったわね」

ほむら「でも、マミが同士だって解って嬉しいわ」

さやか「(あれ?あたしら何しに来たんだっけ?ていうか何してるんだろう・・・?)」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 01:59:52.10 ID:xLlwwcO80
考えるな、感じろ
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/12(土) 02:09:18.74 ID:+z7n/auo0
まどか…ユウリから指導中
織莉子・キリカ組…交戦中
杏子・ゆま組…おばさんらと交戦中
ほむら・マミ・さやか組…同人誌即売会で交戦中(違う意味で

Oh・・・。
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 02:32:17.94 ID:HDEOvpnl0
海香「よろしくて2人とも?さぁ、存分にお買い上げ!!」

カオル「お買い上げと言われてもねぇ・・・」

かずみ「わ、私も良いの?」

カオル「勿論・・・って言っても此処で何買えば良いかなんて私も解んないけどね」

海香「先ずは百合!健全な百合よ!!」

カオル「百合って、女の子同士でエッチな事するのだっけ?」

海香「違うわよ、女の子同士の恋愛よ。そこにエロなんて邪道よ!神聖な百合の聖域が汚れるわ!」

カオル「はぁ・・・そうですか」

かずみ「あ、この時計可愛い!買おうかな」

海香「欲しいならその場で買った方が良いわよ。後で考えてから、とか思ってると、後で来たら売り切れてたり、
そもそも売っていたブースの場所が何処か解らなくなったりするから」

カオル「おっ!このTシャツ良いねー!買おう!」アリガトゴザイマース

かずみ「じゃあ、私もこの時計を」アリガトウゴザイマシター

海香「百合本はやっぱり女の子中心の作品じゃないとあんまり無いわね。けいおん!とか」

カオル「じゃあ、そっちの方を回る?」

海香「そうね。後で東方の方を回るのも必須ね」

カオル「かずみ、行くよー」

かずみ「解ったー」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 02:33:28.09 ID:HDEOvpnl0
今日は此処まで!
読んでくださった方、レス下さった方ありがとうございます!
では明日の昼前くらいに

703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 02:42:36.34 ID:xLlwwcO80

なんだろうほむほむと海香が出遭ったら今衝突してる組よりも醜い争いになるとしか思えないのは
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 05:35:57.32 ID:KIIRzGa3o
>>703

うむ。
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 07:50:55.99 ID:6TawXsfDO

>>703
なんせ戦いの内容が内容だからな
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 12:15:44.44 ID:HDEOvpnl0
ロリこんにちは。怪獣の鳴き声の確認にはファイナルボックスが役に立つ。

>>703

きっとそういう争いになるよ!

再開します
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 12:17:22.92 ID:HDEOvpnl0
東方ブースに向けて移動中の私達。

ほむら「私が東方で一番好きなのは咲夜さんなのよ」

マミ「暁美さんと同じ時間停止能力を持っているものね。暁美さんの能力を聞いた時、実は咲夜さんを連想したわ」

ほむら「能力で共感があるのもだけど、あのおぜうに尽くす姿勢は素晴らしいと思うのよ。私もまどかやあなた達にあんな風に尽くしていられると良いのだけれど」

マミ「大丈夫よ。あなたの献身は私達もよく解ってるわ。私は藍様が好きね」

ほむら「あら、ゆかりんじゃ無いの?」

マミ「ゆかりんも好きだけど、幻想郷の皆の為に何時も影ながら頑張っている藍様が憧れね」

ほむら「成る程、解るわ。あなたも影ながら魔法少女として頑張っていたものね」

俺「パンツタオルください!」

さやか「うわ・・・あいつ、何か買ってるよ。パンツタオルって何・・・?」

ほむら「そりゃ、パンツの形をしたタオルよ」

さやか「タオルとして使うの?」

ほむら「いいえ。それならパンツの形した意味が無いじゃない。被るんでしょう。未使用パンツなんて被って何が楽しいのかしら?」

さやか「・・・あたしは使用済みパンツも被って何が楽しいのか解らんけど・・・」

ほむら「何を言っているの!その香り、味を顔に密着させて愉しむ為よ!
そこにはかつて、まどかのおまんまんやお尻が直接当たっていた場所に、私が顔を押し付けていると考えただけで・・・ぶほぁ!」

さやか「うわ、鼻血出た!」

マミ「今、鹿目さんの名前が出たけど、まさかまだ持ってないでしょうね?」

ギク!

ほむら「た、例えよ、例え!あなた達が今履いてるパンツもくれたら喜んで被るわよ」

さやか「だからパンツは被るものじゃねーよ!後、鼻血拭いてよ」

ほむら「そんな訳で未使用パンツを被るとか、訳が解らなくて気持ち悪いわ・・・」

マミ「私はどっちにろ訳が解らないけど・・・」

俺「(美少女に罵られてる気がする・・・ご褒美過ぎる・・・うへへー)」



パンツタオルhttp://blogs.yahoo.co.jp/vaiker2000/35390117.html
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 12:29:57.18 ID:6TawXsfDO
俺wwwwwwwwwwwwwwwwww
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 13:00:17.00 ID:HDEOvpnl0
東方ブースに着いたわ。

さやか「うわぁ・・・東方って凄いキャラ多いんだ。え?これ違うキャラなの?」

ほむら「その頭にリボンが付いているのがルーミア、帽子を被っているのがフランドール、通称妹様よ」

さやか「へー・・・」

マミ「美樹さんは東方のキャラで言うと誰かしらね?」

ほむら「みょんじゃ無いの?武器的に」

マミ「でも妖夢の武器は日本刀でしょう。性格的には熱血な魔理沙じゃない?」

ほむら「魔理沙はどっちかって言うと杏子のような気がするけどね」

マミ「呉さんはフランちゃんよね、性格的に」

ほむら「そうね。普段は明るいのに、戦闘では冷酷残忍、破壊と殺戮に加減が無い所とか似てるわ。だとすると織莉子は・・・おぜう様?」

マミ「確かにお嬢様だものね、美国さん。議員の娘だしね」

ほむら「でも、体型的にはゆゆ様じゃないかしら?ゆゆ様もお嬢様だもの」

ほら、織莉子もゆゆ様も巨乳だし。私はマミの胸をじっと見る。

マミ「?」

ほむら「いえ、あなたと織莉子、どっちがおっぱいが大きいのかしらって」

さやか「おい」

ほむら「おっぱい揉んで良い?」

マミ「駄目です」

ほむら「お尻なら揉んで良い?」クワッ

マミ「駄目です」

ほむら「おまんまんなら吸って良いかしら!?」ハァハァ

マミ「駄目です」

ほむら「ガードが固いわね・・・」ガッカリ

さやか「普通に逮捕されるような発言しておいて、ガードもへったくれも無いだろ!」

マミ「あなたはどうしてそう欲望に忠実になれるのよ」

ほむら「それが私だからよ。さやか、ちょっとおっぱい揉ませて」

さやか「揉ません!」
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 13:00:51.33 ID:HDEOvpnl0
ちょっとカップめん食って来ます
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/12(土) 13:21:35.79 ID:K88q5odDo
さやかは依っちゃんじゃねぇかなぁと思ってしまうのでした
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 13:30:58.73 ID:KIIRzGa3o
おい!刻々とキングギドラの群れと戦う日がが迫っているんだぞ!
このほむら、マジいいかげんにしないと後で間に合わなくなっても知らんぞこいつ!
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/12(土) 13:36:10.50 ID:+z7n/auo0
「この非常時に何してんだテメェ」と他の連中から猛反発くらうくらいじゃないと・・・いや、手遅れか。
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 14:25:01.62 ID:HDEOvpnl0
再開します。チキンラーメンうめぇ



ほむら「ほむ・・・この刊はレズエロシーンは無しね・・・」

私は手に持って見ていた薄い本を、元に戻そうとする。即売会は自由に中を見れるから良いわね。

???「あ、ちょっとそれ良いですか?」

ほむら「はい、どうぞ」

隣に来た人が、私が戻そうと見ていた同人誌に手を伸ばす。私はそれを渡して顔を見た。
藍色の長い髪で、此処では珍しい、私達と同年代の女の子、って・・・

ほむら「御崎海香?」

海香「!あ、あなたは暁美ほむら!!」

ばっと私から離れる海香の左手の中指を確認すると、黄緑色のラインが入ったソウルジェムの指輪!間違いないわ!

ほむら「見付けたわよ」ニィ・・・

私は口の両端を吊り上げる。まさか本当に会えるとは。

海香「くっ・・・此処で戦うつもり!?」

ん?海香の買った同人誌・・・どれも表紙からして百合っぽいわ。

ほむら「あら、あなたも百合が好きなの?」

海香「え、えぇ・・・まさかあなたも?」

ほむら「ええ、大好きよ。女の子同士の恋愛こそ至高!私も勿論、女の子が好きなの」

海香「私もよ。意外と話が解るのね」

そうね。話し合いで解決できるかしら。

海香「その本がいっぱい見付かるから同人誌は良いわね」

ほむら「その通りだわ。二次創作の女の子同士の濃厚なエロシーンなんて、同人誌以外じゃ先ず見られないから」

海香「え?」

海香の目が変わった。

海香「何を言っているの・・・!?女の子同士の恋愛は神聖なものなのよ・・・!それをそんな如何わしいシーンを目的に見ているなんて信じられないわ!許されるのはキスまでよ!」

何ですって!?

ほむら「聞き捨てならないわね・・・如何わしいですって?キスで満足した振りをして、本当はその先を見たいのでしょう?恋愛シーンは言わば前戯、その後こそ、両方意味で本番よ」

海香「何その下劣でいやらしい発想は・・・信じられないわ、この変態!」

ほむら「私の発想が変態ならあなたの考えは偽善だわ。
そうやって自分は本当はエロが見たくて見たくて堪らないのを、他者の目を気にして、見た目綺麗な恋愛だけで満足しているように見せている・・・そんなのの何が楽しいの?」

海香「私をあなたみたいな変態と一緒にしないで!」

ほむら「変態じゃないわ、淑女よ!」

海香「淑女ですって?笑わせないで、あなたみたいな卑猥な事しか考えていない変態を淑女と言うなら、
世界中の私の同士・・・真の淑女に失礼よ」

あ、今の本気で頭に来たわ・・・。

ほむら「・・・あなたとは解り合えるかも知れないと思ったけれど」

海香「ええ、無理みたいね」

私と海香は、光に包まれて魔法少女に変身した。
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 14:47:31.37 ID:7x6cf7bpo
うわぁー!開場がぁーー!!だれか、誰か止めてくれー!
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 14:53:06.88 ID:HDEOvpnl0
俺ら「うおおおおお!?何だ、今あの2人の娘が光に包まれて服が変わったぞ!?」

俺ら「瞬間コスチェンジ!?コスプレか!?」

俺ら「どうやったんだ!?でも何のキャラだ!?」

俺ら「魔法少女っぽいけど・・・つか、一瞬全裸にならんかった?なったよな!」

俺ら「マジで!?くっそー、変身の瞬間見逃した!もう一回お願いします!」

周りが騒ぎ立てていると、さやかが来た。

さやか「ほむら!織莉子とキリカがプレイアデス聖団と戦ってるって!杏子とゆまも別のプレイアデス聖団と戦い始め・・・って、ほむら変身してる!?それに、あの魔導師みたいな格好の魔法少女からの反応は・・・」

ほむら「さやか、あなたも変身しなさい」

さやか「!!や、やっぱり!」

ほむら「ええ、プレイアデス聖団の御崎海香よ。まさか会えると思わなかったけど」

さやか「まさかっておい・・・でも、会えたのなら良いのかな」

と言っていると、海香の方にもかずみとカオルが駆け付ける。

かずみ「海香、ニコ達とサキ達が見滝原の魔法少女に襲われてる!助けに行かないと!!」

カオル「かずみ、その前にやる事があるよ・・・また会ったね暁美ほむら」

ほむら「ええ、牧カオル」

さやか「あの2人もプレイアデス聖団なの!?」

ほむら「そうよ。黒髪ショートがかずみ、オレンジ髪のミドルヘアーが牧カオル」

さやか、かずみ、カオルも同時に魔法少女に変身する。

俺ら「何だ!?あの3人も変身したぞ!」

俺ら「今度は見たぞ!光に包まれてたけど、シルエットは確かに全裸っぽかった!!」

俺ら「どう見ても魔法少女だよな・・・でも何のキャラだ!?マジで解らん!俺がチェックしてない魔法少女作品がある訳無いのに!!」

俺ら「ひょっとして新作発表デモ!?運営のサプライズイベント!?」

俺ら「今の変身シーンは光の演出で本当の変身シーンっぽく見せたんかな?すげーの見た!俺らマジ幸運!!」

かずみ「な、何か私達凄く目立ってない?」

カオル「そりゃあ、ね・・・」

海香「此処がこういう場所で助かったわ。勘違いしてくれている」

さやか「・・・あれ?マミさんは?」

ほむら「端の売店でから揚げ食べて来るって行ったけど」
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 15:01:12.29 ID:7x6cf7bpo
マミ何やんてんの!はぁ・・・。
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/12(土) 15:01:58.23 ID:+z7n/auo0
さやかは巻き込まれた感が強いなwwwwww
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 15:02:57.02 ID:7x6cf7bpo
>>717

X マミ何やんてんの!はぁ・・・。
○ マミ何やってんの!
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 15:03:04.18 ID:HDEOvpnl0
即売会場、天井

マミ「(・・・プレイアデス聖団の御崎さんに牧さん、それにかずみさん・・・本当に来ていたのね)」

高い天井に張り巡らされた天井を支える為の金属棒に脚をかけて逆さまにぶら下がる、魔法少女に変身したマミ。
口にから揚げを咥え、手に持ったマスケット銃で後ろからプレイアデス聖団を狙う。

マミ「(誰か1人の脚でも撃てば、戦闘能力を奪える・・・)」

慎重に一番後ろのかずみの脚に狙いを付けていたが、からあげの衣が一欠けら下に落ちて行った。

マミ「(あ)」

それが床に落ちる。
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 15:14:33.88 ID:HDEOvpnl0
修正、こっちで



即売会場、天井

マミ「(・・・プレイアデス聖団の御崎さんに牧さん、それにかずみさん・・・本当に来ていたのね)」

高い天井に張り巡らされた天井を支える為の金属棒に脚をかけて逆さまにぶら下がる、魔法少女に変身したマミ。
手に持ったマスケット銃で後ろからプレイアデス聖団を狙う。

マミ「(誰か1人の脚でも撃てば、戦闘能力を奪える・・・)」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 15:51:43.22 ID:HDEOvpnl0
マミは・・・いた!此処から見て斜め上!後ろからマスケット銃でプレイアデス聖団を狙ってる。
流石私達の先輩!頼りになるわ!食べてばっかりじゃないのね!私達は気付かれないようにしないと。これで1人でも戦闘不能に出来れば・・・

さやか「あ、マミさん!」

さやかが天井を見た。

かずみ・海香・カオル「!!」

3人が一斉にさやかの視線の方、斜め後ろを見上げて、マミを視界に捉えた。

ほむら「何やってるのよ、このバカ!」

さやか「え?え?」

解ってないし!

カオル「海香!」

海香「ええ!」

フォン・・・

海香の手に持っていた魔道書が開き、光球が現出。

コォン

それがカオルの方へ飛ぶ。

カオル「パラ・ディ・キャノーネ!!」

その光球をカオルはハイキック。天井のマミに向って光球が飛んでいく。

マミ「くっ!」

マミはそれを持っていたマスケット銃を横にして受け止め、光球は弾かれて天井向って飛んだ。

バコーン!

大きな音を立てて天井に穴を開けて光球は空に飛んで行った。

俺ら「え?今天井に穴が開いたぞ!?」

俺ら「ひょっとしてマジもん!?マジもんの魔法少女!?」

俺ら「いや、無いっしょ。演出っしょ」

俺ら「いやー、金掛けてるねぇ・・・天井に穴開けちゃうとは・・・」

周りが騒いでいる間に、マミはマスケット銃を消し、腹筋の要領で身体を曲げ、ぶら下がっていた金属棒を手で掴んで脚を外し、脚を振って反転、逆立ちの状態になる。
魔力を込められた鉄壁スカートはめくれあがる事は無いわ。
そしてマミは腕を曲げ、腕力だけで跳び上がり、カオルが光球で空けた天井の穴から、外に跳び出した。
そして天井の上に跳び上がると同時にマスケット銃を扇状に現出させた。

俺ら「すげー!あの娘すげー!」

俺ら「何てアクション!ワイヤーとかあるの!?」

俺ら「パンモロ見えなかったけど、パンチラは頂きました!」

俺ら「今、銃出た!ライフル出した!」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 16:10:39.82 ID:Erik/5GAO
俺ら黙ってろwwwwww
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 16:13:50.52 ID:7x6cf7bpo
とか言ってないで客逃げろよ!
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/12(土) 16:15:35.55 ID:yZb6iLFp0
いや、目の前でこんな光景あったら寧ろ撮影とか始めそう
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 16:23:10.22 ID:7x6cf7bpo
>>725

そんな事言っても・・・、まぁ、俺だったら真っ先に逃げるけど。(真)
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 17:12:55.37 ID:HDEOvpnl0
天井からこちらを覗くマミは、出したマスケット銃をかずみ達に向ける。

かずみ「!!まさか、撃つの!?」

マミ「あなた達、逃げたりしたら、周りの人達ごと攻撃するわよ!!」

さやか「マミさん!?」

ほむら「(ブラフよ。海香とカオルはどうか知らないけど、かずみはあなたやマミと同じ、一般の人達を守りたいみたいだから)」

ここの人達はある意味一般人じゃ無いけど。

さやか「(成る程・・・)」

俺ら「俺、あんなカッコ可愛い娘になら撃たれても良い!」

俺ら「我々の業界では御褒美です!」

俺ら「いや、流石に拷問っしょ」

海香「・・・仕方ないわね。私達に上に行くわよ」

カオル「そうだね。此処で戦ったら被害がでかいし」

かずみ「戦うしかないの・・・?」

ほむら「私達もマミと合流するわよ」

さやか「オッケー、こんな人が多いところで戦えないよ」

私とさやかは、斜めに跳び上がり、壁を蹴って天井に向う。私は腰に提げた曲剣を抜いて天井を切り破り、それにさやかが続く。

向こうも跳び上がると別方向の壁を同様に蹴って天井に向い、かずみが十字架型の武器で天井を殴ってぶち破り、天井の上に出る。

俺ら「今の三角跳びだよな!?ワイヤーとかあってもあんなに違和感無く出来るもんなん!?」

俺ら「ワイヤーの装置とか何処にも無いし・・・まさか本当に本物?」

俺ら「パンチラ頂きうっひょーーーい!!」

俺ら「あの娘ら外行ったぞ!天井が見える場所まで行こうぜ!」

俺ら「となるとその辺のビルの屋上とかか?」

俺ら「タワーもあったよな、そこでも良んじゃね?」

俺ら「急げ!超すげぇイベントを見逃すぞ!!」ドヤドヤ
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 17:18:46.28 ID:7x6cf7bpo
お前ら!はよ逃げんかい!!
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 17:20:10.41 ID:HDEOvpnl0
私、マミ、さやかの3人と、かずみ、海香、カオルの3人が対峙する。

かずみ「ねぇ、えっとほむらと・・・マミだっけ?どうして私達を襲うの!?命を狙うの!?」

ほむら「あら、私達は別にあなた達を殺そうとはしてないわよ?」

マミ「そう、大人しく付いて来てくれたら、何もしないわ。私達は」

カオル「信用できるか!」

海香「・・・あの巴マミが復讐者の手先とは、見下げ果てたものだわ」

かずみ「復讐者?」

カオル「あ、いや、何でも無い。気にしないで」

ふぅん?かずみには知られたくないみたいね。

さやか「何だとっ!マミさんを悪く言うな!」

カオル「ん?あんたは確か・・・」

海香「美樹さやか、巴マミの仲間よ」

かずみ「ねぇ、本当に戦うしかないの?こんな事止めにしない?私、戦いたくないよ・・・」

かずみが悲しそうね。でも、私は非情に徹する。

ほむら「良いわよ。あなた達がソウルジェムを渡して降参するなら、止めてあげる」

カオル「分かり合う気は無いみたいだね!」

身構えるカオル。

海香「何故、あなた達が敵対するのか理由は解らないけれど、邪魔をするなら排除するわ!」

海香が魔道書を開き、書が左右でずれる。

ギィィン!

