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【改訂版】ラウラ「もしも一夏が、私にぞっこんだったら!」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:26:02.07 ID:rLk4qdGc0
――夜――
――IS学園寮・ラウラとシャルの部屋――
ンモウ……ショウガナイナァ……
ラウラ「…………」
シャル「……ラウラ? 何見てるの?」
ラウラ「む? シャルロット」
ラウラ「いや、何……クラリッサから動画が送られてきたのでな」
ラウラ「日本文化を知る上で役に立つ、と言うのだ」
シャル「……アニメだね?」
ラウラ「うむ。 日本人の想像力というものは面白い」
シャル(ラウラの知識が偏っているのは、このせいか……)
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1368937561
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
もしもワンピースがアラバスタ編で完結してたら @ 2025/04/10(木) 04:05:42.93 ID:0BTpsf2AO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1744225542/
機動戦士Necoジークアクス @ 2025/04/09(水) 21:12:34.78 ID:7+Ev+rnRO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1744200754/
捨て猫 @ 2025/04/09(水) 18:03:41.50 ID:qlT5qs1WO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1744189421/
【シャニマス】ベジータ「ア、アルストロメリアだと………!」【ドラゴンボール】 @ 2025/04/08(火) 21:21:00.94 ID:ch+GxRTZo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1744114860/
どけ、馬鹿ども @ 2025/04/08(火) 17:50:19.05 ID:ZpOcDfR4O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1744102218/
=^・ω・^= ぬこ神社 Part127《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2025/04/08(火) 15:05:35.64 ID:ORnLfiWxO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1744092335/
”巨大”とは感動である @ 2025/04/08(火) 01:19:24.07 ID:lXIr96Fs0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744042763/
イキスギ龍戦隊 トコロテンリュウチャーン @ 2025/04/07(月) 23:14:15.12 ID:Wirs8NLuo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744035254/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:27:45.16 ID:rLk4qdGc0
翌日、私はシュバルツェア・レーゲンの調整の為、機密保持の観点から
IS学園の敷地外で飛行を行っていた。
結果は良好で、どこにも問題は無かった。 私は本国にそのデータを送る。
もちろん三重のプロテクトをかけた、特別な暗号通信だ。
一連の作業を終え、私は気まぐれから普段は足を踏み入れない
学園の裏にある雑木林に降り立った。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:29:08.93 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「ふむ……たまには、いつもと違う場所に降り立つのも悪くない」
ラウラ「これも日本が治安の整った、法治国家であるからだな……」
ラウラ「地雷や突然の狙撃を心配しなくてもいい……ふふ……」
ラウラ「……む?」
ラウラ「……! こ、これは!?」
ラウラ「…………」 ゴクリ……
ラウラ「いや、待て待て! 私!」
ラウラ「いくらなんでもアニメと現実の区別くらいはつける!」
ラウラ「こんな所に『も○もぼっくすぅ~』(似てない)が、あるわけがない!」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:30:10.57 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「…………」
ラウラ「……でも」
ラウラ「良く出来ているな……」
ラウラ「色といい質感といい」
ラウラ「少し時代を感じさせる内装といい……」
ラウラ「…………」 ゴクッ…
ラウラ(だ、誰も見てない……な?) キョロキョロ…
ラウラ(…………)
ラウラ(ちょっ、ちょっとだけ……)
ガチャ、キィ……パタン
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:31:49.22 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「…………」
ラウラ「もしも嫁が……じゃなくて」
ラウラ「もしも一夏が、私にぞっこんだったら!」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリンッ!!
ラウラ「!!」
ラウラ(ほ、本当に鳴った!?)
ラウラ「あ、あわわっ……」
キィ……バタン!
ラウラ「…………」 ドキドキ…
ラウラ「……ま、まさか……な」
ラウラ「…………」
ラウラ(常識的に考えて、音が鳴るギミックが仕込まれていただけだろう……)
ラウラ(誰が……何のために……?)
ラウラ(…………)
ラウラ(……戻ろう) フウ…
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:32:44.44 ID:rLk4qdGc0
――放課後――
――IS学園寮・一夏の部屋付近――
コン コン
ラウラ「嫁よ、居るか?」
一夏「ん? ラウラか?」
ガチャ……
一夏「今日は、遅かったな?」 ニコ
ラウラ「……む? 遅い……とは?」
一夏「……? 何言ってるんだよ」
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:35:19.77 ID:rLk4qdGc0
一夏「夏休みから、毎日の様に 俺の部屋に来てるじゃないか」
ラウラ「……!?」
一夏「どうしたんだ?」
ラウラ「い、いや……なんでもない」
ラウラ「は、入るぞ!」
一夏「ああ、どうぞ」 ニコ
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:36:43.86 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(……ど……どういう事だ?)
ラウラ(一体何が起きてる?)
ラウラ(そういえば、今日はすんなり部屋に入れてくれたし……)
ラウラ(…………)
ラウラ(まさか……)
ラウラ(さっきのアレ、本物……だったのか!?)
ラウラ(…………)
ラウラ(ということは……)
ラウラ(この一夏は……私にぞっこん……?)
ラウラ(…………) ///
ラウラ(……と、ともかく、もうしばらく様子を見よう) ///
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:38:10.94 ID:rLk4qdGc0
一夏「ラウラ、麦茶でいいか?」
ラウラ「う、うむ。 それでいい」
一夏「おー」
ラウラ(……な、なんだか凄く自然だな) ///
ラウラ(…………)
ラウラ(……!)
ラウラ(あれは……!?)
トテ トテ トテ…
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:38:57.52 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(私の……私物だ……)
ラウラ(しかも、こんなにたくさん)
ラウラ(服に……下着……勉強道具は、教本を含めて全てある)
ラウラ(……ほとんどここに住んでいるのか? 私は?)
