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フィアンマ「もっと熱くなれよおおおおおおお!」上嬢「安価でバイトする」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:00:53.26 ID:8GC8FS9AO

お約束通り、立てました。


・右方の燃える赤さんが上嬢さんと人生相談所をやっていくお話

・右方上嬢要素があります

・時間軸不明、とある平行世界のお話。平和

・キャラ崩壊(設定改変含)注意

・実在する某熱血テニスプレイヤーとは関係ありません



※注意※
場合によってはエログロ描写が入る可能性があります。
どうしても捌けない場合安価下でいきます
連投、連続取得はご自由に

語録を作って下さったとある方、ありがとうございました!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361368853
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:02:12.50 ID:63ahIgpE0


フィアンマ「キャラ変えをしようと思うのだが」

アックア「キャラ変えであるか」

フィアンマ「俺様は今、クールで落ち着いた傲慢俺様キャラだろう?」

アックア「……」

フィアンマ「…黙るな」

アックア「そうであるな」

フィアンマ「渋々返事をするな」

アックア「そうである」コクリ

フィアンマ「最初からそう頷いておけ」

アックア「それで、キャラ変えとはどのようにするのだ」

フィアンマ「熱血になろうと思う」

アックア「……名に相応しい性格か」

フィアンマ「そういうことだ。という訳で、俺様は暫く休養する」

アックア「熱血と休養は相容れないものだが」

フィアンマ「副業をしようと思ってな」

アックア「…そうか」

フィアンマ「という訳で、頼むぞ」テクテク

アックア(…ヤツが普通の職場で働けるとは思えないのである)
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:02:14.00 ID:8GC8FS9AO
+
4 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:02:33.15 ID:63ahIgpE0

フィアンマ「…という訳で暫く会えなくなるが、指示は出す」

テッラ「ええ、わかりました」

フィアンマ「定期的な報告は忘れるな」

テッラ「はい、勿論ですねー」

フィアンマ「よし」ウン

テッラ「学園都市に出店ですかー…」

フィアンマ「何か問題でも?」

テッラ「いえ、貴男の身分がバレることはないと思いますよ? ただ、異教の猿ばかりの土地というのが」

フィアンマ「別にお前が住む訳ではあるまい」

テッラ「そうですけどねー。まぁ、お気を付けて」

フィアンマ「言われるまでもないな」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:02:34.19 ID:8GC8FS9AO
+
6 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:03:00.78 ID:63ahIgpE0

―――学園都市  第一六学区


フィアンマ「よし、店が出来た」

店舗『』デデーン

フィアンマ「…問題は何をやるか、だな」ウーン

フィアンマ(熱血キャラを活かせる職場…はっ)

フィアンマ「なるほど、なるほど。…人生相談所か」ウンウン

ガチャッ

バタン

フィアンマ「大概の家具は揃えてあるな。…後は仕事を始めるだけだが…」ウーン

フィアンマ(…助手が必要じゃないか?)

フィアンマ「失敗してもいいんだぞ。失敗すれば、どこが悪かったのかわかる。失敗を恐れて何も行動しなくなるのが、一番良くない」

フィアンマ「ん、バイトを募集するか」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:03:01.94 ID:8GC8FS9AO
+
8 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:03:22.79 ID:63ahIgpE0


通帳<ピラッ


上嬢「うはぁ、今月も財政難だ…うう、おのれ入院費…」グスッ

上嬢「うーん、うーん…」

家計簿<ボクトニラメッコシテ、ビンボウヲカイショウシヨウヨ!

上嬢「………ダメだ、赤字だ…」

上嬢「モヤシ料理とわかめスープオンリーにしても赤字だ…」

上嬢「…そもそもそんな食生活してたら死んじゃうしな」ウーン





上嬢「! そうだ、バイトしよう!」

上嬢「善は急げというし…バイトと言ったら商業区画だよな」

上嬢「アルバイト代が高そうなところにしよう…」

上嬢(不幸で何かぶっ壊して弁償になりませんようにっ)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:03:23.83 ID:8GC8FS9AO
+
10 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:03:43.18 ID:63ahIgpE0

―――学園都市  第一六学区


上嬢(結構どの店も募集は終わっちゃってるなー…人手足りてるのか)テクテク

店員「いらっしゃいませー! 新発売のドナープでーす!」

上嬢(クレープにドーナツにチョコソース…か)ソワソワ

上嬢(い、いや、いかんいかん。そんなものを買う経済的余裕なんてウチには無い)ブンブン

上嬢(うーん、どこか張り紙……)キョロキョロ

上嬢(お)ピラリ

上嬢「ふむふむ、なになに…? 『心もお財布も、一緒にアツアツにできるアルバイト!』」

上嬢(うーん…と。…カウンセラーさんのお手伝い、って感じか?)フム

上嬢(あれ、履歴書要らない…あ、面接だけなのか)

上嬢「住所住所ー…と」テクテク

店舗『』デデーン

上嬢(うわ目立つ…でも看板に何も書いてないな。迷ってるのかな?)

上嬢「すみませーん」ガチャッ

フィアンマ「一番になる、って言っただろ?
『神の如き者(ミカエル)』のように、天界一になるって言っただろ!
お前昔を思い出せよ!!
今日からお前は!!!! 『神の如き者』だ!!!!!」

上嬢「!?」

フィアンマ「ん?」チラッ

上嬢「…あの、求人見て来たんです、けど」

フィアンマ「そうか、そこに座れ」

上嬢「あ、はいっ」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:03:44.36 ID:8GC8FS9AO
+
12 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:04:16.53 ID:63ahIgpE0

上嬢(バイトの面接なんて緊張するな…セーラー服の襟、曲がってないよ、な?)

フィアンマ「お名前は」

上嬢「上条当麻です」

フィアンマ「上条当麻…」カリカリ

上嬢「何か女の子に男の名前つけると長生きする…健康に育つ? っていう理由でこうなったみたいです」

フィアンマ「なるほど」

上嬢「……」ドキドキ

フィアンマ「在籍している学校は」

上嬢「とある高校です」

フィアンマ「趣味をどうぞ」

上嬢「ど、読書…と…ゲームセンターで遊ぶことです」

上嬢(う、うわああテンパった…!!)

フィアンマ「ふむ…」カリカリ

上嬢「……」ドキドキ

フィアンマ「特技をどうぞ」

上嬢「料理、だと思います、一人暮らし歴が長いので」

フィアンマ「料理」カリカリ

上嬢「……」

フィアンマ「それでは最後に自己アピールをどうぞ」

上嬢(じっ、自己アピール!? …う…ううーん…)

上嬢「わ、私の右手には『幻想殺し』という力…のようなものがありまして」

フィアンマ「」ガタッ

上嬢「!?」ビクッ

フィアンマ「…続けてどうぞ」ウン
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:04:17.90 ID:8GC8FS9AO
+
14 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:04:35.75 ID:63ahIgpE0

上嬢「右手首から先限定ですが」

フィアンマ「……」

上嬢「ありとあらゆる異能の力を消し去る力があります」

フィアンマ「なるほど」

上嬢「ただ、幸運もかき消してしまうので、不運…不幸体質が短所です」

フィアンマ「…ふむ」カリカリ

上嬢「……」

フィアンマ「採用」

上嬢「えっ?」

フィアンマ「だから、採用だ」

上嬢「…ほ、本当に良いんですか?!」

フィアンマ「いつから来られる?」

上嬢「学校と補習受けてる時以外はいつでも来られます」

フィアンマ「なら、予定が立ったら連絡する。携帯電話番号を教えてくれ」

上嬢「は、はいっ」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:04:37.62 ID:8GC8FS9AO
+
16 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/20(水) 23:05:16.52 ID:63ahIgpE0

―――数日後


上嬢「よろしくお願いします」ペコー

フィアンマ「こちらこそよろしく頼む。…という訳でだな」

上嬢「?」キョトン

フィアンマ「店の名前を決めようと思う」

上嬢「考えて無かったんですね…」

フィアンマ「いや、考え無かった訳ではないのだがね」

上嬢「…?」

フィアンマ「…こう、……厨二臭くなってしまってな」

上嬢「…あぁ…」ウン

フィアンマ「という訳で、お前に無茶ぶりをする」

上嬢「!? わ、私には無理で、」

フィアンマ「…今、何て思った?」

上嬢「? …無理で、す」

フィアンマ「諦めんなよ!!」クワッ

上嬢「」ビクウッ

フィアンマ「諦めんなよ… 諦めんなよ、お前!!
どうしてそこでやめるんだ!? そこで!!
もう少し頑張ってみてみろよ!
ダメダメダメダメ諦めたら。
周りのこと思えよ! 応援してる人たちのこと思ってみろって!!
あともうちょっとのところなんだから。
俺様だってこの暖房器具忘れたさっむいところ、看板アイデアがトゥルルって頑張ってんだよ!
ずっとやってみろ! 必ず世界を救済できる!
だからこそNever Give Up!!」

上嬢「何でそこで救済!? 暖房器具忘れたのただの手落ちじゃないですか!!」

フィアンマ「良いツッコミだ。しかし考えろ。諦めるな」

上嬢「う、うーん…『>>18』」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/02/20(水) 23:10:27.62 ID:+ksLEBHt0
無駄に熱いな、こいつ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:15:05.14 ID:r78QCRfSO
『熱心』

てか今の言葉あなたにそのままバットで打ち返してもいいですか

19 : ◆2/3UkhVg4u1D [sage]:2013/02/20(水) 23:16:38.33 ID:8GC8FS9AO

今日は寝るので更新は明日から…すみません
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/20(水) 23:20:28.11 ID:r78QCRfSO
21 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 15:09:35.64 ID:GZI0OpkA0


上嬢「う、うーん…『熱心』」

フィアンマ「『熱心か』」ウン

上嬢「…てか、今の言葉あなたにそのままバットで打ち返してもいいですか」

フィアンマ「ん?」

上嬢「応援してる人たちのこと思ってみろ、とか!」

フィアンマ「…俺様を応援している人間など、一人も居ないんだぞ」フフ

上嬢「」

フィアンマ「……」グスッ

上嬢「…ご、…ゴメンナサイ」

フィアンマ「いや、わかってくれれば良い。少し待て」


キュッキュ

カリカリ

ゴソゴソ


\『万事相談所―――熱心』/


フィアンマ「出来たな」フー

上嬢「相談料金ってどうするんですか?」

フィアンマ「一時間千円だな」

上嬢「良心的な値段ですね」

フィアンマ「元元赤字にならなければ何でも良いんだ」

上嬢「…なるほど?」

上嬢(趣味経営ってヤツ、かな?)
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 15:09:36.71 ID:NpVF6OaAO
+
23 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 15:09:57.63 ID:GZI0OpkA0

フィアンマ「店名、相談料金も決まった事だし」

上嬢「はい」

フィアンマ「暖房器具を買いに行く」

上嬢「…寒いですもんね」

フィアンマ「正直に言って寒い」ウン



―――大型電気店


フィアンマ「電化製品はあまり詳しく無いんだ。お前に任せる」

上嬢「私も詳しいのか詳しく無いのか…うーん」ウロウロ

フィアンマ「………」

上嬢「洗濯機に目を惹かれて立ち止まらないでくだっ、さい!」グイグイ

フィアンマ「…すごい洗濯機だったのだが」

上嬢「既にあるものを買わないでください」

フィアンマ「そうだな」

上嬢「あ、これなんかどうでしょう」


冷暖房器具『』


フィアンマ「冷房を買う必要が無いな。これにするか」

上嬢「はーい、すいませーん」

店員「はいー」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 15:09:58.67 ID:NpVF6OaAO
+
25 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 15:10:16.18 ID:GZI0OpkA0


―――『熱心』


上嬢「暖かくなりましたね」ヌクヌク

フィアンマ「一歩外に出るとこれは温暖差で死に至るな」

上嬢「その『おのれ科学者』みたいな顔やめてください」

フィアンマ「……ああ、日給・時給・月給・週給、どれが良い?」

上嬢(始まったばっかだし潰れる事は無さそうだな…趣味経営っぽいし)

上嬢(一番確実なのは日給なんだろうけど、額が少ないしなー)ウーン

フィアンマ「……」ウーン

上嬢「じゃあ週給且つ時給制でお願いします」

フィアンマ「分かった」

上嬢「……相談者、来ませんね」

フィアンマ「そうだn「開いてますか?」来たぞ」




本日の相談者

>>26-28(禁書キャラ名。悩み内容も添えてください)
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 15:24:37.70 ID:5Ykv615P0
テッラ

良い小麦粉に巡り会えない
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 15:25:58.29 ID:5Ykv615P0
ローラ

ちゃんとした日本語しゃべりたい
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 15:26:39.42 ID:5Ykv615P0
一方さん

身体鍛えたいけど良い方法がわからない
29 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:12:16.67 ID:aEv5uFYy0
《ここには書き上がり次第投下しに来ます》



テッラ「どうも」

フィアンマ「…おや?」

上嬢「お知り合いですか?」

フィアンマ「そんなようなものかな。どうぞ」

テッラ「どうもですねー」ストン

フィアンマ「悩みか」

テッラ「良い小麦粉に巡り会えない悩みがありましてねー」

フィアンマ「なるほど」

テッラ「職業上、手触りの良い小麦粉が欲しいのですが」

フィアンマ「ふむ」

上嬢(パン屋さんなのかな…?)