そして魔道書は両側にひし形の穂先を備えた槍状の武器になった。

さやか「うーん・・・これってあたし達が悪者のような・・・」

さやかはマントの肩部分の下から剣を現出させて握る。

俺ら「何か一触即発っぽい空気・・・」

俺ら「くそっ、此処からじゃ何て言ってるのか全然解らん!」

俺ら「やっぱり3対3か!魔法少女のチーム同士のバトルとか新鮮!!」

周りを見ると近くのビルの屋上やら、タワーの中に即売会場の客達の姿が・・・暢気ねぇ。
でも、寧ろ好都合だわ。ギャラリーがいた方が盛り上がるし・・・公開レイプは!!
私は盾からほむほむXVを取り出した。
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 17:23:32.45 ID:Erik/5GAO
ついに薬出タ━━━(゚∀゚)━━━!!!
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 17:28:06.80 ID:7x6cf7bpo
客の見てる前で使うな!
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/12(土) 17:33:02.80 ID:yZb6iLFp0
例の発明品くるかな
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 17:37:05.73 ID:xLlwwcO80
誰か早くとめろ!
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 18:13:54.61 ID:HDEOvpnl0
ほむら「さっさと終わらせて、他の皆の所へ行くわよ」

マミ「やっぱりその媚薬使うのね・・・」

さやか「時間停止でちゃっちゃと終わらせちゃってよ。あたしもあの人達とは戦いたくない」

海香「何をごちゃごちゃ言ってるの?」

カオル「来ないからこっちから行くよ!」

海香とカオルが突っ込んで来る。かずみは援護役なのか、跳び込んでは来ない。

ほむら「時よ止まれ!」

ほむら・ザ・ワールド!さて、今のうちに媚薬塗り塗り・・・って、海香とカオルは止まらずに走って来ている!
どうして!?一瞬、発動していないのかと思ったけれど、周囲の空も海も間違いなく止まっているのに!
そしてさやかとマミも止まっている。

ほむら「くっ!」

時を動かすにも少しのタイムラグがある!不味い!
私はマミに向って先行する海香の前に出て、彼女の槍を私の紫の槍で受け止める。さやか向ってカオルが跳躍した。こっちは何とか間に合いそうね。

ほむら「そして時は動き出す」

時間停止を解除。

さやか「うわっ!?」

さやかはいきなり目の前で跳び、宙返りして踵落としして来るカオル見て驚くも、バックステップしてその一撃を避ける。
カオルの踵落としが屋根に炸裂、穴を開けた。

さやか「い、今、何が起こったの!?」

マミ「・・・無効化されたんだわ、パープルメシアの時間停止が」

流石マミ。ていうか、今はそっちの呼び名を使うの?

カオル「その通り!」

海香「よく解ったわね」

私と槍同士で押し合う海香。

かずみ「本当に効果があったんだ・・・」

かずみが耳のソウルジェムにそっと触れる。見ると、金属で作られた輪のような物が付いていた。
・・・多分、神那ニコが作ったものね。あれで無効化されたのかしら?
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 18:19:52.83 ID:HDEOvpnl0
ちょっと飯とかで外します
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 18:37:46.12 ID:mXj/56aq0
もう魔法少女の存在はマスコミが何も言わないだけで一般人にもモロバレてるだろ
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 18:41:20.18 ID:7x6cf7bpo
>>736

だな!
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 18:54:00.74 ID:xLlwwcO80
公然の秘密という奴だ
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州・沖縄) [sage]:2011/11/12(土) 19:16:56.18 ID:JcO52krAO
絶対に、ニコ動や2chで配信してる俺らがいるよな・・・
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 19:18:14.47 ID:Erik/5GAO
きっとマギカがもみ消してくれるさ。
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 19:20:00.52 ID:xLlwwcO80
>>739
魔法少女とか釣り乙wwwwww

こうなるな

>>740
火消しですかwwwwwwとか煽るやつがいたりして
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 19:51:44.36 ID:VtxO1YISO
怪獣のほうもカメラマンが映像をとりに…
死亡フラグか
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 19:58:41.86 ID:7x6cf7bpo
そうなると大惨事だな・・・。
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 20:04:44.08 ID:GpWea+rDO
>>742
ウルトラマンネクサスでもそういう事あったよな…。
カメラマンが怪獣にマミられたし……。
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 20:08:18.52 ID:Erik/5GAO
GMKだとヘリごと粉砕されたな。
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 20:11:05.99 ID:7x6cf7bpo
初代ゴジラのレポーターも。
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 20:20:30.00 ID:xLlwwcO80
さようなら!皆さんさようなら!
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 20:26:41.79 ID:7x6cf7bpo
あと、ファイナルウォーズでジラにマミられた豪州人
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 20:45:12.87 ID:HDEOvpnl0


マミ「私達も頑張らないとね!改めて紹介するわ!私のパートナーを!最強機械化巨大甲翼三頭機竜!!」

マミが右手を掲げると、マミから金色の光が溢れ出て、私達のいる建物の近くで集結していく。

さやか「パープルメシア!あたし達も!ガイガァーーーン!起動ぉおおおお!!」

さやかが剣を振り上げて叫ぶ。

ほむら「ええ。出なさい、バトラ!」

さやかから溢れ出る青い光が、金色の光の左で集まり、私から出た紫色の光はその2つの上で集束していく。

かずみ「こ、こんな人が多いところで怪獣を出すなんて!」

海香「向こうも本気のようね」

カオル「こっちも行くよ!ラジィーーーン!」

海香「出て!シーガン!」

かずみ「バルグザーダン!お願い!!」

かずみから銀色の、海香から黄緑色の、カオルから黄緑色の光が溢れ、それぞれ私から見て真ん中、右、左に集まっていく。
そしてあすなろ市の海の近く、ドーム状の建物の周囲に6つ、それぞれが何万トンもある圧倒的質量が実像を結んでいく。
邪魔な建物や車を踏み潰し押し壊し、巨獣達が顕現する。

バトラ「グギョオオオオオオオオン!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

ガイガン(FW ver1)「ギシィァァァーーーィ!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 20:46:56.32 ID:HDEOvpnl0
再開します・・・って、前半が抜けてた・・・



私は、海香と押し合う右腕の力を抜いて身体を逸らす。

海香「!!」

押し合う力が抜かれた事で、海香の槍が空を切り、海香は体勢を崩した。
私は槍から離した右手で、腰の曲剣を抜いて、海香の急所を外して切りつけるべく振り上げようとする。

かずみ「危ないっ!リーミティ・エステールニ!!」

かずみがこちらに向けた十字架から光線を撃ってきた!ちょっ!味方ごと攻撃!?ていうか、避けられない!

カオル「よっと!」

カオルが素早く海香を抱えて跳ぶ。しまっ・・・!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

マミは既にリボンを束ねて大砲ほどの大きさがある銃を精製していて、その光線目掛けてティロ・フィナーレを撃った。
リーミティ・エステールニとティロ・フィナーレがぶつかり合って相殺、大爆発する。
私はその爆発に巻き込まれた。目を閉じる。

ほむら「・・・?」

さやか「大丈夫?」

目を開けると、私はさやかに抱かれ、彼女のマントで包まれていた。
さやかのマントは只の飾りではなく、魔力で編まれたそれは、見た目よりも遥かに強固な防御力があり、熱や爆風に対して高い防御効果がある。

ほむら「あ、ありがとう、さやか・・・じゃなくてブルースライサー」

さやか「どういたしまして!こうやってあんたを助けるのって初めてだっけ?」

ほむら「え、えぇ、多分」

私は左手に槍を、右手に曲剣を持って立ち上がる。

マミ「私も助けてあげたんだけどな」

ほむら「勿論感謝してるわ、ゴールデンコマンダー、ありがとう」

それにしても・・・私はかずみ達3人を見る。

ほむら「時間停止が効かないなら、簡単にはいかなさそうね」

さやか「使えなくても戦える?」

ほむら「誰に聞いてるの」

さやか「そうでした」
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 20:47:11.99 ID:xLlwwcO80
あっガイガンが修復という名の劣化してる!
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 20:47:19.25 ID:HDEOvpnl0
マミ「私達も頑張らないとね!改めて紹介するわ!私のパートナーを!最強機械化巨大甲翼三頭機竜!!」

マミが右手を掲げると、マミから金色の光が溢れ出て、私達のいる建物の近くで集結していく。

さやか「パープルメシア!あたし達も!ガイガァーーーン!起動ぉおおおお!!」

さやかが剣を振り上げて叫ぶ。

ほむら「ええ。出なさい、バトラ!」

さやかから溢れ出る青い光が、金色の光の左で集まり、私から出た紫色の光はその2つの上で集束していく。

かずみ「こ、こんな人が多いところで怪獣を出すなんて!」

海香「向こうも本気のようね」

カオル「こっちも行くよ!ラジィーーーン!」

海香「出て!シーガン!」

かずみ「バルグザーダン!お願い!!」

かずみから銀色の、海香から黄緑色の、カオルから黄緑色の光が溢れ、それぞれ私から見て真ん中、右、左に集まっていく。
そしてあすなろ市の海の近く、ドーム状の建物の周囲に6つ、それぞれが何万トンもある圧倒的質量が実像を結んでいく。
邪魔な建物や車を踏み潰し押し壊し、巨獣達が顕現する。

バトラ「グギョオオオオオオオオン!!」

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

ガイガン(FW ver1)「ギシィァァァーーーィ!!」

バルグザーダン「ウォオオオオーーウウウ!!」

シーガン「チチチチチチチチチ!!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) :2011/11/12(土) 20:51:46.27 ID:RdqCVI320
同人誌即売会がああああ!?
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 21:00:19.33 ID:Erik/5GAO
犠牲者出たよね、確実に出たよね。
ガイガンはVer.1か。ということはそのうちマミって・・・。
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 21:03:22.16 ID:7x6cf7bpo
あぁ、やっちまった。もう責任取れよ。もう知らないからな!
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/12(土) 21:16:20.16 ID:yZb6iLFp0
俺ら「ぎゃあああああああああああああああああああああああ」
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 21:22:04.83 ID:HDEOvpnl0
俺ら「今度は怪獣だ!怪獣が出たーーっ!!」

俺ら「あれもマジもん!?立体映像!?」

俺ら「モノホンっしょ。車とか建物とか潰してるし」

俺ら「道路にもヒビ入ってるし・・・いやー、スケールでかいイベントだなぁ」

俺ら「女の子から光が出て怪獣になったけど、どゆ事?」

俺ら「魔法少女達の味方っぽいな」

俺ら「あの飛んでる怪獣、ニュースサイトで見た!バトラって名付けられた、世界に一体しかいないっぽい怪獣だぞ!」

俺ら「あのサイボーグキングギドラ、最近見滝原とかその隣街に出て来て、よく暴れる怪獣を倒してくれてた奴だ!」

俺ら「え?そんなの生で見れるって俺ら超幸運?」

俺ら「やっぱガイガン、凶悪でカッコええー!!」

俺ら「バルグザーダンも正義っぽくてカッコ良いぞ!!」

俺ら「シーガンとか珍しいな」

俺ら「ラジンは変わった姿でコアなファンがいるらしい、てか俺」

ビーッ!ビーッ!

俺ら「サイレン鳴り始めたな。今、怪獣警報出たっぽい」

俺ら「え?マジで本物!?」

俺ら「あ、本当だ、周りの建物から人が逃げてる」

俺ら「今、携帯でニュース見たけど、中心街とその端っこらへんでも怪獣が戦ってるってよ。警報出てるぞ」

俺ら「この街やばくね?なんていう怪獣密度」

俺ら「つか俺らも逃げなくて良いん?」

俺ら「バッカ、こんな特撮も真っ青のシーン、見逃して堪るか!」

俺ら「おいおい、命とどっちが大事よ?」

俺ら「ん?黒髪ロングの子が何かでかい紙取り出して何か書いてる・・・」

俺ら「あ、建物の天井から垂れ幕みたいに広げて・・・何々?」

俺ら「これは即売会のイベントよ。最後にお楽しみがあるから、暇なら見て行きなさい」

俺ら「今は休憩中、周りの避難が終わってから再開よ・・・だって」


ほむら「これでよし」

私は盾から取り出したテープで、ビルの方とタワーの方と2枚、メッセージを書いた巨大な紙を貼り付ける

さやか「こんなので誤魔化せるのかな・・・?」

ほむら「大丈夫よ、あの手の人種は信じるから。というか些細な事は気にしないから」

マミ「本当に・・・?で、周囲の避難が終わるまで待つのね」

ほむら「ええ・・・よっこらせっくす」

私は屋根の上に座る。バトラも適当な丈夫そうなビルの上に着ける。
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 21:23:23.99 ID:HDEOvpnl0

さやか「ちょっと建物壊しちゃったけど、大丈夫かな・・・?建設中のビルにガイガンの尻尾が当たっちゃった・・・」

建物が多少壊れたけど、建設中のビルでとかだから、大丈夫でしょう。建設中のビルは日曜だから人はいない筈だし。

マミ「ところで今回のガイガンの武器は鎌なのね」

さやか「あ、はい。自由に出す時に換装出来るんです。チェーンソーは重くて使い辛いんですよ。
今回は強敵っぽいですから、使いやすい方を選びました」

バトラ「・・・」ジー

メカキングギドラ「・・・」ジー

ガイガン「・・・」ジー

かずみ「あ、あれ?かかって来ない・・・」

海香「あの紙に書いてある通り、避難が終わるまで待つのね・・・」

カオル「・・・本当に向こうの意図が解らない・・・」

バルグザーダン「・・・」ジー

シーガン「・・・」ジー

ラジン「・・・」ジー
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 21:23:32.85 ID:xLlwwcO80
やはり怪獣ファンはいるんだな



それにしてもほむほむおい最後の一言
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 21:25:25.33 ID:HDEOvpnl0
我ながら荒唐無稽にも程がある・・・。ご都合主義万歳
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/12(土) 21:26:48.26 ID:yZb6iLFp0
怪獣たちの「ジー」が可愛いwwww
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/12(土) 21:28:48.36 ID:Erik/5GAO
そっか、換装できるのか。
つかジーっと待ってる怪獣達が何かかわいい。
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 21:35:53.03 ID:7x6cf7bpo
怪獣達は避難が終わるまで待ちながら互いに伺っている…。
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage saga]:2011/11/12(土) 21:35:58.08 ID:WtiGe3JN0
ご都合主義だろうがなんだろうが、おもしろければすべてよし
いいぞもっとやれ いや、やってください
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 21:37:45.32 ID:xLlwwcO80
怪獣たちいい人?だな
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 21:42:05.81 ID:NqCKvbBH0
怪獣達ホントは仲良さそうだなww
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 21:59:25.17 ID:VtxO1YISO
こっちも避難待ちか
雑談だがマミさんメカギドラに乗れないのかな?
未来からきた脳内設定ってだけだから無理?
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 22:05:05.28 ID:7x6cf7bpo
>>俺もそう思うな。
原作ではメカギドラに改良されたキッズにエミーという未来人が乗ってたのに。
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 22:05:10.86 ID:xLlwwcO80
そうだ思い出した
メカキングギドラの真ん中の首がマミさんになってる絵を見たことがある
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 22:06:47.62 ID:7x6cf7bpo
>>769

おいwwwwww。どんなメカギドラだよ!
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/12(土) 22:16:43.81 ID:xLlwwcO80
これさね
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2254033.jpg
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 22:19:37.37 ID:7x6cf7bpo
>>771

oh…。
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 22:20:15.42 ID:VtxO1YISO
口からティロ・フィナーレ…悪くないッ
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 22:35:52.62 ID:HDEOvpnl0
怪獣。非常識で人智を超越した存在に対抗すべく、魔法少女が呼び出す非常識と人智超越そのものの存在。
規格外の破壊を止める、その為に現れる規格外の破滅力。一切合切を破壊し、滅ぼして終焉させ得る、絶対的な存在。
それがあすなろ市に同時刻に14体出現した。それはまさに、ワルプルギスの夜の前哨戦。

ほむら「・・・とか何とか、それらしくナレを入れてみたり」

さやか「え?」

マミ「それはともかく、避難も終わったみたいよ」

ほむら「じゃあ、始めましょうか」ファサ

私は立ち上がって髪を搔き上げ、背中に槍を担いで左腰に曲剣を提げ、両手には盾から大型の拳銃を握り、かずみに向けてトリガーを引いた。

かずみ「え?」

かずみは反応出来ない。

海香「危ない!」

代わりに海香が出て来て私の撃った純カドミウム加工水銀弾頭を槍で弾く。
私が撃ったのは、対怪獣戦闘用13ミリ拳銃「ジャッカル」。全長39センチ、重量16キロ。それが2丁。片方は黒、もう片方は白い。
あのアーカードの旦那の愛銃を見て、私が様々な拳銃のパーツを組み合わせ、足りない部品は削って自作した完成したばかりの逸品。
本当は対ギドラ族用に作ったんだけど、此処でお披露目と行きましょう。
そのまま連続でトリガーを引いて、魔法少女に当たれば一撃で継戦能力を奪える弾丸を連続で撃ち込む。

海香「うっく!一発、一発が凄く重いわ!!」

それでも海香は槍を振りかざして何とか弾いていく。インドア派かと思ってたけど・・・やるわね。
こっちも撃つ時の衝撃が大き過ぎて、撃つ度に後ろに下がってしまう。それに一発ごとに照準がブレるので、毎回調整しながら撃たないといけない。よって若干のタイムラグがある。
だから弾かれてる訳だけど・・・。

海香「いきなり撃って来るなんて卑怯よ!」

ほむら「誰が戦闘開始の合図なんかするって決めたのよ?戦いはもう始まってるのよ」

私はかずみを無視し、海香をメインターゲットにして撃ち続ける。

カオル「海香!」

カオルがいきなり危機に陥る海香を助けようと、攻撃する私を止めようと駆け寄る。しかし、その前にさやかが立ち塞がった。

さやか「待ちなって。奇襲はあたしも好みじゃないけど、ほむらの邪魔はさせないよ・・・はっ!!」

さやかの高速の横の斬撃。絶妙のタイミング。私は決まったかとも思ったけど、しかし音速の一撃を、カオルはスウェイでかわす。
その胸先をさやかの剣が僅かに掠めた。

カオル「・・・成る程、この中じゃ君が穴かと思ってたけど、そうでも無かったみたいだ。
恐るべき速度だね。でも、見切れないほどじゃない」

さやか「あんた・・・!」

絶妙のタイミングで振るった剣をかわされたのを見て、さやかの表情に緊張が表れる。
距離を取って剣を構え直す。

カオル「ふふ・・・久々に熱くなれそうだね。私のキックボクシング、魅せてあげるよ!」

トントンとステップを踏んで、ファイティングポーズを取るカオル。

さやか「能書きは良いよ。行くぞっ!」

さやかは駆け出して、剣を下に構えてカオルに突っ込む。速い。しかし、さやかの剣が疾るより更に速く、カオルの姿が消えた。

さやか「なっ!!」

さやかは斬撃に入っていた身体を無理やり捻って、身を逸らす。
さやかの頬が浅く裂け、血飛沫が落ちる。

さやかの前には脚を突き出した体勢で立つカオル。そのブーツの底には大きなスパイクというか、トゲが5本付いている。

カオル「へぇ?今のを避けるんだ。流石やるね」

さやか「くっ・・・!!」

ほむら「助けましょうか?」

私は海香向けてトリガーを引きながら、さやかに問いかける。しっかし、重いから撃ちにくくてしょうが無いわね、この銃・・・。反動も凄いし・・・。
アーカードの旦那はよくこんなの軽々と撃てるもんだわ。

さやか「いいや、結構」
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 22:36:15.52 ID:GpWea+rDO
>>771
これを見たギドラ族の群れはどう思うのだろうか……
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/12(土) 22:38:39.13 ID:yZb6iLFp0
>>775
ネットを使いこなせる個体がいるかどうかだな
多分、騒然とするのではwwww
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/12(土) 22:48:25.18 ID:7x6cf7bpo
>>775

こんな扱いになるマミちゃんなら、TBS某長寿ドラマの野田家に引き取られたほうがいいかもしれん・・・。
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/12(土) 23:24:14.41 ID:+z7n/auo0
>>775
1.誇り高きギドラ族を侮辱するとは許さん。
2.あんな連中に捕まってあんな改造をされるような奴はギドラ族の恥、消す。
3.ポッ・・・
4.関係ない、潰す。

1か2かなぁ。
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 23:34:46.32 ID:GpWea+rDO
>>778
3しかないだろjk
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/12(土) 23:44:08.00 ID:HDEOvpnl0
私達が戦っている間に、マミとかずみでも戦いが起こる。

マミ「さぁ、準備は良いかしら?」

余裕を崩さないマミ。両手にマスケット銃を持つ。

かずみ「リ・・・リーミティ・エステールニ!!」

かずみの十字架から放たれる強力な光線。威力はティロ・フィナーレ並み。でも予備動作の大きさもティロ・フィナーレ並み。

マミ「そんな予備動作の大きい攻撃は、相手を動けなくしてからするものよ。こんな風にね」

マミがマスケット銃を持ったままの左手をかずみに向けると、リボンが伸びてかずみに巻き付いた。

マミ「そのまま大人しくしててね?怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保障しかねるわ」

かずみ「ちちんぷいぷい!」

気が抜けるような、かずみの声。な、何・・・?
すると、ぽんと間抜けが音がしてマミのリボンが、パーティーグッズのクラッカーの中身のように変化した。

マミ「え!?」

何、今の!?