一夏「ほら、ラウラ。 麦茶」
ラウラ「あ、ああ、すまない、一夏……」 ズズッ…
一夏「どうせ今日も泊まるんだろ?」
ラウラ「ぶふぉっ!?」
一夏「うわぁっ!?」
ラウラ「ゴホゴホッ……す、すまない……」 ///
ラウラ(よ、予測は出来たのに……) ///
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:39:54.84 ID:rLk4qdGc0
一夏「どうしたんだ? ラウラ?」
ラウラ「な、なんでもない。 ちょっと咽せただけだ」
一夏「そうか? ならいいんだが」
ラウラ「…………」
ラウラ(落ち着け……) ///
ラウラ(こんな時だからこそ、落ち着くのだ!) ドキドキ///
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:40:45.20 ID:rLk4qdGc0
一夏「さて、そろそろ明日の予定を決めておくか?」
ラウラ「? 明日の予定、とは?」
一夏「おいおい……そりゃないだろ。 冗談にしても笑えないよ」
一夏「デートに決まってるだろ? 俺とラウラの」
ラウラ「…………」
ラウラ「えっ!?」 ///
一夏「……ラウラ、いい加減にしないと、本当に怒るぞ?」
ラウラ「!? す、すまない! い、色々あって、少し、失念していた!」
ラウラ「悪気はないんだ! ゆ、許してくれ!」 アセアセ///
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:41:42.45 ID:rLk4qdGc0
一夏「……まあ、確かにここ数日、忙しそうだったしな」
一夏「わかった。 許すよ」 ニコ
ラウラ「……ホッ」
一夏「それでだ、以前、行きたいって言ってた」
一夏「遊園地と動物園、どっちがいい?」
ラウラ「両方は無理なのか?」
一夏「ちょっと距離がありすぎる……」
ラウラ「そうか……」
ラウラ「……ふむ。 どちらかといえば動物園に興味があるな」
一夏「よし、じゃあ動物園でいこう」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:42:19.98 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(よ、よし! 嫁とデートだ!)
ラウラ(こんな事もあろうかと、クラリッサからデートにおける服装についてのレクチャーも)
ラウラ(バッチリ受けている!) キラン☆
ラウラ(ふふふ……嫁よ、明日は最高の一日にしよう!) ///
一夏「そういや、そろそろ晩飯だな」
一夏「ラウラ、今日もこの部屋で食うか?」
ラウラ「……え?」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:43:19.08 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(……? 食堂に行けばいいだけなのに……?)
ラウラ(だが、今、嫁は『今日も』と言った……)
ラウラ(…………)
ラウラ(……よくわからないが、さっきの事もある)
ラウラ(話を合わせておこう)
ラウラ「……ああ、もちろんだ。 ここで食べる」
一夏「だな。 じゃあ、もらって来てやるよ。 メニューは?」
ラウラ「まかせる」
一夏「おう、ちょっと待っててくれよ」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:44:17.50 ID:rLk4qdGc0
―――――――――――
ラウラ「ごちそうさま」
一夏「ごちそうさま」
一夏「食器は後で俺が返しておく」
一夏「置いておいてくれ」
ラウラ「……いいのか?」
一夏「ああ、千冬姉に用事があってな。 その時、ついでに返すから」
ラウラ「すまないな」 ニコ
一夏「構わないって。 後、眠くなったら先に休んでていいから」 ニコ
ラウラ「そうか。 わかった」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:45:27.45 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「…………」
ラウラ「シャワーでも浴びるか」
ラウラ「……そういえば、嫁はごく自然な感じで『泊まるか?』などと言っていたが」
ラウラ「ということは……夜は普通に一緒に寝ているはずだな」 ウムウム…
ラウラ「嫁のベッドを温めておこう」 フフフ…
※注 パジャマ着用した上で、です
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:46:05.63 ID:rLk4qdGc0
――翌日・休日の朝――
――IS学園寮・一夏の部屋――
一夏「おはよう、ラウラ」
ラウラ「……む」
ラウラ「う~ん……」
ラウラ「……!?」 ドキッ///
一夏「? どうした?」
ラウラ「い、いや、なんでもない……」 ///
一夏「?」
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:46:47.79 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(お、おかしいな?)