テッラ「どうしたものですかねー…」

フィアンマ「……」ウーン

上嬢「……」

フィアンマ「人は完璧を求める。しかし、完璧だと思った時から全てがやり直しになる」

テッラ「?」

フィアンマ「お前の求める良い小麦粉など、そもそも無いんだよ」

テッラ「…、」

フィアンマ「だから、俺様はお前にアドバイスする。畑を買え」

テッラ「畑、ですか?」

フィアンマ「土地を買い、畑で小麦を育てろ。自分で育て上げた小麦なら、どれだけ不作でも良い小麦粉になる、そうだろう?」

テッラ「なるほど」ウンウン

上嬢(微妙な説得力…)

テッラ「では、そうしてみます。ありがとうございます」っ千円

フィアンマ「ん」

上嬢「ありがとうございました」ウケトリ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:12:23.83 ID:NpVF6OaAO
+
31 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:12:45.91 ID:aEv5uFYy0

上嬢「ええっと、千円はここにしまえば良いですか?」

フィアンマ「あぁ」

上嬢「よいしょと」チャリーン ガサゴソ

フィアンマ「……」グデーン

上嬢「…さっきのやる気はどこへ…」

フィアンマ「そうそう、俺様の名前は…」

上嬢「はい、お名前は…?」

フィアンマ「…松岡フィアンマだ」ウン

上嬢(…ハーフ?)ウン

フィアンマ「気軽にフィアンマ様で良いぞ」

上嬢「全っ然気軽じゃない!?」

フィアンマ「お前はツッコミ向きだな」

上嬢「褒めてるんですか、それ…?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:12:46.91 ID:NpVF6OaAO
+
33 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:13:03.22 ID:aEv5uFYy0

フィアンマ「暇だな」

上嬢「そうですねー…」

フィアンマ「やはりおやつを買うべきだったか…」

上嬢「落ち込むのはそこじゃないと思うんですけど」

フィアンマ「相談者が来ないものか…」

上嬢「ビラとか撒いてみる、とかどうでしょう。宣伝って大事らしいですし」

フィアンマ「宣伝か…」ウーン

上嬢「………」

フィアンマ「お前が一人で配ることになるが…」

上嬢「………」ズーン

フィアンマ「やめるか」ウン


ドア<ガチャッ


ローラ「失礼したるのよ」

フィアンマ「む」ガバッ

上嬢(おお、相談者さんだ)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:13:04.29 ID:NpVF6OaAO
+
35 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:13:23.53 ID:aEv5uFYy0

フィアンマ「ではお悩みをどうぞ」コクリ

ローラ「んー…その、」モゴモゴ

フィアンマ「?」

フィアンマ(よく見るとコイツは…イギリス清教の最大主教か)

上嬢(やっぱ変な日本語が悩みなんだろうか)

ローラ「きちんとした日本語を話したりたいのよ」

フィアンマ「なるほど」

上嬢(やっぱり)

ローラ「身近な人物に習いたりてから、長年馬鹿にされけるの…」ズーン

フィアンマ「そうか…日本語学校へ通う事をおすすめする」

ローラ「に、…日本語学校…」ズーン

ローラ(誰にもバレずに、というのは無理しことね。これでは崖っぷち…)

フィアンマ「…今、何て思ってる?」

ローラ「…う」シュン

フィアンマ「崖っぷちだと思っているあなた
諦めようとしてるんじゃないですか?
無理だと思ってるんじゃないですか?
何言ってんだよ!
その崖っぷちが、最高のチャンスなんだぜ!?
自分の全ての力を、出し切れるんだから!
崖っぷち! ありがとう!! 最高だぁ!
熱くなれよぉぉ!!」

ローラ「あ、熱く?」

フィアンマ「情熱全面にプッシュして、起き上がらなきゃ!!」

ローラ「お、起き上がる…!」

上嬢(お、元気になってきた)

ローラ「そ、そうね! 崖っぷちこそ努力したる時なのよ!」っ千円

上嬢「ど、どうも」ウケトリ

フィアンマ「頑張れ頑張れできるできる諦めるな気持ちの問題だ頑張ってこい!」

ローラ「!!」コクリ ダッ


ドア<バタンッ


上嬢「…ありがとうございましたー」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:13:24.95 ID:NpVF6OaAO
+
37 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:13:38.24 ID:aEv5uFYy0

上嬢「何か個性的な人でしたね」

フィアンマ「人は皆個性があるものだ」シミジミ

上嬢「…あれ? もしかして熱血って素じゃな…い?」

フィアンマ「キャラだよ」ウン

上嬢「……」

フィアンマ「……」グー

上嬢「…お昼買ってきましょうか?」

フィアンマ「適当に買ってきてくれ。お前の分も買って良い。領収書をもらってこい」っ五千円

上嬢「はーい、いってきまーす」ウケトリ


ドア<バタン


ドア<ガチャリ


上嬢「戻りましたー」っお弁当袋と三千六百六十円

フィアンマ「ご苦労」ウケトリ

上嬢「領収書はここに処理しておきますね」イソイソ

フィアンマ「あぁ、頼む」コクリ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:13:39.45 ID:NpVF6OaAO
+
39 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:13:53.64 ID:aEv5uFYy0

上嬢「うぅ、まともなご飯だ…」モグモグ

フィアンマ「ロクな食生活をしていなかったのか?」

上嬢「貧乏学生なもので」

フィアンマ「無能力者では仕方のないことか」

上嬢「はぁ……」シュン

フィアンマ「だからバイトをしようという事になったのか」

上嬢「そうですね。まともなご飯食べたいと思いまして」コクリ

フィアンマ「節制をした生活をしているのか?」

上嬢「してますよ! …ただ、不幸にも入院したりが多くて……」

フィアンマ「右手のせいか」モグ

上嬢「多分そうだと思います」モグモグ

フィアンマ「まぁ、ここにいる間は怪我をしないと思うぞ」

上嬢「? 何でですか?」

フィアンマ「俺様の右手が幸運の右手だからな」ウン

上嬢(羨ましい……)モグモグ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:13:55.07 ID:NpVF6OaAO
+
41 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:14:08.25 ID:aEv5uFYy0

フィアンマ「良い昼食だった」グデー

上嬢「食休みにしてもだらけすぎなんじゃ…」

フィアンマ「……」ムクリ

上嬢「……」

フィアンマ「……」ウーン

上嬢「相談者、来ませんかね…」うーん

フィアンマ「今日はもう来ないやもしれんn「開いてンのか、此処」来たぞ」

上嬢「いつもフィアンマさんが喋ってる時に来ますよね」

フィアンマ「偶々だろう。…そう思わないとやってられん」

上嬢「……」シンミリ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:14:09.43 ID:NpVF6OaAO
+
43 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:14:44.41 ID:aEv5uFYy0

フィアンマ「どうぞおかけください」

一方「どォも」ヨイショ

フィアンマ「悩みをどうぞ」ウン

一方「…身体を鍛えたいンだが、良い方法が浮かばねェンだ」

上嬢(ほ、細い…羨ましい……)ギリィ

フィアンマ「ふむ、肉体の鍛錬か…」ガサゴソ

一方「?」キョト

フィアンマ「んー」ガサガサ

一方「…俺は本気なンだ。身体を鍛えてェ。ムキムキじゃなくても、せめてムキムキのム位にはなりてェンだよ」

フィアンマ「ふむ。…本気になりたいんだな?
そうか。俺様は本気だよ。
何故なら、本気になればすべてが変わってくんだから。
俺様が本気になりたい時にじつは使ってます…。
論理的なこと方法論が全て書いてあるんです。
お陰さまで増刷一億版ということで、
より自分も本気になる。よし70の福音参考にするぞ。
本! 気!」グッ っ福音書

一方「…これは何だ」ウケトリ

フィアンマ「身体を鍛えるにはまず心から。これを読んで是非鍛えて欲しい」ウン

一方「よく心身鍛錬って言うしな…ン、どォも」っ千円


ドア<バタン


上嬢「ありがとうございましたー」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:14:45.44 ID:NpVF6OaAO
+
45 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:15:00.14 ID:aEv5uFYy0

上嬢「…さっきの聖書でしたよね?」

フィアンマ「聖書は良いぞ」

上嬢「えー…」

フィアンマ「精神を鍛える為に宗教はあるんだ」

フィアンマ(宗教防壁という意味で間違ってはいないはずだが)

上嬢(…納得いかない…)

フィアンマ「気付けば陽が落ちているな。店仕舞いだ、帰って良いぞ」

上嬢「はーい、失礼しまーす」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:15:01.14 ID:NpVF6OaAO
+
47 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/21(木) 18:15:27.97 ID:aEv5uFYy0

―――翌日


上嬢(そういえばいつ出勤とかシフト表みたいなのもらってないなあ…暇だから良いんだけど)

上嬢「おはようございまーす」ガラッ

フィアンマ「」バタリ

上嬢「」

上嬢「し、死んでる…!!」

フィアンマ「…」ムクリ

上嬢「」ビクッ

フィアンマ「うっかり食事を摂るのを忘れていてな」

上嬢「一食抜いただけで倒れるって大丈夫なんですか…?」

フィアンマ「大丈夫ではないな」ヨイショ

上嬢「お弁当作ってきたんですけど、召し上がられます?」

フィアンマ「弁当か」コク

上嬢「どうぞ」っ弁当箱

フィアンマ「…一般的な日本食だな」ストン モグモグ

上嬢「そういえばお休みっていつなんですか? 定休日というか」

フィアンマ「>>49
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:18:03.83 ID:TKQ7xu1SO
俺様が疲れたり休みたいなーって思ったら休業日でーすグダー
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/21(木) 18:19:49.50 ID:5Ykv615P0
>>48

ってわけでー今日休みで〜す
パフェ食べに行こうぜ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 18:45:31.66 ID:Sp5R1qe20
またお前かwwwwwwwwww
51 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/22(金) 22:21:34.69 ID:UPGtyT6Y0
>>1です(食い気味)》



フィアンマ「俺様が疲れたり休みたいなーって思ったら休業日でーす」グダー

上嬢(何てやる気の無さなんだ…)

フィアンマ「…」グダグダ

上嬢「…フィアンマさーん?」

フィアンマ「む。ってわけでー、今日休みで〜す」ヨイショ

上嬢「えええ!?」

フィアンマ「パフェ食べに行こうぜ」ウン

上嬢「その微妙なドヤ顔は何なんでせう。…いやいいですけど」

フィアンマ「近くにファミレスがあった覚えがあるのだが」

上嬢「間違ってないですね。行きますか」コクリ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:21:38.73 ID:Qs+cBAfAO
+
53 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/22(金) 22:21:52.70 ID:UPGtyT6Y0

―――ファミレス


上嬢(どれにしようかなー)

フィアンマ「好きな物を頼めば良い。金なら出す」

上嬢「え、良いんですか?」

フィアンマ「給料の現物支給だ。とはいえ、差し引いたりはしないが」

上嬢「気前が良い…やっぱり趣味経営ですか」

フィアンマ「そうだな」コクリ

上嬢「どうして人生相談所を?」

フィアンマ「人を救おうと思ったんだ」

上嬢「人を…」

フィアンマ「困っている人間の話を聞いてアドバイスをする。そもそも、俺様はそういう仕事をすべきだった」

上嬢「?」

フィアンマ「だが、本業の方はもはや『相談役』とは呼べない」

上嬢「何かのアドバイザーのお仕事ですか?」

フィアンマ「そんなようなものかな」

店員「お待たせしましたー、ティラミスパフェです」トン トン
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:21:54.13 ID:Qs+cBAfAO
+
55 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/22(金) 22:22:12.74 ID:UPGtyT6Y0

上嬢「んーっ、幸せだー」モグモグ

フィアンマ「甘いものが好きなのか」

上嬢「女の子は大体好きだと思いますけど…」モグモグ

フィアンマ「…周囲にあまり女が居なかったものでな」モグモグ

上嬢「そうなんですか?」

フィアンマ「一人居るが、正直に言って女とは認めたくない」



ヴェント「っくしょい! …風邪かしら?」



上嬢「……ガサツ、とか…?」

フィアンマ「…そういう域は既に越えているな」

上嬢「ま、まあ、でも、ガサツな女だっていますよ。私もそうですし」

フィアンマ「弁当、美味だったぞ」

上嬢「そ、そうですか? 良かった」ヘヘー
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:22:13.83 ID:Qs+cBAfAO
+
57 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/22(金) 22:22:29.65 ID:UPGtyT6Y0

上嬢「ごちそうさまでした」

フィアンマ「ああ」

上嬢「あ、今日お休みなんですよね」

フィアンマ「ん。掃除を頼む」

上嬢「はーい」ヨイショ


パタパタ

キュッキュ 

ウイイイイイン


上嬢「ふー」スッキリ

フィアンマ「手際が良いな」

上嬢「上条さんの得意科目は家庭科ですのことよ…後どこか掃除します?」

フィアンマ「いや、問題ない」グデー

上嬢(時給制なのに帰れって言わないんだな…嬉しいような不思議なような)

フィアンマ「猫を飼いたい」ウン

上嬢「猫好きなんですか?」

フィアンマ「犬も好きだが」

上嬢「かわいいですよね、動物って」キラキラ

フィアンマ「飼うか」

上嬢「えええ即決!?」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:22:30.88 ID:Qs+cBAfAO
+
59 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/22(金) 22:22:57.29 ID:UPGtyT6Y0

上嬢「で、その猫どうしたんですか」

フィアンマ「レンタルショップから借りたんだ」

上嬢「ああ、ペットセラピー用の…」

猫「にゃーん」

上嬢(か、かわいい…)キュン

上嬢「名前とかあるんですか?」

フィアンマ「…『うさぎ』だったか」

上嬢「…猫なのに?」

フィアンマ「猫だが、名前は兎らしい」

上嬢「ふむふむ。…うさぎちゃーん」

猫「みゃー」

上嬢「おお」




本日の相談者

>>60-64(禁書キャラ名。悩み内容も添えてください)
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:26:28.39 ID:yYe380kY0
土御門 義妹と結婚したい
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:26:58.92 ID:yYe380kY0
佐天 友達(初春)の事が本気で好きになってしまった
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:27:24.44 ID:yYe380kY0
初春 友達(佐天)の事が本気で好きになってしまった
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:28:11.30 ID:yYe380kY0
淡希 ショタを犯したい
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/22(金) 22:32:18.38 ID:T8aXkqISO
木山、男日照りをなんとかしたい
65 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:38:03.49 ID:aNbd8BVh0

フィアンマ「…やはり暇だな。開けるか」ウン

上嬢「アバウトな……」

フィアンマ「ん」ガラリ

上嬢「……」

フィアンマ「……」

上嬢(来るかな)

フィアンマ(来ないものか?)