かずみ「こんなのユウリの超重力場に比べたら大した事無いよ」

あ、そうだったわ・・・かずみはユウリの超重力場を破戒したんだった!

かずみ「私の固有能力は、持続系魔法の破戒(破壊)だよ!」

マミ「成る程、油断は出来ないって事か。じゃあ、こっちも本気で行くわよ!」

マミの表情が引き締まり、獲物を狙う目付きになる。

かずみ「え?ちょっと・・・」

マミが跳び上がって、動きの止まったかずみ向けて両手のマスケット銃を同時に撃つ。

ドッ!

かずみ「きゃー!!」

直撃は避けるも、その魔力の爆発に煽られて吹き飛ぶかずみ。マミは着地すると、屋根に刺して立ててあったマスケット銃を両手で引き抜いて、更に撃つ。

ドーン!ゴーン!と爆発。

かずみ「ぎょえー!!」

ドゴッ!

かずみ「ひえー!!」

ガーン!

かずみ「きゃー!!」

ドゴーン!

かずみ「ひいいいん!!」

ゴォーン!

かずみ「あああああああああ!!」

あらら・・・かずみが吹っ飛びまくってる。相手は私でも、時間停止を使わないと多分勝てないマミだし。

海香「かずみ!私と合流・・・!」

ほむら「させないわよ・・・あ」

カキン!と音がして弾が出なくなる。海香はその隙に離脱し、マミの前に出た。
槍をマミ向けて突き出す。

マミ「!」

マミは撃ち終えたマスケット銃の銃身で海香の槍を受け止める。
私は2丁のジャッカルのマガジンを抜いて落とすと、袖から新しいマガジンを出して装填。
右手の白いジャッカルは盾に仕舞い、開いた右手で腰の曲剣を抜いてマミに合流、しようとしたら、私に巨大な黒い影が差した。
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/12(土) 23:58:48.83 ID:evdBAGYy0
>>779
よく考えろ、頭はマミでも身体は“キング”ギドラだぞww
この場合性別どっちになるんだwwwwwwww
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 00:02:27.34 ID:DViTfx8a0
>>781
そりゃあもちろんふたnうわなにするやめr
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/13(日) 00:11:39.10 ID:CBREy9pko
>>781
ほら、えっとコイキングにも♀はいるし!
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 00:19:59.23 ID:AajxbFwu0
ラジン「フォロロロロロロロ!!」

ラジンが声を上げて、その8本ある爪の付いた昆虫のような腕を私向けて振り下ろす。
合流を邪魔しようって訳ね。
私は次々に振り下ろされて来る腕を横に跳びながら避けるけれど、私の動きが封じられる。ラジンの巨大な爪が次々に屋根に穴を穿つ。

ほむら「バトラ!」

バルグザーダンと睨みあっていたバトラを呼ぶ。バトラは素早く飛んでラジンの背中に回りこみ、私から引き剥がそうと掴みかかる。

バルグザーダン「ウォオオオオオーーウウ!!」

しかし、バルグザーダンが後ろ脚で立ち上がると、前足でバトラの羽根の端を掴んで動きを止められる。

バトラ「ガギョオオオオオン!!」

バトラは離れようともがくが、バルグザーダンは離さない。
ラジンは私への攻撃を続けている。腕が8本もあるんじゃ、回避で精一杯で反撃も出来ない!
しかも、腕を繰り出すタイミングを上手く計算していて、私を間合いに封じ込めている。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーーウウウ!!」

しかし、メカキングギドラからバルグザーダンにはレーザー光線、ラジンには2本の反重力光線が撃ち込まれる。
バルグザーダンは、バトラを離してうつ伏せに倒れ、ラジンは仰向けに倒れた。

バトラ「グギョオオオオオン!!」

バトラは倒れた2体にプリズム光線を掃射、ダメージを与える。
今のうちに私とメカキングギドラはマミの援護を行うべく動く。

メカキングギドラ「ギシャアアアアアーーウ!!」

メカキングギドラが左右の首を伸ばし、巨大な顎を開いて、それぞれがかずみと海香を襲う。

かずみ「うわわわっ!!」

海香「ちょっと!」

逃げるかずみと海香を追う、メカキングギドラの左右の70メートル程の長い首。

ほむら「大人しくしていなさい!」

マミ「大丈夫よ、優しく腕とか脚の骨を噛み潰すだけだから」

私とマミは並んで、かずみを海香を銃撃、動きを止める。2人にメカキングギドラの十メートルを軽く超える長さの顎が迫る。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 00:21:22.75 ID:Cwyghq6DO
>>781
ギドラ族の女王、キングマミラ…(*´д`*)ハアハア
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 00:35:44.89 ID:u2zJ0gq1o
>>785

変態さんはキングギドラに食い殺されてね!
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 00:46:20.65 ID:Cwyghq6DO
ところでこのままだとギドラ襲来前に共倒れしそうで怖い(((゜д゜;)))
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 00:51:26.24 ID:u2zJ0gq1o
>>787

どうだろうな…。解らん。
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 01:21:13.52 ID:AajxbFwu0
マミ「ちょっと痛いけど、我慢してね?」

こんなんで腕とか脚だけ噛み砕くなんて、流石マミとは付き合いの長い、経験豊富な怪獣ね。

海香「しまった!」

かずみ「きゃあああああっ!!」

よし!捕った!!と思ったら・・・

バルグザーダン「ウォオオオオオオーーウウウ!!」

バルグザーダンが全力で、メカキングギドラに横から突進、全体重を乗せて体当たりした。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!?」

それでも体重の差か、メカキングギドラは吹き飛ばされずに踏ん張って堪えた。
しかし、かずみと海香を狙っていた顎は大きく跳ね上がる。
バルグザーダンは前足でメカキングギドラにしがみ付き、全身から雷撃を放射。
目も眩むような猛烈な雷の閃光がメカキングギドラを襲う。

メカキングギドラ「ギシャアアアアアアーー!!」

キングギドラからメカキングギドラへの改造で唯一低下したのが電撃への耐性。
身体の半分が機械化された為、電撃には弱くなってしまってる。

ほむら「バトラ!」

バトラ「グギョオオオオオン!!」

ラジン「フォロロロロロロロ!!」

助けようとバトラを呼ぶけれど、バトラはラジンと光線の応酬の真っ最中。
こちらに来ようとするも、後ろからラジンのクローシュートが飛んで来て上へ回避せざるを得なくなる。
ガイガンは・・・

ガイガン「ギシィャァァーーーィ!!」

シーガン「チチチチチチ!!」

シーガンとお互い鎌のようなブレード状の両腕を振るい、ずっと激しい剣劇を繰り広げている。
両者の刃物の腕が打ち合わされる度に甲高い金属音と火花が散る。

私が援護しようとジャッカルを向けると、かずみのリーミティ・エステールニが飛んで来た。
やむを得なく、後ろに跳んで避ける。

マミ「振りほどくのよ!!」

マミは両手にマスケット銃の銃口近くを持ち、鈍器として使って、海香と打ち合いながら叫ぶ。

メカキングギドラ「ギシュウウウーーウウウ!!」

メカキングギドラは3本の首でバルザーダンに噛み付く。左の首が右肩に、右の首は左肩に、そして中央の機械の首は喉にそれぞれ鋭い牙を立てる。
噛み付かれた部分から赤い血が流れ出す。

バルグザーダン「ウォオオオオオオオ・・・!!」

バルグザーダンの拘束が緩んだ。メカキングギドラは、胸部の右上と左上のハッチを開き、そこからワイヤー付きアームを飛び出させる。
それで掴むのではなく、逆にパンチのように殴り、バルグザーダンを突き飛ばした。

マミ「思った以上に手ごわいわね!」

マミがマスケット銃を後ろに多数現出させて一斉発射。

海香「こちらの台詞だわ!」

それを海香は跳んで避け、槍を振るって弾いて防ぐ。

ほむら「やれやれだわ」

かずみ「ええーい!!」

私は曲剣でかずみの十字架と打ち合う。この十字架の一撃も重い!一発貰ったら危ないわね・・・。
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 01:44:29.75 ID:2B0AE9jq0
しかし出遭いはひどかったけど思いの他まともに戦闘してるな
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 02:18:41.33 ID:AajxbFwu0
さやか「・・・」

カオル「・・・」

軽快な動きで様々な方向からさやかの隙をうかがうカオルと、それとは対照的に、剣を構えて静かに佇むさやか。
あの猪突猛進だったさやかが、こんな戦い方が出来るようになるなんて・・・本当に成長したのね。

カオル「・・・成る程ね。やるねぇ、全く打ち込む隙が無いよ」

さやか「・・・」

カオル「でも、このまま睨み合っていてもしょうがないね。此処は私から行こうか」

フットワークを刻むカオルの動きが速くなった。それは直ぐに常人には見えない速度になる。
身体強化していないと、到底目で追えない速度。

さやか「さっさと来たら?待っててあげるからさ」

カオル「良いよ、見せよう!これが私の本気だ!」

!?空気が爆裂したような音。カオルの姿が消えた。私でも殆ど見えない!!
激しい爆音のような音がさやかの前後左右で同時に起こる。それは人智を超越した速度で動くカオルの跳ぶ音。

さやか「・・・」

さやかは動かない。只両目を閉じる。感覚を研ぎ澄ませている感じ。だ、大丈夫なの?
そして常識を超えた速度の超攻撃を、人智を超えた超感覚が捉える。何万分の一秒かの一瞬にも満たない攻防。
さやかの右手の剣の刃がカオルの頭のフードに僅かに切り込みを入れ、カオルの右の貫き手がさやかのわき腹を掠ってマントに穴を開ける。どちらも外した。
しかし、剣を振り切ったさやかに対して、カオルはまだ右手も、脚も残している。その違いがもたらす次の攻撃の速度差は決定的。
カオルの左脚の膝がさやかの無防備な腹部に迫る。危ない!
しかし、その時、さやかの左手から青い光が出て、もう1本剣が現出した。それを逆手にに握り、正面からカオルの右腿に突き出した。

ドゴォ!ドシュッ!

カオルの左膝はさやかの腹部に炸裂し、さやかの左手の剣が、カオルの右腿を貫通した。2人の血飛沫が舞う。

さやか「うぐわぁぁぁっ!!」

カオル「ぐぅぅうっ!!!」

さやかは放物線を描いて吹き飛び、カオルはその場に倒れ込む。

さやか「うっ・・・げほぉっ!!」

吹っ飛んださやかは屋根に打ち付けられて1回跳ねた後ようやく止まり、腹部を押さえて起き上がると口から大量に血を吐いた。
い、痛そう・・・。

カオル「あっ・・・ぐぅっ・・・!!」

カオルが激痛に顔を歪めて脚を震わせて立ち上がる。その右腿からはドクドクと血が流れ出ている。こっちはこっちで痛そうね・・・。

マミ「美樹さん!」

かずみ「カオル!」

さやか「大丈夫ですよ・・・内臓がグチャグチャになっただけですから」

今の強力な自己治癒能力を持つさやかじゃ無かったら、動けなくなって、死んでるわ・・・。
傷は治っても、残るダメージは大きいみたいだけど、大丈夫かしら?

カオル「骨は無事・・・問題ないよ」

カオルも立ち上がる。魔法少女の基本の治癒で止血はしたみたいだけど、その傷口は開いたままで生々しい。

さやか「さて、続きをやろうか」

さやかが口元に付いた血を手の甲で拭い、ニッと笑って両手に持った剣を構える。何て頼もしい。

さやか「その怪我であたしの攻撃、避けられる?心配しなくても良いよ。殺す気は無いからさ」

カオル「余裕だね。この程度ハンデにもならないよ」

カオルもフットワークを踏み始める。その動きは重傷を負ったとは思えない。というか、さっきと変わっていないように見える。強い!
だけどさやかも負けてはいない。カオルはさやかに任せて問題ないわね。
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 02:28:46.52 ID:AajxbFwu0
今日は此処まで。文章量ばっかり増えて内容が全然進まない・・・
読んでくださった方、レス下さった方ありがとうございます。
では明日の多分昼前くらいに。

793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 02:34:19.34 ID:2B0AE9jq0
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/13(日) 02:52:34.85 ID:vwt3iNGAO
乙。
圧倒されるかと思ったが、
さやかの成長具合が半端なく良いね。
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 03:07:20.31 ID:Cwyghq6DO
乙。どっちに転ぶかわからない緊迫感がたまらない。
ところでモスラ・レオはこの先参戦するのだろうか?
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 04:35:04.85 ID:jsFfnvBg0
ピンチになったらダブルGか
モスラの大群が現れそうで恐い
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 10:23:32.85 ID:+6Bjn5oN0
さあ、グランドギドラのソフビと共に待機。
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 12:04:45.46 ID:AajxbFwu0
おはようじょ!まどかの続編映画は、巨大な怪獣とかが出ると嬉しい。

>>794

さやかは剣が武器だし、ファンタジーなら一番主人公っぽいからカッコいいはず。
只のほむらのツッコミ役じゃない、カッコいいさやかちゃんを書きたい。

>>795

モスラ・レオって緑色の“緑の守護神 モスラ”で合ってる?出るかも知れない。

>>797

お待たせです

再開します
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 12:05:12.10 ID:AajxbFwu0
俺ら「うぉおおおおおお!!すげぇえええええ!!」

俺ら「どっちも頑張れぇええええええええ!!」

ギャラリーも大盛り上がりね。

あすなろ市、中心街

殆ど廃墟と化した、あすなろ市の中心街。大きな建物はことごとく破壊され、巨大な存在は4体の怪獣のみ。

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

メカゴジラUの右手首が回転し、4発の強化式フィンガーミサイルがデスギドラに迫る。

キリカ「飛べ、デスギドラ!!」

デスギドラ「グアアアーーアアアーーアア!!」

デスギドラは背中の翼を広げて空中へ浮き上がって大きく羽ばたく。その巨大な翼は、デスギドラの7万5千トンの巨体に驚異的な推進力を与える。
デスギドラは1キロメートルの距離を一瞬で跳躍する。

デスギドラ「グアアッ!!」

デスギドラの肩を強化式フィンガーミサイルは掠めた。血飛沫が舞う。強化式フィンガーミサイルは誘導式では無いという欠点がある。
とはいえ、その弾速は非常に速い。例え軌道を見切っても回避は容易ではない。
しかし、デスギドラは避けてみせた。
外れたミサイルはデスギドラの後方の大地を文字通り粉砕する。目の前に迫るメカゴジラU。

メカゴジラU「キシィィーーーッ!!」

しかし黙って突っ立っているメカゴジラUではない。目からスペースビームが撃ち出される。

デスギドラ「グアアアアーーアアアア!!」

デスギドラは翼を打ち振るい、羽ばたいて寸前で回避。更に中空で左右の翼を、一方向に円を描くように動かす。
右の翼を右上に、左の翼を左下に。デスギドラが空中で回転した。
そしてメカゴジラUに対し、アクロバティックな回転で猛烈な速度と勢いを付けた尻尾の一撃を首に叩き込む。

メカゴジラU「キシィィーーッ!?」

強烈な一撃でメカゴジラUの12万トンの巨体は宙を舞った。半壊したビルを粉砕して地面に激突。
その衝撃で道路や地面が砕け、脆くなっていた周囲の建物が一斉に崩壊する。
デスギドラは一撃放った衝撃でメカゴジラUとは逆方向に弾かれる。体勢を整え、何とか着地した。

メカゴジラU「キシィィーーッ」

メカゴジラUは必殺武器を回避されて流石に警戒したのか、直ぐには仕掛けて来ない。

ニコ「流石にやるね」

ニコが建物のひとつでメカゴジラUの分身を作ろうと意識を集中させる。

キリカ「そんな時間が与えてもらえるとでも!?」

それに跳びかかるキリカ。ニコはサイドステップでそのカギ爪の一撃を避ける。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラはホバーで移動しながら、逃げ回るバルガロンをレーザーキャノン、メガバスター、メーサービームを撃つ。
こちらはこちらで驚異的な火力。あまりにも圧倒的な破壊力を持った砲撃は、一斉射ごとに廃墟を、今度は何も無い更地に変えていく。

バルガロン「フィィーーーファアアアア!!」

しかし、バルガロンは小型の肉食動物のような機敏な動きで避け続ける。他の怪獣よりは小柄とはいえ、その身長は90メートルで体重は5万トンに達する。
スレンダーな体型の怪獣だけあって動きは俊敏であった。
そしてバルガロンは砲撃の合間を縫ってスーパーメカゴジラに近寄り、鋭い杭のような爪を突き出して装甲を削る。

織莉子「速い・・・!」

里美「バルちゃんのスピードを舐めないでよね!」

お互い杖と水晶で魔翌力の爆発の花を咲かせて戦う織莉子と里美。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 12:11:28.22 ID:AajxbFwu0
ちょっと飯で外します
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/13(日) 12:12:55.98 ID:bNTQa+lAO
食ってから投稿しろよwwwwww
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 12:21:09.85 ID:AajxbFwu0
>>801

いや、飯だと呼ばれた。後、戻った
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 12:45:53.21 ID:u2zJ0gq1o
>>802