ラウラ(前にも嫁とは、寝た仲なのに……) ///
ラウラ(嫁の優しい声と笑顔が間近にあって……なぜか恥ずかしかった) ///
一夏「どうしたんだよ、ラウラ?」
一夏「いつもは お前の方が俺を離さないのに」 クスッ
ラウラ「~~~~!!」 ///
ラウラ「そ、そろそろ起きよう!」 ///
一夏「そうだな」 クスッ
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:48:04.96 ID:rLk4qdGc0
――モノレールIS学園前駅前――
ラウラ「嫁よ! 待たせたな!」
一夏「おう」
ラウラ「…………」 ドキドキ///
一夏「うん、スカートも良いな、ラウラ」
一夏「可愛いよ」 ニコ
ラウラ「……!」 ///
ラウラ「そ、そうか! 嬉しいぞ! 一夏!」 ///
ラウラ(クラリッサ……お前の見立て通り 『普段とは違う、ギャップ要素』 は) ///
ラウラ(一夏に好印象を与えたぞ!) ///
一夏(ラウラは、何を着ても似合うな~) ///
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:48:50.25 ID:rLk4qdGc0
――午前中――
――動物園――
ラウラ「着いた!」 キラキラ☆
一夏「着いたな」 クスッ
ラウラ「先ずは、何処へ行くのだ?」
一夏「そうだな……ラウラはどんな動物が見たい?」
ラウラ「う~む……」
ラウラ「可愛い動物が良いな!」
一夏「可愛い動物か……」 パンフ オープン
一夏「……じゃあ、ここかな?」
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:49:35.11 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「うわぁ……可愛い」 キラキラ☆
一夏「ふふ、とりあえず、リスな」
ラウラ「なんという名のリスだ?」
一夏「え~っと……ミケリスって名前だ」
一夏「マレー半島等に生息するリスで……」
一夏「その名の通り、三色の綺麗な毛並みが特徴だって」
ラウラ「うむ! 確かに綺麗な毛並みだ!」
一夏「フフフ……」 ニコ
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:50:12.19 ID:rLk4qdGc0
一夏「じゃあ、次はこれ」
ラウラ「……? あの穴は何だ?」
ラウラ「……!?」
ラウラ「い、一夏! 何かが顔を出したぞ!」
一夏「可愛いだろ?」
ラウラ「おお……」
ラウラ「よく見ると、愛嬌のある顔をしているな……」
ラウラ「うむ、可愛いぞ、一夏!」
一夏「ハハハ……」
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:50:44.05 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「プレーリードッグと言うのか」
一夏「ああ」
一夏「北アメリカ中部に生息している動物だって」
ラウラ「ふむ……なぜ『ドッグ』などと付いているのだろう?」
ラウラ「どう見ても大きめのネズミか、リスにしか見えないが……」
一夏「ええと……パンフにも書いてないな」
一夏「言われてみると、なんでだろう?」
ラウラ「学園に帰ったら調べてみよう!」
一夏「そうだな」 クスッ
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:51:28.38 ID:rLk4qdGc0
一夏「さて、可愛いもののトリは、これだ!」
ラウラ「おお……」 キラキラ☆
一夏「フフフ……どうだ? ラウラ?」
ラウラ「一夏め……策士だな……」
ラウラ「だが、嬉しいぞ!」
ラウラ「ウサギは、我が部隊名でもあるからな!」
一夏「そんなラウラさんに、耳よりな情報が有ります」
ラウラ「?」
一夏「なんと、このウサギ達を触ることが出来ちゃいます!」
ラウラ「な、なんだと!?」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:52:02.40 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「はわわ……」 ///
一夏「ちゃんと飼育員さんの言う通りに優しく触るんだぞ?」
ラウラ「わ、わかっている!」 ///
ラウラ「おお……部隊名のシュバルツェア・ハーゼ(黒ウサギ)までいるではないか……」 ///
ラウラ「よしよし……お前も可愛いぞ~」 二ヘラ~///
一夏(俺は、ウサギをナデナデするラウラを ナデナデしたいけどな……) ///
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:52:47.74 ID:rLk4qdGc0
―――――――――――
ラウラ「すまん……つい時間を忘れてしまった」
一夏「ふふ……別にいいって」
一夏「ラウラの可愛いお腹の虫の声を聞けたし」
ラウラ「い、言うな……」 ///
一夏「ハハハ、じゃあ、昼飯にするか?」
ラウラ「うむ!」
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:53:52.49 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「どうした? 嫁よ?」
一夏「すまん、ラウラ。 ミスった……」
ラウラ「……?」
一夏「園内に飲食店が無い……」
一夏「一度、園から出て、外で飯屋を探さないと……」 シュン……
ラウラ「……! そうか……」
ラウラ「いや……気にするな、一夏」
ラウラ「この程度のミスなど、私は気にならないぞ?」 ニコ
一夏「ラウラ……。 ありがとう」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:54:56.03 ID:rLk4qdGc0
――正午――
――モノレール○○駅・駅前レストラン――
ラウラ「凄い混みようだな……」
一夏「飯時だからな……」
ラウラ「む……、一夏、あそこが空きそうだぞ?」
一夏「どれどれ……?」
一夏「ああ、あれは遠慮しておこう」
ラウラ「? ……なぜだ?」
一夏「あれは、大人数用のテーブル席だ……」
一夏「家族連れの皆さんに譲ろう」
ラウラ「……しかし」
一夏「ふふ、子供って、なかなか融通が利かないからな」
一夏「親御さんの負担を考えてあげよう?」
ラウラ「むう……」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/19(日) 13:55:13.18 ID:ODXj+E0DO
シャル版と同じ人?
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:55:30.96 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「やっと座れた……」 フウ……
一夏「お疲れ様」 クスッ
ラウラ「さて、何を食べるかな?」
一夏「俺は、ラーメンセットにしよう」
ラウラ「……むー、私はスパゲティにするかな」
―――――――――――
ラウラ「ふむ……まあまあだな」 モグモグ
一夏「俺のも まあまあだな」 モグモグ
一夏・ラウラ(正直……学園の方が美味い……)
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:56:45.28 ID:rLk4qdGc0
一夏「さて、この後どうしようか?」
一夏「もう一度、動物園に行くか?」
ラウラ「ふむ……」
ラウラ「いや、動物園はまた今度にしよう」
一夏「そうか……じゃあ、どうする?」
ラウラ「そうだな……」 ウ~ム……
ラウラ「ショッピングなんてどうだろう?」
一夏「ショッピングか……。 よし、決まりだな」
一夏「ところで、何を買うつもりなんだ?」
ラウラ「クラリッサに頼まれたものと、私好みの小物でも買おうかと」
一夏(……不吉な名前を聞いた様な)
一夏「じゃ、じゃあ行くか!」
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:57:25.88 ID:rLk4qdGc0
――午後――
――某電気街――
一夏「」
ラウラ「? どうした? 嫁よ?」
一夏「い、いや、なんでもない……」
一夏(不吉な予感が当たってしまったか……)
ラウラ「?」
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:58:01.42 ID:rLk4qdGc0
――本屋ホール オブ タイガー ――
ラウラ「ふむ……これか」 バサッ
ラウラ「おっと、これもだな」 バサッ バサッ
一夏「…………」
一夏(……BLコーナー?)