ドア<ガチャッ


土御門「邪魔するぜーい…って、カミやん?」

上嬢「おお、土御門」

フィアンマ「知り合いか?」

上嬢「友達です」

フィアンマ「ふむ。席を外せ」

上嬢「え、」

フィアンマ「今後の日常生活に支障が出るかもしれんだろう」

上嬢「…はーい」


ドア<パタン
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:38:04.69 ID:AnCE8QsAO
+
67 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:38:21.45 ID:aNbd8BVh0

土御門「配慮感謝するぜい。という訳で」

フィアンマ「お悩みをどうぞ」

土御門「実は、……義妹と結婚したいんだ」

フィアンマ(急に真面目な口調になったな)

土御門「真剣に悩んでいるんだが…」

フィアンマ「…まず、告白はしたのか?」

土御門「勿論。受け入れても貰った」

フィアンマ「結婚か。…ふむ。親の許可は」

土御門「保護者と連絡が取れなくてな。まあ、その内」

フィアンマ「なるほど、なるほど」ウンウン

土御門「……」ハァ

フィアンマ「義妹なら、戸籍を抜けば良い。別の家を捜して引き取って貰い、他人となった上で結婚すれば良いだろう」

土御門「その手があったか。……俺はともかく、義妹が後ろ指差されないか心配で、」

フィアンマ「他者の評価なんか、些末なことに過ぎん。大事なことは本気だったかどうかだ!」キリッ

土御門「…!」

フィアンマ「それに、…心配なら、お前が守ってやれ。愛しているのなら、守りきれる筈だ」ウン

土御門「…そう、…そう、だな。踏ん切りをつける!」コクリ っ千円

フィアンマ「諦めずに頑張れ」

土御門「ああ」キリッ


ドア<パタンッ

ドア<ガチャッ


上嬢「あ、終わりました?」

フィアンマ「ああ」っ千円

上嬢「はいはーい」チャリン
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:38:22.46 ID:AnCE8QsAO
+
69 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:38:36.45 ID:aNbd8BVh0

上嬢(土御門、悩み解決したらいいな)

猫「みゃーん」

上嬢「煮干ですよー」っにぼし

猫「にゃー」カリカリ

上嬢(かわいいなあ…)

フィアンマ「……」ウトウト

上嬢「…寝ちゃダメですよ?」

フィアンマ「横領などせんだろう?」

上嬢「しませんけど…」

フィアンマ「……」ウツラウツラ

猫「みー」ノシッ

フィアンマ「やめろ、のしかかるな…」ウグ

上嬢「……」ホノボノ


ドア<スイマセーン、アイテマスカー


上嬢「あっ、どうぞー」

フィアンマ「」ガバッ

猫「ふみゃっ」ズルル
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:38:37.42 ID:AnCE8QsAO
+
71 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:38:52.49 ID:aNbd8BVh0

佐天「ど、どうもー」ペコッ

フィアンマ「おかけください」ヨシヨシ

猫「みー」ナゴナゴ

佐天「可愛い猫ちゃんですね! …っと、その、悩みなんです、けど」モゴモゴ

フィアンマ「ああ、好きなタイミングで話してくれて良い」

佐天「…仲の良い友達、…同性の友達が、居まして」

上嬢「お仕事の邪魔しちゃだめだぞ」ヒソヒソ ヒョイ

猫「みゃぁ」スリスリ

佐天「優しくて、可愛くて、真っ直ぐで。私の冗談にも、付き合ってくれて。とても、…純粋で」

フィアンマ「ふむ」

佐天「…いつしか、私は彼女が好きになっていました」

フィアンマ「恋愛的な意味で、か」

佐天「…はい」

フィアンマ「…」

佐天「でも、迷惑だって、…怖いとか、気持ち悪いって、思われたく、なくて」

フィアンマ「告白するのが怖い、と」

佐天「…諦めた方が、良いですよね」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:38:53.64 ID:AnCE8QsAO
+
73 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:39:06.48 ID:aNbd8BVh0

フィアンマ「……」

佐天「…」

フィアンマ「…迷っているんだな」

佐天「…」コクン

フィアンマ「迷ったときは必ず、ツライ道とラクな道がある。
人はどうしてもラクな道を選びたくなるものだ。
そして一度ラクな道を通った人間は、『俺様のように』次もラクな道を選んでしまうことが多い。
無力感に襲われて現実逃避したくなることは誰にでもある。
そのとき、『本当にこれで良いのか?』という自分の声に耳を傾けて欲しい」

佐天(初春と、友達のまま、…ずっと、この想いを我慢する…)

佐天(それとも、勇気を振り絞って告白して、どうにかわかってもらう…)

佐天(絶対後者の方が難しいし、辛いけど、…このままじゃ、良くないよね)

フィアンマ「……」

佐天「答えが出ました。私、頑張ってみます」っ二千円」

フィアンマ「ああ、努力してみろ。何かしらの答えが見えてくる」コクリ


ドア<パタン


上嬢(恋バナは、わかんないなあ…)
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:39:07.40 ID:AnCE8QsAO
+
75 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:39:19.23 ID:aNbd8BVh0

フィアンマ「……」っにぼし

猫「にゃー」カリカリ

上嬢「あんまりいっぱいあげると太っちゃいますよ?」

フィアンマ「俺様が飼っている訳ではないしな」

上嬢「そんな無責任な…」


ドア<コンコン


上嬢「お、相談者さんですよ」ヒョイ

フィアンマ「ん」チラリ


ドア<ガチャッ


初春「こ、こんにちは…」

フィアンマ「こんにちは。どうぞおかけください」ウン

上嬢(さっきの子と同じ制服だ。同じ学校なんだな)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:39:20.29 ID:AnCE8QsAO
+
77 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:39:34.44 ID:aNbd8BVh0

初春「悩みなんですけど…」

フィアンマ「……」

初春「…仲の良い友達、…同性の友達が、居まして」

フィアンマ「……」ウンウン

初春「告白したいんですけど、勇気が、その、出なくて」

フィアンマ「勇気が出ない、か」ウン

初春「冗談で『大好きですよー』とかは言えるんですけど、…恋愛的な意味で好きだよ、って言って、拒否されるのが、」

フィアンマ「恐ろしい、と」

初春「……はい」

フィアンマ「お前はここに来た時点で、既に答えを出しているんじゃないか?」

初春「え…?」

フィアンマ「好きだ、告白する勇気がない、それでも好きで、どうしようもない」

初春「……」

フィアンマ「なら、答えは簡単だ。告白してみれば良い」

初春「でも、」

フィアンマ「お前の友人は、同性に告白されただけで、絶交するような人間性に恵まれないヤツなのか?」

初春「…っ」ブンブン

フィアンマ「なら、大丈夫だ。頑張れ。案ずるよりも、というだろう」

初春「そう、…そう、ですね。頑張って、みます…!」コクコク っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<パ、タン
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:39:35.54 ID:AnCE8QsAO
+
79 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 16:39:58.50 ID:aNbd8BVh0

上嬢「時に、フィアンマさん」

フィアンマ「ん?」

上嬢「フィアンマさんは好きな方はいらっしゃらないんですか」

フィアンマ「どう思う?」

上嬢「えー…うーん…」

フィアンマ「結婚したいタイプならあるが、生憎結婚出来ない職業をやっているものでな」

上嬢「神父様、とかですか?」

フィアンマ「…」ウーン

上嬢「?」

フィアンマ「そうだな。聖職者だ」ウン

上嬢「なるほど…じゃあ恋とか出来ないですね…」

フィアンマ「恋とは落ちるものであってするものではない、とも聞くがね」

上嬢「あ、それよく言いますよね」ウンウン

上嬢「ところで、結婚したいタイプっていうのは?」

フィアンマ「お前のようなタイプだな」

上嬢「ば、ッ」

フィアンマ「……」グデーン

上嬢「…じょ、…冗談、ですよね?」ドキドキ

フィアンマ「>>81
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 16:55:18.30 ID:3kyEbzuSO
俺様は冗談を言う事はそんなにないぞ



今のは冗談だが
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:00:54.05 ID:bLiOm3RA0
さてどうかなダラーン
82 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:42:34.79 ID:aNbd8BVh0

フィアンマ「さて、どうかな」ダラーン

上嬢「む、…むう」

フィアンマ「家庭的な女を嫌う男は少ないと思うがね」

上嬢「最近は草食男子とか居るみたいですけど」

フィアンマ「美味い肉なら草食でも手を出すだろう」

上嬢「……」ウーン

フィアンマ「それだけ食われる側に魅力が少ない時代ということだ」

上嬢「…なるほど?」

上嬢(釈然としないというか、うやむやにされた…)


ドア<コンコン


フィアンマ「む。どうぞー」

結標「お邪魔するわ」

上嬢(さ、サラシ…!?)
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:42:36.00 ID:AnCE8QsAO
+
84 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:42:53.76 ID:aNbd8BVh0

フィアンマ「おかけになって、お好きなタイミングで悩みをどうぞ」

結標「どうも」ストン ウーン

上嬢(今回はどういうお悩みかな…)

結標「率直に本題を切り出すわね」

フィアンマ「どうぞ」ウン

結標「ショタを犯したい衝動が我慢出来なくて困ってるの」

上嬢「」

フィアンマ「…ショタ、というと」

結標「小さい男の子のことよ」

フィアンマ「なるほど」ウーン

結標「…良くないとは思っているんだけど、ね」

フィアンマ「何歳までがショタに入るんだ」

結標「私の中、の話…よね? なら、九歳までよ」

フィアンマ「九歳か」

結標「二桁の歳になったらもうショタとは呼べないわね」ウン

上嬢(うわああああガチな人だあああ!!!)
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:42:54.77 ID:AnCE8QsAO
+
86 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:43:11.29 ID:aNbd8BVh0

結標「それで、解決案を考えて欲しいのよ。…ダメかしら?」

フィアンマ「ショタを犯したい、という欲望に負けてはいけない」

結標「う……」

フィアンマ「強い心を持つ。
そのためには、強い自制心と趣味。
しっかりした精神と打ち込める状況を作り上げることだよ。
これ見てください。杖。
これ、見てよ  天使の力ですよこれ全部 力強いよね〜
アレイスターが来たり エイワスが来たりしても この杖があれば絶対負けないよね!
そうだよ! この杖のようにお前も強い心を持て! 出来るよ! だから杖作れ!!」

結標「つ、杖?」

フィアンマ「欲望に囚われていてはいけない。ショタを犯したいという色欲から離れろ」

結標「その為に…杖?」

フィアンマ「杖は良いぞ。材料を集め、削る間に精神統一がされる」

結標(…な、なるほど?)

フィアンマ「満足のいく杖が出来上がる頃、お前はもう今の悩みから解放されているだろう」ウン

結標「杖作り…趣味、か。ふふ、目を向けたこともなかった。ありがとう」っ千円

上嬢「ありがとうございました」ウケトリ チャリーン


ドア<パタンッ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:43:12.38 ID:AnCE8QsAO
+
88 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:43:27.99 ID:aNbd8BVh0

上嬢「…っていうかその杖何ですか。どこから出したんですか」

フィアンマ「懐から」

上嬢「そんなに長くて太いものを?!」

フィアンマ「昼間から何を言っているんだお前は」

上嬢「昼間から何を考えてるんですかあなたは」

フィアンマ「伸縮自在だぞ」

上嬢「へえ、それはすご…あっ」ソゲブー

フィアンマ「」

杖(だったもの)『』チーン

上嬢「え、えっ、えっ」アワアワ

フィアンマ「」

上嬢「…あ、あの…フィアンマさん?」

フィアンマ「………俺様は貝になりたい」

上嬢「ご、ごめんなさ、え、えっと弁償しま、す、から」

フィアンマ「いや、いいんだ。お前に幻想殺しがあることをわかっていて、俺様は…ああ…」ズーン

猫「ふみゃーん」ペロペロ

フィアンマ「……」ヨシヨシ グスッ

上嬢(う…ざ、罪悪感が…)
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:43:29.23 ID:AnCE8QsAO
+
90 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:43:42.23 ID:aNbd8BVh0

上嬢(どうしよう、もう二時間も経ったけど一向に元気出してくれない…)

フィアンマ「……」ズーン


ドア<コンコン


上嬢「あっ、どうぞー!」


ドア<ガチャリ


木山「失礼するよ。今、いいかな?」

上嬢「どうぞどうぞ」

木山「では相談を…おや? 所長はこっちじゃ、」

上嬢「今さっき色々とありまして、放っておいてあげてくださ…お悩みをどうぞ」

木山「ふむ、では君に相談を。…男日照りに困っていてね」

上嬢「男日照り…というと、モテない、とか?」

木山「そうなる」ウン
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:43:44.44 ID:AnCE8QsAO
+
92 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:43:57.70 ID:aNbd8BVh0

上嬢「モテる…うーん。何か悪癖みたいなのってありますか?」

木山「いや、特に無い筈…ああ、それにしても今日は暑い」ヌギヌギ

上嬢「!? ぬ、脱がないでください!」

木山「いやしかし暑くて、」

上嬢「脱ぐならそのシャツ一枚まででお願いします…! …つまりそれが悪癖か」ウーン

上嬢「どうしましょう」ヒソヒソ

フィアンマ「」

上嬢(返事がない、ただの屍のようだ…)

木山「困ったものだ」

上嬢「うーん。…身近に男性の方は」

木山「いる事には居るが…」

上嬢「じゃあ、まずその人を遊びに誘いましょう。遊園地とか」

木山「遊びに?」

上嬢「吊り橋効果っていって、一緒にお化け屋敷に入ったり、怖い目に遭うと、そのドキドキを脳が勘違いして」

木山「恋愛のときめきと錯覚する、というあれか」

上嬢「はい。それをやってみてはいかがでしょう」

木山「ふむ…うん、悪くない」

上嬢「後は美味しいご飯を食べに行くと、美味しいもの効果で相手が魅力的に見えるそうですよ」

木山「なるほど。…ありがとう」ウン っ千円

上嬢「ありがとうございました」ウケトリ チャリーン


ドア<パタン
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:43:58.67 ID:AnCE8QsAO
+
94 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:44:10.56 ID:aNbd8BVh0

上嬢「…あのー」

フィアンマ「…、…ああ、もうこんな時間か。帰っても良いぞ」

上嬢「じゃあ失礼します…その、杖」

フィアンマ「気にするな」

上嬢「でも、」

フィアンマ「どうしても気にかかるのなら、次に来る時にまた弁当を持ってきてくれ」

上嬢「はい」

フィアンマ「これがシフト表で、これがひとまず二日分の給料だ」っ紙と封筒

上嬢「! ありがとうございます」

上嬢(いつの間に?)