しょうがないなぁ。もう!
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 13:40:28.06 ID:+6Bjn5oN0
ギドラ族の大群とかユウリの件とかですっかり忘れてたが、
なんらかの拍子に保管されてるバーニングゴジラが目覚めたらやばいよなぁ・・・。
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 13:59:55.98 ID:AajxbFwu0
バルガロン「フィィーーファアアアアアア!!」

バルガロンが再び、スーパーメカゴジラの砲撃の合間を縫って接近する。
そして跳び付こうとすると、スーパーメカゴジラの両肩と腰の左右の発射口からミサイルが発射される。パラライズ・ミサイルとトランキライザー・ミサイル。
どちらのミサイルも怪獣にも効果がある、普通の動物に撃てば即死する程の超強力な麻痺弾、麻酔薬入り。
それらが4発、バルガロンに命中した。
バルガロンの身体が痺れ、一時的に意識を失いかける。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオン!!」

更にスーパーメカゴジラは両手首からアンカーを射出、棒立ち状態のバルガロンの腹に撃ち込んだ。

織莉子「今です!Gクラッシャー!!」

スーパーメカゴジラのプラズマ・グレネイドとは違う、もう一つの最大攻撃。
ショックアンカーで拘束した敵怪獣に両目からのレーザーキャノン、口からのメガバスター、両肩の砲からのメーサービーム、両肩からのパラライズ・ミサイル、両腰からのトランキライザー・ミサイルの全弾同時連続発射。
更に出力を怪獣殺傷レベルまで上げたショックアンカーの電撃を流し続ける、“ゴジラを破壊する者”の名を持つスーパーメカゴジラの必殺技。

里美「いけない!バルちゃん!!」

スーパーメカゴジラの全砲門が開き、攻撃態勢に入る。

ニコ「そうはイカせんべい。レンデレ・オ・ロンペルロ!」

跳躍したニコのバールのような杖から光線が放たれる。それはショックアンカーのワイヤーを2本とも切り、バルガロンを解放する。

バルガロン「ファアアアアアア!!」

バルガロンは素早く横に跳んだ。

スーパーメカゴジラ「!?」

スーパーメカゴジラの全弾発射が外れた。大きな隙を晒すスーパーメカゴジラ。

織莉子「あと少しの所で・・・っ!!」

ニコ「メカゴジラU、動きの止まったSMGを全兵装攻撃」

メカゴジラ「キシィィーーッ!!」

次はメカゴジラUの超必殺技。目からのスペースビーム、口からのデストファイヤー、胸部からのクロスアタックビーム、両手指からの強化式フィンガーミサイル、両膝からのホーミューショット、両足指からのハイプレッシャーホーミング、スーパーの全弾同時発射。メカゴジラ以上の超火力を誇る、並みの怪獣ならば塵と化すメカゴジラUの最強攻撃。
しかし、こちらはこちらで発射前に構える必要がある為、発射前に大きな隙が出来る。
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 14:01:44.73 ID:AajxbFwu0
修正、最後の方のナレ



バルガロン「フィィーーファアアアアアア!!」

バルガロンが再び、スーパーメカゴジラの砲撃の合間を縫って接近する。
そして跳び付こうとすると、スーパーメカゴジラの両肩と腰の左右の発射口からミサイルが発射される。パラライズ・ミサイルとトランキライザー・ミサイル。
どちらのミサイルも怪獣にも効果がある、普通の動物に撃てば即死する程の超強力な麻痺弾、麻酔薬入り。
それらが4発、バルガロンに命中した。
バルガロンの身体が痺れ、一時的に意識を失いかける。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオン!!」

更にスーパーメカゴジラは両手首からアンカーを射出、棒立ち状態のバルガロンの腹に撃ち込んだ。

織莉子「今です!Gクラッシャー!!」

スーパーメカゴジラのプラズマ・グレネイドとは違う、もう一つの最大攻撃。
ショックアンカーで拘束した敵怪獣に両目からのレーザーキャノン、口からのメガバスター、両肩の砲からのメーサービーム、両肩からのパラライズ・ミサイル、両腰からのトランキライザー・ミサイルの全弾同時連続発射。
更に出力を怪獣殺傷レベルまで上げたショックアンカーの電撃を流し続ける、“ゴジラを破壊する者”の名を持つスーパーメカゴジラの必殺技。

里美「いけない!バルちゃん!!」

スーパーメカゴジラの全砲門が開き、攻撃態勢に入る。

ニコ「そうはイカせんべい。レンデレ・オ・ロンペルロ!」

跳躍したニコのバールのような杖から光線が放たれる。それはショックアンカーのワイヤーを2本とも切り、バルガロンを解放する。

バルガロン「ファアアアアアア!!」

バルガロンは素早く横に跳んだ。

スーパーメカゴジラ「!?」

スーパーメカゴジラの全弾発射が外れた。大きな隙を晒すスーパーメカゴジラ。

織莉子「あと少しの所で・・・っ!!」

ニコ「メカゴジラU、動きの止まったSMGを全兵装攻撃」

メカゴジラ「キシィィーーッ!!」

次はメカゴジラUの超必殺技。目からのスペースビーム、口からのデストファイヤー、胸部からのクロスアタックビーム、両手指からの強化式フィンガーミサイル、両膝からのホーミューショット、両足指からのハイプレッシャーホーミングの全弾同時発射。スーパーメカゴジラ以上の超火力を誇る、並みの怪獣ならば塵と化すメカゴジラUの最強攻撃。
しかし、こちらはこちらで発射前に構える必要がある為、発射前に大きな隙が出来る。
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 14:02:39.73 ID:AajxbFwu0
キリカ「良いのかな?戦いの中で相手を忘れて」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

ニコ「ちぃ・・・!」

上空に飛び上がったデスギドラ。翼を連続で羽ばたかせて、空を駆け、メカゴジラUに超音速でダイブ、急降下する。

メカゴジラU「!?」

キリカ「今更気付いても遅いわぁああああああああ!!」

ドゴォオオオオオン!!

激突する両者。凄まじい衝撃がデスギドラとメカゴジラUを襲った。

デスギドラ「グアアアアーーアアア!!」

メカゴジラU「キシィィーーーッ!!」

デスギドラの肋骨が数本折れ、メカゴジラUの装甲が何枚か弾け跳んでバチバチと回路がショートする。
メカゴジラUの受けた損傷はかなり深刻だったが、デスギドラの方も軽くない傷を負った。

ニコ「メチャクチャやるね・・・」

呆れたように言うニコ。その視界には、デスギドラに下敷きにされるメカゴジラU。

キリカ「私の相棒はメチャクチャに慣れてる!大体、メチャクチャやらないで、魔法少女の怪獣に勝てないよっ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアアア!!」

デスギドラはメカゴジラUに圧し掛かりながら吼えて、3つの口を開く。

キリカ「トドメェエエエエエ!!大三重渦撃砲ぉおおおおお!!」

続いてデスギドラの最強必殺技、3つの首から光線化させた火砕流、火砕流撃弾を一斉に放ち回転、増幅させた三重渦撃砲。
それを炎龍旋風撃波でスピードと回転をさらにパワーアップさせた技。
至近距離ならば、怪獣一体の骨まで溶かす事も出来る。

ニコ「させないよ」

織莉子「いけない!デスギドラを離れさせて!!」

キリカ「!!」

織莉子の叫びと、キリカ、デスギドラが悪寒を感じるのは同時だった。メカゴジラUの頭部が回転している。
そして、メカゴジラUの頭部から発せられたエネルギーの壁。そこに飛び退こうとしていたデスギドラが触れて吹き飛ばされる。

デスギドラ「グアアアアーーアアア!!」

吹っ飛ばされたデスギドラが起き上がると、青い円柱型のバリヤーに包まれたメカゴジラUが立っていた。
ディフェンスネオバリヤー。メカゴジラUの強力な防御兵装であると同時に、密着された際の緊急手段にも用いられる。
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 14:33:28.63 ID:AajxbFwu0
デスギドラ「グアアアアーーアアア!!」

吹っ飛ばされたデスギドラが起き上がると、青い円柱型のバリヤーに包まれたメカゴジラUが立っていた。
ディフェンスネオバリヤー。メカゴジラUの強力な防御兵装であると同時に、密着された際の緊急手段にも用いられる。

キリカ「迂闊だったね・・・!!」

デスギドラ「グアア・・・!」

デスギドラは今のバリヤーに吹き飛ばされて、折れた肋骨が内臓を傷付けたらしく、苦しそうに呻いている。

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

織莉子「デスギドラ!!」

緒莉子が5メートル程の対怪獣サイズにまで巨大化させた水晶を精製して、メカゴジラUに放つ。
だが、それらはディフェンスネオバリヤーに触れてあえなく消し飛んだ。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン!!」

スーパーメカゴジラもメガバスターを撃つが、それすらもバリヤーの前にあえなく霧散する。

里美「今っ!バルちゃん!!」

バルガロン「フィィーーファアアアアアア!!」

バルガロンが口からスーパーメカゴジラにアシッドジェルを吐き出した。
それがスーパーメカゴジラにかかり、装甲を溶かす。

織莉子「くっ・・・!」

キリカ「ええい!うざいっ!!」

デスギドラ「グアアアアーーアアーーアアア!!」

デスギドラがバルガロンに突進。

バルガロン「ファアアアアアア!?」

怪獣としては小柄なバルガロンは吹っ飛び、遠くの半壊していたビルに激突する。
全壊するビル。

里美「バルちゃん!!」

ニコ「ナイス、里美、バルちゃん」

空中に変形して飛ぶメカゴジラUの上でニヤリとニコが笑う。

緒莉子・キリカ・スーパーメカゴジラ・デスギドラ「!?」

2人と2体が気付いて周囲を見ると、全部で20体を超えるメカゴジラUが並んでいた。
今の隙にメカゴジラUのディフェンスネオバリヤーを消してこの分身を作っていた。
材料さえあれば幾らでも出来るニコの物質の再生成。生成にかかる時間は種類、数量が変わってもあまり変わらず、一定時間があれば可能だった。
それをフルに活かした攻撃。里美は直ぐに攻撃範囲から逃げ出した。
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 14:41:52.88 ID:Cwyghq6DO
>>798
亀レスだけど合ってます。今後の活躍に期待。
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 15:11:30.67 ID:u2zJ0gq1o
つか、いい加減魔法少女同士・怪獣同士で争っている場合じゃないのに。
タイムリミットは近づいているのにさ。
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 15:19:32.32 ID:AajxbFwu0
キリカ「あ、詰んだ・・・」

緒莉子「早くデスギドラを戻して!」

スーパーメカゴジラが白の、デスギドラが黒の光の粒子になって緒莉子とキリカの身体へ戻る。

ニコ「てーっ」

ニコが言うと、メカゴジラUの分身たちはスペースビーム、クロスアタックビーム、ホーミューショット、ハイプレッシャーホーミング、そして強化式フィンガーミサイルを適当に撃ちまくった。
分身なので狙いは非常に甘く、強化式フィンガーミサイルもオリジナルに比べると大幅に劣っている。
ニコも急いで作った為、完全再現とはいかなかったらしい。が、何せ数が数だった。緒莉子とキリカを襲う無数の光線とミサイル。

キリカ「ぎゃあああああ!!死ぬ死ぬ死ぬーーーっ!!」

キリカは固有能力の速度低下を発動し、緒莉子と共に必死に避け回る。

キリカ「うわぁぁっ!!」

爆風に吹っ飛ばされるキリカ。地面向けて落下する彼女を緒莉子がお姫様抱っこで受け止める。

緒莉子「大丈夫?」

キリカ「一応、生きてる・・・」

緒莉子「じゃあ」

キリカ「?」

緒莉子「逃げるわよ」

キリカを下ろし、手を引いて走り出す緒莉子。

キリカ「ええーー!?」

緒莉子「このまま戦ったら負ける未来が見えたわ。作戦を立てるわよ」

緒莉子とキリカは爆風に紛れて走る。地下鉄駅の入り口を塞いでいたビルの壁の一部を水晶で爆破し、中に駆け込んだ。

里美「ニコちゃん、やったの?」

ようやくメカゴジラUの分身の射撃が止んだ。

ニコ「うーん、まだっぽい」

ニコは見た。さっき魔翌力の爆発が起こり、地下鉄駅の入り口辺りが爆破されたのを。
ニコは着地したメカゴジラUから跳び降りる。

ニコ「ま、良いかな。下手に追えば危険か・・・その内出て来る。出て来た所で、全兵装攻撃で消し飛ばそう」

里美「うん!バルちゃんも油断しないで!」

メカゴジラU「キシィィーーッ!!」

バルガロン「フィィーーーファアアアア!!」

ニコ「で、サキとかかずみは?」

里美「うん、皆戦闘中でこっちには来れないって」

ニコ「じゃあ、こっちが終わらせて助けに行かないとね」
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 15:21:30.06 ID:AajxbFwu0
あすなろ市、中心街、地下鉄坑内

キリカ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

緒莉子「危なかったわね・・・」

緒莉子とキリカが線路駆けていたが、追ってこないのを確認して脚を止める。

緒莉子「(追っては来ませんか・・・こんな狭い場所じゃ誘導武器を持つ私と、素早いキリカの方が有利と解っている・・・あの神那ニコさん、相当に優秀ですね)」

キリカ「ああもう!悔しいなぁっ!!私がまた逃げなきゃならないなんて!!」

キリカが後ろを振り返る。

キリカ「くっそ・・・追ってこないか。どうすんのさ、緒莉子?あっ!緒莉子怪我してる!!」

キリカが見ると、緒莉子の大きなスカートが破れ、脚が鮮血で染まっていた。

緒莉子「え?あぁ、大した事は無いわ。もう止血したし」

キリカ「あい・・・つら・・・許さない・・・!!」ギリ・・・

殺意を漲らせるキリカ。

緒莉子「殺してはいけないわよ」

キリカ「むー・・・」

緒莉子「追ってこないなら、それはそれで手があるわ」

緒莉子は自信有り気に言った。
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 16:14:08.12 ID:u2zJ0gq1o
突然すみませんです。アース号をお知りですか?

ところで怪獣プラネットゴジラをご存知ですか?1994年〜1997年にサンリオピューロランドで上映された3D映画だそうです。
アース号のプロップは『ゴジラVSメカゴジラ』に登場したガルーダの改造だそうです。
詳しくは以下を見てください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E7%8D%A3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9#EARTH.E5.8F.B7
http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/12/f9/godzilla_fighting_spirits/folder/751831/img_751831_33002097_0?1283342761
http://blue.ap.teacup.com/plamic/timg/middle_1287316802.jpg
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 16:35:27.80 ID:AajxbFwu0
ニコ「・・・」

ニコは油断無く、装甲をと回路を修復させたメカゴジラUを身構えさせる。分身は既に魔翌力を失い、ただの像と化していた。

ゴゴゴゴ・・・と地響きが大地を震わせている。

ニコ「(成る程ね、デスギドラの火炎で地面を溶かして穴を開け、下から奇襲するつもりだろう。でも、振動でその位置は解る)」

ニコはメカゴジラUを全兵装攻撃を、その予測、ほぼ確信の位置に照準を合わせて構えさせたまま、デスギドラが出て来るのを待った。
数分の時間が流れた。
メカゴジラUの眼前の地面が割れて炎が吹き上がり、その炎の中に3本の長い影が飛び出すのが見えた。それがデスギドラの首だとニコは判断。

ニコ「これで終わり。全兵装攻撃!!」

超絶的火力を誇るメカゴジラUの超必殺技が放たれる。その圧倒的破壊力を持って、3本の長い影を粉砕する。
この火力なら、胴体の上半身も同じになっている筈。

ニコ「あっけないね」

怪獣さえ倒してしまえば、後は魔法少女だけ。始末は簡単だろう。

ニコ「?こ、これは!?」

ニコは違和感に気付く。怪獣の生身の身体を粉砕したというのに、血が一滴も出ていない。
それに、砕けていく小さな破片。これは・・・

ニコ「地下鉄の車両!?」

何故だと疑問に思う暇すら無く、その穴から、今度こそデスギドラの首が3本出て来て、その巨体が飛び上がり、メカゴジラUの眼前で口を開ける。最早回避不能なタイミング。

メカゴジラU「!?」

ディフェンスネオバリヤーを張ろうにも、超必殺技の硬直の後で、即座には動けない。
ニコの目に、デスギドラの口から第三重渦撃砲の赤い光が飛び出して来るのが見えた。

地下鉄坑内に入った緒莉子達は、デスギドラを地下鉄の広い空間に出し、火龍重撃波で溶かして広げて場所を確保。そして地下鉄の車両で無傷に近いものを3本集めた。
剛烈駆雷震で地下からマグマを噴き出させて縦に穴を開け、そして地上への繋がる地面を薄く残しておく。
その地面向けて下からスーパーメカゴジラが3本の地下鉄車両を放り投げて先行させる。
そのすぐ後をデスギドラが追った。そして普通の火炎を吐いて地面を破り、先ず最初に囮の地下鉄車両が地表に3本飛び出した。
それだけではニコの目は誤魔化せない。それを火炎で隠し、それらしく見せかけた。
緒莉子の思惑通り、メカゴジラUはそれを攻撃、隙を晒した。そして炎に紛れてデスギドラが飛び出す。既に体内にエネルギーのチャージは完了している。

この時、ニコとメカゴジラUはようやく囮に気付いた。そのタイムラグはほんの刹那。
しかし、魔法少女と怪獣同士の戦いにおいては、その刹那は致命的である。

キリカ「第三重渦撃砲!!」

デスギドラの背でキリカが叫ぶ。
デスギドラの最強攻撃、第三重渦撃砲がメカゴジラUの両腕と頭部に命中した。
超高温、超破壊力がメカゴジラUへと流し込まれる。無限とも言える熱量がメカゴジラUを貪り尽くす。

キリカ「ヒィーーートッ!エンドッ!!」

ニコ「メカゴジラU――っ!!」

ボグァァアアアアアアン!!