一夏(……BLってなんだろう?)
チーン☆ アリガトウゴザイマシター
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:58:46.73 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「よし、クラリッサの物は、これくらいでいいだろう」
一夏「……えっと、それ、随分薄い本だけど、結構高いな?」
ラウラ「クラリッサが言うには、それだけの価値があるのだそうだ」
一夏「ふうん……」
ラウラ「さて……後は、これをドイツに送る手続きをして……と」 カキカキ…
一夏(……手馴れてるなぁ。 これまでにも やってたっぽい)
ラウラ「待たせたな、次はこっちだ」
一夏「おう」
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 13:59:27.54 ID:rLk4qdGc0
――ファンシーショップ――
一夏「へえ……こんな店があるのか……」
ラウラ「ああ、以前、シャルロットに教えてもらった」
ラウラ「ふふ……実は、普段から世話になっているシャルロットに」
ラウラ「何かプレゼントしたくてな」 ニコ
一夏「そうか。 それはいい事だな」 ニコ
一夏(ラウラ、仲直りしたんだな……)
ラウラ「しかし、何を選ぶかな?」
一夏「う~ん……難しいな」
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:00:50.79 ID:rLk4qdGc0
一夏「ラウラ、これなんてどうだろう?」
ラウラ「手のひらサイズのぬいぐるみか。 悪くないな」
ラウラ「だが、シャルロットの好みでは無い気がする……」
一夏「そうなのか?」
ラウラ「シャルロットは、可愛い物は好きだが……」
ラウラ「それでいて実用度の高いものを好んでいると思うのだ」
一夏「ああ……確かに。 わかる気がする」 ウンウン…
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:01:58.43 ID:rLk4qdGc0
一夏「……だったら、こんなのはどうかな?」
ラウラ「ほう、小物入れか」
ラウラ「デザインも可愛いし……うん、これでいこう!」
一夏「おっと……気に入ったなら、もう一つどうだ?」
ラウラ「む? いや、いくらなんでも一つで十分だと思うが?」
一夏「もう一つは、ラウラの分だよ」
一夏「シャルロットとお揃いで……というのは、どうかな?」 ニコ
ラウラ「!!」
ラウラ「ああ……! いいな、それは!」 キラキラ☆
ラウラ「ぜひ、そうしよう!」 ニコ
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2013/05/19(日) 14:02:17.11 ID:jxUS6vSCo
これってもしかして深夜でやってた?
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:07:50.04 ID:rLk4qdGc0
>>39
うん。長いことかかったけど、セシリア編がやっとできたんで
ついでに、これまでの4人のを手直し(三点リーダ等)したものを今投下中。
気分的にプラットホームを変えてみたんだ。鈴編、箒編、シャル編は終わってるよ~
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:08:33.48 ID:rLk4qdGc0
アリガトウ ゴザイマシター
ラウラ「一夏、今日は楽しかったぞ!」
一夏「それは何より」 クス
一夏「途中ミスったから、あせったけどな……」 ハハ…
ラウラ「いや……それもまた楽しいハプニングだった」 クス
一夏「…………」
一夏「ラウラ……」
ラウラ「うむ?」
一夏「少し歩かないか?」
ラウラ「ああ……いいぞ」 ニコ
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:09:23.58 ID:rLk4qdGc0
――夕方――
――どこかの街角――
ラウラ「この辺りは、初めて歩くな」
一夏「そうか。 実を言うと俺もそう」 クスッ
ラウラ「ふふ、ちょっとした探索だな」 クスッ
一夏「お? ここは……公園か?」
ラウラ「……? わざわざ石垣を積み上げて作ったのか?」
一夏「いや、だぶん城の跡だよ」
一夏「戦争なんかで焼けた城跡を改装して、公園にしているんだと思う」
ラウラ「ふむ……行ってみたいな」
一夏「ああ、構わないぞ」
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:10:30.02 ID:rLk4qdGc0
一夏「思ったより小さいな」
ラウラ「私も考えていた物とは、随分違ってる」
ラウラ「城跡、というのだから、錆び付いた大砲とかあるのかと……」
一夏「ヨーロッパとは、設計思想が違うからな」 ハハ…
ラウラ「どう見ても普通の公園だ……」 キイ…(ブランコに着席)
一夏「…………」
ラウラ「……?」
ラウラ「一夏?」
一夏「ん?」
ラウラ「私の顔に、何か付いているのか?」
一夏「いいや」 クスッ
一夏「……ラウラに見とれてた」 ニコ///
ラウラ「……!」 ドキッ///
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:11:20.09 ID:rLk4qdGc0
……不意打ちだった。 その言葉で思わず動きを止めてしまった 私の唇に……
一夏が、優しく触れた。
何が起こったのか……それを理解するのに数秒かかってしまう私。
全身の力が……抜ける……。
私は、静かに目を閉じ、一夏の思うままに自分の身を任せた。
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:11:53.67 ID:rLk4qdGc0
なんだろう? 一夏を嫁と宣言した、あの日……私が一夏にしたそれとは
まるで違うではないか……。
何が違う? どこが違う?