フィアンマ(働く必要はない。振れば仕事が済むのだから、経理作業は必要無い)

上嬢「じゃあ失礼します」

フィアンマ「ご苦労」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:44:13.09 ID:AnCE8QsAO
+
96 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 17:44:33.77 ID:aNbd8BVh0

上嬢(結構お給料多かったな…色付けてくれたのかな? どう見ても赤字っぽかったけど)

上嬢「おはようございまーす」ガチャ

フィアンマ「おはよう」グデーン

上嬢「あの後相談者って来ました?」

フィアンマ「この三日間か? 来たぞ」

上嬢(良かった…って、何で私が真面目に心配してるんだ)

上嬢「あ、お弁当どうぞ」っ弁当箱

フィアンマ「以前頼んでいたな、そういえば」モグモグ

上嬢(食べるの早…お腹空いてたのかな?)

上嬢「あ、猫は返したんですね」

フィアンマ「お前が帰った後にな。思いつきで借りたものだし」っ弁当箱(空)

上嬢「なるほど。どうも」ウケトリ




本日の相談者

>>97-101(禁書キャラ名。悩み内容も添えてください)
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:48:21.89 ID:bLiOm3RA0
佐天初春 相談ってゆうかお礼
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:53:13.31 ID:bLiOm3RA0
黒子 お姉様に振り向いてもらいたい(恋愛的な意味で)
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:55:37.02 ID:bLiOm3RA0
麦野 実年齢より老けて見られるのをなんとかしたい
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:56:30.53 ID:bLiOm3RA0
フレンダ 
最近身体が真っ二つになる夢を見る
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 17:57:55.50 ID:kz4fkpFb0
美琴 同じ部屋にいる後輩の事が気になって(恋愛的な意味で)
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 18:12:19.68 ID:3kyEbzuSO
流石に連投自重しとけよー
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 18:39:30.92 ID:JtiWTKkIO
いやいや、30分くらいレスないならともかくこの連投はさすがにダメだろ
再安価求む
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 18:44:22.41 ID:tAuJq11G0
今再安価したら>>1大変だろ

105 : ◆2/3UkhVg4u1D [sage]:2013/02/23(土) 19:11:18.52 ID:AnCE8QsAO
今再安価すると大変なので…すみません
レス無いよりは嬉しいのですが、連投など、安価取得は良識の範囲で…!
106 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:40:43.90 ID:H8wJLnWU0

フィアンマ「さて、店を開けるか」

上嬢「そうですね。あ、鍵開けます」ガチャリ

フィアンマ「……」グデーン

上嬢「きませんねー」グダー


ドア<コンコン


上嬢「!」ガバッ

フィアンマ「どうぞ」ヨッコイショ


ドア<ガチャリ


佐天「どうもー」

初春「ど、どうも…」

上嬢(何だ、両思いだったのか)

フィアンマ「? 悩み相談か」

佐天「いえいえ、お礼しに来たんです」

初春「これどうぞ」っ二千円とケーキの箱

フィアンマ「…わざわざすまないな。礼を言う」

上嬢「…」ウケトリ

佐天「お礼を言いたいのは私達の方ですよ。ね? 初春」

初春「お陰様で告白出来ました…佐天さんも同じところに相談しているとは思わなかったんですけど」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:40:45.25 ID:AnCE8QsAO
+
108 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:41:01.74 ID:H8wJLnWU0

佐天「やだなー、初春。…涙子って呼んでよ。ね?」

初春「…る、…涙子」カアッ

上嬢(おお、いちゃついている…)

フィアンマ(…百合、というものか。テッラが見たらキレそうだな)シミジミ

初春「じゃあ佐天さ…涙子も飾利って呼んでください!」

佐天「かざりーん」ギュー

初春「わ、わわっ…あ、う、ええと、お、お邪魔しました!」ダッ

佐天「…本当に、ありがとうございました。待ってよ初春ー」ペコリ ダッ


ドア<バタンッ


上嬢「…何か、忙しかったですね」ガサゴソ

フィアンマ「そうだな」ウン
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:41:03.26 ID:AnCE8QsAO
+
110 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:41:16.59 ID:H8wJLnWU0

上嬢「お金しまってきました。ケーキどうします?」

フィアンマ「食べるか。幾つある?」

上嬢「えーっと…」パカリ


ケーキの箱<モンブラン、ガトーショコラ、チーズケーキ、イチゴショート


上嬢「四つですね」

フィアンマ「二つ好きなものを選べ」

上嬢「え、良いんですか?」

フィアンマ「四つは流石に食い切れん」

上嬢「じゃあ失礼して…モンブランと苺ショートいただいても良いですか?」

フィアンマ「あぁ。皿ならあちらにある。並べろ」

上嬢「はーい」イソイソ



上嬢「うん、よし。完璧です」

フィアンマ「さて、食べるか」ウン

上嬢「いただきまーす!」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:41:17.71 ID:AnCE8QsAO
+
112 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:41:33.27 ID:H8wJLnWU0

上嬢「んん、幸せ…」ホワホワ

フィアンマ「ケーキなど、いつでも食べられるだろう」

上嬢「うぐ…貧乏学生はそういう訳にも…」

フィアンマ「……」

上嬢「その哀れみの視線やめてください」

フィアンマ「毎日食べても飽きてしまうものだよ」

上嬢「え、食べたことあるんですか?」

フィアンマ「諸事情で一ヶ月程な」ウン

上嬢「…一種類?」

フィアンマ「いいや、三種類だ」

上嬢「…でも辛そう」

フィアンマ「辛かったぞ。だが弱音を吐く訳にもいかんからな」

上嬢「かっこいいような…?」ウーン

フィアンマ「チーズタルトが一番美味い」

上嬢「私はプリン派ですね」

フィアンマ「安価だからか」

上嬢「違いますよ!」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:41:34.41 ID:AnCE8QsAO
+
114 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:41:49.53 ID:H8wJLnWU0

上嬢「お片づけ終わりましたー」フー

フィアンマ「ご苦労。適当に休め」


ドア<コンコン


上嬢「どうぞー」

黒子「失礼しますの」

上嬢(常盤台の制服だっけ、あれ。お嬢様かぁ…)

フィアンマ「おかけください」

黒子「…」ストン

フィアンマ「お好きなタイミングで悩みをどうぞ」

黒子「…私の敬愛するお姉様に、近頃恋愛的好意を抱いてしまいまして」

フィアンマ「ふむ」

黒子「お姉様にも是非恋愛感情を抱いていただきたいんですの」

フィアンマ「なるほど…」ウーン

黒子「……」

フィアンマ「お前が惚れた理由を、相手に当てはめれば良い」

黒子(私が惚れた理由……凛々しくて、悩み相談にも乗ってくださって、笑顔が素敵で…)

フィアンマ「同じように思ってもらうには、同じことをすれば良い。惚れたきっかけを」

黒子「…なるほど。一理ありますわね」

フィアンマ「諦めなければ、結果は後からついてくる」

黒子「…頑張りますの!」ウン っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<パタン
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:41:50.86 ID:AnCE8QsAO
+
116 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:42:12.18 ID:H8wJLnWU0

上嬢「恋愛関係は相談というより後押しを願ってる人が多いですね」

フィアンマ「免罪符が欲しいんだろう」

上嬢「免罪符?」

フィアンマ「あの相談所が背中を押したから告白したんだ、と自分に言い訳が出来る」

上嬢「…なるほど」

フィアンマ「成功すれば成功したで、ああして礼をしようと思うのだろうな。…神と同じだよ」

上嬢「神様も、お願いが通じればご加護で得意げ、お願いがダメなら神様を責めますもんね」

フィアンマ「天は自ら助くる者を助く、というのだが…どうにもわかってもらえんな」

上嬢「いやあ、でもやっぱり即物的になっちゃいますよ」

フィアンマ「そうか…」


ドア<トントントン


フィアンマ「ん。どうぞ」


ドア<ガチャリ


麦野「邪魔するわ」

上嬢(おお、大人のお姉さんだ。美人だなぁ…大学院生かな)
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:42:13.38 ID:AnCE8QsAO
+
118 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:42:33.26 ID:H8wJLnWU0

麦野「…今、私十八なんだけどね」

フィアンマ「ふむ」

麦野「実年齢よりやたらと老けて見られんのよ」

上嬢(てっきり二十代後半かと)

麦野「何か言った?」

上嬢「い、いいい言ってません」ブンブンブン

フィアンマ「続けてくれ」

麦野「ん…それが悩み。どうしたら解決するかな、と」

フィアンマ「服装だな」

麦野「服装?」

フィアンマ「何も恐れず、守りを捨てろ。それが若さというものだ」

麦野(守り…パンチラ防止の短パンのこと?)

麦野「…脚は太いから出せな、」

フィアンマ「なんで出さないんだお前!
もしこっから無理だと思ったらこっから帰れ!!
俺様たちは本気なんだから! 出来ると思うから言ってんだろこっちは!
本気を出せって言ってるだけだ!」クワッ

麦野「」

フィアンマ「挫けそうになったとき、
まず成し遂げた後の自分を想像してみろ。
それが自分の好きな姿だとしたら、そのために何をするべきかを考える。
そうすれば、少なくともその日までは目的意識を保ち続けることができるだろう」

麦野(…歳相応に見てもらえる、……私、か)

フィアンマ「まずやってみろ。出来る事を戸惑うな」

麦野「…、…そうね」ウン っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<バタン
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 20:42:34.46 ID:AnCE8QsAO
+
120 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/23(土) 20:42:56.35 ID:H8wJLnWU0

上嬢「結構悩み抱えてる人って多いんですね」

フィアンマ「というよりも、身近な人間に相談出来ないというだけだろう」

上嬢「身近な人に…うーん」

フィアンマ「世の中には友人が居ない人間も、居るんだ」

上嬢「その泣きそうな顔やめてください…」

フィアンマ「良いんだ、友人など作っては人間強度が下がる」

上嬢(どこかで聞いたような)

上嬢「じゃ、じゃあ私が友達に、」

フィアンマ「哀れみなど要らん」グスッ

上嬢「>>122
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 22:08:31.41 ID:3kyEbzuSO
安価↓
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/23(土) 22:40:24.67 ID:3kyEbzuSO
哀れみじゃなくて、私があなたを好きになったからですよーナデナデ
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/26(火) 19:41:42.08 ID:PcmfAYe90
安価
124 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:32:17.64 ID:QJ2MWB0b0
《扁桃炎で寝込んでました…すみません》



上嬢「哀れみじゃなくて、私があなたを好きになったからですよー」ナデナデ

フィアンマ「……」チラ

上嬢(お、元気出た。わんこみたいだなこの人)

フィアンマ「…立場が違うだろう」

上嬢「経営者と従業員でも、友達にはなれると思いますよ」

フィアンマ「む」

上嬢「大切なのは立場じゃなくて、お互いを好きかどうか、ってことです」

フィアンマ「……一理あるか」コク

上嬢「よし、元気出ましたね」ニコ


ドア<コンコン


上嬢「! どうぞー」


ドア<ガチャリ


フレンダ「結局、失礼するって訳よ」

フィアンマ「おかけください」

フレンダ「ふー…」ヨイショ
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:32:19.10 ID:m+ZM3+YAO
+
126 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:32:38.15 ID:QJ2MWB0b0

フィアンマ「お好きなタイミングで悩みをどうぞ」ウン

フレンダ「……」ウーン

フレンダ「最近、悪夢に悩まされてるんだけど」

フィアンマ「悪夢か」ヨイショ

フレンダ「?」


本棚<ミ【夢占い】


フィアンマ「続きをどうぞ」ストン

フレンダ「身体を真っ二つにされる夢、っていう不吉な内容って訳よ」

フィアンマ「それは辛いな。毎晩見るのか」

フレンダ「…」コクン

上嬢(エグい…痛そうな夢だ)

フィアンマ「ふむ……」ペラ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:32:39.18 ID:m+ZM3+YAO
+
128 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga !桜_res]:2013/02/27(水) 15:33:00.33 ID:QJ2MWB0b0

・血

不吉ではない。
ヤル気やパワー、何かにかける情熱があるしるしといえる。
体の一部から流れる血の夢は、思いがけないプレゼントや臨時収入の予感。
大量の血の夢は、大きな金運に恵まれることを暗示する。


・切断

失いたくないもの、失うことへの不安や恐れを示す。
恋人や家族、仕事など大切な何かがあるのだろう。
またそれらが危うい状態になる恐れもある。
大切なものを失わないように怠っていることや気の緩みがないか再確認した方が良い。


・自分が死ぬ

あなたの中で何かが新しく生まれ変わることを示す。
古い考えやこだわり、ココロに負った傷や後悔、マイナスな感情、いらないものを消し去り再出発しようとしているのだ。
今の生活の中で、逃げ出したい、やり直したい、変えたいといった気持ちがあるのだろう。
しかし、自分の中にある不必要なものが清算され再生するという良い意味をもつ。
過去の自分が消え、新しい自分になることを意味する。


・殺される

夢とは逆に幸運を暗示する。
あなたの欠点や未熟な部分が人間的に成長しているしるし。
また近く悩みや不安が解消されるだろう。
運気は上昇。
誰かが殺される夢も同様によい意味をもつ。
夢の中で殺された人物があなたの知っている人で嫌いな相手の場合は、いなくなってほしい・縁を切りたいという思いの表れ。
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:33:01.82 ID:m+ZM3+YAO
+
130 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:33:21.28 ID:QJ2MWB0b0

フレンダ「……」ドキドキ

フィアンマ「総合的に判断するとだな、」

フレンダ「!」

フィアンマ「お前の大切な人物、或いは仕事に何らかのトラブルが起こる。
恐らくそれは、今の生活の中で逃げ出したい、或いはやり直したいと思っていることに基づく。
しかし、そのトラブルを超えれば大きな金運…つまり、大量の金銭を手に入れられる。
全体的なバランスを見ると、今のお前は幸運なようだ。
ただ一つ、その大切なものについては今一度気を配り直した方が良い」

フレンダ「…なるほど」フム

フレンダ(…フレメアに怪我がないか気を配らないとダメって訳ね)

フィアンマ「とはいえ、悪夢は嫌だろう。魘されるからな」

フレンダ「…」コクリ

フィアンマ「何かインパクトの強いものを見てから眠ると良い」

フレンダ「インパクト?」

フィアンマ「グロテスクな画像を見ればグロテスクな夢を見やすいように、逆もまた然りだ」

フレンダ「ケーキの写真をじっと見て寝たらケーキの夢を見るかもしれないって訳ね」フムフム

フレンダ「ん、結局、解決しそうって訳よ。夢占いまでしてくれてありがとね」っ二千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ


ドア<パタン
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:33:30.51 ID:m+ZM3+YAO
+
132 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:33:46.60 ID:QJ2MWB0b0

上嬢「その夢占いの本初めて見たんですけど」チャリーン

フィアンマ「昨日買ったばかりだからな」

上嬢「昨日…」

フィアンマ「最新版だぞ?」

上嬢「ドヤ顔されても。まあいいんですけどね」

フィアンマ「………」ヌクヌク

上嬢(暖房あったかい……)ヌクヌク


ドア<コン  コンコン


上嬢(すごい控えめなノック)

フィアンマ「どうぞ」


ドア<ガチャリ 


美琴「ん、んん…失礼するわ」

上嬢(あのツインテールの子と同じ制服ってことは常盤台か)

フィアンマ「おかけください」コク

美琴「…はー」ストン

上嬢(額に汗かいてる…走って来たのかな?)