メカゴジラUの上半身が溶けながら爆砕する。残った下半身がひっくり返った。
ニコは直ぐに再生成で直そうとする。焦って、それに集中し過ぎた。ニコは自分に上から跳びかかる影に気付かなかった。
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 17:01:14.73 ID:2B0AE9jq0
http://www.youtube.com/watch?v=Tl0_xTXc3RM&feature=related
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 17:12:55.40 ID:u2zJ0gq1o
>>814

まさかキリカがGガンダムネタをやらかすとわねぇ。
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) :2011/11/13(日) 17:15:16.67 ID:AajxbFwu0
キリカ「ひゅっー!」

ヒュアッ

バッとニコの胸から肩にかけて、キリカのカギ爪で切り裂かれ、鮮血が舞った。

ニコ「ぐっ・・・!」

ニコは自分の傷の再生成をしようにも、痛みで意識を集中できない。
メカゴジラUの召喚を解除。その下半身が、鈍色の光の粒子となってニコに戻る。

キリカ「勝った」

致命傷ではない筈だが、キリカが勝利を確信した笑みを浮かべる。

里美「ニコちゃん!」

里美が魔翌力弾をキリカ向けて放つが、キリカは走り回ってそれを避ける。

バルガロン「フィーーファアアアアアア!!」

バルガロンがデスギドラに跳んで襲い掛かろうとしたが、デスギドラの開けた穴から飛んで来たメガバスターで撃ち落される。

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオオン!!」

緒莉子を肩に乗せたスーパーメカゴジラが穴から飛び出し、パラライズ・ミサイルとトランキライザー・ミサイルを倒れたバルガロン向けて連射。

緒莉子「はっ!」

更に緒莉子も数メートルの水晶をバルガロンへ連続で放つ。

バルガロン「フィアアアアアア!?」

麻痺弾と麻酔弾、魔翌力の爆発でバルガロンは動きを止めていく。

里美「バルちゃん!」

キリカ「よそ見してて良いのかな?」

ヒゥ・・・

緒莉子は里美が意識を逸らした間に近く付いて爪を振るった。

里美「あうっ!!」

それは里美の肩を浅く切って血が流れる。

キリカ「オナカすいたなー。クレープとか食べたいなー」

里美「あうっ!」

ドサッ

キリカの爪を里美の杖が受け止めるが、里美は肩の痛みで堪えきれずに弾き飛ばされて、地面に倒れた。

キリカ「うん!うん!後で緒莉子と食べよっと。ほむほむにも持って行ってあげよーっと」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 17:15:53.97 ID:AajxbFwu0
デスギドラ「グアアアアーーーアアーーアアア!!」

デスギドラが動きの止まったバルガロンに、中央の首はバルガロンの首の後ろ、左右の首はそれぞれ両腕に噛み付いて持ち上げる。

バルガロン「フィアアアアア・・・」

デスギドラに首と両腕を噛み付かれて持ち上げられるバルガロン。

里美「バルちゃん!?止めてぇええええええ!!」

里美の悲痛な声を無視し、緒莉子は非情に相棒に指示を下す。

緒莉子「Gクラッシャー」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオン!!」

スーパーメカゴジラはワイヤーこそ切られているが、代わりにデスギドラが動きを止めている。
容赦の無いレーザーキャノン、メガバスター、メーサービーム、パラライズ・ミサイル、トランキライザー・ミサイルの連続集中射撃。

バルガロン「フィィーーーファアアアアアア!!」

バルガロンの眼が潰れ、角が折れ、肩のトゲが砕け、全身の表面に穴が穿たれて血が噴き出る。

里美「いやぁああああああああ!!」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオオン!!」

射撃を止めるスーパーメカゴジラ。デスギドラが口を離すと、バルガロンは支えるものが無くなって地面に倒れた。

デスギドラ「グアアアーーアアーーアアア!!」

そのバルガロンの顔面を前足で押さえ付け、デスギドラが吼える。

里美「そんな・・・」

呆然となる里美。

キリカ「んじゃ、寝ててね」

キリカはカギ爪を消して里美を当身で気絶させる。バルガロンは光の粒子となって里美に戻った。

緒莉子「では、これは預かっておきましょう」

緒莉子はスーパーメカゴジラから跳び下りると、気絶して倒れた里美に近寄り、彼女のソウルジェムの指輪を外した。
そして里美自身は緒莉子が抱えて跳び、スーパーメカゴジラの手に乗る。

キリカ「1人目ゲット。後は・・・」

キリカがニコを見る。

ニコ「はぁ・・・はぁ・・・」

ニコは既に立ち上がり、胸と肩の傷を治していた。
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 17:38:34.36 ID:u2zJ0gq1o
酷い…。いくら何でもやり過ぎだろ!直接理由を言えばいいのにさ!
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 17:41:13.37 ID:+6Bjn5oN0
さすが緒莉子とキリカだな、逆転したうえに容赦ないww
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 17:42:52.32 ID:2B0AE9jq0
>>820
それにまだ皆ほむほむXV持ってるんだぜ?
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 17:44:04.44 ID:AajxbFwu0
緒莉子「キリカに任せて良いかしらね。さてと・・・」

キリカはほむらから受け取ったほむほむXVを取り出した。フタを開ける。

緒莉子「ううっ!何て強烈な甘い匂い・・・」

ほむほむXVをタンポンに付け、ロープで縛った里美の服に突っ込み、おっぱいやおまんまんにたっぷり塗っていく。

キリカ「飽きた」

ニコ「随分飽きっぽいんだね。まだ何の決着も付いてないのに。まるで子どもだね」

キリカ「・・・」ピク・・・

緒莉子「不味いわ、キリカが・・・」ヌリヌリ

里美「あっ・・・」ピクッ

今の言葉でニコはキリカの逆鱗に触れてしまったらしい。

キリカ「だ、れ、が・・・こっここ・・・子どもだぁ!」

ゴヒュッ

キリカが大きく跳び上がる。

ニコ「レンデレ・オ・ロンペルロ!」

キリカ「鈍いっ!狙いもさせないよ!」

ドバンッ!

ニコはキリカの着地地点に魔法を撃って爆破。

キリカ「!?」

ドッ!

キリカのカギ爪が垂直に地面に突き立った。

キリカ「ちぇ・・・」

地面に突き立つ自分のカギ爪の上に乗るキリカ。

緒莉子「魔法の一撃に紛れて逃げられたわね・・・」モミモミ

里美「んっ・・・!」ビクビクッ

キリカ「神那ニコは意外とセコイ人物だね。うん、でも、ま、その、アレだ、ささいだ」

キリカはカギ爪を消してぴょんと跳び下りる。

キリカ「遠くへは行けない」

ニコのいた場所には血で塗れていた。

緒莉子「追うなら気を付けてね」クチュクチュ

里美「んあああああっ!うっ!!」ビクビクン!
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 17:45:35.76 ID:u2zJ0gq1o
>>822

こらwwwwwwwwww!
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 18:06:17.31 ID:+6Bjn5oN0
これは全身に塗りたくられるフラグだなwwwwww
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/13(日) 18:11:20.46 ID:0G/ma35wo
えっと・・・・・・また犠牲者が一人・・・・・・・・・・・・・。
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 18:16:50.46 ID:2B0AE9jq0
いいぞもっとやれ
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 18:20:11.90 ID:AajxbFwu0
ニコ「不味い・・早く傷を治さないと・・・」

ニコは壁に手を突いて身体を支えながら移動する。

ニコ「この傷じゃ、攻撃を避ける事も出来ない・・・」

自分の傷を再生成治すにはアビリティ・キャンセラーを無効にする必要がある。
しかし、キリカがさっきから速度低下を発動させている。下手にアビリティ・キャンセラーを無効にしたら、動きが鈍って逃げられなくなる。
勿論、再生成の速度も遅くなる。

ニコ「(・・・仕方ない、無効にして傷を治そう)」

ニコはアビリティ・キャンセラーをオフにし、急いで再生成で傷を治していく。
だが、痛みで集中しにくい。そして集中できない、もう一つの原因。

ニコ「(しかし、何でさっきから・・・)」

動機が速い、息が荒くなる、耳まで顔が熱い、頬が上気して赤くなる。

ニコ「(こんなに下腹部が・・・うずくんだ・・・?)」

ニコの股間は既に愛液でかなり濡れていた。そこを触りたくてたまらなくなる。

キリカ「そんなによちよちのんびり歩いて、君は生まれたばかりの赤ん坊かい?」

ニコ「!!」

ニコが声に反応して上を向くと、キリカが歩いて来たデスギドラの中央の首の上に立っていた。

ニコ「(デスギドラの接近にも気付けないなんて・・・どうしたんだ私の身体・・・?)」

キリカ「さぁ、見付けた。よし刻もう!」

キリカがニコの前に降り立った。

キリカ「おや?顔が赤いね?それに下がえらく塗れてない?漏らしたの?」

ニコ「わ、私の身体に何をした・・・?」

考えられるのは、キリカに胸と肩を切られた時。

キリカ「ふっふふ、くっく、く」

キリカは笑いながら懐から、一つの入れ物を取り出した。

ニコ「それは・・・?」

キリカ「ほむほむXV!!」

キリカは自慢げに宣言する。

ニコ「ほむほむXV・・・?」

キリカ「そう!私の親友のほむほむが作った!」

ニコ「(何て酷いネーミング・・・)」

キリカ「超強力な媚薬だよ。これを私の魔法武器の爪に塗って、君の胸と肩を切った!」

ニコ「それで勝ったって言ったのか・・・」

傷口から血液を介して身体に入った為、体表に塗るより少量ながらも遥かに効きが早かった。

キリカ「さて、君は私の大事な大事な緒莉子を怪我させた。本当なら処刑確定だけど、同じくらい大事なほむほむの頼みで君は殺さない。でも、その代わり・・・」

ヒュパッ

キリカの爪が振るわれ、ニコの魔法衣を切り刻んだ。

ニコ「〜〜〜〜っ!!」///

ニコは顔を真っ赤にして身体を手で隠す。

キリカ「犯す」
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 18:21:47.42 ID:2B0AE9jq0
      ,r=ヽ、            r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
     j。 。゙L゙i     rニ二`ヽ.   Y",,..、ーt;;;;;;;;;;;)
 r-=、 l≦ ノ6)_   l_,.、ヾ;r、゙t   lヲ '・=  )rテ-┴- 、
 `゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー ゙iー'  ,r"彡彡三ミミ`ヽ
  にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ  _,,ノ ,  ゙tフ ゙ゞ''"´   ゙ifrミソヘ,
 ,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ   ゝ-‐,i ,,.,...、  ヾミく::::::l
 ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/   /  lヲ ェ。、   〉:,r-、::リ
 W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i / ,, 、   '"fっ)ノ::l
   ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :`i- 、ヽ  ,.:゙''" )'^`''ー- :、
    lミ、  / f´  r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"  ,:イ`i /i、ヺi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙
    ! ヾ .il  l  l;;;ト、つノ,ノ /   /:ト-"ノ゙i  ,,.:ィ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.    l   ハ. l  l;;;;i _,,.:イ /   /  ,レ''";;;;`゙゙" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
   人 ヾニ゙i ヽ.l  yt,;ヽ  ゙v'′ ,:ィ"  /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
  r'"::::ゝ、_ノ  ゙i_,/  l ヽ  ゙':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´'     ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
  ` ̄´     /  l  ヽ   ヾ"/  `゙''ーハ.     l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
        /    l  ゙t    `'     /^t;\  ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/13(日) 18:25:04.84 ID:EiRbwk0Io

 ‐┼‐    | __|_   _|_|_
 ‐┼‐    |  __|.     | / ノ
  ヽ__ノ   レ \ノ\    │

        .  |  ヽヽヽ _|_       | \    _|_         /     ̄フ \\
 / ̄| ̄ヽ   ̄| ̄ヽ |    |/ ./|    │       |/ ./|      /     ∠__
 |  /   |   ,ノ   │    /|/  |    |/ ̄ヽ   /|/  |     /∧       /
 ヽノ   ノ  ノ  ヽノ    レ|   ヽ_/    _ノ   レ|   ヽ_/  レ  \_   (_
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 18:32:32.69 ID:+6Bjn5oN0
よし、全裸待機だ
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 18:37:45.49 ID:AajxbFwu0
飯とか行って来ます。
済まんけど、もうちょっと待って!
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 18:39:09.98 ID:u2zJ0gq1o
>>831

OK!
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 18:39:42.08 ID:2B0AE9jq0
      rfニ、ヽ
      l。 。 f9i
      t≦_ノゝ、            ,,....,,,,__        ,rrテ≡==-、
      `ブ´,,:: -- ::、       ,r''"''''''ヽ:::`ヽ.     (〃彡三ミミ::`ヽ
      ,rニュf::r-‐t::::::::ヽ     f´,,..、 r"::::::::::i      /"~´   i三ミ::::i,
     /,,, Y.. -‐ ヾ::::::::l      ノ゙ f・=  7:::::::::::l.    f:、 ‐-:、 (ミミ:::::::l
      ム゚゙゙' く、'゚`  ゙'"):::l    ヽ''    ゙'⌒リ:ノ    ノ゚ヲ ''・=  リ::r-、リ
     l=,,;;:. l=、  ..::" ,)ヽ、   j⌒    ト'"fノ     l (-、ヽ'"   ゙'´ノ),)
    /`ゝ-''^ヽ''"  ,/: : : :\  ヽ、: : : '" ノ^i,     lィー-、    ノ-イ 
    /rf´ i′  ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -テ) ,/  `ヽ、   t_゙゙   _,,.. :: "  l、
   ゙'゙  l   l: : j :f´: : : : : ヽ,/   '''"´  ,,.: -  ヽ    `ユ゙"    ,ノ::ゝ、
      !   /: :ノ l: : : : : : : ノ,      ,:'"   ゙ヽ i,.r‐(´::::〉   ,.ィ":::::/::::::
      /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /     /      ,f´:::,::ヽfト--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ   /`7: :(: : : : : /ヽ/     〃       リ:::,'::::::ゝ!r7/ー一'":::::::::::::
`_,:ィ''"  _,r''" f: : :ト---ヲ /      fノ       /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
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、..、く´_,,∠"ィ''"´ /   ,>     /\、   ,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´  ,ヘr:、-、=---/    ,:イ    ,ノ   `゙ヽ、/:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ーフ´ > ヽ`ー、/    /く _,,..ィ''"゙'  _,,:ィf-:、::::::!::/`゙゙ブ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ / ,,ゝヽ, )  ,./ ィ'"   r-‐ ''",.,    ヾ:l:/ f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北陸地方) [sage]:2011/11/13(日) 18:42:38.80 ID:csfM+Ph5o
            ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐┌─┐
 キタ━(゚∀゚)━┥犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯│犯┝┥犯┝━(゚∀゚)━!!!!!!
            └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘└─┘

    天  地  創  世  (  ビ  ギ  ニ  ン  グ  オ  ブ  ザ  ほ  む  ほ  む  )
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 18:55:40.12 ID:Cwyghq6DO
な、生殺しだと……この作者、できる!
(*´д`*)ハァハァ
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/13(日) 19:37:45.70 ID:Qm6v3kpDO
鬼や…鬼がおる…
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 19:43:20.12 ID:IH5sI8xO0
ブチ切れたキリコ!
躰の疼きが止まぬニコと里美!
そして結構ノリノリだった我らが緒莉子さん!

さあ、R-18タイムだ
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 19:52:37.24 ID:u2zJ0gq1o
もういっその事全員デイメンション・タイドで葬ってしまえ!
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/13(日) 20:06:22.65 ID:Qm6v3kpDO
新世代スタイリッシュレイプアクション「キリカ☆マギカ」か…
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 20:25:46.26 ID:Cwyghq6DO
もう我慢できそうにないからマミさんあたりで逝ってくる
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 20:31:10.13 ID:AajxbFwu0
お待たせしました



スーパーメカゴジラの手の上

緒莉子「えっと・・・此処が気持ち良いのでしょうか?」

緒莉子は適当に里美の股間に指を入れて適当に動かす。濡れそぼった里美の股間はそれを抵抗無く受け入れている。

クチュクチュと音がする。

里美「あうううん!あっ・・・!んっ・・・!」

緒莉子「可愛い・・・」クスッ

楽しくなって来た緒莉子。

緒莉子「指でこれなら・・・」

緒莉子はほむらから借りたある物を取り出す。

緒莉子「これを使うとどうなるのでしょうか?」

それはグロテスクな形をしたぶっといバイヴ。色は黒で、ゴムのトゲだらけで、2穴同時に攻められるよう、下のほうにも枝分かれしたのがもう1本付いている。
緒莉子はその先端をペロリと舐める。
そしてそれを下着をずらした里美の股間に宛がった。

里美「う、うーん・・・?」

股間に異物が侵入する感触を感じて里美が目を覚ます。

緒莉子「あら、お目覚めですか、里美さん」

里美「あ、あなたは・・・!?」

緒莉子「自己紹介がまだでしたね。私は美国緒莉子。マミさんの仲間の魔法少女です」

里美「な、何をしているの・・・?」

緒莉子「ご覧になればよろしいのでは?」

里美は自分の股間を見る。すると、何かグロテスクな物体が自分の割れ目に侵入しようとしている所だった。

里美「い、嫌・・・止めて・・・」

緒莉子はそれに笑顔で答える。

緒莉子「お断りします」ニコッ

ズブズブとバイブが侵入してくる。

里美「いや・・・気持ち悪い・・・」

緒莉子「あら?これは・・・」

そしてそれは何かに当たった。
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 20:32:21.74 ID:2B0AE9jq0
!!!!
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 20:35:25.41 ID:IH5sI8xO0
>楽しくなってきた緒莉子

やっぱりかwwww
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 20:40:25.93 ID:AajxbFwu0
緒莉子「処女膜ですか」

里美「い、嫌・・・初めてが・・・初めてがそんな気持ち悪いものだなんて・・・」フルフル

目に涙を浮かべる里美。

里美「止めて・・・お願いだから・・・」

緒莉子「えいっ♪」

ズブチィッ!!

緒莉子は容赦無くバイブを突っ込んだ。

里美「あがぁあああああああーーっ!!」

里美が痛みに目を見開いて絶叫する。

里美「あ・・・ぐ・・・痛い・・・痛いよぉ・・・」

涙を流す里美。股間からは血が何筋か流れ出している。

緒莉子「あら?そんなに痛いのですか?済みません、私は体験した事がありませんので」

謝罪するも、罪の意識など欠片も感じさせない声の緒莉子。

里美「あ・・・ぐぅ・・・!」

緒莉子「さ、休んでいる暇はありませんよ。こちらも仲間と合流しないといけないので」

緒莉子は更にバイブを押し込んでいく。そして今度は枝分かれしているもう一本が、後ろの穴に当たった。

里美「こ、今度はお尻に・・・何かが・・・」

緒莉子「解説するより、体験して頂いた方が早いですね」

一気にバイブを奥まで突き込んだ。

ジュブブブブブッ!!

バイブの先が里美の子宮口に当たり、もう一本が里美のアナルに侵入した。

里美「ひぎぃいいいいいいっ!!」

猛烈な異物感に悲鳴を上げる里美。

緒莉子「あらあら、あんなに太かったのが本当に入ってしまいました・・・」

里美「はぁ・・・はぁ・・・」

里美の息が荒くなり、頬が赤くなっている。

緒莉子「効いて来ましたね・・・ふふふ・・・」

ほむほむXの効果が表れて来た。

緒莉子「大丈夫、これで直ぐ気持ちよくなれますよ、多分」

体験した事が無いので、適当な緒莉子。バイブのスイッチを入れる。

里美「あっ!あひぁあああああああああっ!!」

口を開いて舌を突き出し、喘ぎ始める里美。

緒莉子「振動だけでこれなら・・・動かしたらどうなるのでしょうね?」

緒莉子はバイブを掴んで前後に動かす。
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 20:41:32.15 ID:2B0AE9jq0
おぉぅ・・・
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 20:42:33.46 ID:u2zJ0gq1o
里美が本当に哀れに思えてきた…。
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 20:45:24.38 ID:IH5sI8xO0
ギャグパートかと思ったら、まさかのガチ陵辱かよ……
これもう和解不可能じゃね
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 20:51:13.72 ID:AajxbFwu0
>>847

え?ガチのエロシーン駄目?ギャグでさっとやった方がいいんかな?
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 20:53:00.57 ID:2B0AE9jq0
もうそこら辺は溢れるリビドーの赴くままにやっちゃってください
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 20:56:40.47 ID:u2zJ0gq1o
>>848

当たり前だと思う…、が、程々にしてくれれば良いけど。
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 21:00:39.02 ID:IH5sI8xO0
>>848
あ、すいません別に作風に文句を言うわけじゃないです
ただ、自分はなんとか丸く収めて対ギドラ軍団の味方になってくれるよう説得すると
思ってたので、意外に思っただけです
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/13(日) 21:01:08.79 ID:0G/ma35wo
>>848
その辺りは好きにされて問題ないかと。
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/13(日) 21:03:34.17 ID:EiRbwk0Io
逆に快楽漬けにしてクスリなしではいられない体にして味方にしてしまうのかと
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 21:05:18.62 ID:ehXmU7DSO
いいぞ、もっとやれwwww
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 21:08:37.82 ID:u2zJ0gq1o
>>854

いいぞ、もっとやれwwwwwwww

それをやったら作風が乱れてしまうんだぞ!