ああ……そうか……違うんだ。
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:12:33.62 ID:rLk4qdGc0
一夏が……私にしてくれている。 そして、私もそれを望んでいる。
だから、違うんだ。
こんなにも……違うんだ。 こんなにも……。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:13:13.85 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「…………」 ///
一夏「…………」 ///
ラウラ「……きょ、今日は、ふ、不意打ちが、お、多いな……」 ///
ラウラ「で、でも、……き、嫌いじゃないぞ……うん」 ///
一夏「そ、そうか……」 ///
一夏「……その、この続きは、帰ってからしような?」 ///
ラウラ「……? 続き?」 キョトン
一夏「」
一夏「……えっと、また今度に訂正するな……」 クスン…
ラウラ「?」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:14:02.59 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「……さて、日も落ちてきた。 そろそろ帰るか」
一夏「そうだな」 クスッ
ピピピ……ピピピ……
ラウラ「む……携帯?」
ラウラ「! ……情報端末の方か」
一夏「? どうした? ラウラ?」
ラウラ「……すまない、一夏。 先に帰っていてくれ」
ラウラ「この端末からの連絡は、機密情報が含まれる……」
ラウラ「おそらく、IS関連の事だろう」
一夏「……そうか。 わかった、大変だな」
一夏「じゃあ、夕食を部屋に運んで待っているから」 ニコ
ラウラ「ああ、楽しみにしている」 ニコ
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:15:11.67 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「……さて、いったい何だ? 定時連絡は済ませたはずだし」 ピッ
ラウラ「…………? 暗号化されているな。 発信元は……」
ラウラ「シュバルツェア・ハーゼ……クラリッサからか?」 ピピ……ピ……
ラウラ「…………」
ラウラ(……送られた画像の編集作業を終了しました)
ラウラ(隊長のご武運を祈ります……?)
ラウラ(…………?) ピピピ……(暗号解除)
ラウラ(……シャルロットだ)
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:16:14.67 ID:rLk4qdGc0
私は自分の目を疑った。 その画像は……私の持ち物を破損させる
シャルロットが映し出されていたからだ。
しかも……シャルロットだけではない。 セシリアや箒、鈴……
そしてクラスメイトや、顔も知らない女生徒までが、それを行っていた……。
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:16:56.64 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(………………) ブルブル…
ラウラ(……なんだ……これは……) ブルブル…
ラウラ(何が……起こっている……?) ブルブル…
ラウラ(…………ハッ!?)
ラウラ(い、いや、落ち着け……)
ラウラ(ここは、この世界は……あの、もし○ボックスで作られた世界なのだ)
ラウラ(………………)
ラウラ(だとしても……気になるな)
ラウラ(こっちの私は何故、こんな目にあうのだ?)
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:17:38.27 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(……クラリッサに聞いてみるか?)
ラウラ(……いや)
ラウラ(命令を出した私が、その詳細を聞くのは不自然すぎる)
ラウラ(私の状況を説明しても、信じてくれないだろうし……)
ラウラ(…………)
ラウラ(……! そうだ!)
ラウラ(私の個人日誌なら……何か掴めるかもしれない!) ピピピ…
ラウラ(……よし、アクセスできた!)
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:18:36.81 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「今日、私は日本のIS学園に転入したが……」
端末「極めて軽い内容の……くだらない教育機関であると再認識した」
端末「そして……教官の弟……」
端末「あんな間の抜けた、クズ人間が 教官に汚点を残す結果を与えたのは」
端末「やはり許せない……!」
ラウラ(………………)
ラウラ(今見ると……恥ずかしいな) ///
ラウラ(す、少し飛ばそう……) ///
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:19:18.71 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「私は……笑った」
端末「理由は不明だ……」
端末「だが、実に気持ちが良かった」
端末「…………」
端末「それと、教官の弟……」 ///
端末「この気持ちの正体も気になる所だ」 ///
端末「後でクラリッサに相談してみよう……」 ///
ラウラ「…………」 ///
ラウラ(もう少し先だな……) ///
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:20:30.72 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「福音事件は、なんとか幕を閉じたが……」
端末「嫁は、自分の不甲斐なさを恥じている様だった……」
端末「私は、一夏の傍らに居て、それを聞きながら優しく抱きしめてやった」
端末「……喜んでくれたかどうか、わからないが、他の4人に邪魔をされ」
端末「それ以上の進展は無かった……。 残念だ」
ラウラ(……む?)
ラウラ(私の方は、箒といい雰囲気なってたから)
ラウラ(私達がそれを邪魔したのだが……)
ラウラ(……この辺りから私の世界と違うようだな)
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:21:13.29 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「夏休みに入って自由な時間が増えた」
端末「一夏は実家に戻っているので、そこを訪ねようと計画している」
端末「服装は、シャルロットと買い物に行って選んだものを装備」
端末「嫁は……喜んでくれるだろうか?」
端末「結果が良好であることを祈る」
ラウラ「…………」
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:21:53.02 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「日本の「まつり」というものに参加した」
端末「……いつものメンバーと一緒であるが」
端末「それに、私以外は日本の民族衣装を身にまとっていた」
端末「シャルロットの話では、箒の計らいで急遽決まったとか……」
端末「少々、疎外感はあったが、そんな私を嫁は気遣ってくれた」
端末「私にとって、いい結果となった」 クスッ
ラウラ「…………」 クスッ
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:22:48.15 ID:rLk4qdGc0
端末「……こ、個人日誌 私的記録」 ///
ラウラ「……?」
端末「お、驚きの出来事が……起きた」 ///
端末「嫁が……、一夏が……」 ///
端末「私を、一番好きだと、言ってくれた!」 ///
ラウラ「……!?」 ドキ ///
端末「クラリッサも『おめでとう』と言ってくれた!」 ///
端末「これで……リア充だと……いちゃらぶできると……」 ///
端末「意味はわからないが、どうも楽しいことらしい。 楽しみだ」 ///
ラウラ(私も知らない単語だな……?)
ラウラ(それはともかく、うらやましい……)
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:23:39.57 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「あれから、充実した日々を送っている……」
端末「私が部屋に来ても、泊まり込んでも……」
端末「嫁は快く迎えてくれている」 ///
端末「ただ……、一つ条件を出された」
端末「ベッドでは、必ずパジャマを着用して欲しいとの事だった」
端末「どうしてか聞いてみたが、答えてくれなかった」
端末「だが、他ならぬ嫁の頼みだ。 おとなしく聞き入れる事にする」
ラウラ(……そういえば、どうしてなのかな?)