上嬢「これよかったらどうぞ」っ紅茶(ミニペット)

美琴「へ? あぁ、ありがと」ウケトリ ゴク
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:33:47.83 ID:m+ZM3+YAO
+
134 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:34:02.90 ID:QJ2MWB0b0

美琴「で、悩みなんですけど」

フィアンマ「タメ口で構わんよ」

美琴「そ、そう? じゃあタメで。…んーと」

フィアンマ「……」

美琴「…私の住む学生寮は二人、ないし三人ひと組で」

フィアンマ「ほう」

美琴「私は後輩と一つの部屋に住んでて、…最近、その」

フィアンマ「その?」

美琴「気になってるのよ。後輩が。…れ、…れん、っあい、的な意味、で」

フィアンマ「なるほど」

美琴「…どうしたら良いのかと」

フィアンマ「告白しかないだろうな」

美琴「こくは、っ、出来る訳ないでしょ!? そ、…れに。きっと、拒否される」

フィアンマ「100回叩くと壊れる壁があったとする。
でも誰も何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう」

美琴「……」

フィアンマ「受け入れてもらえるまで、好きになってもらえる努力や告白をする。続ける。
どうしてもダメだと感じたら、迷惑がられたら、その時にはやめれば良い。
何もしないで、ただ愚痴を零して、それでは何の解決にもならん。
出来ることを出来るだけ、努力してみれば良い。
努力をすれば成功するなどという確証は無い。
しかしながら、成功者は何らかの努力をしてきているものだ。
筋力や頭脳のさほど要らない事が、お前に出来ないものか。
まずはやれるだけやってみて、もう一度悩めば良い」

美琴「……そう、そうね」

美琴(…何をウジウジしてたんだか。……私は、常盤台エース、学園都市第三位の御坂美琴。
努力で無能力者から超能力者になった人間。
……そうよ。努力は、私の専門みたいなモンじゃない)

美琴「…ありがとう。失敗したら、また相談しに来るわ」っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<バタン
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:34:04.26 ID:m+ZM3+YAO
+
136 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:34:19.23 ID:QJ2MWB0b0

上嬢「恋愛相談多かったですね」ヨイショ

フィアンマ「そうだな」グデーン

上嬢「恋愛しちゃいけない身分なのに恋愛相談受けるの大変じゃないですか?」

フィアンマ「自称恋愛博士よりはマシだと思うが。辛くはないな」

上嬢「正直恋愛沢山してるって自慢になりませんよね」

フィアンマ「ふしだらということだからな」

上嬢「割と女性に多いんですけど」

フィアンマ「自己を正当化したいんだろう。ああ、男についても女を食い漁るのは下郎だ」

上嬢「…」ウンウン

フィアンマ「もうこんな時間か。今日は帰って良いぞ」

上嬢「はーい。お疲れ様でしたー」ペコー
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:34:20.39 ID:m+ZM3+YAO
+
138 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:34:45.21 ID:QJ2MWB0b0

―――翌々日


上嬢(やっと冬休みだー…)ガチャ

上嬢「こんにちはー」

フィアンマ「ん」

上嬢「あれ? 今日お休みですか?」

フィアンマ「やる気が出ないからな」グデー

上嬢「……」ペタ

上嬢「あっつ」

フィアンマ「?」

上嬢「熱出てるじゃないですか」

フィアンマ「…そうなのか」

上嬢「他人事…? 頭痛くないですか?」

フィアンマ「痛いな。起き上がれん」

上嬢「もー…病院行きますか?」

フィアンマ「いや、病院は行かないでおく」

上嬢「じゃあ市販薬とか」

フィアンマ「無い」

上嬢「ええ…うーん。とりあえず上行きましょう」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 15:34:46.24 ID:m+ZM3+YAO
+
140 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 15:35:03.26 ID:QJ2MWB0b0

―――二階(住居)


上嬢「ほら、横になってください」ヨイショ

フィアンマ「…」グデー

上嬢「冷えピタとか無いんですか」

フィアンマ「…」フルフル

上嬢「うーん…氷枕とか」

フィアンマ「…」フルフル

上嬢(…うーん、困ったな。看病するのは良いけど、道具が何も無いとは)

上嬢「何か欲しいものあります? スポドリとか」

上嬢(見た感じ風邪か疲労熱っぽいような)

フィアンマ「>>142
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 16:28:35.54 ID:slc7MjLIO
いらないから一緒に寝てくれ
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 16:40:20.23 ID:xFyELoOS0
おまえが欲しい
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 16:43:17.84 ID:7aH94kGk0
>場合によってはエログロ描写が入る可能性があります。
全然想像できないんだが・・・
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 16:56:43.41 ID:9KtN1HsS0
>>143

>>1のテンプレだから気にすんな
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:15:30.82 ID:MAWZg4RSO
オッレ<フィアンマの助手の座をコロシテデモウバイトル

とかなら…
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:30:23.23 ID:GkMmFKDG0
>>145

余計なこと言うな
147 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 18:58:24.11 ID:51K7Q5TL0
>>143 安価スレの場合何を書くハメになるかわからないから一応注意を、と思いまして >>145 このスレではオッレルスさんをヤンデレにしない予定だから…少なくともホモにしないから(震え声) 幼児退行フィアンマさんスレの相手をオッさんにするか上条さんにするか悩みどころ》





フィアンマ「おまえが欲しい」

上嬢「ふぇ、」

フィアンマ「……」ジー

上嬢「」

上嬢(えっえっあえあ、その)

フィアンマ「……」グタリ

上嬢(た、確かに男性が一人暮らしのところに来たのは無防備かもしれないけど
でも他意は無かったというかそういう気持ちは無いというかえっとえっと
そもそもこういう経験ないし上条さんモテないタイプだしどうしたら
別に気持ち悪いとかは思わないけど怖いというかでもこの人美形だよなって
どうして今この場面でどうでもいいこと考えてこの、上条さんのおばか
ううああどうしようどうしようこういう時ってどう言えばいいんだろう)

フィアンマ「……」

上嬢「…、…い、やらしいのは、よく、ないと思、っわぷ」

148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:58:25.75 ID:m+ZM3+YAO
+
149 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga !桜_res]:2013/02/27(水) 18:59:00.48 ID:51K7Q5TL0

熱い手に、手首を掴まれた。
ぐいと引き込まれ、そのまま毛布に引きずり込まれる。
吐息がかかる距離に、彼の顔があった。
息が詰まる。心臓がドキドキと早鐘を打っている。
友人には女の子より男の方が多いし、この距離まで近づくことだって少なくない。
それなのに、ある種、慣れているはずなのに。

「あ、」

熱が出ているからだろう。
握ってくる彼の手は熱く、脈打っている。
その息は荒く、けれど性的ではない興奮によるものだとわかる。

(…睫毛長…)

甘いような、良い匂いがする。
彼の服の匂いなのか、汗を含めた体臭なのかはわからない。
引っ張り込まれたままに、ぬいぐるみのような気軽さで抱きしめられた。
身長差の関係で、彼の胸元へまともに顔が埋まる。

「…ここにいろ」

文字通り、熱に浮かされた声で彼が言う。
囁くような声音に、理由が不明ながらも背筋が震えた。

「……フィアンマさん?」

見上げてみる。
金色とオレンジの混じった、明るい色合いの瞳が見えた。
長い睫毛に縁どられたガラス玉のような瞳。
綺麗だなぁ、と純粋に思った。
指を絡ませてみる。握り返してみた。

「……ここに、」
「わかった。…ここに、いるから」

だから、安心して。

言いながら、微笑みかけてみた。

友達が居ないと言っていた。
誰も自分を応援していないと言っていた。

詳しくは知らない。
でも、彼が一人ぼっちの人生を送ってきたことは、想像に難くない。

「私はここにいますから、…安心してください」
「………」

彼は無言のまま、私を見つめ。
そうして、目を瞑り、数度ゆっくりと呼吸して。
十分程も経たない間に、彼は静かな眠りへ堕ちた。
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:59:01.76 ID:m+ZM3+YAO
+
151 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 18:59:23.36 ID:51K7Q5TL0

上嬢「……ん」パチ

上嬢(しまった、私までうっかり寝ていた)グヌヌ

上嬢(あれ? フィアンマさんどこいった?)ムクリ キョロ

フィアンマ「……」ノッタリ ノッタリ

上嬢(四つん這いで怖い動きしてる!?)

上嬢「何してるんですか、寝てなきゃダメですよ」バッ テクテク

フィアンマ「……熱い」

上嬢(まだ熱いな…熱下がってないのか…)

上嬢「尚更布団被って寝ないとダメです」ヨイショ

フィアンマ「……」グデーン

上嬢「何か食べたかったんですか?」

フィアンマ「…冷たいものが欲しかったんだ」

上嬢「じゃあ買ってきますから大人しくしててください」

フィアンマ「…冷蔵庫に何かがあったと思うのだが」

上嬢「冷蔵庫? ちょっと探してみますね」テクテク
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:59:24.46 ID:m+ZM3+YAO
+
153 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 18:59:54.57 ID:51K7Q5TL0


冷蔵庫<パカッ


上嬢「…うーん?」ジロジロ

上嬢(…アイスココアと…アイスカフェオレと…ワインと…)

上嬢「ロクなものがない…あ、でもパンがある」

上嬢(生クリーム、卵…お砂糖は…あるな)

上嬢「うん、アイス作ろう」イソイソ




―――数時間後


上嬢「うあー、適度に混ぜる作業本当疲れた」フヘー

上嬢「アイス食べられそうですか?」ヒョコッ

フィアンマ「……」コクリ

上嬢「…起き上がる…のはキツそうですね。はい、あーん」アーン

フィアンマ「………」モグ

上嬢(何か小学校の時にクラスメートが世話してたひよこみたいだ)ホノボノ

上嬢(…まぁ、私は疫病神だから触らせてもらえなかったんだけど。あんまり見せても、もらえなかったしな)
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 18:59:55.66 ID:m+ZM3+YAO
+
155 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 19:00:17.95 ID:51K7Q5TL0

上嬢(ねだられるまま食べさせていたら全部食べてしまった…恐るべき食欲)

上嬢「おかゆとかも要ります?」

フィアンマ「…」フルフル

上嬢「…もしかして喉痛いんですか?」

フィアンマ「いや、そういう訳ではないのだが、頭痛が酷くてな」

上嬢(確かに頭滅茶苦茶痛いと話すのもキツいよな)

上嬢「じゃあもう一回寝てください」

フィアンマ「……」ポフリ

上嬢「毛布かけてー…と」

フィアンマ「……」グダグダ

上嬢「そんな動きしてもダメです、寝てください」

フィアンマ「……」グダー

上嬢「……っていうか、本当に助けに来てくれる身内とか居ないんですか?
ほら、最初に相談しに来た緑色の服着た人とか、知り合いだって言ったましたし」

フィアンマ「…>>157
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 19:16:40.11 ID:MAWZg4RSO
俺様達ドライな親友だから
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 19:30:18.81 ID:6atFpDFIO
……忘れていたわけではないぞ。断じて、だ。
158 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 19:58:47.16 ID:IybImeMT0

フィアンマ「………忘れていたわけではないぞ。断じて、だ」

上嬢(絶対忘れてた顔だこれ)

上嬢「連絡先とかは」

フィアンマ「知っているが…」

上嬢「じゃあ連絡しましょう」ウンウン

フィアンマ「……断る」

上嬢「ええ」

フィアンマ「お前はまだ学生だからわからないかもしれないが
体調が悪いからといって仕事仲間に看病は頼まないものなんだ」

上嬢(…私は別なんでせうか。……まあ、仲間というか、従業員だし?)