上に書いたとおり程々が良いんだ。
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 21:18:25.01 ID:u2zJ0gq1o
因みに俺はまどマギ関連、
ゴジラ関連(ゲーム、サントラなど)の曲を聴きながらスレを見ている。
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 21:19:34.20 ID:AajxbFwu0
>>851
>>853

元々、ユウリの件で争って無ければ味方同士ですよ。
だから一緒に戦うのに説得とか、薬漬けで味方にする必要は無いです。

程々・・・程々ってどのくらいだろう・・・?
とりあえず、このまま進めます
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 21:20:12.92 ID:AajxbFwu0
里美「あひぃっ!あぎぃぃっ!!あひぁあああああっ!!!」

ジュッポジュッポジュッポジュッポ・・・

緒莉子「あら、そんなに気持ち良さそうに喘ぐとは・・・
里美さんはこんな気持ちの悪い無機物を無理やり突っ込まれ、処女を奪われ、お尻も犯されたのに、そんなに気持ち良くなっているのですか?嫌らしいですね」

緒莉子の言葉攻め。

里美「ち、違っ・・・!そんな事、無いっ・・・!!」

緒莉子「何が違うのですか?さぁ、さっさとイッてください」

里美「嫌だ・・・こんなのでイッたりしない・・・!」

緒莉子「我慢したら、精神が壊れるそうですよ。最も我慢できればですが・・・」

ジュッポジュッポジュッポジュッポ・・・

里美「うっ・・・!ぐぅぅっ・・・!」

尚も我慢を続ける里美に緒莉子は救い?の言葉をかける。

緒莉子「あなたが気持ち良くても、それは私が塗った強力な媚薬の所為ですよ。別にあなたは嫌らしくありませんから、遠慮なくイッて下さい」

その言葉に、完全に冷静さを欠いている里美は縋り付いた。
里美は我慢を止めた。

里美「あんっ!あぁぁああっ!あひぃっ!」

上を向き、口をだらしなく開け、舌を伸ばして里美は喘ぎ続ける。

緒莉子「・・・意外と粘りますね。振動が足らないのでしょうか?」

緒莉子はバイブの振動を最大まで上げた。

里美「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・・!あぁああああああああああ!!」

緒莉子「イくみたいですね」

緒莉子はバイブを引き抜いた。

プシャアアアアアアアア・・・

スーパーメカゴジラの手から地面へ、小さな滝のように里美の潮が落ちて行った。

里美「あぁ・・・うぅ・・・」

里美は身体から力が抜けて意識を失ってしまう。

緒莉子「さて、スーパーメカゴジラ。撮りましたね?」

スーパーメカゴジラ「ウオオオオン」

スーパーメカゴジラの目には画像記録機能も付いている。後でソウルジェムを通して記録媒体に保存できる。

緒莉子「やれやれ・・・こんな陵辱シーンが見たいなんてほむらさんにも困ったものですね。
私もちょっと楽しかったですが・・・。ほむらさんの気持ちが解ったかも知れません」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 21:23:39.75 ID:+6Bjn5oN0
やばい、緒莉子がSに目覚めた・・・まあ、キリカなら望んで受け入れるだろうけど・・・。
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 21:29:39.56 ID:2B0AE9jq0
賽は投げられた
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 21:35:04.72 ID:u2zJ0gq1o
やれやれ仕方ない、このまま見守るしかないか…。
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) :2011/11/13(日) 21:43:13.32 ID:qGR7Y49d0
ちゃんと撮っておくのか。鬼だな。後、俺にもあとでくれよな
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 21:46:28.55 ID:u2zJ0gq1o
もう、何も言えねぇ。(北島康介風に)。
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/13(日) 21:59:58.84 ID:ltWdFXzf0
俺がどっか説明見逃してなけりゃいいけど
街中で派手に暴れちゃったらマギカに粛清されるんじゃないの?
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:01:13.86 ID:IH5sI8xO0
要求者ほむほむかよwwww
この録画した陵辱シーンの映像を、メカゴジはいつでも見れるわけか……
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:04:01.53 ID:SaJO5ZVoo
本格的じゃねえかww
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 22:04:31.50 ID:AajxbFwu0
デスギドラの前

キリカ「ふっふっふっふっふ・・・」

ニコ「何笑ってるんだよ、気持ち悪い・・・」

ニコは身体を手で隠し、しゃがみ込んでいる。

キリカはある物を取り出した。それはディルドーがバンドに取り付けられているもの。

キリカ「じゃーん!ペニスバンドー♪」

これもほむらからの借り物。

ニコ「え・・・?」

キリカ「フンフフンフフーン♪」

キリカはスカートを脱ぎ、パンツを脱いでペニスバンドを装着した。

ニコ「そ、それでどうする気・・・?」

キリカ「女の私が君をそのままじゃ犯せないからね。これで犯してあげるのさ♪」

ニコ「や、止めろ・・・」

キリカ「そんな事言って・・・本当はコレが欲しくて堪らないんだよね?おまんこが涎をダラダラ垂らしてるよ」

キリカは股間のディルドーを指でなぞる。

ニコ「うっ・・・!」

否定できないニコ。ほむほむXVで身体の疼きが止まらない。

キリカは身体を手で隠すニコの両手を掴むと、乱暴に開く。そしてニコの髪を掴んで強引に顔を引き寄せる。

ニコ「ぐっ・・・!」

キリカ「抵抗しても無駄だって解ってるよね?手足の一本でも、切り落としても良いんだよ?君なら後で治せるんだから」

ニコ「解った・・・解ったから・・・乱暴にしないで・・・」

キリカはニィ・・・と笑う。

キリカ「素直で宜しい。では、4つんばいになって、お尻をこっちに向けて」

ニコ「ま、待って・・・こんな所でするの・・・?」

キリカ「何?文句あるの?」

キリカの声が不機嫌になった。

ニコ「い、いや・・・デスギドラが見てる・・・けど・・・」

4つんばいになるニコ。

キリカ「ん?あぁ、気にしないで良いよ。っと、忘れる所だった」

キリカはハンディカムを取り出し、近くに置いた。

ニコ「と、撮るの・・・?」

キリカ「いやぁ、これもほむほむから頼まれちゃっててさぁ、見たいんだって。ほむほむのへんた・・・淑女っぷりにも困ったものだよねぇ。まさか、文句は無いよね?」

ニコ「・・・っ」コク

キリカ「んじゃあ、行くよ?そっちも待ちきれないみたいだし・・・」

キリカはディルドーをニコの股間にあてがった。ニコのそこはもう太股の殆どを濡らしている。
ニコは口に出さないが、キリカのディルドーが欲しくて堪らなかった。

キリカ「前戯は必要ないねっ!」

キリカは腰を突き出す。
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/13(日) 22:05:22.09 ID:4wl6sjkV0
思い違いかもしれんがこの作品って後で別のところに投稿するって言ってなかったけ?
あんまりやり過ぎるとそこの住人から総攻撃されそうな気が…
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 22:10:15.67 ID:AajxbFwu0
>>868

アルカディア?
確かにあそこでは過激なエロは駄目なのかな。その場合は、全年齢版に直します。
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 22:13:00.66 ID:2B0AE9jq0
つまりこれはR-18版か
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/13(日) 22:14:49.38 ID:bNTQa+lAO
ビオランテで触手プレイか……
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 22:17:19.17 ID:2B0AE9jq0
本格的なエロいまどか☆ゴジラが読めるのはここだけ!だな
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 22:18:54.90 ID:Cwyghq6DO
それにしてもこの作者、ノリノリである。
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:20:33.86 ID:IH5sI8xO0
そしてここの怪獣たち、役得である
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 22:21:26.69 ID:2B0AE9jq0
みんなウハウハである
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/13(日) 22:21:31.03 ID:Rla7ate9o
なんかいつもより投下スピードが速いぞ……!
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/13(日) 22:21:48.53 ID:4wl6sjkV0
>>869
一応18禁板はある。
けどこの作品は面白いから投稿するなら全年齢版にしたほうが感想も多く貰えると思う。

あとあそこは台本形式はすごく嫌われてる。
名前「…」は止めた方がよろしいかと。自分もあそこによく行くけど、台本形式は滅茶苦茶攻撃される。
脅す訳じゃないがあそこの住人はここと比べてかなり厳しい。
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:23:57.06 ID:jLIZOTkZ0
>>864
細けえことは(ry
と言いたいが作中で言われたことだしなあ
特務のプレイアデスだからって許されることでもなさそう
あとでマギカに色々されるんじゃない?
とか言う俺もどこか見逃してなきゃいいが
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 22:32:14.13 ID:Cwyghq6DO
>>878
色々って……!!ま、まさか、ほむほむXV原液 満杯のプールに!(((゜д゜;)))gkbr
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/13(日) 22:33:34.58 ID:2Jv9my1f0
別の意味でこのスレの住民が総攻撃しているような気がする。
つまり総受け(ry
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:34:46.35 ID:IH5sI8xO0
>>879
マギカの職員たちのストレス発散の為に色々されるとか
怪獣との異種交配実験などに使われるとか

想像が膨らむな
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 22:38:11.13 ID:Cwyghq6DO
>>881
ついでに股間もふくらmうわなにするやめ(ry
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 22:39:39.10 ID:2B0AE9jq0
お前らの欲望がメルトダウン
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/13(日) 22:46:15.34 ID:jLIZOTkZ0
おまえら…まあそういうのもあると思うけど最悪殺されるか怪獣を使えなくされたりとか
魔法少女で無くなるくらいの処分はあるはず
で、ペナルティの話は置いといて街中で怪獣暴れさすことについてはどうなの?
やっぱどっかに説明してあった?
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 22:47:50.64 ID:AajxbFwu0
ニコの濡れそぼった女陰は、キリカのディルドーをさしたる抵抗無く受け入れた。

ニコ「あっ・・・くぅっ・・・!」

ニコが呻く。キリカは腰を突き出していく。

キリカ「ん?これは処女膜かな?ぶち抜くから、治すんなら後で治してね〜」

ズブチィッ!!

キリカはニコの処女膜を容赦なく股間のディルドーで突き破る。

ニコ「うあっ!うあああっ・・・!」

ニコは痛みに呻くも、叫んだりはしない。ほむほむXVの効果で痛みは直ぐに快感に変わっていく。

キリカ「そんじゃ、奥までぶち込むよ!」

ズン!

ニコの尻に腰が密着するまでキリカはディルドーを突き入れた。

ニコ「んっ!ううっ!」

再奥まで貫かれたニコは目に涙を滲ませるも、快感で声を漏らす。キリカはバンバンと乱暴に腰をニコの尻に打ち付ける。

ニコ「くはっ!んっ!ああっ!あふっ!」

キリカ「こんなに塗れてるなんてね・・・デスギドラに見られて、さぞ興奮しているんだろうね。私もほむほむXを体験したから解るよ。
薬だけじゃこんなにはならないよ」

ニコ「ち、違う!私は・・・んんっ!怪獣なんかに見られて・・・あうっ!興奮するような・・・くぅっ!変態じゃ・・・あくっ!無いっ!」

キリカ「発言に力が入ったよ?必死の否定は余計怪しいね」

キリカはニコの尻をしっかりと掴み、蕩けるように潤んだニコの女陰を突き込んでいく。

ニコ「あっ・・・!うっ・・・!し、知らない・・・!」

キリカ「それはともかく気持ち良さそうだねっ!」

自分の股間から響く、嫌らしい水音を聞いて、ニコは顔を真っ赤にして否定する。

ニコ「こ、これは・・・媚薬の所為!媚薬の所為なんらからな・・・」

呂律も回らなくなって来ている。

キリカ「言い訳乙。どうせなら言う事も素直になれば良いのに。ねぇ。デスギドラ」

デスギドラ「グアアアアア」

そうだと言わんばかりに吼える。そして左右の頭部をニコとキリカの直ぐ横に動かし、顎を地面に付ける。
中央の首も真上から見下ろす。3つの首の視線は2人の接合部を捉えている。

キリカ「あはっ!流石私の相棒!エッチだなぁ。ほら見てみなよ、ニコ!デスギドラが見てるよ!」

ニコ「ああっ!んぐぅっ!はぁっ!そ、そんな・・・怪獣に・・・見られへるっ・・・!」
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 22:50:25.75 ID:2B0AE9jq0
怪獣視姦とは新しいジャンルだな
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 22:54:59.46 ID:+6Bjn5oN0
ガン見してやがるwwwwww
怪獣同士の語らいみたいなのがあったらえらいことになりそうだ・・・(ゴジラ対ガイガンの字幕みたく
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 23:00:41.49 ID:u2zJ0gq1o
だめだこりゃ。
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 23:02:22.49 ID:AajxbFwu0
>>864
>>884

うーん、全てこの件が片付いた時に結果が良ければよし!という風にマギカは判断するという事で。
ユウリを仲間にして、プレイアデス聖団とも仲間になって、対ギドラ族の戦力を整えれば、良いという事にしておいてやってください。
身も蓋もない言い方をすれば、後でニコ達に直してもらえるし。
本音を言うと、そろそろ市街戦が書きたかった。ゴジラって言えば、大都市での怪獣同士のバトルは必須だと思うので。


>>870

何かエロゲみたいになってしまった・・・

まどかとゴジラをクロスさせたほのぼの百合を目指していた筈が、何故かこうなったよ!おかしいな・・・


>>871

何故解ったし。触手プレイ大好きです

>>872

まどかとゴジラをクロスさせて、やってる事がエロシーンとか・・・何故かこうなってしまった


>>870

何時の間にかR−18になってた

>>873

エロシーンってバトルシーン並みに書くのが楽しい!


>>876

重要な会話シーンとかバトルに比べて考える事が少ないから、書き易いのよ

>>877

あ、18禁もあるんですか。

台本形式は嫌われるのか・・・何でだろう。多人数で会話させると、読む方も解り辛いと思うんだけど。
ゾイドのバトストでは10人以上を普通に会話させたりしてるから、普通のに書き直すのは出来るけど。
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/13(日) 23:03:58.08 ID:sCwnYRRDO
デスギドラ「……」ジー




デスギドラ(人間のメス同士でナニやってんだ?)

スーパーメカゴジラ(交尾みたいだな。意味無いのにな。こっちの方もナニかヤってたぜ。観る?)
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/13(日) 23:04:05.17 ID:Qm6v3kpDO
えろいのに笑っちまった
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/13(日) 23:07:11.96 ID:IH5sI8xO0
>>890
自然すぎて吹いたwwww
観る?じゃねぇよ、ビルとかスクリーンにしてここで上映する気かwwww
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福島県) [sage]:2011/11/13(日) 23:15:39.23 ID:aQdzjrhco
>>884
下手にペナルティ与えて戦力減らすよりも見逃したほうが
プラスになると判断できればマギカはあっさり見逃すイメージ
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州・沖縄) [sage]:2011/11/13(日) 23:15:41.74 ID:Pz1l4BFAO
そういや、場所によっては俺らに見られてるとこもあるんだっけ・・・
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/11/13(日) 23:24:09.67 ID:SaJO5ZVoo
デスギドラ見すぎワロタ
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/13(日) 23:36:10.62 ID:u2zJ0gq1o
そっか!オタどもの存在があったんだなwwwwww
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/13(日) 23:36:47.71 ID:AajxbFwu0
キリカ「やっぱり見られて興奮してるよね」

ニコ「ち、違ふ・・・」

キリカ「違うっていうなら、これは何なの?」

ニコ「んんぅ・・・っ!うぐあっ!そ、それは・・・!」

キリカは口篭ったニコにここぞとばかりに激しくディルドーを突き込んだ。
奥まで容赦なく蹂躙する。
ニコはそれで感じ、堪らず口を開いた。

ニコ「わ、わらひっ!デスギドラに見られてへると思うとっ!凄く感じてっ!ああっ!あふぁああああああああっ!!」

我を忘れたかのようにニコは叫びながら自分で腰を動かし始める。

ニコ「あぁっ!あああっ!胸!胸も揉んで!!ああああああっ!」

キリカ「はいはい♪」

キリカはニコの背中に覆いかぶさり、両方のおっぱいを掴んで揉み始める。

ニコ「見て!見てデスギドラ!わらひの嫌らしい所、もっと見てへぇっ!!」

ほむほむXVはすっかりニコの隠された被虐心を晒け出していた。

キリカ「おやおや・・・あんなにクールで冷静だったニコがドMだったとは」

キリカのニコのおっぱいの先端を詰まんでくりくりと動かす。

ニコ「ひぁああああっ!お、おっぱい感じる!キス!キスしてぇええええっ!!」

ニコが後ろを向き、キリカに向って口を開いて舌を突き出す。

キリカ「しょうがないなー」

キリカはニコの唇に自分の唇を重ねた。ニコが必死にキリカに舌を絡ませて来る。

ニコ「ひああああああっ!イくっ!イく、イくっ!!イッちゃぅぅぅうううううっ!!」

ニコの股間から溢れる愛液が多くなった。

ニコ「あぁっ!わ、わらひイッてる!はひぃっ!ひゃあうっ!!デスギドラの前でイッてるよーーっ!!」

キリカと唇を吸い合いながら、ニコは身体を震わせた。そして接合部からとびきり熱く、大量の愛液が噴き出す。

ニコ「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・はぁっ・・・・」

ニコの身体から力が抜けた。キリカから唇を離し、前に倒れ込む。
ズルッとキリカのディルドーが女陰から抜け、大量の愛液がゴプッと溢れた。
意識を失ったニコの変身が解除され、切り刻まれた魔法衣から私服になった事で逆に服がニコに纏われる。
キリカはその左手の中指からソウルジェムの指輪を外し、一度上に放り投げて右手でパシッと掴む。

キリカ「任務完了♪」

キリカはニコを抱えると緒莉子と合流し、杏子達が戦っている方に行く事となった。
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/13(日) 23:41:04.21 ID:VovNeB5co
>>889
住民が地の文での描写を評価する風潮が強いと
台本形式は文章で識別させる手間を放棄した手抜きと受け取られる傾向がある。

しかし、理想郷でも台本は嫌われるのか。
創想話で追い出し先によく挙がるから色々寛容なのかと思ってた。
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/13(日) 23:42:04.29 ID:bNTQa+lAO
媚薬強すぎwwwwww
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/13(日) 23:45:43.05 ID:2B0AE9jq0
>>899
あの恐ろしいほむほむXのVer.3だ当たり前だろう
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/13(日) 23:59:08.76 ID:+6Bjn5oN0
つーかもう900スレか・・・この分だと次スレでギドラ族襲来かな。
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 00:01:40.24 ID:DJEOQH8wo
>>901
うおっ!今気づいた。そうか、もう900スレか。
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/14(月) 00:02:12.22 ID:FNsg5SH30
訂正:
900スレ→900レスで。
ちょっと樹海行って魏怒羅探してくる。
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 00:04:05.49 ID:DJEOQH8wo
>>903
ドンマイ、次ぎは気をつけよう。俺もだが。
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 00:59:00.96 ID:xQqaBcjI0
あすなろ市、中心街端

デストロイア(飛行体)「クゥウウウウウウウ!!」

ジャルム「グァオオオオオオオウ!!」

飛行体のデストロイアとジャルムが、空を超音速で飛び回り、凶暴な咆哮を上げてお互い一本角を武器に相手を攻撃する。
2体が空中ですれ違う度に、超硬度を誇る角同士がぶつかり合って火花を散らす。

杏子「うぉらああああああっ!!」

みらい「でぇええええええいっ!!」

その下で戦う、2体の怪獣の使役者、杏子と未来。それぞれ槍と大剣を武器に激しく打ち合う。
何合目かの打ち合いの末、それぞれが離れて立つ。
杏子が槍を前方に構え、みらいは大剣を後ろに向けて構える。それぞれの魔力が爆発的に高まっていく。

杏子「うぉおおおおおおお!!」

杏子の周囲では急激に温度が上がり、足元の雑草は発火して燃え上がる。

みらい「はぁあああああああ!!」

みらいの周囲では気温が急速低下。水溜りが一瞬で凍り付いた。

そして杏子の槍の穂先が炎を纏った。穂先の周囲の空気が熱く激しく燃え上がる。
みらいの大剣の刀身から冷気が発生。こちらでは空気が冷たく速く凍り付く。

杏子「クリムゾン・キャノン!!」

ズドォン!!