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:24:49.72 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「………………」
端末「………………」
ラウラ(……? どうしたんだ? 随分雰囲気が暗いな……?)
端末「……シャルロットが、口をきいてくれない」
ラウラ(!?)
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:25:21.87 ID:rLk4qdGc0
端末「原因は……私だろう……」
端末「うかつだった……」
端末「一夏に好意を抱いていた事は……それなりに分かっていたのに」
端末「私は……配慮を怠った」
ラウラ(………………)
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:25:56.09 ID:rLk4qdGc0
端末「他の3人も同様かもしれない……」
端末「……遅きに失したが、一夏の部屋に行く事を控える事にする」
端末「これで、関係の改善を図れればいいが」
端末「………………」
端末「とにかく、様子を見る事にする」
ラウラ(…………)
ラウラ(雲行きが怪しくなった来た……)
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:28:05.54 ID:rLk4qdGc0
いけね、
>>62
の訂正↓
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:28:37.52 ID:rLk4qdGc0
端末「他の3人も同様かもしれない……」
端末「……遅きに失したが、一夏の部屋に行く事を控える事にする」
端末「これで、関係の改善を図れればいいが」
端末「………………」
端末「とにかく、様子を見る事にする」
ラウラ(…………)
ラウラ(雲行きが怪しくなって来た……)
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:32:56.66 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「……相変わらず、シャルロットとの会話は無い」
端末「そして……恐れていた事が現実になった」
端末「他の3人も同様の態度を取るように……」
端末「………………」
端末「うっ…………ぐすっ……ひっく……」
ラウラ(…………)
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:33:50.40 ID:rLk4qdGc0
端末「……もう、関係の修復は……無理かもしれない」
端末「いくら話そうとしても……『一夏と別れる』事以外……」
端末「受け入れられないの一点張りだ」
ラウラ(…………)
端末「でも……それは出来無い……」
端末「私にとって一夏は、大切な存在なのだから」
ラウラ(…………)
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:34:41.55 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「…………最悪な気分だ」
ラウラ(…………)
端末「今日から新学期が始まり、私は気の重いまま登校すると」
端末「シャルロットから『おはよう』と声をかけられた……」
端末「他の3人もぎこちないながらも、同様だった」
ラウラ(……? 喜ばしい事ではないのか?)
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:35:48.95 ID:rLk4qdGc0
端末「その時は、訳がわからないながらも嬉しく思ったが……」
端末「理由が判明した」
端末「一夏の前では……そうしている、というだけだった……」
ラウラ(……!!)
端末「…………」
端末「どうすればいいのか……わからない」
端末「かと言って……誰かに相談しにくい内容だ」
端末「…………」
端末「……もう少し考えてみる事にする」
ラウラ(…………)
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:36:32.36 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「最近……私の持ち物がよく無くなる……」
端末「…………」
端末「……おそらく、そうなのだろう」
端末「…………」
端末「かなり迷ったが……」
端末「一夏に……打ち明けてみようと思う」
ラウラ(!!)
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:37:06.66 ID:rLk4qdGc0
端末「私は、もう……自力の関係改善は、不可能と判断する」
端末「………………」
端末「多少なりとも、好転すればいいのだが……」
端末「………………」
端末「シャルロット……」
ラウラ(………………)
ラウラ(なんとなく、わかってきた……)
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:37:49.53 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「一夏は、私の話を聞いてくれたが……完全に信じていないみたいだ」
端末「それでも、シャルロット達に注意してくれた」
端末「………………」
端末「一抹の不安はあるが……」
端末「これで、何とかなってくれる事を切に願う」
ラウラ(…………)
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:38:29.55 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「…………」
端末「……状況は悪化した」
ラウラ(……!!)
端末「……4人だけでは無い。 なぜか、他の生徒も私に対して」
端末「同様の態度をとるようになった……」
端末「………………」
端末「私は……孤立した」
ラウラ(…………)
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:41:18.24 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「私は、本日この時を持って……」
端末「4人を主犯格とし、周りすべてを『敵』として認識する」
ラウラ(……!!)
端末「先ずは証拠集めと、拠点の確保だ」
端末「拠点は、一夏の部屋に転がり込むことを考えている」
端末「後は、小型カメラの要所要所での配置……」
端末「クラリッサに協力を仰ぎ、カメラは数日で届くよう手配した」
端末「設置に多少の時間がかかるが……」
端末「面倒でも一人でやる」
端末「一人で戦う……!」
ラウラ(…………)
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:42:02.50 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「カメラの設置は完了」
端末「今は情報収集中だが……もうすでに何人か網にかかってる」
端末「………………」
端末「………………」
端末「………く……ふふふ……」
ラウラ(……!?)