上嬢「…じゃあしばらく看病しますね。冬休みですし」

フィアンマ「いや、別に帰っても構わんぞ」

上嬢「ダメです。風邪をナメたら肺炎になっちゃいますよ」

フィアンマ「……」ムー
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 19:58:49.62 ID:m+ZM3+YAO
+
160 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 19:59:12.61 ID:IybImeMT0

―――数日後


フィアンマ「全快だ」ムクリ

上嬢「良かった」ヘラ

フィアンマ「すまなかったな」

上嬢「いやいや、大丈夫ですよ。元気になってくれましたし」

フィアンマ「…」ナデナデ

上嬢「うわう」エヘヘ

フィアンマ「…さて、店を開けるか」

上嬢「病み上がりなんですしもう少し休んだ方が、」

フィアンマ「どうせ人が来ない間は休みのようなものだしな」

上嬢「確かにそうですけど」

フィアンマ「……」ガチャリ

上嬢「……」イソイソ

フィアンマ「……」グデーン

上嬢「今日来ると良いですね」

フィアンマ「さてどうかな」グダー




本日の相談者

>>161-165(禁書キャラ名。悩み内容も添えてください)
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:01:11.69 ID:h7kq1Mxb0
マーク 上司の部下の扱いが酷くって困っている。どうすればいいか(最悪、働き場所を変えることを考え中)
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 20:01:40.32 ID:MAWZg4RSO
姫神

自分を変えたい主にハジケた方面に
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 20:04:29.83 ID:xQA23Fcw0
ステイル

気になるあの子に思いを伝えたいのだが勇気が出ない
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:05:39.13 ID:h7kq1Mxb0
ステファニー
自分の想いの相手(砂皿)との関係を発展していきたい
今では同僚というか師弟関係で終わりそうだと言う

連呼無理だったら↓
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 20:24:01.05 ID:sv6e9bNC0
バードウェイ
どうしても部下にきつく当たってしまうのでどうすればいいかききにくる
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/27(水) 20:50:48.10 ID:h7kq1Mxb0
>>1はPSP超電磁砲キャラを書ける?

個人的には、実生好子(みよしよしこ)を出したい
相園はまだしもこの人はゲームでも報われていないから……
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 20:57:30.50 ID:xQA23Fcw0
個人的には駒場さんとか出て欲しいな

まあこのスレで生きているかは知らないけど
168 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:35:24.78 ID:IybImeMT0
《今日はここまで。 >>166 残念ながら書けないです…持っていないもので…すみません 平和な世界観なので誰も死んでないです》




ドア<コンコンコン


上嬢「どうぞー」

マーク「失礼します」ペコッ

上嬢(丁寧な方だな)ペコー

フィアンマ「おかけください」

マーク「すぅ、…はぁ」ストン

フィアンマ「お好きなタイミングで悩みをどうぞ」ウン

マーク「ええ、…上司が居まして」

フィアンマ「仕事上の」

マーク「はい。部下に対しての扱いがともかくひどくて…」

フィアンマ「セクハラか?」

マーク「どちらかといえばパワハラですね。最悪、働く場所を変えようかとも思っているのですが」

フィアンマ「ふむ。…ちなみにその上司の性別は」

マーク「女性ですね」コク

フィアンマ「……」ウーン
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:35:27.21 ID:m+ZM3+YAO
+
170 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:35:51.76 ID:IybImeMT0

フィアンマ「お前より年下か」

マーク「はい」

フィアンマ「…お前に甘えているんだろう」

マーク「それは、…わかるのですが」

フィアンマ「働き先を変える覚悟があるのなら、まずは次の居場所を確保しろ」

マーク(知り合いのツテを使って大きな魔術組織に就けば良いな)

フィアンマ「その上で、その上司と二人きりになって話してみろ」

マーク「話?」

フィアンマ「今自分が嫌だ、或いは怖い、辛いと感じていることを告げれば良い。
そうすることによって相手がどんなに激昂しても、自分はそれにつられるな。
冷静に、馬鹿にする気持ちは持たず、ただ真剣に告げろ。
そして、"好きにしろ"などと言えば、言葉通り離れていけば良い。
お前が我慢する必要は無いんだ。本当に心から辛いなら、逃げ出しても良いんだよ。
苦しい事に無理やり耐えても、その先には破滅しか待ち受けてはいないのだから。
ただ、その上司が反省すると言ったなら、一度だけチャンスを与えてやれ。
それでもダメなら、口先だけだ。もはや情け容赦は必要無い」

マーク「…なるほど」コク

マーク(…ボスに直談判か、……生きて帰れれば良いですが)フフ っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<パタン
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:35:52.86 ID:m+ZM3+YAO
+
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:36:08.04 ID:QqS1GUyJ0
ここの>>1のスレはどれも面白くて好きだ

今回は何となく「屋さン」思い出した
173 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:36:13.01 ID:IybImeMT0

上嬢(『本当に心から辛いなら、逃げ出しても良いんだよ』…か)


ドア<コン


フィアンマ「どうぞ」

姫神「どうも」

上嬢(巫女服だ。珍しい…コスプレ趣味かな?)

フィアンマ「おかけください」コク

姫神「………」ストン

上嬢「……」

姫神「…今。悩んでいるのは。自分を変えたいということ」

フィアンマ「自分を変えたい。…自己開発か」

姫神「どちらかといえば。自己啓発」

フィアンマ「どういった方向に?」

姫神「何というか。ハジケた方面に」

フィアンマ「なるほど。だが、自分らしさは個性だぞ?」

姫神「…自分らしく。は…」

フィアンマ「自分らしく生きられないのか? 自分の色ってのを持ってねーのか?
だったら、これ見てみろよ!」っトマト

上嬢(いつの間に)

フィアンマ「野菜とか、フルーツっていうのは自分らしさ、自分の色ってのを持ってるから明るく、
爽やかに生きれるんだろ?
自分らしい色を持ってみろ! ちなみに俺様は…レッドォォォッ!!」ガタッ

姫神「」

フィアンマ「既にお前はお前の色を持っているんだ。
出来上がっている絵画に絵の具を塗りつけたらぐちゃぐちゃになるだろう。
それと同じだ」

姫神「……。」

フィアンマ「何目立とうとしてんだよ。どうして注目浴びようとするんだ?
お前に言ってんだ! 松茸を見てみろよ!!
松茸はな、松の葉っぱに隠れながら、周りに目立たないように、気づかれないようにしてるからこそ、
こういう香りがするんだろ? 皆に愛されるんだろ?
よし…、今日からお前は、松茸フィアンマだ!!!!」っ松茸

姫神「……」ウケトリ

フィアンマ「個性を潰すな」ウン

姫神「…そうか。静かなのも。ハジケていないのも。私の。大事な個性」

フィアンマ「そういうことだ」

姫神「……私も。松茸のように生きて。愛されてみる」っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<パタン
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:36:14.98 ID:m+ZM3+YAO
+
175 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:36:46.70 ID:IybImeMT0

上嬢「松茸とかトマトとかどこから出したんですか」

フィアンマ「懐だが」

上嬢(安心安定の懐かやっぱり)

フィアンマ「……」モグモグ

上嬢「…トマト、あったまってても美味しいんですか?」

フィアンマ「温かい方が甘いのだが」モグモグ

上嬢「確かにそうですk「すまない、開いているかな?」はいどうぞー」

ステイル「失礼するよ」

フィアンマ「おかけください」イソイソ

ステイル「………悩み相談というものが初めてでね。少し、緊張しているんだ」

上嬢(わぁ、身長高いなー…)

フィアンマ「お好きなタイミングでどうぞ」ウン

ステイル「……幼馴染といえば良いのか、…気になる子が居るんだ」

フィアンマ「長年か」

ステイル「そうなるね」コクリ

フィアンマ「告白したいのなら…そうだな」ウーン

ステイル「………」

フィアンマ「落ち着いた雰囲気を作り、一体一で。
真摯な態度、表情で、好意を伝えるべきだ。
変に回りくどく言って失敗するよりは、いっそ素直に思うままを伝えた方が良い。
勇気が出ないのなら、告白が成功した時のイメージを思い浮かべれば良い」

ステイル「…僕に出来るだろうか」

フィアンマ「言い訳してるんじゃないですか?
できないこと
無理だって
諦めてるんじゃないですか?
駄目だ駄目だ! あきらめちゃだめだ!
できる! できる! 絶対にできるんだから!
がんばれ!」コダイコドーンドーン

上嬢(懐から小太鼓!?)

フィアンマ「諦めなければ結果はついてくる」

ステイル「……頑張ってみるよ」コク っ千円

フィアンマ「後、」

ステイル「?」

フィアンマ「その相手と将来共に長く生きたいのなら、禁煙はした方が良い」

ステイル「…そちらも、頑張ってみようかな」フフ

上嬢「ありがとうございましたー」チャリーン
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:36:55.16 ID:m+ZM3+YAO
+
177 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:37:49.76 ID:IybImeMT0

上嬢「タバコかぁ」

フィアンマ「憧れるか?」

上嬢「いや、全然」

フィアンマ(女だからか)フム

上嬢「フィアンマさんは吸わないんですか?」

フィアンマ「味覚がダメになるからな」

上嬢「なるほどー」


ドア<コンコンコーン


上嬢「どうぞー」

ステファニー「おっじゃましまーす。早速悩みを言っても大丈夫ですかね?」ストン

フィアンマ「どうぞ」ウン

ステファニー「想い人が居まして、その人との関係を発展させていきたい訳ですよ。
今のままだと同僚、或いは師弟関係で終わっちゃいそうでして…。
しかも、これがまた朴念仁というやつで」

フィアンマ「告白は」

ステファニー「しましたけど、真面目に取り合ってもらえてないみたいです」

フィアンマ「そうだな…相手は字は読めるのか?」

ステファニー「どの言語が出来るかは把握してませんけど、少なくとも日本語は」

フィアンマ「なら、ラブレターだ」

ステファニー「ラブレター…そんなちまちまと、」

フィアンマ「口で言われ、文章を綴られ、スキンシップを受ければ絶対に気づく」

ステファニー「…ナルホド」ウーン

ステファニー「ま、やってみる価値はありそうですね。
ラブレター、書いてみます」ガタッ っ千円

上嬢「ありがとうございました…」ウケトリ チャリーン


ドア<パターンッ


上嬢(は、早い……)
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:37:51.15 ID:m+ZM3+YAO
+
179 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:38:06.44 ID:IybImeMT0

フィアンマ「……」グデー

上嬢(やっぱり病み上がりなんだから無理しない方が…)


ドア<バーンッ


上嬢「」ビクッ

バードウェイ「失礼するぞ」

フィアンマ「おかけください」ガバッ

バードウェイ「…部下にきつく当たってしまう悪癖に悩んでいる」ストン

フィアンマ「なるほど」

バードウェイ「気をつけても、…気付けば脅したり、暴言を吐いてしまう」

フィアンマ「………」

上嬢(…もしかしてフィアンマさんも思い当たる節がある、とか?)

バードウェイ「嫌われたい訳ではないんだ」シュン

フィアンマ「そうだな…原因がわかっているのなら、後は判断だけだ。
怒る、怒鳴りつけるその前に深呼吸をしろ。
数度深呼吸をして、二十秒程時間を取った後に言葉を発すれば良い。
身体的に冷静な状態になれば、自然と精神も健全な状態で言葉を放てる」

バードウェイ(…一理あるか)

バードウェイ「…やってみるとしよう」っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<バタンッ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:38:07.56 ID:m+ZM3+YAO
+
181 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/27(水) 21:38:39.42 ID:IybImeMT0

フィアンマ「」パタッ

上嬢「!? だ、大丈夫ですか!」ダッ

フィアンマ「俺様はもうダメかもしれん」

上嬢「ええええ!?」

フィアンマ「故郷の親に伝言を…いや、親など居なかった」シンミリ

上嬢「……」

フィアンマ「病み上がりで頑張り過ぎたな」ウン

上嬢「無理しちゃダメですよ? 何にしても身体が資本っていうじゃないですか」

フィアンマ「……」ジー

上嬢「そんなあざらしみたいな体勢で捨て犬のような瞳で見上げられても」

フィアンマ「人の役に立てたし、それなりに…良い人生だった……」バタリ

上嬢(えええどうしたらいいんだこれ…)

上嬢「>>183
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:48:23.54 ID:HNLCPy8i0
な、治ったらチューしてあげます!
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/27(水) 21:57:29.03 ID:eM0wgI3U0
184 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 17:54:54.32 ID:WT9H8v+00
《屋さンっぽさは自覚してました。せ、セーフセーフ…また再開しないんだろうか、あの人》


上嬢「な、治ったらチューしてあげます!」

フィアンマ「…チュー?」チラ

上嬢「…、完治したら…だから、その」モゴモゴ

フィアンマ「……」

上嬢「……ハグもつけますから、そんな死ぬみたいな事言わないでください」

フィアンマ「……」ムクリ

上嬢(おっ)

フィアンマ「約束だろうな」

上嬢「えっ、あっ、……はい! 嘘はつきません!」

フィアンマ「そうか。…片付けをするから今日はもう帰って良いぞ」

上嬢「……、…失礼します」

上嬢(…何かすごい元気になってたような?)
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 17:54:58.90 ID:YSJPAu6AO
+
186 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 17:55:29.93 ID:WT9H8v+00

―――翌日


上嬢「おはようございます」ヒョコッ

フィアンマ「おはよう」

上嬢(あ、完治したんだ…良かった)

フィアンマ「……」オイデオイデ

上嬢「?」テクテク

フィアンマ「昨日の約束を果たしてもらうぞ」

上嬢「……や、約束って、…う…あれ、ですよね?」ドキドキ

フィアンマ「それ以外に何がある」

上嬢「………」ギュー

フィアンマ「………」

上嬢「…や、やっぱりやめ、ません?」

フィアンマ「…嫌なら別に構わんが」

上嬢「嫌なんじゃなくてですね、…昨日は勢いでいっちゃいましたけど、恋人同士以外がキスっていうのは、」

フィアンマ「倫理に反する、と」

上嬢「……」コクコク

フィアンマ「なら恋人になるか?」

上嬢「えっあう、えうあっっ」ワタワタ



本日の相談者

>>187-191(禁書キャラ名。悩み内容も添えてください)
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 18:13:33.49 ID:5Pa2R6Xj0
フレメア なかなか良いスプラッタゲーが見つからない
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/28(木) 18:28:50.18 ID:x3+jWE1j0
青ピ 女の子にモテたい
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 18:31:24.84 ID:0Q8OEnJ/0
滝壺 某薬の影響が身体に悪いので
その影響を消せるのなら消よしてもらいたい
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 19:00:07.05 ID:GbF8z0BQ0
オッレルス 一緒に住んでる女と結婚したい
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 19:06:02.10 ID:VaPvQ6jL0
シルビア 一緒に住んでる男と結婚したい
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/28(木) 19:10:40.94 ID:x3+jWE1j0
>>190,>>191
このバカカップルどもがっ!