杏子が踏み込んで槍を突き出すと、目も眩むような赤い閃光が迸り、炎の塊・・・怪獣の表皮すら焼くほどに熱い巨大な砲弾が爆音と共に槍の穂先からみらい向けて撃ち出される。

みらい「フリージング・ブレード!!」

シュバッ!!

同時、みらいが大剣を下から上段向けて振り上げる。
すると大剣の刀身で発生していた冷気は怪獣の鱗すら切り裂く鋭さを持った多数の鋭い刃と化し、空気を裂いて杏子向けて飛ぶ。
超高温と極低温の魔力の塊同士がぶつかり合う。クリムゾン・キャノンがフリージング・ブレードを次々に溶かすが、その溶けた水で炎が消されていく。そのプロセスが余りに早く起こった為、2人の魔力が爆裂した。
2人の間のアスファルトが抉れて、直径50メートル程のクレーターを穿った。

杏子「ちっ・・・!」

みらい「くそっ・・・!」

杏子とみらいの対ギドラ族用に編み出した新技。お互い防がれた事で悔しそうに表情を渋らせる。

ゆま「行くよ、おばさん!」

サキ「おばさんと呼ぶな!クソガキ!!」

ゆま「クソガキじゃないもん!ゆま良い子だもん!!」

サキ「良い子は私みたいなお姉さんにおばさんとは言わん!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

ヴァグノザウルス「ドォンドゥウ!!」

杏子とみらいが戦っている近く、ゆま、ビオランテとサキ、ヴァグノザウルスの間に剣呑な空気が漂い始める。静かに高まる2人の魔力、2体の闘争本能。そして殺意。
常人なら息が詰まるほどに高まり、濃密になっていく。
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 01:00:42.71 ID:xQqaBcjI0
今日は此処まで!
読んでくださった方、レス下さった方、本当にありがとう!
今日はバトルシーン、エロシーン共に精一杯書いたよ!
楽しんでもらえてたら嬉しいです。
では、また明日に!
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/14(月) 01:02:19.90 ID:avpK/mj60
乙!
いろんな意味で激しい戦いだった!
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 01:04:43.84 ID:DJEOQH8wo
乙、やっと来たか…。明日はおふざけ無しが良いけどな…。
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/14(月) 01:11:19.64 ID:x+cMzD540
乙!明日はシリアスになれるのか……
まあ、>>1が触手プレイ予告してるわけだがwwww
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/14(月) 01:17:52.38 ID:FNsg5SH30
乙。
殺意という点ではサキの方がずっと大きいだろうなww
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/14(月) 02:34:00.32 ID:K4nDSHzs0
乙!
かっこいいのとエロいのが交互にきて、なんか変な気分になってきたぞ
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/14(月) 06:42:41.51 ID:fjXhkBfJo
お疲れ様でした。
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 10:11:30.19 ID:E6gJJulDO
乙でした。今日中には次スレか、毎日更新してくれる作者には頭が下がるが…デ・ス・ギ・ド・ラwww もっとやr…自重しろwww
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 19:24:12.76 ID:DJEOQH8wo
さて…と、今日はどんな展開が来るのだろうか?
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/14(月) 21:19:12.58 ID:GHuKfaOAO
願わくはゆまが変な方向に目覚めませんように・・・(S的な意味で
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 21:50:21.04 ID:E6gJJulDO
こんだけ特殊な能力を持った連中がわんさか居て、オマケにゴジラ達が味方についてもギドラ達には不足なのか……まぁ、一匹で金星を滅ぼせる位だもんなぁ……
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 22:00:38.46 ID:xQqaBcjI0
ロリこんばんは。このSSの今のユウリ様編ってアルカナハートっぽいかなぁとか思った。

>>908

いや、エロシーンもすげぇ真面目に書いたのよ。何を真面目に書いてるんだという話だが。


>>911

バトルがカッコよく、エロをエロく書けていたら良かったです。

再開します
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 22:01:41.89 ID:xQqaBcjI0
ゆま「えぇーいっ!アース・クラーッシュ!!」

ゆまが魔力を込めたハンマーを振りかぶり、50メートルは離れたサキ向けて振り下ろす。
サキの視界が衝撃で白く眩む。遅れて爆音が耳に届く。

ボゴォオオオオオオオン!!

空間が、地面が爆砕した。大きな穴がアスファルトの道路に穴を開け、土砂が舞い上がる。
サキがさっきまで立っていた所を巻き込んでの大爆発。ゆまはハンマーに込めた魔力を衝撃波として放ち、サキ向けて放ったのだった。
怪獣の硬い表皮にも穴を開けられる程の殺傷力。
しかし、舞い上がる土煙の中から高速でサキが飛び出す。

サキ「雑な攻撃だな。やはり子どもか」

サキが右手に持った、バチバチと帯電する乗馬鞭をゆまに向ける。

サキ「エレクトロン・レーザー」

乗馬鞭から怪獣の外皮を貫通する程に超集束された電撃が発射されゆまの心臓に向う。
彼女の得意とする電撃魔法と、狙撃魔法であるフィリ・デル・トアノを組み合わせた魔法技。

ゆま「!!」

ゆまの後ろからツタが生える。そしてツタは高速で伸びてゆまを正面に押し出した。弾丸のように飛ぶゆま。彼女の肩を電撃のレーザーが掠めて魔法衣を焦がす。
目にも止まらない速度でサキの懐に飛び込む。
そしてサキの顎を目掛けて魔力を込めたハンマーを振り上げる。

サキ「・・・」

だがサキは上を向いて最小限の動きで回避する。

サキ「ワルガキにはお仕置きよ」

帯電した乗馬鞭を、ハンマーを振り上げた体勢で隙を晒すゆまの顔目掛けて振るう。
しかし、そのゆまの胴体に、さっき生えていたツタが巻き付き、その小さな身体を一気に引き戻してサキの乗馬鞭から逃れた。

ゆま「遅いよ、おばさん」

着地したゆまが地面を殴り、振動で飛び上がった、ゆまの身体の何倍もある大きな岩や瓦礫を数個ハンマーで殴ってサキへ飛ばす。

サキ「黙れ!」

乗馬鞭を上に上げたサキの周囲で発生した強烈な電撃が結界となり、触れた岩や瓦礫を消し炭に変えた。
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 22:04:32.82 ID:xQqaBcjI0
杏子「やるじゃんか、うちの剣士と良い勝負だな!」

杏子が、大剣を振り下ろして隙を見せたみらいに、多節に分けた槍を伸ばし、その身体に巻き付ける。

みらい「うわっ、何だこれ!?」

身体を絡め取られ、みらいは暴れる。だがその程度では魔力で動いて絞め付ける杏子の槍の拘束は外れない。

杏子「うぉらああああああっ!!」

そのままみらいを引き寄せ、宙に放り上げる。杏子はみらいをゆまと戦っている、乗馬鞭を振り上げたサキの上に叩き落した。

みらい「うわぁぁぁっ!!」

サキ「ぐっ、は・・・っ!!」

2人はもつれ合い、その場に転がった。

杏子「隙あり!ゆま!!」

槍を元の形状に戻しつつ、杏子が叫ぶ。

ゆま「2人まとめてもらったよ!ビオランテ!!」

ビオランテ「ビャーオオオオウ!!」

ビオランテの触手が2本、口を開けてサキとみらい目掛けて迫る。その2人の周囲に白い霧が漂い広がっていく。
その霧に触手が触れた瞬間、急速に腐食して地面に落ちた。触手は黒く変色している。

ゆま「え?」

杏子「な・・・何だ?」

みらい「甘いんだよ!」

見るとサキとみらいを包む白い霧は、近くの巨大な影から発せられている。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥ・・・」

その霧はヴァグノザウルスの身体から吹き出ている。ポイズン・フォグ、ヴァグノザウルスの体内に溜め込んでいる猛毒素を液体として体外に噴き出す技。

サキ「ヴァグノザウルスの深海猛毒怪獣の名、伊達ではないぞ」キリッ

みらい「言っとくけど、ボク達には抗体が出来てるから効かないぞ」

杏子「毒か・・・厄介な怪獣だな・・・」

ゆま「まさに毒婦」

サキ「殺す・・・っ!!」
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:13:25.93 ID:DJEOQH8wo
>>917
う〜ん…。
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中国地方) [sage]:2011/11/14(月) 22:17:49.30 ID:x+cMzD540
ゆまがさっきから毒舌だwwww
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:27:22.67 ID:DJEOQH8wo
そういや野次馬達はどうなったんだ?
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 22:29:17.27 ID:E6gJJulDO
>>922
ここにいるんじゃね?俺含めて。
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/14(月) 22:29:35.91 ID:avpK/mj60
>>921
この才能を伸ばすべきか、摘み取るべきか・・・
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:35:03.74 ID:DJEOQH8wo
>>923
いや、少なくともこの中では俺は健全なほうだからね。んで、見守ってるわけ。
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:40:08.58 ID:DJEOQH8wo
ところで作者さん。残りのS.H.MonsterArtsスーパーメカゴジラ、スペースゴジラ、モゲラ、その他対応エフェクトを買う予定はある?
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 22:44:54.92 ID:xQqaBcjI0
>>921

ほむほむ達のバトルを見てるよ。

>>926

全部買う!特にスペースゴジラは超欲しい・・・って、あれ?スーパーメカゴジラじゃなくてガルーダじゃ無いっけ?
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:48:46.44 ID:DJEOQH8wo
>>927
あ、ガルーダか。ごめんごめん。

でも、名前表示固定するの忘れてたw。
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 22:55:59.69 ID:DJEOQH8wo
この先アース号なんかは出ないのかねぇ…。
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 22:59:56.13 ID:E6gJJulDO
ゴジラアイランドのオリジナル怪獣も出ないかな。メカキングギドラハイグレードタイプUとか。
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/14(月) 23:00:47.36 ID:avpK/mj60
>>930
尻尾除いた全身がメカのハイパーメカキングギドラとかブラックメカゴジラとか
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:05:54.13 ID:DJEOQH8wo
>>931
あとは、VSシリーズの登場人物が少しでも出てくれれば良いんだが。
自分なりにはVSビオランテの三枝未来、VSキングギドラのエミー・カノー、
同じくVSキングギドラの寺沢など。
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 23:10:37.73 ID:xQqaBcjI0
デストロイア「クゥウウウウウウ!!」

ジャルム「グァオオオオオオオ!!」

デストロイアとジャルムが何度も何度も空中でぶつかり合う。
そして激突した後、後ろを向け合って地上に斜め下に降下する。
デストロイアは瞬時に集合体に姿を変え、図書館を踏み潰して着地する。ジャルムは住宅街の邪魔な家々を轢き潰しながら滑って着地。

デストロイア(集合体)「クォオオオオオオオオウ!!」

ジャルム「グァウウウウウウウ!!」

赤と青、2体の怪獣は振り返ると、道路に穴を穿ちながら相手目掛けて突進。
デストロイアの両肩の槍のような触手が高速で突き出される。ジャルムはその先端を両手で握る。

デストロイア「クォオオオオオオオオウ!!」

触手を掴まれても、デストロイアにはまだ胸部のハサミがある。それをジャルムの腹部向けて突き刺した。

ジャルム「グァオオオオオン!!」

痛みに咆哮を上げるジャルム。その両腕に込められる力が更に強くなった。

バキィッ!

ジャルムはあっさりとデストロイアの触手の先を握り潰した。

デストロイア「クォオオオオオオ!?」

今度はデストロイアが悲鳴を上げる番だった。ジャルムは間髪入れずに大きく振りかぶり、太く強靭な尻尾をデストロイアに叩き付ける。

デストロイア「クゥオオオオオオオオ!!」

デストロイアは吹っ飛び、家を潰しながら地面を転がる

ジャルム「グァオオオオオオオ!!」

ジャルムが両腕の皮膜翼を羽ばたいて浮き上がり、猛スピードで未だ転がっているデストロイア向って超低空を駆ける。

みらい「ジャルム!デストロイアを串刺しにしろ!!」

超低空を飛ぶジャルムからソニックブームが巻き起こり、軌道上の建物を粉砕しながらデストロイアに迫る。
その巨大な一本角を突き刺そうと突撃する。

杏子「速ぇ!!避けろ、デストロイア!!」

デストロイア「クゥオオオオオオ!!」

デストロイアは不自然な体勢から脚を使って跳ね飛んでジャルムの突進を避ける。すれ違う2体の怪獣。
僅かに肩部分が触れる。ただそれだけでデストロイアの強固な甲殻がジャルムの纏う衝撃波で打ち据えられ、無数の亀裂が生じた。

杏子「冗談じゃねぇ!何てパワーしてやがる!!」

みらい「単純なパワーだけなら、最上級の怪獣と互角以上のジャルムのパワーを舐めるな!」

杏子「ちぃ・・・っ!」

みらい「集合体や飛行体で勝てると思うなよ!」

杏子「・・・良いぜ、見せてやるよ。あたしの相棒の真の姿、真の力を!!」

ジャルム「グァオオオオオオウ!!」

地面に降りたジャルムが駆け、背中を向けている集合体のデストロイアに殴りかかる。
デストロイアが振り返る。振り返りながら、その身体が変形しながら倍する大きさになっていく。
デストロイアが振るわれて来たジャルムの右腕を掴んだ。

ジャルム「!?」

驚くジャルムの首に長い尻尾が巻き付き、その青い巨体を軽々と尻尾だけで真上に持ち上げ、後ろに投げ飛ばした。
今度はジャルムが地面に激突する番だった。デストロイアが地響きを上げて道路に亀裂を走らせながら落ちたジャルムへ向く。

デストロイア(完全体)「グゥオオオオオオオオオオウ!!」

最終、最強の形態に変身したデストロイアが吼える。
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:20:52.73 ID:DJEOQH8wo
杏子!ゆま!なんとか二人を説得するんだ!!
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 23:23:01.65 ID:xQqaBcjI0
>>929

アース号が今ググって初めて知ったので・・・移動手段に使うぐらいなら・・・

>>930

ゴジラアイランドは見た事ないので無理。

>>932

三枝未来はずっと出したいと思ってた・・・けど、出さないまま此処で来てしまった・・・
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:32:15.90 ID:DJEOQH8wo
>>935
作者さん。まず、焦らずゆっくり初代からファイナルウォーズまでを知り尽くせば良いと思うよ。
ま、俺は幼稚のころ始めて見たのが怪獣総進撃のビデオで、その後が84ゴジから現在まで見てきた中だから。
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:37:56.32 ID:DJEOQH8wo
あ、またやってしまったwww。
PCのスペックがなんとも…。
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/14(月) 23:38:58.25 ID:avpK/mj60
>>936
とりあえずお前も落ち着けwww
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:41:52.42 ID:DJEOQH8wo
>>938
すまんwww。
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/14(月) 23:51:52.75 ID:xQqaBcjI0
>>936

ゴジラの映画は大戦争以外全部見たけど、登場人物の名前なんて殆ど覚えて無い状態。
ファイナルボックスの出番か・・・てか、このSS書きながら、怪獣の鳴き声の確認とかに活躍してるけど。
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/14(月) 23:57:51.05 ID:DJEOQH8wo
>>940
さっきのS.H.monsterArtsの事だけど、S.H.monsterArtsスレ見て来たんだけが、どうもフィギュアの出来の事で少々文句言ってる奴が殆んど。
でも自分はそれほどでもないなぁ。
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 23:58:09.85 ID:E6gJJulDO
>>940
やっぱり持ってましたかファイナルボックス。当時小6で出世払いで購入したのはいい思い出。
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:01:29.31 ID:p8IfUgOno
>>942
× S.H.monsterArtsスレ見てきたんだけが、
○ S.H.monsterArtsスレ見てきたんだが、
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:07:02.62 ID:p8IfUgOno
>>941
言い忘れた。そうそう、塗装の事ね。
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 00:10:23.27 ID:ZWtLqckDO
>>943
わかってると思うけど安価違うぜよ。
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/11/15(火) 00:23:36.77 ID:fEjQEDcO0
なんか上から目線の変なのがいるなぁ……
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:23:38.05 ID:p8IfUgOno
杏子とゆまが薬を使わず、どう説得するかが鍵だな。
俺の想像だとこう、
杏子「今はこんな事で争ってる場合じゃねぇ!キングギドラの群れが地球に迫ってくるタイムリミットがあと半日しかないんだぞ!」
と思う。
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 00:23:49.84 ID:22jUp8qX0
ビオランテ「ビャーオオオオウ!!」

ビオランテがヴァグノザウルスに次々に触手を伸ばす。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ」

しかし、全てヴァグノザウルスが噴き出し続けるポイズン・フォグの前に触れた途端に腐食していく。

ゆま「うーん、駄目だね・・・」

サキ「無駄だと言うのが解らないのか?」

ゆまがビオランテに指示を出すまでも無く、小さな幼女の巨大な相棒は攻撃方法を切り替える。
本体や地面から生やした多数の触手を突撃させるのでは無く、ヴァグノザウルス向けて口を開かせる。

ブシャアアアアアアア!!