端末「アハハハハハハハハッ……」
ラウラ(…………)
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:42:43.57 ID:rLk4qdGc0
端末「……私は、なにをした?」
端末「私がお前達に何かしたのか?」
端末「どうして、私がこんな目に遭わなければならない?」
端末「どうしてこんな事になったのだ!?」
端末「く……ふふふ……」
端末「ぐ………ううっ………ひっく」
ラウラ(…………)
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:43:42.07 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「データ収集は完了した」
端末「クラリッサに編集作業を依頼している……」
端末「…………」
端末「彼女は何も言わず、引き受けてくれた」
端末「本当にできた副官だ……」 クスッ…
ラウラ(…………)
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:44:44.25 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録」
端末「今日……久しぶりに 私とシャルロットの部屋を……」
端末「訪ねてみた」
ラウラ(…………)
端末「……多少驚いた表情を見せたが、すぐいつもの無言の態度になる」
端末「私は、例の動画の一部を見せた」
端末「……見る見る内に表情を変えるシャルロット」
端末「………………」
ラウラ(………………)
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:45:42.88 ID:rLk4qdGc0
端末「私は、週明けにもこれを教官に提出するつもりである事」
端末「また、マスターデータは、ドイツ本国に保存している事を伝えた」
ラウラ(…………)
端末「……私は、なぜ、こんな事をしたのだろう」
端末「シャルロットに恐怖感を与えたかった?」
端末「シャルロットに優位性を誇示したかった?」
端末「………………」
端末「それとも」
端末「シャルロットに謝って欲しかったのか?」
ラウラ(…………)
端末「……答えは出ない」
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:46:24.48 ID:rLk4qdGc0
端末「……個人日誌 私的記録 補足」
端末「今の私にとって、一夏の存在は大きい……」
端末「夜、眠る時も、朝、目が覚めた時も」
端末「……傍に居てくれるだけで、安心できる」
端末「私は……、一夏に出会えた事を」
端末「幸せに思う」
ラウラ(…………)
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:47:27.19 ID:rLk4qdGc0
――夜――
――IS学園裏の雑木林――
ラウラ(…………) テク テク
ラウラ(…………) テク テク
ラウラ(……あった!)
ラウラ(…………)
ガチャ……キィ……パタン
ラウラ(……どうしてこうなった……か)
ラウラ(あれは、確かに私の理想の一夏だ)
ラウラ(………………)
ラウラ(でも……)
ラウラ(こんな状況は……)
ラウラ(こんな世界は……)
ラウラ(望んでいない)
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:48:29.21 ID:rLk4qdGc0
ラウラ(…………)
ラウラ(私も……)
ラウラ(気を付けなければな)
私は、意を決して、受話器を手に取った。
ラウラ「元の世界に……戻れ!!」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリンッ!!
ラウラ「シュバルツェア・レーゲン!!」 スウウウウウウンッ!!
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:49:15.33 ID:rLk4qdGc0
ISを展開した私は、も○もボックスを持ち上げると、湖の中央に持ってゆき
それを勢いよく放り投げた。
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:50:10.01 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「キャノン砲!!」 ダンッ!
ドォォォォンッ!
爆発し、四散する ○しもボックス……。 それは、そのまま湖面に消えていった。
ラウラ(これでいい……)
ラウラ(あれは……存在しては、いけないものだ……)
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:50:49.03 ID:rLk4qdGc0
――IS学園寮・シャルとラウラの部屋――
シャル「あ、ラウラ、お帰り」
ラウラ「……ただいま」
ラウラ「…………」
シャル「……? どうしたの?」
ラウラ「…………」
ギュッ……
シャル「!?」
ラウラ「…………」 ブルブル…
シャル「…………」
シャル(……震えてる)
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:52:00.65 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「うっ……ぐすっ……ひっく……」 ポロポロ…
シャル「…………」
シャル(……何か……怖い目にあったのかな……?)
シャル「…………」
ギュッ…
シャル「……大丈夫だからね、ラウラ」
ラウラ「…………うん」
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:54:53.03 ID:rLk4qdGc0
―――――――――――
シャル「……落ち着いた?」
ラウラ「…………」 コクッ…
シャル「…………」
シャル「ご飯は、もう食べた?」
ラウラ「……あ」
ラウラ「そういえば……忘れていた……」
シャル「そっか……じゃあ、何か買ってくるよ」
シャル「ちょうどボクも小腹が空いたし」 クスッ
シャル「ええと……パンとかでいい?」
ラウラ「ああ……」
シャル「じゃ、ちょっと待っててね」 クスッ
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:55:37.30 ID:rLk4qdGc0
シャル「ごちそうさま」
ラウラ「……ごちそうさま」
ラウラ「…………」
ラウラ「…………」
ラウラ「……シャルロット」
シャル「うん?」
ラウラ「くだらない、と、思われるかもしれないが」
ラウラ「話を聞いてくれるか?」
シャル「いいよ」 ニコ
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:56:53.96 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「……クラリッサに頼まれた『MANGA』をつい読んでしまってな」
シャル(……ど、どんな話になるの……?)