まあ、他の安価スレだとシルビアが上条さんのメイドになったりしてオッレルスがソスすぎたりしているからいいか
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 19:33:37.13 ID:V723ub7SO
なんとなく似たりよったりだな
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/02/28(木) 20:01:15.13 ID:x3+jWE1j0
例えば、トールや小萌先生辺りはそうそう似たりしないだろう
195 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:33:27.87 ID:7C50dknC0


ドア<コンコン


上嬢「っ、」バッ

フィアンマ「…」ムー

フレメア「にゃあにゃあ、お邪魔するのだ!」

フィアンマ「おかけください」ウン

フレメア「うん。えーっと」ストン

フィアンマ「……」

フレメア「良いスプラッタゲーが見つからないから悩んでる」

フィアンマ「スプラッタ…ゲームか」

フレメア「にゃあ」ウン

フィアンマ「……」ウーン

上嬢(この年齢でスプラッタ…うう、社会が病んでいる)

フィアンマ「知り合いは居ないのか」

フレメア「駒場のお兄ちゃんが居るよ!」

フィアンマ「そのコマバとやらは知らんが、そいつに聞いてみれば良い。
もしかすると、良い作品を知っているかもしれんしな」

フレメア「うーん。でも駒場のお兄ちゃんはゲームしないし…」

フィアンマ「知り合いの知り合いはどうだ」

フレメア「! 名案かもしれない」フム

フィアンマ「後は自分で勉強して作るという手もあるぞ」

フレメア「作る…ゲーム作り、面白そう。にゃあ、ありがとう!」っ五百円×2

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:33:28.97 ID:YSJPAu6AO
+
197 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:33:52.30 ID:7C50dknC0

上嬢「スプラッタ……」

フィアンマ「お前も好きなのか?」

上嬢「いやいや全然。むしろ苦手ですのことよ」


ドア<コンコン


上嬢「どうぞー」

青ピ「あれ? カミやん」

上嬢「青ピか」ドーモ

フィアンマ「例のごとく」

上嬢「席を外せ、ですよね。ちょっと適当にぶらついてきます」


ドア<パタンッ


青ピ「という訳で悩み相談してもええかな?」

フィアンマ「どうぞ」ウン

青ピ「…ところであなたは男装の麗人だったりせぇへ「しないな」残念やね」

フィアンマ「お悩みは」ヨイショ

青ピ「女の子にモテたいんやけど、良案あらへんかな」フゥ

フィアンマ「女にモテる、か」ウーン

青ピ「見た目とか話し方とかは結構磨いたし、金もそれなりにあるんやけどね」

フィアンマ「女が寄り付かない、と」

青ピ「そうそう。女の子ナンパしたりもしてるんやけど」

フィアンマ「そうだな……、…何をしてモテる人間はモテるし、モテない人間もまた然り。
こうなった以上は恋人を作るしかあるまい」

青ピ「それでもええなあ」フフ

フィアンマ「好きな女を作って、そのただ一人にアタックしろ。
不埒に他の女へ移っては、一途さがない。
一途な男は大概の女から魅力的に映るものでもあるしな」

青ピ「夢に打ち込む姿カッコイイーってヤツやね。一途系目指して頑張ってみるで」ウン っ千円

フィアンマ「頑張れ」ウン ウケトリ


ドア<パタン
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:33:53.37 ID:YSJPAu6AO
+
199 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:34:10.01 ID:7C50dknC0

上嬢「ただいま戻りましたー」っ紙パック(カフェオレ)

フィアンマ「ん、気が利くな。経費で落として良いぞ」ウケトリ

上嬢「いやいや、バイト代いっぱい頂いてますし」ウン


ドア<コン…コン


上嬢「どうぞーっ」

滝壺「…どうも」ペコ

フィアンマ「おかけください」コク

滝壺「…今回の相談は…ん、……今、仕事上扱ってる薬が、あって」

フィアンマ「ふむ」

滝壺「それで、具合が悪い…から…その影響を消せる、なら。…消して、欲しい」

フィアンマ「……」ウーン

フィアンマ「上条、一旦部屋の外に出ろ」

上嬢「へ? わかりました」コク テクテク

フィアンマ「確かに、お前の体内には"淀み"があるようだ。
少し目を閉じていろ」イソイソ

滝壺「? わかった…」メトジ

フィアンマ「……」カリカリ ペタ



滝壺「……、…楽になった」

フィアンマ「とはいえ、対症療法だ。
薬にはさほど詳しく無い。病院へ行くことを勧める」

滝壺(病院じゃ、解決出来ないんだけどね…)

滝壺「ありがとう」っ二千円


ドア<パタン
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:34:11.20 ID:YSJPAu6AO
+
201 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:34:26.98 ID:7C50dknC0

フィアンマ「……」ストローグサ ゴクゴク

上嬢「何かしてたんですか?」

フィアンマ「色々とな」ジュルル

上嬢「それ、口に合いました? 私が好きなメーカーのやつなんですけど」

フィアンマ「甘すぎるところを除けば美味いな」ウン

上嬢「砂糖の量が減ればもっと美味しくなりそうですよね…太るの気にしないでもっと飲めるし」シミジミ


ドア<コンコン


フィアンマ「ん、どうぞ」イソイソ

オッレルス「お邪魔するよ」

フィアンマ「おかけください」ウン

オッレルス「早速本題なんだが…現在、同居している女性が居てね」ストン

フィアンマ「ふむ。ルームメイトか」

オッレルス「彼女は彼女で自分の生活費を稼いでいるし、そうだね。
私が養っている訳ではないから、そういう間柄ということになるのかもしれない。
……その女性と結婚したいんだ」

フィアンマ「…具体的にどう悩んでいるんだ。その女性へのプロポーズ内容か」

オッレルス「いや、それは適当に決めようと思っているんだが…さりげなく相手の気持ちを確かめる方法は無いだろうか」

フィアンマ「その女性の前で倒れてみて、涙を目に浮かべてもらえたら脈アリだ」ウン

オッレルス(…何だか騙すみたいでバツが悪いような)

オッレルス「…まあ、やってみるよ。ありがとう」っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン

上嬢(……まさかフィアンマさん、昨日倒れたのってワザとなんじゃ)チラッ


ドア<パタン


フィアンマ(…何となく、ヤツとは前世で心中や殺し合いをしたような気がする。
十字教信者である以上、前世どうこうなどと言ってはいけないのだが)ウーン
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:34:28.48 ID:YSJPAu6AO
+
203 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:34:44.57 ID:7C50dknC0

上嬢(……恋人、恋人かー)

フィアンマ「…」グデーン

上嬢(考えた事もなかったなあ。モテたことないし、…そもそもあんまり興味なかったというか。
いや、そりゃ顔立ちが整った男性は好きですけど、遠い世界の人というか。
告白したことも、告白されたこともこれまで無かったし…。
というか、さっきのは告白ってことで受けちゃっても良いのかな。
フィアンマさん見た感じからして別に告白断っても店には置いてくれそうだけど。
っていうか聖職者だから結婚はダメって言ってたような…まさかこっちを本業に?
確かにそれならそういう将来もありえなくは…でも出会ってからまだまだ日が浅いよな。
でもドラマとかだと結構出会って短い期間で付き合うことになったりしてるもんな…うーんうーん)

フィアンマ「……」グダー

上嬢(別に嫌という程じゃないけど…むしろ全然良いというか……
多分恋人になったら自慢できる系の人だよな、この人。
一人称がちょっと謎だけど、それ以外は日本語出来るし、別に偉そうなだけで横暴でもないし)


ドア<コンコン


フィアンマ「ん、どうぞ」ガバッ

シルビア「邪魔するよ」ウン ストン

フィアンマ「お好きなタイミングで悩みをどうぞ」コクリ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:34:45.65 ID:YSJPAu6AO
+
205 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:35:00.45 ID:7C50dknC0

シルビア「一緒に住んでいる男が居てね」

上嬢(この流れは、あの佐天って子達と同じような…となると)

フィアンマ(先ほどの男の同居している女か…?)

シルビア「ソイツと結婚したいんだけど…」

フィアンマ「何か不都合があるのか」

シルビア「…正直に言って、あっちがこっちをどう思っているか読めなくてね。
泣き虫でずぼらで、お人好しの大馬鹿なんだが、…それ以上に鈍感で。
まあ、朴念仁といえばわかりやすいか。恋愛ごとに疎い野郎でさ。
恋愛的好意を持たれるにはどうしたら良いかと迷った結果、相談しに来た訳」

フィアンマ「なるほど、なるほど」ウーン

シルビア「……」ハァ

フィアンマ「率直に言って、素直な気持ちを露呈することだ」

シルビア「素直?」

フィアンマ「気取らず、強気過ぎず。お前の容姿からして、迫られて嫌がる男は少ないだろうしな」

シルビア(…迫る、ね…)

シルビア「…素直に、気取らず。……やってみるわ」っ千円

上嬢「ありがとうございましたー」ウケトリ チャリーン


ドア<バターン
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 21:35:01.41 ID:YSJPAu6AO
+
207 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 21:35:18.46 ID:7C50dknC0

上嬢「あの」

フィアンマ「んー?」グダー

上嬢「さっきの、何なら恋人になるかっていう質問ですけど」

フィアンマ「ああ、それがどうかしたのか」

上嬢「……その」

フィアンマ「?」

上嬢「本気でとってもいいんですか」

フィアンマ「…本気?」

上嬢「こ、…恋人になる、とか、えっと」

フィアンマ「>>209
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 22:25:06.60 ID:V723ub7SO
はは、やめてくれ。仮に交際して、俺様よりいい男を見つけたら俺様捨てられちゃうじゃないか

俺様そんなのいやだもの
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 22:25:36.39 ID:lFK5b0XO0
ああ本気だ?
210 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/02/28(木) 22:58:16.56 ID:7C50dknC0
《今日はここまで。今後はもう収束編に向かうので、相談してきた人を挙げておきます》




(一日目)
左方のテッラ:良い小麦粉に巡り会えない
ローラ=スチュアート:ちゃんとした日本語しゃべりたい
一方通行:身体鍛えたいけど良い方法がわからない


(二日目)
土御門元春:義妹と結婚したい
佐天涙子:友達(初春飾利)の事が本気で好きになってしまった
初春飾利:友達(佐天涙子)の事が本気で好きになってしまった
結標淡希:ショタを犯したい
木山春生:男日照りをなんとかしたい


(三日目)
佐天&初春:カップルになれたお礼に(Not相談)
白井黒子:お姉様に振り向いてもらいたい(恋愛的な意味で)
麦野沈利:実年齢より老けて見られるのをなんとかしたい
フレンダ=セイヴェルン:最近身体が真っ二つになる夢を見る
御坂美琴:同じ部屋にいる後輩の事が気になっている(恋愛的な意味で)


(四日目)

マーク=スペース:上司の部下の扱いが酷くって困っている。どうすればいいか(最悪、働き場所を変えることを考え中)
姫神秋沙:自分を変えたい、主にハジケた方面に
ステイル=マグヌス:気になるあの子に思いを伝えたいのだが勇気が出ない
ステファニー=ゴージャスパレス:自分の想いの相手(砂皿)との関係を発展していきたい
レイヴィニア=バードウェイ:どうしても部下にきつく当たってしまうのでどうすればいいか


(五日目)

フレメア=セイヴェルン:なかなか良いスプラッタゲーが見つからない
青髪ピアス:女の子にモテたい
滝壺理后:某薬の影響が身体に悪いので、その影響を消せるのなら消してもらいたい
オッレルス:一緒に住んでる女と結婚したい
シルビア:一緒に住んでる男と結婚したい
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/28(木) 23:01:47.57 ID:V723ub7SO
ネタのようなもんだったからか少なめなのよな…
212 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:49:28.15 ID:mBThJV0c0

フィアンマ「ああ、本気だが?」

上嬢「」

上嬢「……」カアッ

フィアンマ「嫌なら嫌で構わん…と、これは今朝にも言ったか」

上嬢「い、嫌じゃないんです」

フィアンマ「そうか」

上嬢「ただ、その、少し、考える時間をください」

フィアンマ「わかった」コク

上嬢「……」ドキドキ

フィアンマ「もう夕方だ。帰って良いぞ」ウン

上嬢「はい、お疲れ様でした」ペコリ ガチャッ


ドア<パタン
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:49:29.77 ID:EkXFTtwAO
+
214 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:49:47.74 ID:mBThJV0c0

結標「こんばんは。まだ開いているようね」

フィアンマ「久しいな。その後はどうだ」

結標「お陰様で、良い杖が出来たし、煩悩も抜けてスッキリしたわ。ありがとね」

フィアンマ「そうか」

結標「それじゃ」ヒュンッ

一方「よォ」ガチャリ

フィアンマ「久しいな。…ん、その後は…」

一方「オマエが寄越した本を元にプロテイン中心で筋トレを続けた」ムキッ

フィアンマ「多少なりとも筋肉はついたようだな」

一方「あァ。…ま、……ありがとよ」っ十万円

フィアンマ「ああ、助けになったのなら良いが」ウケトリ

一方「ン、じゃあな」パタン


ドア<コンコン


フィアンマ「どうぞ」

ローラ「失礼するわ」ガチャ

フィアンマ「悩みはどうなった」

ローラ「日本語教室に通って、少しずつ良くなった。恥を捨てられたのは、貴男のお陰ね」ニコ

フィアンマ「そうか。なら良い」ウン

ローラ「と、報告に来たまで。それでは」パタン

フィアンマ(皆解決しているのか。…良かった)
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:49:48.79 ID:EkXFTtwAO
+
216 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:50:08.49 ID:mBThJV0c0