その全ての口から黄緑色の液体が噴射される。放射樹液。あらゆる物質を溶かす、非常に強力な溶解性の液体。
それらが横殴りの雨のようにヴァグノザウルスに降り注ぐ。
ヴァグノザウルスは避けようと動くが、軽快なジャルムに対して、こちらは動きは鈍重だった。
避けきれずに、幾らか浴びてしまう。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!?」

流石にこれは効果が高く、降りかかったヴァグノザウルスの強固な身体の表面が溶けていく。

ゆま「効いてる、効いてる!」

サキ「やはりか・・・」

予想していたサキ。そして海洋怪獣である相棒に妙な指示を出す。

サキ「ヴァグノザウルス、潜れ」

ゆま「え?」

そんな地底怪獣でも無いのに無理だろう・・・とゆまが思った途端、ヴァグノザウルスの身体から噴き出るポイズン・フォグが急激に濃くなった。ヴァグノザウルスの巨体が猛毒の白霧で完全に覆われて見えなくなる。
周囲の花壇や鉢植え、公園の木や草などの植物が腐食して全滅した。それどころか建物すら腐食して崩壊し、地面が変質していく。

ビオランテ「!?」

流石に怪獣のビオランテには影響は無いようだが、困惑した様子を見せる。

ゆま「ハッタリだよ!放射樹液をたっぷり浴びせてあげて!!」

ビオランテ「ビャーオオオオオオ!!」

ビオランテがその巨大な顎を開き、触手とは比較にならない量の放射樹液、ヴァグノザウルスがいるであろう、ポイズン・フォグの塊に吐き出される。

ゆま「・・・あれ?」

サキ「ふん」

しかし、ヴァグノザウルスの悲鳴も何も聞こえない。ジャルムと対峙するデストロイアも疑問に思ったらしく、ミクロオキシゲンを其処に撃ち込んだ。
爆発が起こり、ポイズン・フォグが爆風で飛ばされる。爆風で散った、ポイズン・フォグは更に広い範囲の建物を崩し、アスファルトやコンクリートを腐食させた。

ゆま・デストロイア・ビオランテ「!?」

晴れるとその場にヴァグノザウルスはおらず、ただポイズン・フォグで腐食し、放射樹液で溶けた地面。穴の開いた地面に異様な色の液体の溜まりが出来ている。
それはともかく、ヴァグノザウルスはより強力なポイズン・フォグにより、自分の下の地面を一気に腐食させ、地面を崩して潜ったのだった。
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/15(火) 00:28:54.82 ID:V9m8h3+AO
薬漬け触手プレイに決まってんだろ
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:29:14.24 ID:p8IfUgOno
これは予測がつかないな。困ったもんだ。
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 00:37:34.03 ID:ZWtLqckDO
ギドラ族襲来まで後何日残ってるんだろう?
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 00:38:44.22 ID:22jUp8qX0
>>951

20日くらい
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/15(火) 00:40:49.63 ID:j+y9eCWN0
なんか危ない様な危なくないような微妙な日数だな
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/15(火) 00:43:43.99 ID:TnbWK5T90
おばさんには負けたくないよなぁ・・・。
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 00:45:53.89 ID:ZWtLqckDO
>>952
わざわざどうもです。ということはみんなもっと強化可能か……ガイガンの開眼に期待。
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:51:08.23 ID:p8IfUgOno
20日もあるのにこれか…。
地球、いや、全宇宙の命運をかけた戦いなのに何やってんだか…。
まあ、作戦の成功を祈る。
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 00:52:32.04 ID:22jUp8qX0
ゆまとビオランテが、何処から!?と思った瞬間、ビオランテの目の前の地面が一気に変質して腐食していく。そこが崩れた。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

ヴァグノザウルスが変質した土砂を吹き飛ばし、白い毒霧を纏いながら現れた。
ビオランテの本体の触手の根元に噛み付き、前足で踏ん張る。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!?」

ビオランテはポイズン・フォグを至近距離で浴びて苦しげに吼える。植物の怪獣であるビオランテは毒には弱い。
怪獣であるビオランテに普通の毒など効かないが、それが同じ怪獣の毒となれば話は別だ。身体が猛毒に侵されていく。触手は使い物にならない。
それでもヴァグノザウルスを振り飛ばそうと、巨体を振るい、放射樹液を浴びせようと口を開こうとする。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥ!!」

ヴァグノザウルスの背中に多数ある火山状の器官からムチのような舌が飛び出す。
それをビオランテの触手の根元や首に絡ませる。そして顎にも巻き付け、口を開けないようにした。
ビオランテに密着して毒を噴き出し続けるヴァグノザウルス。ビオランテの身体がポイズン・フォグで侵食されていく。

ビオランテ「グゥウウウウ・・・!」

ビオランテは吼える事も出来ず、苦しげな唸り声を上げる。

ゆま「ビオランテー!!」

サキと戦うゆまが叫ぶ。

サキ「残念だったな。植物怪獣と猛毒怪獣、どちらが有利かは、ガキの頭には少し難しかったか?」
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/15(火) 00:54:12.87 ID:j+y9eCWN0
そりゃこうかはばつぐんだ!もんなぁ・・・
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 00:55:24.42 ID:22jUp8qX0
今日は此処までです。
明日はイカ娘とかで遅くなると思います。
読んでくださった方、レス下さった方に感謝。
それでは、また明日!
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/15(火) 00:55:27.68 ID:TnbWK5T90
予想より早く来るって可能性も捨て切れんなあ・・・。
それかモゲラが迎撃に出てスペゴジの時同様、返り討ちに遭うとか。
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 00:57:35.90 ID:p8IfUgOno
ビオランテが…。
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州・沖縄) [sage]:2011/11/15(火) 00:58:20.35 ID:reREdNxAO
ビオランテを甘く見るとは・・・
アレの適応(進化?)能力はG細胞込みだぞ
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/15(火) 00:58:39.07 ID:dSeXMHiIo
お疲れ様でした。
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 01:00:51.88 ID:p8IfUgOno
お疲れ。明日も期待に応えて待ちます。
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/15(火) 01:01:20.21 ID:TnbWK5T90
乙。
ゆまヤバイね・・・あ、はがねタイプ持ちもとい緒莉子が向かってるんだったか。
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/15(火) 01:05:25.81 ID:j+y9eCWN0


そろそろ次スレ考えないとまずいぞ
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 01:14:37.97 ID:ZWtLqckDO
乙でした。ビオランテ八方塞がりじゃないか!デストロイア、カムバァァァック。
>>966
確かにそろそろ立てとかないと。
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/15(火) 01:45:35.09 ID:Gkmozbk10
あら、今日はプレイスル性団のメンバー増えなかったのか
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 02:41:55.29 ID:p8IfUgOno
>>968
おまえなぁwww(呆)
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/15(火) 16:45:42.90 ID:Dct33pZAO
>>968
なあに、もうすぐノリノリだった緒莉子とキリカが来る。それまでの辛抱だ。
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 22:14:19.29 ID:22jUp8qX0
ロリこんばんは。ミニイカ娘可愛い!

>>964

期待に応えられるように頑張ります!

>>966

もうこのスレも埋まりそうだな・・・書き始めた時の構想ではこんなに長くならない予定だったのに。
てか、かずみ組を出す予定も無かったのに・・・。

>>968

もう少し待ってね。今度は触手プレイと・・・ぐへへ

再開します
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 22:15:21.60 ID:22jUp8qX0
杏子「ビオランテ!デストロイア、ビオランテを助けろ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」

ジャルム「グァオオオオオオウ!!」

完全体のデストロイアはジャルムと掴み合っている。デストロイアは全力でジャルムを振りほどこうとするが、ジャルムは恐るべき力でデストロイアを掴んで放そうとしない。
ジャルムはパワーだけならば、最強の怪獣の一体である完全体デストロイアすらも凌駕していた。

杏子「くそっ!!こうなったらあたしが!!」

杏子はビオランテを拘束している、ヴァグノザウルスの背中の器官から伸びる長い舌、タン・ウィップを切り飛ばそうと、そちらへ走ろうとする。

みらい「甘い!甘いぞ!!」

背を向けた杏子向けてみらいの大剣が十時に振るわれる。杏子は咄嗟に身を屈めるが、氷の刃が杏子の背中を裂いた。
血飛沫が舞う。

ゆま「キョーコ!!」

杏子「ぐあっ!こ、この野郎・・・!!」

しゃがんだと同時に振り返り様に槍を振ってみらいの足を払おうとする。しかし、みらいは軽々と跳び越えて距離を取る。

みらい「甘いって言ってるだろ!」

杏子「くぅ・・・っ!!」

杏子の背中を激痛が襲う。滴る血が足元に堪っていた。それを基本の自己治癒で治す。傷は長いが幸い浅く、血が止まり傷は塞がった。

杏子「これで大丈夫だが・・・問題は・・・」

ビオランテ「グゥゥウウウウ!!」

ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」

ヴァグノザウルスにしがみ付かれているビオランテを何とか助けなければならない。

杏子「よし・・・!」

杏子は何か思いついたように頷き、みらいへ向き直る。

みらい「・・・?」

杏子は一度手に持っていた槍を消し、もう一度槍を作り直した。

みらい「何だ?槍が壊れたのか?」

杏子「そんな所だ。ほら来いよ、男女」

作り直した槍を持ち、右手の人差し指をくいくいっと動かして挑発する。

みらい「だっ、だっ、誰が男女だ!?」

激昂するみらい。杏子向けて大剣を構えて突撃する。それを迎え撃つ杏子。
互いの得物が打ち合わされる。

バキィィィン!!

たった一度目の打ち合いで杏子の槍が粉々に砕け散った。

みらい「はっ!武器を精製し損ねてるじゃないか!間抜け!!」

杏子「あんたがな」

みらい「・・・!?」

砕けた槍は更に小さな破片になる。それがみらいに降りかかり、破片から火炎が発生する。

みらい「うわぁあああああああ!!」

炎に包まれるみらい。
この槍は杏子がさっきまで使っていた槍を簡易的に形状のみを似せたもの。そこで杏子は魔法武器に火を発生させれるようになった魔法を活かし、火薬のように使ったのだ。

杏子「へっ、そこで燃えてろ!」

杏子は今度こそ、さっきまで握っていた槍を現出させ、ビオランテの元に走る。
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 22:19:51.39 ID:p8IfUgOno
やっと来た!
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 22:55:39.83 ID:22jUp8qX0
ヴァグノザウルスとビオランテを覆う超猛毒の白い霧、ポイズン・フォグ。
常人ならば吸い込まずとも触れるだけで身体が腐食して死んでしまう。
魔法少女ならば、即死はせずとも、触れたりしたら徐々に身体が侵食されていくし、吸えばもっと危険だった。
そこで杏子は自分を出来る限り強力なバリアで包む。

杏子「今助けてやるからな!!」

杏子の槍の穂先が炎で包まれる。杏子は大きく跳躍し、槍を多節に伸ばしてヴァグノザウルスの背中に降りる。
そして鞭のように動く槍でタン・ウィップを次々に炎と穂先で焼き切っていく。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!!」

杏子「ビオランテ、今だ!!」

タン・ウィップを殆ど切った所で、杏子はヴァグノザウルスからビオランテに跳び移る。

ビオランテ「ビャーオオオオオウ!!」

ビオランテはその巨大な顎で、ヴァグノザウルスに頭から噛み付いた。ほぼ上半身が咥えらえる。そして恐るべき事に、首と顎の力だけで7万トンのヴァグノザウルスを軽々と持ち上げてしまった。
そして上で何度も振り回し、ヴァグノザウルスを放り投げた。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ!?」

遠くのマンションの上へ頭から落ちるヴァグノザウルス。マンションを破壊しながら地面に落下する。

杏子「へへ・・・やったぜ・・・」

ビオランテの上で杏子はがくりと膝を突く。バリアで包まれていたとはいえ、所詮魔法少女が張ったもの。
怪獣の攻撃である毒を完全には防げていなかった。杏子は顔色が悪く、頭が異様に痛む、目が霞む、音が遠い。

杏子「(駄目だ・・・意識を失ったら・・・!!)」

魔法少女への変身も、デストロイアの召喚も解除されてしまう。それだけは絶対に避けなければならない。

バシャッ!

杏子に緑色に光る液体が上から大量に降り注いだ。

杏子「!?」

液体を浴びた杏子が上を見ると、ビオランテの触手があった。ビオランテのバイオ樹液。
元々が怪獣の傷を癒し、生命力を回復させる効果のある、超強力な回復液。
それにゆまの強力な治癒魔法の効果が付与され、怪獣の身体の損傷すら修復する効果がある樹液を浴びた。
そして手ですくって飲んでみる。

杏子「・・・旨い!!」

味は濃いが、野菜ジュースのような味。杏子の身体が解毒され、疲れも消耗も吹き飛び、全身に力が漲って来た。

杏子「すげぇ・・・!直接浴びて飲んだらこんなに効果があるのか・・・!!」

常人が飲めば、栄養の過剰摂取で死ぬが、身体を強化している魔法少女には高い効果がある。
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 22:59:24.08 ID:p8IfUgOno
でた!スーファミの技、噛み付き放り投げ!!
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/15(火) 23:29:42.70 ID:TnbWK5T90
よし、薄めればOKか
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 23:48:11.08 ID:ZWtLqckDO
果獣100%のビオランテジュースか……超飲んでみたいw
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 23:49:52.03 ID:p8IfUgOno
>>977
むしろ放射線含んでるから危ない。
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/15(火) 23:50:42.14 ID:j+y9eCWN0
>>977
地味に上手いこと言おうと
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 23:52:30.75 ID:SoqQLabg0
>>978
いやいや死んでも飲んでみたいっていう
野菜ジュースマニアとかに売れそうだぜww
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 23:54:18.74 ID:ZWtLqckDO
>>980
そう言われるとトリコのグルメ食材のように感じるわw
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 23:55:37.69 ID:22jUp8qX0
ゆま「やった!流石キョーコ!!」

サキ「みらい、大丈夫か!?」

みらい「ふ、ふ・・・ふざけるぁあああああ・・・っ!!佐倉杏子ぉおおおおおお!!!」

ようやく炎が収まったみらい。かつて無い怒りを覚えていた。だが、しかし、彼女はあくまで冷静だった。杏子に跳び掛かりたい衝動を押さえ、デストロイアの方へ走る。未来の周囲の空気の温度が急激に低下していく。
みらいがデストロイアの後ろで跳び、彼女の大剣が強烈な冷気を発する。

みらい「アブソリュート・ゼロ・ブレェエエエエド!!」

未来の大剣の冷気が絶対零度の極低温まで低下し、魔力の氷によって一瞬で数十メートルの長さに伸びる。
その冷たく鋭い刃をジャルムと掴みあうデストロイアの背中を切り付ける。

デストロイアの背中を大きく切り裂く事は出来なかったが、甲殻が少し破れ、傷口から強烈な冷気が体内に侵入した。

デストロイア「グゥオオオオオオウ!?」

デストイアは熱や電撃、毒など、様々な攻撃に耐性を持つが、唯一冷気への耐性だけは持っていない。
ジャルムと掴み合う、デストロイアの身体から一瞬、力が抜けた。

ジャルム「グァオオオオオオウ!!」

ジャルムがデストロイアの腕を弾き、組み付いた。デストロイアは振り解こうとするものの、冷気のダメージと、元々パワーで上回るジャルムの超怪力で外せない。
ギシギシとデストロイアを締め上げる

杏子「くそっ!パワーの差か!!」

みらい「地獄を・・・見せてやれっ、ジャルムーーーッ!!」

ジャルム「グァアアアアアアオウ!!」

デストロイア「グゥオオオオオオ!!」

ジャルムがデストロイアを掴んだまま、皮膜翼を動かす。デストロイアを抱えたままジャルムは飛び上がった。
そのまま急上昇する。自分を体重で上回る怪獣を抱えたまま飛翔するジャルムの恐るべき怪力。更にグングン上昇していき、あすなろ市の上空まで達した。

みらい「地面に叩き付けてやる!!」

ジャルムが上空で反転、今度は地面に向って超音速で急降下する。

杏子「ふざけるぁあああ!!」

デストロイアの胴体前面にある、8本の爪が中央に向って閉じているような形状の器官、それの爪ガ開く。そこからオキシジェンデストロイヤー・レイが発射された。
デストロイアの弱点であり、奥の手でもあるこの器官からのオキシジェンデストロイヤー・レイの発射。
密着しているジャルムは零距離でそれを喰らってしまう。

ジャルム「グァオオオオオオオウ!?」

密着状態での被弾。デストロイアとジャルムは弾かれ合う。ジャルムはデストロイアを離し、地面向けて落下する。
問題はデストロイアの方、音速を超える猛スピードで地面に向っている。このままでは地面に激突して多大なダメージを負ってしまう。
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/15(火) 23:56:10.89 ID:22jUp8qX0
杏子「デストロイア、何とかしろ!」

アバウトな指示。デストロイアは羽ばたいて浮力を生み出す。みるみる落下速度が落ちる。しかし、まだそれでも速い。飛行しようにも間に合わない。
そのデストロイアの視界にあるものが写る。それはマンションの残骸を踏み壊し、ビオランテに近付こうとするヴァグノザウルス。
更に羽ばたいて落下位置を調整。

ヴァグノザウルス「・・・?」

ヴァグノザウルスが上空からの音を聞いて空を振り仰ぐ。

デストロイア「グゥオオオオオオウ!!」

デストロイアがヴァリアヴル・スライサーで伸ばした角を突き出し、高速で落下して来ていた。

ドォオオオオオオオン!!

7万トンの巨体に8万トンの巨体が上空から高速で激突。大地が激震し、2体を中心に巨大なクレーターを抉った。
ヴァグノザウルスはクレーターを削りながら滑っていって外へ飛び出し、地面、デストロイアはクレーターを転がる。

デストロイア「グゥオオオオオウ・・・」

デストロイアのダメージは軽くない。起き上がった時によろけて片膝を突く。頭部の角が折れている。

ヴァグノザウルス「ドゥンドゥウ・・・」

しかしヴァグノザウルスのダメージはそれ以上。
体重を乗せた高速での上空からのデストロイアの猛烈な体当たりに加え、ぶつかった時にヴァリアブル・スライサーで身体を突き刺さされていた。
そしてその折れた角は背中に突き立っている。遅れてジャルムが地面に墜落した。

サキ「何て戦い方だ・・・」

杏子「流石あたしの相棒だぜ!」

みらい「ムチャクチャしやがる・・・」

ゆま「ビオランテ、デストロイアの近くへ!」
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/15(火) 23:58:37.03 ID:j+y9eCWN0
先にスレ立てとく?
それとも>>1000いってから?
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/15(火) 23:59:03.94 ID:TnbWK5T90
そういや胴体のあの部分が開いて光線が出るって設定だったな。確か劇中は使われなかったけど。>デストロイア完全体
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/15(火) 23:59:43.64 ID:p8IfUgOno
>>984
じゃあ、先に立てても良いよ。
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/16(水) 00:00:38.12 ID:0RaEe68W0
>>985
劇中開いてる事は開いてるシーンがあるとか聞いたことがある
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/16(水) 00:02:03.63 ID:81JRbf3oo
>>982
機龍は無いのにみらいがアブソリュート・ゼロの名を言うとはこれまた予想外だ。
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/16(水) 00:02:54.60 ID:g7dSgyJA0
>>987
開いてたね。これでもかと言わんばかりに攻撃されてたが・・・。
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/16(水) 00:05:44.04 ID:81JRbf3oo
>>989
ゴジラの渾身の一撃でそこから大量の血飛沫が飛んでたな。
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [saga]:2011/11/16(水) 00:07:42.19 ID:gTpZVy9r0
次スレは

「とある魔法少女と怪獣王」

でどなたかお願いします。スレタイ良いの思い付かない・・・
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/16(水) 00:08:50.66 ID:0RaEe68W0
よし行ってくる
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越) [sage]:2011/11/16(水) 00:17:00.21 ID:c0FK7h2AO
乙です。
昨日からばっと読んだけど、色々と自重しない変態言動過ぎるぜwww

しかし、このままだと4つ目いっちゃいそうだな
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/16(水) 00:19:18.44 ID:81JRbf3oo
>>993
そうだよなぁ。ここを読んでる人は健全な人もいるんだろうし。
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [saga sage]:2011/11/16(水) 00:21:04.91 ID:0RaEe68W0
とりあえずは、だ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1321369755/l50
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/16(水) 00:22:13.99 ID:2YFOspmjo
嫌なら見るなってやつでさあ
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県) [sage]:2011/11/16(水) 00:23:30.40 ID:g7dSgyJA0
>>995

つ【100%ビオランテジュース】
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/16(水) 00:23:32.38 ID:vZTiOCuDO
まあ、それがあるからこそシリアスになり過ぎなくて良いんじゃないかな?緩急がハッキリしてて俺は好きだwww
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/16(水) 00:24:44.96 ID:vZTiOCuDO
1000なら俺んちにギドラ族襲来
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/16(水) 00:25:17.54 ID:cJa8MPxAO
触手プレイと公開レイプ以外思いつかない
1001 :1001 :Over 1000 Thread
   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|
   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ                             
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
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南千秋ちゃんペロペロ @ 2011/11/15(火) 18:42:17.50 ID:q4DHk5Cio
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紅莉栖「岡部、IS学園に転入して」 V @ 2011/11/15(火) 17:19:01.75 ID:gOZJgFGao
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上条「恋は!」美琴「儚く!!」心理「愛は」垣根「虚しく」 @ 2011/11/15(火) 15:24:11.96 ID:ZfHP8tF70
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オプチュウの次スレ @ 2011/11/15(火) 15:14:32.24 ID:lwHasQb6o
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煽り合って精神を鍛えるスレ【避難所】 @ 2011/11/15(火) 13:33:07.02 ID:cVK7PRw1P
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誰か話そう♪ @ 2011/11/15(火) 13:15:07.28
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【落選確実】橋下徹【無能】 @ 2011/11/15(火) 12:58:05.85
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【無料FPS】VIPでペーパーマン【VIPPM避難所】 @ 2011/11/15(火) 12:51:49.35 ID:4Dnxo23uo
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