シャル「う、うん、それで……?」
ラウラ「その中の一冊に……こんな内容の学園物語があった」
ラウラ「……1人の男子生徒を5人の女生徒で取り合う、という物だ」
シャル「……………うん」
ラウラ「ある日、女生徒の1人が、渦中の男子生徒と結ばれるのだが」
ラウラ「他の4人の女生徒は、それを良しとしなかった」
シャル「…………」
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:58:58.48 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「結ばれた女生徒は、それからしばらくして……」
ラウラ「言われのない精神的虐待を強いられるように……」
シャル「…………」
ラウラ「私は……怖くなった」
ラウラ「私も一夏と結ばれたら、こんな目にあうのだろうか?」
ラウラ「逆に……他の誰かが一夏と結ばれたら……」
ラウラ「私は、こんな陰湿な行為をする様になるのだろうか?」
ラウラ「考えれば考えるほど……恐ろしくなって……」 グスッ…
シャル「…………」
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 14:59:56.51 ID:rLk4qdGc0
シャル「……そのお話は、最後にどうなったの?」
ラウラ「わからない……途中で読むのを止めたから……」
ラウラ「話の筋からして、ハッピーエンドになるとは思えなかったし……」
シャル「そっか……」
シャル「…………」
シャル「難しい事だね……」
シャル「先の事なんて誰にもわからないし」
ラウラ「…………」
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 15:00:42.90 ID:rLk4qdGc0
シャル「でも……」
シャル「考えだしたらキリがないよ……たぶん」
シャル「人と人の繋がりは、いろんな要素や状況が絡んでくる……」
シャル「そんな中で正しい選択だけを……」
シャル「みんな傷つかないで済む選択だけをするなんて、誰にも出来ないと思うな」
ラウラ「………そうか」
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 15:01:27.87 ID:rLk4qdGc0
シャル「だけどね……」
ラウラ「……?」
シャル「ボクは、ラウラが、こうやって話してくれた事……嬉しく思ってるよ」 ニコ
ラウラ「……シャルロット」
シャル「ボクも……その『MANGA』の登場人物みたいには、なりたくない」
シャル「それだけは、言える」
シャル「それだけは、確かだから」 クスッ
ラウラ「……そうか」
ラウラ「そうだな」 クスッ
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2013/05/19(日) 15:02:22.02 ID:rLk4qdGc0
――翌日・昼休み――
――屋上――
鈴「お待たせ!」
シャル「あっ、鈴。 ふふ、いらっしゃい」
セシリア「それでは、食べましょうか? みなさん」
箒「うむ、そうだな」
ラウラ「いただこう」
94 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:03:08.63 ID:rLk4qdGc0
鈴「それにしても何? 突然、一夏抜きで集まろうって?」
シャル「深い意味はないよ。 たまには女の子同士でって思っただけ」
セシリア「まあ、たまにはいいですわね。 こういうのも」
箒「……不思議と落ち着くな」 クスッ
ラウラ「一夏が居ると、出来無い話もあるし」
鈴「へえ? 例えば?」
ラウラ「そうだな……生理用品の優劣とか」
鈴「……それは、確かにそうね」 ///
95 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:04:18.39 ID:rLk4qdGc0
シャル「他にもあるよ? 服の好みとか」
箒「……? 別に一夏が居ても問題ないんじゃないか?」
シャル「でも……それだと多分、一夏好みの服ばっかりになると思うな」
セシリア「ああ……なるほど。 必然的にそうなりそうですわ」
ラウラ「鈴は、どんな私服を持っているのだ?」
鈴「い、いきなり あたしに振らないでよ……」
鈴「そうね……今の時期なら、ショートパンツに Tシャツが多いかな……」
ラウラ「鈴らしいな」 クスッ
96 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:05:03.40 ID:rLk4qdGc0
セシリア「UVケアは、ちゃんとしてますの?」
鈴「あったり前じゃない! シミになったらどーすんのよ!」
シャル「紫外線は怖いよね~」 クスッ
箒「女の常識だな」 ウンウン…
ラウラ(そうか……皆は、ナノマシン無しだったな)
97 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:06:14.98 ID:rLk4qdGc0
鈴「セシリアの私服は派手そうね~」 ニヤニヤ
セシリア「鈴さん? なんだか引っかかる言い方ですわね?」 ピクピク
セシリア「誰かさんと違って、肌を直接出さない様に気を付けているだけですわ」 フフン
鈴「……あんたこそ突っかかる言い方してんじゃないわよ」 イラッ…
シャル「二人共、喧嘩しちゃダメだよ」 クスッ
シャル「それよりさ、どこかで……みんなで遊ばない?」
箒「遊ぶ? ボウリングとかか?」
鈴「あたしは、カラオケがいい!」
セシリア「ふふ、面白そうですわね」
ラウラ「うむ! 異論は無い!」
ハハハ……
98 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:07:13.79 ID:rLk4qdGc0
――夜――
――IS学園・屋上――
ラウラ「…………」 カチャ……ピ……ピピ……
ラウラ「……個人日誌 私的記録」
ラウラ「実に……不思議な体験だった」
ラウラ「どうして学園裏の雑木林に も○もボックスが実在したのか」
ラウラ「わかるわけもないが……」 クスッ…
ラウラ「私は、可能性の未来を見たのではないかと思う」
ラウラ「……まさに、理想の一夏だった」
99 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:08:12.61 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「だが、彼を独り占めする事で、どのような結果になるか……」
ラウラ「極端ではあるが、いい実例、と言えるモノだった」
ラウラ「……シャルロットの言う通り、これから先の事などわからない」
ラウラ「彼女と他の3人との友人関係を保ちつつ、一夏と結ばれるなど」
ラウラ「不可能かもしれない」
ラウラ「…………」
ラウラ「でも……」
ラウラ「まだ……そうなると決まったわけでもない」 クスッ
ラウラ「いずれにしても、これからなのだ」
100 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:09:29.01 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「……補足として」
ラウラ「あの世界で受信したデータは、無くなっていた」
ラウラ「どの道、消すつもりだったから構わないのだが……」
ラウラ「なぜか、買った物は手元に残っている」
ラウラ「これだけが……唯一の証拠と言えるが」
ラウラ「誰も信じてくれないだろう」 クスッ
101 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:10:26.81 ID:rLk4qdGc0
ラウラ「………………」 ピピ……ピ…ピピ……ピ……
ラウラ「これでよし……と……」
ラウラ「さて……そろそろ消灯時間だな」 スッ… テク テク テク…
その証拠は今、私とシャルロットの部屋の机の上で、仲良く並べられていた。
おしまい
102 :
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[saga]:2013/05/19(日) 15:11:01.10 ID:rLk4qdGc0
ラウラ編でした。
103 :
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[sage]:2013/05/19(日) 16:40:09.82 ID:x5K4vPrPo
乙!
104 :
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[sage]:2013/05/19(日) 17:01:39.89 ID:LIH4d/0Lo
乙です
105 :
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[sage]:2013/05/19(日) 17:20:30.70 ID:G19KeTvUo
乙
なんか一番きつい話だった
106 :
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[sagesaga]:2013/05/19(日) 23:30:13.03 ID:rLk4qdGc0
リンク
セシリア「もしも一夏さんが、わたくしにぞっこんだったら!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368954862/
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