―――翌日


フィアンマ(今日は上条は休みだな。一応開けておくか)ガチャリ


ドア<コンコン


フィアンマ「む。どうぞ」

マーク「失礼します」

バードウェイ「入るぞ」

フィアンマ(同じ職場だったのか)

バードウェイ「…まぁ、何だ。解決した」

マーク「お陰様で、お互い納得のいく話し合いが出来ました」

フィアンマ「関係修復と相成ったようで何よりだ」

バードウェイ「改めて礼を言う」っ二十万円

マーク「ボス、時間が」

バードウェイ「スケジュールが詰まっているものでな。失礼するよ」

フィアンマ「ああ」


ドア<パタン


フィアンマ(アドバイスが役立っているようで安心だ)


ドア<コンコン


フィアンマ「どうぞ」

青ピ「失礼するでー!」

姫神「…お邪魔します」

フィアンマ「悩みが解決したのか」

姫神「…個性を。そのままに活かしていたら。この人にアプローチされて」

青ピ「一途にやってたら彼女出来て安心したもんで、報告しに来た訳なんよ」ニヘラ

フィアンマ「お互いが求めていた部分が当てはまって良かったじゃないか。世界は狭いものだな」

姫神「これ。お礼…よかったら」っパン

青ピ「ボクのバイト先のパンやけど、味は保証するで」ウン

フィアンマ「頂いておこうか。…おめでとう」ウケトリ

姫神「ふふ。…ありがとう」


ドア<パタン
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:50:09.58 ID:EkXFTtwAO
+
218 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:50:26.14 ID:mBThJV0c0

フィアンマ(…暇だな)


ドア<コンコン ガチャ


配達員「郵便です。ポストが見当たらなかったので…」っ手紙

フィアンマ「すまないな」ウケトリ

配達員「失礼しましたー」


ドア<パタン


フィアンマ「土御門元春、舞夏…婚約しました。
オッレルス、シルビア……結婚しました。
なるほど、婚約及び結婚報告か。目出度いものだ」ウン イソイソ


ドア<コンコン


フィアンマ「どうぞ」

麦野「久しぶりね」

フィアンマ「随分と服装の趣向が変わったな」

麦野「似合うように調整はしてるつもりだけど」

フィアンマ「似合っていないという意味ではない」

麦野「そ。…あれから、ちゃんと高校生相当に見られるようになったわ」

フィアンマ「髪型も変えたのか」

麦野「緩く巻くとかえって老けて見える事に気がついたからね。ま、礼を言うわ」っ十万円

フィアンマ「そうか。良かったな」ウケトリ

麦野「まぁ、それだけ。それじゃ」


ドア<バタン


フィアンマ(俺様のアドバイスで踏み出せた人間、結ばれたカップル…気分は悪く無い)フフ ドヤー
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:50:27.32 ID:EkXFTtwAO
+
220 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:50:49.24 ID:mBThJV0c0

フィアンマ「…ん? メッセージカードか。…いつ置かれたんだ?」ペラ

『相談させていただいた者です。
めでたくお姉様と結ばれることになりました。
貴男様には本当に本当に感謝しています。
お姉様が恥ずかしがり屋な為にメッセージカードでのお礼となります。
この間お写真を撮影しましたので、ご報告までに添えさせていただきます』

フィアンマ「ツインテールの少女と…短髪の少女、同じ制服…何だ、両思いだったのか」フム

フィアンマ「一応しまっておくべきか」ヨイショ


ドア<コンコン


フィアンマ「どうぞ」フゥ

フレンダ「結局、久しぶりって訳よ」

フィアンマ「悪夢の件は片付いたか?」

フレンダ「お陰様で。夢占い通り、金運にも恵まれたからお礼に」っ五万円

フィアンマ「わざわざすまないな」ウケトリ

フレンダ「今は悩まされてる事も無い…、…ありがとう」


ドア<バタン


フィアンマ(抱えていた悩みを解決した人間の表情は和やかで良いな)シミジミ


ドア<コンコン


ステファニー「失礼します」ヒョコッ

砂皿「……ウチの者が世話になった」

フィアンマ「うまくいったようだな」

ステファニー「バッチリです。諦めなくて良かった」フフフ

砂皿「………礼を言う」っ一万円

フィアンマ「成功したのなら良い」ウケトリ

ステファニー「じゃあ砂皿さん、デート続行しましょう」ニコニコ

砂皿「大っぴらに言うな…」


ドア<バタンッ


フィアンマ(あのまま末永く続けば良いが)ウンウン
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:50:50.72 ID:EkXFTtwAO
+
222 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 19:51:13.14 ID:mBThJV0c0

―――翌日


上嬢「おはようございます」

フィアンマ「おはよう」

上嬢「元気そうで安心しました」

フィアンマ「いつも病気という訳ではないんだ、当たり前だろう」

上嬢「ですよね。…それで、ですね」

フィアンマ「んー?」

上嬢「お付き合いするかどうかの結果、出してきました」

フィアンマ「そうか」

フィアンマ(もうすぐイタリアに戻るのだがね)

フィアンマ「それで、どうするんだ」

上嬢「>>224
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 19:58:22.55 ID:k3LLYL1Z0
お願いします!
どこにでもいっしょについて行きます!
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 20:25:49.45 ID:9aXVCFtf0
>>223

225 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:14:26.50 ID:mBThJV0c0

上嬢「お願いします! どこにでもいっしょについて行きます!」ペコッ

フィアンマ「…そうか」ナデナデ

上嬢「……えへへ」フフ

フィアンマ(どこにでも、か…)

上嬢「…初彼氏です」モゴモゴ

フィアンマ「ほう」

上嬢「これからも、改めてよろしくお願いします」ニヘラ

フィアンマ「ああ」

フィアンマ(…これはきちんと言ってから帰るべきか)

上嬢「〜♪」

フィアンマ(…世界を救うのは、…やめにしよう。
世界を救わずとも、自分の力で人を救えると、わかった。
故に、もはや右方のフィアンマである必要も無い…)
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:14:27.56 ID:EkXFTtwAO
+
227 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:14:46.82 ID:mBThJV0c0


ドア<コンコン


フィアンマ「ん。どうぞー」

ステイル「やあ、お邪魔するよ」

上嬢「お久しぶりです」ペコ

ステイル「久しいね。今日は結果を言いに来たんだ。偶々近くに寄ったものでね」

フィアンマ「どうなったんだ」

ステイル「成功したよ。タバコの本数を減らす条件付きで、だが」フフ

上嬢(幸せそうだな。本当に好きなんだろうな、その子のこと)

ステイル「謝礼と言っては何だけど、どうか受け取ってくれ」っ十万円

フィアンマ「わざわざ持ってきたのか」ウケトリ

ステイル「じゃあ、報告は済んだから…仕事もあるし、失礼するよ」


ドア<パタン


上嬢「良かったですね」ホノボノ

フィアンマ「そうだな。…ほかにも報告者が来たぞ」チャリーン

上嬢「あ、お手紙ありましたよね、金庫」

フィアンマ「読んでも良いぞ。結婚と婚約報告だったからな」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:14:47.83 ID:EkXFTtwAO
+
229 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:15:03.66 ID:mBThJV0c0


ドア<コンコン


上嬢「どうぞー」

滝壺「どうも」

フレメア「にゃあ、お久しぶり!」

上嬢(知り合いだったのか)

フィアンマ「悩みか」

フレメア「ううん、解決したから、お礼。にゃあ」っ苺飴二つ

フィアンマ「良いゲームが見つかったのか」ウケトリ

フレメア「うん。このおねえちゃんの彼氏さんが良いゲーム持ってた!」

滝壺「調子は、あれから悪くなりにくくなってる。…ありがとう」っ五万円

フィアンマ「そうか、…良かったな」ウケトリ

フレメア「んん、お腹すいた。おねーちゃん、行こう」

滝壺「うん…そうだね」ニヘラ


ドア<パタン


上嬢「…姉妹ですかね、似てなかったけど」

フィアンマ「知り合いではないのか、単純に」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:15:04.85 ID:EkXFTtwAO
+
231 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:15:24.39 ID:mBThJV0c0


ドア<コンコンコン


配達員「失礼します、お届けものでーす」

上嬢「はーい」イソイソ


ドア<パタン


フィアンマ「宅配か」

上嬢「何か買ったんですか?」

フィアンマ「いいや、何も買っていないが」

上嬢「ん、と…これは…お、おお。最新のダイエットサプリ…!」

フィアンマ「ダイエット?」

上嬢「飲むと脂肪の吸収がほぼ抑えられるっていう代物です」

フィアンマ「なるほど」

上嬢「……」ソワソワ

フィアンマ「…俺様には必要無いからな、お前にやる」

上嬢「! ありがとうございますっ」

フィアンマ「ちなみに差出人は誰だ」

上嬢「んー、と…木山春生、だそうです」

フィアンマ「手紙か何かはついていないのか」

上嬢「ついてますね。…えーっと…『素敵な男性を見つけた。ありがとう』だそうです」

フィアンマ「あの脱いだ女だな」

上嬢「でしょうね。…良かった」ニコ
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:15:25.42 ID:EkXFTtwAO
+
233 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:15:45.49 ID:mBThJV0c0

フィアンマ「…さて」パタン

上嬢「? もう閉めちゃうんですね」

フィアンマ「ああ。…店仕舞いだ」

上嬢「…え?」

フィアンマ「店を畳んで、イタリアに帰ろうと思っている」

上嬢「……そんな」

フィアンマ「バイトも終わりだ。充分な額は与えただろう。ほら、ボーナスだ」っ五十万円

上嬢「……」ウケトリ

フィアンマ「…長くやるつもりは、そもそも無かったからな」

上嬢「…せっかく、…恋人に、なったのに」

フィアンマ「……」

上嬢「ついて、いこうにも…私、学園都市から…」

フィアンマ「…手紙を送ってくれれば良い」

上嬢「手紙…あ」フウトウゴソリ

上嬢(お金と一緒に、メモ入ってた…住所書いてある)

フィアンマ「それで妥協してくれ」

上嬢「……はい」ギュウッ
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:15:46.50 ID:EkXFTtwAO
+
235 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:16:02.98 ID:mBThJV0c0

―――翌々日 空港


上嬢「…それじゃあお元気で」シュン

フィアンマ「ああ、…手紙は返事を返す」

上嬢「はい」コクリ

フィアンマ「…元気でやれ」

上嬢「バイト代でしばらく飢える事は無さそうです」フフ

フィアンマ「……」

上嬢「…また、会えますよね? 夏休みとか、イタリア行っても良いですか?」

フィアンマ「好きにしろ」ウン

上嬢「……それじゃ、また」ニヘラ
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:16:03.87 ID:EkXFTtwAO
+
237 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:16:16.02 ID:mBThJV0c0

微笑んで。
それでも、泣きそうな私の右手を、彼の右手が握った。
くい、と引っ張られ、思わずバランスを崩す。
まともに倒れこみそうになって顔を、上げた。
唇が重なる。何となしに、甘い味がした。
キスってレモン味じゃないんだ、と思って。
次いで、今、キスをされたのだと認識して、顔が熱くなっていく。

「わ、私、」
「人の話を聞くとき、お前自身が活用して成長できそうな情報を見つけるようにし、
自分のものにしてしまうぐらいの気概でいろ。
『自分ならどうするか』を常に考えられるようにすれば、
世の中のことすべてが貴重な情報と化す。
……短い時間だったが、ありがとう。手紙を、…待ってる」

そう囁いて、彼は私から離れた。
笑みが自然と湧き起こるのを感じながら、私は何度も頷く。

「絶対、書きますから……っ」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:16:17.14 ID:EkXFTtwAO
+
239 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:16:30.18 ID:mBThJV0c0

―――翌日 イタリア


フィアンマ「右方のフィアンマをやめることにした」

アックア「随分と急であるな。日本で何かあったのか」

フィアンマ「何、守りたいものとやらを見つけただけだ」

アックア「なるほど。…貴様がそれを言うとは」

フィアンマ「意外か? …そうそう、キャラ変えには失敗したよ」

アックア「そんな気はしていたのである」

フィアンマ「そういえば、テッラを見かけないな?」

アックア「ヤツなら小麦畑である。急に農作業を始めたのだ」

フィアンマ(俺様の助言通り、か)

フィアンマ「…という訳で、今まで世話になったな。さほどなっていないが」

アックア「一言余計である」フゥ
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:16:31.17 ID:EkXFTtwAO
+
241 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:16:46.45 ID:mBThJV0c0

手紙を書いた。
返事はなかなかこなくて。
ようやく来た返事に従って、今は待ち合わせ場所に立っている。
本業の方は、何故だろうか、やめたらしい。
とはいえお金には困っていないようだ。
幸運体質と、加えて資産運用でどうにかしているらしい。

「上条」
「っわぷ、」
「相変わらずだな」
「…フィアンマさんもですけどね」

右手を差し出された。
右手で握り返し、そのまま腕を抱きしめる。
腕を組むと、本当にカップルらしくて、思わず笑みが浮かんだ。

「まずは何処行きましょうか」
「そうだな……」

行き先は。








かつて、『熱心』人生相談所のあった―――あの、学区。






おわり
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:16:47.90 ID:EkXFTtwAO
+
243 : ◆2/3UkhVg4u1D [saga]:2013/03/01(金) 21:17:20.07 ID:mBThJV0c0

短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:17:49.10 ID:h03YqXiE0
おつ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/01(金) 21:25:52.70 ID:naKp0dlSO
うむ。乙。よかった

木山てんてーの相手は一体……そして一回も出れなかったヴェントさんェ……
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/03/02(土) 17:26:20.47 ID:8C7JWQBR0
乙。何とも良い感じのスレだった

続編を>>1が書いてくれるなら是非読みたいなぁ…
まだ語録の中身(主にネタ)は八割以上残っていますよね?小ネタいけますよね?(ゲス顔)
247 : ◆2/3UkhVg4u1D [sage]:2013/03/02(土) 22:18:20.10 ID:44n9bvAAO

このスレではもう書けないし、続編とか厳しいから(震え声)
安価スレの方でまた語録使わせていただくかもしれません。小ネタとか。
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